JP2006120998A - 太陽電池モジュールの製造方法と太陽電池モジュールの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受け渡し可能に隣接する位置決めベルト110および加熱ベルト120と、位置決めベルトおよび加熱ベルト上にまたがるように位置決めベルトおよび加熱ベルトと対向する押さえベルト130とを備え、加熱ベルトおよび押さえベルトが所定の温度に管理されそれらの外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている製造装置100を用い、太陽電池セルとインターコネクタを加熱ベルトと押さえベルトで挟みインターコネクタを双方の案内溝に収容した状態で搬送しつつ半田付けする工程を備える。
【選択図】図1
Description
太陽電池モジュールの製造工程では、隣接する太陽電池セルの受光面電極と裏面電極を細長いインターコネクタによって直列接続した太陽電池ストリングが作製される。
半田付け方式では、半田コーティングが施された太陽電池セルの電極上にインターコネクタを位置決めして載置し、載置されたインターコネクタを押さえピンで押さえながら、熱風を局部的に吹きつけるか、或いは、加熱ランプを局部的に照射することにより半田付けを行うのが一般的である。
また、インターコネクタに太陽電池セルの表面に対して垂直方向、或いは、水平方向の反りが生じている場合であっても、インターコネクタを収容する案内溝がその反りを矯正しつつ半田付けすることとなるので、太陽電池セルとインターコネクタを常に正確な位置関係で半田付けすることができる。
さらに、インターコネクタが加熱ベルトと押さえベルトの双方の案内溝に収容されることにより、太陽電池セルとインターコネクタの接触領域に過度の押圧力が加わることを防止でき、この結果、太陽電池セルの割れを防止できるようになる。
太陽電池セルとしては、例えば、光電変換層の表面と裏面に受光面電極と裏面電極がそれぞれ形成されたものを用いることができる。
光電変換層としては、例えば、厚さが200〜400μm程度のp型またはn型シリコン基板に、n型またはp型の不純物が拡散されてpn接合層が形成されたものを用いることができる。
受光面電極は、例えば、インターコネクタが接続される細長い接続用電極と、接続用電極に直交する極細のグリッド電極が互いに交差してなる櫛形であってもよい。また、受光面電極は、例えば、銀からなっていてもよい。
一方、裏面電極は光電変換層の裏面側のほぼ全面に形成され一部に開口部を有する裏面アルミ電極と、裏面アルミ電極の開口部に形成されインターコネクタが接続される接続用銀電極とからなっていてもよい。
受光面側の接続用電極と、裏面側の接続用銀電極は、後のインターコネクタとの半田付けのために予め半田コーティングが施されていることが好ましい。
このような製造方法によれば、加熱ベルトおよび押さえベルトがプーリからベルトの幅方向にずれることを防止できるので、太陽電池セルとインターコネクタをより正しい位置関係で搬送し、より正確な位置関係で半田付けすることができる。
このため、同一の製造装置で様々な形状のインターコネクタに対応できるようになる。
さらには、案内溝の幅と深さを適宜調整することにより、インターコネクタから太陽電池セルに与えられる押圧力や位置ズレ精度を最適化することができ、太陽電池セルの割れを防止しつつ、より正確な位置関係で良好な半田付けを行うことが可能となる。
このような製造方法によれば、位置決めベルトの上流側で位置決めされた複数の太陽電池セルとそれら太陽電池セルを接続するのに必要なインターコネクタが、位置決めベルトの下流側へ搬送されるまでの間に位置ズレを起こすことを防止できるようになり、より正確な位置関係で半田付けを行うことが可能となる。
このような構成によれば、位置決めベルトの屈曲性が高くなるので、位置決めベルトを巻き回すプーリの径を小さくできる。
このため、受け渡し可能に隣接する位置決めベルトと加熱ベルトの隙間を極力つめることができ、位置決めベルトから加熱ベルトへの受け渡し時に太陽電池セルおよびインターコネクタの位置ズレならびに太陽電池セルに加わる衝撃を極力抑制することができる。
芯材の材料としては、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、麻繊維、綿繊維、スチール繊維などを挙げることができる。
一方、含浸させる樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、合成ゴムなどを挙げることができる。
また、この発明による太陽電池モジュールの第1の製造方法において、加熱ベルトおよび押さえベルトは薄い金属からなっていてもよい。
また、この発明による太陽電池モジュールの第1の製造方法において、加熱ベルトおよび押さえベルトの対向部はシュラウドで覆われ、シュラウド内は窒素の雰囲気に保たれてもよい。
また、この発明による太陽電池モジュールの第1の製造装置において、位置決めベルトは、位置決めベルトの上流側で位置決めされた太陽電池セルとインターコネクタを、位置決めされた状態のまま位置決めベルトの下流側へ搬送するための真空吸着穴が形成されていてもよい。
また、この発明による太陽電池モジュールの第1の製造装置において、加熱ベルトおよび押さえベルトは薄い金属からなっていてもよい。
また、この発明による太陽電池モジュールの第1の製造装置において、加熱ベルトおよび押さえベルトの対向部はシュラウドで覆われ、シュラウド内は窒素の雰囲気に保たれてもよい。
さらに、加熱ベルトおよび押さえベルトはそれらが互いに付勢しあう方向にそれぞれ弾性体によって付勢されるので、太陽電池セルを加熱ベルトと押さえベルトで挟んで搬送しながら半田付けする際に、熱を受けて反った太陽電池セルの形状に加熱ベルトと押さえベルトがなじみ易くなり、反った太陽電池セルに局部的に強い力が加わることを防止できるようになると共に、インターコネクタが案内溝に収容されることにより太陽電池セルとインターコネクタの接触領域に過度の押圧力がかかることを防止でき、この結果、太陽電池セルの割れを防止できるようになる。
この発明の実施例1による太陽電池モジュールの製造方法と太陽電池モジュールの製造装置について図1〜16に基づいて説明する。
この実施例は、図11および図12に示される太陽電池セル10を図13および図14に示されるインターコネクタ20を用いて電気的に接続し、図15および図16に示される太陽電池ストリング30を作製するものである。太陽電池セルをインターコネクタによって接続する工程では、図1に示される製造装置100が用いられる。
この実施例で用いる太陽電池セルについて図11および図12に基づいて説明する。図11は、この実施例で用いる太陽電池セルの平面図であり、図12は図11に示される太陽電池セルの底面図である。
図11および図12に示されるように、この実施例で用いる太陽電池セル10は、光電変換層11と、光電変換層11の受光面側に形成された受光面電極12と、光電変換層11の裏面側に形成された裏面電極15とから構成されている。
また、裏面電極15は、光電変換層11の裏面側のほぼ全面に形成されたアルミ電極16と、アルミ電極16の開口部に形成されインターコネクタ20が半田付けされる接続用銀電極17とから構成されている。
受光面側の接続用電極13と裏面側の接続用銀電極17には、鉛フリー半田が予めコーティングされる。図8に示される太陽電池セル10の幅W3は126mmで、接続用電極13どおしの間隔D2は62mmである。
この実施例で用いるインターコネクタについて、図13および図14に基づいて説明する。図13は、この実施例で用いるインターコネクタの平面図であり、図14は図13に示されるインターコネクタの側面図である。
図13および図14に示されるように、この実施例で用いるインターコネクタ20は、細長い平板状の銅板からなり、幅W6は1.5mm、厚さT1は0.3mmである。
この実施例で用いる製造装置について、図1〜7に基づいて説明する。図1は実施例1による製造装置の概略的な構成を示す説明図、図2は位置決めベルトの部分拡大平面図、図3は図2に示される位置決めベルトのA−A断面図、図4は加熱ベルトの部分拡大平面図、図5は図4に示される加熱ベルトのB−B断面図、図6は押さえベルトの部分拡大平面図、図7は図6に示される押さえベルトC−C断面図である。
図1に示されるように、この実施例で用いる製造装置は、受け渡し可能に隣接する位置決めベルト110および加熱ベルト120と、位置決めベルト110および加熱ベルト120上にまたがるように位置決めベルト110および加熱ベルト120と対向する押さえベルト130とを備え、加熱ベルト120および押さえベルト130が所定の温度に管理され、位置決めベルト110、加熱ベルト120および押さえベルト130の外周面にインターコネクタ(図Xおよび図X参照)の形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている。
押さえベルト130は、位置決めベルト110の上流側で位置決めされた太陽電池セル10とインターコネクタ20を上から押さえながら加熱ベルト120へ渡す役目と、加熱ベルト120へ渡された太陽電池セル10とインターコネクタ20を加熱ベルト120との間に挟んで搬送しながら半田付けする役目とを兼ねている。
ロボットによって位置決めベルト110上に載置され位置決めされた太陽電池セル10とインターコネクタ20(図8(a)参照)を、位置決めされた状態で保持しながら搬送するために、図2および図3に示すように、位置決めベルト110には搬送方向Fに沿って並んだ真空吸着穴111が形成される。
また、図1および図2に示されるように、位置決めベルト110の裏面には真空吸着穴111を介して真空引きするための真空吸着ブロック112が配設される。
これにより、図8(a)に示されるように、位置決めベルト110に真空吸着された太陽電池セル10とインターコネクタ20は、インターコネクタ20のうち裏面電極15と重なった部分が案内溝110aに収容された状態で加熱ベルト120へ向かって搬送されることとなり、加熱ベルト120へ渡されるまでに生じ得る太陽電池セル10とインターコネクタ20の位置ズレが防止される。
このため、位置決めベルト110には優れた屈曲性が要求され、この実施例では図3に示されるように、ナイロン繊維からなる芯材110cにポリウレタン樹脂110dを含浸させた樹脂ベルトが位置決めベルト110として用いられる。
この実施例において、加熱ベルト120と隣接する箇所に配置される位置決めベルト110のプーリ113は直径1cmであり、加熱ベルト120および押さえベルト130を巻き回すプーリ121,131は直径10cmである。
加熱ベルト120および押さえベルト130は、熱伝導性に優れている必要があるため金属ベルトで構成されるが、その屈曲性は樹脂製ベルトほどには高くないため、加熱ベルト120および押さえベルト130については、プーリ121,131の直径を小さくできないという事情がある。
加熱ブロック122,132の搬送方向Fに沿った長さは、半田が溶融する温度と、加熱ブロック122,132の出力に応じて設定される。
この実施例では、加熱ブロック122,132は、搬送方向Fに沿った長さがそれぞれ100cmに設定され、加熱温度はそれぞれ265℃と250℃に設定される。
また、図4および図6に示されるように、加熱ブロック122,132の幅W1は、太陽電池セル10の全面を輻射熱で加熱できるように、太陽電池セル10の幅W3(図11参照)に応じて設定される。
この実施例では一辺126mmの太陽電池セル10を接続することを前提としていることから、加熱ブロック122,132の幅W1はそれぞれ18cmに設定される。
一方、図1に示されるように、冷却ブロック123,133の搬送方向Fに沿った長さは、溶融した半田が固化する温度と冷却ブロック123,133の放熱容量に応じて設定される。
この実施例では、冷却ブロック123,133の搬送方向Fに沿った長さはそれぞれ30cmに設定される。また、図4および図6に示されるように、冷却ブロック123,133の幅W2はそれぞれ18cmに設定される。
これにより、搬送時の太陽電池セル10に加わる衝撃が和らげられるだけでなく、加熱されて反った太陽電池セル10に加熱ベルト120と押さえベルト130がなじみ易くなり、反った太陽電池セル10に局部的に強い力が加わって割れてしまうことが防止される。
これにより、加熱ベルト120と押さえベルト130に挟まれた太陽電池セル10とインターコネクタ20は、インターコネクタ20のうち裏面電極15と重なった部分、並びに、受光面電極12と重なった部分が双方の案内溝120a,130aにそれぞれ収容された状態で搬送されることとなり、太陽電池セル10とインターコネクタ20は常に正確な位置関係を維持したまま半田付けされることとなる。
さらに、インターコネクタ20が加熱ベルト120と押さえベルト130の案内溝120a,130aに収容された状態で搬送されることにより、太陽電池セル10とインターコネクタ20との接触領域に過度の押圧力が加わることが防止され、上記のバネ124,134の効果ともあいまって、太陽電池セル10の割れがより一層効果的に防止されることになる。
インターコネクタ20の表面に局部的な凸部が形成されると、後の封止工程で透光性の樹脂シートによって封止する際に、凸部に局部的に大きな力が加わり、太陽電池セル10の割れにつながる恐れがある。
このため、この実施例では、図1に示されるように、敢えて、太陽電池セル10とインターコネクタ20を位置決めして搬送するための位置決めベルト110を別途設け、加熱ベルト120に真空吸着穴を形成する必要をなくしている。
2本のベルトの間隔D1(図2、図4および図6参照)は太陽電池セル10の接続用電極13の間隔D2(図11参照)に対応して設定される。
この実施例では上述のとおり、2本の接続用電極13の間隔D2が62mmであり、各接続用電極13の幅W5が1.5mmであり、接続用電極13に接続されるインターコネクタ20の幅W6が1.5mmであるため、ベルトどおしの間隔D1(図2、図4および図6参照)は35mm、1本のベルトの幅W4は40mmに設定される。
この実施例による太陽電池ストリングの製造方法について図8〜10に基づいて説明する。図8〜10は、この発明の実施例による太陽電池ストリングの製造方法を示す工程図である。
位置決めベルト110の上流側で載置され位置決めされた太陽電池セル10とインターコネクタ20は、位置決めベルト110に形成され真空吸着ブロック112と通ずる真空吸着穴111(図2参照)を介して真空吸引されると共に、インターコネクタ20のうち裏面電極15と重なった部分が位置決めベルト110の案内溝110a(図2および図3参照)に収容されることにより、位置決めされた位置関係を確実に保持したまま位置決めベルト110の下流側へ搬送される。
図1に示されるように、位置決めベルト110と加熱ベルト120の隙間は、上述のとおり、ナイロン繊維からなる芯材110aにポリウレタン樹脂110bを含浸させてなる屈曲性に優れた位置決めベルト110(図3参照)を、小径のプーリ113で巻き回すことにより極力つめられているので、太陽電池セル10が前記隙間を渡る際に太陽電池セル10に加わる衝撃は極力抑えられている。
なお、仮に、インターコネクタ20に反りが生じており所定の形状を呈していない場合であっても、インターコネクタ20の反りは、インターコネクタ20が位置決めベルト110と押さえベルト130の双方の案内溝110a,130aに収容される先の時点か、遅くとも、加熱ベルト120と押さえベルト130の双方の案内溝120a,130aに収容されるこの時点では正規の形状に矯正されることになる。
加熱ベルト120と押さえベルト130は、上述のとおり、加熱ベルト120と押さえベルト130の裏面側にそれぞれ設けられた加熱ブロック122,132と冷却ブロック123,133により上述の設定温度で温度管理されている。
また、加熱ベルト120および押さえベルト130の対向部を囲うシュラウド140内に窒素ガスがガス導入口から流されることにより、より良好な半田付けを可能としている。
なお、この実施例では、位置決めベルト110、加熱ベルト120および押さえベルト130の搬送速度を、20mm/sec.に設定したが、搬送速度は半田付けの仕上がり状態により適宜増減すればよい。
この発明の実施例2による太陽電池モジュールの製造方法と太陽電池モジュールの製造装置について図17〜19に基づいて説明する。図17は、実施例2による加熱ベルトと押さえベルトの部分斜視図、図18は加熱ベルトと押さえベルトを巻きまわすプーリ単体の斜視図、図19は押さえベルトとそれを巻き回すプーリとの関係を示す部分断面図である。
特に、図19に示されるように、押さえベルト230は、突状230bの幅が案内溝230aの幅よりも広く設定されており、これによってベルトの強度保持の観点からみて必要となる一定以上のベルト厚さが確保されている。
また、突状230bに対応した溝231aの幅は、突状230bの幅よりも広く形成されていることが好ましく、これにより、押さえベルト230とプーリ231との間にあそび部231bが形成され、押さえベルト230はベルトの幅方向に向かって僅かに移動することが可能とされている。
また、押さえベルト230とそれを巻き回すプーリ231との間に形成されたあそび部231bにより、押さえベルト230はプーリ231によって巻き回される際に、太陽電池セル10とインターコネクタ20との正しい位置関係を損なわない範囲内でベルトの幅方向に僅かに移動でき、インターコネクタ20に対して過度の矯正力を与えることが防止されている。その他の点は実施例1と同様である。
この発明の実施例3による太陽電池モジュールの製造方法と太陽電池モジュールの製造装置について図20〜22に基づいて説明する。図20は実施例3による加熱ベルトと押さえベルトの構成を示す断面図、図21は加熱ベルトと押さえベルトを巻きまわすプーリ単体の斜視図、図22は押さえベルトとそれを巻き回すプーリとの関係を示す部分断面図である。
特に、図22に示されるように、押さえベルト330を巻き回すプーリ331は、中央部332に対応する溝331aの深さが、インターコネクタの厚さ程度に設定され、さらに両側部333に対応する部分の幅が両側部333の幅よりも広く設定されている。
これにより、中央部332と両側部333は、上下方向と左右方向にそれぞれ所定範囲内で移動することができ、半田付け中に生じ得るインターコネクタの幅方向の変動に対してそれぞれ柔軟に追従できる。
また、加熱ベルト320と押さえベルト330は弓なり状にしなるような弾性を備えているので、インターコネクタの厚さ方向に変動が生じても、加熱ベルト320と押さえベルト330は厚さ方向の変動に対して柔軟に追従できる。
しかし、実施例3による加熱ベルト320と押さえベルト330は、上述の通り案内溝320a,330aの深さと幅を調節できるので、案内溝320a,330aの深さを上記のインターコネクタ400の高低差と同程度に調節すれば、インターコネクタ400は太陽電池セル10に対してほとんど押圧力を与えることなく部分的に接触することとなり、太陽電池セル10に加えられる押圧力は平板状のインターコネクタ20を用いた場合よりも低減され、太陽電池セル10の割れを防止するうえで有利となる。
11・・・光電変換層
12・・・受光面電極
13・・・接続用電極
14・・・グリッド電極
15・・・裏面電極
16・・・アルミ電極
17・・・接続用銀電極
20,400・・・インターコネクタ
30・・・太陽電池ストリング
100・・・製造装置
110・・・位置決めベルト
110a,120a,130a,320a,330a・・・案内溝
110c・・・芯材
110d・・・ポリウレタン樹脂
111・・・真空吸着穴
112・・・真空吸着ブロック
113,121、131,221,231,321,331・・・プーリ
120・・・加熱ベルト
120b,130b,220b,230b,320b,330b・・・突条
122,132・・・加熱ブロック
123,133・・・冷却ブロック
124,134・・・バネ
130・・・押さえベルト
140・・・シュラウド
221a,231a,321a,331a・・・溝
231b・・・あそび部
322,332・・・中央部
323,333・・・両側部
Claims (11)
- 位置決めされた太陽電池セルとインターコネクタを半田付けするための装置であって受け渡し可能に隣接する位置決めベルトおよび加熱ベルトと、位置決めベルトおよび加熱ベルト上にまたがるように位置決めベルトおよび加熱ベルトと対向する押さえベルトとを備え、加熱ベルトおよび押さえベルトが所定の温度に管理されそれらの外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている製造装置を用い、位置決めベルトの上流側で複数の太陽電池セルとそれら太陽電池セルを接続するのに必要なインターコネクタを位置決めして位置決めベルトの下流側に搬送し、位置決めベルトの下流側まで搬送された太陽電池セルとインターコネクタを位置決めベルトと押さえベルトで挟みながら加熱ベルト上へ渡し、加熱ベルトへ渡された太陽電池セルとインターコネクタを加熱ベルトと押さえベルトで挟みインターコネクタを双方の案内溝に収容した状態で搬送しつつ半田付けする工程を備える太陽電池モジュールの製造方法。
- 加熱ベルトおよび押さえベルトは複数のプーリによってそれぞれ巻き回され、加熱ベルトおよび押さえベルトは内周面にそれぞれ突条が形成され、各プーリには前記ベルトの突条に対応した溝が形成されている請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 加熱ベルトおよび押さえベルトはインターコネクタに接する中央部と、中央部の両側に配され太陽電池セルに接する両側部とからそれぞれ構成され、中央部と両側部は隣接しつつ互いに分離して双方の位置関係を相対的に変化させることができ、両側部に対して中央部をベルトの厚さ方向に移動させると共に、中央部に対して両側部をベルトの進行方向に対して水平かつ直交する方向にそれぞれ移動させることにより加熱ベルトおよび押さえベルトの外周面と内周面に任意の幅と深さを有する案内溝と前記案内溝の深さに対応した高さの突条がそれぞれ形成される請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 位置決めベルトはその外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝が形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 位置決めベルトは少なくともその表面が樹脂製である請求項1〜4のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造方法に用いられる製造装置であって受け渡し可能に隣接する位置決めベルトおよび加熱ベルトと、位置決めベルトおよび加熱ベルト上にまたがるように位置決めベルトおよび加熱ベルトと対向する押さえベルトとを備え、加熱ベルトおよび押さえベルトが所定の温度に管理されそれらの外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている太陽電池モジュールの製造装置。
- 位置決めベルトは少なくともその表面が樹脂製である請求項6に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
- 位置決めされた太陽電池セルとインターコネクタを半田付けするための装置であって互いに対向する加熱ベルトおよび押さえベルトと、加熱ベルトおよび押さえベルトをそれらが互いに付勢しあう方向にそれぞれ付勢する弾性体とを備え、加熱ベルトおよび押さえベルトは所定の温度に管理されそれらの外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている製造装置を用い、位置決めされた複数の太陽電池セルとそれら太陽電池セルを接続するのに必要なインターコネクタを加熱ベルトと押さえベルトで挟みインターコネクタを双方の案内溝に収容した状態で搬送しつつ半田付けする工程を備える太陽電池モジュールの製造方法。
- 弾性体が板状のバネである請求項8に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 請求項8に記載の太陽電池モジュールの製造方法に用いられる製造装置であって、互いに対向する加熱ベルトおよび押さえベルトと、加熱ベルトおよび押さえベルトをそれらが互いに付勢しあう方向にそれぞれ付勢する弾性体とを備え、加熱ベルトおよび押さえベルトは所定の温度に管理されそれらの外周面にインターコネクタの形状に対応した案内溝がそれぞれ形成されている太陽電池モジュールの製造装置。
- 弾性体が板状のバネである請求項10に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
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