JP2006122996A - サーボプレスを用いた成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合加工における設備に対する負荷を軽減し、トータル加工時間を短縮することができるサーボプレスを用いた成形方法を提供する。
【解決手段】 サーボプレスを用いて上型2と下型6により複合加工を行う成形方法であって、スライド1を下降させ下死点で加圧保持してワークWに絞り加工を行った後、スライド1を下死点からわずかなストロークST3だけ上昇させてワークWに対する加圧力を保持せずに停止させ、次いで油圧シリンダ14の前進動作によって下降するピアスポンチ11で絞り加工を行ったワークWにピアス加工を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、サーボプレスを用いて上型と下型により複合加工を行うサーボプレスを用いた成形方法に関する。
近年、ACサーボモータを用いたサーボプレスが普及してきており、その高生産性が注目されている。サーボプレスは、サーボ制御によりスライドを自由かつ高精度に動作させることが可能で、加工速度、ストローク、加圧力を所望な値に制御することができる。また、リンク機構の採用により小出力のモータで大きな成形力を発生することができるようになった。
そして、サーボプレスを適用して、スライドが上限位置から次に上限位置に戻るまでの間、上限位置より低い所定の待機位置と、この待機位置より低い所定の下限位置との間で、スライドを所定回数反復駆動して多段モーション加工を行う際に、下限位置、待機位置、下限位置での加圧時間、待機位置での停止時間、下限位置での加圧力などの加工条件を、各段毎に自由に設定して、多工程加工や複合加工を行う装置及びその方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−277797号公報
しかし、特許文献1に開示された装置及びその方法においては、多段モーション加工が単に下降領域、加圧工程、上昇領域を繰り返すだけであり、各段の加圧工程では必ず所定時間だけ加圧力を保持することになる。
従って、この装置及びその方法を用いて絞り加工後に、下死点でワークを加圧しスライドを停止した状態でワークにピアス加工を行うと、加圧力保持によるモータへの負荷、下死点付近でのフレームの伸び、温度上昇に起因する金型の変形などの問題が生じる虞がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複合加工における設備に対する負荷を軽減し、トータル加工時間を短縮することができるサーボプレスを用いた成形方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、サーボプレスを用いて上型と下型により複合加工を行う成形方法であって、スライドを下降させ下死点で加圧保持してワークに絞り加工を行った後、前記上型を開放させ、次いで絞り加工が施された前記ワークに前記上型側に設けた駆動手段によるピアスポンチの作動によりピアス加工を行うものである。
請求項2に係る発明は、サーボプレスを用いて上型と下型により複合加工を行う成形方法であって、スライドを下降させ下死点で加圧保持してワークに絞り加工を行った後、前記スライドを所定位置まで上昇させて停止させ、次いで絞り加工が施された前記ワークに前記上型側に設けた駆動手段によるピアスポンチの作動によりピアス加工を行うものである。
以上説明したように本発明によれば、絞り加工後にスライドを下死点からわずかに上昇させてワークに対して加圧力を保持することなくピアス加工を行うので、モータの負荷が増大したり、金型の温度が上昇して金型が変形したりすることがなく、複合加工におけるトータル加工時間も短縮され、生産性が向上する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係るサーボプレスを用いた成形方法を実施する装置の概要断面図、図2は孔開け装置の動作状態を示す概要断面図、図3はスライドのストロークと時間の関係図、図4は成形方法の説明図である。
本発明に係るサーボプレスを用いた成形方法を実施する装置は、図1に示すように、スライド1の下面に上型2を取り付け、ベッド3の上方にガイドポスト4を介してボルスタ5が設けられ、更にベッド3の上面に下型(パンチ)6がボルスタ5から突出して配設されている。また、上型2の内部にピアス加工用の孔開け装置10がスライド1に固定されて収納されている。孔開け装置10は上型2に固定して設けてもよい。
更に、スライド1を上下方向に駆動すると共に、加工速度、ストローク、加圧力を所望な値に制御することができるサーボプレス(不図示)が設けられている。サーボプレスは、ACサーボモータやACサーボモータを制御する機器などを備えている。
孔開け装置10は、図2に示すように、ピアスポンチ11と、ピアスポンチ11を固定するポンチ固定部材12と、ポンチ固定部材12を押圧する押圧部材13と、押圧部材13をシリンダロッド14aの先端に取り付けた油圧シリンダ14と、ピアスポンチ11、ポンチ固定部材12、押圧部材13を案内するハウジング15からなる。
更に、ポンチ固定部材12と押圧部材13で、カムを構成している。また、下型としてのパンチ6には、ピアス加工時に、ピアスポンチ11の先端が入り込むボタンダイ16が設けられている。なお、図2(a)は絞り加工時、同(b)はピアス加工時の孔開け装置10の状態を示す。
以上のように構成された装置による本発明に係るサーボプレスを用いた成形方法について説明する。
先ず、図3と図4(a)に示すように、スライド1が上死点に位置し、孔開け装置10はピアスポンチ11を後退させた状態で、薄鋼板のワークWをボルスタ5とパンチ6上にセットし、スライド1をストロークST1だけ時間T1で下降させる。すると、スライド1がストロークST1だけ下降することにより、上型2がワークWに当接する。
次いで、図3と図4(b)に示すように、上型2がワークWに当接してから、スライド1を更にストロークST2だけ時間T2で下降させると、スライド1は下死点に至る。そして、スライド1が下死点に到達した後、時間T3だけ加圧力を保持する。すると、上型2とパンチ6によりワークWに絞り加工が施こされる。
次いで、図3と図4(c)に示すように、上型2のワークWに対する加圧力がゼロになるようにスライド1を下死点からわずかなストロークST3だけ上昇させた後、油圧シリンダ14を前進動作させ押圧部材13でポンチ固定部材12を水平方向に押圧する。ポンチ固定部材12と押圧部材13でカムを構成しているので、ポンチ固定部材12は押圧部材13の水平方向の押圧動作によりハウジング15で案内されて垂直方向に下降する。
すると、ポンチ固定部材12に固定されたピアスポンチ11はパンチ6に設けられたボタンダイ16に向かって突出する。そして、ピアスポンチ11とボタンダイ16によりワークWにピアス加工が施こされる。
このように、スライド1を下死点からわずかなストロークST3だけ上昇させるので、スライド1に不必要な昇降動作をさせることなく、また上型2のワークWに対する加圧力をゼロにしてピアス加工を行うので、ACサーボモータに対する不要な負荷や上型2及び下型6の温度上昇が発生することがない。
次いで、図3と図4(d)に示すように、油圧シリンダ14を後退動作させて押圧部材13を後退させる。すると、ピアスポンチ11の下降により縮装されたスプリング(不図示)によりピアスポンチ11はポンチ固定部材12と共に上昇してボタンダイ16から離れ、上型2とハウジング15に収納される。なお、ピアス加工の加工時間は、時間T4である。
次いで、図3と図4(e)に示すように、スライド1を時間T5だけ上昇させて上死点に戻し、ワークWの絞り加工とピアス加工の1サイクル(成形時間はT1+T2+T3+T4+T5)の作業が終了する。
このように、絞り加工のみを行うのに必要とされる時間(T1+T2+T3+T5)に、ピアス加工に必要とされる油圧シリンダ14を前進・後退させるだけの時間T4を足すだけで、絞り加工とピアス加工のトータル加工時間になるので、トータル加工時間の短縮が図れる。
なお、本発明の実施の形態では、孔開け装置10の駆動手段を油圧シリンダ14で構成したが、電動モータで構成することもできる。電動モータを用いる場合には、カムを構成するポンチ固定部材12や押圧部材13などの代わりに減速機構や回転・直進運動変換機構などを必要とする。
絞り加工後にスライドを下死点からわずかに上昇させてワークに対する加圧力を保持せずにピアス加工を行うので、モータの負荷が増大したり、金型の温度が上昇して金型が変形したりすることがなく、複合加工におけるトータル加工時間も短縮され、サーボプレスの特徴を生かした成形方法を実現することができる。
本発明に係るサーボプレスを用いた成形方法を実施する装置の概要断面図 孔開け装置の動作状態を示す概要断面図で、(a)は絞り加工時、(b)はピアス加工時 スライドのストロークと時間の関係図 成形方法の説明図で、(a)はスライドの下降動作、(b)は絞り加工(下死点)、(c)はピアス加工(油圧シリンダの前進動作)、(d)は油圧シリンダの後退動作、(e)はスライドの上昇動作
符号の説明
1…スライド、2…上型、3…ベッド、5…ボルスタ、6…下型(パンチ)、10…孔開け装置、11…ピアスポンチ、12…ポンチ固定部材、13…押圧部材、14…油圧シリンダ、15…ハウジング、16…ボタンダイ、W…ワーク。

Claims (2)

  1. サーボプレスを用いて上型と下型により複合加工を行う成形方法であって、スライドを下降させ下死点で加圧保持してワークに絞り加工を行った後、前記上型を開放させ、次いで絞り加工が施された前記ワークに前記上型側に設けた駆動手段によるピアスポンチの作動によりピアス加工を行うことを特徴とするサーボプレスを用いた成形方法。
  2. サーボプレスを用いて上型と下型により複合加工を行う成形方法であって、スライドを下降させ下死点で加圧保持してワークに絞り加工を行った後、前記スライドを所定位置まで上昇させて停止させ、次いで絞り加工が施された前記ワークに前記上型側に設けた駆動手段によるピアスポンチの作動によりピアス加工を行うことを特徴とするサーボプレスを用いた成形方法。
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