JP2006116039A - グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】調理用バーナとアフターバーナのどちらが故障しているのかを特定しやすくすることを目的とする。
【解決手段】主炎検出器27が先に失火を検出すると表示パネル31に調理用バーナ8の失火エラー(点火不良または途中失火)を表示し、アフター炎検出器29が先に失火を検出すると表示パネル31にアフターバーナ9の失火エラー(点火不良または途中失火)を表示する。このため、調理用バーナ8とアフターバーナ9のいずれか一方で故障が生じた際に、一つのマグネット安全弁で両方のバーナ8、9へのガス燃料の供給を遮断して同時に消火するグリルにおいても、どちらが故障したか一目で分かる。
【選択図】図3

Description

本発明は、被調理物から発生した煙を浄化するアフターバーナを備えたグリルに関する。
従来から、被調理物から発生した煙を、排気通路に設けたアフターバーナにより浄化して無臭無煙化するグリルが知られている(特許文献1)。こうした無臭無煙化グリルでは、調理用バーナと同時にアフターバーナが燃焼し、加熱調理中は常にアフターバーナにより煙を浄化する。
上述したような無臭無煙グリルの器具内に配設されるガス配管は、その上流側からマグネット安全弁、主弁が設けられ、その下流側で調理用バーナとアフターバーナとへのガス供給路に分岐される。調理用バーナとアフターバーナとには、それぞれ燃料ガスに火花放電をおこなって点火する点火器と、燃焼状態を検出する熱電対を用いた炎検出器とが備えられる。
マグネット安全弁と主弁とは、周知のプッシュプッシュ機構により開閉されるもので、点消火ボタンの押し操作により両弁が機械的に押されて開弁し、点消火ボタンから手を離すことにより主弁が開弁位置に係止されると共にマグネット安全弁が閉弁可能状態に置かれるものの電磁コイルへの通電により開弁状態が維持される。そして、調理中に炎検出器により調理用バーナあるいはアフターバーナでの失火を検出した場合には、電磁コイルへの通電を停止してマグネット安全弁を閉弁し、調理用バーナとアフターバーナ両方への燃料供給を遮断する。
特許第2612826号公報
しかしながら、調理用バーナかアフターバーナのいずれか一方で失火が生じた場合でも両方のバーナへの燃料供給を遮断して同時に消火してしまうため、故障したバーナを特定することが困難であった。このため、修理する際に故障したバーナの確認作業に時間がかかってしまい、スムーズなアフターサービスに支障をきたしていた。特に、アフターバーナは通常器具の外側からは見えない位置に設けられているため、調理用バーナかアフターバーナのどちらが失火したのかを特定することは容易なことではなかった。
また、最近では、調理用バーナの失火を器具表面に設けた表示パネルに表示して、簡単に失火を確認できるようにしたものも知られている。例えば、タイマ付グリルは、タイマの残り時間を表示する表示パネルを利用して、燃焼途中で炎検出器の起電力が所定レベル以下になるとエラー表示を出して調理用バーナが失火したことが分かるようにようにしている。
しかしながら、上述した無臭無煙グリルにこのような失火検出方法を採用しても、一方のバーナが失火すると両方のバーナへの燃料供給を遮断して同時に消火してしまうため、結局両方の炎検出器の起電力が低下しどちらのバーナで不具合が生じているのかは分からない。
本発明のグリルは上記課題を解決し、調理用バーナとアフターバーナのどちらが故障しているのかを特定しやすくすることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のグリルは、
グリル庫内の被調理物を加熱する主バーナと、
被調理物から発生した煙の排気通路に設けられ煙の浄化を行うアフターバーナと、
上記主バーナの失火を検出する主バーナ失火検出手段と、
上記アフターバーナの失火を検出するアフターバーナ失火検出手段と
を備えたグリルにおいて、
上記主バーナが失火している旨と上記アフターバーナが失火している旨とをそれぞれ区別して表示する失火表示手段を設けたことを要旨とする。
また、本発明の請求項2記載のグリルは、上記請求項1記載のグリルにおいて、
上記主バーナと上記アフターバーナとへのガス流路は、ガス流路の開閉を行う安全弁の下流側で分岐されており、上記主バーナ失火検出手段又は上記アフターバーナ失火検出手段により失火が検出されると、上記安全弁により上記両方のバーナへのガス流路を閉じる安全装置を備え、
上記失火表示手段は、上記主バーナ又は上記アフターバーナのいずれか一方が失火している旨を表示するとともに、上記主バーナ失火検出手段の方が先に失火を検出した場合には上記主バーナが失火している旨を表示し、上記アフターバーナ失火検出手段の方が先に失火を検出した場合には上記アフターバーナが失火している旨を表示することを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のグリルでは、主バーナ失火検出手段が主バーナにおける失火を検出しアフターバーナ失火検出手段がアフターバーナにおける失火を検出して、失火表示手段がその旨をそれぞれ区別して表示する。このため、器具の外側からは見にくい位置に設けられている主バーナやアフターバーナであってもどちらのバーナで不具合が生じているのか一目で分かる。
この結果、サービスマンが修理をする際に、故障しているバーナの特定作業が不要となって、修理作業を短時間で的確に終える事が可能となる。
上記構成を有する本発明の請求項2記載のグリルでは、主バーナ失火検出手段又はアフターバーナ失火検出手段により失火が検出されると、一つの安全弁により両方のバーナへのガス流路を閉じて同時に消火する。この場合、どちらのバーナで失火異常を生じたのかバーナを見ただけでは分かりにくいが、失火表示手段は、主バーナ失火検出手段が先に失火を検出すると主バーナが失火している旨を表示し、逆に、アフターバーナ失火検出手段が先に失火を検出するとアフターバーナが失火している旨を表示するため、いずれのバーナで不具合が生じているのか一目で分かる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のグリルの好適な実施例について説明する。
図1は、一実施例としてのガスグリルを搭載したガスビルトインコンロの概略斜視図であり、図2は、ガスグリルの側断面概略構成図である。
図1に示すビルトインコンロ1は、キッチンカウンターに組み込まれるもので、トッププレート2の左右の開口からコンロバーナ3に臨ませた二組のコンロ部4と、本体の中央に設けられるグリル5とを備える。
本体正面には、魚等の被調理物Fを出し入れするグリル扉6を中央に備え、更にその両側には、二組のコンロ部4をそれぞれ点火/消火操作するための点消火ボタン7と、グリル5の調理用バーナ8及び後述するアフターバーナ9を同時に点火/消火するための点消火ボタン10と、グリル5の燃焼時間タイマの設定及び表示を行うとともにグリル5の失火エラー表示を行うグリル表示部11とを備える。
グリル5は、図2に示すように、被調理物Fを収納して燃焼空間を形成するグリル庫12と、グリル庫12の上方左右両側に設けられ被調理物Fを上方から加熱する上バーナ8aと、グリル庫12の下方左右両側に設けられ被調理物Fを下方から加熱する下バーナ8bと、グリル庫12後方左右両側で上バーナ8aと下バーナ8bとの火移りを行う火移りバーナ8cと、グリル庫12の中段で被調理物Fを載置する焼網13と、焼網13を支持するとともに被調理物Fから落下する油汁を受ける汁受皿14と、グリル扉6の下部で汁受皿14を連結したグリル取手15とを備える。上バーナ8aと下バーナ8bとが本発明における主バーナに相当する。
以下の説明において、上下、左右、火移りバーナを区別しないときは単に調理用バーナ8と呼び、左右を区別するときはその符号の末尾にLまたはRを付加する。
グリル庫12の後方には、グリル庫12背面12aの下部で連通し排気を器具外に排出するための排気ダクト16が設けられる。この排気ダクト16は、グリル庫12の背部で縦方向に形成される縦ダクト16aと、縦ダクト16aの上端から後方に上向き傾斜した傾斜ダクト16bを備え、その後端に排気口17が形成される。傾斜ダクト16bの上傾斜面18には、燃焼面をダクト内に向けた表面燃焼式のアフターバーナ9が設けられる。このアフターバーナ9は、被調理物Fから発生した煙を焼き切り消失させ無臭無煙化(煙の浄化)を図るものである。
排気口17は、トッププレート2に形成された排気開口19に臨んで設けられると共に、その内部に触媒フィルタ20が装着される。この触媒フィルタ20は、複数の開口を形成した耐熱性のセラミック板に白金などの酸化触媒を担持させたもので、排気口17の通路全体を覆うように設けられ、排気上流側近傍に設けられたアフターバーナ9により加熱されて活性化し、煙が触媒フィルタ20を通過する時に煙を酸化して無臭無煙化を図るものである。
尚、図中において符号21は、トッププレート2の排気開口19に装着され、ゴミ等の侵入を防止する排気キャップである。
次に、グリル5の点火/消火を司る構成について図3を用いて説明する。
器具内に配設されるガス配管は、その上流側からマグネット安全弁22、主弁23が設けられ、その下流側では左調理用バーナ8L、右調理用バーナ8R、アフターバーナ9へのガス供給路に分岐される。従って、マグネット安全弁22と主弁23とが開弁すると調理用バーナ8とアフターバーナ9とへ同時に燃料ガスが供給される構成である。
マグネット安全弁22と主弁23とは、周知のプッシュプッシュ機構により開閉されるもので、点消火ボタン10の押し操作により両弁が機械的に押されて開弁し、点消火ボタン10から手を離すことにより主弁23が開弁位置に係止されるとともにマグネット安全弁22が閉弁可能状態に置かれるものの電磁コイル24への通電により開弁状態が維持され、消火時には、点消火ボタン10を再度押し操作して手を離すことにより主弁23の開弁係止が解除されて主弁23が閉弁するように構成される。
また、プッシュプッシュ機構の進退動を利用して、点消火ボタン10が押し操作されている時のみONするコックスイッチ25が設けられる。
左右の下バーナ8bL、8bRには燃料ガスに火花放電を行って点火する主点火器26L、26Rを、左右の上バーナ8aL、8aRには燃焼状態(失火状態)を検出する熱電対を用いた主炎検出器27L、27Rを備え、アフターバーナ9にも同様の点火器28(以下、アフター点火器28と呼ぶ)と炎検出器29(以下、アフター炎検出器29と呼ぶ)とを備える。
器体本体内には、グリル5の点火/消火を制御するコントローラ30が設けられる。
このコントローラ30には、上述した点火器26、28、炎検出器27、29、マグネット安全弁22の電磁コイル24、コックスイッチ25が接続されるとともに、器体前面パネルに設けたグリル表示部11が接続される。
また、炎検出器27、29から発生する熱起電力が所定値以上になった時に着火ありと判断してマグネット安全弁22の電磁コイル24に通電し、所定値以下の時には失火(不着火及び途中失火)したと判断して通電を停止する駆動回路を備える。
更に、炎検出器27、29により着火ありと検出されると同時に初期調理時間からのカウントダウンを開始する調理時間タイマを備える。
グリル表示部11は、二つの7セグメントLEDからなる表示パネル31と、+スイッチ32及び−スイッチ33とから構成される。そして、炎検出器27、29により着火ありと検出されると同時に表示パネル31に初期調理時間を表示し、その後時間経過に応じた調理時間タイマの残り時間(分)を表示する。また、+スイッチ32、−スイッチ33により調理時間を分単位で調節することができる。
次に、このグリル5の煙浄化メカニズムについて説明する。
使用者の点火操作によりグリル庫12内の調理用バーナ8が燃焼を開始すると、燃焼により発生する高温排気がグリル庫12内に充満し被調理物Fを加熱する。この燃焼排気は、被調理物Fを加熱したのち排気ダクト16に溢れてグリル庫12から排出されるが、このとき、被調理物Fから発生した煙も排気と一緒に排気ダクト16に流れる。
アフターバーナ9は、この排気中に含まれる煙や臭い成分を焼いて消失させるとともに、触媒フィルタ20を加熱して活性化しその浄化機能を高める。
排気ダクト16を流れる排気中に含まれる煙や臭い成分は、アフターバーナ9の火炎に接触してほとんど消失するが、完全には消失しきれない場合が有る。そこで、残りの煙や臭い成分を触媒フィルタ20に通過させて酸化することにより無臭無煙化が実現される。
次に、本実施例のグリル5のコントローラ30により実行される制御動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
点消火ボタン10を押すと、主弁23、マグネット安全弁22が機械的に押し開かれて調理用バーナ8及びアフターバーナ9に燃料ガスが流れ、同時に点火器26、28がスパークして燃焼を開始する(S1)。この燃焼熱により主炎検出器27及びアフター炎検出器29が加熱されて熱起電力を発生する。その出力電圧Vx(主炎検出器27の出力電圧はV1x、アフター炎検出器29の出力電圧はV2xとする)を読み込み、出力電圧Vxが予め設定された設定電圧Vs(例えば、2mV)より大きいか否かを判断する(S2)。尚、主炎検出器27では、左右の調理用バーナ8L、8Rにそれぞれ左主炎検出器27L、右主炎検出器27Rとして設けられており、それぞれの熱起電力を別々に検出している。そして、どちらか一方の熱起電力でも設定電圧Vsに達していなければ、以下の制御ではV1x<Vsの処理を行い、両方の熱起電力がVsに達してはじめてV1x>Vsの処理を行う。
点火開始直後では、炎検出器27、29の加熱遅れのためVx<Vsとなるが(S2:NO)、燃焼熱により炎検出器27、29が加熱されてVx>Vsとなると(S2:YES)、電磁コイル24への通電を開始する(S3)とともに、表示パネル31に調理時間タイマの初期時間9分を表示しタイマのカウントダウンを開始する(S4)。
そして、使用者が点消火ボタン10から手を離すことで点火器26、28を停止し、マグネット安全弁22の吸着開弁保持により燃焼継続される。
また、V1x<Vs又はV2x<Vsの場合は(S2:NO)、バーナへの着火なしとみなし、点火操作が続行されているか否かを確認するためコックスイッチ25がOFFか否かを判断し(S5、S6)、コックスイッチ25がOFFの場合(S5:YES、S6:YES)点火操作終了とみなし、表示パネル31に点火不良エラーであることを示す「11」を表示(S7、S8)して操作を終了する。コックスイッチ25がONの場合(S5:NO、S6:NO)点火操作継続中とみなし、ステップ2に戻って熱起電力Vxの確認を行う。
ここで、ステップ2でV1x>Vsとはなったものの、V2x<Vsのままだった場合、すなわちアフター炎検出器29の方で先に失火を検知した場合(S2:V2x<Vs)には、点火不良がアフターバーナ9の方で起こったと判断して、その旨を知らせるために、ステップ8で点火不良を示すエラーコードである「11」とエラー部位(アフターバーナ9)を示す部位コードである「A5」を表示パネル31に1秒間隔で交互に表示する(図5)。
また、逆に、ステップ2でV2x>Vsとはなったものの、V1x<Vsのままだった場合(S2:V1x<Vs)、すなわち主炎検出器27の方で先に失火を検知した場合には、点火不良が調理用バーナ8の方で起こったと判断して、その旨を知らせるために、ステップ5で点火不良を示す「11」とエラー部位(調理用バーナ8)を示す「05」を表示パネル31に1秒間隔で交互に表示する。
このため、器具の外側からは着火しているのかどうかが確認し難い位置に設けられている調理用バーナ8やアフターバーナ9であっても、どちらのバーナで点火不良が生じたのか一目で分かる。
次に、バーナ8、9に着火されてから調理が終了するまでの間、炎検出器27、29の熱起電力Vxが設定電圧Vsより大きいか否かを監視し(S9)、V1x<Vs又はV2x<Vsの場合は(S9:NO)、途中失火が生じたとみなして電磁コイル24への通電を停止し(S10、S11)、表示パネル31に途中失火エラーであることを示す「10」を表示(S12、S13)して操作を終了する。
ここで、ステップ9でV2x<Vsの方を先に検知した場合(S9:V2x<Vs)は、アフターバーナ9の方で途中失火が起こっていると判断して、その旨を知らせるために、ステップ13で途中失火不良を示す「10」とエラー部位(アフターバーナ9)を示す「A5」を表示パネル31に1秒間隔で交互に表示する。
また、逆に、ステップ9でV1x<Vsの方を先に検知した場合(S9:V1x<Vs)は、調理用バーナ8の方で途中失火が起こっていると判断して、その旨を知らせるために、ステップ12で点火不良を示す「10」とエラー部位(調理用バーナ8)を示す「A5」を表示パネル31に1秒間隔で交互に表示する。
このため、器具の外側からは着火しているのかどうかが確認し難い位置に設けられている調理用バーナ8やアフターバーナ9であっても、どちらのバーナで途中失火不良が生じたのか一目で分かる。
V1xとV2xがともにVsよりも大きいの場合は(S9:YES)、燃焼が継続されているとみなし、調理終了時間に達したか否かを判断する(S14)。調理時間に達した場合(S14:YES)は、電磁コイル24への通電を停止しマグネット安全弁22を閉じる(S15)。
最後は、使用者が点消火ボタン10を再度押して主弁23を閉じて操作を終了する。
以上説明したように本実施例のグリル5によれば、主炎検出器27が先に失火を検出すると表示パネル31に調理用バーナ8の失火エラー(点火不良または途中失火)を表示し、逆に、アフター炎検出器29が先に失火を検出すると表示パネル31にアフターバーナ9の失火エラー(点火不良または途中失火)を表示する。このため、調理用バーナ8とアフターバーナ9のいずれか一方で故障が生じた際に、一つのマグネット安全弁で両方のバーナ8、9へのガス燃料の供給を遮断して同時に消火するグリルにおいても、どちらが故障したか一目で分かる。
この結果、サービスマンが修理をする際に、故障しているバーナの特定作業が不要となり、修理作業を短時間で的確に終える事が可能となる。
特に、アフターバーナ9は、器具の外側から全く見ることができない位置(排気ダクト16内)に設けられているため、本実施例のように区別してエラー表示を行うことは有効となる。
上述したように本実施例では、失火不良が生じた際の安全対策として、燃料ガス遮断は一つのマグネット安全弁22で同時に行いエラー表示は部位によって区別して行うことで、製造コストを抑えたまま修理を適切に行うことができる。
また、共通の表示器(グリル表示部11)を使って、失火異常を生じたバーナを特定してその旨を表示しているため、わざわざ調理用バーナ8用の失火異常表示器とアフターバーナ9用の失火異常表示器とを別個に設ける必要がなく製造コストの上昇を抑制できる。さらに、この失火異常を表示するための表示器(グリル表示部11)は、グリルタイマの表示器としても兼用しているため、より一層製造コストの上昇を抑制できる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、調理用バーナ8やアフターバーナ9の燃焼方式や配置等は任意に変更できるもののであり、また、触媒フィルタ20は必ずしも設けなくてもよい。
また、本実施例では、着火が正常に行われなかった点火不良及び炎が途中で消えてしまう途中失火の両方の場合において、バーナ8、9の失火を検出して表示するようにしているが、どちらか一方の場合においてのみ行うようにしても構わない。
また、押し操作により点火操作するいわゆるプッシュプッシュ機構を備えたものについて説明したが、これに限ったものではなく、操作つまみを押し回し操作することにより点火操作する押し回し方式のものに適用しても構わない。
また、表示パネル31に故障の内容を示すエラーコードと故障の部位を示す部位コードとを1秒間隔で交互に表示しているが、この表示間隔も1秒に限ったものではなく、0.5秒等何秒間隔であっても構わない。
本発明は、ガステーブルコンロやガスビルトインコンロなどのグリルを組み込んだガス器具だけでなく、魚焼器のようにグリル単体の調理器にも適用できる。
実施例1としてのガスグリルを搭載したビルトインコンロの概略構成図である。 実施例1としてのガスグリルの側断面概略構成図である。 実施例1としてのガスグリルのシステム構成図である。 実施例1としてのエラー表示制御を表わすフローチャートである。 点火不良エラー(アフターバーナ)の表示形態を示す説明図である。
符号の説明
5 グリル
8 調理用バーナ
9 アフターバーナ
11 グリル表示部
12 グリル庫
16 排気ダクト
22 マグネット安全弁
27 主炎検出器
29 アフター炎検出器
30 コントローラ

Claims (2)

  1. グリル庫内の被調理物を加熱する主バーナと、
    被調理物から発生した煙の排気通路に設けられ煙の浄化を行うアフターバーナと、
    上記主バーナの失火を検出する主バーナ失火検出手段と、
    上記アフターバーナの失火を検出するアフターバーナ失火検出手段と
    を備えたグリルにおいて、
    上記主バーナが失火している旨と上記アフターバーナが失火している旨とをそれぞれ区別して表示する失火表示手段を設けたことを特徴とするグリル。
  2. 上記主バーナと上記アフターバーナとへのガス流路は、ガス流路の開閉を行う安全弁の下流側で分岐されており、上記主バーナ失火検出手段又は上記アフターバーナ失火検出手段により失火が検出されると、上記安全弁により上記両方のバーナへのガス流路を閉じる安全装置を備え、
    上記失火表示手段は、上記主バーナ又は上記アフターバーナのいずれか一方が失火している旨を表示するとともに、上記主バーナ失火検出手段の方が先に失火を検出した場合には上記主バーナが失火している旨を表示し、上記アフターバーナ失火検出手段の方が先に失火を検出した場合には上記アフターバーナが失火している旨を表示することを特徴とする請求項1記載のグリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016056A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 リンナイ株式会社 グリル

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