JP2006122131A - 画像生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光色素をできるだけ褪色させることなく、術者が蛍光観察を長時間継続して行うことのできる画像生成装置を提供する。
【解決手段】画像生成装置1は、レーザ光源4aと、キセノンランプ4cと、導光部2aと、蛍光画像取得CCD5bと、白色光画像取得CCD5dとを有し、照射光量検出手段4xは、レーザ光源4aから出射された励起光が被検体101によって反射した反射励起光の光量または被検体101が発する蛍光の光量に応じた所定の信号を出力し、レーザ制御部4bは、前記所定の信号に基づき、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像生成装置に関し、特に、蛍光観察を行う際に用いる光源から照射される照射光の光量が過多とならないようにする制御を行うことのできる画像生成装置に関するものである。
従来より、画像生成装置は、様々な分野において、用途に応じたものが用いられている。特に、医療分野における画像生成装置は、被検体である生体内の各器官に対し、観察、検査等を行う際に用いられる。画像生成装置を用いた生体内の観察として一般的に知られているものとしては、例えば、主に白色光を生体内に照射し、照射した該白色光の反射光の像を撮像することにより、肉眼による観察と略同様の生体内の像を得る通常観察の他に、生体内の患部に対して親和性を有する蛍光色素等の物質からなる蛍光物質を予め生体内に投与した後、該蛍光物質を励起する励起光を照射し、該励起光により励起された、該蛍光物質が発する蛍光の像を撮像することにより生体内の像を得る蛍光観察がある。
前述したような蛍光観察を行うことのできる装置としては、例えば、特許文献1および特許文献2において提案されているようなものがある。
特許文献1において提案されている蛍光観察内視鏡装置は、光源から照射される励起光により、生体内に投与された蛍光物質を励起させて蛍光を発生させる。そして、特許文献1において提案されている蛍光観察内視鏡装置は、該励起光により励起された、該蛍光物質が発する蛍光の像を撮像することにより、生体内の蛍光観察画像を得ることができる。
特許文献2において提案されている蛍光内視鏡装置は、ランプから照射される照射光に対し、帯域制限フィルタを用いて透過波長に制限をかけることにより、生体内に投与された蛍光物質を励起させて蛍光を発生させるための励起光を生体内に照射する。そして、特許文献2において提案されている蛍光観察内視鏡装置は、該励起光により励起された、該蛍光物質が発する蛍光の像を撮像することにより、生体内の蛍光観察画像を得ることができる。さらに、特許文献2において提案されている蛍光内視鏡装置は、例えば、生体内の患部に対し、レーザ光による処置を行うことができるように、生体内に投与された蛍光物質を励起させて蛍光を発生させるような波長を有するレーザ光を照射するレーザ光源と、レーザ光を患部に導くレーザガイドとを有している。
特開平8−224208号公報 特開平10−151104号公報
一般的に、前述したような蛍光物質が有する蛍光色素は、例えば、励起光の照射光量が多くなるにつれ、褪色の度合いが大きくなるといったように、励起光の照射光量により褪色の度合いが変化するという性質を持つ。そのため、蛍光観察を長時間継続して行う場合においては、蛍光色素をできるだけ褪色させることなく、患部の視認を確実に行うことができるように、励起光の照射光量を最適に保つ必要がある。しかし、特許文献1および特許文献2において提案されている蛍光内視鏡装置は、前述した点について考慮されたような構成を有していないため、術者が蛍光観察を長時間継続して行うことが困難であるという課題が生じている。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであり、励起光を照射する光源に対し、生体内に照射される励起光の照射光量が過多とならないようにする制御を行うことにより、蛍光色素をできるだけ褪色させることなく、術者が蛍光観察を長時間継続して行うことのできる画像生成装置を提供することを目的としている。
本発明における画像生成装置は、被検体に対して蛍光を励起させるための励起光を出射する少なくとも1つの光源と、前記被検体に対して白色光を照射するための前記白色光を出射する白色光源と、前記光源から出射された前記励起光を前記被検体へ導く第1の導光手段と、前記光源から出射された前記励起光により前記被検体が発する蛍光を検出する第1の光検出手段と、前記励起光により前記被検体が発する蛍光を前記第1の光検出手段へ導く第2の導光手段と、前記白色光が前記被検体により反射された光である反射白色光を検出する第2の光検出手段とを有する画像生成装置であって、前記光源からの前記励起光が前記被検体によって反射された反射励起光の光量または前記被検体が発する蛍光の光量に応じた所定の信号を出力する照射光量検出手段と、前記照射光量検出手段から出力される前記所定の信号に基づき、前記光源から照射される前記励起光の照射光量または照射時間を調整する光照射調整手段とを有する。
本発明の画像生成装置によれば、励起光を照射する光源に対し、生体内に照射される励起光の照射光量が過多とならないようにする制御を行うことにより、蛍光色素をできるだけ褪色させることなく、術者が蛍光観察を長時間継続して行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図20は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、第1の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図である。図2は、第1の実施形態に係る画像生成装置のPD(PhotoDiode:フォトダイオード)において検出された、励起光の反射光の照射光量の時間変化を示す図である。図3は、第1の実施形態に係る画像生成装置が、図2に示されるような励起光の反射光の照射光量の時間変化を検知した場合に行う、レーザ光の照射光量制御の内容を示す図である。図4は、図2に示されるような励起光の反射光の照射光量の時間変化において、しきい値を設定した場合を示す図である。図5は、第1の実施形態に係る画像生成装置が、図4に示すようなしきい値を設定した場合に行う、レーザ光の照射光量制御の内容を示す図である。図6は、図5とは異なる制御内容を示す図である。図7は、第1の実施形態の変形例に係る画像生成装置において、スコープ先端側の構成を示す図である。図8は、第1の実施形態の第1の変形例に係る画像生成装置において、画像を構成するための装置に設けられた各部の構成を示す図である。図9は、第1の実施形態の第2の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図である。図10は、第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図である。図11は、第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置において、第1回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図である。図12は、第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置において、第2回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図である。図13は、第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図である。図14は、第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、一の回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図である。図15は、第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、他の回転フィルタの回転による光透過率の変化の例を示した図である。図16は、図14および図15に示される光透過率の変化を合成した場合の図である。図17は、第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、他の回転フィルタの回転による光透過率の変化の、図15とは異なる例を示した図である。図18は、図14および図17に示される光透過率の変化を合成した場合の図である。図19は、第1の実施形態の第5の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図である。図20は、第1の実施形態の第6の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図である。
画像生成装置1は、図1に示すように、少なくとも一部が生体内に挿入可能な寸法、形状および可撓性を有するスコープ2と、スコープ2と着脱自在に構成され、スコープ2から出射される光に基づいて画像を構成する装置本体3と、装置本体3から出力された画像信号に基づき、画像を表示するモニタ6とからなる。また、装置本体3は、蛍光観察を行う際に用いられる蛍光物質が予め投与された生体内の各器官に対して蛍光を励起させる励起光と、白色光との2種類の光を出射することのできる光源装置4と、光源装置4から出射された励起光により被検体101が発する蛍光と、光源装置4から出射された白色光が被検体101により反射された光である反射白色光とに基づき、画像の構成等を行うプロセッサ5とからなる。
スコープ2は、スコープ2の内部を挿通するように設けられた導光部2aと、スコープ2の先端部に設けられた対物光学系2bとからなる。
導光部2aは、石英ファイバ等により構成される導光手段であり、光源装置4から出射された励起光を生体内の各器官である被検体101へ導く第1の導光手段としての機能と、光源装置4から出射された励起光により被検体101が発する蛍光を装置本体3へ導く第2の導光手段としての機能とを有している。また、導光部2aは、光源装置4から出射された白色光を生体内の各器官である被検体101へ導き、白色光が被検体101により反射された光である反射白色光を装置本体3へ導く。さらに、導光部2aは、励起光が被検体101により反射された光である反射励起光を装置本体3へ導く。
対物光学系2bは、導光部2aから出射される励起光および白色光を被検体101に対して照射する。また、対物光学系2bは、被検体101が発する蛍光と、光源装置4から出射された白色光が被検体101により反射された光である反射白色光と、反射励起光とを集光し、導光部2aに対して照射する。
光源装置4は、レーザ光源4aと、レーザ駆動部4bと、白色光を照射するキセノン(Xe)ランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xとからなる。また、照射光量検出手段4xは、ミラー4fと、フォトダイオード(以下、PDと記す。)4gとからなる。
光源であるレーザ光源4aは、蛍光観察を行う際に生体に投与される蛍光物質の励起波長を含む波長帯域を有するレーザ光である励起光を出射し、蛍光物質が投与された生体内の各器官に対して蛍光を励起させる。
レーザ駆動部4bは、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号等の所定の信号に基づき、レーザ光源4aの駆動制御を行う。なお、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号および照射光量信号に基づく駆動制御の内容については、後述にて説明を行うものとする。
白色光源であるキセノンランプ4cは、可視光を含む波長帯域を有する白色光を出射する。なお、レーザ光源4aが出射する励起光と、キセノンランプ4cが出射する白色光とは、光合成手段であるミラー4dにより同一の光路上へ導かれる。そして、励起光と、白色光との2種類の光が合成された状態において、前記光路上に設けられたミラー4eを透過し、スコープ2に入射される。
ミラー4eは、前述したように、励起光と、白色光との2種類の光が合成された光を透過するとともに、スコープ2から出射された蛍光と、反射白色光と、反射励起光とを反射し、照射光量検出手段4xに対して出射する。
光分離手段であるミラー4fは、蛍光と、反射白色光と、反射励起光とのうち、蛍光と、反射白色光とを透過させ、また、反射励起光を反射する特性を有し、該特性により、ミラー4eから出射された蛍光と、反射励起光とを分離する。そして、ミラー4fにおいて透過した蛍光および反射白色光は、プロセッサ5に対して出射され、また、ミラー4fにおいて反射した反射励起光は、PD4gに対して出射される。
第3の光検出手段であるPD4gは、ミラー4fにより分離された反射励起光を検出し、光電変換により、該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号をレーザ駆動部4bに対して出力する。
プロセッサ5は、ミラー5aと、蛍光画像取得電荷結合素子(以下、CCDと記す。)5bと、白色光画像取得CCD5dと、画像生成部5xとからなる。また、画像生成部5xは、画像生成手段5cと、画像生成手段5eと、画像合成手段5fとからなる。
ミラー5aは、蛍光を透過させ、反射白色光を反射する特性を有し、該特性により、照射光量検出手段4xから出射された蛍光および反射白色光を分離する。そして、ミラー5aにおいて透過した蛍光は、蛍光画像取得CCD5bに対して出射され、また、ミラー5aにおいて反射した反射白色光は、白色光画像取得CCD5dに対して出射される。
第1の光検出手段である蛍光画像取得CCD5bは、ミラー5aから出射される蛍光を検出し、検出した蛍光を蛍光画像信号に変換した後、画像生成手段5cに対して該蛍光画像信号を出力する。
蛍光画像生成手段である画像生成手段5cは、蛍光画像取得CCD5bから出力された蛍光画像信号に基づき、蛍光による被検体101の像である蛍光画像を生成し、生成した蛍光画像を画像合成手段5fに対して出力する。
第2の光検出手段である白色光画像取得CCD5dは、ミラー5aから出射される反射白色光を検出し、検出した反射白色光を白色光画像信号に変換した後、画像生成手段5eに対して該白色光画像信号を出力する。
白色光画像生成手段である画像生成手段5eは、白色光画像取得CCD5dから出力された白色光画像信号に基づき、反射白色光による被検体101の像である白色光画像を生成し、生成した白色光画像を画像合成手段5fに対して出力する。
画像合成手段5fは、画像生成手段5cから出力された蛍光画像と、画像生成手段5eから出力された白色光画像とを、出力のタイミングを同期させつつ合成し、合成後の画像をモニタ6に対して出力する。
表示手段であるモニタ6は、画像生成手段5cから出力された蛍光画像と、画像生成手段5eから出力された白色光画像とのいずれか一方のみ、または両方を同時に表示することができ、画像合成手段5fから出力される画像を表示する。
次に、本実施形態に係る画像生成装置1を用いて生体内の観察を行う場合について、図1から図6を参照しつつ説明する。
画像生成装置1を用いて生体の観察を行う場合、まず、術者は、プローブ2を装置本体3に接続する。そして、スコープ2を生体内に挿入した後、レーザ光源4a、キセノンランプ4c等の電源を投入し、レーザ光源4aおよびキセノンランプ4cを発光状態とする。その後、蛍光観察を行う際に用いられる蛍光物質が予め投与された生体内の所望の観察部位において、被検体101の像がモニタ6に表示されるようにスコープ2を挿入してゆく。この時、例えば、スコープ2の先端部が被検体101に対して接触してしまうと、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまう場合がある。そのような場合、照射光量検出手段4xを構成するPD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた、図2に示すような電圧レベルを有する照射光量信号をレーザ駆動部4bに対して出力する。光源出力調整手段としての光照射調整手段であるレーザ駆動部4bは、前記照射光量信号に基づいてレーザ光源4aに対して出力される駆動電流の量を変化させることにより、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量が、図3に示すような光量となるように、照射光量の調整を行う。
なお、励起光の照射光量の調整方法としては、図2および図3に示したような方法に限らず、例えば、図4および図5に示すような、すなわち、PD4gが検出する反射励起光の光量に対してしきい値を設定するような方法を用いても良い。この場合、PD4gは、反射励起光の光量が該しきい値を超えた時間Aから時間Bの間のみ、レーザ駆動部4bに対して照射光量信号を出力する。そして、レーザ駆動部4bは、前記照射光量信号に基づいてレーザ光源4aに対して出力される駆動電流の量を変化させることにより、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量が、図5に示すような光量となるように、時間Aから時間Bの間のみ照射光量の調整を行う。なお、時間Aから時間Bの間における照射光量の調整内容は、図5に示されるようなものに限らず、例えば、図6に示すように、パルス出力により調整するようなものであっても良い。
また、本実施形態の第1の変形例として、画像生成装置1Aは、図7に示すようなスコープ2Aと、図8に示すような、光源装置4Aと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Aと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
スコープ2Aには、導光手段2a1および導光手段2a2が内部を挿通するように設けられ、また、対物光学系2b1および対物光学系2b2と、励起光カットフィルタ2c1と、照射光量検出手段4yとが先端部に設けられている。また、照射光量検出手段4yは、励起光透過フィルタ2c2と、PD4gからなる。
第1の導光手段である導光手段2a1は、石英ファイバ等により構成され、光源装置4Aから出射された励起光および白色光を生体内の各器官である被検体101へ導く。また、第2の導光手段である導光手段2a2は、石英ファイバ等により構成され、光源装置4Aから出射された励起光により被検体101が発する蛍光を装置本体3Aへ導く。また、導光手段2a2は、光源装置4Aから出射された白色光が被検体101により反射された光である反射白色光を装置本体3Aへ導く。
対物光学系2b1は、導光手段2a1から出射される励起光および白色光を被検体101に対して照射する。
励起光カットフィルタ2c1は、反射励起光を遮断するとともに、被検体101が発する蛍光と、反射白色光とを透過させる特性を有し、透過した蛍光および反射白色光を対物光学系2b2に対して出射する。
対物光学系2b2は、励起光カットフィルタ2c1から出射された蛍光および反射白色光を集光し、導光手段2a2に対して出射する。
光分離手段である励起光透過フィルタ2c2は、被検体101が発する蛍光と、反射白色光と、反射励起光とのうち、蛍光と、反射白色光とを遮断するとともに、反射励起光を透過させる特性を有し、該特性により、蛍光と、反射励起光とを分離する。そして、励起光透過フィルタ2c2において透過した反射励起光は、PD4gに対して出射される。なお、PD4gの作用は、前述にて説明した内容と同様であるため、本変形例においては、説明は省略する。
光源装置4Aは、レーザ光源4aと、レーザ駆動部4bと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dとからなり、前述した光源装置4から、ミラー4eと、照射光量検出手段4xとを取り除いた構成を有している。なお、各部の作用については、前述にて説明した内容と同様であるため、本変形例においては、説明は省略する。
また、本実施形態における光照射調整手段は、レーザ駆動部4bにより、レーザ光源4aの駆動電流を制御するようなものに限らず、例えば、本実施形態の第2の変形例として図9に示すようなものであっても良い。すなわち、画像生成装置1Bは、前述した内容と同様の構成であるスコープ2と、光源装置4Bと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Bと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
光源装置4Bは、レーザ光源4aと、白色光を出射するキセノンランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xと、光照射調整手段4m1とを有する。また、光照射調整手段4m1は、回転フィルタ4hと、回転フィルタ制御部4iとからなる。すなわち、光源装置4Bは、前述した光源装置4からレーザ駆動部4bを取り除いた代わりに、回転フィルタ4hと、回転フィルタ制御部4iとが設けられている。なお、前述にて説明した内容と同様の構成および作用を有する部分については、本変形例以降の説明においては、説明は省略する。
光透過率変更手段である回転フィルタ4hは、周方向を略2等分するように設けられた、レーザ光源4aから出射された励起光を透過させる透過フィルタ4h1と、レーザ光源4aから出射された励起光を遮断する遮断フィルタ4h2とを有している。また、回転フィルタ4hは、レーザ光源4aの光路上に設けられ、回転フィルタ制御部4iにより駆動された際に、所定の回転数をもって回転することにより、透過フィルタ4h1および遮断フィルタ4h2がレーザ光源4aの照射光路上に順次かつ略連続的に介挿されるような構成となっている。
回転フィルタ制御部4iは、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号に基づき、回転フィルタ4hの駆動制御を行う。
本変形例の画像生成装置1Bを使用する際に、例えば、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた、図2に示すような電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力する。回転フィルタ制御部4iは、前記照射光量信号に基づいて回転フィルタ4hの回転数を変化させることにより、励起光の透過率を連続的に変化させ、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量が、図3に示すような光量と略同一の光量となるように、照射光量の調整を行う。
なお、回転フィルタ制御部4iが行う、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量の制御内容は、前述したような内容のものに限るものではなく、以下に示すような内容のものであっても良い。
例えば、PD4gが、図4に示すような、所定のしきい値を超えた反射励起光を時間Aから時間Bの間において検出し、該反射励起光に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力した場合、回転フィルタ制御部4iは、該照射光量信号に基づき、時間Aから時間Bの間において、回転フィルタ4hの回転をオンまたはオフすることにより、励起光の透過率を断続的に変化させ、レーザ光源4aから照射される励起光の照射光量が、図6に示すような光量と略同一の光量となるように照射光量の調整を行う。
また、光透過率変更手段としての光照射調整手段は、例えば、本実施形態の第3の変形例として図10に示すように、複数設けられていても良い。すなわち、画像生成装置1Cは、前述した内容と同様の構成であるスコープ2と、光源装置4Cと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Cと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
光源装置4Cは、レーザ光源4aと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xと、光照射調整手段4m2とを有する。また、光照射調整手段4m2は、回転フィルタ4hと、回転フィルタ制御部4iと、回転フィルタ4jとからなる。すなわち、光源装置4Cは、前述した光源装置4Bの構成に加え、回転フィルタ4jが設けられている。
光透過率変更手段としての光照射調整手段である回転フィルタ4jは、周方向の略3分の1を占める箇所に設けられた、レーザ光源4aから出射された励起光を透過させる透過フィルタ4j1と、周方向の略3分の2を占める箇所に設けられた、レーザ光源4aから出射された励起光を遮断する遮断フィルタ4j2とを有している。また、回転フィルタ4jは、レーザ光源4aの光路上に設けられ、回転フィルタ制御部4iにより駆動された際に、透過フィルタ4j1および遮断フィルタ4j2がレーザ光源4aの照射光路上に順次かつ略連続的に介挿されるような構成となっている。さらに、回転フィルタ4jは、回転フィルタ4hと略同一の回転数である所定の回転数をもって回転する。
回転フィルタ制御部4iは、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号に基づき、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4jの駆動制御を行う。
本変形例の画像生成装置1Cを、図10に示すような状態、すなわち、レーザ光源4aの光路上に回転フィルタ4hの透過フィルタ4h1および回転フィルタ4jの透過フィルタ4j1が介挿され、かつ、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4jが両方とも回転していない状態において使用する際に、例えば、図11および図12に示すように、時間Cにおいて照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力する。回転フィルタ制御部4iは、前記照射光量信号に基づき、所定の回転数をもって回転フィルタ4hを回転させることにより、例えば、図11に示すように励起光の透過率を連続的に変化させ、レーザ光源4aの照射時間の調整を行う。
また、本変形例の画像生成装置1Cを、回転フィルタ4hが回転しており、かつ、レーザ光源4aの光路上に回転フィルタ4jの透過フィルタ4j1が介挿されている状態において使用する際に、例えば、図11および図12に示すように、時間Dにおいて、照射光量がさらに過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力する。回転フィルタ制御部4iは、前記照射光量信号に基づき、回転フィルタ4hの透過フィルタ4h1がレーザ光源4aの光路上に介挿されている状態において回転フィルタ4hの回転を停止させるとともに、所定の回転数をもって回転フィルタ4jを回転させることにより、例えば、図12に示すように励起光の透過率を連続的に変化させ、レーザ光源4aの照射時間の調整を行う。
また、光透過率変更手段として設けられた複数の光照射調整手段は、例えば、本実施形態の第4の変形例として図13に示すように、それぞれが略同一の構成を有していても良い。すなわち、画像生成装置1Dは、前述した内容と同様の構成であるスコープ2と、光源装置4Dと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Dと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
光源装置4Dは、レーザ光源4aと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xと、光照射調整手段4m3とを有する。また、光照射調整手段4m3は、回転フィルタ4hと、回転フィルタ制御部4iと、回転フィルタ4kとからなる。すなわち、光源装置4Dは、前述した光源装置4Bの構成に加え、回転フィルタ4kが設けられている。
光透過率変更手段としての光照射調整手段である回転フィルタ4kは、周方向を略2等分するように設けられた、レーザ光源4aから出射された励起光を透過させる透過フィルタ4k1と、レーザ光源4aから出射された励起光を遮断する遮断フィルタ4k2とからなり、前述した回転フィルタ4hと略同一の構成を有している。また、回転フィルタ4kは、レーザ光源4aの光路上に設けられ、回転フィルタ制御部4iにより駆動された際に、透過フィルタ4k1および遮断フィルタ4k2がレーザ光源4aの照射光路上に順次かつ略連続的に介挿されるような構成となっている。さらに、回転フィルタ4kは、回転フィルタ4hとは異なる位相において、回転フィルタ4hと略同一の回転数である所定の回転数をもって回転する。
本変形例の画像生成装置1Dを使用する際に、例えば、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力する。回転フィルタ制御部4iは、前記照射光量信号に基づき、所定の回転数をもって回転フィルタ4hを回転させることにより、例えば、図14に示すように励起光の透過率を連続的に変化させ、レーザ光源4aの照射時間の調整を行う。
また、本変形例の画像生成装置1Dを、回転フィルタ4hが回転しており、かつ、レーザ光源4aの光路上に回転フィルタ4kの透過フィルタ4k1が介挿されている状態において使用する際に、例えば、照射光量がさらに過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を回転フィルタ制御部4iに対して出力する。回転フィルタ制御部4iは、前記照射光量信号に基づき、回転フィルタ4hの回転状態を維持したまま、所定の回転数および回転フィルタ4hとは異なる位相をもって回転フィルタ4kを回転させることにより、例えば、図15に示すように励起光の透過率を連続的に変化させる。レーザ光源4aから出射された後、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4kを通過した励起光は、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4kが略同一の回転数である所定の回転数および異なる位相をもって回転するため、図16に示すように、図14および図15に比べて照射時間が短くなる状態において出射される。すなわち、回転フィルタ制御部4iは、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4kに対し、それぞれ異なる位相をもって回転させるような駆動制御を行うことにより、レーザ光源4aの照射時間の調整を行う。
なお、本変形例の画像生成装置1Dにおいては、回転フィルタ制御部4iが回転フィルタ4kの位相を変化させることにより、レーザ光源4aの照射時間の調整を行うことができる。そのため、例えば、回転フィルタ4hが、図14に示すような位相をもって回転している際に、図17に示すような位相をもって回転フィルタ4kを回転させると、レーザ光源4aから出射された後、回転フィルタ4hおよび回転フィルタ4kを通過した励起光は、図18に示すように、図14および図15に比べて照射時間が短くなる状態において出射される。
また、光透過率変更手段としての光照射調整手段は、例えば、本実施形態の第5の変形例として図19に示すようなものであっても良い。すなわち、画像生成装置1Eは、前述した内容と同様の構成であるスコープ2と、光源装置4Eと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Eと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
光源装置4Eは、レーザ光源4aと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xと、光照射調整手段4m4とを有する。また、光照射調整手段4m4は、フィルタ11aと、フィルタステージ11bと、フィルタステージ制御部11cとからなる。すなわち、光源装置4Eは、前述した光源装置4からレーザ駆動部4bを取り除いた代わりに、フィルタ11aと、フィルタステージ11bと、フィルタステージ制御部11cとが設けられている。
光透過率変更手段であるフィルタ11aは、レーザ光源4aから出射された励起光を遮断する特性を有している。また、フィルタ11aは、フィルタステージ11bにより駆動されると、レーザ光源4aの照射光路上に断続的に介挿されるような構成となっている。
フィルタステージ11bは、フィルタステージ11cから出力される制御信号に基づき、レーザ光源4aの照射光路に直交する軸上においてフィルタ11aを往復移動させる。
フィルタステージ制御部11cは、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号に基づいてフィルタステージ11bに対して制御信号を出力することにより、フィルタ11aの駆動制御を行う。
本変形例の画像生成装置1Eを使用する際に、例えば、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号をフィルタステージ制御部11cに対して出力する。フィルタステージ制御部11cは、前記照射光量信号に基づいてフィルタステージ11bに対して制御信号を出力する。フィルタステージ11bは、前記制御信号に基づいてレーザ光源4aの照射光路に直交する軸上においてフィルタ11aを往復移動させることにより、フィルタ11aをレーザ光源4aの照射光路上に断続的に介挿させる。その結果、例えば、図14に示すように、励起光の透過率が連続的に変化し、レーザ光源4aの照射時間の調整が行われる。
また、光透過率変更手段としての光照射調整手段は、例えば、本実施形態の第6の変形例として図20に示すようなものであっても良い。すなわち、画像生成装置1Fは、前述した内容と同様の構成であるスコープ2と、光源装置4Fと、前述した内容と同様の構成であるプロセッサ5とを有する装置本体3Fと、前述した内容と同様の構成であるモニタ6とからなるような構成であっても良い。
光源装置4Fは、レーザ光源4aと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xと、光照射調整手段4m5とを有する。また、光照射調整手段4m5は、液晶フィルタ12aと、液晶フィルタ制御部12bとからなる。すなわち、光源装置4Fは、前述した光源装置4からレーザ駆動部4bを取り除いた代わりに、液晶フィルタ12aと、液晶フィルタ制御部12bとが設けられている。
光透過率変更手段である液晶フィルタ12aは、レーザ光源4aの照射光路上に設けられている。また、液晶フィルタ12aは、液晶フィルタ制御部12bから出力される制御信号により駆動され、該制御信号に基づいて液晶の配向状態を変化させることにより、レーザ光源4aから照射される励起光の波長帯域に対する透過率を変化させることができる。
液晶フィルタ制御部12bは、照射光量検出手段4xから出力される照射光量信号に基づき、液晶フィルタ12aの駆動制御を行う。
本変形例の画像生成装置1Fを使用する際に、例えば、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまうような状況が発生した場合、PD4gは、スコープ2から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、PD4gは、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号を液晶フィルタ制御部12bに対して出力する。液晶フィルタ制御部12bは、前記照射光量信号に基づいて液晶フィルタ12aの液晶の配向状態を変化させることにより、例えば、図14に示すように励起光の透過率を連続的に変化させ、レーザ光源4aの照射時間の調整を行う。
本実施形態における画像生成装置1および画像生成装置1Aは、PD4gが、スコープ2から出射される反射励起光を検出し、検出した反射励起光の光量に基づく照射光量信号を光源出力調整手段であるレーザ駆動部4bに対して出力することにより、レーザ光源4aが発する励起光の照射光量の調整を行うことができる。そのため、本実施形態における画像生成装置1および画像生成装置1Aは、被検体である生体内の所望の観察部位において、レーザ光源4aから照射される照射光の光量が過多とならないようにすることにより、蛍光色素をできるだけ褪色させないようにすることができる。その結果、術者は、蛍光観察を長時間継続して行うことができる。
また、本実施形態の変形例における画像生成装置1B、1C、1D、1Eおよび1Fにおいては、PD4gが、スコープ2から出射される反射励起光を検出し、検出した反射励起光の光量に基づく照射光量信号を、それぞれの装置が有する光透過率変更手段に対して出力することにより、レーザ光源4aの照射光量または照射時間の調整を行うことができる。そのため、本実施形態の変形例における画像生成装置1B、1C、1D、1Eおよび1Fは、前述したような、画像生成装置1および画像生成装置1Aと同様の効果が得られるとともに、レーザ光源4aに対して直接制御を行わないため、画像生成装置1および画像生成装置1Aを使用した場合に比べ、レーザ光源4aの経年劣化を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図21および図22は、本発明の第2の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図21は、第2の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図である。図22は、第2の実施形態に係る画像生成装置の装置本体およびプローブの内部構成を示す図である。
画像生成装置1Gは、図21に示すように、画像合成手段5fと、モニタ6と、内視鏡スコープ21と、内視鏡スコープ用光源装置22と、白色光画像生成部23と、装置本体24と、プローブ25とからなる。なお、白色光画像生成部23は、前述した、白色光画像取得CCD5dと、画像生成手段5eとからなり、白色光画像取得CCD5dおよび画像生成手段5eは、図21においては図示しないこととする。
内視鏡スコープ21は、生体内に挿入可能な寸法、形状および可撓性をもって形成された挿入部21aを有し、挿入部21aの内部には、管路状に形成された図示しない処置具挿通チャンネルが、挿入部21aを挿通するように設けられている。処置具挿通チャンネルの一端は、挿入部21aの基端側に設けられた処置具挿入部21bと連通し、また、処置具挿通チャンネルの他端は、挿入部21aの先端側に設けられた、図示しない開口部と連通している。また、内視鏡スコープ21には、ユニバーサルケーブル21cが設けられている。内視鏡スコープ21は、ユニバーサルケーブル21cを介し、内視鏡スコープ用光源装置22が出射する光である白色光を被検体101に出射するとともに、該白色光が被検体101により反射された光である反射白色光を内視鏡スコープ用光源装置22および白色光画像生成部23に対して照射する。
白色光源である内視鏡スコープ用光源装置22は、内視鏡スコープ21に対して白色光を出射する。また、内視鏡スコープ用光源装置22は、白色光画像生成部23と接続されており、内視鏡スコープ21から出射される反射白色光を検知したタイミングにおいて、白色光画像生成部23に対し、白色光画像を生成するタイミングを示すためのタイミング信号を出力する。
白色光画像生成部23は、内視鏡スコープ21から照射され、白色光画像取得CCD5dにより検出された反射白色光と、内視鏡スコープ用光源装置22から出力されるタイミング信号とに基づき、画像生成手段5eにおいて白色光画像を生成し、生成した該白色光画像を、前述した、画像合成手段5fに対して出力する。
装置本体24は、図22に示すように、光源装置4Gと、蛍光画像取得CCD5bと、画像生成手段5cとからなる。また、光源装置4Gは、レーザ光源4aと、レーザ駆動部4bと、ミラー4eと、照射光量検出手段4xとを有する。なお、照射光量検出手段4xは、ミラー4fと、PD4gとからなる。
プローブ25は、装置本体24と着脱自在な構成を有しており、図22に示すように、プローブ25の内部を挿通するように設けられた導光部25aと、スコープ25の先端部に設けられた対物光学系25bとからなる。
導光部25aは、石英ファイバ等により構成される導光手段であり、光源装置4Gから照射される励起光を生体内の各器官である被検体101へ導く第1の導光手段としての機能と、光源装置4Gから出射された励起光により被検体101が発する蛍光を装置本体24へ導く第2の導光手段としての機能とを有している。また、導光部25aは、光源装置4Gから出射された励起光が被検体101により反射された光である反射励起光を装置本体24へ導く。
対物光学系25bは、導光部25aから出射される励起光を被検体101に対して照射する。また、対物光学系25bは、被検体101が発する蛍光と、反射励起光とを集光し、導光部25aに対して出射する。
次に、本実施形態に係る画像生成装置1Gを用いて生体内の観察を行う場合について、図21および図22を参照しつつ説明する。
画像生成装置1Gを用いて生体の観察を行う場合、まず、術者は、プローブ25を装置本体24に接続する。その後、プローブ25を内視鏡スコープ21の処置具挿入部21bから挿入し、処置具挿通チャンネルを挿通させて、挿入部21aの先端側に設けられた図示しない開口部から突出させる。そして、このような状態となった内視鏡スコープ21の挿入部21aを生体内に挿入した後、レーザ光源4aおよび内視鏡スコープ用光源装置22の電源を投入し、レーザ光源4aおよび内視鏡スコープ用光源装置22を発光状態とする。その後、蛍光観察を行う際に用いられる蛍光物質が予め投与された生体内の所望の観察部位において、被検体101の像がモニタ6に表示されるようにプローブ25を挿入してゆく。この時、例えば、プローブ25の先端部が被検体101に対して接触してしまうと、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまう場合がある。そのような場合、照射光量検出手段4xを構成するPD4gは、プローブ25から出射される反射励起光を、ミラー4eと、ミラー4fとを介して検出する。そして、光電変換により、検出した該反射励起光の光量に応じた電圧レベルを有する照射光量信号をレーザ駆動部4bに対して出力する。光源出力調整手段としての光照射調整手段であるレーザ駆動部4bは、前記照射光量信号に基づいてレーザ光源4aに対して出力される駆動電流の量を変化させることにより、励起光の照射光量の調整を行う。なお、励起光の照射光量の調整方法としては、第1の実施形態の説明において述べたように、図2および図3に示したような方法を用いても良いし、また、図4および図5に示した、しきい値を設定するような方法を用いても良い。
本実施形態における画像生成装置1Gは、前述したような、第1の実施形態における画像生成装置1と同様の効果が得られる。また、本実施形態における画像生成装置1Gは、装置本体24が、装置本体3に比べて簡単な構成を有している。そのため、画像生成装置1Gは、画像生成装置1と同様の効果を、第1の実施形態の画像生成装置1よりも安価な構成において得ることができる。
(第3の実施形態)
図23から図27は、本発明の第3の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図23は、第3の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図である。図24は、第3の実施形態に係る画像生成装置において、内視鏡スコープの挿入部の先端側の内部構成を示す図である。図25は、減衰時間算出手段が減衰時定数を算出した結果の一例を示す図である。図26は、減衰時間算出手段が減衰時定数を算出した結果において、図25とは異なる例を示す図である。図27は、第3の実施形態に係る画像生成装置が行う制御内容を示すフローチャートである。
画像生成装置1Hは、図23に示すように、内視鏡スコープ21Aと、光源装置31と、装置本体32と、モニタ6とからなる。
光源装置31は、レーザ光源4aと、レーザ駆動部4bと、白色光を照射するキセノンランプ4cと、ミラー4dとからなり、内視鏡スコープ21Aを介し、被検体101に対して励起光および白色光を照射する。
内視鏡スコープ21Aは、挿入部21aと、処置具挿入部21bと、ユニバーサルケーブル21kとからなる。挿入部21aには、導光手段21d1が内部を挿通するように設けられ、また、図24に示すように、対物光学系21eおよび対物光学系21gと、光学フィルタ21fと、ミラー21hと、蛍光取得用CCD21iと、白色光取得用CCD21jとが先端部に設けられている。また、対物光学系21gと、ミラー21hとの間には、導光手段21d2が設けられている。
第1の導光手段である導光手段21d1は、石英ファイバ等により構成され、内視鏡スコープ21Aの内部においては、挿入部21aからユニバーサルケーブル21kまでの部分を挿通するように設けられている。また、導光手段21d1は、内視鏡スコープ21Aの外部においては、ユニバーサルケーブル21kと、光源装置31とを接続するように設けられ、光源装置31から出射された励起光および白色光を、内視鏡スコープ21Aを介して生体内の各器官である被検体101へ導く。また、第2の導光手段である導光手段21d2は、石英ファイバ等により構成され、光源装置31から出射された励起光により被検体101が発する蛍光を、ミラー21hを介し、蛍光取得用CCD21iへ導く。また、導光手段21d2は、光源装置31から出射された白色光が被検体101により反射された光である反射白色光を白色光取得用CCD21jへ導く。
対物光学系21eは、導光手段21d1から出射される励起光および白色光を被検体101に対して照射する。
光学フィルタ21fは、反射励起光を遮断するとともに、被検体101が発する蛍光と、反射白色光とを透過させる特性を有し、透過した蛍光および反射白色光を対物光学系21gに対して出射する。
対物光学系21gは、光学フィルタ21fから出射された蛍光および反射白色光を集光し、導光手段21d2に対して出射する。
ミラー21hは、反射白色光を透過させ、蛍光を反射する特性を有し、該特性により、導光手段21d2から出射された蛍光および反射白色光を分離する。
第1の光検出手段である蛍光取得用CCD21iは、ミラー21hから出射される蛍光を検出し、検出した蛍光を蛍光画像信号に変換した後、信号線21lを介し、装置本体32に設けられた、画像生成部5xに対して該蛍光画像信号を出力する。また、蛍光取得用CCD21iは、ミラー21hから出射される蛍光を検出し、検出した該蛍光の光量の情報を蛍光光量信号として信号化した後、信号線21lを介し、装置本体32に対して該蛍光光量信号を出力する。
信号線21lは、内視鏡スコープ21Aの内部においては、蛍光取得用CCD21iからユニバーサルケーブル21kまでの部分を挿通するように設けられている。また、信号線21lは、内視鏡スコープ21Aの外部においては、ユニバーサルケーブル21kと、装置本体32とを接続するように設けられている。
第2の光検出手段である白色光取得用CCD21jは、ミラー21hから出射される反射白色光を検出し、検出した該反射白色光を白色画像信号に変換した後、信号線21mを介し、装置本体32に設けられた、画像生成部5xに対して該白色画像信号を出力する。
信号線21mは、内視鏡スコープ21Aの内部においては、白色光取得用CCD21jからユニバーサルケーブル21kまでの部分を挿通するように設けられている。また、信号線21mは、内視鏡スコープ21Aの外部においては、ユニバーサルケーブル21kと、装置本体32とを接続するように設けられている。
ユニバーサルケーブル21kは、挿入部21aの基端側に連通するように設けられており、その内部には、導光手段21d1、信号線21lおよび信号線21m等が、束ねられたような状態として設けられている。
装置本体32は、画像生成部5xと、照射光量検出手段32xとを有し、照射光量検出手段32xは、蛍光総量算出手段32aと、減衰時間算出手段32bとからなる。
蛍光総量算出手段32aは、蛍光取得用CCD21iから出力された蛍光光量信号に基づいて被検体101が発する蛍光の総量を算出し、算出した該蛍光の総量のデータを蛍光総量信号として信号化した後、該蛍光総量信号を減衰時間算出手段32bに対して出力する。
減衰時間算出手段32bは、蛍光総量算出手段32aから出力された蛍光総量信号に基づき、所定の位置において被検体101が発する蛍光総量が所定の蛍光総量まで減少するまでの時間である減衰時定数を算出し、算出した該減衰時定数に基づく制御信号を、レーザ駆動部4bに対して出力する。
すなわち、照射光量検出手段32xは、被検体が発する蛍光の光量を示す蛍光光量信号に基づいて、蛍光総量算出手段32aおよび減衰時間算出手段32bにおいて前述したような処理を行った後、該蛍光光量信号に応じた制御信号を、光照射調整手段であるレーザ駆動部4bに対して出力する。
次に、本実施形態に係る画像生成装置1Hを用いて生体内の観察を行う場合について、図23から図27を参照しつつ説明する。
画像生成装置1Hを用いて生体の観察を行う場合、まず、術者は、内視鏡スコープ21Aの挿入部21aを生体内に挿入した後、レーザ光源4aおよびキセノンランプ4cの電源を投入し、レーザ光源4aおよびキセノンランプ4cを発光状態とする。その後、蛍光観察を行う際に用いられる蛍光物質が予め投与された生体内の所望の観察部位において、被検体101の像がモニタ6に表示されるように挿入部21aを挿入してゆく。この時、例えば、挿入部21aの先端部が被検体101に対して接触してしまうような所定の位置に位置すると、照射光量が過多となるような励起光が被検体101に対して照射されてしまう場合がある。そのような場合、蛍光取得用CCD21iは、ミラー21hから出射される蛍光を検出し(図27のステップS1)、検出した該蛍光の光量の情報を蛍光光量信号として信号化した後、信号線21lを介し、装置本体32の照射光量検出手段32xに対して該蛍光光量信号を出力する。照射光量検出手段32xの蛍光総量算出手段32aは、蛍光取得用CCD21iから出力された蛍光光量信号に基づいて被検体101が発する蛍光の総量を算出し(図27のステップS2)、算出した該蛍光の総量のデータを蛍光総量信号として信号化した後、該蛍光総量信号を減衰時間算出手段32bに対して出力する。
減衰時間算出手段32bは、蛍光総量算出手段32aから出力された蛍光総量信号に基づき、挿入部21aの先端部が前記所定の位置にある場合の減衰時定数を算出する(図27のステップS3)。
そして、例えば、蛍光総量信号に基づく減衰時定数の算出結果が、図25に示すように、減衰時間算出手段32bに予め設定された設定値としての所定の時定数より大きくなるような結果となった場合においては、減衰時間算出手段32bは、励起光の照射光量が少ないと判断し(図27のステップS4)、算出された該減衰時定数が略所定の時定数となるように、レーザ駆動部4bに対して制御信号を出力する。そして、レーザ駆動部4bは、前記制御信号に基づいてレーザ光源4aに対して出力される駆動電流の量を増加させることにより、励起光の照射光量を増加させる(図27のステップS5およびステップS6)。
また、例えば、蛍光総量信号に基づく減衰時定数の算出結果が、図26に示すように、減衰時間算出手段32bに予め設定された設定値としての所定の時定数より小さくなるような結果となった場合においては、減衰時間算出手段32bは、励起光の照射光量が過多であると判断し(図27のステップS4)、算出された該減衰時定数が略所定の時定数となるように、レーザ駆動部4bに対して制御信号を出力する。そして、レーザ駆動部4bは、前記制御信号に基づいてレーザ光源4aに対して出力される駆動電流の量を減少させることにより、励起光の照射光量を減少させる(図27のステップS7およびステップS8)。
本実施形態における画像生成装置1Hは、前述したような、第1の実施形態における画像生成装置1と同様の効果が得られる。また、本実施形態における画像生成装置1Hは、装置本体32が、装置本体3に比べて簡単な構成を有している。そのため、画像生成装置1Hは、画像生成装置1と同様の効果を、第1の実施形態の画像生成装置1よりも安価な構成において得ることができる。
第1の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図。 第1の実施形態に係る画像生成装置のPD(PhotoDiode:フォトダイオード)において検出された、励起光の反射光の照射光量の時間変化を示す図。 第1の実施形態に係る画像生成装置が、図2に示されるような励起光の反射光の照射光量の時間変化を検知した場合に行う、レーザ光の照射光量制御の内容を示す図。 図2に示されるような励起光の反射光の照射光量の時間変化において、しきい値を設定した場合を示す図。 第1の実施形態に係る画像生成装置が、図4に示すようなしきい値を設定した場合に行う、レーザ光の照射光量制御の内容を示す図。 図6は、図5とは異なる制御内容を示す図。 図7は、第1の実施形態の変形例に係る画像生成装置において、スコープ先端側の構成を示す図。 図8は、第1の実施形態の第1の変形例に係る画像生成装置において、画像を構成するための装置に設けられた各部の構成を示す図。 第1の実施形態の第2の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図。 第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図。 第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置において、第1回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図。 第1の実施形態の第3の変形例に係る画像生成装置において、第2回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図。 第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図。 第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、一の回転フィルタの回転による光透過率の変化を示した図。 第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、他の回転フィルタの回転による光透過率の変化の例を示した図。 図14および図15に示される光透過率の変化を合成した場合の図。 第1の実施形態の第4の変形例に係る画像生成装置において、他の回転フィルタの回転による光透過率の変化の、図15とは異なる例を示した図。 図14および図17に示される光透過率の変化を合成した場合の図。 第1の実施形態の第5の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図。 第1の実施形態の第6の変形例に係る画像生成装置における構成を示す図。 第2の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図。 第2の実施形態に係る画像生成装置の装置本体およびプローブの内部構成を示す図。 第3の実施形態に係る画像生成装置の全体構成図。 第3の実施形態に係る画像生成装置における、内視鏡スコープの挿入部の先端側の内部構成を示す図。 減衰時間算出手段が減衰時定数を算出した結果の一例を示す図。 減衰時間算出手段が減衰時定数を算出した結果において、図25とは異なる例を示す図。 第3の実施形態に係る画像生成装置が行う制御内容を示すフローチャート。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H 画像生成装置、2,2A スコープ、2a,25a 導光部、2a1,2a2,21d1,21d2 導光手段、2b,2b1,2b2,21e,21g,25b 対物光学系、2c1 励起光カットフィルタ、2c2 励起光透過フィルタ、3,3A,3B,3C,3D,3E,3F,24,32 装置本体、4a レーザ光源、4b レーザ制御部、4c キセノンランプ、4d,4e,4f,5a,21h ミラー、4g PD、4h,4j,4k 回転フィルタ、4h1,4j1,4k1 透過フィルタ、4h2,4j2,4k2 遮断フィルタ、4i 回転フィルタ制御部、4m1,4m2,4m3,4m4,4m5 光照射調整手段、4x,4y,32x 照射光量検出手段、4,4A,4B,4C,4D,4E,4F,4G,31 光源装置、5 プロセッサ、5b 蛍光画像取得CCD、5c,5e 画像生成手段、5d 白色光画像取得CCD、5f 画像合成手段、5x 画像生成部、6 モニタ、11a フィルタ、11b フィルタステージ、11c フィルタステージ制御部、12a 液晶フィルタ、12b 液晶フィルタ制御部、21,21A 内視鏡スコープ、21a 挿入部、21b 処置具挿入部、21c,21k ユニバーサルケーブル、21f 光学フィルタ、21i 蛍光取得用CCD、21j 白色光取得用CCD、21l,21m 信号線、22 内視鏡スコープ用光源装置、23 白色光画像生成部、25 プローブ、32a 蛍光総量算出手段、32b 減衰時間算出手段、101 被検体
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (11)

  1. 被検体に対して蛍光を励起させるための励起光を出射する少なくとも1つの光源と、
    前記被検体に対して白色光を照射するための前記白色光を出射する白色光源と、
    前記光源から出射された前記励起光を前記被検体へ導く第1の導光手段と、
    前記光源から出射された前記励起光により前記被検体が発する蛍光を検出する第1の光検出手段と、
    前記励起光により前記被検体が発する蛍光を前記第1の光検出手段へ導く第2の導光手段と、
    前記白色光が前記被検体により反射された光である反射白色光を検出する第2の光検出手段とを有する画像生成装置であって、
    前記光源からの前記励起光が前記被検体によって反射された反射励起光の光量または前記被検体が発する蛍光の光量に応じた所定の信号を出力する照射光量検出手段と、
    前記照射光量検出手段から出力される前記所定の信号に基づき、前記光源から照射される前記励起光の照射光量または照射時間を調整する光照射調整手段とを有することを特徴とする画像生成装置。
  2. さらに、前記照射光量検出手段は、前記反射励起光と前記蛍光とを分離する光分離手段と、前記光分離手段によって分離された前記反射励起光を検出するための第3の光検出手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  3. さらに、前記照射光量検出手段は、前記被検体が発する前記蛍光の総量を算出する蛍光総量算出手段と、前記蛍光総量算出手段が測定した前記蛍光の総量に基づき、前記被検体が発する前記蛍光の減衰時間を算出する減衰時間算出手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  4. 前記光照射調整手段は、前記光源の駆動電流を変化させる光源出力調整手段であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像生成装置。
  5. 前記光照射調整手段は、前記光源から前記被検体までの光路上のいずれかに配置され、前記光源から照射される前記励起光の透過率を変化させる、少なくとも1つの光透過率変更手段を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像生成装置。
  6. 前記第1の導光手段と、前記第2の導光手段とは、同一の導光手段において構成されることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5に記載の画像生成装置。
  7. さらに、前記白色光源から照射される前記白色光と、前記光源から照射される前記励起光とを同一の光路上へ導くための光合成手段を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像生成装置。
  8. さらに、前記第1の光検出手段からの信号に基づき、蛍光画像を生成する蛍光画像生成手段を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像生成装置。
  9. さらに、前記蛍光画像生成手段によって生成された蛍光画像を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項8記載の画像生成装置。
  10. さらに、前記第2の光検出手段からの信号に基づき、白色光画像を生成する白色光画像生成手段を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像生成装置。
  11. さらに、前記白色光画像と、前記蛍光画像とを合成する画像合成手段を有することを特徴とする請求項10記載の画像生成装置。
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