JP2017163056A - 太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】幅方向におけるタブの湾曲により生じるタブと電極とのずれを抑制して電極とタブとを接合することができる太陽電池モジュールの製造装置を得ること。【解決手段】太陽電池モジュールの製造装置は、一面を上側にした状態で太陽電池素子1が載置される接合ステージ54と、表面にはんだが被覆された状態で受光面集電電極2上に既定方向に沿って配置されたタブ21aを、太陽電池素子1の一面上に配置されて上方から押さえ付けるタブ押さえ部53と、タブ21aを加熱する加熱部と、を備える。タブ押さえ部53は、太陽電池素子1の一面上に配置された状態で太陽電池素子1と対向する面に設けられて、受光面集電電極2上に配置されたタブ21aの全体を収納し、タブ21aの幅方向における湾曲を規制するとともにタブ21aの上面に接触してタブ21aを上方から押さえ付ける第2のタブ保持溝53aを有する。【選択図】図15

Description

本発明は、太陽電池素子にタブを接続する太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法に関する。
特許文献1には、受光面に受光面集電電極が形成され、裏面に裏面集電電極が形成された複数の太陽電池素子を複数のタブで順次接続することにより、太陽電池素子が直列に接続された太陽電池モジュールを製造する装置および方法が開示されている。
具体的には、裏面集電電極がタブの一つと重なるように、処理対象となる太陽電池素子が配置される。つぎに、処理対象となる太陽電池素子の受光面集電電極に他のタブが重ねて配置される。この受光面集電電極への他のタブの配置は、タブを吸着保持するタブ吸着機によって行われる。そして、処理対象となる太陽電池素子の受光面集電電極に重ねられた他のタブを押さえ機構によって押さえつけて加熱することで、タブに予め供給されているはんだによって他のタブと受光面集電電極とを溶着させ、かつ、タブの一つと裏面電極とを溶着させる。
以上の工程を繰り返すことで、複数の太陽電池素子が直列に接続されたストリングが製造される。形成されたストリングは、別のステージに搬出され、既定数のストリングを並列させて互いに電気的に接続することで太陽電池モジュールが製造される。
太陽電池素子の接続に使用されるタブは、ロール状に巻き取られており、引き出したタブには巻き癖がある。この巻き癖により、太陽電池素子の裏面集電電極または受光面集電電極に配置したときにタブに幅方向の湾曲が生じて、太陽電池素子の電極とタブとにずれが生じるという問題がある。
一方、特許文献2には、プーリーにより配線材料の曲げ戻しを行うことにより配線材料の湾曲を矯正する技術が開示されている。
特開2006−196749号公報 国際公開第2012/029813号
しかしながら、上記特許文献2の技術によれば、タブの湾曲が矯正できていても太陽電池素子の受光面集電電極にタブを押える際に太陽電池素子の受光面集電電極とタブとにタブの幅方向においてずれが生じる場合がある。タブの幅方向において受光面集電電極とタブとのずれが生じてタブが受光面集電電極からはみ出すと、受光面積の減少による太陽電池モジュールの出力の低下、および受光面集電電極とタブとの接合強度の低下による太陽電池モジュールの信頼性の低下を引き起こす。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、幅方向におけるタブの湾曲により生じるタブと電極とのずれを抑制して電極とタブとを接合することができる太陽電池モジュールの製造装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる太陽電池モジュールの製造装置は、太陽電池素子の一面において既定方向に伸長した状態で設けられた集電電極にタブを電気的に接続する太陽電池モジュールの製造装置である。太陽電池モジュールの製造装置は、一面を上側にした状態で太陽電池素子が載置される接合ステージと、表面にはんだが被覆された状態で集電電極上に既定方向に沿って配置されたタブを、太陽電池素子の一面上に配置されて上方から押さえ付けるタブ押さえ部と、タブを加熱する加熱部と、を備える。タブ押さえ部は、太陽電池素子の一面上に配置された状態で太陽電池素子と対向する面に設けられて、集電電極上に配置されたタブの全体を収納し、タブの幅方向における湾曲を規制するとともにタブの上面に接触してタブを上方から押さえ付けるタブ保持溝を有する。
本発明によれば、タブの湾曲により生じる電極とのずれを抑制して電極とタブとを接合することができる太陽電池モジュールの製造装置が得られる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールを示す斜視図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの要部断面図であり、図1におけるII−II線における要部断面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールにおける太陽電池素子の接続構造の概要を示す図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子を受光面側から見た平面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子を受光面と反対の裏面側から見た平面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの太陽電池ストリングの製造方法の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態にかかる第1タブが接合ステージ上に配置される工程を示す側面図 本発明の実施の形態にかかる第1タブが接合ステージ上に配置される工程を示す断面図であり、図7におけるVIII−VIII線における断面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子が接合ステージ上に配置される工程を示す側面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子が接合ステージ上に配置される工程を示す断面図であり、図9におけるX−X線における断面図 本発明の実施の形態にかかる第2タブが太陽電池素子上に配置される工程を示す側面図 本発明の実施の形態にかかる第2タブが太陽電池素子上に配置される工程を示す断面図であり、図11におけるXII−XII線における断面図 本発明の実施の形態においてタブ押さえ部を配置する工程を示す側面図であり、タブ押さえ部が太陽電池素子の上方にある状態を示す図 本発明の実施の形態においてタブ押さえ部を配置する工程を示す側面図であり、タブ押さえ部が太陽電池素子の第2タブに接触した状態を示す図 本発明の実施の形態においてタブ押さえ部を配置する工程を示す断面図であり、図14におけるXV−XV線における断面図 本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部の側面図 本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部の下面図であり、図16における矢印Aの方向から見た図 本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部の側面図であり、図16における矢印Bの方向から見た図 本発明の実施の形態においてタブ押さえ部上に加熱部を配置する工程を示す側面図 本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置の概略構成を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュールの製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の説明で用いる図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。また、図面を見やすくするために、平面図にハッチングを付したり、断面図においてハッチングを省略する場合がある。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール100を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図であり、図1におけるII−II線における要部断面図である。図3は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール100における太陽電池素子1の接続構造の概要を示す図である。図4は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子1を受光面側から見た平面図である。図5は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子1を受光面と反対の裏面側から見た平面図である。
本実施の形態にかかる太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池素子1が帯状のタブ21によって接続された太陽電池ストリング20、太陽電池モジュール100の受光面側である表面側に配置された受光面側保護部材31である強化カバーガラス、太陽電池モジュール100の受光面と対向する裏面側に配置された裏面側保護部材33であるバックシート、太陽電池ストリング20を封止する封止部材32を含んで構成されている。そして、太陽電池ストリング20が、受光面側保護部材31と裏面側保護部材33との間に挟持された封止部材32の中に封止されている。この太陽電池モジュール100では、受光面側保護部材31側から光が入射する。
図4に示すように、太陽電池素子1は、半導体基板5の受光面側に、リン拡散によって図示しない不純物拡散層が形成され、該不純物拡散層上にシリコン窒化膜からなる反射防止膜4が形成されている。また、半導体基板5の受光面10a側には、長尺細長の複数の細線電極3と、細線電極3と導通する複数の受光面集電電極2とが設けられている。細線電極3は、太陽電池素子1で生成された電力を不純物拡散層から集電する。受光面集電電極2は、細線電極3に集電された電力を集電する集電電極である。太陽電池素子1の一面である受光面において既定方向に伸長した状態で設けられている。細線電極3および受光面集電電極2は、それぞれの底面部において不純物拡散層と電気的に接続されている。
また、図5に示すように、太陽電池素子1における受光面10aと対向する面である裏面10bには、外周縁部を除いたほぼ全体にわたって裏面電極7が設けられるとともに、太陽電池素子1の面方向において受光面集電電極2と対向する位置に受光面集電電極2と略同一方向に延伸する裏面集電電極6が設けられている。
つぎに、太陽電池ストリング20の構成について説明する。太陽電池ストリング20は、図3に示すように既定の配列方向に配列された複数の太陽電池素子1と、タブ21とを有する。複数の太陽電池素子1は、既定の配列方向において既定の距離だけ離間して同一平面上に規則的に配列されている。複数枚、たとえば4枚の太陽電池素子1同士が、図1および図3に示すようにタブ21によって電気的に直列に接続されて、短い太陽電池ストリング25を構成している。
すなわち、太陽電池素子1は、受光面側の電極がマイナス電極、裏面側の電極がプラス電極となって構成される。このため、図1および図2では、既定の配列方向である縦方向において隣接する太陽電池素子1のうちの一方の太陽電池素子1の受光面集電電極2と他方の太陽電池素子1の裏面集電電極6とにタブ21をはんだ付けすることにより、隣接する太陽電池素子1同士が電気的に直列に相互接続されて短い太陽電池ストリング25が構成されている。タブ21は、銅線などの良導体からなる細長い帯形状の線材の表面にあらかじめSn−Ag−Cu系はんだ等のはんだがコーティングされている。
また、既定の配列方向と直交する横方向に連なる短い太陽電池ストリング25同士が出力リードフレーム22で電気的に連結されて、複数本の短い太陽電池ストリング25が電気的に直列に相互接続された太陽電池ストリング20が構成されている。すなわち、出力リードフレーム22は、横方向に連なる2つの短い太陽電池ストリング25における一端の太陽電池素子1から導出したタブ21同士を電気的に接続する。出力リードフレーム22は、銅線などの良導体からなる細長い帯形状の線材の表面にあらかじめSn−Ag−Cu系はんだ等のはんだがコーティングされている。
そして、太陽電池ストリング20の一端の太陽電池素子1に電気的に接続されたプラス取り出し電極23と、太陽電池ストリング20の他端の太陽電池素子1に電気的に接続されたマイナス取り出し電極24とにより、太陽電池ストリング20から最終的に電気を取り出せるように構成されている。
太陽電池ストリング20の裏面側には、裏面側保護部材33として耐水性等に優れたバックシートが設けられている。バックシートは、ポリフッ化ビニル(Polyvinyl Fluoride:PVF)などの耐湿性を有する材料を原料として形成され、太陽電池ストリング20の裏側に配置されている。
太陽電池ストリング20の受光面側には、受光面側保護部材31として強化カバーガラスが配置されている。太陽電池モジュール100は、長期信頼性が要求される。このため、図1および図2に示すように、太陽電池ストリング20は、太陽光を透過させながら雨等の浸入を防ぎ、落下物等の衝撃を吸収する機能を備えた強化カバーガラスで最表面を覆うように構成されている。
封止部材32は、太陽電池素子1と強化カバーガラスとの隙間、太陽電池素子1とバックシートとの隙間、太陽電池素子1と太陽電池素子1との隙間など、バックシートと強化カバーガラスとの間の全体に配置されて太陽電池素子1を内包し、封止している。これにより、封止部材32により太陽電池素子1を保護するとともに、太陽電池モジュール100の耐湿性向上が図られている。封止部材32は、一般的にはエチレン酢酸ビニルコポリマー(Ethylene Vinyl Acetate:EVA)などの光透過性が高い熱硬化型樹脂により形成されている。封止部材32にEVAを適用する場合には、シート状のEVAを用いると、製造時の作業性が良い。
つぎに、太陽電池モジュール100の製造工程、特に太陽電池ストリング20の製造工程について図6から図19を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール100の太陽電池ストリングの製造方法の手順を示すフローチャートである。
以下の説明では、ステップS20において太陽電池素子1の裏面側に設置されるタブと、ステップS40において太陽電池素子1の受光面側に設置されるタブとを区別するために、1つの太陽電池素子1について、裏面側に設置されるタブ21を第1タブ21−1、太陽電池素子1の受光面側に設置されるタブ21を第2タブ21−2として区別する。なお、これらは、太陽電池ストリング20の製造工程を説明する上で便宜上区別しているだけであり、第1タブ21−1と第2タブ21−2とが異なるものであるわけではない。
また、1本のタブ21のうち、太陽電池素子1の裏面側に設置される部分と、太陽電池素子1の受光面側に設置される部分とを区別する必要がある場合には、太陽電池素子1の受光面側に設置される他端側の部分を受光面側タブ領域21a、太陽電池素子1の裏面側に設置される一端側の部分を裏面側タブ領域21bとして区別する。なお、これらは、太陽電池ストリングの製造工程を説明する上で便宜上区別しているだけであり、受光面側タブ領域21aと裏面側タブ領域21bとが異なるものであるわけではない。
(太陽電池素子の作製)
まず、ステップS10において、公知の方法により上述した複数の太陽電池素子1が作製される。なお、太陽電池素子1は、半導体基板を用いた一般的なバルク型の太陽電池素子の製造方法により作製されればよく、詳細な説明は省略する。
つぎのステップS20からステップS60は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置50を用いて実施される。図20は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置50の概略構成を示すブロック図である。太陽電池モジュールの製造装置50は、制御プログラムを記憶する記憶部51と、制御プログラムに従って太陽電池モジュールの製造装置50における各部を制御する制御部52と、制御部52により制御されるタブ押さえ部53、接合ステージ54、タブ搬送部55、太陽電池素子搬送部56、タブ押さえ部搬送部57および加熱部58を備える。
記憶部51は、タブ搬送部55、太陽電池素子搬送部56、タブ押さえ部搬送部57および加熱部58に以下で説明する動作を行わせる制御プログラムを記憶している。制御部52は、記憶部51に記憶された制御プログラムに従ってタブ搬送部55等の構成部を制御して動作させる。タブ押さえ部53は、受光面集電電極2上に既定方向に沿って配置されたタブ21を、太陽電池素子1の一面である受光面上に配置されて上方から押さえ付ける。
接合ステージ54は、受光面側の一面を上側にした状態で太陽電池素子1が載置される。タブ搬送部55は、タブ21を搬送する。太陽電池素子搬送部56は、太陽電池素子1を搬送する。タブ押さえ部搬送部57は、タブ押さえ部53を搬送する。加熱部58は、タブ21のはんだを加熱する。
(第1タブの配置)
つぎに、ステップS20において、図7に示すように、太陽電池素子1の裏面集電電極6に接合される3本の第1タブ21−1が、接合ステージ54上に配置される。図7は、本発明の実施の形態にかかる第1タブ21−1が接合ステージ54上に配置される工程を示す側面図である。接合ステージ54は、太陽電池素子1へのタブ21の接合が行われるステージである。
第1タブ21−1は、ロール状に巻き取られた銅線からなる細長い帯形状のタブ材が既定の長さに切断され、表面にはんだがコーティングされたものである。また、第1タブ21−1は、隣接する太陽電池素子1のうち一方の太陽電池素子1の受光面側と他方の太陽電池素子1の裏面側とを接続できるように、切断されたタブ材の長手方向の中央部に段差をつける成形が行われている。
3本の第1タブ21−1は、タブ搬送部55に吸着保持されて搬送され、太陽電池素子1の裏面側に設置される一端側の部分である裏面側タブ領域21bが接合ステージ54の上面に当接した状態で、接合ステージ54上の既定の位置に載置される。3本の第1タブ21−1は、接続される太陽電池素子1の裏面集電電極6に対応する位置に、長手方向を平行にして配置される。
ここで第1タブ21−1は、図8に示すように、長手方向の中央部に段差よりも下側の部分であって太陽電池素子1の裏面側に設置される一端側の部分である裏面側タブ領域21bが、接合ステージ54の上面に設けられた第1のタブ保持溝54aに収納された状態で載置される。第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bは、第1のタブ保持溝54aに収納されることにより、幅方向における湾曲が矯正されて真っ直ぐな状態となる。図8は、本発明の実施の形態にかかる第1タブ21−1が接合ステージ54上に配置される工程を示す断面図であり、図7におけるVIII−VIII線における断面図である。
第1のタブ保持溝54aは、接合ステージ54の上面において、接合ステージ54上に配置される太陽電池素子1の裏面集電電極6に対応する位置に設けられている。第1のタブ保持溝54aの深さは、第1タブ21−1の厚みと太陽電池素子1の裏面集電電極6の厚みとの合計値以下とされている。第1のタブ保持溝54aの深さが深すぎる場合には、第1のタブ保持溝54aに収納された第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと太陽電池素子1の裏面集電電極6とが接合できない場合がある。
(太陽電池素子の配置)
つぎに、ステップS30において、図9に示すように、太陽電池素子1が接合ステージ54上に配置される。図9は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子1が接合ステージ54上に配置される工程を示す側面図である。図10は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池素子1が接合ステージ54上に配置される工程を示す断面図であり、図9におけるX−X線における断面図である。太陽電池素子1は、太陽電池素子搬送部56に吸着保持されて搬送され、接合ステージ54上における3本の第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bの直上に位置する既定の位置に、受光面側を上にした状態で配置される。
このとき、太陽電池素子1の3本の裏面集電電極6が、接合ステージ54上に配置された3本の第1タブ21−1の延在方向と平行方向に、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21b上に重ねられる。すなわち、太陽電池素子1は、3本の裏面集電電極6がそれぞれ第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと接触した状態で配置される。
(第2タブの配置)
つぎに、ステップS40において、図11および図12に示すように、太陽電池素子1の受光面集電電極2に接合される新たな3本の第2タブ21−2が、太陽電池素子1上に配置される。図11は、本発明の実施の形態にかかる第2タブ21−2が太陽電池素子1上に配置される工程を示す側面図である。図12は、本発明の実施の形態にかかる第2タブ21−2が太陽電池素子1上に配置される工程を示す断面図であり、図11におけるXII−XII線における断面図である。
3本の第2タブ21−2は、タブ搬送部55に吸着保持されて搬送され、太陽電池素子1の受光面側に設置される他端側の部分である受光面側タブ領域21aが太陽電池素子1の受光面集電電極2に重なった状態で太陽電池素子1上に配置される。3本の第2タブ21−2は、太陽電池素子1の受光面集電電極2と第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aとが接触した状態で、長手方向を平行にして受光面集電電極2上に配置される。
なお、上記においては説明を省略しているが、第1タブ21−1、第2タブ21−2、受光面集電電極2および裏面集電電極6には、適切なタイミングでフラックスが塗布される。
(タブ押さえ部の配置)
つぎに、ステップS50において、図13および図14に示すように、タブ押さえ部53を太陽電池素子1上に配置する。すなわち、太陽電池素子1の受光面側に配置された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを、タブ押さえ部53で上方から押さえ込む。これにより、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21a、太陽電池素子1および第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bが、タブ押さえ部53と接合ステージ54とに挟み込まれる。図13は、本発明の実施の形態においてタブ押さえ部53を配置する工程を示す側面図であり、タブ押さえ部53が太陽電池素子1の上方にある状態を示す図である。図14は、本発明の実施の形態においてタブ押さえ部53を配置する工程を示す側面図であり、タブ押さえ部53が太陽電池素子1の第2タブ21−2に接触した状態を示す図である。図15は、本発明の実施の形態においてタブ押さえ部53を配置する工程を示す断面図であり、図14におけるXV−XV線における断面図である。
ここでタブ押さえ部53について説明する。図16は、本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部53の側面図である。図17は、本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部53の下面図であり、図16における矢印Aの方向から見た図である。図18は、本発明の実施の形態にかかるタブ押さえ部53の側面図であり、図16における矢印Bの方向から見た図である。図16から図18に示すように、タブ押さえ部53は、タブ押さえ部53における下面、すなわち太陽電池素子1との対向面に設けられた凹部である第2のタブ保持溝53aを有する。第2のタブ保持溝53aは、タブ押さえ部53が太陽電池素子1上に配置された際に、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを太陽電池素子1の面方向における受光面集電電極2に対応した位置に保持するために設けられている。第2のタブ保持溝53aは、タブ押さえ部53における一対の辺と平行な方向に設けられている。
タブ押さえ部53は、接合ステージ54の面方向において既定の位置に配置される。ここで、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、図15に示すようにタブ押さえ部53の下面に設けられた第2のタブ保持溝53aに全体が収納され、タブ押さえ部53が第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを上方から押さえる。タブ押さえ部53は、自重により第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aに荷重をかけて、底面が第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの上面の全面に接触し、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを上方から押さえ込む。第2のタブ保持溝53aの幅は、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの幅よりも僅かに広く設定されており、例えば第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの幅が1mmの場合は、0.2mm程度である。
そして、タブ押さえ部53は、タブ押さえ部53の下面における第2のタブ保持溝53aの両側の縁に、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを押さえる際に第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを第2のタブ保持溝53aに誘導して納めるためのタブガイド部53bを有する。タブガイド部53bは、タブ押さえ部53の下面における第2のタブ保持溝53aの両側の縁に、第2のタブ保持溝53aの深さの1/2程度の面取りをすることにより形成されている。
タブ押さえ部53にタブガイド部53bを設けることにより、太陽電池素子1上に配置された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aが既定の位置から多少ずれが生じている場合でも、タブ押さえ部53を太陽電池素子1の上方から配置する際に第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aをタブガイド部53bの斜面に沿って移動させて第2のタブ保持溝53aに収納することができる。
第2のタブ保持溝53aに収納された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、第2のタブ保持溝53aにより側方を囲まれることによって幅方向における湾曲が規制および抑制されて真っ直ぐに保たれるため、蛇行することがない。すなわち、第2のタブ保持溝53aは、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aにおける幅方向における湾曲を対向する内側面により側方から規制して、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを真っ直ぐに保持する。また、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、太陽電池素子1上に配置された際に既定の位置から多少ずれが生じている場合でも、第2のタブ保持溝53aに収納されることにより、適正な位置に配置される。したがって、タブ押さえ部53にタブガイド部53bを設けることにより、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2との接合前の状態における第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2との位置ずれを修正して、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを適正な位置に配置することができる。
また、タブ押さえ部53の第2のタブ保持溝53aに収納された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、第2のタブ保持溝53aにより側方を囲まれることによって幅方向における曲がりが規制されているだけであり、第2のタブ保持溝53aから離れると、元の状態に戻る。タブ押さえ部53の第2のタブ保持溝53aに収納された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、無支持の状態で真っ直ぐになるまで矯正されていないため、矯正に起因した加工硬化による耐力の上昇が抑えられている。
すなわち、第2のタブ保持溝53aにより真っ直ぐに保たれた第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、無支持の状態でも真っ直ぐになるようにローラーなどの矯正治具によりタブに矯正を施す方法と比較して、生じる加工硬化が小さい。これにより、矯正による加工硬化に起因した第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの耐力の上昇を抑制することができ、太陽電池素子1にタブを接合した際に反りまたはクラックが生じて太陽電池素子1の破損に繋がる不具合が発生することを抑制できる。また、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと太陽電池素子1とのはんだ付けの際の伸縮によるストレスを低減でき、太陽電池素子1の破損を防ぐことができる。
タブの曲げ戻しを行うことによりタブの湾曲を矯正した場合には、タブは少なからず加工硬化し、タブの耐力が上昇する。タブの耐力の上昇は、タブの硬さおよび引張強さが増大して、タブの延性が減少することである。タブの耐力が上昇すると、太陽電池素子にタブを接合した際に、太陽電池素子の反りまたはクラックが生じて、太陽電池素子の破損を引き起こす可能性がある。このため、タブの耐力は低く抑えることが好ましい。
(太陽電池素子とタブとのはんだ付けによる接合)
つぎに、ステップS60において、太陽電池素子1を加熱して、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと裏面集電電極6とを接着させ、また第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2とを接着させる。すなわち、具体的には、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと裏面集電電極6とを、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bに予めコーティングされていたはんだによってはんだ付け接合させる。また、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと、受光面集電電極2とを、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aに予めコーティングされていたはんだによってはんだ付け接合させる。
タブ押さえ部53を配置した後、図19に示すように、タブ押さえ部53の上に加熱部58を配置する。図19は、本発明の実施の形態においてタブ押さえ部53上に加熱部58を配置する工程を示す側面図である。そして、加熱部58からの熱によってタブ押さえ部53を介して太陽電池素子1と第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aとを、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bと第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aに被覆されたはんだの溶融温度まで加熱して、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bおよび第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aに予め供給されていたはんだを溶融させる。
この場合、タブ押さえ部53を金属材料により構成し、加熱部58をニクロムヒータなどの加熱装置により構成し、加熱部58をタブ押さえ部53上に載置することで、加熱部58の自重でタブ押さえ部53を押さえつけるとともに、加熱部58からの熱によりタブ押さえ部53を介して太陽電池素子1、第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bおよび第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを加熱することで実現できる。また、タブ押さえ部53が金属材料により構成するとともに、加熱部58と一体化された構成としてもよい。すなわち、タブ押さえ部53が、自重により第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを上方から押さえ付けるとともに加熱を行ってもよい。また、タブ押さえ部53を太陽電池素子1側に押さえ付ける構成を備えてもよい。
また、タブ押さえ部53をガラスなどの赤外線を透過可能な赤外線透過材料により構成し、赤外線照射できるランプヒータにより加熱部58を構成することで、加熱部58からの赤外線照射により太陽電池素子1を加熱し、太陽電池素子1からの熱伝導で第1タブ21−1の裏面側タブ領域21bおよび第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを加熱してもよい。タブ押さえ部53を金属で構成する場合には、タブ押さえ部53は、少なくとも第2のタブ保持溝53aおよびタブガイド部53bの表面をフッ素コーティングされていることが好ましく、全体の表面がフッ素コーティングされていることがより好ましい。これにより、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの表面のはんだがタブ押さえ部53およびタブガイド部53bに付着することを抑制することができる。
その後、加熱部58による加熱を停止して、溶融したはんだを硬化させることで、第1タブ21−1と裏面集電電極6、および第2タブ21−2と受光面集電電極2とがそれぞれはんだ付け接合される。通常、タブを加熱してはんだ付けする際には、タブが変形して幅方向における湾曲により生じる受光面集電電極2とのずれが大きくなる場合がある。
しかしながら、本実施の形態では、加熱時に第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aがタブ押さえ部53の第2のタブ保持溝53aに収納されて長手方向において真っ直ぐに保たれているため、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの幅方向における湾曲により生じる受光面集電電極2とのずれが抑制される。これにより、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、真っ直ぐに保たれた状態で受光面集電電極2にはんだ付け接合される。したがって、本実施の形態では、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aが幅方向において受光面集電電極2からはみ出すことに起因した、受光面積の減少による太陽電池モジュールの出力の低下を防止し、また受光面集電電極2とタブとの接合強度の低下による太陽電池モジュールの信頼性の低下を防止することができる。
また、タブ押さえ部53は、底面が第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの上面の全面に接触して、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aを上方から押さえ込むため、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aに局所的に応力が掛かることに起因した太陽電池素子1の反りおよびクラック等の破損を抑制できる。
つぎに、タブ押さえ部53を取り外し、接合ステージ54の表面に当接して配置された第2タブ21−2の裏面側タブ領域21b上に新たな太陽電池素子1を配置し、上記と同様の処理を繰り返すことにより、複数の太陽電池素子1が電気的に直列に接続された短い太陽電池ストリング25が作製される。そして、短い太陽電池ストリング25から導出したタブ21を出力リードフレーム22にはんだ付けすることで、1つの太陽電池ストリング20が作製される。
また、上述したステップS20からステップS50を繰り返し実施して、複数の太陽電池素子1に対して第1タブ21−1および第2タブ21−2を配置した状態で、複数の太陽電池素子1に対して一括して同時にステップS60の接合処理を行ってもよい。
なお、太陽電池ストリング20の形成後には、太陽電池ストリング20に出力リードフレーム22、プラス取り出し電極23およびマイナス取り出し電極24が接続される。そして、太陽電池ストリング20を封止部材32である2枚のEVAシートで挟み、さらに強化カバーガラスとバックシートとで挟み込んで、脱泡と同時に加熱を行って該太陽電池ストリング20を封止する工程が含まれるが、この工程については一般的な工程で行えばよく、詳細な説明を省略する。以上の工程を実施することにより、図3に示すように隙間のない構造の太陽電池モジュール100が得られる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる太陽電池モジュール100は、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2とをはんだ付けして接合する際に、タブ押さえ部53の第2のタブ保持溝53aが第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの幅方向における湾曲を真っ直ぐに矯正しながらはんだ付を行うことができる。したがって、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2とのずれを抑制することができる。
これにより、本実施の形態にかかる太陽電池モジュール100は、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2とのずれに起因した、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aによる受光面集電電極2からの集電ロスを抑制でき、発電効率を向上させることができる。また、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aが受光面集電電極2からはみ出すことに起因した受光面積の減少による太陽電池モジュールの出力の低下を抑制することができる。また、第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aが受光面集電電極2からはみ出すことに起因した第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aと受光面集電電極2との接合強度の低下による太陽電池モジュールの信頼性の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態にかかる太陽電池モジュール100は、タブ21の耐力の上昇を抑えることができ、太陽電池素子1とタブ21とのはんだ付けにおいて熱をかけた際の伸縮によるストレスを低減できる。これにより、該ストレスに起因した太陽電池素子1の破損を防ぐことができる。
また、本実施の形態にかかる太陽電池モジュール100は、タブ押さえ部53の第2のタブ保持溝53aに収納された第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、第2のタブ保持溝53aにより側方を囲まれることによって幅方向における曲がりが規制されているだけであり、第2のタブ保持溝53aから離れると、元の状態に戻る。すなわち、第2のタブ保持溝53aにより真っ直ぐに保たれた第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aは、無支持の状態でも真っ直ぐになるようにローラーなどの矯正治具によりタブに矯正を施す方法と比較して、生じる加工硬化が小さい。これにより、矯正による加工硬化に起因した第2タブ21−2の受光面側タブ領域21aの耐力の上昇を抑制することができ、太陽電池素子1にタブを接合した際に反りまたはクラックが生じて太陽電池素子1の破損に繋がる不具合が発生することを抑制できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 太陽電池素子、2 受光面集電電極、3 細線電極、4 反射防止膜、5 半導体基板、6 裏面集電電極、7 裏面電極、10a 受光面、10b 裏面、20 太陽電池ストリング、21 タブ、21a 受光面側タブ領域、21b 裏面側タブ領域、22 出力リードフレーム、23 プラス取り出し電極、24 マイナス取り出し電極、25 短い太陽電池ストリング、31 受光面側保護部材、32 封止部材、33 裏面側保護部材、50 太陽電池モジュールの製造装置、51 記憶部、52 制御部、53 タブ押さえ部、53a 第2のタブ保持溝、53b タブガイド部、54 接合ステージ、54a 第1のタブ保持溝、55 タブ搬送部、56 太陽電池素子搬送部、57 タブ押さえ部搬送部、58 加熱部、100 太陽電池モジュール。

Claims (6)

  1. 太陽電池素子の一面において既定方向に伸長した状態で設けられた集電電極にタブを電気的に接続する太陽電池モジュールの製造装置であって、
    前記一面を上側にした状態で前記太陽電池素子が載置される接合ステージと、
    表面にはんだが被覆された状態で前記集電電極上に前記既定方向に沿って配置されたタブを、前記太陽電池素子の前記一面上に配置されて上方から押さえ付けるタブ押さえ部と、
    前記タブを加熱する加熱部と、
    を備え、
    前記タブ押さえ部は、前記太陽電池素子の前記一面上に配置された状態で前記太陽電池素子と対向する面に設けられて、前記集電電極上に配置された前記タブの全体を収納し、前記タブの幅方向における湾曲を規制するとともに前記タブの上面に接触して前記タブを上方から押さえ付けるタブ保持溝を有すること、
    を特徴とする太陽電池モジュールの製造装置。
  2. 前記タブ保持溝は、前記タブ押さえ部の形成面における両側の縁が面取りされたタブガイド部を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  3. 前記タブ押さえ部が、赤外線を透過可能な赤外線透過材料により構成されており、
    前記加熱部が、赤外線を照射可能なランプヒータであり、
    前記タブ押さえ部の上方から前記ランプヒータにより赤外線を照射することにより前記はんだを加熱すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  4. 前記タブ押さえ部が、金属材料により構成されるとともに前記加熱部と一体化されていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  5. 前記タブ押さえ部は、表面がフッ素コーティングされていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  6. 太陽電池素子の一面において既定方向に伸長した状態で設けられた集電電極にタブを電気的に接続する太陽電池モジュールの製造方法であって、
    表面にはんだが被覆された前記タブを前記太陽電池素子の前記集電電極上に前記既定方向に沿って配置する第1工程と、
    前記太陽電池素子の前記一面上にタブ押さえ部を配置して前記タブを上方から押さえ付ける第2工程と、
    前記タブを加熱する第3工程と、
    を含み、
    前記第2工程では、前記タブ押さえ部における前記太陽電池素子と対向する面に設けられたタブ保持溝に、前記集電電極上に配置された前記タブの全体を収納し、前記タブ保持溝の底面が前記タブの上面に接触して前記タブを上方から押さえ付けること、
    を特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111081813A (zh) * 2019-11-26 2020-04-28 泰州隆基乐叶光伏科技有限公司 太阳能电池组件生产方法及太阳能电池组件
WO2020189418A1 (ja) * 2019-03-15 2020-09-24 株式会社カネカ 太陽電池モジュールの製造方法及び太陽電池モジュールの製造装置

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