JP2007273830A - 太陽電池装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、熱膨張と収縮による基板の反り並びに割れを抑制し、歩留まりの良い製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 この発明は、太陽電池セル10の電極に対してタブリード14を接続して太陽電池装置を製造する方法において、タブリード14は金属箔に半田層が被覆され、タブリード14を太陽電池セル10の電極上に当接させた状態で、温風ヒータ22から熱風をタブリード14に対して温風吹き出し口22aを走査させて付与し、タブリード14を太陽電池セル10の電極に対して半田付けすることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、太陽電池装置の製造過程において、太陽電池セルに対してタブリードを半田付けで接続する太陽電池装置の製造方法に関する。
近年、地球温暖化などの地球環境保全問題から、クリーンエネルギーへの期待が高まっており、太陽光を直接電気エネルギーに変換する太陽電池は、クリーンなエネルギー源として注目されている。斯かる太陽電池を家庭用或いはビル等の電源として用いるにあたっては、太陽電池セル1個あたりの出力が精々数W程度として小さいことから、通常複数の太陽電池セルを直列に接続することで、出力を数100Wにまで高めた太陽電池モジュールとして使用されている。
この太陽電池モジュールは、太陽電池セルを一列に並べて隣り合う太陽電池セル同士をタブリードによって電気的に接続してストリングスを形成する工程と、このストリングスを並列に並べて配線によって電気的に接続する工程と、表面部材、表面側封止材シート、タブリード、配線などにより接続された複数の太陽電池セル、裏面側封止材シート、裏面部材を、この順序で積層し、ラミネータと呼ばれる装置にセットし、減圧下で加熱しながら押圧して一体化される工程と、経て製造される。
ストリングスを形成する工程において、太陽電池セルは、表面の電極と裏面の電極に対して、表面に半田がコーティングされた銅箔等からなる細長いテープ状のタブリードを用いて接続される。タブリードの前半部分は太陽電池セルの表面に沿って半田付けされ、タブリードの後半部分は、隣接する太陽電池セルの裏面に沿って半田付けされる。
従来、タブリードを半田付けする装置としては、複数の熱風吹き出し口を一直線状に配置してなる熱風吹き出し体を太陽電池セルの上方に配置して電極とタブリードとを半田付けする領域の略全面に熱風を与えるようにした装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−243837号公報
特許文献1に記載のものにおいては、タブリード全体を加熱して半田付けしている。しかしながら、タブリード全体を加熱すると、タブリード中の金属、例えば、銅箔が熱膨張して延びた状態で半田が固まる。その後、常温までタブリードが冷えた時に、タブリード中の金属が収縮して、太陽電池セルに反りが発生するという問題があった。特に、太陽電池セルの基板厚さが薄くなるにつれ、反りの問題が顕著になってきており、セルの割れが発生するなどの問題が生じていた。
そこで、この発明は、熱膨張と収縮による基板の反り並びに割れを抑制し、歩留まりの良い製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、太陽電池セルの電極に対してタブリードを接続して太陽電池装置を製造する方法において、前記タブリードは金属体に半田層が被覆され、前記タブリードを前記太陽電池セルの電極上に当接させた状態で、熱風供給手段から熱風を前記タブリードに対して相対的に移動する状態で付与し、前記タブリードを太陽電池セルの電極に対して半田付けすることを特徴とする。
前記太陽電池セルの表面または裏面をヒータにより予熱するように構成できる。
また、前記太陽電池セルの表裏面に熱風供給手段からの熱風が相対的に移動して付与されるように構成しても良い。
前記熱風供給手段が毎分50mmから350mmの範囲で走査するとよい。
また、半田として、Sn−Ag−Cuを用いた場合、タブリードの表面温度が240℃から300℃の範囲になるように前記熱風供給手段を制御すればよく、半田として、Sn−Biを用いた場合、タブリードの表面温度が140℃から200℃の範囲になるように前記熱風供給手段を制御すれば良い。
この発明は、熱風供給手段から熱風を前記タブリードに対して相対的に移動する状態で付与させることで、タブリードに部分的に熱を与えることになり、タブリードの熱膨張、冷却、固定が部分的に行われ、太陽電池セルの反りを抑制することができる。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
まず、この発明が適用される太陽電池セルの一例を図1に従い説明する。この太陽電池セル10は、図1に示すように、結晶系半導体基板として、100μm〜300μmの厚みとを有するとともに、(100)面を有するn型単結晶シリコン基板1を備えている。n型単結晶シリコン基板1の表面には、数μmから数十μmの高さを有する光閉じ込めのためのピラミッド状凹凸が形成されている。このn型単結晶シリコン基板1上には、CVD法により水素を含有する実質的に真性な非晶質半導体薄膜層として、膜厚数nmから数10nm程度の実質的に真性のi型非晶質シリコン層2が形成されている。また、i型非晶質シリコン層2上には、水素を含有する荷電子制御された非晶質半導体薄膜層として、膜厚数nmから数10nm程度のp型非晶質シリコン層3が形成されている。
そして、p型非晶質シリコン層3上には、酸化物透明導電膜として、ITO膜(インジウム錫酸化膜)4がスパッタ法により形成されている。
このITO膜4の上面の所定領域には銀(Ag)ペーストを焼成して形成した櫛形状の集電極5が設けられている。集電極5は、例えば、Agペーストを用い、スクリーン印刷法により、フィンガー部とバスバー部とを形成し、焼成熱硬化して形成される。フィンガー部は、複数のものが互いに平行に形成され、バスバー部はフィンガー部に流れる電流を集合させる。バスバー部にタブリードが半田により取り付けられ、他の太陽電池セルと電気的に接続される。
また、n型単結晶シリコン基板1の下面上には、実質的に真性のi型非晶質シリコン層6が形成されている。i型非晶質シリコン層6上には、n型非晶質シリコン層7が形成されている。このようにn型単結晶シリコン基板1の下面上に、i型非晶質シリコン層6およびn型非晶質シリコン層7が順番に形成されることにより、いわゆるBSF(Back Surface Field)構造が形成されている。更に、n型非晶質シリコン層7上には、には、酸化物透明導電膜として、ITO膜8がスパッタ法により形成されている。このITO膜8の上面の所定領域には銀ペーストを焼成して形成した櫛形状の集電極9が設けられている。この集電極9もフィンガー部とバスバー部とで構成され、バスバー部にタブリードが半田により取り付けられ、他の太陽電池セルと電気的に接続される。
図1に示す太陽電池セル10を一列に並べて隣り合う太陽電池セル10、10同士をタブリードを半田付けすることによって電気的に接続してストリングスが形成される。この発明は、このタブリードを半田付けする工程において、熱膨張と収縮による基板の反り並びに割れを抑制する方法を提供するものである。
図2は、複数の太陽電池セルを直列に接続したストリングを示す平面図である。図2に示すように、複数の太陽電池セル10…がタブリード14により直列に接続され、1単位としてのストリング100を構成している。このストリングス100は、例えば、12個の太陽電池セル10…を一列に並べ、隣り合う太陽電池セル10同士を2本のタブリード14、14により接続されて構成される。
このタブリード14は、表面に半田がコーティングされた銅箔で構成される。銅箔の膜厚は100μm〜170μm程度、幅は2mm程度であり、テープ状に形成される。表面にコーティングされる半田は鉛フリー半田が用いられ、例えば、Sn−Ag−Cu半田やSn−Bi半田が用いられる。そして、タブリード14の前部は、太陽電池セル10の表面における前側の辺から後ろ側の辺までの間に沿って半田付けされ、タブリード14の後部は、隣接する太陽電池セル10の裏面における前側の辺から後ろ側の辺までの間に沿って半田付けされる。
次に、この発明の製造方法につき図3及び図4に従い説明する。図3は、この発明の第1の実施形態を示す太陽電池モジュールの製造工程図を示している。
まず、図1に示す構造の太陽電池セル10を、パレット(図示せず)に載置する(第1工程)。そして、太陽電池セル10の集電極5のバスバー部分にフラックス塗布装置20により、液状のフラックスを塗布する(第2工程)。
次に、前記太陽電池セル10の表面側の集電極5上のバスバー部上に隣接する太陽電池セル10の裏面側の集電極9のバスバー部上に渡って平行に2列のタブリード14、14を設置する(第4工程)。タブリード14は、表裏面に半田、この実施形態においては、鉛フリー半田(Sn−Ag−Cu半田)を被覆した銅箔にて構成されている。
その後、配設したタブリード14、14が浮かないように、タブリード14の幅に略等しい太さで耐熱性を有し半田が付かない2列の押し付け装置の押圧ピン24(図4参照)でタブリード14を太陽電池セル10に押し付ける。また、半田付け位置の下方には、太陽電池セル10を予熱するために、ホットープレートなどからなる予熱ヒータ23が設けられ、この予熱ヒータ23により、太陽電池セル10が支持される。
この発明においては、タブリード14全体を一時に加熱するのではなく、タブリード14を局所的に加熱し、半田を溶着させる。このため、熱風供給手段である温風ヒータ22から熱風が2列のタブリード14に対してそれぞれ相対的に移動する状態で付与されるように構成されている。温風ヒータ22は、例えば通電されて発熱する電気ヒータと送付機とで構成されており、電気ヒータにて加熱された空気(熱風)を送風機にて温風吹き出し口22aを介してタブリード14部分に選択して集中的に吹き付けるものである。
この実施形態においては、温風ヒータ22の2列のタブリード14に対応した温風吹き出し口22aが上流側から下流側(図中矢印方向)に、所定の走査速度で移動するように構成されている。温風吹き出し口22aから吹き出される熱風はタブリード14の表面近傍に260℃〜300℃範囲で、この実施形態では約280℃となるように、熱風温度、走査速度、熱風風量を制御している。
温風ヒータの22の温風吹き出し口22aを上流側から下流側に対して走査しながら、半田の溶融温度以上の温風を当てるとともに、予熱ヒータ23で150℃〜230℃の温度で予熱する。温風ヒータ22からの熱と予熱ヒータ23との熱により、タブリード14の溶着が行なわれる。鉛フリー半田の場合、溶融温度(この実施形態では約220℃)以上の温風を走査速度50mm/分〜350mm/分で吹き付けることで、タブリード14の溶着が行なわれる(第4工程)。
尚、押圧具は、図示はしないが半田付け時タブリードを押圧し、半田付け終了後は太陽電池セル10上から離れる方向に移動するように構成されている。
この接続タブ設置工程と溶着工程につき図4を参照して更に説明する。無端ベルトからなる搬送ベルト30により、太陽電池セル10が搬送される。搬送ベルト30は、所定時間停止した後、所定時間移動するという間欠動作により、太陽電池セル10を図中左方向から右方向(図中矢印方向)に搬送する。
搬送ベルト30の半田付けを行う所定の位置の上には、タブリード14をセル側へ押し込む押し付け装置が設けられている。この押し付け装置は、図示しない駆動手段によって上下動する二列の複数の押圧ピン24、24から構成されている。この押圧ピン24は、耐熱性を有し半田が付かないもので構成され、搬送される太陽電池セル10の2条のタブリード14、14の垂直上方に配置されている。また、半田付け位置の下方には、予熱ヒータ23が設けられ、この予熱ヒータ23により、太陽電池セル10が支持され、上述した押圧ピン24と予熱ヒータ23とによりタブリード14が浮かないように保持される。
この押し付け装置と同じタブリード14の垂直上方に対応する位置には、温風式加熱手段として温風ヒータ22が設けられている。温風ヒータ22は、例えば通電されて発熱する電気ヒータと送付機とで構成されており、電気ヒータにて加熱された空気(熱風)を送風機にて温風吹き出し口22aを介してタブリード14部分に所定の速度で走査しながら集中的に吹き付けるものである。
そして、太陽電池セル10の上下面の集電極5、9のバスバー部上に二条のタブリード14、14を当接させ、配置させた状態で、押し付け装置の各ピン24が降下し、この停止期間中、予熱ヒータ23との間でタブリード14を太陽電池セル10の上面及び下面に押し付けて浮かないように押さえつける。また、タブリードを押圧せずに太陽電池セル10に半田付けできれば、必ずしも押し付け装置は使用しなくても差し支えない。
また、この間に、上面のタブリード14、14の後部には次の太陽電池セル10が載置される。その後、ピン24は太陽電池セル10から離間する方向に移動する。
次に、搬送ベルト30が所定距離移動され、この新たに設置された太陽電池セル10が半田付け位置に移動されて、再びタブリード14、14がその上面に載置される。このようにして、図4に示すように、タブリード14、14により、複数の太陽電池セル10が直列に接続されストリングが製造される。
このように、太陽電池セル10にタブリードを押し付けた状態で温風ヒータ22の電気ヒータと送風機に通電し、温風吹き出し口22aをタブリード14に沿って走査させながら温風吹き出し口22aから熱風を集中して吹き付けることで、タブリード14に部分的に順次熱を与えることになる。この結果、タブリード14の熱膨張、冷却、固定が部分的に行われることになり、太陽電池セル10の反りを抑制することができる。
上述したように、温風吹き出し口22aが上流側から下流側に対して、所定の走査速度で移動するように構成する。そして、温風吹き出し口22aから吹き出される熱風はタブリード14の表面近傍の走査させる部分に240℃〜300℃範囲で、この実施形態では約280℃となるように、熱風温度、走査速度、熱風風量を制御している。
熱風温度、風量、走査速度が相違すると、表面近傍の温度が変化する。熱風温度が高い場合には、走査遅くすると温度が上がりすぎ、逆に熱風温度が低い場合には、走査速度が速すぎると温度の上昇が悪くなる。
熱風温度と走査速度を変化させてタブ付け状態を評価した。その結果を表1に示す。タブリード14にコーティングした半田は、Sn−Ag−Cu半田を用いた。また、温風吹き出し口22aのノズル径は8mm、熱風流量は10L(リットル)/分にした。また、半田が飛散するため、ノズル径は2mmを超える大きさのものが好ましい。
Figure 2007273830
表1より、熱風温度が高い場合には、相対的な走査速度が遅く過ぎると、タブ付が悪くなり、逆に熱風温度が低い場合には、相対的な走査速度が速すぎるとタブ付が悪くなる。
走査速度は50mm/分〜350mm/分の範囲で、熱風温度により、最適な走査速度が決まる。熱風温度が600℃の場合、走査速度は250mm/分〜350mm/分の範囲が良い。また、熱風温度が550℃の場合、走査速度は50mm/分〜250mm/分の範囲が良く、より好ましくは50mm/分〜150mm/分の範囲である。また、熱風温度が450℃の場合、走査速度は50mm/分である。
尚、上記した実施例は、Sn−Ag−Cu半田の場合であり、半田の種類が変われば熱風温度、走査速度、熱風風量も変わる。例えば、Sn−Bi半田の場合には、表面温度が150℃〜200℃の範囲になるように制御すればよい。
上記の第1の実施形態によれば、太陽電池セル10の反りは1mm〜2mmに抑制できた。これに対して、熱風を走査させずに、複数の熱風吹き出し口を一直線状に配置してなる熱風吹き出し体を太陽電池セルの上方に配置して電極とタブリードとを半田付けする領域の略全面に熱風を与えた場合には、2mm〜3mmの反りが見られた。
このようにして、図2に示すように、接続タブ14により、複数の太陽電池セル10が直列に接続されストリングが製造される。
そして、図5に示すように、複数の太陽電池セル10…を接続タブ14で接続した後、白板強化ガラスなどからなる表面保護材40と裏面保護材41との間に、充填材42で封
止され太陽電池モジュールが得られる。この太陽電池モジュールは、裏面保護材41として、PVF/Al/PVFの3層構造のものを用い、表面保護材40と白板強化ガラスを、封止樹脂42としてEVAを配置し、真空熱圧着方式のラミネータによって、例えば、温度150℃で一体化を行い、150℃のオーブンで30分以上加熱し、EVAを架橋する。その後、保護枠43として、アルミニウム枠をブチル等の接着剤を用いて取り付けて太陽電池モジュールが完成する。
次にこの発明の第2の実施形態につき図6及び図7に従い説明する。この実施形態が第1の実施形態と相違するところは、第1の実施形態が下面側に予熱ヒータ23を設けていたのに対し、この第2の実施形態は、表裏とも温風ヒータ22を用いて、それぞれの温風吹き出し口22a、22aを走査させるように構成したものである。
図7に示すように、搬送ベルト30の所定の半田付けの位置の上下には、それぞれ接続タブ14をセル側へ押し込む押し付け装置が設けられている。この押し付け装置は、図示しない駆動手段によって上下動する二列の複数の押圧ピン24、24から構成されている。この押圧ピン24は、耐熱性を有し半田が付かないもので構成され、2条の接続タブの垂直上方及び下方にそれぞれ対応して配置されている。
この押し付け装置と同じ接続タブ14、14、14,14の垂直上方及び下方のそれぞれ対応する位置には、温風式加熱手段として温風ヒータ22、22が設けられている。各温風ヒータ22は、例えば通電されて発熱する電気ヒータと送付機とで構成されており、電気ヒータにて加熱された空気(熱風)を送風機にて温風吹き出し口22a、22bを介して接続タブ14、14、14、14部分を走査しながら選択的に且つ集中的に、上下対応した部分に吹き付けるものである。このように、上下両面を温風吹き出し口22a、22bにより熱風を走査させながら吹き付けることで、第1の実施形態に比べより選択的に集中して加熱することができる。
そして、太陽電池セル10の上下面に二条の接続タブ14、14を当接させ、配置させた状態で、この停止期間中、押し付け装置の各ピン24、24が降下(又は上昇)し、接続タブ14を太陽電池セル10の上面及び下面に押し付けて浮かないように押さえつける。また、接続タブ14を押圧せずに太陽電池セル10に半田付けできれば、必ずしも押し付け装置は使用しなくても差し支えない。この温風ヒータの22、22の温風吹き出し口22a、22bは、第1の実施形態と同様にして、図中矢印方向に走査される。
次に、この発明の第3の実施形態につき図8を参照して説明する。図8に示す第3の実施形態は、温風吹き出し口が複数個、この実施形態では2個の温風吹き出し口22a1と22a2を備え、この複数の温風吹き出し口22a1と22a2を走査させるように構成したものである。このとき、温風吹き出し口の上流側に位置するものを予熱用として用いても良い。
また、上記した実施形態においては、温風吹き出し口を走査させるように構成したが、熱風がタブリード14に対して相対的に移動する状態で付与されればよい。このため、温風吹き出し口は固定で、太陽電池セルを所定速度で移動させるように構成することも可能である。
尚、上述した実施形態においては、銅箔を用いたが、銅箔に変えて、銅等のワイヤを用いることもできる。また、太陽電池セルは、極性が交互に逆になるように配置された例を示したが、タブリードを直線状とできるように、同一極性が同一面となるような配置した構成でも良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明が適用される太陽電池セルの一例を示す概略断面図である。 複数の太陽電池セルを直列に接続したストリングを示す平面図である。 この発明の第1の実施形態を示す太陽電池装置の製造工程図である。 この発明の第1の実施形態を示す太陽電池装置の半田溶着工程を示す説明図である。 この発明の太陽電池装置を用いた太陽電池モジュールを示す概略断面図である。 この発明の第2の実施形態を示す太陽電池装置の製造工程図である。 この発明の第2の実施形態を示す太陽電池装置の半田溶着工程を示す説明図である。 この発明の第3の実施形態を示す太陽電池装置の半田溶着工程を示す説明図である。
符号の説明
10 太陽電池セル
14 タブリード
22 温風ヒータ
22a、22b 温風吹き出し口
23 予熱ヒータ

Claims (6)

  1. 太陽電池セルの電極に対してタブリードを接続して太陽電池装置を製造する方法において、前記タブリードは金属体に半田層が被覆され、前記タブリードを前記太陽電池セルの電極上に当接させた状態で、熱風供給手段から熱風を前記タブリードに対して相対的に移動する状態で付与し、前記タブリードを太陽電池セルの電極に対して半田付けすることを特徴とする太陽電池装置の製造方法。
  2. 前記太陽電池セルの表面または裏面がヒータにより予熱されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池装置の製造方法。
  3. 前記太陽電池セルの表裏面に熱風供給手段からの熱風が相対的に移動して付与されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池装置の製造方法。
  4. 前記熱風供給手段が毎分50mmから350mmの範囲で走査されることを特徴とする請求項1または3に記載の太陽電池装置の製造方法。
  5. 半田として、Sn−Ag−Cuを用いた場合、タブリードの表面温度が240℃から300℃の範囲になるように前記熱風供給手段のを制御することを特徴とする請求項4に記載の太陽電池装置の製造方法。
  6. 半田として、Sn−Biを用いた場合、タブリードの表面温度が140℃から200℃の範囲になるように前記熱風供給手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の太陽電池装置の製造方法。
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