JP2006121349A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のマルチメディアメッセージを送信するときの送信効率の向上を図ることができる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 本移動体通信端末(携帯電話機)10は、メッセージ入力部110とメッセージ通信部111とメッセージ記憶部112と制御部114とを備える。メッセージデータ入力部110は、MMSメッセージに関するデータを利用者が入力ときに用いる。メッセージ記憶部112は、メッセージ入力部110で入力されたMMSメッセージを記憶する。メッセージ通信部111は、携帯電話通信網20上のマルチメディアメッセージ通信システムのMMSC25と通信する。制御部114は、メッセージ記憶部112に記憶している複数のMMSメッセージを所定のタイミングで一括送信するようにメッセージ通信部111を制御する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、通信ネットワーック上のマルチメディアメッセージ通信システムを介して、複数のメディアタイプのデータで構成されるマルチメディアメッセージの送受信が可能な携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、移動体通信ネットワーク等の通信ネットワークを介して、他の移動体通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯電話機などの移動体通信端末が知られている。当初、移動体通信ネットワークにおける伝送能力が悪かったため、上記移動体通信端末間で送受信されるメッセージの種類は、所定サイズ以下のテキストデータに限られていた。その後、移動体通信ネットワークにおける伝送能力の向上により、テキストのデータサイズが拡張されたメッセージや、静止画像等のデータが添付されたメッセージも送受信できるようになってきている。特に最近では、データ伝送速度が高速の移動体通信システムを用いて、テキスト、グラフィック、ビデオ、オーディオ等の複数のメディアタイプのデータをマルチメディアメッセージ(MM)として送受信可能なマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が提供されるようになってきている(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照)。
Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C) 特開2002−281550号公報
しかしながら、上記従来のマルチメディアメッセージを送受信可能な移動体通信端末では、利用者が作成したマルチメディアメッセージを1件ずつしか送信できなかったため、上記データ伝送速度が高速の移動体通信システムをうまく活用できずマルチメディアメッセージの送信効率が悪いという問題点があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、複数のマルチメディアメッセージを送信するときの送信効率の向上を図ることができる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、通信ネットワーック上のマルチメディアメッセージ通信システムを介して、複数のメディアタイプのデータを含めることができるマルチメディアメッセージの送受信が可能な移動体通信端末であって、マルチメディアメッセージに関するデータを入力するためのメッセージデータ入力手段と、該メッセージデータ入力手段で入力されたマルチメディアメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、該通信ネットワーク上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信するためのメッセージ通信手段と、該メッセージ記憶手段に記憶している複数のマルチメディアメッセージを所定のタイミングで一括送信するように該メッセージ通信手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記制御手段は、予め設定した送信時刻が到来したときに、上記複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記通信ネットワーク上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な状況にあるか否かを検知する通信状況検知手段を備え、上記制御手段は、該通信状況検知手段で該マルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な状況にあることを検知したときに、上記複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記複数のマルチメディアメッセージの一括送信を指示する一括送信指示手段を備え、上記制御手段は、該一括送信指示手段で該一括送信が指示されたときに、該複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの移動体通信端末において、上記マルチメディアメッセージの一括送信に関する情報を利用者に通知するための一括送信情報通知手段を備え、上記制御手段は、上記一括送信の動作が中断されたときに、その一括送信動作の中断を知らせる情報を通知するように該一括送信情報通知手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記一括送信の動作が中断されたときに、上記複数のマルチメディアメッセージそれぞれについて送信が完了したか否かを識別する送信完了識別情報を保持し、マルチメディアメッセージごとに該送信完了識別情報を通知するように上記一括送信情報通知手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5又は6の移動体通信端末において、上記マルチメディアメッセージの再送信を指示する再送信指示手段を備え、上記制御手段は、該再送信指示手段で該再送信が指示されたときに、上記一括送信動作の中断で送信されていないマルチメディアメッセージについて再送信するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかの移動体通信端末において、上記制御手段は、該マルチメディアメッセージの送信に失敗したとき、予め設定した再送信回数だけ所定の時間間隔で該マルチメディアメッセージの再送信を試みるように制御することを特徴とするものである。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)の端末、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御や情報処理は、その移動体通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
本発明によれば、利用者が作成したマルチメディアメッセージをメッセージ記憶手段に一旦記憶し、そのメッセージ記憶手段に記憶している複数のマルチメディアメッセージを所定のタイミングでメッセージ通信手段により一括送信することができる。従って、複数のマルチメディアメッセージを送信するときの送信効率の向上を図ることができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、移動体通信端末としての携帯電話機10A,10Bと、通信ネットワークとしての携帯電話通信網20とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、基地局21と、コアネットワーク201と、IP(Internet Protocol)ネットワーク202と、SMSC(Short Message Service Center)29とを備えている。なお、本実施形態における携帯電話通信網20には、MMS(Multimedia Messaging Service)に好適な高速データ通信が可能なW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等のIMT−2000に準拠した通信方式で通信可能な無線通信網が構築されている。
上記基地局21は、管轄対象のセルごとに設けられ、携帯電話通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内にある携帯電話機10A,10Bに無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される携帯電話機10A,10Bからのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、携帯電話通信網20内の有線回線部分に転送する。
上記コアネットワーク201は、図示しない位置登録データベース(HLR,VLR)、加入者データベース、課金システム等を有し、各携帯電話機間の通信等を中継するように通信制御を行う。更に、コアネットワーク201は、各携帯電話機と、携帯電話通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、コアネットワーク201は、各携帯電話機と他の通信ネットワークとの間における通信を中継するように通信制御を行う。
また、上記コアネットワーク201は、回線交換網のほかパケット交換網を有している。このパケット交換網は、SGSN(Serving GPRS Support Node)22やGGSN(Gateway GPRS Support Node)23等のノードを有している。SGSN22は、基地局21が接続されている図示しない無線ネットワークコントローラとコアネットワーク201側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各携帯電話機10A,10Bの位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。また、GGSN23は、コアネットワーク201側のパケット交換網と、IPネットワーク202との間のゲートウェイ機能を有している。
上記IPネットワーク202は、プロキシサーバ24、MMSC(Multimedia Messaging Service Center)25、ゲートウェイサーバ26、PPG(Push Proxy Gateway)サーバ27、その他図示しないWEBサーバ等を有している。
上記プロキシサーバ24は、各携帯電話機10A,10Bと、IPネットワーク202内のサーバやインターネット上のサーバとの間の通信を中継する処理を行う。このプロキシサーバ24は、コアネットワーク201における通信プロトコルとIPネットワーク202やインターネット30等の他の通信ネットワークにおける通信プロトコルが異なる場合に、両通信プロトコルを合わせるためのプロトコル変換機能も有している。
なお、このIPネットワーク202の中に、WEBサーバや、コンテンツをダウンロードするためのダウンロードサーバを設けてもよい。
上記MMSC25は、図示しないメッセージボックスが接続され、次のようなマルチメディアメッセージ(以下「MMSメッセージ」という。)の処理を行う。例えば、MMSC25は、送信側の携帯電話機10Aから送信されたMMSメッセージを受信すると、そのMMSメッセージをメッセージボックスに一旦保存し、PPGサーバ27やSMSC29等を介して受信側の携帯電話機10BにMMSメッセージの着信通知を送信する。そして、MMSC25は、受信側の携帯電話機10Bからメッセージ取得要求を受けると、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、MMSC25は、インターネット30から携帯電話機10A,10B宛のMMSメッセージを受信したときも着信通知を行った後、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10BへMMSメッセージを送信する。
上記ゲートウェイサーバ26は、携帯電話通信網20のIPネットワーク202とインターネット30との間のゲートウェイ機能とファイヤウォール機能とを有している。
上記PPGサーバ27は、MMSC25から受信したプッシュリクエストに基づいて、上記着信通知等のプッシュ型のメッセージをSMSC29を経由して携帯電話機10A,10Bに送信する。
上記SMSC29は、ショートメッセージサービス(SMS)を提供するものであり、サイズ制限(例えば128バイト)のあるショートメッセージを送信側の携帯電話機10Aから受信し、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、SMSC29は、放送形式で複数の携帯電話機にへ一斉にショートメッセージを送信することもできる。
上記携帯電話通信網20のIPネットワーク202を介して接続されているインターネット30には、各種コンテンツ提供用のサーバが接続されている。このコンテンツ提供用のサーバとしては、WEBページのコンテンツを主に提供するWEBサーバ40や、画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションのプログラムファイルなどのコンテンツを主に提供するダウンロードサーバ50等がある。
上記インターネット30上の各種コンテンツ提供サーバから携帯電話機10A,10Bにコンテンツをダウンロードするときには、ネットワークの各階層において所定の通信プロトコルが用いられる。例えば、WEBサーバ40からWEBページをダウンロードするときのアプリケーション層の通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、W−HTTP(Wireless HyperText Transfer Protocol)、WTP(Wireless Transaction Protocol)、WSP(Wireless Session Protocol)等が用いられる。
図2は、MMS(Multimedia Messaging Service)を提供する上記MMSC25を介して携帯電話機10A,10B間で送受信されるMMSメッセージの説明図である。このMMSメッセージは、RFC(Request for Comments)822,2822,2045,2046,2047,2049等で仕様が規定されているMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)対応のインターネットテキストフォーマットのメッセージである。このMMSメッセージは、メッセージ本文60とヘッダー61とにより構成されている。MMSメッセージのメッセージ本文60は、テキスト情報のほか、音声、イメージ、ビデオ、オーディオなどの様々なメディアによる情報のデータを含めるように構成することができる。また、MMSメッセージのヘッダー61は、送信側の携帯電話機などの通信端末において送信メッセージに関する様々な情報のデータが入力される各種フィールドで構成されている。
なお、上記MMS、MMSC、MMSメッセージ等は、次の(1)〜(3)等に規定されている仕様に準拠するものである。
(1)Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C)
(2)Multimedia Messaging Service Client Transactions Version 1.2 (OMA- MMS-CTR-v1_2-20030916-C)
(3)Multimedia Messaging Service Encapsulation Protocol Version 1.2 (OMA-MMS-ENC-v1_2-20030915-C)
上記MIME情報のフィールドは、RFC2045,2046,2047,2049等で規定されているMIMEの仕様に準拠したメッセージ本文60の解釈処理に用いる解釈処理用フィールド(拡張ヘッダーフィールド)である。以下、このMIME情報のフィールドを「MIMEヘッダーフィールド」といい、このMIMEヘッダーフィールドが設定されているヘッダー部分を「MIMEヘッダー」という。
上記メッセージ本文60を解釈処理するときに用いる解釈方法は、上記MIMEヘッダーに設定されている「Content-Type:」のデータと「Content-Transfer-Encoding:」のデータとの組み合わせにより複数設定可能である。携帯電話機10A,10Bは、携帯電話通信網20を介して受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーフィールドのデータに応じて複数種類の解釈方法から選択された解釈方法を用いて、受信メッセージのメッセージ本文60を解釈処理する。
図3は携帯電話機10(10A、10B)の一構成例を示す外観図であり、図4は、その携帯電話機10のハードウェア構成を示す概略構成図である。また、図5は、携帯電話機10におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機10は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105、携帯電話通信網用通信装置106、GPS受信装置107を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上でMMSメッセージの送受信を行ったり、受信したMMSメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したりしてもよい。
また、上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ネイティブ側の電話機プラットフォームとは異なるアプリケーション実行環境を構築することができる。そして、このアプリケーション実行環境上で、携帯電話機にプリインストールされているアプリケーションや利用者がダウンロードして登録したアプリケーション等の各種アプリケーションを実行することができる。このアプリケーションとしては、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたJAVA(登録商標)、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションや、C言語やアセンブリ言語で記述されたアプリケーションなどが挙げられる。また、これらのアプリケーション実行環境は、例えばJAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、MMSメッセージを送受信したり、MMSメッセージに添付されている画像ファイルを展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、コンテンツ取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ50から画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)17、スピーカ18、図示しない振動デバイス等から構成されている。上記液晶ディスプレイ(LCD)17やスピーカ18等からなる出力装置で構成されている出力部は、携帯電話通信網20からMMSメッセージやその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、MMSメッセージのテキストや画像(静止画、動画)を液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、MMSメッセージに添付の音声や音楽をスピーカ18から出力したりするときに用いられる。上記MMSメッセージやその着信通知の受信を利用者に知らせるときは、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)17に着信報知画像を表示したり、スピーカ18から着信音を出力させたりする。
また、上記出力部は、携帯電話通信網20を介して受信したWebページを液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、携帯電話通信網20から情報を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報配信サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記スピーカ18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記出力装置105を構成する振動デバイスは、この振動デバイスは、マナーモード(サイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりMMSメッセージや各種配信情報を受信したりしたときに、携帯電話機10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。
上記携帯電話通信網用通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するときに用いられる。この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機とMMSメッセージのやり取りを行ったり、携帯電話通信網20からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上の通信端末とのMMSメッセージのやり取り等を行ったりするための通信手段として用いられる。更に、この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して、ダウンロードサーバ50が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機10(10A,10B)の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。この携帯電話機10は、メッセージデータ入力部110とメッセージ通信部111とメッセージ記憶部112とメッセージ出力部113と制御部114とを備えている。
上記メッセージ入力部110は上記入力装置104等で構成され、MMSメッセージに関するデータを利用者が入力するためのメッセージデータ入力手段として機能する。すなわち、このメッセージ入力部110は、利用者がMMSメッセージ作成のためのメニューを選択したり、MMSメッセージのテキストを入力したりするときに用いることができる。更に、このメッセージ入力部110は、MMSメッセージに添付する静止画、動画、音声、音楽、プログラムなどのファイルを指定するときに用いることもできる。また、このメッセージ入力部110は、各MMSメッセージを送信する送信時刻を入力するときに用いることもできる。
また、メッセージデータ入力部110は、手動一括送信のときは、複数のMMSメッセージの一括送信を指示する一括送信指示手段手段としても機能する。
また、メッセージデータ入力部110は、MMSメッセージの再送信を指示する再送信指示手段としても機能する。
また、メッセージデータ入力部110は、上記一括送信に失敗したときのMMSメッセージの再送信回数(リトライ回数)の情報を入力する再送信回数情報入力手段としても機能する。この再送回数の情報は、複数のMMSメッセージごとに又はMMSメッセージの宛先ごとに入力してもよい。
上記メッセージ記憶部112は上記RAM102やROM103等の記憶装置で構成され、上記メッセージ入力部110で入力されたMMSメッセージを記憶するメッセージ記憶手段として機能する。すなわち、このメッセージ記憶部112は、1件のMMSメッセージごとに、利用者がメッセージ入力部110を使って入力したMMSメッセージのテキストデータ、添付ファイルのデータ等を記憶する。また、このメッセージ記憶部112は、MMSメッセージを送信する送信時刻の情報や上記送信失敗時の再送信回数(リトライ回数)の情報などを一緒に記憶するように構成してもよい。
上記メッセージ通信部111は上記携帯電話通信網用通信装置106等で構成され、上記携帯電話通信網20上に構築されたマルチメディアメッセージ通信システムを構成するMMSC25と通信するためのメッセージ通信手段として機能する。すなわち、このメッセージ通信部111は、HTTP等の所定の通信プロトコルを用いてMMSC25と通信することにより、他の携帯電話機との間でMMSメッセージを送受信したり、インターネット30上の通信端末との間でMMSメッセージを送受信したりする。
また、このメッセージ通信部111は、携帯電話通信網20上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な状況にあるか否かを検知する通信状況検知手段としても機能する。すなわち、このメッセージ通信部111は、無線通信している基地局21からの電波の電界強度が、携帯電話通信網20上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な電波強度であるかを検知する。
上記メッセージ出力部113は上記出力装置105等で構成され、メッセージ解釈処理部112で解釈処理されたメッセージ本文のデータをテキストや画像(静止画、動画)コンテンツとしてディスプレイ上に表示したり、音声や音楽等のオーディオコンテンツとしてスピーカやイヤホンから出力するメッセージ出力手段としての機能を有する。
また、このメッセージ出力部113は、MMSメッセージの一括送信に関する情報を利用者に通知するための一括送信情報通知手段としても機能する。すなわち、メッセージ出力部113は、上記一括送信の動作が中断されたときに、その一括送信動作が中断した旨を知らせる一括送信中断情報をディプレイ17に表示したり、一括送信中断情報に対応する音声や特殊音をスピーカー18から出力したりする。
上記制御部114は上記CPU101等で構成され、上記メッセージ記憶部112に記憶している複数のMMSメッセージを所定のタイミングで一括送信するようにメッセージ通信部111を制御する制御手段として機能する。
例えば、制御部114は、予め設定した送信時刻が到来したときに、上記複数のMMSメッセージを一括送信するように制御する。なお、上記送信時刻は、複数のMMSメッセージごとに又はMMSメッセージの宛先ごとに予め設定しておいてもよい。この場合、上記メッセージ記憶部112に各MMSメッセージそれぞれに対応付けて送信時刻の情報を記憶しておく。
また例えば、制御部114は、電波の電界強度が弱い圏外でMMSメッセージの作成を行った後に、上記メッセージ通信部111によってマルチメディアメッセージ通信システムのMMSC25と通信可能な状況にあることを検知したときに、上記複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御する。
また例えば、制御部114は、上記一括送信指示手段としても機能するメッセージ入力部110によって一括送信が指示されたときに、複数のMMSメッセージを一括送信するように制御する。
また、上記制御部114は、次のような一括送信中断時の処理やリトライ送信処理を行うように制御することもできる。
例えば、制御部114は、上記MMSメッセージの一括送信の動作が中断されたときに、その一括送信動作の中断を知らせる情報を通知するように、上記一括送信情報通知手段としても機能するメッセージ出力部113を制御する。
また例えば、制御部114は、上記一括送信の動作が中断されたときに、上記複数のMMSメッセージそれぞれについて送信が完了したか否かを識別する送信完了識別情報を保持し、MMSメッセージごとに送信完了識別情報を通知するように上記メッセージ出力部113を制御する。
また例えば、制御部114は、上記再送信指示手段としても機能するメッセージデータ入力部110で再送信が指示されたときに、上記一括送信動作の中断で送信されていないマルチメディアメッセージについて再送信するように制御する。
また例えば、制御部114は、MMSメッセージの送信に失敗したとき、所定の時間間隔で再送信回数だけMMSメッセージの再送信を試みるように制御する。
図7は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて利用者が手動でメッセージの受信を行っている。
まず、送信側の利用者は、携帯電話機10Aを操作してMMSメッセージ用のアプリケーションを起動し、MMSメッセージを作成する。そして、送信相手先のアドレスを指定して上記MMSメッセージを送信するように利用者が携帯電話機10Aを操作すると、携帯電話機10Aは、「HTTP POST」によるメッセージ送信要求をMMSC25に送信する(ステップS1)。
MMSC25は、上記メッセージ送信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ送信応答を送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS2)。その後、MMSC25は、「SMS」によるメッセージ着信通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS3,S4)。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知をMMSC25から受信すると、着信通知用に予め設定しておいたテキストや画像等を出力部のディスプレイ17に表示したり、着信通知用に予め設定しておいた音声、特殊音、メロディー、音楽等を出力部のスピーカ18から出力したりする。例えば、「新着メッセージがサーバに格納された」等の着信通知メッセージをディスプレイに表示する。このようなディプレイ上の着信通知表示やスピーカーからの着信通知音の出力により、受信側の携帯電話機10Bの利用者は、自分宛のMMSメッセージが届いていることを知ることができる。その着信通知の後、受信側の利用者は、任意のタイミングで、MMSメッセージを受信するように携帯電話機10Bを操作することができる。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP POST」によるメッセージ着信通知応答をMMSC25に送信する(ステップS5)。
MMSC25は、上記メッセージ着信通知応答を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS6,S7)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Deffered」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、メッセージ着信通知が受信側の携帯電話機10Bに配信され、MMSメッセージの受信待ちの状態になっていることを認識することができる。
次に、受信側の利用者が上記着信通知を受けたMMSメッセージを受信するときは、上記MMSメッセージ用のアプリケーション上で当該MMSメッセージを指定して受信処理を開始するように携帯電話機10Bを操作する。この操作により、受信側の携帯電話機10Bは、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS8)。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS9)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS10)。更に、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージを出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS11,S12)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図8は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの他の処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて自動でメッセージの受信を行っている。なお、図8中のステップS1〜S4については上記図7の場合と同様であるので、説明を省略する。
受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知をMMSC25から受信すると、次にようにMMSメッセージの受信処理を自動的に開始する。まず、携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS5)。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS6)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS7)。更に、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージを出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS8,S9)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図9は、携帯電話機で作成して保存した複数のMMSメッセージを所定の送信時刻に一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、利用者が携帯電話機10Aのメッセージ入力部110を操作してMMSメッセージ用のアプリケーションを起動する(ステップS101)。このアプリケーション上で利用者が所定の入力操作を繰り返し行うことにより、携帯電話機10Aは、利用者が指定する複数の送信先ごとに、利用者が作成したMMSメッセージをメッセージ記憶部112に保存する(ステップS102,S103)。また、携帯電話機10Aは、上記MMSメッセージとともに、利用者が指定した送信時刻の情報もメッセージ記憶部112に保存する。
次に、携帯電話機10Aは、制御部114において現在時刻を定期的に参照し、予め設定した送信時刻が到来したタイミングで、上記メッセージ記憶部112に記憶されている複数のMMSメッセージを一括して送信する(ステップS105)。
次に、携帯電話機10Aは、上記一括送信が完了した後、その送信結果を通知する(ステップS106)。例えば、一括送信完了通知のメッセージをディプレイ17に表示したり、一括送信が完了した旨を知らせる音声や特殊音をスピーカ18から出力する。
以上のように、図9の例では、利用者が複数のMMSメッセージを作成した後、利用者が指定した所定の送信時刻に、その複数のMMSメッセージを連続して一括送信することができる。
図10は、携帯電話機で作成して保存した複数のMMSメッセージを予め設定したメッセージグループごとに一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、MMSメッセージの作成及び保存については、図9の場合と同様である(ステップS101〜S103)。
本例の携帯電話機10は、上記複数のMMSメッセージを複数のメッセージグループに区別して保存している。そして、本例の携帯電話機10は、各メッセージグループごとに利用者が指定した送信時刻の情報をメッセージ記憶部112に保存している。なお、図10では、上記メッセージグループが2つの第1メッセージグループ及び第2メッセージグループの場合について示している。
本例の携帯電話機10は、制御部114において現在時刻を定期的に参照し、予め設定した第1メッセージグループに対応する送信時刻が到来したタイミングで、上記メッセージ記憶部112に記憶されている第1メッセージグループ複数のMMSメッセージを一括して送信する(ステップS105)。その後、携帯電話機10Aは、上記一括送信が完了した後、その送信結果を通知する(ステップS106)。
次に、本例の携帯電話機10は、制御部114において現在時刻を定期的に参照し、予め設定した第2メッセージグループに対応する送信時刻が到来したタイミングで、上記メッセージ記憶部112に記憶されている第2メッセージグループ複数のMMSメッセージを一括して送信する(ステップS105)。その後、携帯電話機10Aは、上記一括送信が完了した旨の送信結果を利用者に通知する(ステップS106)。
以上のように、図10の例では、利用者が複数のMMSメッセージをメッセージグループを指定して作成した後、利用者がメッセージグループごとに指定した所定の送信時刻に、各メッセージグループに属する複数のMMSメッセージを連続して一括送信することができる。
図11は、携帯電話機で作成して保存した複数のMMSメッセージを電波状況が良好になったタイミングで一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、MMSメッセージの作成及び保存については、図9の場合と同様である(ステップS101〜S103)。
本例の携帯電話機10Aは、上記MMSメッセージの作成及び保存の後、上記メッセージ通信部111で携帯電話通信網20との間の電波状況、すなわち無線通信に用いる電波の電界強度の状況をモニターし、MMSメッセージを送信可能な電波状況か否かを判断する(ステップS104)。そして、携帯電話機10Aは、送信可能な電波状況になったと判断したときに、上記メッセージ記憶部112に記憶されている複数のMMSメッセージを一括して送信する(ステップS105)。その後、携帯電話機10Aは、上記一括送信が完了した旨の送信結果を利用者に通知する(ステップS106)。
以上のように、図11の例では、MMSメッセージを送信できない電波状況である圏外に位置しているときに、送信対象の複数のMMSメッセージをまとめて作成し、その後、送信可能な電波状況になったタイミングで、上記まとめて作成した複数のMMSメッセージを一括して自動送信することができる。
図12は、携帯電話機で作成して保存した複数のMMSメッセージを手動で一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、MMSメッセージの作成及び保存については、図9の場合と同様である(ステップS101〜S103)。
本例の携帯電話機10Aは、上記MMSメッセージの作成及び保存の後、利用者による一括送信指示の操作を受け付けることができる状態になっている(ステップS104)。そして、利用者が任意のタイミングで一括送信を指示する操作を行うと、携帯電話機10Aは、この一括送信指示の操作に基づいて、上記メッセージ記憶部112に記憶されている複数のMMSメッセージを一括して送信する(ステップS105)。その後、携帯電話機10Aは、上記一括送信が完了した旨の送信結果を利用者に通知する(ステップS106)。
以上のように、図12の例では、利用者が指定する任意のタイミングで、複数のMMSメッセージを一括して自動送信することができる。
図13は、携帯電話機で作成して保存した複数のMMSメッセージを一括送信するときに送信動作の中断があったときの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、MMSメッセージの一括送信開始までについては、図9の場合と同様である(ステップS101〜S105)。
本例の携帯電話機10Aは、上記複数のMMSメッセージの一括送信を開始した後、一括送信が正常に終了したら、その一括送信が完了した旨の送信結果を利用者に通知する(ステップS106〜S108)。一方、上記MMSメッセージの一括送信を開始した後、電波状況の悪化や処理エラーの発生等の原因によって送信動作が中断すると、一括送信動作中断を知らせる通知を行う(ステップS109)。
以上のように、図13の例では、上記複数のMMSメッセージの一括送信動作が何らかの原因で中断したときに、その一括送信動作の中断を利用者に通知し、送信できなかったMMSメッセージの再送信処理を促すことができる。
なお、上記一括送信動作中断の通知は、図14に示すように一括送信対象のMMSメッセージごとに送信完了状況を通知するように行ってもよい(図14のステップS109)。この場合は、上記一括送信動作の中断が発生したときに、送信対象の複数のMMSメッセージのどこまで送信が完了し、どのMMSメッセージの送信が完了していないかを利用者に知らせることができる。
また、図15に示すように、一括送信対象のMMSメッセージごとに送信完了状況を通知した後、MMSメッセージごとに利用者による再送信指示を受け付けるようにしてもよい(図15のステップS109,S110)。この場合は、利用者が指定した未送信のMMSメッセージを所定の再送信タイミングで再送信する(図15のステップS111,S112)。その後、携帯電話機10Aは、上記再送信が完了した旨の送信結果を利用者に通知する(ステップS113)。この場合は、上記一括送信動作の中断で未送信になったMMSメッセージを利用者が指定して確実に再送信することができる。
なお、上記図9〜15の処理例において、上記複数のMMSメッセージの一括送信に失敗して中断したときに、未送信のMMSメッセージについて自動的にリトライ送信処理を所定のリトライ回数だけ所定の時間間隔で行うように制御してもよい。この場合は、利用者が再送信の操作を行うことなく、上記複数のMMSメッセージのすべてを確実に送信できるようになる。なお、上記リトライ送信処理のリトライ回数やリトライの時間間隔としては、携帯電話機に予め設定されている設定値を用いたり、利用者が任意に設定した設定値を用いたりすることができる。また、このリトライ回数やリトライの時間間隔は、上記複数のMMSメッセージそれぞれについて個別に設定してもよい。
以上、本実施形態によれば、利用者が作成したMMSメッセージをメッセージ記憶部112に一旦記憶し、そのメッセージ記憶部112に記憶している複数のMMSメッセージを所定のタイミングでメッセージ通信部111により一括送信することができる。従って、複数のMMSメッセージを送信するときの送信効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、複数のMMSメッセージを一括送信することにより、複数のMMSメッセージについて通信回線確立処理及び通信回線切断処理を1回だけ実行するだけで済むため、複数のMMSメッセージを1件ずつ独立して送信する場合に比して、MMSメッセージ1件あたりの通信時間及び通信料を低減するとともに、通信ネットワークにおける通信負荷の増加を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、利用者の1回の一括送信指示の操作によって複数のMMSメッセージを一括送信する場合は、複数のMMSメッセージの1件ごとに送信指示の操作をする場合に比して操作性が向上する。
なお、上記実施形態ではMMSメッセージを送受信可能な携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、携帯電話機以外の他の移動体通信端末の場合についても同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図。 MMSメッセージの説明図。 携帯電話機の一構成例を示す外観図。 携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 携帯電話機の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの他の処理手順の一例を示すシーケンス図。 複数のMMSメッセージを所定の送信時刻に一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャート。 複数のMMSメッセージを予め設定したメッセージグループごとに一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャート。 複数のMMSメッセージを電波状況が良好になったタイミングで一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャート。 複数のMMSメッセージを手動で一括送信するときの処理手順の一例を示すフローチャート。 複数のMMSメッセージを一括送信するときに送信動作の中断があったときの処理手順の一例を示すフローチャート。 変形例に係る送信動作中断時の処理手順の一例を示すフローチャート。 他の変形例に係る送信動作中断時の処理手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
10 携帯電話機
10A 送信側の携帯電話機
10B 受信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
25 MMSC(マルチメディアメッセージングサービスセンター)
27 PPG(プッシュプロキシゲートウェイ)サーバ
110 メッセージ入力部
111 メッセージ通信部
112 メッセージ記憶部
113 メッセージ出力部
114 制御部

Claims (8)

  1. 通信ネットワーック上のマルチメディアメッセージ通信システムを介して、複数のメディアタイプのデータを含めることができるマルチメディアメッセージの送受信が可能な移動体通信端末であって、
    マルチメディアメッセージに関するデータを入力するためのメッセージデータ入力手段と、
    該メッセージデータ入力手段で入力されたマルチメディアメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、
    該通信ネットワーク上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信するためのメッセージ通信手段と、
    該メッセージ記憶手段に記憶している複数のマルチメディアメッセージを所定のタイミングで一括送信するように該メッセージ通信手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、予め設定した送信時刻が到来したときに、上記複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記通信ネットワーク上のマルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な状況にあるか否かを検知する通信状況検知手段を備え、
    上記制御手段は、該通信状況検知手段で該マルチメディアメッセージ通信システムと通信可能な状況にあることを検知したときに、上記複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記複数のマルチメディアメッセージの一括送信を指示する一括送信指示手段を備え、
    上記制御手段は、該一括送信指示手段で該一括送信が指示されたときに、該複数のマルチメディアメッセージを一括送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの移動体通信端末において、
    上記マルチメディアメッセージの一括送信に関する情報を利用者に通知するための一括送信情報通知手段を備え、
    上記制御手段は、上記一括送信の動作が中断されたときに、その一括送信動作の中断を知らせる情報を通知するように該一括送信情報通知手段を制御することを特徴とする移動体通信端末。
  6. 請求項5の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記一括送信の動作が中断されたときに、上記複数のマルチメディアメッセージそれぞれについて送信が完了したか否かを識別する送信完了識別情報を保持し、マルチメディアメッセージごとに該送信完了識別情報を通知するように上記一括送信情報通知手段を制御することを特徴とする移動体通信端末。
  7. 請求項5又は6の移動体通信端末において、
    上記マルチメディアメッセージの再送信を指示する再送信指示手段を備え、
    上記制御手段は、該再送信指示手段で該再送信が指示されたときに、上記一括送信動作の中断で送信されていないマルチメディアメッセージについて再送信するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの移動体通信端末において、
    上記制御手段は、該マルチメディアメッセージの送信に失敗したとき、予め設定した再送信回数だけ所定の時間間隔で該マルチメディアメッセージの再送信を試みるように制御することを特徴とする移動体通信端末。
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