JP2006119437A - 走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡 - Google Patents

走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】 屈折率の空間不均一性をレーザ光の伝搬方向の屈折を検出することにより可視化する走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡。
【解決手段】 試料S上に集束光を照射し、その試料Sの透過側に離間して配置した光ビーム位置検出器3により、試料Sを透過した光束の中心位置を表す信号を検出して、その信号から映像信号を得ると共に、試料Sに対して走査ステージ8で集束光を相対的に2次元走査させ、その走査信号と映像信号に基づいて試料Sの屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、走査レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡に関し、特に、屈折率の空間不均一性を検出して可視化する走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡に関するものである。
レーザ光は20世紀に開発された指向性の高い単色光であり、白色光を用いた光計測より遙かに高精度な計測が達成できる。しかしながら、細胞組織の観測は、ほとんどの場合、白色光で試料を照らす光学顕微鏡により行われている。白色光顕微鏡は、Robert Hooke以来、300年以上の開発の歴史があり、性能は光を用いて達成できる理論限界に至っている(非特許文献1)。
このような中にあって、レーザ光を利用した顕微鏡が如何にあるべきかは、光計測の研究者にとって慎重な熟考を必要とする課題である。レーザ光が単色光ゆえに干渉性が高いことは、高精度計測に適している反面、画像化には不利である。光を物体に照射すると僅かではあっても一部の光は乱反射して迷光となる。白色光であれば、迷光は、画像の背景を僅かに明るくするだけであり、それほど大きな障害にはならない。しかし、レーザ光は干渉性が高いので、迷光が画像形成光と干渉し、見苦しい干渉縞が生じる。このような不必要な干渉を最小限に抑えるためには、レーザ光の照射領域を最小限にすること、すなわち、レーザビームを回折限界まで集光して試料に照射する必要がある。そのため、レーザ顕微鏡は走査型にならざるを得ない。走査型レーザ顕微鏡として様々な方法が考えられるが、白色光顕微鏡よりも優れた顕微鏡を作り上げるのは困難であった。
実用化されているレーザ顕微鏡の原型は、1957年にミンスキー(特許文献1)が提案した共焦点レーザ走査顕微鏡(非特許文献2、3)である。対物レンズを用いて集光したレーザ光を試料に照射し、後方散乱された照射光若しくは蛍光を同じ対物レンズを用いて集め、空間フィルター(ピンホール)を用いて余分な光を除去した後、光電変換を行う方式である。この方式は、分解能、感度、迷光等の点で、白色光顕微鏡と同じかそれ以上である。しかしながら、彼らの考案した共焦点レーザ走査顕微鏡は、後方散乱を検出する方式であり、後方散乱が生じる場合しか動作しない。生きている細胞組織は、ほとんどの場合無色透明で、屈折率もなめらかに変化しているので、後方散乱がほとんど生じない。無染色では、蛍光も発生しない。一方、透過光を利用した共焦点顕微鏡(非特許文献4)も提案されているが、光学系が複雑な上に、透明な物体の可視化には向いていない。このような訳で、この方式により完璧なレーザ顕微鏡が完成したということはできない。
米国特許第3,013,467号明細書 M.Pluta:Advanced light Microscopy(Elsevier,New York 1988). P.Davidovits and M.D.Egger:Nature,223(1969)831. P.Davidovits and M.D.Egger:Appl.Opt.10(1971)1615. A.E.Dixon,D.Damaskiiinos and M.R.Atkinson:Nature,351(1991)p.551. E.M.Slayter and H.S.Slayter:Light and Electron Microscopy pp.154(Cambridge University Press,Cambridge 1992). S.Terakawa,J.H.Fan,K.Kumakura and M.Ohhara-Imaizumi:Neurosci.Lett.123(1991)82. F.Zernike:Z.tech.phys.16(1935)p.454.
本発明は従来技術のこのような現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、屈折率の空間不均一性をレーザ光の伝搬方向の屈折を検出することにより可視化する走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡を提案することである。
上記目的を達成する本発明の走査型レーザ顕微法は、試料上に集束光を照射し、その試料の透過側に離間して配置した光ビーム位置検出器により、試料を透過した光束の中心位置を表す信号を検出して、その信号から映像信号を得ると共に、前記試料に対して前記集束光を相対的に2次元走査させ、その走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化することを特徴とする方法である。
本発明のもう1つの走査型レーザ顕微法は、試料の裏面に平面鏡を配置し、試料の表面から試料上に集束光を照射し、その試料の表面の反射側に離間して配置した光ビーム位置検出器により、試料を透過し前記平面鏡で反射され再び試料を透過した光束の中心位置を表す信号を検出して、その信号から映像信号を得ると共に、前記試料に対して前記集束光を相対的に2次元走査させ、その走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化することを特徴とする方法である。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、レーザ光源からのレーザ光を試料載置台上に載置された試料に集束させる対物レンズと、試料の透過側であって試料から離間した位置に配置され、前記試料を透過したレーザ光を受けてその光束の中心位置を表す信号を出す光ビーム位置検出器と、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号から映像信号を出す映像信号発生手段と、前記試料に対して集束光を相対的に2次元走査させる走査手段と、前記走査手段を駆動する走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化して表示する表示手段とを備えていることを特徴とするものである。
本発明のもう1つの走査型レーザ顕微鏡は、レーザ光源からのレーザ光を試料載置台上に載置された試料に集束させると共に、試料を透過し試料の裏面に配置された平面鏡で反射され再び試料を透過した光束を反対側に導く対物レンズと、前記対物レンズの試料と反対側の光路中に配置され試料から戻った光束を分離する分離手段で分離された光路中に配置され、前記試料から戻った光束を受けてその光束の中心位置を表す信号を出す光ビーム位置検出器と、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号から映像信号を出す映像信号発生手段と、前記試料に対して集束光を相対的に2次元走査させる走査手段と、前記走査手段を駆動する走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化して表示する表示手段とを備えていることを特徴とするものである。
これらにおいて、前記走査手段が、前記試料載置台を試料面に沿って2次元走査させる試料載置台走査手段からなっていてもよく、あるいは、前記対物レンズに入射するレーザ光の角度を2次元走査させる2次元光偏向手段からなっていてもよい。
なお、前記2次元光偏向手段は、前記光ビーム位置検出器と光学的に共役な位置に配置されていることが望ましい。
また、前記映像信号発生手段は、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号の周波数成分を分割し、その直流成分又は特定の周波数帯成分に基づいて映像信号を出すように構成されていることが望ましい。
また、前記光ビーム位置検出器は、例えば4分割フォトダイオードで構成することができる。
以上の本発明の走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡においては、試料の屈折率の空間不均一性に伴うレーザ光の伝搬方向の屈折を検出している。したがって、生きている細胞組織のようにほとんど無色透明な物体であってもわずかな屈折率変化があるので、そのような物体を無染色で観察することができる。また、光ビーム位置検出器による光電変換器は高速(>7MHz)なので、細胞組織のブラウン運動の可視化も可能になる。
本発明の走査型レーザ顕微鏡と同様な目的で、白色光顕微鏡を改良した微分干渉顕微鏡(非特許文献5、6)や位相差顕微鏡(非特許文献7)もまた屈折率の空間不均一性を可視化している。これらの従来の顕微鏡と比較すると、本発明の走査型レーザ顕微鏡は、ブラウン運動やタンパク質等の分子の濃度揺らぎも可視化可能である。
以下、本発明の走査型レーザ顕微鏡をその原理と実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の走査型レーザ顕微鏡の原理を説明するための図であり、対物レンズ1に入射したレーザ光4は対物レンズ1の焦点面2上の焦点に集光する。その焦点位置に細胞組織のような物体Tが存在しな場合は、レーザ光4は一旦集光した後入射レーザ光4と同じ方向に等方的に広がる発散光5として焦点面2の背後に配置した光ビーム位置検出器としての4分割フォトダイオード3に入射する。このとき、光の回折効果により、レーザ光4は焦点に波長程度の広がりとなって集光する。これに対して、焦点面2上に細胞組織等の周囲の液体と屈折率が異なる物体Tがあると、物体Tのレーザ光4の集光位置の空間的屈折率勾配によってその物体Tを透過した後の発散光は符号5’で示したような発散光となり、この発散光5’は、その集光位置の空間的屈折率勾配に応じて物体Tが存在しな場合の発散光5に対して屈折偏向され、4分割フォトダイオード3に入射する。
図2に、光ビーム位置検出器としての4分割フォトダイオード3の正面図を示す。4分割フォトダイオード3は、同一平面にx方向、y方向それぞれに2等分分割して配置した4つのフォトダイオードa,b,c,dからなるものであり、物体Tが存在しな場合の発散光5の中心が4分割フォトダイオード3の4つのフォトダイオードa,b,c,dの間の中心に入射するように、対物レンズ1に対して4分割フォトダイオード3の位置を調節しておくと、物体Tが存在しな場合の発散光5は、各フォトダイオードa,b,c,dに等しい光強度で入射する。これに対して、物体Tが存在する場合の発散光5’は、物体Tでの屈折角に応じて何れかのフォトダイオードa,b,c,dに偏って入射し、最も偏りの大きいフォトダイオードに最大の光強度で入射する。
いま、フォトダイオードa,b,c,dそれぞれからの光検出信号をIa ,Ib ,Ic ,Id とすると、−Ia −Ib +Ic +Id は、発散光5’のx方向への偏りの程度、すなわちx方向の屈折率勾配を示す値であり、Ia −Ib −Ic +Id は、発散光5’のy方向への偏りの程度、すなわちy方向の屈折率勾配を示す値である。したがって、焦点における屈折率勾配のx成分とy成分を同時に測定することができる。また、物体Tが細胞組織である場合、熱エネルギーにより物体T内でブラウン運動を行うと、集束レーザ光の屈折角が変化し、4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dの出力もその運動に応じて変化する。各フォトダイオードa,b,c,dの出力の交流成分を検出すれば、集光位置でのブラウン運動を検出することがができる。
このようにして、屈折率の空間不均一性や熱運動を検出しながら、焦点面2にある試料を走査することにより、それらの物理量の画像化が可能になる。
図3は、以上のような原理に基づく本発明の走査型レーザ顕微鏡の1実施例の構成を示す図である。この走査型レーザ顕微鏡は、レーザ光源6と、そのレーザ光源6からのレーザ光を反射するダイクロイックミラー7と、ダイクロイックミラー7で反射したレーザ光を集光する対物レンズ1と、対物レンズ1の集光位置に配置され試料Sを載置して2次元走査する透明な走査ステージ8と、走査ステージ8をxyz方向に走査移動させる走査移動手段としてのピエゾ素子9と、走査ステージ8の射出側に近接して配置された4分割フォトダイオード3と、4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dからの光検出信号Ia ,Ib ,Ic ,Id の加算と減算を施してx方向屈折率勾配信号Ix =−Ia −Ib +Ic +Id 、y方向屈折率勾配信号Iy =Ia −Ib −Ic +Id 、検出総和信号Isum =Ia +Ib +Ic +Id を出すオペアンプ13と、x方向屈折率勾配信号Ix 、y方向屈折率勾配信号Iy それぞれの各周波数帯の信号を出すバンドパスフィルター・ローパスフィルター群14x、14yと、バンドパスフィルター・ローパスフィルター群14x、14yのそれぞれの通過信号を増幅する増幅器群15x、15yとからなる。
また、走査ステージ8上の試料Sの観察域の選択と焦点合わせのために、白色光源10と、その白色光源10からの白色光を反射して対物レンズ1にレーザ光と同軸に入射させるハーフミラー11と、試料Sからの反射像を対物レンズ1とダイクロイックミラー7とハーフミラー11を介して撮像するCCDカメラ12とを備えている。
さらに、図4(a)に、図3の構成で得られたx方向屈折率勾配信号Ix 、y方向屈折率勾配信号Iy のバンドパスフィルター・ローパスフィルター通過後のそれぞれの信号Ix5MHz 、Ix500kHz 、Ix50kHz、Ix5kHz 、IxDC (それぞれ、5MHz、500kHz、50kHz、5kHz、DC成分。Iy についても同じ。)、Iy5MHz 、Iy500kHz 、Iy50kHz、Iy5kHz 、IyDC から、屈折率勾配分布像、ブラウン運動分布像を画像化する構成の例を示す。図3の増幅器群15x、15yからの各周波数帯のx方向屈折率勾配信号Ix5MHz 、Ix500kHz 、Ix50kHz、Ix5kHz 、IxDC 、y方向屈折率勾配信号Iy5MHz 、Iy500kHz 、Iy50kHz、Iy5kHz 、IyDC は、アナログ・デジタル変換器16を経て計算機17に入力される。計算機17からは、それぞれデジタル・アナログ変換器19x、19yを通じて、ピエゾ素子9に走査ステージ8の主走査信号(x方向走査信号)VX と副走査信号(y方向走査信号)VY を出力する。この主走査信号VX と副走査信号VY は、例えばそれぞれ図4(b)、(c)のような波形の信号である。また、計算機17には、表示装置18が接続されており、図4(b)、(c)のような走査信号VX 、VY と選択した帯域のx方向屈折率勾配信号又はy方向屈折率勾配信号あるいは両者の二乗平均等とを同期して表示装置18に入力することにより、屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像が表示されるように構成されている。
本発明の1実施例の走査型レーザ顕微鏡はこのような構成であるので、まず、白色光源10から白色光をハーフミラー11と対物レンズ1を介して走査ステージ8上の試料Sに照射し、その反射像を対物レンズ1を通し、ダイクロイックミラー7とハーフミラー11を介しCCDカメラ12で撮像観察しながら、ピエゾ素子9に入力しているz方向駆動信号を調節して焦点合わせと観察域の選択を行う。
その状態で、レーザ光源6からのレーザ光をダイクロイックミラー7で反射させ後に対物レンズ1で焦点合わせした試料Sに集光させ、同時に計算機17からピエゾ素子9へ走査ステージ8の主走査信号VX と副走査信号VY を送り、試料Sの載った走査ステージ8の選択域全面をxy走査させると、透過側の4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dからそれぞれ走査位置の屈折率勾配とブラウン運動の情報を含む信号Ia ,Ib ,Ic ,Id が検出され、その信号をオペアンプ13に入力し、オペアンプ13からx方向屈折率勾配信号Ix =−Ia −Ib +Ic +Id 、y方向屈折率勾配信号Iy =Ia −Ib −Ic +Id 、検出総和信号Isum =Ia +Ib +Ic +Id が出力される。この中のx方向屈折率勾配信号Ix とy方向屈折率勾配信号Iy をそれぞれバンドパスフィルター・ローパスフィルター群14x、14y、増幅器群15x、15yを経ることにより、各周波数帯に分けられたそれぞれ信号Ix5MHz 、Ix500kHz 、Ix50kHz、Ix5kHz 、IxDC 、信号Iy5MHz 、Iy500kHz 、Iy50kHz、Iy5kHz 、IyDC が出力される。
これら信号Ix5MHz 、Ix500kHz 、Ix50kHz、Ix5kHz 、IxDC と信号Iy5MHz 、Iy500kHz 、Iy50kHz、Iy5kHz 、IyDC をアナログ・デジタル変換器16を経て計算機17に入力し、計算機17中で画像化に必要な入力を選択し、かつ、所定の処理を施して映像信号とした信号と主走査信号VX 、副走査信号VY とを同期して表示装置18に入力することにより、屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像が表示される。
例えば、x方向屈折率勾配信号の直流成分IxDC とy方向屈折率勾配信号の直流成分IyDC の二乗平均:√(IxDC 2 +IyDC 2 )を画像化することにより、直交する2方向の屈折率勾配を平均化した画像が得られる。また、x方向屈折率勾配信号の5MHz成分Ix5MHz とy方向屈折率勾配信号の5MHz成分Iy5MHz の二乗平均:√(Ix5MHz 2 +IIy5MHz 2 )を画像化することにより、ブラウン運動の直交する2方向の5MHz成分を平均化した画像が得られる。また、これらの選択帯域成分のx方向成分、y方向成分の一方のみを映像信号として画像化することにより、x方向又はy方向の屈折率勾配分布像あるいはブラウン運動分布像が得られる。なお、検出総和信号Isum =Ia +Ib +Ic +Id についても、同様にアナログ・デジタル変換器16を経て計算機17に入力し、表示装置18で画像化することにより、透過型光学顕微鏡で得られる試料Sの透過像と類似の画像が得られる。
ところで、図1の原理は、本発明の走査型レーザ顕微鏡を透過型で構成する場合の原理であったが、簡単な変形で本発明の走査型レーザ顕微鏡を反射型に構成することができる。その原理を図5に示す。図1の場合に対して、物体Tの透過側に平面鏡20が密着される点が大きな相違である。すなわち、偏光ビームスプリッター22と4分の1波長板21を透過して対物レンズ1に入射したレーザ光4は対物レンズ1の焦点面上の物体Tに集光する。レーザ光4は一旦集光して透過後、平面鏡20で反射されてその集光位置の空間的屈折率勾配に応じて偏った発散光5’として対物レンズ1に反対側から入射し、4分の1波長板21を通ることにより偏光面が90°回転され、今度は偏光ビームスプリッター22で反射され、4分割フォトダイオード3に入射する。4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dには、物体Tが存在しな場合には均等に反射光が入射するが、発散光5’は屈折率勾配に応じて何れかの方向に偏っているため、最も偏りの大きいフォトダイオードに最大の光強度で入射する。したがって、図1の場合と同様に、屈折率の空間不均一性や熱運動を検出しながら、焦点面にある試料を走査することにより、それらの物理量の画像化が可能になる。
図6は、図5の原理に基づく本発明の反射型の走査型レーザ顕微鏡の1実施例の構成を示す図である。図3の構成と異なる部分のみを説明する。なお、オペアンプ13以降と、図4の構成は同じで、図示は省いてある。この場合、4分割フォトダイオード3へ至る光は、レーザ光源6とダイクロイックミラー7の間に分岐光路として設けられ、レーザ光源6とダイクロイックミラー7の間のダイクロイックミラー7側に4分の1波長板21が、レーザ光源6側に偏光ビームスプリッター22が配置され、偏光ビームスプリッター22で反射した光路中の対物レンズ1の焦点と共役な位置にピンホール23が配置され、その透過側に4分割フォトダイオード3が配置されている。
この場合、焦点合わせと観察域の選択は図3の場合と同様に行われる。そして、レーザ光源6からのレーザ光は、偏光ビームスプリッター22、4分の1波長板21を順に透過後、ダイクロイックミラー7で反射され、対物レンズ1で焦点合わせした試料Sに集光される。同時に、計算機17からピエゾ素子9へ走査ステージ8の主走査信号VX と副走査信号VY を送り、試料Sの載った走査ステージ8の選択域全面をxy走査させると、試料S透過後、平面鏡20で反射されて偏った発散光となって対物レンズ1を反対側から通り、ダイクロイックミラー7、4分の1波長板21、偏光ビームスプリッター22、ピンホール23を順に経た光は、4分割フォトダイオード3に入射し、4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dからそれぞれ走査位置の屈折率勾配とブラウン運動の情報を含む信号Ia ,Ib ,Ic ,Id が検出され、その信号がオペアンプ13に入力される。以後の動作は、図3、図4の場合と同様である。この場合も、図3、図4の場合と同様に、試料Sの屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像を画像化することができる。
ところで、以上の実施例の本発明の走査型レーザ顕微鏡は、透過型、反射型何れも試料Sの2次元走査は、集光ビームを試料Sに対して移動させるのではなく、集光ビームを固定し、試料Sを載置した試料台(走査ステージ8)を移動させるものであった。この場合は走査時間が長く必要である。高速掃引(走査)を可能にするため、試料Sを固定し、集光ビームを移動させるようにすることが望ましい。そのための基本構成を図7に示す。
図7(a)は、本発明の透過型の走査型レーザ顕微鏡を集光ビームを走査するようにする場合であり、対物レンズ1に対して4分割フォトダイオード3と共役な入射側光路位置にx方向、y方向にレーザ光4を偏向するxy方向走査用ガルバノミラー25を配置する。このような配置にすると、xy方向走査用ガルバノミラー25の偏向角(集光位置)に依存せずに、試料Sの集光位置の屈折率勾配に応じた分布のレーザ光4が4分割フォトダイオード3に入射するようになる。したがって、試料台を固定して図3の場合と同様の試料Sの屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像を画像化することができる。なお、この場合には、計算機17から出力される主走査信号(x方向走査信号)VX と副走査信号(y方向走査信号)VY は、xy方向走査用ガルバノミラー25のドライバーに入力される。
図7(b)は、本発明の反射型の走査型レーザ顕微鏡を集光ビームを走査するようにする場合であり、偏光ビームスプリッター22と4分割フォトダイオード3の間の光路上に、集光レンズ26を配置し、対物レンズ1、平面鏡20(試料Sの透過側に配置される。)、集光レンズ26からなる光学系に対して、4分割フォトダイオード3と共役な入射側光路位置にx方向、y方向にレーザ光4を偏向するxy方向走査用ガルバノミラー25を配置する。このような配置にすると、図7(a)の場合と同様に、xy方向走査用ガルバノミラー25の偏向角(集光位置)に依存せずに、試料Sの集光位置の屈折率勾配に応じた分布のレーザ光4が4分割フォトダイオード3に入射するようになり、試料台を固定して図6の場合と同様の試料Sの屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像を画像化することができる。この場合も、計算機17から出力される主走査信号(x方向走査信号)VX と副走査信号(y方向走査信号)VY は、xy方向走査用ガルバノミラー25のドライバーに入力される。
図8と図9に、図7のような試料Sを固定しxy方向走査用ガルバノミラー25で集光ビームを偏向走査させるそれぞれ透過型と反射型の走査型レーザ顕微鏡の実施例を説明する。
図8は、図3の透過型に対応する実施例であり、図3の構成と異なる部分のみを説明する。なお、バンドパスフィルター・ローパスフィルター群14x、14y、増幅器群15x、15y以降の構成は図3の実施例は同じである。この場合、対物レンズ1は無限遠結像型のものを用いており、レーザ光源6からダイクロイックミラー7に至る光路中にxy方向走査用ガルバノミラー25が配置されており、固定された試料Sの透過側に配置される4分割フォトダイオード3は、対物レンズ1に対してxy方向走査用ガルバノミラー25と共役な位置に配置されている。
この場合、試料Sの反射像は対物レンズ1とハーフミラー11の観察側に配置された結像レンズ27とを通してCCDカメラ12の撮像面上に結像され、対物レンズ1を光軸方向(z方向)に位置調節することで焦点合わが行われる。そして、レーザ光源6からのレーザ光はxy方向走査用ガルバノミラー25で反射され、ダイクロイックミラー7で反射され、対物レンズ1で焦点合わせした試料Sに集光される。同時に、計算機17からxy方向走査用ガルバノミラー25のドライバーへ主走査信号VX と副走査信号VY を送り、xy方向走査用ガルバノミラー25で反射され、試料Sに集光される光をx方向とy方向へ走査させると、試料Sの各走査点を通った発散光は4分割フォトダイオード3に入射し、4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dからそれぞれ走査位置の屈折率勾配とブラウン運動の情報を含む信号Ia ,Ib ,Ic ,Id が検出され、その信号がオペアンプ13に入力される。以後の動作は、図3、図4の場合と同様である。この場合も、図3、図4の場合と同様に、試料Sの屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像を画像化することができる。しかも、図3の試料Sを移動させて走査する場合に比べてより高速に走査することができる。
図9は、図6の反射型に対応する実施例であり、図6の構成と異なる部分のみを説明する。なお、なお、オペアンプ13以降の構成は図6の実施例は同じである。この場合、対物レンズ1は無限遠結像型のものを用いており、レーザ光源6から偏光ビームスプリッター22に至る光路中にxy方向走査用ガルバノミラー25が配置されており、また、偏光ビームスプリッター22で反射された光路中のピンホール23より前に集光レンズ26が配置されている。そして、ピンホール23の後に配置される4分割フォトダイオード3は、ダイクロイックミラー7、対物レンズ1、平面鏡20(試料Sの透過側に配置される。)、ダイクロイックミラー7、偏光ビームスプリッター22、集光レンズ26からなる光学系に対して、共役な位置に配置されている。
この場合、図8と同様、試料Sの反射像は対物レンズ1とハーフミラー11の観察側に配置された結像レンズ27とを通してCCDカメラ12の撮像面上に結像され、対物レンズ1を光軸方向(z方向)に位置調節することで焦点合わが行われる。そして、レーザ光源6からのレーザ光はxy方向走査用ガルバノミラー25で反射され、偏光ビームスプリッター22、4分の1波長板21を順に透過後、ダイクロイックミラー7で反射され、対物レンズ1で焦点合わせした試料Sに集光される。同時に、計算機17からxy方向走査用ガルバノミラー25のドライバーへ主走査信号VX と副走査信号VY を送り、xy方向走査用ガルバノミラー25で反射され、試料Sに集光される光をx方向とy方向へ走査させると、試料S透過後、平面鏡20で反射されて偏った発散光となって対物レンズ1を反対側から通り、ダイクロイックミラー7、4分の1波長板21、偏光ビームスプリッター22、集光レンズ26、ピンホール23を順に経た光は、4分割フォトダイオード3に入射し、4分割フォトダイオード3の各フォトダイオードa,b,c,dからそれぞれ走査位置の屈折率勾配とブラウン運動の情報を含む信号Ia ,Ib ,Ic ,Id が検出され、その信号がオペアンプ13に入力される。以後の動作は、図3、図4の場合と同様である。この場合も、図6の場合と同様に、試料Sの屈折率勾配分布像や選択した帯域のブラウン運動の分布像を画像化することができる。しかも、図6の試料Sを移動させて走査する場合に比べてより高速に走査することができる。
以上、本発明の走査型レーザ顕微法及び走査型レーザ顕微鏡をその原理と実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。例えば、光ビーム位置検出器として用いた4分割フォトダイオードの代わりに、光ビーム中心位置を検出する各種の半導体素子あるいはCCD等を用いることができる。なお、本発明の走査型レーザ顕微鏡による屈折率勾配分布像の観察の際、透過型の場合は幾何学的な凹凸、例えばガラス表面の凹凸も観察することができる。また、反射型の場合も幾何学的な凹凸、例えば金属表面の凹凸も観察することができる。
本発明の走査型レーザ顕微鏡の原理を説明するための図である。 光ビーム位置検出器としての4分割フォトダイオードの正面図である。 本発明の透過型の走査型レーザ顕微鏡の1実施例の構成を示す図である。 本発明の走査型レーザ顕微鏡の画像化のための構成と走査信号発生のための構成とを説明するための図である。 本発明の走査型レーザ顕微鏡を反射型に構成する場合の原理を説明するための図である。 図5の原理に基づく本発明の反射型の走査型レーザ顕微鏡の1実施例の構成を示す図である。 試料を固定し集光ビームを移動させるための基本構成を示す図である。 試料を固定し集光ビームを偏向走査させる透過型の走査型レーザ顕微鏡の実施例の構成を示す図である。 試料を固定し集光ビームを偏向走査させる反射型の走査型レーザ顕微鏡の実施例の構成を示す図である。
符号の説明
T…物体
S…試料
a,b,c,d…フォトダイオード
1…対物レンズ
2…焦点面
3…4分割フォトダイオード
4…レーザ光
5…発散光(物体なし)
5’…発散光(物体あり)
6…レーザ光源
7…ダイクロイックミラー
8…走査ステージ
9…ピエゾ素子
10…白色光源
11…ハーフミラー
12…CCDカメラ
13…オペアンプ
14x、14y…バンドパスフィルター・ローパスフィルター群
15x、15y…増幅器群
16…アナログ・デジタル変換器
17…計算機
18…表示装置
19x、19y…デジタル・アナログ変換器
20…平面鏡
21…4分の1波長板
22…偏光ビームスプリッター
23…ピンホール
25…xy方向走査用ガルバノミラー
26…集光レンズ
27…結像レンズ

Claims (9)

  1. 試料上に集束光を照射し、その試料の透過側に離間して配置した光ビーム位置検出器により、試料を透過した光束の中心位置を表す信号を検出して、その信号から映像信号を得ると共に、前記試料に対して前記集束光を相対的に2次元走査させ、その走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化することを特徴とする走査型レーザ顕微法。
  2. 試料の裏面に平面鏡を配置し、試料の表面から試料上に集束光を照射し、その試料の表面の反射側に離間して配置した光ビーム位置検出器により、試料を透過し前記平面鏡で反射され再び試料を透過した光束の中心位置を表す信号を検出して、その信号から映像信号を得ると共に、前記試料に対して前記集束光を相対的に2次元走査させ、その走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化することを特徴とする走査型レーザ顕微法。
  3. レーザ光源からのレーザ光を試料載置台上に載置された試料に集束させる対物レンズと、試料の透過側であって試料から離間した位置に配置され、前記試料を透過したレーザ光を受けてその光束の中心位置を表す信号を出す光ビーム位置検出器と、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号から映像信号を出す映像信号発生手段と、前記試料に対して集束光を相対的に2次元走査させる走査手段と、前記走査手段を駆動する走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化して表示する表示手段とを備えていることを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  4. レーザ光源からのレーザ光を試料載置台上に載置された試料に集束させると共に、試料を透過し試料の裏面に配置された平面鏡で反射され再び試料を透過した光束を反対側に導く対物レンズと、前記対物レンズの試料と反対側の光路中に配置され試料から戻った光束を分離する分離手段で分離された光路中に配置され、前記試料から戻った光束を受けてその光束の中心位置を表す信号を出す光ビーム位置検出器と、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号から映像信号を出す映像信号発生手段と、前記試料に対して集束光を相対的に2次元走査させる走査手段と、前記走査手段を駆動する走査信号と前記映像信号に基づいて前記試料の屈折率勾配分布像又はブラウン運動分布像を画像化して表示する表示手段とを備えていることを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  5. 前記走査手段が、前記試料載置台を試料面に沿って2次元走査させる試料載置台走査手段からなることを特徴とする請求項3又は4記載の走査型レーザ顕微鏡。
  6. 前記走査手段が、前記対物レンズに入射するレーザ光の角度を2次元走査させる2次元光偏向手段からなることを特徴とする請求項3又は4記載の走査型レーザ顕微鏡。
  7. 前記2次元光偏向手段は、前記光ビーム位置検出器と光学的に共役な位置に配置されていることを特徴とする請求項6記載の走査型レーザ顕微鏡。
  8. 前記映像信号発生手段が、前記光ビーム位置検出器から出力された光束の中心位置を表す信号の周波数成分を分割し、その直流成分又は特定の周波数帯成分に基づいて映像信号を出すように構成されていることを特徴とする請求項3から7の何れか1項記載の走査型レーザ顕微鏡。
  9. 前記光ビーム位置検出器が4分割フォトダイオードからなることを特徴とする請求項3から8の何れか1項記載の走査型レーザ顕微鏡。
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