JP2006121352A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったときでも、利用者にメッセージ着信を知らせることができる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 本移動体通信端末(携帯電話機)10は、通信部110と出力部112と制御部114とを備える。通信部110は、メッセージに対する着信通知のデータを複数に分割した分割データを互いに独立に携帯電話通信網20を介して受信する。出力部112は、通信部110で受信した複数の分割データを連結してメッセージの着信通知として出力する。制御部114は、メッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったとき、その受信できた一部の分割データを用いて着信通知を出力するように、出力部112を制御する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、通信ネットワークを介したメッセージの受信に先立って、そのメッセージの着信通知を送受信する携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、移動体通信ネットワーク等の通信ネットワークを介して、他の移動体通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯電話機などの移動体通信端末が知られている。当初、移動体通信ネットワークにおける伝送能力が悪かったため、上記移動体通信端末間で送受信されるメッセージの種類は、所定サイズ以下のテキストデータに限られていた。その後、移動体通信ネットワークにおける伝送能力の向上により、テキストのデータサイズが拡張されたメッセージや、静止画像等のデータが添付されたメッセージも送受信できるようになってきている。特に最近では、データ伝送速度が高速の移動体通信システムを用いて、テキスト、グラフィック、ビデオ、オーディオ等の複数のメディアタイプのデータをメッセージとして送受信可能なマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が提供されるようになってきている(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照)。
Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C) 特開2002−281550号公報
上記MMSでは、マルチメディアメッセージ(MM)を構成するメッセージ本文全体やその添付ファイルがMMの宛先である受信側の移動体通信端末へ送信される前に、そのMMの差出人、件名、送信日時等の書式的事項を含む着信通知が、当該受信側の移動体通信端末に送信される。このMMSにおける着信通知のデータサイズが大きくなった場合、着信通知を複数のパケット(分割データ)に分割して送信し、受信側の移動体通信端末では連続して受信した着信通知の複数のパケットを連結して一つの着信通知として出力することが考えられる。受信側の移動体通信端末では、この着信通知を確認した利用者が続き受信の操作をすることにより、上記MMのメッセージ本文全体や添付ファイルを受信することができる。
ところが、上記着信通知を複数のパケットに分割して送信する場合、その複数のパケットの一部が通信ネットワークにおける通信エラー等によって受信側の移動体通信端末に到達しない場合があった。上記MMの着信通知を複数のパケットで受信する従来の移動体通信端末では、その複数のパケットをすべて受信して連結を完了しないと着信通知が出力されない。そのため、上記複数のパケットの一部が到達しない場合には、他のパケットが到達して受信側の移動体通信端末で受信されていたとしても着信通知が出力されず、自分宛のメッセージの着信を利用者に知らせることができないという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、メッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったときでも、利用者にメッセージ着信を知らせることができる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、通信ネットワークを介したメッセージの受信に先立って、該メッセージの着信通知を受信する移動体通信端末であって、該メッセージに対する着信通知のデータを複数に分割した分割データを互いに独立に通信ネットワークを介して受信する通信手段と、該通信手段で受信した該複数の分割データを連結して該メッセージの着信通知として出力する出力手段と、該メッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったとき、該受信できた一部の分割データを用いて該着信通知を出力するように、該出力手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記着信通知の複数の分割データはそれぞれ、上記通信ネットワーク側から送信される順番に、上記メッセージのメッセージ本文の冒頭部分を先頭から順番に分割したデータを含み、上記制御手段は、上記着信通知を構成する複数の分割データのうち、該通信ネットワーク側から送信される第1番目の分割データを少なくと含む一部の分割データしか受信できなかったとき、第1番目の分割データ又は第1番目の分割データとその分割データに所定の順番で連続する後続の分割データとを連結した連結データを該着信通知として出力するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、上記出力手段は、上記着信通知を受信したメッセージのリスト情報を出力することができ、上記制御手段は、上記分割データの一部を着信通知として出力したメッセージについても上記リスト情報に含めるように、該出力手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の移動体通信端末において、上記リスト情報にあるメッセージについて上記メッセージ本文の冒頭部分に続く部分を受信する続き受信を指示するための指示手段を備え、上記制御手段は、該指示手段で続き受信が指示されたメッセージの着信通知が、その着信通知を構成する複数の分割データの一部を受信して連結した連結未完了状態の着信通知であるときは、該メッセージの続き受信を禁止するように制御することを特徴とするものである。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御や情報処理は、その移動体通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
本発明によれば、通信手段によりメッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったとき、通信手段で受信できた一部の分割データを用いて着信通知を出力手段で出力することにより、利用者にメッセージ着信を知らせることができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、移動体通信端末としての携帯電話機10A,10Bと、通信ネットワークとしての携帯電話通信網20とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、基地局21と、コアネットワーク201と、IP(Internet Protocol)ネットワーク202と、SMSC(Short Message Service Center)29とを備えている。
上記基地局21は、管轄対象のセルごとに設けられ、携帯電話通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内にある携帯電話機10A,10Bに無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される携帯電話機10A,10Bからのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、携帯電話通信網20内の有線回線部分に転送する。
上記コアネットワーク201は、図示しない位置登録データベース(HLR,VLR)、加入者データベース、課金システム等を有し、各携帯電話機間の通信等を中継するように通信制御を行う。更に、コアネットワーク201は、各携帯電話機と、携帯電話通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、コアネットワーク201は、各携帯電話機と他の通信ネットワークとの間における通信を中継するように通信制御を行う。
また、上記コアネットワーク201は、回線交換網のほかパケット交換網を有している。このパケット交換網は、SGSN(Serving GPRS Support Node)22やGGSN(Gateway GPRS Support Node)23等のノードを有している。SGSN24は、基地局21が接続されている図示しない無線ネットワークコントローラとコアネットワーク201側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各携帯電話機10A,10Bの位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。また、GGSN23は、コアネットワーク201側のパケット交換網と、IPネットワーク202との間のゲートウェイ機能を有している。
上記IPネットワーク202は、プロキシサーバ24、MMSC(Multimedia Messaging Service Center)25、ゲートウェイサーバ26、PPG(Push Proxy Gateway)サーバ27、その他図示しないWEBサーバ等を有している。
上記プロキシサーバ24は、各携帯電話機10A,10Bと、IPネットワーク202内のサーバやインターネット上のサーバとの間の通信を中継する処理を行う。このプロキシサーバ24は、コアネットワーク201における通信プロトコルとIPネットワーク202やインターネット30等の他の通信ネットワークにおける通信プロトコルが異なる場合に、両通信プロトコルを合わせるためのプロトコル変換機能も有している。
なお、このIPネットワーク202の中に、WEBサーバや、コンテンツをダウンロードするためのダウンロードサーバを設けてもよい。
上記MMSC25は、図示しないメッセージボックス(メッセージデータベース)が接続され、次のようなマルチメディアメッセージ(以下「MMSメッセージ」という。)の処理を行う。例えば、MMSC25は、送信側の携帯電話機10Aから送信されたMMSメッセージを受信すると、そのMMSメッセージをメッセージボックスに一旦保存し、PPGサーバ27やSMSC29等を介して受信側の携帯電話機10BにMMSメッセージの着信通知を送信する。この着信通知は、差出人(From)、件名(Subject)、メッセージ本文の冒頭部分(X-Mms-Notif-Text)などのデータが記述される所定のフィールドからなるヘッダー部を有している。ここで、メッセージ本文が短い場合は、そのメッセージ本文の全体が上記メッセージ本文用のフィールド(X-Mms-Notif-Text)に記述される。上記着信通知のヘッダー部は、送信日時(Date)のデータが記述されるフィールドを有するようにしてもよい。また、上記着信通知のデータは、先頭から複数の分割データである所定サイズ(例えば140バイト)のパケットに分割されて送信される。この分割されるパケットの数には特に制限はないが、通常3〜5個程度のパケットに分割される。本実施形態では着信通知を3個のパケットに分割して送信している。
上記着信通知を構成する複数のパケットはそれぞれ、MMSC25から送信される順番に、上記MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分を先頭から順番に分割したデータを含んでいる。例えば、第1番目のパケットには、メッセージ本文の所定サイズの冒頭部分のうち、先頭側のほぼ3分の1の部分が含まれている。第2番目のパケットには、上記冒頭部分の中央のほぼ3分の1の部分が含まれる。また、第3番目のパケットには、上記冒頭部分の後端側のほぼ3分の1の部分が含まれる。また、各パケットはSMSC29を経由してSMSで携帯電話機に配信されるため、各パケットのデータサイズは、SMSによって配信可能なサイズ(例えば140バイト)に設定される。
また、上記MMSC25は、受信側の携帯電話機10Bからメッセージ取得要求を受けると、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、MMSC25は、インターネット30から携帯電話機10A,10B宛のMMSメッセージを受信したときも着信通知を行った後、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10BへMMSメッセージを送信する。
上記ゲートウェイサーバ26は、携帯電話通信網20のIPネットワーク202とインターネット30との間のゲートウェイ機能とファイヤウォール機能とを有している。
上記PPGサーバ27は、MMSC25から受信したプッシュリクエストに基づいて、上記着信通知等のプッシュ型のメッセージをSMSC29を経由して携帯電話機10A,10Bに送信する。
上記SMSC29は、ショートメッセージサービス(SMS)を提供するものであり、サイズ制限(例えば128バイト)のあるショートメッセージを送信側の携帯電話機10Aから受信し、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、SMSC29は、放送形式で複数の携帯電話機にへ一斉にショートメッセージを送信することもできる。
上記携帯電話通信網20のIPネットワーク202を介して接続されているインターネット30には、各種コンテンツ提供用のサーバが接続されている。このコンテンツ提供用のサーバとしては、WEBページのコンテンツを主に提供するWEBサーバ40や、画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションのプログラムファイルなどのコンテンツを主に提供するダウンロードサーバ50等がある。
上記インターネット30上の各種コンテンツ提供サーバから携帯電話機10A,10Bにコンテンツをダウンロードするときには、ネットワークの各階層において所定の通信プロトコルが用いられる。例えば、WEBサーバ40からWEBページをダウンロードするときのアプリケーション層の通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、W−HTTP(Wireless HyperText Transfer Protocol)、WTP(Wireless Transaction Protocol)、WSP(Wireless Session Protocol)等が用いられる。
図2は、MMS(Multimedia Messaging Service)を提供する上記MMSC25を介して携帯電話機10A,10B間で送受信されるMMSメッセージの説明図である。このMMSメッセージは、RFC(Request for Comments)822,2822,2045,2046,2047,2049等で仕様が規定されているMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)対応のインターネットテキストフォーマットのメッセージである。このMMSメッセージは、メッセージ本文60とヘッダー61とにより構成されている。MMSメッセージのメッセージ本文60は、テキスト情報のほか、音声、イメージ、ビデオ、オーディオなどの様々なメディアによる情報のデータを含めるように構成することができる。また、MMSメッセージのヘッダー61は、送信側の携帯電話機などの通信端末において送信メッセージに関する様々な情報のデータが入力される各種フィールドで構成されている。
なお、上記MMS、MMSC、MMSメッセージ等は、次の(1)〜(3)等に規定されている仕様に準拠するものである。
(1)Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C)
(2)Multimedia Messaging Service Client Transactions Version 1.2 (OMA- MMS-CTR-v1_2-20030916-C)
(3)Multimedia Messaging Service Encapsulation Protocol Version 1.2 (OMA-MMS-ENC-v1_2-20030915-C)
図3は携帯電話機10(10A、10B)の一構成例を示す外観図であり、図4は、その携帯電話機10のハードウェア構成を示す概略構成図である。また、図5は、携帯電話機10におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機10は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105、携帯電話通信網用通信装置106、GPS受信装置107を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上でMMSメッセージの送受信を行ったり、受信したMMSメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したりしてもよい。
また、上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ネイティブ側の電話機プラットフォームとは異なるアプリケーション実行環境を構築することができる。そして、このアプリケーション実行環境上で、携帯電話機にプリインストールされているアプリケーションや利用者がダウンロードして登録したアプリケーション等の各種アプリケーションを実行することができる。このアプリケーションとしては、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたJAVA(登録商標)、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションや、C言語やアセンブリ言語で記述されたアプリケーションなどが挙げられる。また、これらのアプリケーション実行環境は、例えばJAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、MMSメッセージを送受信したり、MMSメッセージに添付されている画像ファイルを展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、コンテンツ取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ50から画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)17、スピーカ18、図示しない振動デバイス等から構成されている。上記液晶ディスプレイ(LCD)17やスピーカ18等からなる出力装置で構成されている出力部は、携帯電話通信網20からMMSメッセージやその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、MMSメッセージのテキストや画像(静止画、動画)を液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、MMSメッセージに添付の音声や音楽をスピーカ18から出力したりするときに用いられる。上記MMSメッセージやその着信通知の受信を利用者に知らせるときは、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)17に着信報知画像を表示したり、スピーカ18から着信音を出力させたりする。
また、上記出力部は、携帯電話通信網20を介して受信したWebページを液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、携帯電話通信網20から情報を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報配信サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記スピーカ18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記出力装置105を構成する振動デバイスは、この振動デバイスは、マナーモード(サイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりMMSメッセージや各種配信情報を受信したりしたときに、携帯電話機10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。
上記携帯電話通信網用通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するときに用いられる。この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機とMMSメッセージのやり取りを行ったり、携帯電話通信網20からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上の通信端末とのMMSメッセージのやり取り等を行ったりするための通信手段として用いられる。更に、この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して、ダウンロードサーバ50が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機10(10A,10B)の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。この携帯電話機10は、通信部110と記憶部111と出力部112と指示部113と制御部114とを備えている。
上記通信部110は上記携帯電話通信網用通信装置106等で構成され、上記MMSメッセージを受信するメッセージ受信手段としての機能を有する。すなわち、この通信部110は、HTTP等の所定の通信プロトコルを用いた通信により、MMSメッセージに対する着信通知のデータを複数に分割したパケット(分割データ)を互いに独立に携帯電話通信網20を介して受信する通信手段として機能する。また、通信部110は、他の携帯電話機から携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信するメッセージ受信手段の機能を有する。また、通信部110は、他の通信端末からインターネット30及び携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信する。
上記記憶部111は上記RAM102やROM103等の記憶装置で構成され、上記通信部110で受信したMMSメッセージを記憶するメッセージ記憶手段として機能する。
上記出力部112は上記出力装置105等で構成され、通信部110で受信した複数のパケット(分割データ)を連結してMMSメッセージの着信通知として出力する出力手段として機能する。また、出力部112は、MMSメッセージのメッセージ本文のデータをテキストや画像(静止画、動画)コンテンツとしてディスプレイ上に表示したり、音声や音楽等のオーディオコンテンツとしてスピーカやイヤホンから出力することもできる。
上記指示部113は上記入力装置104等で構成され、上記出力部112に出力されたリスト情報にあるメッセージについて、着信通知に含まれているメッセージ本文の冒頭部分に続く部分を受信する続き受信を指示するための指示手段として機能する。すなわち、この指示部113は、利用者が上記リスト情報にある特定のMMSメッセージを特定して所定の続き受信を指示するときに用いることができる。また、この指示部113は、利用者がMMSメッセージ作成のためのメニューを選択したり、MMSメッセージのテキストを入力したりするときに用いることができる。更に、この指示部113は、MMSメッセージに添付する静止画、動画、音声、音楽、プログラムなどのファイルを指定するときに用いることもできる。また、この指示部113は、各MMSメッセージを送信する送信時刻を入力するときに用いることもできる。
上記制御部114は上記CPU101等で構成され、メッセージの着信通知を構成する複数のパケット(分割データ)の一部しか受信できなかったとき、受信できた一部のパケットを用いて着信通知を出力するように、出力部112を制御する制御手段として機能する。
特に、上記着信通知の複数のパケット(分割データ)がそれぞれ、MMSC25から送信される順番に、MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分を先頭から順番に分割したデータを含む場合、上記制御部114は次のように制御する。すなわち、制御部114は、上記着信通知を構成する複数のパケット(分割データ)のうち、MMSC25から送信される第1番目のパケットしか受信できなかったとき、その第1番目のパケットのデータを着信通知として出力するように制御する。また、制御部114は、第1番目のパケットを少なくと含む一部のパケットしか受信できなかったとき、第1番目のパケットのデータ、又は第1番目のパケットとそのパケットに所定の順番で連続する後続のパケットとを連結した連結データを、着信通知として出力するように制御する。このように着信通知の出力を制御することにより、メッセージ本文の冒頭部分の途中から始まったり、当該冒頭部分の途中が抜けたりした不正確な着信通知の情報を利用者に知らせることを防止できる。
表1は、上記着信通知が3つのパケットで送信される場合の出力(表示)制御例を示している。表1中の「○」は受信できた場合を示し、「×」は受信できなかった場合を示している。
例えば、第1番目のパケットを受信し第2番目及び第3番目のパケットを受信できなかった場合は、第1番目のパケットのデータのみ着信通知として出力する。また、第1番目及び第2番目のパケットを受信し第3番目のパケットを受信できなかった場合は、第1番目のパケットのデータから第2番目のパケットのデータまで着信通知として出力する。また、第1番目及び第3番目のパケットを受信しその間の第2番目のパケットを受信できなかった場合は、第1番目のパケットのデータのみ着信通知として出力する。
また、第1番目のパケットを受信できなかった場合は、第2番目及び第3番目のパケットの受信の可否にかかわらず、着信通知の出力は行わない。
Figure 2006121352
図7は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて利用者が手動でメッセージの受信を行っている。
まず、送信側の利用者は、携帯電話機10Aを操作してMMSメッセージ用のアプリケーションを起動し、MMSメッセージを作成する。そして、送信相手先のアドレスを指定して上記MMSメッセージを送信するように利用者が携帯電話機10Aを操作すると、携帯電話機10Aは、「HTTP POST」によるメッセージ送信要求をMMSC25に送信する(ステップS1)。
MMSC25は、上記メッセージ送信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ送信応答を送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS2)。その後、MMSC25は、「SMS」によるメッセージ着信通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS3,S4)。このメッセージ着信通知の送信は、前述のようにメッセージ着信通知を分割した複数のパケット(分割データ)について実行される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、待受け画面(図8のD101参照)を表示した待受け状態で記メッセージ着信通知の少なくとも第1番目のパケットをMMSC25から受信すると、着信通知用に予め設定しておいたテキストや画像等からなる着信通知画面(図8のD102、D103参照)を出力部のディスプレイ17に表示したり、着信通知用に予め設定しておいた音声、特殊音、メロディー、音楽等を出力部のスピーカ18から出力したりする。例えば、図8のD102に示すような「メッセージ受信あり」等の着信通知メッセージをディスプレイ17に表示する。このようなディプレイ17上の着信通知表示やスピーカーからの着信通知音の出力により、受信側の携帯電話機10Bの利用者は、自分宛のMMSメッセージが届いていることを知ることができる。その着信通知の後、受信側の利用者は、任意のタイミングで、MMSメッセージを受信するように携帯電話機10Bを操作することができる。例えば、図8のD102、D103の着信通知画面の「表示」に対応するキーを押下する操作を行う。この操作により、着信メッセージを一覧形式で表示したメッセージボックス内の着信メッセージのリスト情報の画面(図8のD104参照)が表示される。このメッセージボックスのリスト情報の画面上で新着メッセージの行を選択した状態で利用者が多機能キー(Fキー)15を押下すると、着信通知で受信したメッセージ本文の冒頭部分が、添付ファイルの有無に関する情報とともに表示される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP POST」によるメッセージ着信通知応答をMMSC25に送信する(ステップS5)。このメッセージ着信通知応答の送信も、上記メッセージ着信通知を構成する複数のパケットごとに実行される。受信側の携帯電話機10Bは、受信できなかったパケットについては、メッセージ着信通知応答を送信しない。MMSC25は、携帯電話機10Bが受信できなかったパケットについて所定のタイミングで再送する。
MMSC25は、上記メッセージ着信通知応答を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS6,S7)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Deffered」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、メッセージ着信通知が受信側の携帯電話機10Bに配信され、MMSメッセージの受信待ちの状態になっていることを認識することができる。
次に、受信側の利用者が上記着信通知を受けたMMSメッセージのメッセージ本文の残りの部分及び添付ファイルを受信するときは、上記MMSメッセージ用のアプリケーション上で当該MMSメッセージを指定して受信処理を開始するように携帯電話機10Bを操作する。例えば、上記着信通知の個別表示画面(図8のD105参照)の「続き受信」に対応するキーを押下したり、オプション表示の画面(図8のD106参照)で「1.全メッセージ取得」を選択した状態で画面上の「選択」に対応するキーを押下する。この操作により、受信側の携帯電話機10Bは、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS8)。このメッセージ受信要求を送信すると、ディスプレイ17には「メッセージ取得中...」の画面(図8のD107参照)が表示される。
なお、着信通知を構成するパケットの一部しか受信できていない連結未完了状態の着信通知の場合は、後述の図10に示すように、着信通知のリスト情報に表示され上記着信通知の個別表示画面(図8のD105参照)を表示できたとしても、MMSメッセージの続き受信ができないように制御している。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS9)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS10)と、ディスプレイ17上に「メッセージ取得完了」の画面(図8のD108参照)を表示する。このメッセージ取得完了の画面上で「OK」に対応するキーを押下したり、所定時間経過したりすると、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージの全文と添付ファイルの画像などを含むMMSメッセージの画面(図8のD109参照)をディスプレイ17上に出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS11,S12)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図9は、携帯電話機でMMSメッセージの着信通知を受信して出力するときの制御手順の一例を示すフローチャートである。この図9は、MMSメッセージの着信通知を3つのパケットに分割してMMSC25から送信し、前述の表1に示す条件で着信通知を制御する場合について示している。
図9において、受信側の携帯電話機10Bは、MMSC25からPPGサーバ27及びSMSC29を経由してMMSメッセージの着信通知のパケットのデータを受信すると(ステップS101)、着信通知を構成する3つのパケットのそれぞれについて受信有無を確認する。まず、受信側の携帯電話機10Bは、着信通知の第1番目のパケットを受信したか否かを判断する(ステップD102)。ここで、第1番目のパケットを受信していない場合は、着信通知を出力せずに終了する。
上記ステップS102で第1番目のパケットを受信していると判断した場合、携帯電話機10Bは、更に着信通知の第2番目のパケットを受信したか否かを判断する(ステップS103)。ここで、第2番目のパケットを受信していない場合は、第3番目のパケットの受信の有無にかかわらず、第1番目のパケットのデータのみを用いて着信通知を出力する(ステップS104)。このように第2番目のパケットのデータが欠落しているときは、第1番目のパケットのデータのみを用いて着信通知を出力し、第3番目のパケットを受信したとしても第1番目のパケットのデータと第3番目のパケットのデータとを連結処理した着信通知を行わないようにしている。
上記ステップS103において第2番目のパケットを受信していると判断した場合、携帯電話機10Bは、更に着信通知の第3番目のパケットを受信したか否かを判断する(ステップS105)。ここで、第3番目のパケットを受信していない場合は、第1番目のパケットのデータと第2番目のパケットのデータとを連結処理し、その連結処理後のデータを用いて着信通知を出力する(ステップS106)。
一方、第3番目のパケットを受信している場合は、第1番目のパケットのデータと第2番目のパケットのデータと第3番目のパケットのデータとを連結処理し、その連結処理後のデータを用いて着信通知を出力する(ステップS107)。
図10は、上記着信通知があったMMSメッセージの続き受信を行うときの制御の一例を示すフローチャートである。
受信側の携帯電話機10Bは、着信通知の個別表示画面(図8のD105参照)を表示し(ステップS201)、利用者による続き受信を行う操作(「続き受信」の選択操作)を受け付けると(ステップS201)、次の判断を行う。すなわち、携帯電話機10Bは、当該着信通知が、パケットの一部しか受信できていない連結未完了状態の着信通知であるか否かを判断する(ステップS203)。ここで、上記連結未完了状態の着信通知でない場合、すなわちすべてのパケット(図9の場合は3つのパケット)を受信して連結が完了した着信通知の場合は、図7のシーケンスで示したように着信通知に対応するMMSメッセージの続き受信を実行する(ステップS204)。一方、上記連結未完了状態の着信通知の場合は、その着信通知に対応するMMSメッセージの続き受信が禁止され(ステップS205)、着信通知が不完全のため続き受信を実行できない旨の表示を行う(ステップS206)。
以上、本実施形態によれば、通信部110によりMMSメッセージの着信通知を構成する複数のパケット(分割データ)の一部しか受信できなかったとき、通信部110で受信できた一部のパケット(分割データ)を用いて着信通知を出力部112で出力することにより、利用者にメッセージ着信を知らせることができる。
また、本実施形態によれば、上記複数のパケット(分割データ)の一部しか受信できなかったときも、着信メッセージのリスト情報に含めるように制御しているので、その着信通知についても一覧形式で容易に確認できる。
また、本実施形態によれば、着信通知の第1番目のパケットを受信しなかった場合は、着信通知を出力しないように制御している。この制御により、MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分の任意箇所から突然始まるような不完全な文章が着信通知で出力されるのを回避し、MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分を正しい内容(文脈)で受信側の利用者に伝えることができる。
また、本実施形態によれば、第1番目のパケットと、その第1番目のパケットから所定順番で連続した後続のパケットとについて連結処理を行い、途中のパケットが欠落した状態で連結処理を行わないように制御している。この制御により、MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分の途中が欠落したような不完全な文章が着信通知で出力されるのを回避し、MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分を正しい内容(文脈)で受信側の利用者に伝えることができる。
また、本実施形態によれば、着信通知を構成する複数のパケット(分割データ)の一部した受信していない連結未完了状態の着信通知の場合、その着信通知に対応するMMSメッセージの残りの部分を受信する続き受信を禁止するように制御している。この制御により、MMSメッセージのメッセージ本文全体の途中が欠落したような不完全な文章が出力されるのを回避し、MMSメッセージのメッセージ本文全体を正しい内容(文脈)で受信側の利用者に伝えることができる。
なお、上記実施形態ではMMSメッセージの着信通知を受信する携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、メッセージに対する着信通知のデータを複数に分割した分割データを互いに独立に通信ネットワークを介して受信するものであれば、上記MMSメッセージ以外の他のメッセージの着信通知を受信する場合にも適用できる。また、本発明は、携帯電話機以外の他の移動体通信端末の場合についても同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図。 MMSメッセージの説明図。 携帯電話機の一構成例を示す外観図。 携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 携帯電話機の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図。 MMSメッセージを受信するときの画面遷移の説明図。 携帯電話機でMMSメッセージの着信通知を受信して出力するときの制御手順の一例を示すフローチャート。 着信通知があったMMSメッセージの続き受信を行うときの制御の一例を示すフローチャート。
符号の説明
10 携帯電話機
10A 送信側の携帯電話機
10B 受信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
25 MMSC(マルチメディアメッセージングサービスセンター)
27 PPG(プッシュプロキシゲートウェイ)サーバ
29 SMSC(ショートメッセージサービスセンター)

Claims (4)

  1. 通信ネットワークを介したメッセージの受信に先立って、該メッセージの着信通知を受信する移動体通信端末であって、
    該メッセージに対する着信通知のデータを複数に分割した分割データを互いに独立に通信ネットワークを介して受信する通信手段と、
    該通信手段で受信した該複数の分割データを連結して該メッセージの着信通知として出力する出力手段と、
    該メッセージの着信通知を構成する複数の分割データの一部しか受信できなかったとき、該受信できた一部の分割データを用いて該着信通知を出力するように、該出力手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記着信通知の複数の分割データはそれぞれ、上記通信ネットワーク側から送信される順番に、上記メッセージのメッセージ本文の冒頭部分を先頭から順番に分割したデータを含み、
    上記制御手段は、上記着信通知を構成する複数の分割データのうち、該通信ネットワーク側から送信される第1番目の分割データを少なくと含む一部の分割データしか受信できなかったとき、第1番目の分割データ又は第1番目の分割データとその分割データに所定の順番で連続する後続の分割データとを連結した連結データを該着信通知として出力するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記出力手段は、上記着信通知を受信したメッセージのリスト情報を出力することができ、
    上記制御手段は、上記分割データの一部を着信通知として出力したメッセージについても上記リスト情報に含めるように、該出力手段を制御することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項3の移動体通信端末において、
    上記リスト情報にあるメッセージについて上記メッセージ本文の冒頭部分に続く部分を受信する続き受信を指示するための指示手段を備え、
    上記制御手段は、該指示手段で続き受信が指示されたメッセージの着信通知が、その着信通知を構成する複数の分割データの一部を受信して連結した連結未完了状態の着信通知であるときは、該メッセージの続き受信を禁止するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
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JP2010161560A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Ntt Docomo Inc ショートメッセージ制御装置及びショートメッセージ制御方法

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