JP5799252B2 - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関し、特に、太陽電池に対して配線材を半田付けして電気的に接続する太陽電池モジュールの製造方法に関するものである。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵のエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、新しいエネルギー源として期待されている。
このような太陽電池を家屋或いはビル等の電源として用いるにあたっては、太陽電池1枚当たりの出力が数Wと小さいことから、通常複数の太陽電池を電気的に直列或いは並列に接続することで、出力を数100Wにまで高めた太陽電池モジュールとして使用するのが一般的である。
かかる太陽電池モジュールは、略正方形の板状の太陽電池を一列に並べて隣り合う太陽電池同士をタブリードやインターコネクタと呼ばれる配線材によって電気的に接続したストリングを形成する工程と、ストリング同士を配線により電気的に接続するマトリクス工程と、ガラス、透光性プラスチックのような透光性を有する表面部材と、耐侯性フィルムからなる裏面部材との間に、耐候性、耐湿性に優れたEVA(ethylene vinylacetate、エチレン酢酸ビニル)等の透光性を有する封止材により封止するラミネート工程を経て製造される。
ストリングを形成する工程においては、太陽電池には、表面の電極と裏面の電極に対してそれぞれ細長いテープ状の配線材が半田付けによって接続される。配線材の前半部分は、太陽電池の表面に沿って半田付けされ、配線材の後半部分は、後方に隣接する太陽電池の裏面に沿って半田付けされるようになっている。
この半田付けに際して、太陽電池の表裏面の電極には、あらかじめフラックスが塗布される。
太陽電池の上面及び下面にフラックスを塗布するフラックス塗布機構としては、太陽電池の上面に接触する上面塗布ローラと、太陽電池の下面に接触する下面塗布ローラを備えたもの(例えば、特許文献1参照)やディスペンサ装置を用いたもの(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
ディスペンサ装置を用いた従来のフラックス塗布工程を図に従い説明する。
図11に示すように、フラックスを塗布する領域にて、図示しないベルトコンベア等で搬送されてくる太陽電池1に対して、表裏の電極に対してフラックスを塗布するために、太陽電池1の上方と下方にそれぞれディスペンサ装置131、132が配置される。このディスペンサ装置131、132の位置に太陽電池1の先端が到達したときからディスペンサ装置131、132のノズルからフラックスを吐出し、フラックスの塗布を開始する。そして、太陽電池1の後端が通過した時点で、フラックスの吐出を停止する。上記したディスペンサ装置131、132のノズルは、太陽電池1の搬送方向と直交する方向に向けられ、ノズルから吐出されるフラックスは太陽電池1に対して垂直方向から塗布されるように構成されている。
ところで、フラックスの塗布量は信頼性を考慮して、配線材の機械的接続強度(タブ強度)を保持した上で出来るだけ少ない塗布量の方が良い。ディスペンサ装置を用いた場合、塗布量を制御するには、(1)ノズル径の変更、(2)印圧の変更、(3)太陽電池の移動速度の3つを制御することが考えられる。
特開2005−236235号公報 特開2008−192980号公報
しかしながら、ノズル径を細くし過ぎるとフラックスが吐出しにくくなり、最初の吐出タイミングが難しくなる。また、印圧を高く過しすぎると塗布量が多くなり、印圧が低すぎると最初の吐出タイミングが難しくなる。更に、塗布量を少なくするためには、太陽電池の移動速度を速くする必要があり、移動速度を速くするほど吐出タイミングは難しくなる。
上記のことから、太陽電池に塗布するときには、太陽電池がノズルの位置に来るまでにあらかじめフラックスを吐出しておき、この状態からフラックスを塗布すれば安定した塗布が行える。
しかしながら、太陽電池1の裏面側にフラックスを塗布する場合、太陽電池の移動速度によっては、下側のディスペンサ装置131から上方に吐出されたフラックスが図11の矢印に示すように、太陽電池1の表側に付着する虞がある。フラックスが付着すると発電効率、信頼性が低下するとともに、外観異常が発生する可能性がある。
この発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものにして、フラックスの塗布量を少なくするともに、信頼性を向上させる製造方法を提供することにある。
この発明は、複数の太陽電池を配線材により電気的に接続して太陽電池モジュールを製造する方法であって、太陽電池の表面に対してノズルからフラックスを吐出して塗布する表面側フラックス塗布工程と、太陽電池の裏面に対してノズルからフラックスを吐出して塗布する裏面側フラックス工程と、フラックス工程後に太陽電池と配線材とを重ねた状態で加熱することにより、太陽電池の電極と配線材とを電気的に接続する工程と、を含み、前記ノズルは、太陽電池の移動方向に対して斜め上方に向けられ、前記裏面側フラックス工程は、当該ノズルからフラックスを太陽電池の移動方向に対して斜め方向から吐出して太陽電池の裏面の電極に塗布することを特徴とする。
また、前記裏面側から吐出されたフラックスを太陽電池の表面側で受け取るフラックス受け部を備えるとよい。
また、前記ノズルは、太陽電池の先端がノズル位置に到達する前にフラックスの吐出を開始するように制御すればよい。
この発明によれば、フラックスの塗布量を少なくしても確実に太陽電池の表裏にフラックスを塗布することが出来るとともに、余分なフラックスで太陽電池の表面を汚す虞もない。
この発明により製造された太陽電池モジュールの概略を示す平面図である。 図1に示す太陽電池モジュールのA−A線断面図である。 この発明により製造された太陽電池モジュールの要部を示す平面図である。 この発明に用いられる太陽電池を示す平面図である。 この発明により製造された太陽電池モジュールの要部を示す概略断面図である。 この実施形態に用いられる太陽電池の一例を示す概略断面図である。 この実施形態に用いられる太陽電池の他の例を示す概略断面図である。 この発明の太陽電池モジュールの製造方法の半田付け工程部分を示す模式図である。 この発明の太陽電池モジュールの製造方法の半田付け工程部分を示す模式図である。 この発明の太陽電池モジュールの製造方法に用いられるフラックス塗布機構を示す模式図である。 従来の太陽電池モジュールの製造方法に用いられるフラックス塗布機構を示す模式図である。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
図1は、この発明により製造された太陽電池モジュールの概略を示す平面図、図2は、図1に示す太陽電池モジュールのA−A線断面図、図3は、この発明により製造された太陽電池モジュールの要部を示す平面図、図4は、この発明に用いられる太陽電池を示す平面図、図5は、この発明により製造された太陽電池モジュールの要部を示す概略断面図である。尚、図2においては、太陽電池間を接続する配線部材等は省略している。
この発明の太陽電池モジュール10は、図1及び図2に示すように、複数の板状の太陽電池1を備えている。この太陽電池1は、例えば、厚みが0.15mm程度の単結晶シリコンや多結晶シリコンなどで構成される結晶系半導体からなり、1辺が104mmの略正方形或いは1辺が125mmの略正方形を有するが、これに限るものではなく、他の太陽電池を用いても良い。
この太陽電池1内には、例えば、n型領域とp型領域が形成され、n型領域とp型領域との界面部分でキャリア分離用の電界を形成するための接合部が形成されている。このn型領域とp型領域は、単結晶シリコンや多結晶シリコン等の結晶半導体、GaAsやInP等の化合物半導体、非晶質状態或いは微結晶状態を有する薄膜SiやCuInSe等の薄膜半導体等の太陽電池用に用いられる半導体を単独、或いは組み合わせて形成することができる。一例として互いに逆導電型を有する単結晶シリコンと非晶質シリコン層との間に真性な非晶質シリコン層を介挿し、その界面での欠陥を低減し、ヘテロ接合界面の特性を改善した太陽電池が用いられる。
図3、図4、図5に示すように、この複数の太陽電池1の各々は互いに隣接する他の太陽電池と扁平形状の銅箔などで構成された配線材120によって電気的に接続されている。即ち、配線材120の一方端側が所定の太陽電池1の上面側の集電極115のバスバー部115bに接続されるとともに、他方端側がその所定の太陽電池1に隣接する別の太陽電池1の下面側の集電極119のバスバー部119bに接続される。これら太陽電池1は、配線材120で直列に接続され、太陽電池モジュール10から渡り配線や取り出し線を介して所定の出力、例えば、200Wの出力が発生するように構成されている。
図2に示すように、複数の太陽電池1が互いに銅箔等の導電材よりなる配線材120により電気的に接続され、ガラス、透光性プラスチックのような透光性を有する表面部材12と、耐侯性フィルム又はガラスプラスチックのような部材からなる裏面部材13との間に、耐候性、耐湿性に優れたEVA(ethylene vinylacetate、エチレン酢酸ビニル)等の透光性を有する封止材14により封止されている。
上記太陽電池モジュール10は、必要に応じて外周にシール材40を用いてアルミニウムなどからなる外枠20に嵌め込まれる。この外枠20は、アルミニウム、ステンレス又は鋼板ロールフォーミング材等で形成されている。必要に応じて端子ボックス(図示せず)が、例えば裏面部材13の表面に設けられる。
図2に示すように、外枠20の一例は、中空構造の本体部21、本体部21の上部に位置し、外周部をシール材を介して嵌め込む断面コ字状の嵌合部22を有する。嵌合部22には、シール材を溜めるための凹部26が設けられている。本体枠21の4辺のうち少なくとも対向する2辺において底面から外方向に突出し更に上方向に伸びた鍔部27が形成されている。
上記した太陽電池1の構造につき図4及び図6を参照して説明する。図4は、この実施形態に用いられる太陽電池の一例を示す平面図である、図6は、この実施形態に用いられる太陽電池の一例を示す概略断面図、尚、図6においては、各層の構成を理解し易くするために、実際の膜厚に沿った比率では記載せずに、薄膜層部分は拡大して表示している。
この発明にかかる太陽電池1は、板状の光電変換部100と、光電変換部100の表面及び裏面にそれぞれ形成された集電極115、119とを有する。光電変換部100は、光の入射によって、光生成キャリアを生成する。光生成キャリアとは、光の入射によって光電変換部100内で生成される電子と正孔とをいう。光電変換部100は、例えば、板状の結晶系半導体を用いて構成される。図6に示すように、この太陽電池1は、結晶系半導体基板として、約200μmの厚みを有するn型の単結晶シリコン基板110を備えている。n型単結晶シリコン基板110の表面には、図示はしていないが、数μmから数十μmの高さを有する光閉じ込めのためのピラミッド状凹凸が形成されている。このn型単結晶シリコン基板110上には、真性のi型非晶質シリコン層112が形成されている。また、i型非晶質シリコン層112上には、p型非晶質シリコン層113が形成されている。
そして、p型非晶質シリコン層113上には、透明導電膜114が形成されている。
この透明導電膜114の表面の所定領域には集電極115が形成されている。この集電極115は、光電変換部100で生成された光生成キャリアを収集するための電極である。集電極115は、例えば、互いに並行に形成された複数の細線電極115aを含む。この細線電極115aは、例えば、幅約100μm、ピッチ約2mm、厚み約60μmであり、光電変換部の表面上に50本程度形成される。このような細線電極115aは、例えば、銀ペーストをスクリーン印刷して、百数十度の温度で硬化させて形成される。さらに、細線電極115aと接続するバスバー部115bが設けられている。
このバスバー部115bの幅は、0.5mm〜6mmであり、この実施形態においては3mmである。
また、n型単結晶シリコン基板110の下面上には、n型非晶質シリコン層116が形成されている。このようにn型単結晶シリコン基板110の下面上に、n型非晶質シリコン層116が形成されることにより、キャリアの再結合による損失を小さくしたいわゆるBSF(Back Surface Field)構造が形成されている。更に、n型非晶質シリコン層116上には、透明導電膜117が形成されている。尚、n型単結晶シリコン基板110とn型非晶質シリコン層116との間に、i型非晶質シリコン層を介挿してもよい。
この透明導電膜117上の所定領域には、同様に、銀ペーストからなる集電極119が形成されている。この集電極119は、上記の集電極115と同様に互いに並行に形成された複数の細線電極119aを含む。さらに、細線電極119aと接続するバスバー部119bが設けられている。
このバスバー部119bの幅は、0.5mm〜6mmであり、この実施形態においては3mmである。
このバスバー部115b、119bに、後述するように、フラックスが塗布され、表面に半田がコーティングされた配線材120を用い、バスバー部115b、119bに配線材120を押圧し、加熱処理を施して配線材120をバスバー115b、119bに接続する。
図7に、他の太陽電池の例を示す。この太陽電池1においては、半導体基板200としてのp型シリコン基板の受光面にリン等のn型不純物が拡散することによりn+層201が形成されており、n+層201上に反射防止膜204が形成されている。そして、表面側の集電極115が反射防止膜204を貫通してn+層201に接触するようにして設置されている。
また、太陽電池1においては、半導体基板200としてのp型シリコン基板の裏面にはアルミニウム等のp型不純物が拡散することによりp+層202が形成されており、p+層202上に金属電極203が形成されている。そして、金属電極203上には、裏面電極119が形成されている。
次に、この発明の太陽電池モジュールの製造方法につき図面を参照して説明する。
図8及び図9は、この発明の太陽電池モジュールの製造方法の半田付け工程部分を示す模式図である。図10は、フラックス塗布機構を示す模式図である。
太陽電池1は、上記のように、略正方形状の薄板状に形成され、表面及び裏面にそれぞれ電極が形成されている。上記のように、太陽電池1の表面及び裏面には、それぞれ2本の銅箔よりなる配線材120が半田付けされる。配線材は、所定の幅、例えば2mmの幅を有する細長いテープ状に形成されている。各太陽電池1の表面及び裏面において、2本の配線材120は、太陽電池1の左右両側の辺に沿う方向に向かって、互いに平行な向きに、所定間隔を空けて備えられる。
前述したように、配線材120は、中央部より前部(図において右部)の裏面が太陽電池1の表面に半田付けされ、中央部より後部(図において左部)の表面が後方に隣接する太陽電池1の裏面に半田付けされるようになっている。配線材120の前部は、太陽電池1の表面における前側の辺から後側の辺までの間に沿って半田付けされ、配線材120の後部は、太陽電池1の裏面における前側の辺から後側の辺までの間に沿って半田付けされる。
この実施の形態にかかる配線材の半田付けを行う装置の全体の構成は、図8において、太陽電池1を搬送するコンベア3に太陽電池1を供給する太陽電池供給部200と、コンベア3によって搬送される途中で太陽電池にフラックスを塗布するフラックス塗布機構部30と、フラックスが塗布された太陽電池1を更に搬送するコンベア4と、コンベア4上の太陽電池1を予備加熱する予備加熱ヒータ5と、図9において、コンベア7上の太陽電池1に対して配線材120を供給する配線材供給部と、配線材を太陽電池1に対して半田付けする半田付け部70と、配線材120によって連結された、複数枚の太陽電池11からなるストリングを搬出するストリング搬出用コンベア8によって構成されている。
図8に示すように、太陽電池セル供給部200には、太陽電池1を一枚ずつ収納した盆状のストッカー20を載置するストッカー載置台21が備えられている。ストッカー載置台21において、ストッカー20は、複数個積み重ねられた状態で載置される。また、ストッカー載置台21において、太陽電池1は、表面を上面とした略水平な姿勢でストッカー20内に収納されている。
また、図8に示すように、ストッカー20の上方から太陽電池1を取り出してコンベア3に移載する太陽電池移載機構25が備えられている。太陽電池移載機構25は、太陽電池1の上面(表面)を吸着保持して取り出すようになっている。さらに、太陽電池1が取り出されたストッカー20を載置台21から搬出する図示しないストッカー搬出機構が備えられている。
コンベア3は、図示しないモータの稼働によって、図8において、図中矢印方向に間欠的に移動し、これにより、コンベア3の上に載せられた太陽電池1が、図中矢印方向に間欠的に移動していくようになっている。
コンベア3の幅は、太陽電池1の下面(裏面)に接続される2本の配線材120の間の幅よりも狭く形成されている。即ち、太陽電池1は、下面において2本の配線材120が接続される位置より内側の部分をコンベア3に接触させて支持されるようになっている。
コンベア3の表面には、図示しない多数の吸気口が設けられており、太陽電池1の下面をコンベア3上に吸着するようになっている。
図8に示すように、太陽電池移載機構25より下流側には、太陽電池1の上面及び下面にフラックスを塗布するフラックス塗布機構30が備えられている。フラックス塗布機構30は、この実施形態においては、ディスペンサ装置で構成され、上面に2つの配線材120に対応して2つのディスペンサ装置31、31が配置される。そして、下面に2つの配線材に対応して2つのディスペンサ装置32、32が配置される。
上面ディスペンサ装置31と下面ディスペンサ装置32は、コンベア3に対向して上下に設けられている。そして、図8及び図10に示すように、ディスペンサ装置32のノズル32aが太陽電池1の移動方向に対して斜め上方に向けられて配置されている。この実施形態においては、下流側にフラックスが吐出するように斜め方向に配置されているが、上流側にフラックスが吐出するように構成しても良い。そして、この下側のディスペンサ装置32から吐出される方向の延長上にフラックス受け33が配置されている。このノズル32aとフラックス受け33までの距離dは10mm〜60mmであり、この実施形態では、略30mmである。
このディスペンサ装置31、32においては、出来るだけ少ない塗布量でフラックスを塗布するように制御している。このため、ノズル径は、0.05mm〜0.30mm、この実施形態では、0.15mmのものを用いている。そして、印圧は、0.05MPa〜0.30MPa、この実施形態では、0.10MPa〜0.15MPaに制御して、フラックスを吐出させている。
上記条件で制御したディスペンサ装置31、32にて太陽電池1の上面及び下面にフラックスを塗布するようになっている。
図8に示すように、フラックス塗布機構30より下流側には、太陽電池1を加熱する予熱ヒータとしての予備加熱ヒータ5が、コンベア4の下方に備えられている。予備加熱ヒータ4は、コンベア4上に載せた太陽電池1の下方に設けられており、太陽電池1を下面から加熱するようになっている。
予備加熱ヒータ5より下流側には、太陽電池1をコンベア4からコンベア7に一つずつ移載する太陽電池移載機構27が備えられている。太陽電池移載機構27は、太陽電池の上面を吸着保持するようになっている。
コンベア7は、図示しないモータの稼働によって、図9において、図中矢印方向に間欠的に移動し、これにより、コンベア7の上に載せられた太陽電池1が図中矢印方向に間欠的に移動していくようになっている。コンベア7の幅は、太陽電池1の下面に接続される2本の配線材120の間の幅よりも狭く形成されている。即ち、太陽電池120は、下面において2本の配線材120が接続される位置より内側の部分をコンベア7に接触させて支持されるようになっている。コンベア7の表面には、図示しない多数の吸気口が設けられており、太陽電池1の下面をコンベア7上に吸着するようになっている。
配線材供給部(図示しない)から、幅2mmの配線材120が供給される。
配線材供給部からコンベア7上の太陽電池1の上面に配線材120を搬送する配線材搬送機構28が、コンベア7の上流側に備えられ、配線材供給部からコンベア7上の太陽電池1の上面に配線材120を搬送する。
なお、配線材120は、太陽電池1の大きさに合わせて長さを適宜調節して供給することが可能である。
図9に示すように、半田付け部70には、太陽電池1の上面に対して配線材を押さえ付ける上押圧機構71と、太陽電池1の下面に対して配線材120を押さえ付ける下押圧機構72と、配線材を加熱するための加熱機構73、74が備えられている。
加熱機構73、74は、押圧機構で押圧されている配線部材120に対して熱風を供給する。
ストリング搬出部には、半田付け部70において配線材120によって連結された太陽電池1の連続体を図中矢印方向へ搬送するコンベア8が備えられている。太陽電池の連続体は、コンベア7の下流端から水平方向に移動してコンベア8の上流端に受け渡されるようになっている。コンベア8は、図示しないモータの稼働によって、時計回転方向に間欠的に移動し、これにより、コンベア8の上に載せられた太陽電池1が、図中矢印方向に間欠的に移動していくようになっている。コンベア8の表面には、図示しない多数の吸気口が設けられており、太陽電池1の下面をコンベア8上に吸着するようになっている。
さて、以上のように構成された半田付け装置にあっては、先ず、太陽電池1を収納したストッカー20を、ストッカー載置台21に積み重ねて載置する。太陽電池1は、表面を上面とし裏面を下面とした状態でストッカー20に収納されている。太陽電池移載機構25によって、ストッカー20から太陽電池1を吸着保持して取り出し、コンベア3の上流側に移載する。太陽電池1は、表面を上面とし裏面を下面とした状態でコンベア3に載置される。なお、後述するコンベア4、7、8においても、太陽電池1は、表面を上面とし裏面を下面とした状態でコンベア4、7、8上に載置される。
コンベア3に載せられた太陽電池は、コンベア3の間欠的な移動により、下流側に間欠的に移動していく。この間、太陽電池1はコンベア3の表面に吸着保持される。
次に、フラックス塗布機構30によって、太陽電池1の表面及び裏面にフラックスを塗布する。ディスペンサ装置31、32は、太陽電池1の先端がフラックス塗布機構30に到達する前に、前述した条件に基づいて、ノズルよりフラックスを吐出させている。下側のディスペンサ装置32から吐出したフラックスは太陽電池1が到達するまではフラックス受け33に収納され、フラックスが下に落ちるのを防止している。なお、図示はしていないが、コンベア3の下側にもフラックス受けを設け、上側のディスペンサ装置31から下方向に吐出されるフラックスを受け取るように構成しても良い。
太陽電池1は、フラックス塗布機構30のディスペンサ装置31、32のノズルからフラックスが吐出した状態で、太陽電池1の移動速度を約900mm/secにして移動させて、上方のディスペンサ装置31と下方のディスペンサ装置32との間を通過させる。これにより、太陽電池1の表面及び裏面にフラックスが塗布される。このとき、下のディスペンサ装置32から吐出されるフラックスは、太陽電池1の裏面に塗布されるかフラックス受け33に収納されるので、太陽電池1の上面に下からのフラックスが余分に付着することが防止できる。
その後、太陽電池1は予備加熱ヒータ5の上方に移動し、予備加熱ヒータ5によって、配線材120の半田付け位置の周辺が予備加熱される。
コンベア7に載せられた太陽電池1は、コンベア7の間欠的な移動により、下流側に間欠的に移動していく。この間、太陽電池1はコンベア7の表面に吸着保持される。
一方、配線材供給部から供給される配線材120を配線材搬送機構28によって、吸着保持して搬送し、各配線材120を待機中の太陽電池1の上面に近接させる。そして、押圧機構により配線部材120が太陽電池1の上面に押さえ付けられる。また、各配線材120を太陽電池1の下面に近接させる。そして、押圧機構により配線部材120が太陽電池1の下面に押さえ付けられる。
続いて、加熱機構73、74の熱によって、配線材120の下面の半田が溶融する。なお、太陽電池1は通常はシリコンなどの熱伝導性の優れた材料からなるので、太陽電池1の下面側も同時に加熱され、配線材120の上面の半田が溶融する。こうして、太陽電池1の上面に対して配線材120を押さえ付け、そして、太陽電池1の下面に対して配線材120を押さえ付けた状態で、配線材120の半田を溶融させる。
太陽電池1は、配線材120が溶着される箇所が集中的に押圧され、配線材120が溶着される箇所以外の部分は、コンベア7等に押し当てられることはない。そのため、太陽電池に歪みや損傷が生じることを防止できる。
次に、配線部材供給部から新たに配線材120を供給して、同様に太陽電池1に配線材120を半田付けする。以上に示した太陽電池1の連結と同様の工程を繰り返すことにより、所定枚数の太陽電池1を配線材120によって接続する。
太陽電池1を連結して接続する間、配線材120の半田付けが終了した太陽電池1は、順次コンベア7の下流端からコンベア8に受け渡されていく。
そして、所定数の各ストリングを配線によって電気的に接続し、マトリクスが形成される。完成したマトリクスは、裏面を上面とし表面を下面とする状態のまま、板状のカバーガラスの上に載せられる。さらに、マトリクスの上面(裏面)を保護材(ラミネート材)によってラミネートする。このようにして、太陽電池モジュールが完成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 太陽電池
3、4、7、8 コンベア
30 フラックス機構
31、32 ディスペンサ装置
120 配線材。

Claims (2)

  1. 複数の太陽電池を配線材により電気的に接続して太陽電池モジュールを製造する方法であって、
    複数の太陽電池を移動させて太陽電池の表面に対してノズルからフラックスを吐出して塗布する表面側フラックス塗布工程と、太陽電池の裏面に対してノズルからフラックスを吐出して塗布する裏面側フラックス工程と、フラックス工程後に太陽電池と配線材とを重ねた状態で加熱することにより、太陽電池の電極と配線材とを電気的に接続する工程と、を含み、前記裏面側から吐出されたフラックスを太陽電池の表面側で受け取るフラックス受け部が備えられ、前記ノズルは、太陽電池の移動方向に対して斜め上方に向けられ、前記裏面側フラックス工程は、太陽電池の先端がノズル位置に到達する前に当該ノズルからフラックスを太陽電池の移動方向に対して斜め方向から吐出して太陽電池の裏面の電極に塗布を開始することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 前記表面側フラックス塗布工程は、ノズルからフラックスを太陽電池の移動方向に対して垂直方向から吐出して太陽電池の表面の電極に塗布することを特徴とする請求項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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