JP2006118221A - 双方向通信のガレージオープナーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】子機と親機との間の通信距離が最大150m程度で、双方向通信を可能とし、子機からのドア開閉の指示に対してアンサーバックすると共に、ドア開閉の完了を子機に知らせることができるガレージオープナーシステムを提供する。
【解決手段】 通信方式にスペクトラム拡散方式を用い、微弱電波を用いて子機10′と親機10との間の双方向通信を実現し、親機10ではガレージのドア開閉装置(オープナー)へ制御信号を出力すると共に、オープナーでの状態に関する信号を子機10′に送信し、子機10′ではオープナーにドア開閉の制御信号を送信し、親機10からのオープナーの状態に関する信号を受信して表示又は音声出力するガレージオープナーシステムである。
【選択図】図1
【解決手段】 通信方式にスペクトラム拡散方式を用い、微弱電波を用いて子機10′と親機10との間の双方向通信を実現し、親機10ではガレージのドア開閉装置(オープナー)へ制御信号を出力すると共に、オープナーでの状態に関する信号を子機10′に送信し、子機10′ではオープナーにドア開閉の制御信号を送信し、親機10からのオープナーの状態に関する信号を受信して表示又は音声出力するガレージオープナーシステムである。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガレージオ−プナーシステムに係り、特に、子機からのドア開閉の指示に対してアンサーバックすると共に、ドア開閉の完了を子機に知らせることができる双方向通信のガレージオープナーシステムに関する。
従来、リモコンで操作可能なガレージオ−プナーシステムには、微弱無線を利用したものと、特定小電力を利用したものがある。
微弱無線を利用したタイプは、通信距離が最大でも20mであり、特定小電力を利用したタイプは、通信距離が最大でも100mとなっていた。
また、通常のガレージオープナーシステムでは、リモコンの子機からガレージ側に取り付けられた親機への一方向の通信となっている。
微弱無線を利用したタイプは、通信距離が最大でも20mであり、特定小電力を利用したタイプは、通信距離が最大でも100mとなっていた。
また、通常のガレージオープナーシステムでは、リモコンの子機からガレージ側に取り付けられた親機への一方向の通信となっている。
従来のガレージオープナーシステムの概要について図7〜9を参照しながら説明する。図7は、従来のガレージオープナーシステムにおいて子機と親機が1対1の関係にある概略図であり、図8は、従来のガレージオープナーシステムにおいて1つの子機に複数の親機及びドア開閉装置が対応した概略図であり、図9は、従来のガレージオープナーシステムにおいて複数台の車を駐車できる月極駐車場等のゲート等に適用され、複数の子機が1つの親機及び1つのゲートが対応した概略図である。
従来の一般的なガレージオープナーシステムは、図7に示すように、子機100′と親機100と、ガレージドアを開閉するドア開閉装置とを基本的に有している。
子機100′から親機100への通信は微弱無線又は特定小電力を用い、子機100′からのガレージドア開の指示信号を親機100が受信し、その指示信号を解析してドア開閉装置の制御部にその指示を出力する。ドア開閉装置の制御部は、その指示に従ってガレージのドアを開く。
また、子機100′からのガレージドア閉の指示信号を親機100が受信し、その指示信号を解析してドア開閉装置の制御部にその指示を出力する。ドア開閉装置の制御部は、その指示に従ってガレージのドアを閉じる。
このようにして、リモコン式のガレージオープナーシステムが動作する。
子機100′から親機100への通信は微弱無線又は特定小電力を用い、子機100′からのガレージドア開の指示信号を親機100が受信し、その指示信号を解析してドア開閉装置の制御部にその指示を出力する。ドア開閉装置の制御部は、その指示に従ってガレージのドアを開く。
また、子機100′からのガレージドア閉の指示信号を親機100が受信し、その指示信号を解析してドア開閉装置の制御部にその指示を出力する。ドア開閉装置の制御部は、その指示に従ってガレージのドアを閉じる。
このようにして、リモコン式のガレージオープナーシステムが動作する。
図8、図9の例においても、図7の例とほぼ同様の動作を行うものであるが、図8は、1つの子機100′が、複数(2つ)の親機100a,100bに対して信号を送信して2つのドア開閉装置を制御するものであり、図9は、複数の子機100′a〜100′dが1つの親機100に対して信号を送信して1つのゲート(ドア開閉装置)を制御するものである。
尚、ガレージオープナーシステムにおいて、子機と親機との間で双方向通信を行うものもある。例えば、平成10(1998)年1月13日公開の特開平10−8861号公報「ガレージ開閉システム」(出願人:シャープ株式会社、発明者:山本洋司)がある。
この先行技術は、ガレージ側の光ビーコンから絶えず信号が発信され、その信号を車両側の光ビーコン受信装置が受信し、それに対して車両側の光ビーコンから車両IDを発信して、それを受信したガレージ側がシャッター(ドア)を自動的に開閉することが記載されている(特許文献1)。
この先行技術は、ガレージ側の光ビーコンから絶えず信号が発信され、その信号を車両側の光ビーコン受信装置が受信し、それに対して車両側の光ビーコンから車両IDを発信して、それを受信したガレージ側がシャッター(ドア)を自動的に開閉することが記載されている(特許文献1)。
また、別の先行技術として、平成11(1999)年10月12日公開の特開平11−280282号公報「立体駐車場の入庫・出庫準備システム」(出願人:富士電機株式会社、発明者:川崎紀久雄他)がある。
この先行技術は、契約車が近づくと、その契約車の無線送信機からの無線情報を立体駐車場に設けた無線受信機で受信し、回転機構を動作させて入庫準備を行い、利用者の携帯する無線送信機が近づくと、その無線送信機からの無線情報を立体駐車場に設けた無線受信機で受信し、回転機構を動作させて出庫準備を行うものである(特許文献2)。
この先行技術は、契約車が近づくと、その契約車の無線送信機からの無線情報を立体駐車場に設けた無線受信機で受信し、回転機構を動作させて入庫準備を行い、利用者の携帯する無線送信機が近づくと、その無線送信機からの無線情報を立体駐車場に設けた無線受信機で受信し、回転機構を動作させて出庫準備を行うものである(特許文献2)。
また、別の先行技術として、平成8(1996)年8月27日公開の特開平8−218669号公報「開口部材の制御方法及び装置」(出願人:文化シャッター株式会社、発明者:尾登宏幸)がある。
この先行技術は、車庫内に庫内センサを、車庫外に庫外センサを設け、それらセンサによって車両を検知して、送信手段から操作者にシャッターの状態を通知してシャッターの開閉の指示を入力させて、受信手段でその指示を受信してシャッターの開閉を行うものである(特許文献3)。
この先行技術は、車庫内に庫内センサを、車庫外に庫外センサを設け、それらセンサによって車両を検知して、送信手段から操作者にシャッターの状態を通知してシャッターの開閉の指示を入力させて、受信手段でその指示を受信してシャッターの開閉を行うものである(特許文献3)。
しかしながら、上記従来のガレージオープナーシステムでは、微弱無線を用いたタイプで通信距離が最大20m、特定小電力を用いたタイプで最大100mと通信距離が短いため、ガレージドア(ドア開閉装置)の種類にもよるが、シャッター(ドア)が開くのに30秒から1分程度の時間が掛かり、運転者はガレージ前でシャッターが開くのを待つことになって、交通量の多い道路では渋滞の原因となっていた。
また、子機から親機への一方向通信であるため、子機からのドア開閉の指示が親機で確実に受信されたのか否か、更にドアの開閉が完了したのか否かを子機側では、目視によってしか判断できず、不便であるとの問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、子機と親機との間の通信距離が最大150m程度で、双方向通信を可能とし、子機からのドア開閉の指示に対してアンサーバックすると共に、ドア開閉の完了を子機に知らせることができるガレージオープナーシステムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、車両側に搭載される子機と、ガレージのドアの開閉を行う開閉装置と、開閉装置に接続する親機とを有し、子機と親機との間で無線通信により開閉装置のドア開閉を制御するガレージオープナーシステムであって、子機は、親機に開閉装置でのドア開閉の制御信号を送信すると共に、親機からの開閉装置の状態を示す信号を表示出力又は音声出力し、親機は、子機からの制御信号を開閉装置に出力すると共に、開閉装置からの当該装置の状態を示す信号を出力し、開閉装置は、制御信号に従ってドアの開閉を制御すると共に、ドア開閉の動作開始の信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力し、更にドア開閉の動作完了の信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力することを特徴とする。
本発明は、上記ガレージオープナーシステムにおいて、ドア開閉の動作において異常が発生した場合に、ドア開閉の動作を停止し、異常信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力することを特徴とする。
本発明は、上記ガレージオープナーシステムにおいて、子機は、定期的に特定信号を送信し、親機から当該特定信号への返信を受信し、当該返信を受信している間は通信圏内の表示を行い、当該返信を受信しなくなると通信圏外を表示し、親機は、特定信号を受信して子機に返信しており、特定信号を受信しなくなると子機が通信圏外となった信号を開閉装置に出力し、開閉装置は、子機が通信圏外となった信号を入力したときに、ドアが開状態である場合には当該ドアを閉じる動作を行うことを特徴とする。
本発明は、上記ガレージオープナーシステムにおいて、子機及び親機における無線機のアンテナフィルタとして、狭帯域の水晶フィルタを用い、通信方式を素ペクトラム拡散方式として、高周波の微弱電波で、子機と親機との間を双方向通信としたことを特徴とする。
本発明によれば、車両側に搭載される子機と、ガレージのドアの開閉を行う開閉装置と、開閉装置に接続する親機とを有し、子機と親機との間で無線通信により開閉装置のドア開閉を制御するガレージオープナーシステムであって、子機は、親機に開閉装置でのドア開閉の制御信号を送信すると共に、親機からの開閉装置の状態を示す信号を表示出力又は音声出力し、親機は、子機からの制御信号を開閉装置に出力すると共に、開閉装置からの当該装置の状態を示す信号を出力し、開閉装置は、制御信号に従ってドアの開閉を制御すると共に、ドア開閉の動作開始の信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力し、更にドア開閉の動作完了の信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力するものとしているので、子機ではドア開閉の開始と完了を知ることができ、操作者に対する利便性を向上させることができる効果がある。
本発明によれば、ドア開閉の動作において異常が発生した場合に、ドア開閉の動作を停止し、異常信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力する上記ガレージオープナーシステムとしているので、子機ではドア開閉の異常も知ることができ、当該異常への対応を迅速にできる効果がある。
本発明によれば、子機は、定期的に特定信号を送信し、親機から当該特定信号への返信を受信し、当該返信を受信している間は通信圏内の表示を行い、当該返信を受信しなくなると通信圏外を表示し、親機は、特定信号を受信して子機に返信しており、特定信号を受信しなくなると子機が通信圏外となった信号を開閉装置に出力し、開閉装置は、子機が通信圏外となった信号を入力したときに、ドアが開状態である場合には当該ドアを閉じる動作を行う上記ガレージオープナーシステムとしているので、子機からの定期的な特定信号により子機の圏内又は圏外を表示し、開閉装置のドアが開状態のときに子機が圏外となった場合にドアを閉状態にするものであり、子機からドアを閉じる指示を出し忘れても、ドアを自動的に閉じることができる効果がある。
本発明によれば、子機及び親機における無線機のアンテナフィルタとして、狭帯域の水晶フィルタを用い、通信方式を素ペクトラム拡散方式として、高周波の微弱電波で、子機と親機との間を双方向通信とした上記ガレージオープナーシステムとしているので、狭帯域の水晶フィルタが受信感度をよくし、従来より長い通信距離が可能となり、その通信距離において耐干渉性の高いスペクトラム拡散方式を用いることで、実用的なシステムを実現できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステムは、通信方式にSS(スペクトラム拡散:Spread Spectrum)を用い、微弱電波を用いて子機と親機との間の双方向通信を実現し、親機でガレージのドア開閉装置へ制御信号を出力すると共に、ドア開閉装置での状態に関する信号を子機に送信し、子機ではガレージのドア開閉装置にドア開閉の制御信号を送信し、親機からのドア開閉装置の状態に関する信号を受信して表示又は音声出力するものであり、運転者は子機からの指示が親機に到着したことを確認でき、更にその指示に対してドア開閉装置の状態を確認できるものである。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステムは、通信方式にSS(スペクトラム拡散:Spread Spectrum)を用い、微弱電波を用いて子機と親機との間の双方向通信を実現し、親機でガレージのドア開閉装置へ制御信号を出力すると共に、ドア開閉装置での状態に関する信号を子機に送信し、子機ではガレージのドア開閉装置にドア開閉の制御信号を送信し、親機からのドア開閉装置の状態に関する信号を受信して表示又は音声出力するものであり、運転者は子機からの指示が親機に到着したことを確認でき、更にその指示に対してドア開閉装置の状態を確認できるものである。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステムにおける子機及び親機の通信装置には、受信信号の帯域制限に数十kHzの狭帯域の水晶フィルタを用いることで、受信感度を向上させ、通信距離を最大150mにすることを可能とし、更に従来に比べて通信距離が伸びたことにより干渉を受けやすくなるため、通信方式も耐干渉性が低いASK又はFSK方式から耐干渉性が高いSS方式を採用し、従来よりも長い通信距離で双方向通信を実現している。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステムの概略構成図である。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステム(本システム)は、図1に示すように、車両に搭載されるドア開閉のリモコンとなる子機10′と、ガレージのドアの開閉を行うドア開閉装置(オープナー)50と、そのドア開閉装置50に接続する親機10とを基本的に有している。
本発明の実施の形態に係るガレージオープナーシステム(本システム)は、図1に示すように、車両に搭載されるドア開閉のリモコンとなる子機10′と、ガレージのドアの開閉を行うドア開閉装置(オープナー)50と、そのドア開閉装置50に接続する親機10とを基本的に有している。
子機10′と親機10とは対応付けられており、双方向通信には、微弱無線のSS方式を採用し、通信距離最大150m程度を実現している。
子機10′は、オープナー50の状態を表示するための表示部と、その状態を音声にて通知するスピーカと、ドアの開閉の指示を入力するための入力部とを有している。
子機10′は、オープナー50の状態を表示するための表示部と、その状態を音声にて通知するスピーカと、ドアの開閉の指示を入力するための入力部とを有している。
子機10′は、親機10に対してドア開閉の指示に関する制御信号を送信し、親機10からアンサーバックとしてドア開閉の開始・終了を示す信号を受信し、当該信号を表示データ若しくは音声データに変換して表示出力若しくは音声出力する。
また、子機10′は、親機10からドア開閉時のトラブルがあった場合には、そのトラブルに関する信号を受信し、当該信号を表示データ若しくは音声データに変換して表示出力若しくは音声出力する。
また、子機10′は、親機10からドア開閉時のトラブルがあった場合には、そのトラブルに関する信号を受信し、当該信号を表示データ若しくは音声データに変換して表示出力若しくは音声出力する。
また、子機10′は、電源オン又は特定ボタン押下すると、上記の指示の制御信号とは別に定期的に特定信号を発信している。
更に、子機10′は、親機10への定期的な特定信号の送信に対して、親機10から返信が得られる場合は、圏内の表示を行い、返信が得られない場合は、圏外の表示を行う。
子機10′からの特定信号の送信を、子機10′の電源をオンした時から特定期間(例えば、特定期間=上記定期的な期間×3のように、定期的期間より長い期間)だけに限定するか、子機10′の特定ボタンを押下して上記特定期間だけに限定するようにすれば、消費電力を抑えることができる。
更に、子機10′は、親機10への定期的な特定信号の送信に対して、親機10から返信が得られる場合は、圏内の表示を行い、返信が得られない場合は、圏外の表示を行う。
子機10′からの特定信号の送信を、子機10′の電源をオンした時から特定期間(例えば、特定期間=上記定期的な期間×3のように、定期的期間より長い期間)だけに限定するか、子機10′の特定ボタンを押下して上記特定期間だけに限定するようにすれば、消費電力を抑えることができる。
親機10は、子機10′からのドア開閉の制御信号をオープナーに出力し、オープナーからの状態を示す信号を子機10′に送信する。
尚、親機10及び子機10′の構成については後述する。
オープナー(ドア開閉装置)は、親機10からの制御信号に従ってドア(シャッター)の開閉を行うものであって、ドアの開閉状態を監視し、その状態に関する情報を親機10に出力する。
更に、親機10は、子機10′からの定期的な特定信号を受信し、子機10′に返信する。親機10は、特定信号を上記特定期間(定期的期間より長い期間)で受信しなければ、オープナー50に子機10′が圏外であるか子機10′の電源がオフになっている旨の信号を出力する。
尚、オープナーの構成及び処理動作については後述する。
尚、親機10及び子機10′の構成については後述する。
オープナー(ドア開閉装置)は、親機10からの制御信号に従ってドア(シャッター)の開閉を行うものであって、ドアの開閉状態を監視し、その状態に関する情報を親機10に出力する。
更に、親機10は、子機10′からの定期的な特定信号を受信し、子機10′に返信する。親機10は、特定信号を上記特定期間(定期的期間より長い期間)で受信しなければ、オープナー50に子機10′が圏外であるか子機10′の電源がオフになっている旨の信号を出力する。
尚、オープナーの構成及び処理動作については後述する。
次に、子機及び親機を構成する高周波無線機の概略について図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る高周波無線機の概略構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る高周波無線機(本機)は、図2に示すように、無線部1と、信号処理部2と、アンテナ部3と、情報処理部4とを基本的に有している。
本発明の実施の形態に係る高周波無線機(本機)は、図2に示すように、無線部1と、信号処理部2と、アンテナ部3と、情報処理部4とを基本的に有している。
本システムの高周波無線機の各部を説明する。
無線部1は、アンテナ部3から取り込まれた信号を増幅し、帯域制限してIF(中間周波数:Intermediate Frequency)周波数帯にダウンコンバートし、更に信号処理部2への入力レベルに増幅する。
また、無線部1は、信号処理部2から入力された信号をRF(無線周波数:Radio Frequency)周波数帯に変換し、帯域制限して微弱無線局の電界強度レベル内で高周波増幅する。
尚、無線部1の内部の具体的構成は後述する。
無線部1は、アンテナ部3から取り込まれた信号を増幅し、帯域制限してIF(中間周波数:Intermediate Frequency)周波数帯にダウンコンバートし、更に信号処理部2への入力レベルに増幅する。
また、無線部1は、信号処理部2から入力された信号をRF(無線周波数:Radio Frequency)周波数帯に変換し、帯域制限して微弱無線局の電界強度レベル内で高周波増幅する。
尚、無線部1の内部の具体的構成は後述する。
信号処理部2は、無線部1から入力された信号をキャリア復調し、逆拡散して同期した信号を復調し、受信データの復号を行って情報処理部4に出力する。
また、信号処理部2は、情報処理部4から入力されたデータを拡散変調し、波形整形してキャリア変調し、無線部1に出力する。
尚、信号処理部2の内部の具体的構成は後述する。
また、信号処理部2は、情報処理部4から入力されたデータを拡散変調し、波形整形してキャリア変調し、無線部1に出力する。
尚、信号処理部2の内部の具体的構成は後述する。
情報処理部4は、信号処理部2で復号した受信データからIDを取得し、取得したID(相手からのID)が自己のIDと一致するか否かを判定し、一致する場合に、受信データを取り込む。また、接続するオープナー50から入力されたデータを信号処理部2に出力する。
そして、親機の情報処理部4は、信号処理部2から入力されたデータを解析して、接続するオープナー50へ当該データ内容に基づく制御信号を出力する。
例えば、本システムの親機における情報処理部4は、オープナー50にドア(シャッター)の開閉の制御を行うための制御信号を出力するものである。
また、親機の情報処理部4は、オープナー50から得られた状態を示すデータを子機10′宛に送信するために信号処理部2に出力する。
例えば、本システムの親機における情報処理部4は、オープナー50にドア(シャッター)の開閉の制御を行うための制御信号を出力するものである。
また、親機の情報処理部4は、オープナー50から得られた状態を示すデータを子機10′宛に送信するために信号処理部2に出力する。
子機の情報処理部4は、信号処理部2から入力されたデータを解析し、表示データ若しくは音声データに変換して表示部に表示出力し、若しくはスピーカに音声出力する。
また、子機の情報処理部4は、入力部から入力されたドア開閉の指示を制御データとして親機10宛に送信するために信号処理部2に出力する。
また、子機の情報処理部4は、入力部から入力されたドア開閉の指示を制御データとして親機10宛に送信するために信号処理部2に出力する。
ここで、情報処理部4は、情報処理を実行するものであるから、少なくとも制御部と記憶部を備え、プログラム実行により処理を行うものである。情報処理部4での処理内容をDSP(Digital Signal Processor)で実現してもよい。
尚、本システムにおいて、親機10がオープナーを駆動する電源で動作してその情報処理部4がオープナー50のインタフェースに接続し、子機10′がカーバッテリー若しくは電池で動作してその情報処理部4が表示部及び入力部等のユーザインタフェースに接続する点で相違する。
次に、本システムにおける無線部1の構成について図3を参照しながら説明する。図3は、無線部1の構成ブロック図である。
無線部1は、図3に示すように、バンドパスフィルタ(BPF)11と、パワーアンプ(PA)12と、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)13と、スイッチ(SW)14、スイッチ(SW)15、バンドパスフィルタ(BPF)16と、スイッチ(SW)17、発振器(Oscillator:OSC)18、受信ミキサ19、ローパスフィルタ(LPF)20と、可変利得増幅器(Automatic Gain Control Amplifier:AGC)21と、ローパスフィルタ(LPF)22と、送信ミキサ23とを基本的に有している。
無線部1は、図3に示すように、バンドパスフィルタ(BPF)11と、パワーアンプ(PA)12と、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)13と、スイッチ(SW)14、スイッチ(SW)15、バンドパスフィルタ(BPF)16と、スイッチ(SW)17、発振器(Oscillator:OSC)18、受信ミキサ19、ローパスフィルタ(LPF)20と、可変利得増幅器(Automatic Gain Control Amplifier:AGC)21と、ローパスフィルタ(LPF)22と、送信ミキサ23とを基本的に有している。
ここで、BPF16は、アンテナ部3で受信されたVHF帯以上の周波数のキャリア帯信号をフィルタリングする水晶フィルタ(315MHz±20kHz)を用い、OSC18は、水晶振動子(315MHz−48kHz)を具備する高周波ローカル発振器を用い、温度特性及び経年変化特性がそれぞれ互いに実質的に同じになる動作環境となる部位に実装する。
このような実装とすることで、仮に周波数のずれが発生した場合であっても、そのずれの方向が両者同じ方向になるので、不都合を回避することができる。
ここで、「同じ動作環境」とは、例えば、水晶フィルタ及び水晶振動子を、各々の温度特性を実質的に同じにする材質から成る一つのモジュール容器に同梱すること等をいう。
ここで、「同じ動作環境」とは、例えば、水晶フィルタ及び水晶振動子を、各々の温度特性を実質的に同じにする材質から成る一つのモジュール容器に同梱すること等をいう。
アンテナフィルタとして水晶フィルタを用いることは、従来のSAWフィルタに比べて極めて狭帯域の帯域制限を実現できるものであり、キャリア帯信号が通過する帯域幅は数十kHz程度であって、SAWフィルタに比べて格段に狭帯域となる。
そのため、エネルギー保存の法則により、同じエネルギー(送信時の電力)に対する受信側の受信感度を飛躍的に向上させることができる。
そのため、エネルギー保存の法則により、同じエネルギー(送信時の電力)に対する受信側の受信感度を飛躍的に向上させることができる。
そもそも、水晶フィルタは、短波帯までの比較的短い周波数の無線機で使用されているが、水晶フィルタの実現可能範囲に一定の上限があるため、ガレージオープナーシステムのようなVHF帯(30〜30MHz)又はUHF帯(300MHz〜3GHz)の周波数での使用は考えられていなかった。そのため、高周波帯用に開発されたSAWフィルタがガレージオープナーシステムに使用されたものの、広帯域のSAWフィルタでは受信感度を高めることはできず、最大20m程度の通信距離での運用となっていた。
しかしながら、水晶フィルタを開発・製造する出願人の努力により、水晶フィルタが使用可能な周波数の範囲は拡大される方向にあり、更に、水晶は、基本波の他に、オーバートーン(基本波の周波数に対して奇数倍の周波数で使用可能であること)を利用し、水晶フィルタをVHF帯以上の高周波でもアンテナフィルタに適用できるに至った。
水晶フィルタは、例えば、ATカットした水晶片を有している。ATカットは、水晶のX軸に平行でZ軸から35度15分近辺にカットしたもので、周波数温度特性が広い温度範囲にわたって3次曲線の極めて良好な特性を示す。
水晶フィルタは、例えば、3次オーバートーン、100〜130MHz、好ましくは105MHzのものを315MHzで使用する。
これにより、水晶フィルタの3dB減衰域での帯域幅は、数十kHz程度となり、SAWフィルタの帯域幅と比較すると、格段に狭帯域となり、受信感度が飛躍的に向上でき、通信距離が最大150m程度を実現できたものである。
水晶フィルタは、例えば、3次オーバートーン、100〜130MHz、好ましくは105MHzのものを315MHzで使用する。
これにより、水晶フィルタの3dB減衰域での帯域幅は、数十kHz程度となり、SAWフィルタの帯域幅と比較すると、格段に狭帯域となり、受信感度が飛躍的に向上でき、通信距離が最大150m程度を実現できたものである。
次に、無線部1における動作を説明する。
まず、無線機1における受信の動作を説明する。
アンテナ部3から入力された信号は無線部1に入力され、BPF11を通過して帯域制限された後に、SW14にて受信側に切り替えられ、LNA13で増幅され、SW15でBPF16に出力される。
まず、無線機1における受信の動作を説明する。
アンテナ部3から入力された信号は無線部1に入力され、BPF11を通過して帯域制限された後に、SW14にて受信側に切り替えられ、LNA13で増幅され、SW15でBPF16に出力される。
そして、信号は、BPF16で帯域制限され、SW17で受信側に切り替えられ、受信ミキサ19でOSC18からの発振周波数を用いて合成され、IF周波数帯へダウンコンバートされる。
IF周波数となった信号は、LPF20で受信ミキサ19による高調波スプリアスを除去した後に、AGC21にて信号処理部2のアナログ/デジタル変換器(A/D)31に適切な一定の入力レベルに増幅される。
IF周波数となった信号は、LPF20で受信ミキサ19による高調波スプリアスを除去した後に、AGC21にて信号処理部2のアナログ/デジタル変換器(A/D)31に適切な一定の入力レベルに増幅される。
次に、無線機1における送信の動作を説明する。
信号処理部2から出力されたIF信号は、LPF22にて高調波を除去してOSC18からの発振周波数で送信ミキサ23にてミキシングし、RF周波数帯に変換される。
その後にSW17でRF周波数の信号はBPF16に出力され、BPF16にて帯域制限され、SW15が送信側に切り替えられ、PA12にて微弱無線局の電界強度レベル内で高周波増幅される。
そして、SW14を経由し、BPF11にて空間に放射される最後の帯域制限を行い、アンテナ部3からアンテナ送信される。
信号処理部2から出力されたIF信号は、LPF22にて高調波を除去してOSC18からの発振周波数で送信ミキサ23にてミキシングし、RF周波数帯に変換される。
その後にSW17でRF周波数の信号はBPF16に出力され、BPF16にて帯域制限され、SW15が送信側に切り替えられ、PA12にて微弱無線局の電界強度レベル内で高周波増幅される。
そして、SW14を経由し、BPF11にて空間に放射される最後の帯域制限を行い、アンテナ部3からアンテナ送信される。
次に、本システムにおける信号処理部2の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、信号処理部2の構成ブロック図である。
信号処理部2は、図4に示すように、アナログ/デジタル変換器(A/D)31と、キャリア復調回路32と、AGC制御回路33と、キャリアデータ生成回路34と、拡散符号生成回路35と、逆拡散回路36と、同期回路37と、BPSK(2相位相変調方式:Binary Phase Shift Keying)復調回路38と、データ受信回路39と、データ生成回路40と、拡散回路41と、BPSK変調回路42と、波形整形回路43と、キャリア変調回路44と、デジタル/アナログ変換器(D/A)45とを基本的に有している。
信号処理部2は、図4に示すように、アナログ/デジタル変換器(A/D)31と、キャリア復調回路32と、AGC制御回路33と、キャリアデータ生成回路34と、拡散符号生成回路35と、逆拡散回路36と、同期回路37と、BPSK(2相位相変調方式:Binary Phase Shift Keying)復調回路38と、データ受信回路39と、データ生成回路40と、拡散回路41と、BPSK変調回路42と、波形整形回路43と、キャリア変調回路44と、デジタル/アナログ変換器(D/A)45とを基本的に有している。
次に、信号処理部2における動作を説明する。
まず、信号処理部2における受信の動作を説明する。尚、以下の信号処理部2は、親機のものを想定している。
無線部1から入力された信号は、アナログ/デジタル変換器(A/D)31でデジタル値となった後にキャリア復調回路32によりキャリアデータ生成回路34から出力されるキャリアデータを用いて復調され、I成分とQ成分の複素データに分割される。
このとき、AGC21の利得の制御をAGC制御回路33で行う。具体的には、キャリア復調回路32から出力されるI成分とQ成分について、I成分の2乗とQ成分の2乗との和の平方根を使って一定になるようAGC21に制御信号を出力する。
まず、信号処理部2における受信の動作を説明する。尚、以下の信号処理部2は、親機のものを想定している。
無線部1から入力された信号は、アナログ/デジタル変換器(A/D)31でデジタル値となった後にキャリア復調回路32によりキャリアデータ生成回路34から出力されるキャリアデータを用いて復調され、I成分とQ成分の複素データに分割される。
このとき、AGC21の利得の制御をAGC制御回路33で行う。具体的には、キャリア復調回路32から出力されるI成分とQ成分について、I成分の2乗とQ成分の2乗との和の平方根を使って一定になるようAGC21に制御信号を出力する。
次に、受信した複素データに対して、拡散符号生成回路35から生成された拡散符号を用いて逆拡散回路36でそれぞれ逆拡散処理を行う。逆拡散に使う符号は相手側(子機)の送信に使用された拡散符号を使って行われる。
次に、同期回路37において、マッチドフィルタを用いて相関検出を行い、予め決められた閾値以上のピークを検出したときを同期タイミングとして、子局装置(子機)側と同期して受信が行われる。
同期した信号をBPSK復調回路38でBPSK復調し、元のデータに復号してデータ受信回路39に出力する。データ受信回路39は、復号したデータを情報処理部4に出力する。
次に、同期回路37において、マッチドフィルタを用いて相関検出を行い、予め決められた閾値以上のピークを検出したときを同期タイミングとして、子局装置(子機)側と同期して受信が行われる。
同期した信号をBPSK復調回路38でBPSK復調し、元のデータに復号してデータ受信回路39に出力する。データ受信回路39は、復号したデータを情報処理部4に出力する。
尚、同期回路37で同期タイミングが得られると、同期回路37は、当該同期タイミングに基づいて、無線部1、信号処理部2における全ての回路等に受信用同期タイミング、送信用同期タイミングを出力する。
次に、信号処理部2における送信の動作を説明する。
情報処理部4からの送信用のデータは、データ生成回路40に入力され、データ生成回路40は、送信用データを拡散回路41に出力する。
拡散回路41では、拡散符号生成回路35から出力される予め決められた拡散符号により拡散変調を行い1、0の信号に拡散する。それをBPSK変調回路42でBPSK変調し、1、−1にレベル変換し、波形整形回路43におけるデジタルフィルタにて波形整形をする。
情報処理部4からの送信用のデータは、データ生成回路40に入力され、データ生成回路40は、送信用データを拡散回路41に出力する。
拡散回路41では、拡散符号生成回路35から出力される予め決められた拡散符号により拡散変調を行い1、0の信号に拡散する。それをBPSK変調回路42でBPSK変調し、1、−1にレベル変換し、波形整形回路43におけるデジタルフィルタにて波形整形をする。
波形整形した送信データに対して、キャリア変調回路44にてキャリアデータ生成回路34から出力されるIF周波数である送信キャリアのデータを乗算する。このデジタル値をD/A45にてアナログ値に変換し無線周波数帯のIF信号が無線部1のLPF22に出力される。
次に、本システムのオープナー50の構成について図5を参照しながら説明する。図5は、本システムのオープナーの構成ブロック図である。
本システムのオープナー50は、図5に示すように、親機10の情報処理部4と接続するインタフェース部51と、オープナーの制御を行うオープナー制御部52と、駆動部としてのモータ53と、モータ53にて巻き上げ又は巻き下げられるシャッター(ドア)54と、シャッター54の状態を監視する監視部55とを基本的に有している。
本システムのオープナー50は、図5に示すように、親機10の情報処理部4と接続するインタフェース部51と、オープナーの制御を行うオープナー制御部52と、駆動部としてのモータ53と、モータ53にて巻き上げ又は巻き下げられるシャッター(ドア)54と、シャッター54の状態を監視する監視部55とを基本的に有している。
オープナー50の各部を具体的に説明する。
インタフェース部51は、親機10の情報処理部4からのデータを入力し、オープナー50内のデータ形式に変換してオープナー制御部52に出力し、オープナー50からのデータを親機10の情報処理部4の形式に変換して出力するものである。
インタフェース部51は、親機10の情報処理部4からのデータを入力し、オープナー50内のデータ形式に変換してオープナー制御部52に出力し、オープナー50からのデータを親機10の情報処理部4の形式に変換して出力するものである。
オープナー制御部52は、少なくともCPU(Central Processing Unit)等の制御部と記憶部とを備え、記憶部に記憶されたプログラムを制御部で実行することで、処理を行うものである。尚、このオープナー制御部52の処理をDSPで実現してもよい。
オープナー制御部52は、インタフェース部51からのデータに従ってモータ53を制御し、監視部55に監視要求のデータを出力し、その監視部55からのシャッター54の状態を示すデータを入力し、インタフェース部51に出力する。
また、オープナー制御部52は、監視部55からシャッター54の開閉異常のデータを入力すると、モータ53に直ちに動作停止のデータを出力してモータ53を停止させ、開閉異常の状態を示すデータをインタフェース部51に出力する。
また、オープナー制御部52は、監視部55からシャッター54の開閉異常のデータを入力すると、モータ53に直ちに動作停止のデータを出力してモータ53を停止させ、開閉異常の状態を示すデータをインタフェース部51に出力する。
また、オープナー制御部52は、インタフェース部51を介して親機10から子機10′が圏外であるか、子機10′が電源オフになっている旨の信号が入力されると、監視部55にシャッター54の状態を問い合わせ、シャッター54が開の状態のデータが入力されれば、シャッター54を閉じる制御データをモータ53に出力する。
つまり、子機10′が圏外となった場合とは、車両がガレージから遠く離れてしまった場合であり、もしガレージのシャッター54が閉め忘れられている場合には、シャッター54を閉める動作を行うものである。
また、子機10′が電源オフになっている場合とは、運転者がオープナー50のシャッター54を閉じ忘れて子機10′の電源をオフにした場合であり、この場合、車両がガレージに納められてエンジンを停止してキーを抜いたと想定できるので、シャッター54を閉める動作を行うものである。
また、子機10′が電源オフになっている場合とは、運転者がオープナー50のシャッター54を閉じ忘れて子機10′の電源をオフにした場合であり、この場合、車両がガレージに納められてエンジンを停止してキーを抜いたと想定できるので、シャッター54を閉める動作を行うものである。
尚、親機10では、子機10′からの定期的な特定信号を受信しなくなった原因が、子機10′が圏外であるか、子機10′が電源オフになっているのか判別できないので、単に定期的な特定信号を受信しなくなった旨の信号が、オープナー制御部52に入力されるものである。
オープナー制御部52における処理動作については後述する。
オープナー制御部52における処理動作については後述する。
モータ53は、オープナー制御部52からの制御データによりシャッター54を動作/停止させる。
具体的には、子機10′からのシャッター開の指示に対して、オープナー制御部52がシャッター54を開する制御データを出力すると、モータ53は、シャッター54を巻き上げ、監視部55がシャッター54の開動作開始を検出して、開動作開始のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、開動作開始のデータをインタフェース部51に出力し、そしてシャッター54の開動作完了を検出すると、開動作完了のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、モータ53に開動作を停止させる制御データを出力する。
具体的には、子機10′からのシャッター開の指示に対して、オープナー制御部52がシャッター54を開する制御データを出力すると、モータ53は、シャッター54を巻き上げ、監視部55がシャッター54の開動作開始を検出して、開動作開始のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、開動作開始のデータをインタフェース部51に出力し、そしてシャッター54の開動作完了を検出すると、開動作完了のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、モータ53に開動作を停止させる制御データを出力する。
また、シャッター閉の指示に対して、オープナー制御部52がシャッター54を閉する制御データを出力すると、モータ53は、シャッター54を巻き下げ、監視部55がシャッター54の閉動作開始を検出して、閉動作開始のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、閉動作開始のデータをインタフェース部51に出力し、そして監視部55がシャッター54の閉動作完了を検出すると、閉動作完了のデータをオープナー制御部52に出力し、オープナー制御部52は、モータ53に閉動作を停止させる制御データを出力する。
シャッター54は、モータ53の動力により開閉するものである。
監視部55は、シャッター54の状態を監視し、オープナー制御部52に出力する。
具体的には、オープナー制御部52がシャッター54の開閉のデータを出力すると、監視部55に監視要求を出力し、監視部55は、その監視要求に従ってシャッター54の開閉の動作開始を監視してオープナー制御部52に出力する。
また、シャッター54における開閉動作の開始に対して、監視部55は、動作完了を監視し、動作が完了すると動作完了のデータをオープナー制御部52に出力する。尚、動作完了の監視過程で、シャッター54が何かにぶつかって若しくは引っ掛かって、正常に動作しない場合も、直ちに異常信号をオープナー制御部52に出力する。
監視部55は、シャッター54の状態を監視し、オープナー制御部52に出力する。
具体的には、オープナー制御部52がシャッター54の開閉のデータを出力すると、監視部55に監視要求を出力し、監視部55は、その監視要求に従ってシャッター54の開閉の動作開始を監視してオープナー制御部52に出力する。
また、シャッター54における開閉動作の開始に対して、監視部55は、動作完了を監視し、動作が完了すると動作完了のデータをオープナー制御部52に出力する。尚、動作完了の監視過程で、シャッター54が何かにぶつかって若しくは引っ掛かって、正常に動作しない場合も、直ちに異常信号をオープナー制御部52に出力する。
次に、本システムの動作処理について図6を参照しながら説明する。図6は、本システムのオープナーにおける処理を示すフローチャートである。オープナー50における実際の処理は、オープナー制御部52でプログラムの実行により実現される。尚、図6の例では、オープナー50でシャッター54の閉状態を前提としている。
まず、オープナー制御部52は、親機10において子機10′からのシャッター54開の信号又は定期的な特定信号を受信し、その信号がインタフェース部51を介して入力されたか否かを判定する(S1)。
子機10′からの信号を受信していなければ(Noの場合)、判定処理S1を繰り返す。
まず、オープナー制御部52は、親機10において子機10′からのシャッター54開の信号又は定期的な特定信号を受信し、その信号がインタフェース部51を介して入力されたか否かを判定する(S1)。
子機10′からの信号を受信していなければ(Noの場合)、判定処理S1を繰り返す。
判定処理S1において、子機10′からの信号を受信したのであれば(Yesの場合)、オープナー制御部52は、モータ53にシャッター54を開く開信号を出力し(S2)、シャッター54に開動作を実現させる(S3)。
次に、オープナー制御部52は、親機10において子機10′からシャッター54閉の信号を受信し、その信号がインタフェース部51を介して入力されたか否かを判定する(S4)。シャッター54閉の信号の受信の場合は、車両がガレージから出て子機10′からシャッター54閉の信号が送信された場合、又は車両がガレージに入って子機10′からシャッター54閉の信号が送信された場合が想定される。
判定処理S4で子機10′からのシャッター54閉の信号を受信していなければ(Noの場合)、子機10′からの信号を受信しなくなったか否かを判定する(S5)。子機10′からの信号を定期的に受信しているのであれば(Noの場合)、判定処理S4に戻る。
判定処理S4で子機10′からのシャッター54閉の信号を受信したのであれば(Yesの場合)、オープナー制御部52は、モータ53にシャッター54を閉じる閉信号を出力し(S6)、シャッター54に閉動作を実現させる(S7)。
また、判定処理S5で、子機10′からの定期的な信号を受信しなくなった場合(Yesの場合)、車両が通信圏内から遠ざかって圏外になった、若しくは子機10′の電源オフとなったものとして、オープナー制御部52は、モータ53にシャッター54を閉じる閉信号を出力し(S6)、シャッター54に閉動作を実現させる(S7)。
また、判定処理S5で、子機10′からの定期的な信号を受信しなくなった場合(Yesの場合)、車両が通信圏内から遠ざかって圏外になった、若しくは子機10′の電源オフとなったものとして、オープナー制御部52は、モータ53にシャッター54を閉じる閉信号を出力し(S6)、シャッター54に閉動作を実現させる(S7)。
シャッター54を閉じないで子機10′が圏外になった場合は、運転者がガレージのシャッターを閉め忘れて出かけてしまった場合が考えられ、シャッター54を閉じないで子機10′の電源をオフにした場合は、運転者がガレージに車両を納めてシャッターを閉めずにエンジンを止めてキーを抜いた場合が考えられる。
このようにして、オープナー50での動作が為される。
このようにして、オープナー50での動作が為される。
本システムによれば、通信距離最大150m程度で、子機と親機との間を双方向通信としているので、子機10′から親機10を介してオープナー50のドア開閉を制御し、子機10′の表示部にオープナーの状態を表示でき、利便性を向上させることができる効果がある。
特に、無線部1のアンテナフィルタに狭帯域な水晶フィルタを用いて受信感度を高め、従来のガレージオープナーシステムと比べて長い通信距離を実現し、更にSS方式を採用することで、長い通信距離であっても干渉に強い実用的な無線システムにすることができる効果がある。
本発明は、子機と親機との間の通信距離が最大150m程度で、双方向通信を可能とし、子機からのドア開閉の指示に対してアンサーバックすると共に、ドア開閉の完了を子機に知らせることができるガレージオープナーシステムに好適である。
1…無線部、 2…信号処理部、 3…アンテナ部、 4…情報処理部、 10…親機、 10′…子機、 11…バンドパスフィルタ(BPF)、 12…パワーアンプ(PA)、 13…低雑音増幅器(LNA)、 14…スイッチ(SW)、 15…スイッチ(SW)、 16…バンドパスフィルタ(BPF)、 17…スイッチ(SW)、 18…発振器(OSC)、 19…受信ミキサ、 20…ローパスフィルタ(LPF)、 21…可変利得増幅器(AGC)、 22…ローパスフィルタ(LPF)、 23…送信ミキサ、 31…アナログ/デジタル変換器(A/D)、 32…キャリア復調回路、 33…AGC制御回路、 34…キャリアデータ生成回路、 35…拡散符号生成回路、 36…逆拡散回路、 37…同期回路、 38…BPSK復調回路、 39…データ受信回路、 40…データ生成回路、 41…拡散回路、 42…BPSK変調回路、 43…波形整形回路、 44…キャリア変調回路、 45…デジタル/アナログ変換器(D/A)、 100…親機、 100′…子機
Claims (5)
- 車両側に搭載される子機と、ガレージのドアの開閉を行う開閉装置と、前記開閉装置に接続する親機とを有し、前記子機と前記親機との間で無線通信により前記開閉装置のドア開閉を制御するガレージオープナーシステムであって、
前記子機は、前記親機に前記開閉装置でのドア開閉の制御信号を送信すると共に、前記親機からの前記開閉装置の状態を示す信号を表示出力又は音声出力し、
前記親機は、前記子機からの制御信号を前記開閉装置に出力すると共に、前記開閉装置からの当該装置の状態を示す信号を出力し、
前記開閉装置は、前記制御信号に従ってドアの開閉を制御すると共に、ドア開閉の動作開始の信号を当該装置の状態を示す信号として前記親機に出力し、更にドア開閉の動作完了の信号を当該装置の状態を示す信号として前記親機に出力することを特徴とするガレージオープナーシステム。 - 開閉装置は、ドア開閉の動作において異常が発生した場合に、ドア開閉の動作を停止し、異常信号を当該装置の状態を示す信号として親機に出力することを特徴とする請求項1記載のガレージオープナーシステム。
- 子機は、定期的に特定信号を送信し、親機から当該特定信号への返信を受信し、当該返信を受信している間は通信圏内の表示を行い、当該返信を受信しなくなると通信圏外を表示し、
親機は、前記特定信号を受信して前記子機に返信しており、前記特定信号を受信しなくなると前記子機が通信圏外となった信号を開閉装置に出力し、
開閉装置は、前記子機が通信圏外となった信号を入力したときに、ドアが開状態である場合には当該ドアを閉じる動作を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のガレージオープナーシステム。 - 開閉装置は、ドアに相当するシャッターと、前記シャッターを巻き上げ又は巻き下げする動力源となるモータと、前記シャッターの状態を監視する監視部と、前記モータの動作制御を行うと共に、前記監視部から前記シャッターの状態を示す信号を入力して、前記親機に出力する制御部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のガレージオープナーシステム。
- 子機及び親機における無線機のアンテナフィルタとして、狭帯域の水晶フィルタを用い、通信方式を素ペクトラム拡散方式として、高周波の微弱電波で、子機と親機との間を双方向通信としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のガレージオープナーシステム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-10-21 JP JP2004307314A patent/JP2006118221A/ja active Pending
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