JP2006122203A - オール樹脂製コンパクト - Google Patents

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Abstract

【課題】長期にわたってフリーストップ機能を有し、蓋体の開閉に際して蝶番部で軋み音が発生したり摩耗粉が生じることのない耐久性に優れたオール樹脂製のコンパクトを提案する。
【解決手段】化粧料の収納空間を有する容器本体1と、この容器本体1の左右のそれぞれの端部で枢支軸3を介して揺動可能に保持され該容器本体1に合わさって収納空間を密閉する蓋体2とを備え、前記枢支軸3の一方は、容器本体1又は蓋体2に一体的に設けられ蓋体2又は容器本体1に形成された割り溝2bに強制的に嵌入するピン3bからなり、もう一方の枢支軸3は、容器本体1及び蓋体2を貫いてそれらを相互につなぐ樹脂製の挿通ピン3aからなるものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファンデーションやアイシャドー等の化粧料を入れるのに適したオール樹脂製コンパクトに関するものであり、容器本体と蓋体とをつなぐ蝶番部分に工夫を加えその部位の耐久性の改善を図るとともに蓋体の開閉時に生じがちな軋み音や摩耗粉の発生を効果的に回避しょうとするものである。
化粧料等を入れるのに使用されるコンパクトは、内容物を装填する収納空間を有する容器本体と、この容器本体に合わさる蓋体とを組み合わせた比較的簡易な構造からなっており、該蓋体は容器本体又は蓋体の一方に一体的に設けられたピンを蓋体又は容器本体に形成された割り溝に強制的に嵌合させた簡易蝶番を介して揺動可能に保持されているのが普通であった。
ところで、簡易蝶番を有する従来のコンパクトは、蓋体及び容器本体を同系の素材(AS、ABS樹脂等)にて構成し簡易蝶番部での摺り合わせ動作でもって蓋体を任意の位置で停止させておくフリーストップ機能をもたせた場合に、蓋体の開閉に際して蝶番部から軋み音が生じるととももに、その部位で樹脂が削られて摩耗粉が出てしまうことが懸念され、逆に、長期間の使用にあっては簡易蝶番の嵌合部位が馴染んでしまいフリーストップ機能を果たさなくなるおそれもあった。
このような従来の問題に対処するためのものとしては、容器本体及び蓋体の両サイドにそれぞれ貫通孔を設けてこの各貫通孔に樹脂製の枢支軸(蝶番ピン)をそれぞれ挿通、嵌合させて締め込む構造のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−285411号公報
かかる構造を有するコンパクトは、枢支軸の締め込みにより貫通孔における嵌合度合いを調整することができるので簡易蝶番を有するコンパクトと比較した場合に長期にわたってフリーストップ機能を維持できる利点があるところ、該枢支軸は、枢支軸の嵌合部位における接触面積が拡大されることから、摺り合わせの際の摩擦力が過大となり枢支軸の耐久性に影響を与えてしまうことが懸念された。また、枢支軸にオレフィン系樹脂(PE、PP等)を使用した場合には捩れ変形に対する強度不足という欠点があり、また、オレフィン系樹脂に代えてPET樹脂を使用したものでは依然として軋み音が発生が避けられない状況にあった。
本発明の課題は、容器本体と蓋体とをつなぐ蝶番部分の耐久性の改善を図るとともに蓋体の開閉に伴って生じていた軋み音や摩耗粉の発生を回避できる新規なコンパクトを提案するところにある。
本発明は、全ての構成部材を合成樹脂としたオール樹脂製コンパクトであって、
化粧料の収納空間を有する容器本体と、この容器本体の左右のそれぞれの端部で枢支軸を介して揺動可能に保持され該容器本体に合わさって収納空間を密閉する蓋体とを備え、
前記枢支軸の一方は、容器本体又は蓋体に一体的に設けられ蓋体又は容器本体に形成された割り溝に強制的に嵌入するピンからなり、
もう一方の枢支軸は、容器本体及び蓋体を貫いてそれらを相互につなぐ樹脂製の挿通ピンからなることを特徴とするオール樹脂製コンパクトである。
上記の構成になるオール樹脂製コンパクトにおいては、前記挿通ピンの軸部は、貫通孔との締めを強くして蓋体を任意の位置にて停止させるフリーストップ機能を付与することができる。
また、前記挿通ピンは、容器本体、蓋体とは異材質とするのが好ましく、POM、PBTあるいはNyの中から選択される樹脂を適用することができる。
割り溝に適合する一体成形になるピンと、容器本体及び蓋体を貫いてそれらを相互につなぐ挿通ピンの2種の枢支軸によって蓋体を揺動可能に支持するので、摺り合わせによって生じる摩耗粉の発生は極端に軽減されるとともに軋み音の発生なしにフリーストップ機能を長期間にわたって維持できる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従うコンパクトの実施の形態を示し外観斜視図であり、図2は図1の要部を断面について示した図である。
図における1は化粧料の収納空間を形成する容器本体、2は容器本体1に合わさって収納空間を密閉する蓋体、3は蓋体2を容器本体1に対して揺動可能に保持するための枢支軸である。
枢支軸3は容器本体1及び蓋体2に設けられた貫通孔1a、2aに挿通される挿通ピン3aと、容器本体1に一体的に設けられ蓋体2の割り溝2bに強制嵌入して適合するピン3bの2つからなっており、このうち、挿通ピン3aは円形断面になる第1軸部3aとこれにつながる多角形断面になる第2軸部3aを有している。
上記の構成になるコンパクトにおいて一方の蝶番部分は一体成形のピン3bとこのピン3bに強制嵌入して適合する割り溝2bからなる従来型の簡易蝶番となっているが、もう一方については円形断面を有する第1軸部3aを備えた挿通ピン3を配置してあることから簡易蝶番において発生する摩耗粉は少なくなりその部位における摩耗が進行しても挿通ピン3でフリーストップ機能が維持される。
挿通ピン3の第2軸部3aは多角形断面を有するもので容器本体1の貫通孔1aにおいては回転することはなく、第1軸部3aのみが蓋体2の貫通孔2aにて擦り合わさることになる(ここで締め代をつけてフリーストップ機能をもたせる)ので、接触面積が小さくでき(摩擦抵抗の軽減)該挿通ピン3に捩れ変形を起こすような力が作用することもない。
容器本体1及び蓋体2はAS、ABS等の樹脂にて構成することができるもので、この場合、挿通ピン3は摩擦の進行度合いを軽減しかつ軋み音をなくすため(強度及び滑り性の改善)、容器本体1及び蓋体2とは異なる材質、例えばPOM(ポリオキシメチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)あるいはNy(ナイロン)等の樹脂にて構成するのが適当である。これらの樹脂は、従来挿通ピンに使用されていたPE、PP等のオレフィン系樹脂やPET等と比較して、機械特性に優れ、捩れ等の応力に対し強度を発揮するとともに滑りも良好なため、これらの樹脂にて形成された挿通ピン3を用いることで耐久性に優れかつ使用性の良好なオール樹脂コンパクトを得ることができる。
挿通ピン3は多角形断面となるその第2軸部3aを容器本体1の貫通孔1aに挿通させる図1に示したものが適用できる他、図3に示すように構成して多角形断面となる第2軸部3aを蓋体2の貫通孔2aで挿通させるようにしてもよく、この点についてはとくに限定されない。
蓋体の開閉に際して軋み音が発生したり摩耗粉の発生がほとんどなく、フリーストップ機能を長期にわたって維持することが可能な使い勝手のよいオール樹脂製のコンパクトが提供できる。
本発明に従うコンパクトの実施の形態を示した図である。 (a)(b)は図1に示したコンパクトの要部の断面図である。 挿通ピンの他の実施の形態に係わる外観斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 貫通孔
2 蓋体
2a 貫通孔
2b 割り溝
3 枢支軸
3a 挿通ピン
3b ピン

Claims (4)

  1. 全ての構成部材を合成樹脂としたオール樹脂製コンパクトであって、
    化粧料の収納空間を有する容器本体と、この容器本体の左右のそれぞれの端部で枢支軸を介して揺動可能に保持され該容器本体に合わさって収納空間を密閉する蓋体とを備え、
    前記枢支軸の一方は、容器本体又は蓋体に一体的に設けられ蓋体又は容器本体に形成された割り溝に強制的に嵌入するピンからなり、
    もう一方の枢支軸は、容器本体及び蓋体を貫いてそれらを相互につなぐ樹脂製の挿通ピンからなることを特徴とするオール樹脂製コンパクト。
  2. 前記挿通ピンの軸部は、蓋体を任意の位置にて停止させるフリーストップ機能を有する請求項1記載のオール樹脂製コンパクト。
  3. 前記挿通ピンは、容器本体、蓋体とは異なる材質からなる、請求項1又は2
    の何れかに記載のオール樹脂製コンパクト。
  4. 前記挿通ピンは、POM、PBT、Nyの中から選択される樹脂である請求項3に記載のオール樹脂製コンパクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0648516U (ja) * 1992-12-08 1994-07-05 株式会社吉野工業所 化粧用コンパクト容器
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