JP2003036436A - 規格化画像生成方法および装置 - Google Patents
規格化画像生成方法および装置Info
- Publication number
- JP2003036436A JP2003036436A JP2002120234A JP2002120234A JP2003036436A JP 2003036436 A JP2003036436 A JP 2003036436A JP 2002120234 A JP2002120234 A JP 2002120234A JP 2002120234 A JP2002120234 A JP 2002120234A JP 2003036436 A JP2003036436 A JP 2003036436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- standardized
- fluorescence
- correction
- living tissue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
も1つに所望のオフセットを付加し、そのオフセットの
付加された互いに異なる波長帯域の蛍光画像の比に基づ
いて規格化演算を行なって規格化蛍光画像を生成する規
格化画像生成方法および装置において、規格化演算値が
蛍光画像の検出手段と生体組織との距離に依存せず一定
の値となるようにする。 【解決手段】 参照光を性状が既知である所定の生体組
織に照射したときの反射光による参照画像に基づいて補
正関数を算出し、オフセットの付加された自家蛍光画像
に基づく規格化演算値にこの補正関数を用いて生体組織
9と内視鏡挿入部100の先端との距離に起因する規格
化演算値の変動量を補正する距離補正を施して補正規格
化蛍光画像を生成する。
Description
体組織から発生した互いに異なる波長帯域の再輻射光を
画像として検出し、その互いに異なる波長帯域の画像の
少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、そのオフ
セットの付加された互いに異なる画像の比を求めること
により規格化画像を生成する規格化画像生成方法および
装置に関するものである。
域にある励起光を生体組織に照射した場合に、正常組織
と病変組織とでは発する蛍光強度が異なることを利用し
て、生体組織に所定波長領域の励起光を照射し、生体内
在色素が発する蛍光を検出することにより病変組織の局
在、浸潤範囲を認識する蛍光検出装置が提案されてい
る。
で示すように正常組織からは強い蛍光が発せられ、病変
組織からは破線で示すように正常組織から発せられる蛍
光より弱い蛍光が発せられるため、蛍光強度を測定する
ことにより、生体組織が正常であるか病変状態にあるか
を判定することができる。
により撮像し、蛍光の強度に応じた蛍光画像を表示する
ことにより生体組織が正常であるか病変状態にあるかを
判定する方法も提案されている。この技術においては、
生体組織には凹凸があるため、生体組織に照射される励
起光の強度は均一でなく、生体組織から発せられる蛍光
強度は光源と生体組織との距離の2乗に比例して低下す
る。また、その蛍光の検出手段と生体組織との距離につ
いても、その2乗に比例して低下する。そのため、光源
または検出手段から遠くにある正常組織からよりも近く
にある病変組織からの方が、強い蛍光を受光する場合が
あり、励起光による蛍光の強度の情報だけでは生体組織
の組織性状を正確に識別することができない。このよう
な不具合を低減するために、異なる波長帯域(480n
m付近の狭帯域と430nm近傍から730nm近傍の
広帯域)から取得した2種類の蛍光強度に基づく蛍光画
像の比率を除算により求め、その除算値に基づく規格化
蛍光画像を生成する方法、すなわち、生体の組織性状を
反映した蛍光スペクトルの形状の違いに基づいた規格化
画像生成方法が提案されている。また、異なる波長帯域
の蛍光画像の除算値に色の情報を割り当て、その色の違
いにより生体組織の病変状態を色画像として示す方法
や、さらに、種々の生体組織に対して一様な吸収を受け
る近赤外光を参照光として生体組織に照射し、この参照
光の照射による生体組織からの反射光の強度に基づく参
照画像を検出し、その参照画像に輝度の情報を割り当て
ることにより得られた輝度画像を上記色画像と合成する
ことにより、生体組織の形状も画像に反映させた凹凸感
のある画像を示す方法なども提案されている。
画像の除算値に基づいて規格化蛍光画像を生成する場
合、その規格化演算に用いられる生体組織からの蛍光強
度は微弱であるため、この蛍光強度に基づく上記規格化
蛍光画像のS/Nは非常に低いものとなる。これを改善
するため異なる波長帯域の蛍光画像の少なくとも1つに
オフセットを付加して上記除算値を演算することによ
り、上記規格化蛍光画像のS/Nを向上させる方法が提
案されている。
ようにオフセットを付加して除算値を求める際、良好な
S/Nを得るためにはオフセットの値を大きくすればよ
いが、蛍光強度はその検出手段と生体組織との距離に依
存して大きさが変化するため、オフセット値を大きくし
過ぎると、検出手段から遠点にある生体組織と近点にあ
る生体組織とが同じ性状でもその除算値が大きく異なる
場合が生じる。そのため、病変部の生体組織と正常部の
生体組織との区別が困難となる。例として、図8に所定
の正常部の生体組織および病変部の生体組織について、
狭帯域蛍光画像とオフセットを付加した広帯域蛍光画像
の除算値(狭帯域蛍光画像/(広帯域蛍光画像+オフセ
ット))を算出したときのその除算値と上記距離との関
係を示す。オフセットの値は5、10、15および20
を使用し、正常部の生体組織についての除算値は白抜き
記号で示し、病変部の生体組織についての除算値は黒塗
り記号で示している。図示のとおり除算値が上記距離に
よって変化し、オフセットの値が大きいほど上記距離が
大きくなると正常部と病変部との除算値の差がより小さ
くなりその識別が困難になることがわかる。また、逆に
オフセットの値が小さくすると、距離による除算値の変
化は少なくなるが、当然、そのオフセット付加による規
格化蛍光画像のS/Nの向上の効果が十分に得られない
問題が生じる。さらに、図9(A)、(B)に所定の生
体組織について、検出手段と生体組織との距離が大きい
(遠点)ときの上記除算値に基づく規格化蛍光画像(図
9(A))と距離が小さい(近点)ときの上記除算値に
基づく規格化蛍光画像(図9(B))を示す。なお、こ
のときのオフセットは20であり、各画像において周辺
画像よりも比較的暗い部分が病変部の画像を意味する。
図示のとおり、本来遠点と近点との画像ではその病変部
の画像同志、またはその正常部の画像同志がともに同じ
明るさで表示されなければならないが、遠点の画像の方
が近点の画像より暗く、正常部と病変部の画像のコント
ラストも小さいため、その識別がつきにくくなってい
る。
に鑑みて、互いに異なる波長帯域の画像の少なくとも1
つに所望のオフセットを付加して規格化演算を行なって
規格化画像を生成する規格化画像生成方法および装置に
おいて、検出手段と生体組織との距離に依存することな
く、その距離が変化した場合においても一定の規格化演
算値をとることができる規格化画像生成方法および装置
を提供することを目的とするものである。
方法は、光の照射により生体組織から発生する再輻射光
に基づいて互いに異なる波長帯域の画像を画像検出手段
によりそれぞれ検出し、互いに異なる波長帯域の画像の
少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、その少な
くとも1つに所望のオフセットが付加された互いに異な
る波長帯域の画像の比に基づいて規格化画像を生成する
規格化画像生成方法において、規格化画像に所定の補正
関数を用いて生体組織と画像検出手段との距離に起因す
る規格化画像の変動量を補正する距離補正を施して補正
規格化画像を生成することを特徴とする。
ば、励起光の照射により生体組織から発せられる蛍光を
検出する蛍光内視鏡において、生体内に挿入される内視
鏡挿入部、内視鏡挿入部により導光された蛍光を撮像す
る撮像素子およびその撮像素子までの導光部を含めたも
のを意味する。そして、互いに異なる波長帯域の画像に
ついて、撮像素子や導光部などの一部をそれぞれ別個に
設けてもよいし、共通にしてもよい。
に所望のオフセットを付加する」とは、各画像の各画素
値にオフセット値を加えることを意味する。各画像にオ
フセット値を付加することにより、規格化演算後の規格
化画像の画素値のバラツキが小さくなり、規格化画像の
S/Nを向上させることができる。オフセット値を付加
する部分は、各画像全体でなくても良く、特に画像が暗
い部分、つまりS/Nの低い部分にのみに付加しても良
い。すなわち、各画像の比に基づいて規格化演算を行な
ったときに、組織性状の識別の精度が向上するように規
格化画像のS/Nを向上させることができる程の大きさ
のオフセット値を付加すればよい。
る波長帯域の画像の各画像において、同じ座標上にある
各画素値同志の比を意味するものであり、また「画像の
比に基づいて規格化画像を生成する」とは、同じ座標上
にある各画素値同志で除算、もしくはそれに類する規格
化演算を行なって、その規格化演算された値を画素値と
する画像を規格化画像として生成することを意味する。
距離」とは、検出される画像の画素値の大きさに実質的
に影響を及ぼす距離を意味するが、例えば、蛍光内視鏡
において、測定対象である生体組織と蛍光内視鏡におけ
る内視鏡挿入部の先端との距離を意味する。さらに、生
体組織に励起光を照射する励起光照射手段も生体組織と
の位置関係において移動するような場合には、この移動
によっても蛍光画像の画素値が異なるため、上記距離は
この励起光照射手段と生体組織との距離も含むものとす
る。
格化画像の画素値の変動量を意味する。
変動量を補正する」とは、上記規格化画像の画素値が上
記距離に依存して変動しないように画素値の大きさを補
正することを意味する。
起光の照射により生体組織から発生する蛍光に基づいて
互いに異なる波長帯域の蛍光画像を蛍光画像検出手段に
よりそれぞれ検出し、互いに異なる波長帯域の蛍光画像
の少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、その少
なくとも1つに所望のオフセットが付加された互いに異
なる波長帯域の蛍光画像の比に基づいて規格化演算を行
なって規格化蛍光画像を生成する規格化画像生成方法に
おいて、規格化蛍光画像に所定の補正関数を用いて生体
組織と蛍光画像検出手段との距離に起因する規格化蛍光
画像の変動量を補正する距離補正を施して補正規格化蛍
光画像を生成することを特徴とする。
像を、狭帯域蛍光画像および広帯域蛍光画像とすること
ができる。
所定の生体組織についての広帯域蛍光画像および狭帯域
蛍光画像の少なくとも1つに基づいて算出するようにす
ることができる。
る所定の生体組織から反射される反射光による参照画像
を参照画像検出手段により検出し、補正関数を、その参
照画像に基づいて算出するようにすることができる。
は、例えば、蛍光内視鏡において生体内に挿入される内
視鏡挿入部、内視鏡挿入部により導光された参照光の照
射による反射光を撮像する撮像素子およびその撮像素子
までの導光部を含めたものを意味する。なお、参照光画
像検出手段と蛍光画像検出手段とは、共通の内視鏡挿入
部および導光部であることが望ましいが、波長帯域が異
なるので各画像の波長帯域を選択する光学フィルタをそ
れぞれ設ける必要がある。また、撮像素子も共通にする
場合には露光するタイミングをずらして撮像するように
すればよい。
する場合には、参照画像検出手段と生体組織との距離と
蛍光画像検出手段と生体組織との距離を等しくすること
が望ましい。
るものとし、補正規格化蛍光画像を、次の(6)式によ
り算出するようにすることができる。
距離 kw:広帯域蛍光画像/生体組織と蛍光画像検出手段と
の距離 ここで、上記n、wおよびnirはそれぞれ狭帯域蛍光
画像、広帯域蛍光画像および参照画像の画素値を意味す
る。また、knirは参照画像の画素値を生体組織と参
照画像検出手段との距離で除算したものであり、つまり
単位距離あたりの参照画像の画素値を意味する。また、
kwは広帯域蛍光画像の画素値を生体組織と蛍光画像検
出手段との距離で除算したものであり、つまり単位距離
あたりの広帯域蛍光画像の画素値を意味する。さらに、
補正係数os2は上式のとおりオフセット、knirお
よびkwから算出されるものである。
参照画像検出手段および蛍光画像検出手段により撮像し
たときのknirおよびkwに基づいて算出されるよう
にすることができる。
参照画像検出手段および蛍光画像検出手段により撮像し
たときのknirおよびkwに基づいて算出されるよう
にすることができる。
での進行度をs段階に分割したときの各段階の生体組織
を参照画像検出手段および蛍光画像検出手段により撮像
したときの各knirおよび各kwに基づいてそれぞれ
算出されるようにすることができる。
応じたos2に基づくs個の補正関数を用いてs段階の
それぞれの生体組織の基準となる規格化蛍光画像に距離
補正を施して基準となるs個の補正規格化蛍光画像をそ
れぞれ算出し、そのs個の基準補正規格化蛍光画像に基
づいて境界値を設定し、一方、生体組織の規格化蛍光画
像にs個の補正関数を用いて距離補正を施すことにより
補正規格化蛍光画像をそれぞれ算出し、そのs個の補正
規格化蛍光画像について境界値を用いてs段階の生体組
織に応じた領域を抽出し、その抽出されたs個の領域を
重ね合わせて表示するようにすることができる。
然数を意味する。
とは、上記境界値を設定するためs段階の生体組織をそ
れぞれサンプルとして撮像し算出された規格化蛍光画像
であり、上記「基準となる補正規格化蛍光画像」とはこ
の基準となる規格化蛍光画像にそれぞれの生体組織につ
いて算出された補正関数を用いて距離補正が施されたも
のを意味する。
とは、実際に画像診断等を行なう生体組織を撮像し、算
出された規格化蛍光画像である。
に光を照射する光照射手段と、光の照射により生体組織
から発生する再輻射光に基づいて互いに異なる波長帯域
の画像をそれぞれ検出する画像検出手段と、互いに異な
る波長帯域の画像の少なくとも1つに所望のオフセット
を付加し、その少なくとも1つに所望のオフセットが付
加された互いに異なる波長帯域の画像の比に基づいて規
格化画像を生成する規格化画像生成手段とを備えた規格
化画像生成装置において、規格化画像に所定の補正関数
を用いて生体組織と画像検出手段との距離に起因する規
格化画像の変動量を補正する距離補正を施して補正規格
化画像を生成する補正手段を備えたことを特徴とするも
のである。
は、生体組織に励起光を照射する励起光照射手段と、励
起光の照射により生体組織から発生する蛍光に基づいて
互いに異なる波長帯域の蛍光画像をそれぞれ検出する蛍
光画像検出手段と、互いに異なる波長帯域の蛍光画像の
少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、その少な
くとも1つに所望のオフセットが付加された互いに異な
る波長帯域の蛍光画像の比に基づいて規格化演算を行な
って規格化蛍光画像を生成する規格化蛍光画像生成手段
とを備えた規格化画像生成装置において、規格化蛍光画
像に所定の補正関数を用いて生体組織と蛍光画像検出手
段との距離に起因する規格化蛍光画像の変動量を補正す
る距離補正を施して補正規格化蛍光画像を生成する補正
手段を備えたことを特徴とするものである。
体組織に応じたos2に基づくs個の補正関数を用いて
s段階のそれぞれの生体組織の基準となるs個の規格化
蛍光画像に距離補正を施しs個の基準となる補正規格化
蛍光画像を算出するものであり、そのs個の基準補正規
格化蛍光画像に基づいて境界値を設定する境界値設定手
段と、補正手段により生体組織の規格化蛍光画像につい
てs個の補正関数を用いて算出されたs個の補正規格化
蛍光画像から境界値を用いてそれぞれs段階の生体組織
に応じた領域を抽出する領域抽出手段と、領域抽出手段
により抽出されたs個の補正規格化蛍光画像の領域を重
ね合わせて表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
装置によれば、光の照射により生体組織から発生する再
輻射光に基づいて互いに異なる波長帯域の画像を画像検
出手段によりそれぞれ検出し、互いに異なる波長帯域の
画像の少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、少
なくとも1つに所望のオフセットが付加された互いに異
なる波長帯域の画像の比に基づいて規格化画像を生成す
る規格化画像生成方法において、規格化画像に所定の補
正関数を用いて生体組織と画像検出手段との距離に起因
する規格化画像の変動量を補正する距離補正を施して補
正規格化画像を生成するようにしたので、オフセットの
付加による上記規格化演算値のS/Nの向上を図ること
ができるとともに、上記画像検出手段と生体組織との距
離に依存することなく、その距離が変化した場合におい
ても一定の上記規格化演算値をとることができるので、
生体組織の組織性状の識別をより正確に行なうことがで
きる。
を、狭帯域蛍光画像および広帯域蛍光画像とし、上記補
正関数を、広帯域蛍光画像および狭帯域蛍光画像の少な
くとも1つに基づいて算出するようにした場合には、特
に補正関数を求めるための機構を設けることなく、演算
処理のみより補正関数を容易に得ることができる。
る所定の生体組織から反射される反射光による参照画像
を参照画像検出手段により検出し、補正関数を、その参
照画像に基づいて算出するようにした場合には、参照画
像は生体組織の性状に依存せず、生体組織と参照画像検
出手段との距離をそのまま反映したものとなるので、よ
り確度の高い距離補正を施すことができる。
るものとし、補正規格化蛍光画像を、次の(8)式によ
り算出するようにした場合には、より簡易な演算処理に
て補正関数を求めることができる。
距離 kw:広帯域蛍光画像/生体組織と蛍光画像検出手段と
の距離 また、s段階のそれぞれの生体組織に応じたos2に基
づくs個の補正関数を用いてs段階のそれぞれの生体組
織の基準となる規格化蛍光画像に距離補正を施して基準
となるs個の補正規格化蛍光画像をそれぞれ算出し、そ
のs個の基準補正規格化蛍光画像に基づいて境界値を設
定し、一方、生体組織の規格化蛍光画像にs個の補正関
数を用いて距離補正を施すことによりs個の補正規格化
蛍光画像をそれぞれ算出し、そのs個の補正規格化蛍光
画像について境界値を用いてs段階の生体組織に応じた
領域を抽出し、その抽出されたs個の領域を重ね合わせ
て表示するようにした場合には、同一の生体組織につい
て病体の進行度をより明確に画像により確認することが
できる。
態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の規
格化画像生成方法を実施する規格化画像生成装置を適用
した蛍光内視鏡の第1の実施の形態の概略構成を示す図
である。
病巣と疑われる部位に挿入される内視鏡挿入部100
と、内視鏡挿入部100により生体組織から得られた情
報を画像信号として処理する画像信号処理部1と、画像
信号処理部1で処理された信号を可視画像として表示す
るモニタ600とから構成される。
w、自家蛍光画像用励起光Lr、および参照画像用参照
光Lsをそれぞれ射出する3つの光源を備えた照明ユニ
ット110と、この励起光の照射により生体組織9から
発生した自家蛍光像Zjと、参照光の照射により生体組
織9から発生した参照像Zsを撮像し、デジタル値に変
換して2次元画像データとして出力する画像検出ユニッ
ト300と、画像検出ユニット300から出力された自
家蛍光像の2次元画像データから規格化演算を行って、
その規格化演算値に色情報を割り当て、参照像の2次元
画像データに輝度情報を割り当てて、2つの画像情報を
合成して出力する画像演算ユニット400と、通常像を
デジタル値に変換して2次元画像データとし、その2次
元画像データおよび画像演算ユニット400の出力信号
をビデオ信号に変換して出力する表示信号処理ユニット
500と、各ユニットに接続され動作タイミングなどの
制御を行う制御用コンピュータ200と、後述する通常
画像表示状態と合成画像表示状態を切り換えるフットス
イッチ2から構成される。
びるライトガイド101と、イメージファイバ102を
備えている。ライトガイド101の先端部、即ち内視鏡
挿入部100の先端部には、照明レンズ103を備えて
いる。また、イメージファイバ102は多成分ガラスフ
ァイバであり、その先端部には励起光フィルタ104と
集光レンズ105を備えている。ライトガイド101
は、多成分ガラスファイバである白色光ライトガイド1
01aおよび石英ガラスファイバである励起光ライトガ
イド101bがバンドルされ、ケーブル状に一体化され
ており、白色光ライトガイド101aおよび励起光ライ
トガイド101bは照明ユニット110へ接続されてい
る。なお、励起光ライトガイド101bは参照光を導光
するライトガイドでもある。イメージファイバ102の
一端は、画像検出ユニット300へ接続されている。
励起光Lrを発するGaN系半導体レーザ111、Ga
N系半導体レーザ111に電気的に接続される半導体レ
ーザ用電源112、通常画像用の白色光Lwを発する白
色光源114 、その白色光源114に電気的に接続さ
れる白色光用電源115、参照画像用の参照光Lsを発
する参照光源117、参照光源117に電気的に接続さ
れる参照光源用電源118、およびGaN系半導体レー
ザ111から出力される励起光Lrを透過し、参照光源
117から出力される参照光Lsを直角方向に反射する
ダイクロイックミラー120から構成される。
ァイバ102が接続され、イメージファイバ102によ
り伝搬された自家蛍光像、通常像、参照像を結像するコ
リメートレンズ301、コリメートレンズ301を透過
した通常像を直角方向に全反射し、コリメートレンズ3
01を透過した蛍光像および参照像は、破線で示す位置
に移動し通過させる可動ミラー302、コリメートレン
ズ301を透過した蛍光像(750nm以下の波長の
光)を直角方向に反射するダイクロイックミラー30
3、ダイクロイックミラー303を反射した自家蛍光像
の光量の50%を透過し、50%を直角方向に反射する
ハーフミラー308、ハーフミラー308を透過した自
家蛍光像を直角方向に反射する蛍光像用ミラー313、
蛍光像用ミラー313を直角方向に反射した自家蛍光像
を結像させる広帯域蛍光像用集光レンズ304、広帯域
蛍光像用集光レンズ304を透過した自家蛍光像から4
30nm〜730nmの波長を選択する広帯域バンドパ
スフィルタ305、広帯域バンドパスフィルタ305を
透過した自家蛍光像を撮像する広帯域蛍光画像用高感度
撮像素子306、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子30
6により撮像された自家蛍光像をデジタル値に変換して
2次元画像データとして出力するAD変換器307、ハ
ーフミラー308を直角方向に反射した自家蛍光像を結
像させる狭帯域蛍光像用集光レンズ309、狭帯域蛍光
像用集光レンズ309により結像された自家蛍光像から
430nm〜530nmの波長を取り出す狭帯域バンド
パスフィルタ310、狭帯域バンドパスフィルタ310
を透過した自家蛍光像を撮像する狭帯域蛍光画像用高感
度撮像素子311、狭帯域蛍光画像用高感度撮像素子3
11により撮像された自家蛍光像をデジタル値に変換し
て2次元画像データとして出力するAD変換器312、
ダイクロイックミラー303を透過した参照像を結像さ
せる参照像用集光レンズ314、参照像用集光レンズ3
14により結像された参照像を撮像する参照画像用撮像
素子315、および参照画像用撮像素子315により撮
像された参照像をデジタル値に変換して2次元画像デー
タとして出力するAD変換器316を備えている。
れた自家蛍光画像信号データを記憶する自家蛍光画像用
メモリ401と、参照画像信号データを記憶する参照画
像用メモリ402、自家蛍光画像用メモリ401に記憶
された2つの波長帯域の自家蛍光画像の各画素値に予め
設定されたオフセット値を付加し、そのオフセットの付
加された各画素値の比率に応じた演算を行って各画素の
規格化演算値を算出する規格化蛍光画像生成手段40
3、参照画像用メモリ402に記憶された参照画像の画
素値に基づいて後述する補正関数を演算し、その補正関
数を用いて規格化蛍光画像生成手段403から出力され
た規格化演算値に補正を施して補正規格化演算値を算出
する補正手段404、補正手段404により算出された
補正規格化演算値に色情報を割り当てる色画像演算手段
405、参照画像用メモリ402に記憶された参照画像
の各画素値に輝度情報を割り当てる輝度画像演算手段4
06、および色画像演算手段405から出力される色情
報をもった画像信号と輝度画像演算手段406から出力
される輝度情報をもった画像信号を合成して合成画像を
生成し出力する画像合成手段407を備えている。
した広帯域自家蛍光画像記憶領域および狭帯域自家蛍光
画像記憶領域から構成され、広帯域蛍光画像用高感度撮
像素子306により撮像された広帯域自家蛍光画像は、
広帯域自家蛍光画像記憶領域に保存され、狭帯域蛍光画
像用高感度撮像素子311により撮像された狭帯域蛍光
画像は狭帯域蛍光画像記憶領域に保存される。
光画像用メモリ401に記憶された自家蛍光画像の画素
値にオフセット値を付加し、下式(9)に従って狭帯域
自家蛍光画像と広帯域自家蛍光画像との比を算出する。
なお、本実施の形態では、オフセット値は、下式(9)
のとおり広帯域自家蛍光画像のみに付加するものとし、
予め規格化蛍光画像生成手段403に記憶された所定の
値である。
り算出された規格化演算値に下式(10)により演算さ
れた補正関数を掛ける合わせることにより補正規格化演
算値を算出する。つまり、補正規格化演算値を下式(1
1)に従って算出する。本実施の形態では、補正関数は
下式(10)のとおり参照画像から算出されるものであ
り、補正手段404は参照画像用メモリ402に記憶さ
れた参照画像の画素値から補正関数を算出する。また、
os2は下式(12)に従って算出されるものであり、
knirは、参照画像の画素値を、その参照画像検出時
における内視鏡挿入部100の先端から生体組織9まで
の距離で割ったものであり、また、kwは、広帯域自家
蛍光画像の画素値を、その広帯域自家蛍光画像検出時に
おける内視鏡挿入部100の先端から生体組織9までの
距離で割ったものである。
体組織9までの距離 kw:広帯域蛍光画像/内視鏡挿入部100の先端から
生体組織9までの距離 色画像演算手段405は、補正手段404により算出さ
れた補正画素値の大きさに応じた色情報を割り当て色画
像を生成する。
モリ402に記憶された画素値の大きさに応じて輝度情
報を割り当て輝度画像を生成する。
05から出力された色画像と輝度画像演算手段406か
ら出力された輝度画像を合成して後述する表示信号処理
ユニット500のビデオ信号処理回路506に出力す
る。
ー302により反射された通常像を直角方向に反射する
通常像用ミラー501、通常像用ミラー501に反射さ
れた通常像を結像する通常像用集光レンズ502、通常
像用集光レンズ502で結像された通常像を撮像する通
常画像用撮像素子503、通常画像用撮像素子503に
より撮像された参照像をデジタル値に変換して2次元画
像データとして出力するAD変換器504、デジタル化
された通常画像信号を保存する通常画像用メモリ50
5、通常画像用メモリ505から出力された通常画像信
号および画像合成部405から出力された合成画像信号
をビデオ信号に変換して出力するビデオ信号処理回路5
06を備えている。モニタ600は、通常画像と合成画
像を切り換えて表示するものである。
の作用について説明する。まず、異なる2つの波長帯域
の自家蛍光画像と参照画像を撮像し、これらの画像から
合成画像を生成して表示する場合の作用について説明す
る。
ータ200からの信号に基づき半導体レーザ用電源11
2によりGaN系半導体レーザ111から励起光Lrが
射出され、励起光Lrは、励起光用集光レンズ113を
透過し、ダイクロイックミラー120を透過し、励起光
ライトガイド101bに入射され、内視鏡挿入部100
の先端部まで導光された後、照明レンズ103 から生
体組織9へ照射される。励起光Lrの照射により生じる
生体組織9からの自家蛍光像は、集光レンズ105によ
り集光され、励起光カットフィルタ104を透過してイ
メージファイバ102の先端に入射され、イメージファ
イバ102を経て、コリメートレンズ301に入射す
る。励起光カットフィルタ104は、波長420nm以
上の全蛍光を透過するロングパスフィルタである。励起
光Lrの波長は410nmであるため、生体組織9で反
射された励起光は、この励起光カットフィルタ104で
カットされる。コリメートレンズ301を透過した自家
蛍光像は、ダイクロイックミラー303にて直角方向に
反射される。そして、ハーフミラー308で50%の透
過率で透過し、50%の反射率で反射される。ハーフミ
ラー308を透過した自家蛍光像は、蛍光像用ミラー3
13を直角方向に反射し、広帯域蛍光像用集光レンズ3
04により結像され、広帯域蛍光像用集光レンズ304
を透過した自家蛍光像は、広帯域バンドパスフィルタ3
05を透過して、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子30
6により撮像され、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子3
06からの映像信号はAD変換器307へ入力され、デ
ジタル化された後、自家蛍光画像用メモリ401の広帯
域自家蛍光画像記憶領域に保存される。
し、ハーフミラー308により反射された自家蛍光像
は、狭帯域蛍光像用集光レンズ309により結像され、
狭帯域バンドパスフィルタ310を透過して、狭帯域蛍
光画像用高感度撮像素子311により撮像され、狭帯域
蛍光画像用高感度撮像素子311からの映像信号はAD
変換器312へ入力され、デジタル化された後、自家蛍
光画像用メモリ401の狭帯域自家域蛍光画像領域に保
存される。なお、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子30
6により撮像された自家蛍光像のデジタルデータと狭帯
域蛍光画像用高感度撮像素子311により撮像された自
家蛍光像のデジタルデータはそれぞれ異なる領域に保存
される。なお、このとき可動ミラー302は、自家蛍光
像の光軸に対して平行な破線位置になっているものとす
る。
源117から参照光Lsが射出され、この参照光Ls
は、参照光用集光レンズ119を透過し、ダイクロイッ
クミラー120を直角方向に反射して、励起光ライトガ
イド101bに入射され、内視鏡先端部まで導光された
後、照明レンズ103から生体組織9へ照射される。参
照光Lsの照射により生じる生体組織9からの参照像
は、集光レンズ105により集光され、集光レンズ10
5を透過した参照像は、励起光カットフィルタ104を
透過し、イメージファイバ102の先端に入射され、イ
メージファイバ102を経て、コリメートレンズ301
に入射する。励起光カットフィルタは、波長420nm
以上の参照像を透過するロングパスフィルタである。コ
リメートレンズ301を透過した参照像は、ダイクロイ
ックミラー303を透過し、参照像用集光レンズ314
により結像され、参照画像用撮像素子315により撮像
され、参照画像用撮像素子315からの映像信号はAD
変換器316へ入力され、デジタル化された後、参照画
像用メモリ402に保存される。なお、このとき可動ミ
ラー302は、参照像の光軸に対して平行な破線位置に
なっているものとする。
2つの波長帯域の自家蛍光画像は、規格化蛍光画像生成
手段403において、広帯域自家蛍光画像のみにその各
画素値にオフセットos1が付加される。そして、狭帯
域自家蛍光画像との比が下式(13)に従って算出され
る。なお、os1は予め規格化蛍光画像生成手段403
に設定された所定の値である。
格化演算値は補正手段404に出力され、補正手段40
4により下式(14)に従って補正規格化演算値が算出
される。
体組織までの距離 kw:広帯域自家蛍光画像/内視鏡挿入部100の先端
から生体組織までの距離 なお、補正関数(nir+os2)/nirは予め本実
施の形態の蛍光内視鏡により検出された所定の生体組織
についての参照画像および広帯域自家蛍光画像から算出
されたものであり、補正手段404に予め記憶されてい
るものである。本実施の形態では上記所定の生体組織と
して正常な生体組織を用いて参照画像および広帯域自家
蛍光画像を撮像し、上記補正関数を算出している。上記
のように補正関数を予め設定した後、実際に正常部と病
変部とを持つ生体組織の自家蛍光画像および参照画像を
撮像したときの補正規格化演算値と内視鏡挿入部100
の先端から生体組織9までの距離との関係を図2に示
す。図2においては、白丸が正常部の生体組織について
算出された補正規格化演算値、黒丸が病変部の生体組織
について算出された補正規格化演算値を示している。本
実施の形態では、上記のように正常部の生体組織につい
て補正関数を算出するようにしたので、図示のとおり正
常部の生体組織について算出された補正規格化演算値は
上記距離に依存することなく略一定の値をとるようにす
ることができる。従って、このとき例えば、白丸で示す
補正規格化演算値に基づいて境界値を求め、この境界値
以上の補正規格化演算値に応じた生体組織は正常部と判
定し、この境界値未満である補正規格化演算値に応じた
生体組織は病変部と判定するようにすればよい。上記境
界値は、例えば、上記白丸で示した補正規格化演算値の
平均値を複数種類(複数の患者)の正常部の生体組織に
ついて求め、その標準偏差σを求め、平均値−2σまた
は平均値−3σを境界値とすればよい。−2σまたは−
3σにするかは病変部の生体組織の補正規格化演算値と
の関係で決めればよい。
組織について上記補正関数を算出するのではなく、病変
部の生体組織について上記補正関数を算出するようにし
てもよく、この場合には、病変部の生体組織について算
出された補正規格化演算値が上記距離に依存することな
く略一定の値をとるようにすることができる。従って、
このときは例えば、上記同様に補正規格化演算値に基づ
いて境界値を求め、この境界値より大きい補正規格化演
算値に応じた生体組織は正常部と判定し、この境界値以
下である補正規格化演算値に応じた生体組織は病変部と
判定するようにすればよい。上記境界値は、例えば、病
変部の生体組織の補正規格化演算値の平均値を複数種類
(複数の患者)の正常部の生体組織について求め、その
標準偏差σを求め、平均値+2σまたは平均値+3σを
境界値とすればよい。
のようにして補正規格化演算値について2値判定された
結果に基づいて各画素に色情報が割り当てられ、色画像
信号として画像合成手段407に出力される。一方、参
照画像用メモリ402に保存された参照画像は、輝度画
像演算手段406で、各画素値に輝度情報を割り当て、
輝度画像信号を生成し出力する。色画演算手段405と
輝度画像演算手段406から出力された2つの画像信号
は、画像合成手段407で合成される。画像合成手段4
07で合成された合成画像は、ビデオ信号処理回路50
6によってDA変換後にモニタ600に入力され、合成
画像が表示される。
いて説明する。まず、制御用コンピュータ200からの
信号に基づき白色光源用電源115により白色光源11
4から白色光Lwが射出され、白色光Lwは、白色光用
集光レンズ116を経て白色光ライトガイド101aに
入射され、内視鏡挿入部100の先端部まで導光された
後、照明レンズ103から生体組織9へ照射される。白
色光Lwの反射光は集光レンズ105によって集光さ
れ、励起光フィルタ104を透過して、イメージファイ
バ102の先端に入射され、イメージファイバ102を
経て、コリメートレンズ301に入射する。励起光カッ
トフィルタ104は、波長420nm以上の可視光を透
過するロングパスフィルタである。コリメートレンズ3
01を透過した反射光は、可動ミラー302および通常
像用ミラー501で反射し、通常像用集光レンズ502
に入射される。通常像用集光レンズ502を透過した通
常像は、通常画像用撮像素子503に結像される。通常
画像用撮像素子503からの映像信号はAD変換器50
4へ入力され、デジタル化された後、通常画像用メモリ
505に保存される。その通常画像用メモリ505によ
り保存された通常画像信号は、ビデオ信号処理回路50
6によってDA変換後にモニタ600に入力され、その
モニタ600に可視画像として表示される。
示の作用に関する一連の動作は、制御用コンピュータ2
00により制御される。
示状態の切り換えは、フットスイッチ2を押下すること
により行なわれる。
置を適用した上記実施の形態における蛍光内視鏡よれ
ば、規格化蛍光画像(規格化演算値)に上記補正関数を
用いて生体組織9と内視鏡挿入部100の先端との距離
に起因する規格化蛍光画像(規格化演算値)の変動量を
補正する距離補正を施して補正規格化蛍光画像(補正規
格化演算値)を生成するようにしたので、オフセットの
付加による上記規格化蛍光画像(規格化演算値)のS/
Nの向上を図ることができるとともに、内視鏡挿入部1
00の先端と生体組織9との距離に依存することなく、
その距離が変化した場合においても一定の規格化演算値
をとることができるので、生体組織における正常部と病
変部の画像による識別をより正確に行なうことができ
る。
のサンプルについての遠点および近点の画像に上記補正
関数を用いて距離補正を施した場合の画像を図3
(A)、(B)に示す。なお、本画像は上記実施の形態
のように2値判定した結果を表示したものでなく、補正
規格化演算値の大きさに応じて輝度を割り当て輝度画像
として表示させたものである。図示のとおり、図9
(A)、(B)と比較すると遠点の画像(図3(A))
と近点の画像(図3(B))とで正常部の画像の明るさ
の差が小さく、正常部と病変部のコントラストの違いも
小さくなっていることがわかる。
(9),(10)に従って、参照画像に基づいた補正関
数を用いて補正規格化演算値を算出するようにしたが、
上記実施の形態とは別の方法で参照画像に基づいて補正
関数を求め、この補正関数を用いて補正規格化演算値を
算出する方法を以下に示す。
を求めるために予め正常部の生体組織について狭帯域自
家蛍光画像、広帯域自家蛍光画像および参照画像を撮像
し、各画像の画素値を自家蛍光画像用メモリ401、参
照画像用メモリ402に記憶する。そして、自家蛍光用
画像メモリ401に保存された2つの波長帯域の自家蛍
光画像は、規格化蛍光画像生成手段403において、広
帯域自家蛍光画像のみにその各画素値に上記os1が付
加される。そして、狭帯域自家蛍光画像との比が下式
(15)に従って算出される。なお、os1は予め規格
化蛍光画像生成手段403に設定された所定の値であ
る。
値は補正手段404に出力される。一方、参照画像用メ
モリ402に記憶された参照画像の画素値が補正手段4
04に出力される。補正手段404は、規格化蛍光画像
生成手段403から出力された規格化演算値と参照画像
用メモリ402から出力された参照画像の画素値に基づ
いて図4(A)に示すような補正関数hnf(NIR)
を求め、記憶する。ここで、hnfとは、このとき撮像
された参照画像の画素値の逆数の2乗に基づく関数であ
り、この関数は内視鏡挿入部100の先端と生体組織と
の距離NIRを変数とするものである。なお、距離NIR
とは、上記参照画像の画素値の逆数の2乗から算出され
るものである。参照画像は、生体組織への吸収がほとん
どない参照光の照射による反射光に基づいて撮像される
ものなので、その画素値の大きさは内視鏡挿入部100
の先端と生体組織との距離に依存する大きさである。従
って、この参照画像の画素値の逆数の2乗に基づく関数
であるhnfは上記距離をそのまま反映したものといえ
る。
際に撮像された狭帯域自家蛍光画像、広帯域自家蛍光画
像から規格化蛍光画像生成手段403にて上式(15)
に従って規格化演算値が算出される。そして、その規格
化演算値および参照画像の画素値が補正手段404に出
力され、下式(16)に従って補正規格化演算値が出力
される。
づく規格化演算値である。
演算値を求めることにより、図4(B)に示すように距
離に依存する実際の規格化演算値(破線)を距離に依存
しない補正規格化演算値(実線)に補正することができ
る。この補正規格化演算値を算出した後の作用について
は上記第1の実施の形態と同様である。
する規格化画像生成装置を適用した蛍光内視鏡の第2の
実施の形態について説明する。図5は本実施の形態の概
略構成を示す図である。なお、本実施の形態について、
第1の実施の形態と同様の要素については同じ番号を付
し、特に必要のない限りその説明を省略する。
実施の形態における参照光を利用しない構成としたもの
である。
w、自家蛍光画像用励起光Lrをそれぞれ射出する2つ
の光源を備えた照明ユニット120と、この励起光の照
射により生体組織9から発生した自家蛍光像Zjを撮像
し、デジタル値に変換して2次元画像データとして出力
する画像検出ユニット310と、画像検出ユニット31
0から出力された自家蛍光像の2次元画像データから規
格化演算を行って、その規格化演算値に色情報を割り当
てて色画像信号として出力する画像演算ユニット410
と、通常像をデジタル値に変換して2次元画像データと
し、その2次元画像データおよび画像演算ユニット41
0の出力信号をビデオ信号に変換して出力する表示信号
処理ユニット500と、各ユニットに接続され動作タイ
ミングなどの制御を行う制御用コンピュータ210と、
後述する通常画像表示状態と色画像表示状態を切り換え
るフットスイッチ2から構成される。
励起光Lrを発するGaN系半導体レーザ121、Ga
N系半導体レーザ111に電気的に接続される半導体レ
ーザ用電源122、通常画像用の白色光Lwを発する白
色光源124 、および白色光源124に電気的に接続
される白色光用電源125から構成される。
ァイバ102が接続され、イメージファイバ102によ
り伝搬された自家蛍光像、通常像を結像するコリメート
レンズ331、コリメートレンズ331を透過した通常
像を直角方向に全反射し、コリメートレンズ331を透
過した蛍光像は、破線で示す位置に移動し通過させる可
動ミラー332、コリメートレンズ331を透過した自
家蛍光像(750nm以下の波長の光)の光量の50%
を透過し、50%を直角方向に反射するハーフミラー3
23、ハーフミラー323を透過した自家蛍光像を結像
させる狭帯域蛍光像用集光レンズ324、狭帯域蛍光像
用集光レンズ324により結像された自家蛍光像から4
30nm〜530nmの波長を取り出す狭帯域バンドパ
スフィルタ325、狭帯域バンドパスフィルタ325を
透過した自家蛍光像を撮像する狭帯域蛍光画像用高感度
撮像素子326、狭帯域蛍光画像用高感度撮像素子32
6により撮像された自家蛍光像をデジタル値に変換して
2次元画像データとして出力するAD変換器327、ハ
ーフミラー323を直角方向に反射した自家蛍光像を再
び直角方向に反射する蛍光像用ミラー318、蛍光像用
ミラー318を直角方向に反射した自家蛍光像を結像さ
せる広帯域蛍光像用集光レンズ319、広帯域蛍光像用
集光レンズ319を透過した自家蛍光像から430nm
〜730nmの波長を選択する広帯域バンドパスフィル
タ320、広帯域バンドパスフィルタ320を透過した
自家蛍光像を撮像する広帯域蛍光画像用高感度撮像素子
321、および広帯域蛍光画像用高感度撮像素子321
により撮像された自家蛍光像をデジタル値に変換して2
次元画像データとして出力するAD変換器322を備え
ている。
れた広帯域自家蛍光画像信号データを記憶する広帯域自
家蛍光用メモリ411と、狭帯域自家蛍光画像信号デー
タを記憶する狭帯域自家蛍光用メモリ412、広帯域自
家蛍光用メモリ411に記憶された広帯域自家蛍光画像
の各画素値に予め設定されたオフセット値を付加し、そ
のオフセットの付加された画素値と狭帯域自家蛍光画像
の画素値の比率に応じた演算を行って各画素の規格化演
算値を算出する規格化蛍光画像生成手段413、広帯域
自家蛍光用メモリ411に記憶された広帯域自家蛍光画
像の画素値に基づいて後述する補正関数を演算し、その
補正関数を用いて規格化蛍光画像生成手段413から出
力された規格化演算値に補正を施して補正規格化演算値
を算出する補正手段414、および補正手段414によ
り算出された補正規格化演算値に色情報を割り当てて色
画像信号を出力する色画像演算手段415を備えてい
る。
自家蛍光用メモリ411に記憶された自家蛍光画像の画
素値にオフセット値を付加し、下式(17)に従って狭
帯域自家蛍光画像と広帯域自家蛍光画像との比を算出す
る。なお、本実施の形態では、オフセット値は、予め規
格化蛍光画像生成手段413に記憶された所定の値であ
る。
規格化蛍光画像生成手段413により算出された規格化
演算値に基づいて補正関数を求め、上記規格化演算値に
距離の補正を施して補正規格化演算値を出力するもので
あるが、その詳細は後述する。
により算出された補正画素値の大きさに応じた色情報を
割り当て色画像を生成する。
の作用について説明する。まず、異なる2つの波長帯域
の自家蛍光画像を撮像し、これらの画像から色画像を生
成して表示する場合の作用について説明する。
タ200からの信号に基づき半導体レーザ用電源122
によりGaN系半導体レーザ121から励起光Lrが射
出され、励起光Lrは、励起光用集光レンズ123を透
過し、励起光ライトガイド101bに入射され、内視鏡
挿入部100の先端部まで導光された後、照明レンズ1
03 から生体組織9へ照射される。励起光Lrの照射
により生じる生体組織9からの自家蛍光像は、集光レン
ズ105により集光され、励起光カットフィルタ104
を透過してイメージファイバ102の先端に入射され、
イメージファイバ102を経て、コリメートレンズ33
1に入射する。励起光カットフィルタ104は、波長4
20nm以上の全蛍光を透過するロングパスフィルタで
ある。励起光Lrの波長は410nmであるため、生体
組織9で反射された励起光は、この励起光カットフィル
タ104でカットされる。コリメートレンズ331を透
過した自家蛍光像は、ハーフミラー313で50%の透
過率で透過し、50%の反射率で反射される。ハーフミ
ラー313を反射した自家蛍光像は、蛍光像用ミラー3
18を直角方向に反射し、広帯域蛍光像用集光レンズ3
19により結像され、広帯域蛍光像用集光レンズ319
を透過した自家蛍光像は、広帯域バンドパスフィルタ3
20を透過して、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子32
1により撮像され、広帯域蛍光画像用高感度撮像素子3
21からの映像信号はAD変換器322へ入力され、デ
ジタル化された後、広帯域自家蛍光用メモリ411に保
存される。
蛍光像は、狭帯域蛍光像用集光レンズ314により結像
され、狭帯域バンドパスフィルタ315を透過して、狭
帯域蛍光画像用高感度撮像素子316により撮像され、
狭帯域蛍光画像用高感度撮像素子316からの映像信号
はAD変換器317へ入力され、デジタル化された後、
狭帯域自家蛍光用メモリ412に保存される。なお、広
帯域蛍光画像用高感度撮像素子321により撮像された
自家蛍光像のデジタルデータと狭帯域蛍光画像用高感度
撮像素子316により撮像された自家蛍光像のデジタル
データはそれぞれ共通のメモリの異なる領域に保存され
るようにしてもよい。なお、このとき可動ミラー332
は、自家蛍光像の光軸に対して平行な破線位置になって
いるものとする。
と同様に、補正関数を求めるために予め正常部の生体組
織について狭帯域自家蛍光画像および広帯域自家蛍光画
像を撮像し、各画像の画素値を広帯域蛍光用メモリ41
1、狭帯域蛍光用メモリ412に記憶する。そして、広
帯域蛍光用メモリ411に保存された広帯域自家蛍光画
像は、規格化蛍光画像生成手段413において、その各
画素値に上記os1が付加される。そして、狭帯域自家
蛍光画像との比が下式(18)に従って算出される。な
お、os1は予め規格化蛍光画像生成手段413に設定
された所定の値である。
値は補正手段414に出力される。一方、広帯域蛍光用
メモリ411に記憶された広帯域自家蛍光画像の画素値
が補正手段414に出力される。補正手段414は、規
格化蛍光画像生成手段413から出力された規格化演算
値と広帯域蛍光用メモリ411から出力された広帯域自
家蛍光画像の画素値に基づいて図6(A)に示すような
補正関数hnf(w)を求め、記憶する。ここで、wと
は、このとき撮像された,広帯域自家蛍光画像の画素値
である。なお、w∞とは内視鏡挿入部100の先端と生
体組織9との距離が略0である場合(非常に近接してい
る場合)における広帯域自家蛍光画像の画素値の大きさ
であり、十分に大きな値である。
際に撮像された狭帯域自家蛍光画像、広帯域自家蛍光画
像から規格化蛍光画像生成手段413にて上式(18)
に従って規格化演算値が算出される。そして、その規格
化演算値および広帯域自家蛍光画像の画素値が補正手段
414に出力され、下式(19)に従って補正規格化演
算値が出力される。
づく規格化演算値であり、hnf(w)は実際に撮像さ
れた広帯域自家蛍光画像の画素値wにおける補正関数h
nf(w)の値である。
演算値を求めることにより、図6(B)に示すように距
離に依存する実際の規格化演算値(破線)を距離に依存
しない補正規格化演算値(実線)に補正することができ
る。
生体組織について補正関数を算出するようにしたので、
上記第1の実施の形態と同様に補正規格化演算値に基づ
いて境界値を求め、この境界値以上の補正規格化演算値
に応じた生体組織は正常部と判定し、この境界値未満で
ある補正規格化演算値に応じた生体組織は病変部と判定
するようにすればよい。上記境界値は、上記第1の実施
の形態と同様にして求めるようにすればよい。また、病
変部の生体組織について上記補正関数を算出する場合の
境界値の求め方も上記第1の実施の形態と同様である。
のようにして補正規格化演算値について2値判定された
結果に基づいて各画素に色情報が割り当てられ、色画像
信号が生成される。色画像信号はビデオ信号処理回路5
06によってDA変換後にモニタ600に入力され、色
画像が表示される。その他の作用については上記第1の
実施の形態と同様である。
正関数を自家蛍光画像に基づく規格化演算値と広帯域自
家蛍光画像の画素値との関係から求めるようにしたが、
これに限らず狭帯域自家蛍光画像の画素値と上記規格化
演算値の関係、または、広帯域自家蛍光画像および狭帯
域自家蛍光画像の画素値の和と上記規格化演算値との関
係から補正関数を求めるようにしてもよい。
おいては、正常部または病変部の生体組織に基づいて補
正関数を求め、その補正関数を用いて補正規格化演算値
を算出し、この補正規格化演算値に基づいて境界値を設
定して2値判定するようにしたが、補正関数を、正常部
から病変部までの進行度をs段階に分割したときの各段
階のそれぞれの生体組織に基づいて求め、この補正関数
に基づいて基準となるs個の補正規格化演算値をそれぞ
れ算出し、この基準となるs個の補正規格化演算値に基
づいて境界値を設定するようにしてもよい。この場合、
実際に撮像された生体組織について上記s段階のそれぞ
れの生体組織に応じたs個の補正関数を用いてそれぞれ
補正規格化演算値を算出し、このs個の補正規格化演算
値について、上記境界値を用いてs段階の生体組織に応
じた領域をs個の補正規格化蛍光画像から抽出し、この
s個の領域について、例えばそれぞれ異なる色画像を割
り当てて、この色画像を重ねて表示するようにしてもよ
い。この場合、例えば、第1の実施の形態に適用する場
合には、図6に示すように補正手段404と色画像算出
手段405の間に境界値設定手段420および領域抽出
手段421を設けるようにし、画像合成手段407にお
いて色画像算出手段405から出力されたs段階の生体
組織に応じた領域を重ね合わせるようにすればよい。
は、正常部の生体組織または病変部の生体組織を用いて
補正関数を算出するが、この生体組織として複数の患者
の生体組織を利用するようにしてもよい。また、補正関
数は、実際の画像診断などの前に予め算出し設定するよ
うにしてもよいし、実際の画像診断などの途中で算出し
設定したり、または、更新したりするようにしてもよ
い。
は1つのモニタで合成画像および通常画像または色画像
および通常画像をそれぞれ切り換えて表示するようにし
ているが、別々のモニタで表示するようにしてもよい。
また、1つのモニタで切り換える方法も上記実施の形態
のようにフットスイッチによらず制御コンピュータより
時系列で自動的に行ってもよい。
白色光源111を別個の構成としたが、適当な光学透過
フィルタを利用して、単一の光源を励起光源と白色光源
とで兼用することもできる。
から420nm程度のいずれのものを選んでも良い。
おいては、励起光の照射により生体組織から発せられる
自家蛍光に基づいて規格化蛍光画像を生成する際に、本
発明の規格化画像生成方法を適用した実施の形態を説明
したが、上記のように自家蛍光に基づいて規格化蛍光画
像を生成する際に限らず、例えば、生体組織への白色光
の照射により反射光される反射光に基づいて生体組織の
酸素飽和度を算出し、この酸素飽和度に基づいて規格化
画像を生成する際にも、本発明の規格化画像生成方法を
適用することができる。具体的には以下に説明する。
いて説明する。上記のような蛍光内視鏡の内視鏡挿入部
100から白色光を生体組織9に照射する。そして、こ
のとき生体組織から反射される反射光を、異なる波長帯
域λ1,λ2のバンドパスフィルタを介して撮像素子に
より撮像することにより、異なる波長帯域λ1,λ2の
反射画像r1,r2を得る。そして、この2つの反射画
像r1,r2について、各画素値と生体組織の照射され
た白色光の強度に基づいて、各画素毎の吸光度を算出す
る。
度に応じて変化するため、上記吸光度から酸素飽和度を
算出することができるが、上記吸光度は生体組織の脈動
により異なる。したがって、例えば、脈拍計などを設
け、この脈拍計により計測された脈動に基づいて、例え
ば、吸光度が最も大きくなる時刻T1と吸光度が最も小
さくなる時刻T2とを求め、この時刻T1と時刻T2に
おける吸光度の変化分を算出し、この変化分に基づいて
酸素飽和度を算出する。
長帯域λ1の照射光に対する吸光度Iλ1(T1)が時
刻T1における反射画像r1に基づいて求められ、時刻
T1における波長帯域λ2の照射光に対する吸光度Iλ
2(T1)が時刻T1における反射画像r2に基づいて
求められ、時刻T2における波長帯域λ1の照射光に対
する吸光度Iλ1(T2)が時刻T2における反射画像
r1’に基づいて求められ、時刻T2における波長帯域
λ2の照射光に対する吸光度Iλ2(T2)が時刻T2
における反射画像r2’に基づいて求められ、吸光度の
変化分ΔIλ1およびΔIλ2が以下のようにして求め
られる。
の時間変化分ΔIλ1、ΔIλ2に基づいて酸素飽和度
SaO2が以下の式により求められる。
係に基づいて得られた関数である。
Iλ2は、上記自家蛍光と同様に非常に小さい値である
ため、これらに基づいてΦ12を求めて酸素飽和度Sa
O2を算出してこれを画像化した場合には、S/Nが悪
い画像となってしまう。したがって、上記自家蛍光を画
像化する場合と同様に、例えば、以下のようにオフセッ
トを付加してΦ12’を求めることが考えられる。
2’を求めた場合、自家蛍光画像についてオフセットを
付加して規格化蛍光画像を演算した場合と同様に、Φ1
2’の値が内視鏡挿入部100の先端と生体組織との距
離によって異なる値となるため、Φ12’に基づいて生
体組織の酸素飽和度を適切に示すことは困難である。し
たがって、上記実施の形態と同様に、Φ12’を補正関
数により補正し、この補正された値に基づいて酸素飽和
度SaO2を算出して画像化することにより、内視鏡挿
入部100の先端と生体組織との距離に依存せず、酸素
飽和度が適切に示された画像を表示するようにすること
ができる。また、上記補正関数としては、例えば、下式
(20)のようなものを利用し、式(21)、式(2
2)によの演算を行なうことにより、Φ12’を補正す
るようにすればよい。
100の先端から生体組織9までの距離 hw:ΔIλ2/内視鏡挿入部100の先端から生体組
織9までの距離 また、上式(20)のような補正関数に限らず、上記実
施の形態において説明したその他の補正関数を適用する
ようにしてもよい。
射画像r1,r2を得る方法としては、波長帯域λ1,
λ2のバンドパスフィルタからなる面順次フィルタを使
用して2つの反射画像r1,r2を時系列に得るように
してもよいし、波長帯域λ1,λ2のバンドパスフィル
タからなるモザイクフィルタを使用して2つの反射画像
r1,r2を同時に得るようにしてもよい。
生体組織に白色光を照射する通常画像の撮像時に行なっ
てもよい。
適用した蛍光内視鏡の第1の実施の形態の概略構成図
像および参照画像を撮像したときの補正規格化演算値と
内視鏡挿入部の先端から生体組織までの距離との関係を
示す図
(B)について補正関数を用いて距離補正を施したとき
の画像を示す図
づく規格化演算値と参照画像の画素値の逆数NIRとの
関係(A)および補正関数による補正(B)を示す図
適用した蛍光内視鏡の第2の実施の形態の概略構成図
づく規格化演算値と広帯域自家蛍光画像の画素値との関
係(A)および補正関数による補正(B)を示す図
応じた補正規格化演算値に基づいて境界値設定手段によ
り境界値を設定し、この境界値に基づいて領域抽出手段
によりs段階の生体組織に応じた領域を抽出し、この領
域についてそれぞれ異なる色画像を割り当てて色画像を
生成する場合の各手段の構成図
いて、オフセットを付加して規格化演算値を求めたとき
のその規格化演算値と検出手段と生体組織との距離の関
係を示す図
との距離が大きい(遠点)ときの除算値に基づく画像
(A)と距離が小さい(近点)ときの除算値に基づく画
像(B)を示す図
の強度分布を示す説明図
AD変換器 308,323 ハーフミラー 309,324 狭帯域蛍光像用ミラー 310,325 狭帯域バンドパスフィルタ 311,326 狭帯域蛍光画像用高感度撮像素子 313 蛍光像用ミラー 314 参照像用集光レンズ 315 参照画像用撮像素子 331 コリメートレンズ 332 可動ミラー 400 画像演算ユニット 401 自家蛍光画像用メモリ 402 参照画像用メモリ 403,413 規格化蛍光画像生成手段 404,414 補正手段 405,415 色画像演算手段 406 輝度画像演算手段 407 画像合成手段 500 表示信号処理ユニット 501 通常像用ミラー 502 通常像用集光レンズ 503 通常画像用撮像素子 505 通常画像用メモリ 506 ビデオ信号処理回路 600 モニタユニット
Claims (20)
- 【請求項1】 光の照射により生体組織から発生する再
輻射光に基づいて互いに異なる波長帯域の画像を画像検
出手段によりそれぞれ検出し、前記互いに異なる波長帯
域の画像の少なくとも1つに所望のオフセットを付加
し、該少なくとも1つに所望のオフセットが付加された
前記互いに異なる波長帯域の画像の比に基づいて規格化
画像を生成する規格化画像生成方法において、 前記規格化画像に所定の補正関数を用いて前記生体組織
と前記画像検出手段との距離に起因する前記規格化画像
の変動量を補正する距離補正を施して補正規格化画像を
生成することを特徴とする規格化画像生成方法。 - 【請求項2】 励起光の照射により生体組織から発生す
る蛍光に基づいて互いに異なる波長帯域の蛍光画像を蛍
光画像検出手段によりそれぞれ検出し、前記互いに異な
る波長帯域の蛍光画像の少なくとも1つに所望のオフセ
ットを付加し、該少なくとも1つに所望のオフセットが
付加された前記互いに異なる波長帯域の蛍光画像の比に
基づいて規格化蛍光画像を生成する規格化画像生成方法
において、 前記規格化蛍光画像に所定の補正関数を用いて前記生体
組織と前記蛍光画像検出手段との距離に起因する前記規
格化蛍光画像の変動量を補正する距離補正を施して補正
規格化蛍光画像を生成することを特徴とする規格化画像
生成方法。 - 【請求項3】 前記互いに異なる波長帯域の蛍光画像
が、狭帯域蛍光画像および広帯域蛍光画像であることを
特徴とする請求項2記載の規格化画像生成方法。 - 【請求項4】 前記補正関数が、性状が既知である所定
の生体組織についての広帯域蛍光画像および狭帯域蛍光
画像の少なくとも1つに基づいて算出されることを特徴
とする請求項3記載の規格化画像生成方法。 - 【請求項5】 参照光の照射により性状が既知である所
定の生体組織から反射される反射光による参照画像を参
照画像検出手段により検出し、 前記補正関数が、前記参照画像に基づいて算出されるこ
とを特徴とする請求項2または3記載の規格化画像生成
方法。 - 【請求項6】 前記補正関数が、次の(1)式で表され
るものであり、前記補正規格化蛍光画像が、次の(2)
式により算出されることを特徴とする請求項5記載の規
格化画像生成方法。 (nir+os2)/nir …(1) {n/(w+os1)}×{(nir+os2)/nir} …(2) ただし、 n:狭帯域蛍光画像 w:広帯域蛍光画像 nir:参照画像 os1:オフセット os2:補正係数、os2=os1×knir/kw knir:参照画像/生体組織と参照画像検出手段との
距離 kw:広帯域蛍光画像/生体組織と蛍光画像検出手段と
の距離 - 【請求項7】 前記os2が、正常部の生体組織に応じ
た前記knirおよび前記kwに基づいて算出されるこ
とを特徴とする請求項6記載の規格化画像生成方法。 - 【請求項8】 前記os2が、病変部の生体組織に応じ
た前記knirおよび前記kwに基づいて算出されるこ
とを特徴とする請求項6記載の規格化画像生成方法。 - 【請求項9】 前記os2が、正常部から病変部までの
進行度をs段階に分割したときの各前記段階の生体組織
に応じた各前記knirおよび各前記kwに基づいてそ
れぞれ算出されることを特徴とする請求項6記載の規格
化画像生成方法。 - 【請求項10】 前記s段階のそれぞれの生体組織に応
じた前記os2に基づくs個の前記補正関数を用いて前
記s段階のそれぞれの生体組織の基準となる前記規格化
蛍光画像に前記距離補正を施して基準となるs個の前記
補正規格化蛍光画像をそれぞれ算出し、 該s個の基準補正規格化蛍光画像に基づいて境界値を設
定し、 一方、前記生体組織の前記規格化蛍光画像に前記s個の
補正関数を用いて前記距離補正を施すことによりs個の
前記補正規格化蛍光画像をそれぞれ算出し、 該s個の補正規格化蛍光画像について前記境界値を用い
て前記s段階の生体組織に応じた領域を抽出し、 前記抽出されたs個の領域を重ね合わせて表示すること
を特徴とする請求項9記載の規格化画像生成方法。 - 【請求項11】 生体組織に光を照射する光照射手段
と、前記光の照射により前記生体組織から発生する再輻
射光に基づいて互いに異なる波長帯域の画像をそれぞれ
検出する画像検出手段と、前記互いに異なる波長帯域の
画像の少なくとも1つに所望のオフセットを付加し、該
少なくとも1つに所望のオフセットが付加された前記互
いに異なる波長帯域の画像の比に基づいて規格化画像を
生成する規格化画像生成手段とを備えた規格化画像生成
装置において、 前記規格化画像に所定の補正関数を用いて前記生体組織
と前記画像検出手段との距離に起因する前記規格化画像
の変動量を補正する距離補正を施して補正規格化画像を
生成する補正手段を備えたことを特徴とする規格化画像
生成装置。 - 【請求項12】 生体組織に励起光を照射する励起光照
射手段と、前記励起光の照射により前記生体組織から発
生する蛍光に基づいて互いに異なる波長帯域の蛍光画像
をそれぞれ検出する蛍光画像検出手段と、前記互いに異
なる波長帯域の蛍光画像の少なくとも1つに所望のオフ
セットを付加し、該少なくとも1つに所望のオフセット
が付加された前記互いに異なる波長帯域の蛍光画像の比
に基づいて規格化蛍光画像を生成する規格化蛍光画像生
成手段とを備えた規格化画像生成装置において、 前記規格化蛍光画像に所定の補正関数を用いて前記生体
組織と前記蛍光画像検出手段との距離に起因する前記規
格化蛍光画像の変動量を補正する距離補正を施して補正
規格化蛍光画像を生成する補正手段を備えたことを特徴
とする規格化画像生成装置。 - 【請求項13】 前記互いに異なる波長帯域の蛍光画像
が、狭帯域蛍光画像および広帯域蛍光画像であることを
特徴とする請求項12記載の規格化画像生成装置。 - 【請求項14】 前記補正関数が、性状が既知である所
定の生体組織についての広帯域蛍光画像および狭帯域蛍
光画像の少なくとも1つに基づいて算出されることを特
徴とする請求項13記載の規格化画像生成装置。 - 【請求項15】 参照光を性状が既知である所定の生体
組織に照射する参照光照射手段と、前記参照光照射手段
による参照光の照射により前記性状が既知である生体組
織から反射される反射光に基づいて参照画像を検出する
参照画像検出手段とを有し、 前記補正関数が、前記参照画像に基づいて算出されるこ
とを特徴とする請求項12または13記載の規格化画像
生成装置。 - 【請求項16】 前記補正関数が、次の(3)式で表さ
れるものであり、 前記補正規格化蛍光画像が、次の(4)式により算出さ
れることを特徴とする請求項15記載の規格化画像生成
装置。 (nir+os2)/nir …(3) {n/(w+os1)}×{(nir+os2)/nir} …(4) ただし、 n:狭帯域蛍光画像 w:広帯域蛍光画像 nir:参照画像 os1:オフセット os2:補正係数、os2=os1×knir/kw knir:参照画像/生体組織と参照画像検出手段との
距離 kw:広帯域蛍光画像/生体組織と蛍光画像検出手段と
の距離 - 【請求項17】 前記os2が、正常部の生体組織に応
じた前記knirおよび前記kwに基づいて算出される
ことを特徴とする請求項16記載の規格化画像生成装
置。 - 【請求項18】 前記os2が、病変部の生体組織の病
変部に応じた前記knirおよび前記kwに基づいて算
出されることを特徴とする請求項16記載の規格化画像
生成装置。 - 【請求項19】 前記os2が、正常部から病変部まで
の進行度をs段階に分割したときの各前記段階の生体組
織に応じた各前記knirおよび各前記kwに基づいて
それぞれ算出されることを特徴とする請求項16記載の
規格化画像生成装置。 - 【請求項20】 前記補正手段が、前記s段階のそれぞ
れの生体組織に応じた前記os2に基づくs個の前記補
正関数を用いて前記s段階のそれぞれの生体組織の基準
となるs個の前記規格化蛍光画像に前記距離補正を施し
s個の基準となる前記補正規格化蛍光画像を算出するも
のであり、 該s個の基準補正規格化蛍光画像に基づいて境界値を設
定する境界値設定手段と、 前記補正手段により前記生体組織の前記規格化蛍光画像
について前記s個の補正関数を用いて算出されたs個の
前記補正規格化蛍光画像から前記境界値を用いてそれぞ
れ前記s段階の生体組織に応じた領域を抽出する領域抽
出手段と、 該領域抽出手段により抽出された前記s個の補正規格化
蛍光画像の領域を重ね合わせて表示する表示手段とを備
えたことを特徴とする請求項19記載の規格化画像生成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002120234A JP4202671B2 (ja) | 2001-04-27 | 2002-04-23 | 規格化画像生成方法および装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001132421 | 2001-04-27 | ||
JP2001-132421 | 2001-04-27 | ||
JP2002120234A JP4202671B2 (ja) | 2001-04-27 | 2002-04-23 | 規格化画像生成方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003036436A true JP2003036436A (ja) | 2003-02-07 |
JP4202671B2 JP4202671B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=26614471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002120234A Expired - Fee Related JP4202671B2 (ja) | 2001-04-27 | 2002-04-23 | 規格化画像生成方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4202671B2 (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061683A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-03-09 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2006122131A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Olympus Corp | 画像生成装置 |
JP2010227254A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Olympus Corp | 画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 |
WO2011099425A1 (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-18 | オリンパス株式会社 | 蛍光観察装置 |
JP2011161046A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Olympus Corp | 蛍光内視鏡装置 |
WO2011126065A1 (ja) * | 2010-04-07 | 2011-10-13 | オリンパス株式会社 | 蛍光観察装置 |
WO2012046530A1 (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-12 | Hoya株式会社 | 診断システム |
US8193517B2 (en) | 2009-03-24 | 2012-06-05 | Olympus Corporation | Fluoroscopy system, fluoroscopy apparatus, and fluoroscopy method |
JP2012239815A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Fujifilm Corp | 内視鏡システム及び内視鏡画像の表示方法 |
WO2013015120A1 (ja) * | 2011-07-22 | 2013-01-31 | オリンパス株式会社 | 蛍光内視鏡装置 |
WO2013035532A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びそのプロセッサ装置並びに画像作成方法 |
US8489179B2 (en) | 2009-03-24 | 2013-07-16 | Olympus Corporation | Fluoroscopy apparatus, fluoroscopy system and fluorescence-image processing method |
JP2015029841A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 撮像装置および撮像方法 |
WO2015025672A1 (ja) * | 2013-08-23 | 2015-02-26 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びにテーブル作成方法 |
WO2015045516A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 蛍光観察装置、内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法 |
WO2015045703A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びに距離測定装置 |
JP2015127667A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
US9182347B2 (en) | 2011-08-18 | 2015-11-10 | Olympus Corporation | Fluoroscopy apparatus, fluoroscopy system, and fluorescence-image processing method |
US9498109B2 (en) | 2010-02-10 | 2016-11-22 | Olympus Corporation | Fluorescence endoscope device |
US9588046B2 (en) | 2011-09-07 | 2017-03-07 | Olympus Corporation | Fluorescence observation apparatus |
-
2002
- 2002-04-23 JP JP2002120234A patent/JP4202671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (41)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061683A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-03-09 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
US8606350B2 (en) | 2004-07-30 | 2013-12-10 | Olympus Corporation | Endoscope apparatus |
JP2006122131A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Olympus Corp | 画像生成装置 |
JP4564331B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2010-10-20 | オリンパス株式会社 | 画像生成装置 |
US8489179B2 (en) | 2009-03-24 | 2013-07-16 | Olympus Corporation | Fluoroscopy apparatus, fluoroscopy system and fluorescence-image processing method |
US8193517B2 (en) | 2009-03-24 | 2012-06-05 | Olympus Corporation | Fluoroscopy system, fluoroscopy apparatus, and fluoroscopy method |
JP2010227254A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Olympus Corp | 画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 |
US8415641B2 (en) | 2010-02-10 | 2013-04-09 | Olympus Corporation | Fluorescence observation device |
WO2011099425A1 (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-18 | オリンパス株式会社 | 蛍光観察装置 |
JP2011161046A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Olympus Corp | 蛍光内視鏡装置 |
US9498109B2 (en) | 2010-02-10 | 2016-11-22 | Olympus Corporation | Fluorescence endoscope device |
US8818062B2 (en) | 2010-04-07 | 2014-08-26 | Olympus Corporation | Fluoroscopy device |
WO2011126065A1 (ja) * | 2010-04-07 | 2011-10-13 | オリンパス株式会社 | 蛍光観察装置 |
CN102843951A (zh) * | 2010-04-07 | 2012-12-26 | 奥林巴斯株式会社 | 荧光观察装置 |
JP2011217886A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Olympus Corp | 蛍光観察装置 |
GB2498491B (en) * | 2010-10-07 | 2016-08-24 | Univ Kyushu Nat Univ Corp | Diagnostic system |
US9468381B2 (en) | 2010-10-07 | 2016-10-18 | Kyushu University, National University Corporation | Diagnostic system |
JP2012080939A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Hoya Corp | 診断システム |
GB2498491A (en) * | 2010-10-07 | 2013-07-17 | Hoya Corp | Diagnostic system |
WO2012046530A1 (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-12 | Hoya株式会社 | 診断システム |
JP2012239815A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Fujifilm Corp | 内視鏡システム及び内視鏡画像の表示方法 |
CN103687529A (zh) * | 2011-07-22 | 2014-03-26 | 奥林巴斯株式会社 | 荧光内窥镜装置 |
JPWO2013015120A1 (ja) * | 2011-07-22 | 2015-02-23 | オリンパス株式会社 | 蛍光内視鏡装置 |
US9532719B2 (en) | 2011-07-22 | 2017-01-03 | Olympus Corporation | Fluorescence endoscope apparatus |
WO2013015120A1 (ja) * | 2011-07-22 | 2013-01-31 | オリンパス株式会社 | 蛍光内視鏡装置 |
CN103687529B (zh) * | 2011-07-22 | 2016-05-18 | 奥林巴斯株式会社 | 荧光内窥镜装置 |
US9182347B2 (en) | 2011-08-18 | 2015-11-10 | Olympus Corporation | Fluoroscopy apparatus, fluoroscopy system, and fluorescence-image processing method |
JPWO2013035532A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2015-03-23 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びそのプロセッサ装置並びに内視鏡システムの作動方法 |
US9532740B2 (en) | 2011-09-05 | 2017-01-03 | Fujifilm Corporation | Endoscope system, processing apparatus for the same, and image generating method |
WO2013035532A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びそのプロセッサ装置並びに画像作成方法 |
US9588046B2 (en) | 2011-09-07 | 2017-03-07 | Olympus Corporation | Fluorescence observation apparatus |
JP2015029841A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 撮像装置および撮像方法 |
WO2015025672A1 (ja) * | 2013-08-23 | 2015-02-26 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びにテーブル作成方法 |
JP2015039617A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びにテーブル作成方法 |
EP3050486A4 (en) * | 2013-09-27 | 2016-09-07 | Fujifilm Corp | ENDOSCOPY SYSTEM, PROCESSOR DEVICE, OPERATING METHOD AND SPACING MEASURING DEVICE |
JP2015066129A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 富士フイルム株式会社 | 蛍光観察装置、内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法 |
JP2015066127A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びに距離測定装置 |
WO2015045703A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法並びに距離測定装置 |
WO2015045516A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 富士フイルム株式会社 | 蛍光観察装置、内視鏡システム及びプロセッサ装置並びに作動方法 |
US10463240B2 (en) | 2013-09-27 | 2019-11-05 | Fujifilm Corporation | Endoscope system, processor device, operation method, and distance measurement device |
JP2015127667A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4202671B2 (ja) | 2008-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7123756B2 (en) | Method and apparatus for standardized fluorescence image generation | |
JP2003036436A (ja) | 規格化画像生成方法および装置 | |
US8547425B2 (en) | Fluorescence observation apparatus and fluorescence observation method | |
US6821245B2 (en) | Compact fluorescence endoscopy video system | |
US9167960B2 (en) | Endoscope system, processor device thereof, and image producing method | |
EP2638844B1 (en) | Endoscope system, processor device thereof, and exposure control method | |
US9532719B2 (en) | Fluorescence endoscope apparatus | |
US20130245411A1 (en) | Endoscope system, processor device thereof, and exposure control method | |
US20120150043A1 (en) | Systems and methods for generating fluorescent light images | |
JP2006175052A (ja) | 蛍光画像撮像装置 | |
EP2692275A1 (en) | Diagnostic system | |
JP5393215B2 (ja) | 蛍光観察装置、蛍光観察システムおよび蛍光観察装置の作動方法 | |
JP2021035549A (ja) | 内視鏡システム | |
JP2002336187A (ja) | 規格化蛍光画像生成方法および装置 | |
JP2003111716A (ja) | 標準光源、補正係数算出方法および装置並びに蛍光画像生成方法および装置 | |
US20020085753A1 (en) | Fluorescent image obtaining apparatus | |
JP2002165108A (ja) | 画像取得装置 | |
CN117442144A (zh) | 内窥镜系统及其成像方法 | |
JP4109132B2 (ja) | 蛍光判定装置 | |
JP2002078670A (ja) | 蛍光撮像装置 | |
JP2003000528A (ja) | 蛍光診断画像生成方法および装置 | |
JP4109133B2 (ja) | 蛍光判定装置 | |
JP3946985B2 (ja) | 蛍光画像撮像装置 | |
JP2003079567A (ja) | 撮像装置 | |
JP2001340283A (ja) | 蛍光画像表示方法および表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050207 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080708 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080829 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080916 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081007 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081009 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |