JP2006118278A - 車両用開閉部材の自動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車内乗員へのブザー音の影響を抑制すると共に、車外の開閉部材の回りの人に確実に開閉ブザーの開作動を知らせ、安全に車両用開閉部材の自動開閉を可能とした車両用開閉部材の自動開閉装置を提供することにある。
【解決手段】 車両の開口部2に装備された開閉部材3と、開閉部材3を駆動し少なくとも開作動させる駆動手段9と、車内に取り付けられ開閉部材3の開作動に伴い鳴動するブザー47と、開閉部材の開作動時に該開閉部材が所定開度に達すると所定時間一時停止させるよう駆動手段9を制御すると共に、開閉部材3が一時停止後に再開作動するときにブザー47を駆動する制御手段35とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に装備される車両用開閉部材の自動開閉装置、特に、開閉部材が開閉時中において車内に装着したブザーを吹鳴するようにした車両用開閉部材の自動開閉装置に関する。
車両にはドア、サンルーフ、テールゲート等の開閉部材が車両の開口部に開閉自在に装着される。例えば、ワゴン車やワンボックス車等では、車両の後部にテールゲートを設けて車両後方開口からの荷物の積み下ろし等を容易に行い得るようにしている。
ところで、このようなテールゲートは比較的大きな開口部を開閉できるように比較的大きく形成され、その分開閉が重くなりがちである。特に、女性や子供などでは開閉動作を自在に行うことが困難な場合があり、特に、坂道では自重によりさらに開閉が重くなったり、逆に、自重により開閉が軽くなりすぎて急に開閉作動するなどの問題があった。更に、テールゲートは比較的大きな開口部を得ることができる反面、その分大きく、そのドア開閉時に外部障害物との干渉を防ぐだけのスペースを確保してドア開閉を行う必要もある。
そこで、女性や子供でも容易に開閉できるようにテールゲートの自動開閉装置を搭載した車両が増加する傾向にある。
ところで、開閉部材であるテールゲートを開操作する場合、テールゲートの近くの人にドアの開閉を知らせて、ドアとの干渉を未然に防ぐことが望ましい。そこで、特開平5−280250号(特許文献1)には、ブザーを車両の室内側或いは車外側に装着し、テールゲートの開閉条件成立と共にブザーの鳴動を開始し、操作者にテールゲートの開成作動又は閉成作動を報知する技術が開示されている。
特開平5−280250号公報
通常、ブザーは、雨や泥等の影響を受けないよう、特許文献1のように車室内に取り付けることが多い。
しかしながら、ブザーを車室内に取り付けた場合、テールゲートの全閉時には車外に聞こえ辛く、車外へ聞こえ易くしようとすると、ブザー音量を十分に大きくする必要がある。背反として、車内乗員にとっては過度に大きなブザー音がうるさく、煩わしくなり、商品性の低下を招いてしまう。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、車内乗員へのブザー音の影響を抑制すると共に、車外の開閉部材の回りの人に確実に開閉ブザーの開作動を知らせ、安全に車両用開閉部材の自動開閉を可能とした車両用開閉部材の自動開閉装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の車両用開閉部材の自動開閉装置は、制御手段により、上記開閉部材の開作動時にその開閉部材が所定開度に達すると所定時間一時停止させるよう駆動手段を制御し、更に開閉部材が一時停止後に再度開作動するときに、上記ブザーを駆動することを特徴とする。
請求項2記載の車両用開閉部材の自動開閉装置は、請求項1記載の車両用開閉部材の自動開閉装置において、開閉部材はその上端部を車両の開口形成部材の上部に揺動可能に枢着されたテールゲートであり、ブザーはテールゲートの内壁部材に取り付けられ、開閉部材の一時停止位置は、テールゲート上のブザーがその吹鳴音を車外に直接放出できるだけ開口形成部材の下部より開閉部材の下部が車外方向に離隔した位置として設定されることを特徴とする。
請求項1記載の車両用開閉部材の自動開閉装置によれば、開閉部材が全閉位置より所定量離れた一時停止位置に停止し、再度開作動に移る直前にブザーが駆動して吹鳴音を車外に放出するので、比較的小さなブザー吹鳴音でも車両の開口形成部材と開閉部材との間の隙間より車外に放出されることとなり、車内乗員に対してブザー音が煩わしくなることを防ぎ、十分に開閉部材の周囲の人に開閉部材の開閉を知らせることができる。また、開閉部材を所定開度で一時停止させているので、テールゲート周辺にいる人に対して、開閉部材の開作動を促すことができ、安全性をより一層向上させることができる。
請求項2記載の車両用開閉部材の自動開閉装置によれば、より的確な状態でブザーの吹鳴音を車外に直接放出できる。
図1にはこの発明の一実施形態としての車両用開閉部材の自動開閉装置Mが設けられた車両を示す。
車両1はワゴン車であり、その車体後部に略矩形の後方開口2が形成され、後方開口2は開閉部材としてのテールゲート3によって開閉される。ここで、後方開口2は左右両側縁を成す左右後部ピラー4、5と、後方開口2の上下開口縁を成すルーフエンドピラ6及びテールエンドパネル7とで形成される。開閉部材としてのテールゲート3はその上端部の左右2ヶ所をルーフエンドピラ6に一対のヒンジ8、8を介して枢着され、後述の開閉駆動部9によって、回動端となる下端部が全閉位置B1と全開位置B2との間の開閉域Eで上下に揺動し、しかも、後述のように、一時停止位置B3にも一時的に停止可能なように配備される。
自動開閉装置Mは一方の左後部ピラー4の下方に位置するサイドインナパネル11(図2参照)に開閉駆動部9を装着している。図2に示すように、開閉駆動部9は、電動モータ12と、その電動モータ12の回転を減速させるウオームギヤ式の減速機構13と、減速機構13と同軸的に配備される電磁クラッチ14と、電磁クラッチ14のクラッチ回転軸25の一端のピニオンギヤ26に噛合う扇形ギヤ27を備えた揺動ギヤ列17と、揺動ギヤ列17の出力軸16に一体結合されると共にテールゲート3を開閉操作するリンク系の一つであるアーム15とを備え、これらは駆動部ケーシング18に取り付けられている。
電動モータ12は駆動部ケーシング18にブラケット19を介し固着され、モータ軸21の突き出し端は軸受け22を介し駆動部ケーシング18に枢着される。この電動モータ12は後述のテールゲートコントローラ(以後、単にテールゲートECUと記す)35の制御指示をモータ駆動回路121で受け、正逆回転できる。また、図5に示すように、電動モータ12はモータ駆動回路121を介して電源回路30に接続される。
モータ軸21と一体のウオーム23はホイールギヤ24に噛合っている。ホイールギヤ24は電磁クラッチ14に接続される。この電磁クラッチ14は駆動部ケーシング18に枢支されたクラッチ回転軸25を備え、これにホイールギヤ24の中央側の不図示の摺接部を枢支し、しかも不図示の摺接部に対向する位置にクラッチロータ141がクラッチ回転軸25と一体回転可能にスプライン結合された状態で対設されている。電磁クラッチ14は不図示の電磁コイルを備え、その電磁コイルが発生する電磁力のオン、オフでクラッチロータ141がホイールギヤ24の摺接部と接離し、回転力を断続可能に伝達できる。この電磁クラッチ14はクラッチ駆動回路141を介して電源回路30に接続される。ここで、クラッチ駆動回路141はテールゲートECU35からの断接指令を受け、電磁クラッチ14を断接切り換え操作する。
なお、クラッチ回転軸25の一端側のピニオンギヤ26よりさらに軸端側の部位には一対の磁石片321、322を固着したロータ32が設けられる。ロータ32上の一対の磁石片321、322の回転軌跡の外側近傍には2つのホールIC33、34が対設され、これらが後述の開閉位置検出手段A2を形成する。ここで、ホールIC33、34とは磁界の変化を電圧に変換するセンサである。2つのホールIC33、34はそれぞれ磁石が回転して磁界が変化する度に位相が90度ずれたパルス信号P1、P2(図4(a)、(b)参照)を後述のテールゲートECU35に出力するように形成されている。ここで、パルス信号P1の立ち上がり時のパルス信号P2がHiではテールゲート開時を判定でき、Loでは閉時を判定でき、これらが後述の開閉方向検出手段A3を形成している。
クラッチ回転軸25のピニオンギヤ26と噛合う扇形ギヤ27は駆動部ケーシング18に不図示の軸受けを介し枢着される出力軸16の一端に一体結合される。出力軸16の他端は駆動部ケーシング18より突き出し、アーム15を一体結合する。アーム15の揺動端はボールジョイン29を介しプッシュロッド28の下端に連結される。プッシュロッド28の上端はテールゲート3の側端側で一対のヒンジ8、8のヒンジ中心線L1より所定量離れた位置にボールジョイント31を介して連結される。
このような開閉駆動部9は、電動モータ12の回転力をホイールギヤ24、電磁クラッチ14、ピニオンギヤ26を介して扇形ギヤ27に伝え、扇形ギヤ27とアーム15の揺動運動をアーム15の揺動によりプッシュロッド28を介しテールゲート3に伝え、テールゲート3をヒンジ中心線L1回りに揺動させ、後方開口2を開閉駆動するようにしている。即ち、電動モータ12が一方に回転すると、アーム15は基準位置D1より上方に揺動し、他方に回転すると、アーム15は上端位置D2より下方に揺動でき、その途中の一時停止位置D3でも一時停止できる。このようにアーム15が基準位置D1と上端位置D2との間の駆動域deで揺動することで、テールゲート3がロック位置B1と一時停止位置B3の初期開閉域E1及び一時停止位置B3と全開位置B2との間の主開閉域E2で上下に揺動できる。なお、図1中、符号10はガススプリングを示す。
図5に示すように、テールゲート3の回動端中央にはラッチユニット36が配備される。ラッチユニット36はテールゲート3が全閉位置B1の手前の全閉直前位置B1’に達した際にオフするラッチスイッチ(以後単位にラッチSWと記す)37を備える。ここで、テールゲートECU35はラッチSW37のオフ信号でラッチモータ38を引き込み方向に回転させる。この際、ラッチモータ38に連結された不図示のラッチが対向しているストライカ39(図1参照)に噛合い作動し、テールゲート3を全閉位置B1に引き込みロックする。なお、テールゲート3が全閉位置B1に引き込み保持されると、フルラッチスイッチ(以後単にフルラッチSWと記す)51が切り換え作動し、テールゲートECU35にオン信号を出力する。フルラッチSW51がオンされることでラッチモータ38が停止される。
次に、テールゲートECU35はラッチ開放指令を受けると、ラッチモータ38を解除方向に回転させ、ラッチモータ38に連結された不図示のラッチを解除作動してストライカ39より離脱させる。これにより、ラッチSW37がオンし、電動モータ12が開方向へ駆動してテールゲート3を開放作動する。
テールゲート3の内壁を成すインナパネルの一部にはブザー47が取り付けられる。ブザー47の吹鳴音を発する本体前部はインナパネル及びドアトリムに設けられた不図示の取り付け穴より車内側に突出すように装着され、吹鳴音をテールゲート3の開放時に確実に車内及び車外に放出できるように取り付けられる。なお、ブザー47の不図示の配線はゲート内のその他の装備品の配線と共に束ねられ、テールゲートの上端よりルーフ側にテールゲートハーネスとして引き込まれ、テールゲートECU35に操作される駆動回路471を介して電源回路30に接続されている。
テールゲート3の中央のテールゲートハンドル45にはハンドルの作動時にオンするゲートハンドルスイッチ(以後単にゲートハンドルSWと記す)46が配備され、その操作を検知してオン信号をテールゲートECU35に出力できる。
車両用開閉部材の自動開閉装置Mの制御ユニットであるテールゲートECU35は車載装備装置の操作制御を行う車載備品コントローラ(以後、単に備品操作ECUと記す)43と信号回線で接続されている。
テールゲートECU35及び備品操作ECU43は共にマイクロプロセッサ(以下CPUとする)を備えており、このCPUには、ROM、RAM、タイマおよびI/Oポートが接続されている。ROMには後述の自動開閉制御処理やテールゲート挟み込み解除制御処理用の制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されており、RAMはCPUで演算処理したデータを一時的に格納することができるようになっている。テールゲートECU35のI/Oポートには、2つのホールIC33、34と、ゲートクローズSW41と、フルラッチSW51と、ラッチSW37とより検出信号が入力され、適時に電動モータ12、電磁クラッチ14の各駆動回路121,141、ラッチモータ38、テールゲート3内に取り付けられたブザー47の駆動回路471に駆動信号が出力される。
また、備品操作ECU43のI/Oポートには、キーレス・トランスミッターSW48からの開閉指令信号so、scを受信する受信部481とドライバードアのドアロックスイッチ(以後単にドアロックSWと記す)49と車両の速度センサ52とより検出信号が入力される。
図3に示すように、テールゲートECU35は自動開閉制御手段A1と、開閉位置検出手段A2と、開閉方向検出手段A3としての各機能を備える。
自動開閉制御手段A1は、開放指令及び閉鎖指令に応じて駆動回路121を介し電動モータ12を制御し、ラッチモータ38を駆動制御し、駆動回路142を介し電磁クラッチ14を制御し、テールゲート3の開放及び閉鎖の自動開閉制御を行う。特に、図6の電動モータ駆動モードに示すように、テールゲート3の開作動時にそのテールゲートが一時停止位置B3に達すると所定時間Tαだけ一時停止させた後で再度開作動させると共に、再度の開作動直前(図6の符号tb参照)にブザー47の駆動を開始する。しかも、開放指令及び閉鎖指令に代えてテールゲートハンドル45の作動時にゲートハンドルSW46のオン入力を受けると手動操作時と見做し電磁クラッチ14を断に保持するクラッチ切り換え制御をも行う。
次に、開閉位置検出手段A2は、テールゲート3の開閉位置を検出する。具体的には、一方のホールIC33のパルス信号P1(図4(a)、(b)参照)をカウントし、全閉位置B1のカウント値をゼロとしてカウント値を順次積算してテールゲート3の開閉位置を検出する。
開閉方向検出手段A3は2つのホールIC33、34のパルス信号P1、P2(図4(a)、(b)参照)を受け、パルス信号P1の立ち上がり時のパルス信号P2がHiではテールゲート開時を判定し、Loでは閉時を判定する。
次に、このような構造の車両用開閉部材の自動開閉装置Mの作動をテールゲートECU35が行う制御に沿って説明する。テールゲートECU35は不図示のメインルーチンの途中で、テールゲート開放駆動ルーチンを図7に示すように実行し、さらに、不図示のテールゲート閉鎖駆動ルーチンを実行する。
具体的には、図7に示すステップs1で、テールゲート3が全閉状態か否か判断し、全閉位置B1でないとこの回の制御を中止し、全閉位置B1でステップs2に進み、開放指令を待つ。
開放指令を受けると、すなわち、運転者等により、キーレス・トランスミッターSW48からの開指令信号so(図6参照)を備品操作ECU43を介し受信すると、テールゲートECU35は、車速Vcが停車判定速度Vc0以下で、ドアロックスイッチ49がオフであると、停車時及びドア解錠時に開指令信号so(自動開閉操作指令)を受けた場合と見做し、ステップs3に進む。
ステップs3では、まず、テールゲート3を全閉位置B1より全閉直前位置B1’に移動すべくラッチユニット36のラッチモータ38を解除回転させ(図6のラッチモータの駆動モード参照)、ラッチとストライカ39との係合を解除させ電磁クラッチの接合処理が次いで行われる。
テールゲート3が全閉直前位置B1’に達すると、次いで、ラッチSW37がオンし、ラッチモータ38を止め、電動モータ12が開方向に回転駆動されてテールゲート3が開放作動する。
ステップs4に達すると、ここでは、初期開閉域E1側でパルス信号の一方P1がカウントされており、テールゲート3が一時停止位置B3に達したか否かをカウント値より判断し、一時停止位置B3に達したと判断すると(図6のB3位置参照)、ステップs5に達して電動モータ12を、すなわち、テールゲートを一時停止させる。次いで、ステップs6ではブザー47の吹鳴を開始させる。
このとき、一時停止位置B3に達しているテールゲート3は、その内壁面にブザーの本体前部を突き出し状態で取り付けており、しかも、テールゲート3の内壁面と開口形成部材の縁部とが所定量離れている状態を確保していることより、ブザー47からの吹鳴音は直接、車外側に放出され、テールゲートの周りの人に十分に聞き取れ、テールゲートの開放作動を確実に知らしめることができる。さらに、車内の乗員はブザー47からの吹鳴音が車外に放出されることで過度に大きな吹鳴音を受けることがなく、煩わしさを感じることもない。
この直後の所定時間Tαの経過時にステップs7に達すると、テールゲート3の再度の開放駆動に入る。ここでは、主開閉域E2側でパルス信号の一方P1がカウントされ、ステップs8で全開位置B2をカウントしたか否かを判断し、判断すると、ステップs9に進む。
ステップs9では、電動モータ12の駆動、ブザー47の駆動、電磁クラッチ14の駆動を止める。このとき、全開位置B2のテールゲート3の自重による降下は開閉駆動部9のウオーム減速機構13の逆転防止機能とガスストッパー10の働きで、確実に防止される。
この後、キーレス・トランスミッターSW48からの閉指令信号scを備品操作ECU43を介して受信したECU43は、不図示のテールゲート閉鎖駆動ルーチンを図6のテールゲート閉鎖駆動モードに沿って実行する。すなわち、閉指令信号scに応じてクラッチが接合され、モータが閉方向に回転駆動し、ブザー47が駆動する。閉鎖方向の作動では主開閉域E2及び初期開閉域E1を加算したに相当するパルス信号の一方P1がカウントされ、全閉直前位置B1’をカウントすると、電磁クラッチ14が断たれ、電動モータ12が停止し、ブザー47が停止し、次いで、テールゲート3上のラッチスイッチ37がオフし、ラッチモータ38が巻き込み方向に回転し、不図示のラッチがストライカ39に噛合い、テールゲート3が全閉位置B1に引き込みロックされ、フルラッチSW51がオン信号を出力し、ドア閉操作が確認され、ラッチモータ38が停止される。
なお、ここでは、ブザー47が全閉直前位置B1’まで吹鳴作動するとしたが、これに代えて、図6に2点差線で示すように、閉鎖方向作動時にもテールゲート3が一時停止位置B3に達した時点でブザー47の吹鳴作動を停止するようにしてもよい。
このように、図1の車両用開閉部材の自動開閉装置Mは、テールゲートが全閉位置B1より所定量(初期開閉域E1相当の間隔)離れた一時停止位置B3に停止し、再度開作動に移る直前にブザー47が駆動して吹鳴音をテールゲート3と開口形成部材の縁部とが所定量離れている状態において直接、車外側に放出しているので、比較的小さなブザー吹鳴音でも十分にテールゲートの周囲の人にテールゲートの開閉を知らせることができ、吹鳴音が車外に放出されることで車内の乗員が過度に大きな吹鳴音を受けることがなく、しかも車内にブザーを単に取り付けた場合のようにブザー音を過度に大きくする必要も無く、車室内の乗員が大きなブザーの音に煩わしくなることを確実に防止できる。
さらに、一時停止位置B3は、その設定にあたり、テールゲート3上のブザー47がその吹鳴音を車外に直接放出できるだけ開口形成部材の下部よりテールゲートの下部が車外方向(後方向)に離隔した位置としたので、テールゲートが一時停止位置B3に達した後でブザーの駆動が開始することとなり、この際、ブザー47の音量を比較的小さく設定しても確実にバックドアの周囲の人にドア開閉を知らせることができ、この点で、ブザー音を過度に大きくする必要が無く、車室内の乗員が大きなブザーの音に煩わしくなることを防止できる。
本発明の一実施形態としての車両用開閉部材の自動開閉装置が適用されたワゴン車の後部車体の要部切欠斜視図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置で用いる開閉駆動部の要部正面図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置で用いるテールゲートECUの機能ブロック図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置で用いるホールICの出力パルスの説明図で、(a)はテールゲートの開時における1対のパルスの相対位相変化特性を、(b)はテールゲートの閉時における1対のパルスの相対位相変化特性を示す波形図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置の制御系の概略構成図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置の各構成部材の制御モード特性線図である。 図1の車両用開閉部材の自動開閉装置が行うテールゲート開放駆動ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 後方開口(開口部)
3 テールゲート(開閉部材)
9 開閉駆動部
12 モータ
33,34 ホールIC
35 テールゲートECU
43 備品操作ECU
47 ブザー
A1 自動開閉制御手段
A2 開閉位置検出手段
A3 開閉方向検出手段
B1 全閉位置
B1’ 全閉直前位置
B2 全開位置
B3 一時停止位置
M 車両用開閉部材の自動開閉装置

Claims (2)

  1. 車両の開口部に装備された開閉部材と、
    上記開閉部材を駆動し少なくとも開作動させる駆動手段と、
    車内に取り付けられ上記開閉部材の開作動に伴い鳴動するブザーと、
    上記開閉部材の開作動時に該開閉部材が所定開度に達すると所定時間一時停止させるよう上記駆動手段を制御すると共に、上記開閉部材が一時停止後に再開作動するときに上記ブザーを駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする車両用開閉部材の自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用開閉部材の自動開閉装置において、
    上記開閉部材はその上端部を上記車両の開口形成部材の上部に揺動可能に枢着されたテールゲートであり、
    上記ブザーは上記テールゲートの内壁部材に取り付けられ、
    上記所定開度は、上記テールゲート上のブザーがその吹鳴音を車外に直接放出できるだけ開口形成部材の下部より上記開閉部材の下部が車外方向に離隔した位置として設定されることを特徴とする車両用開閉部材の自動開閉装置。
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