JP2006119852A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッダーに不正な解釈処理用フィールドを含むメッセージを受信したときに、解釈処理を一律に行わない場合に比して、利用者が認識可能なメッセージ本文を出力できる確率が高まる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 本移動体通信端末(携帯電話機)10はヘッダー判定部111とメッセージ解釈処理部112とを備える。ヘッダー判定部111は、携帯電話通信網20を介して受信したメッセージのヘッダーに含まれる解釈処理用フィールドが不正であるか否かを判定する。メッセージ解釈処理部112は、ヘッダー判定部111で解釈処理用フィールドが不正であると判定したとき、当該移動体通信端末10で使用可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、メッセージ本文とヘッダーとを有するメッセージを通信ネットワークを介して受信可能な携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、移動体通信ネットワーク等の通信ネットワークを介して、他の移動体通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯電話機などの移動体通信端末が知られている。当初、移動体通信ネットワークにおける伝送能力が悪かったため、上記移動体通信端末間で送受信されるメッセージの種類は、所定サイズ以下のテキストデータに限られていた。その後、移動体通信ネットワークにおける伝送能力の向上により、テキストのデータサイズが拡張されたメッセージや、静止画像等のデータが添付されたメッセージも送受信できるようになってきている。特に最近では、データ伝送速度が高速の移動体通信システムを用いて、テキスト、グラフィック、ビデオ、オーディオ等の複数のメディアタイプのデータをメッセージとして送受信可能なマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が提供されるようになってきている(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照)。
上記MMSのメッセージはメッセージ本文とヘッダーとを有し、後者のヘッダーは、メッセージ本文の解釈処理に用いる解釈処理用フィールドとして、Content-Typeフィールド等のMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)に関するフィールドを含んでいる。このヘッダーを有するメッセージを受信した移動体通信端末は、ヘッダーに含まれている解釈処理用フィールドのデータに基づいて、メッセージ本文に使用されている文字コードやエンコード方法等を判断し、利用者が認識可能な所定フォーマットのデータに戻すように解釈処理を行う。この解釈処理後のデータをディスプレイやスピーカ等から出力することにより、移動体通信端末の利用者は上記メッセージの内容を認識することができる。
Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C) 特開2002−281550号公報
しかしながら、上記移動体通信端末で受信したメッセージのヘッダーは、不正な解釈処理用フィールドを含む場合があった。例えば、送信側の移動体通信端末からメッセージを送信するときに送信処理の不具合によって上記解釈処理用フィールドに所定のデータが書き込まれなかったり、送信側の移動体通信端末から送信されたメッセージが通信ネットワークを伝送されている途中で上記解釈処理用フィールドが消失したりする場合があった。この場合は、受信側の移動体通信端末で受信したメッセージのメッセージ本文は正常であるにもかかわらず、そのメッセージのヘッダーは、フィールドに所定のデータが入っていなかったりフィールド自体が消失していたりしている不正な解釈処理用フィールドを含むことになる。また、上記メッセージのヘッダーが、所定の解釈処理用フィールドのほかに、受信側の移動体通信端末が対応していない不正な解釈処理用フィールドを含む場合もあった。以上のようにメッセージのヘッダーが不正な解釈処理用フィールドを含んでいると、メッセージ本文が正しくエンコードされた所定の文字コードの正常なデータであっても、その解釈処理が一律に行われないことによって文字化け等が発生した利用者が認識できないデータしか表示されないという問題点があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、ヘッダーに不正な解釈処理用フィールドを含むメッセージを受信したときに、解釈処理を一律に行わない場合に比して、利用者が認識可能なメッセージ本文を出力できる確率が高まる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、メッセージ本文と該メッセージ本文の解釈処理に用いる複数の解釈処理用フィールドを含むヘッダーとを有するメッセージを、通信ネットワークを介して受信し、該解釈処理用フィールドのデータに対応する解釈方法を用いて該受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理して出力する移動体通信端末であって、該通信ネットワークを介して受信したメッセージのヘッダーに含まれる解釈処理用フィールドが不正であるか否かを判定するヘッダー判定手段と、該ヘッダー判定手段で該解釈処理用フィールドが不正であると判定したとき、当該移動体通信端末で使用可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて該受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理するメッセージ解釈処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが存在していないときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、上記メッセージ解釈処理手段は、該存在していない解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つがデータを有していないときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、上記メッセージ解釈処理手段は、該データが入力されていない不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが、該移動体通信端末に対応していない未対応の解釈処理用フィールドであるときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、上記メッセージ解釈処理手段は、該未対応の解釈処理用フィールドを無視し、その他の解釈処理用フィールドのデータに応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが、該該移動体通信端末で解釈処理できない未対応の解釈方法を指定する不正データを含む解釈処理用フィールドであるときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、上記メッセージ解釈処理手段は、該不正データを含む不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とするものである。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御や情報処理は、その移動体通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
本発明によれば、移動体通信端末で受信したメッセージのヘッダーに含まれる解釈処理用フィールドが不正であると判定したとき、その受信側の移動体通信端末で実行可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。この解釈処理により、上記受信メッセージのヘッダの解釈処理用フィールドが不正であっても、そのメッセージ本文が受信側の移動体通信端末で実行可能な解釈方法で解釈可能なものであるとき、そのメッセージ本文を正しく解釈して利用者が認識可能なフォーマットで出力することができるようになる。従って、解釈処理用フィールドが不正であるときに解釈処理自体を一律に行わない場合に比して、利用者が認識可能なメッセージ本文を出力できる確率が高くなるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、移動体通信端末としての携帯電話機10A,10Bと、通信ネットワークとしての携帯電話通信網20とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、基地局21と、コアネットワーク201と、IP(Internet Protocol)ネットワーク202と、SMSC(Short Message Service Center)29とを備えている。
上記基地局21は、管轄対象のセルごとに設けられ、携帯電話通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内にある携帯電話機10A,10Bに無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される携帯電話機10A,10Bからのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、携帯電話通信網20内の有線回線部分に転送する。
上記コアネットワーク201は、図示しない位置登録データベース(HLR,VLR)、加入者データベース、課金システム等を有し、各携帯電話機間の通信等を中継するように通信制御を行う。更に、コアネットワーク201は、各携帯電話機と、携帯電話通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、コアネットワーク201は、各携帯電話機と他の通信ネットワークとの間における通信を中継するように通信制御を行う。
また、上記コアネットワーク201は、回線交換網のほかパケット交換網を有している。このパケット交換網は、SGSN(Serving GPRS Support Node)22やGGSN(Gateway GPRS Support Node)23等のノードを有している。SGSN24は、基地局21が接続されている図示しない無線ネットワークコントローラとコアネットワーク201側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各携帯電話機10A,10Bの位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。また、GGSN23は、コアネットワーク201側のパケット交換網と、IPネットワーク202との間のゲートウェイ機能を有している。
上記IPネットワーク202は、プロキシサーバ24、MMSC(Multimedia Messaging Service Center)25、ゲートウェイサーバ26、PPG(Push Proxy Gateway)サーバ27、その他図示しないWEBサーバ等を有している。
上記プロキシサーバ24は、各携帯電話機10A,10Bと、IPネットワーク202内のサーバやインターネット上のサーバとの間の通信を中継する処理を行う。このプロキシサーバ24は、コアネットワーク201における通信プロトコルとIPネットワーク202やインターネット30等の他の通信ネットワークにおける通信プロトコルが異なる場合に、両通信プロトコルを合わせるためのプロトコル変換機能も有している。
なお、このIPネットワーク202の中に、WEBサーバや、コンテンツをダウンロードするためのダウンロードサーバを設けてもよい。
上記MMSC25は、図示しないメッセージボックスが接続され、次のようなマルチメディアメッセージ(以下「MMSメッセージ」という。)の処理を行う。例えば、MMSC25は、送信側の携帯電話機10Aから送信されたMMSメッセージを受信すると、そのMMSメッセージをメッセージボックスに一旦保存し、PPGサーバ27やSMSC29等を介して受信側の携帯電話機10BにMMSメッセージの着信通知を送信する。そして、MMSC25は、受信側の携帯電話機10Bからメッセージ取得要求を受けると、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、MMSC25は、インターネット30から携帯電話機10A,10B宛のMMSメッセージを受信したときも着信通知を行った後、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10BへMMSメッセージを送信する。
上記ゲートウェイサーバ26は、携帯電話通信網20のIPネットワーク202とインターネット30との間のゲートウェイ機能とファイヤウォール機能とを有している。
上記PPGサーバ27は、MMSC25から受信したプッシュリクエストに基づいて、上記着信通知等のプッシュ型のメッセージをSMSC29を経由して携帯電話機10A,10Bに送信する。
上記SMSC29は、ショートメッセージサービス(SMS)を提供するものであり、サイズ制限(例えば128バイト)のあるショートメッセージを送信側の携帯電話機10Aから受信し、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、SMSC29は、放送形式で複数の携帯電話機にへ一斉にショートメッセージを送信することもできる。
上記携帯電話通信網20のIPネットワーク202を介して接続されているインターネット30には、各種コンテンツ提供用のサーバが接続されている。このコンテンツ提供用のサーバとしては、WEBページのコンテンツを主に提供するWEBサーバ40や、画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションのプログラムファイルなどのコンテンツを主に提供するダウンロードサーバ50等がある。
上記インターネット30上の各種コンテンツ提供サーバから携帯電話機10A,10Bにコンテンツをダウンロードするときには、ネットワークの各階層において所定の通信プロトコルが用いられる。例えば、WEBサーバ40からWEBページをダウンロードするときのアプリケーション層の通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、W−HTTP(Wireless HyperText Transfer Protocol)、WTP(Wireless Transaction Protocol)、WSP(Wireless Session Protocol)等が用いられる。
図2は、MMS(Multimedia Messaging Service)を提供する上記MMSC25を介して携帯電話機10A,10B間で送受信されるMMSメッセージの説明図である。このMMSメッセージは、RFC(Request for Comments)822,2822,2045,2046,2047,2049等で仕様が規定されているMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)対応のインターネットテキストフォーマットのメッセージである。このMMSメッセージは、メッセージ本文60とヘッダー61とにより構成されている。MMSメッセージのメッセージ本文60は、テキスト情報のほか、音声、イメージ、ビデオ、オーディオなどの様々なメディアによる情報のデータを含めるように構成することができる。また、MMSメッセージのヘッダー61は、送信側の携帯電話機などの通信端末において送信メッセージに関する様々な情報のデータが入力される各種フィールドで構成されている。
なお、上記MMS、MMSC、MMSメッセージ等は、次の(1)〜(3)等に規定されている仕様に準拠するものである。
(1)Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C)
(2)Multimedia Messaging Service Client Transactions Version 1.2 (OMA- MMS-CTR-v1_2-20030916-C)
(3)Multimedia Messaging Service Encapsulation Protocol Version 1.2 (OMA-MMS-ENC-v1_2-20030915-C)
表1は、上記ヘッダー61の主要なフィールドを示した一覧表である。ヘッダー61は、送信元の差出人情報のフィールド(From:)、送信先の宛名情報のフィールド(To:,Cc:,Bcc:)、主題情報のフィールド(Subject)、日時情報のフィールド(Date:)、メッセージ識別情報のフィールド(Message-ID)、MIME情報のフィールド(Mime-Version:,Content-Type:,Content-Transfer-Encoding:)等で構成されている。また、上記ヘッダー61は、上記MMS特有のデータを設定できるように、MMS用に拡張されたMMS拡張情報のフィールド(X-Mms-Message-Type:,X-Mms-Transaction-ID:,X-Mms-MMS-Version :・・・)も有している。
Figure 2006119852
上記MIME情報のフィールドは、RFC2045,2046,2047,2049等で規定されているMIMEの仕様に準拠したメッセージ本文60の解釈処理に用いる解釈処理用フィールド(拡張ヘッダーフィールド)である。以下、このMIME情報のフィールドを「MIMEヘッダーフィールド」といい、このMIMEヘッダーフィールドが設定されているヘッダー部分を「MIMEヘッダー」という。
表2及び3はそれぞれ、本実施形態において上記MIMEヘッダーフィールドの「Content-Type:」及び「Content-Transfer-Encoding:」に設定することができるデータを示している。
Figure 2006119852
Figure 2006119852
表2における「Content-Type:」のフィールドには、メッセージ本文におけるテキストデータの文字コードの種類や、添付ファイルを種類等を表すデータが設定される。なお、本例では、「Content-Type:」のパラメータである文字コード(charset=)のデータとして、アスキーコードの「us-ascii」及びユニコード「UTF-8」の2種類のデータを設定できるようにしているが、「UTF-16」等のその他の文字コードのデータを設定できるようにしてもよい。携帯電話機10A,10Bは、「Content-Type:」のフィールドのデータに基づいて、MMSメッセージのメッセージ本文60の文字コードを解釈し出力データを生成するように解釈処理する。
表3における「Content-Transfer-Encoding:」のフィールドには、メッセージ本文のデータがエンコードされているか否かを示すデータや、メッセージ本文のデータがどのような方法でエンコードされたかを示すデータが設定される。例えば、メッセージ本文がエンコード無しのバイナリデータの場合は「Binary」が設定され、メッセージ本文がバイナリデータからASCIIにエンコードされたものである場合は「base64」が設定される。また、メッセージ本文がlatin1などのテキストからASCIIにエンコードされたものである場合は「quoted-printable」が設定される。携帯電話機10A,10Bは、「Content-Transfer-Encoding:」のフィールドのデータに基づいて、MMSメッセージのメッセージ本文60を必要に応じてデコードし出力データを生成するように解釈処理する。
上記メッセージ本文60を解釈処理するときに用いる解釈方法は、上記MIMEヘッダーに設定されている「Content-Type:」のデータと「Content-Transfer-Encoding:」のデータとの組み合わせにより複数設定可能である。携帯電話機10A,10Bは、携帯電話通信網20を介して受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーフィールドのデータに応じて複数種類の解釈方法から選択された解釈方法を用いて、受信メッセージのメッセージ本文60を解釈処理する。
図3は携帯電話機10(10A、10B)の一構成例を示す外観図であり、図4は、その携帯電話機10のハードウェア構成を示す概略構成図である。また、図5は、携帯電話機10におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機10は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105、携帯電話通信網用通信装置106、GPS受信装置107を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上でMMSメッセージの送受信を行ったり、受信したMMSメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したりしてもよい。
また、上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ネイティブ側の電話機プラットフォームとは異なるアプリケーション実行環境を構築することができる。そして、このアプリケーション実行環境上で、携帯電話機にプリインストールされているアプリケーションや利用者がダウンロードして登録したアプリケーション等の各種アプリケーションを実行することができる。このアプリケーションとしては、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたJAVA(登録商標)、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションや、C言語やアセンブリ言語で記述されたアプリケーションなどが挙げられる。また、これらのアプリケーション実行環境は、例えばJAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、MMSメッセージを送受信したり、MMSメッセージに添付されている画像ファイルを展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、コンテンツ取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ50から画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)17、スピーカ18、図示しない振動デバイス等から構成されている。上記液晶ディスプレイ(LCD)17やスピーカ18等からなる出力装置で構成されている出力部は、携帯電話通信網20からMMSメッセージやその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、MMSメッセージのテキストや画像(静止画、動画)を液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、MMSメッセージに添付の音声や音楽をスピーカ18から出力したりするときに用いられる。上記MMSメッセージやその着信通知の受信を利用者に知らせるときは、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)17に着信報知画像を表示したり、スピーカ18から着信音を出力させたりする。
また、上記出力部は、携帯電話通信網20を介して受信したWebページを液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、携帯電話通信網20から情報を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報配信サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記スピーカ18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記出力装置105を構成する振動デバイスは、この振動デバイスは、マナーモード(サイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりMMSメッセージや各種配信情報を受信したりしたときに、携帯電話機10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。
上記携帯電話通信網用通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するときに用いられる。この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機とMMSメッセージのやり取りを行ったり、携帯電話通信網20からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上の通信端末とのMMSメッセージのやり取り等を行ったりするための通信手段として用いられる。更に、この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して、ダウンロードサーバ50が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機10(10A,10B)の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。この携帯電話機10は、メッセージ受信部110とヘッダー判定部111とメッセージ解釈処理部112とメッセージ出力部113とを備えている。
上記メッセージ受信部110は上記携帯電話通信網用通信装置106等で構成され、上記MMSメッセージを受信するメッセージ受信手段としての機能を有する。すなわち、このメッセージ受信部110は、HTTP等の所定の通信プロトコルを用いた通信により、他の携帯電話機から携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信するメッセージ受信手段の機能を有する。また、メッセージ受信部110は、他の通信端末からインターネット30及び携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信する。
上記ヘッダー判定部111は上記CPU101等で構成され、ヘッダー判定手段としての機能を有する。すなわち、このメッセージ判定部111は、メッセージ受信部110で受信した受信メッセージのヘッダーに含まれる解釈処理用フィールドとしてのMIMEヘッダーフィールドが不正であるか否かを判定する。この不正なMIMEヘッダーフィールドの態様としては、例えば次の(1)〜(4)が挙げられる。
(1)複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかが存在しない。
(2)複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかにデータが入力されていない。
(3)受信側の携帯電話機に対応していない未対応のMIMEヘッダーフィールドを含む。
(4)複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかに、解釈処理できない未対応の解釈方法(文字コード、デコード方法)を指定する不正データが入力されている。
上記メッセージ解釈処理部112は上記CPU101等で構成され、所定の解釈方法によってメッセージ本文を解釈処理するメッセージ解釈処理手段としての機能を有する。すなわち、このメッセージ解釈処理部112は、携帯電話通信網20を介して受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーフィールドのデータに対応する解釈方法を用いて、その受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。
ここで、上記「解釈方法」は、送信側のテキストの文字コードや送信時のエンコード方法の情報が記述されるMIMEヘッダーフィールドのデータに応じて互いに異なる複数種類の解釈方法が予め設定されている。そして、この「解釈方法」は、例えば文字コードの種類やエンコードの種類等で特定される。
また、メッセージ解釈処理部112は、メッセージ判定部111で受信MMSメッセージのヘッダーが不正なMIMEヘッダーフィールドを含むと判定したとき、受信側の携帯電話機で実行可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて受信MMSメッセージのメッセージ本文を解釈処理する。この解釈処理により、可能な限りメッセージ本文の解釈を行い、受信MMSメッセージが正しく解釈可能なメッセージ本文を有しているにもかかわらず不正なMIMEヘッダーフィールドを含むMIMEヘッダーを有しているときに、そのメッセージ本文を正しく解釈して出力できるようにしている。
例えば、上記(1)のように複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかが存在しない場合や、上記(2)のように複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかにデータが入力されていない場合は、次のように処理する。すなわち、その不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記携帯電話機で実行可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。
表4は、所定のデータが入力されていないMIMEヘッダーフィールドの種類やMIMEヘッダーに存在しないMIMEヘッダーフィールドの種類に応じた解釈方法の設定例を示す一覧表である。なお、表4では、所定のMIMEヘッダーフィールドが存在し且つそのフィールドにデータが入力されている場合についても示している。また、表4中の「○」はMIMEヘッダーフィールドが存在し、しかもそのMIMEヘッダーフィールドにデータが入力されていることを示している。一方、表4中の「×」は、MIMEヘッダーフィールドが存在していないこと、又はそのMIMEヘッダーフィールドは存在しているが所定のデータが入力されていないことを示している。
Figure 2006119852
また、不正なMIMEヘッダーフィールドが、上記(3)に記載の未対応の解釈処理用フィールドである場合は、次のように処理する。すなわち、上記未対応のMIMEヘッダーフィールドを無視し、その他のMIMEヘッダーフィールドのデータに応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、受信MMSメッセージのメッセージ本文を解釈処理する。
また、不正なMIMEヘッダーフィールドが、上記(4)に記載の未対応の解釈方法を指定する不正データを含む解釈処理用フィールドである場合は次のように処理する。すなわち、上記不正データを含む不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信MMSメッセージのメッセージ本文を解釈処理する。
なお、上記不正な解釈処理用フィールドがあったときに用いる解釈方法は、利用者が認識可能なフォーマットのデータとして、解釈処理後のメッセージ本文のデータを出力できる確率ができるだけ高くなるように設定するのが好ましい。
上記メッセージ出力部113は上記出力装置105等で構成され、メッセージ解釈処理部112で解釈処理されたメッセージ本文のデータをテキストや画像(静止画、動画)コンテンツとしてディスプレイ上に表示したり、音声や音楽等のオーディオコンテンツとしてスピーカやイヤホンから出力するメッセージ出力手段としての機能を有する。
図7は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて利用者が手動でメッセージの受信を行っている。
まず、送信側の利用者は、携帯電話機10Aを操作してMMSメッセージ用のアプリケーションを起動し、MMSメッセージを作成する。そして、送信相手先のアドレスを指定して上記MMSメッセージを送信するように利用者が携帯電話機10Aを操作すると、携帯電話機10Aは、「HTTP POST」によるメッセージ送信要求をMMSC25に送信する(ステップS1)。
MMSC25は、上記メッセージ送信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ送信応答を送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS2)。その後、MMSC25は、「SMS」によるメッセージ着信通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS3,S4)。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知をMMSC25から受信すると、着信通知用に予め設定しておいたテキストや画像等を出力部のディスプレイ17に表示したり、着信通知用に予め設定しておいた音声、特殊音、メロディー、音楽等を出力部のスピーカ18から出力したりする。例えば、「新着メッセージがサーバに格納された」等の着信通知メッセージをディスプレイに表示する。このようなディプレイ上の着信通知表示やスピーカーからの着信通知音の出力により、受信側の携帯電話機10Bの利用者は、自分宛のMMSメッセージが届いていることを知ることができる。その着信通知の後、受信側の利用者は、任意のタイミングで、MMSメッセージを受信するように携帯電話機10Bを操作することができる。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP POST」によるメッセージ着信通知応答をMMSC25に送信する(ステップS5)。
MMSC25は、上記メッセージ着信通知応答を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS6,S7)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Deffered」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、メッセージ着信通知が受信側の携帯電話機10Bに配信され、MMSメッセージの受信待ちの状態になっていることを認識することができる。
次に、受信側の利用者が上記着信通知を受けたMMSメッセージを受信するときは、上記MMSメッセージ用のアプリケーション上で当該MMSメッセージを指定して受信処理を開始するように携帯電話機10Bを操作する。この操作により、受信側の携帯電話機10Bは、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS8)。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS9)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS10)。更に、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージを出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS11,S12)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図8は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの他の処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて自動でメッセージの受信を行っている。なお、図8中のステップS1〜S4については上記図7の場合と同様であるので、説明を省略する。
受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知をMMSC25から受信すると、次にようにMMSメッセージの受信処理を自動的に開始する。まず、携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS5)。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS6)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS7)。更に、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージを出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS8,S9)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図9は、携帯電話機で不正MIMEヘッダーを有するMMSメッセージを受信したときのメッセージ処理手順の一例を示すフローチャートである。この図9は、複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかが存在しない不正MIMEヘッダーの場合の例である。
図9において、受信側の携帯電話機10Bは、MMSメッセージを受信すると(ステップS101)、受信MMSメッセージのヘッダーに含まれるMIMEヘッダーフィールドが不正であるか否かを判定する。具体的には、まず複数のMIMEヘッダーフィールドのうち「Content-Transfer-Encoding:」が存在するか否かを判定する(ステップS102)。ここで、「Content-Transfer-Encoding:」が存在すると判定した場合は、更に「Content-Type:charset=」が存在するか否かを判定する(ステップS103)。
上記判定ステップにおいて、「Content-Transfer-Encoding:」及び「Content-Type:charset=」がそれぞれ存在すると判定した場合は、各MIMEヘッダーフィールドから読み出したデータ(文字コード、エンコード)に応じた解釈方法を選択する(ステップS104)。そして、この選択した解釈方法で、受信MMSメッセージのメッセージ本文をメッセージ解釈処理する(ステップS105)。この解釈処理後のメッセージ本文のデータは、ディプレイ17等に出力したり、他のアプリケーションで再生処理して画像、音声、音楽コンテンツとして出力したりする。
また、上記判定ステップにおいて、「Content-Transfer-Encoding:」は存在するが「Content-Type:charset=」が存在しないと判定した場合、文字コードについては「Content-Type:charset=UTF-8」とするとともに、エンコードについてはMIMEヘッダーフィールドから読み出したデータに応じた解釈方法を選択する(ステップS106)。
また、上記ステップS102で「Content-Transfer-Encoding:」が存在しないと判定した場合についても、更に「Content-Type:charset=」が存在するか否かを判定する(ステップS107)。ここで、「Content-Type:charset=」が存在すると判定した場合、エンコードについては「Content-Transfer-Encoding:Binary」とするとともに、文字コードについてはMIMEヘッダーフィールドから読み出したデータに応じた解釈方法を選択する(ステップS108)。一方、「Content-Type:charset=」も存在しないと判定した場合、エンコードについては「Content-Transfer-Encoding:Binary」とするとともに、文字コードについては「Content-Type:charset=UTF-8」とした場合に応じた解釈方法を選択する(ステップS109)。
図9のメッセージ処理では、受信MMSメッセージのMIMEヘッダーに、解釈処理に必要な複数のMIMEヘッダーフィールドの少なくとも一つが存在しない場合、その存在していないMIMEヘッダーフィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。この解釈処理により、MIMEヘッダーフィールドの少なくとも一つが存在しない場合でも、受信メッセージのメッセージ本文に対応した所定の解釈方法によって正しく解釈処理され、利用者が認識可能なメッセージ本文が出力される確率が高くなる。
なお、複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかにデータが入力されていない不正MIMEヘッダーの場合も、上記図9と同様な手順で受信MMSメッセージを解釈処理することができる。この場合は、データが入力されていないMIMEヘッダーフィールドを、図9における存在しないMIMEヘッダーフィールドとして解釈処理する。この解釈処理により、MIMEヘッダーフィールドのいずれかにデータが入力されていない場合でも、受信メッセージのメッセージ本文に対応した所定の解釈方法によって正しく解釈処理され、利用者が認識可能なメッセージ本文が出力される確率が高くなる。
更に、複数のMIMEヘッダーフィールドのいずれかに、解釈処理できない未対応の解釈方法を指定する不正データが入力されている不正MIMEヘッダーの場合も、上記図9と同様な手順で受信MMSメッセージを解釈処理することができる。この場合は、不正データが入力されているMIMEヘッダーフィールドを、図9における存在しないMIMEヘッダーフィールドとして解釈処理する。この解釈処理により、MIMEヘッダーフィールドのいずれかに、未対応の解釈方法を指定する不正データが入力されている場合でも、受信メッセージのメッセージ本文に対応した所定の解釈方法によって正しく解釈処理され、利用者が認識可能なメッセージ本文が出力される確率が高くなる。
図10は、変形例に係るメッセージ処理手順の一例を示すフローチャートである。この図10は、受信側の携帯電話機に対応していない未対応のMIMEヘッダーフィールドを含む不正MIMEヘッダーの場合の例である。
図10において、受信側の携帯電話機10Bは、MMSメッセージを受信すると(ステップS101)、受信MMSメッセージのヘッダーに未対応のMIMEヘッダーフィールドが含まれているか否かを判定する。ここで、未対応のMIMEヘッダーフィールドが含まれていないと判定した場合は、各MIMEヘッダーフィールドから読み出したデータ(文字コード、エンコード)に応じた解釈方法を選択する(ステップS103)。そして、この選択した解釈方法で、受信MMSメッセージのメッセージ本文をメッセージ解釈処理する(ステップS104)。この解釈処理後のメッセージ本文のデータは、ディプレイ17等に出力され、他のアプリケーションで再生処理して画像、音声、音楽コンテンツとして出力される。
一方、上記判定ステップにおいて、未対応のMIMEヘッダーフィールドが含まれていると判定した場合は、その未対応のMIMEヘッダーフィールドを無視し(ステップS105)、上記ステップS103及びS104と同様にメッセージ本文の解釈処理を行う。
図10のメッセージ処理では、受信MMSメッセージのMIMEヘッダーに、未対応のMIMEヘッダーフィールドが含まれている場合、その未対応のMIMEヘッダーフィールドを無視して他のMIMEヘッダーフィールドに応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理する。この解釈処理により、未対応のMIMEヘッダーフィールドを含む場合でも、受信メッセージのメッセージ本文に対応した所定の解釈方法によって正しく解釈処理され、利用者が認識可能なメッセージ本文が出力される確率が高くなる。
以上、本実施形態によれば、上記不正なMIMEヘッダーフィールドを含むMMSメッセージを受信したときの解釈処理により、MIMEヘッダーフィールドが不正であるときに解釈処理自体を一律に行わない場合に比して、利用者が認識可能なメッセージ本文を出力できる確率を高めることができる。
なお、上記実施形態ではMMSメッセージを送受信可能な携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、メッセージ本文と解釈処理用フィールドを含むヘッダーとを有するものであれば、上記MMSメッセージ以外の他のメッセージを送受信する場合にも適用できる。また、本発明は、携帯電話機以外の他の移動体通信端末の場合についても同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図。 MMSメッセージの説明図。 携帯電話機の一構成例を示す外観図。 携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 携帯電話機の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの他の処理手順の一例を示すシーケンス図。 携帯電話機で不正MIMEヘッダーを有するMMSメッセージを受信したときのメッセージ処理手順の一例を示すフローチャート。 携帯電話機で不正MIMEヘッダーを有するMMSメッセージを受信したときの他のメッセージ処理手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
10 携帯電話機
10A 送信側の携帯電話機
10B 受信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
25 MMSC(マルチメディアメッセージングサービスセンター)
27 PPG(プッシュプロキシゲートウェイ)サーバ

Claims (5)

  1. メッセージ本文と該メッセージ本文の解釈処理に用いる複数の解釈処理用フィールドを含むヘッダーとを有するメッセージを、通信ネットワークを介して受信し、該解釈処理用フィールドのデータに対応する解釈方法を用いて該受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理して出力する移動体通信端末であって、
    該通信ネットワークを介して受信したメッセージのヘッダーに含まれる解釈処理用フィールドが不正であるか否かを判定するヘッダー判定手段と、
    該ヘッダー判定手段で該解釈処理用フィールドが不正であると判定したとき、当該移動体通信端末で使用可能な複数種類の解釈方法のいずれかを用いて該受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理するメッセージ解釈処理手段とを備えたことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが存在していないときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、
    上記メッセージ解釈処理手段は、該存在していない解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つがデータを有していないときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、
    上記メッセージ解釈処理手段は、該データが入力されていない不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが、該移動体通信端末に対応していない未対応の解釈処理用フィールドであるときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、
    上記メッセージ解釈処理手段は、該未対応の解釈処理用フィールドを無視し、その他の解釈処理用フィールドのデータに応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記ヘッダー判定手段は、上記複数の解釈処理用フィールドの少なくとも一つが、該該移動体通信端末で解釈処理できない未対応の解釈方法を指定する不正データを含む解釈処理用フィールドであるときに、該解釈処理用フィールドが不正であると判定し、
    上記メッセージ解釈処理手段は、該不正データを含む不正な解釈処理用フィールドの種類に応じて予め設定しておいた上記複数種類の解釈方法のいずれかを用いて、上記受信メッセージのメッセージ本文を解釈処理することを特徴とする移動体通信端末。
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