JP2006023058A - 感震器付きガス調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震による振動を検知した場合には確実にガスの供給を遮断すると共に、調理器使用中のアクシデントや調理器の設置環境等に起因する振動を検知してもガスの供給が遮断されない感震器付きガス調理器を提供する。
【解決手段】感震器10が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測し、該継続時間が所定継続時間に達した場合に、ガスバーナ2、3に対してガスを供給するガス供給路41、42を開閉する開閉手段81、82を制御し、ガス供給路41、42を閉じてガスバーナ2、3を消火する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、感震器を備えた感震器付きガス調理器に関する。
従来、感震器を備え、該感震器が地震等の振動を検知した場合にガスの供給を遮断してガスバーナを消火するガスコンロ等の感震器付きガス調理器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この感震器付きガス調理器では、感震器に所定レベル以上の振動が加わった場合にガスの供給が遮断されるように構成されている。
また、ガス調理器に接続されるガス配管には、一般にガスマイコンメータによるガス遮断システムが組み込まれており、該システムは震度5程度の地震に相当する振動がガスマイコンメータに加わった場合にガスの供給を遮断する。
特開平08−226630号公報
上記従来の感震器付きガス調理器では、地震が発生した場合に、上記マイコンメータによるガス遮断よりもその下流側にあるガス調理器側のガス遮断の方を早く行った方がより安全である。そのため、感震器は、上記マイコンメータによるガス遮断システムよりも小さなレベルの振動を検知するように設定する必要がある。しかし、この設定では、感震器が小さい検知振動レベルであるが故に、地震によって調理器が振動する場合のみならず、調理器使用中のアクシデントや調理器の設置環境等に起因する振動、例えば、鍋やフライパン等の調理器具を調理器の側面等にぶつけてしまった場合や、調理器の設置場所が鉄道や道路等の高架下スペースの場合等にもガスの供給が遮断されてしまい、非常に使い勝手が悪くなるといった問題がある。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、地震による振動を検知した場合には確実にガスの供給を遮断すると共に、調理器使用中のアクシデントや調理器の設置環境等に起因する振動を検知してもガスの供給が遮断されない感震器付きガス調理器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、上記制御手段は、感震器が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測し、該継続時間が所定継続時間に達した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、上記制御手段は、感震器が振動を検知した検知開始時からの経過時間を計測し、検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に、感震器が所定回数の振動を検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、上記制御手段は、感震器が振動を検知した第1検知開始時からの経過時間を計測し、該第1検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に感震器が検知する複数の振動について、感震器がそれらの振動を検知した各検知開始時からその振動が継続する各継続時間をそれぞれ計測していき、継続時間が所定継続時間以上の振動を所定回数検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3に記載の感震器付きガス調理器であって、上記制御手段は、上記第1検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に感震器が検知する複数の振動について、その複数の振動間及び振動後の、感震器によって振動が検知されない非振動時間を計測し、継続時間が所定継続時間以上の振動で且つ振動前後両方の非振動時間が所定非振動時間以上の振動を所定回数検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の感震器付きガス調理器であって、上記感震器による振動検知を停止する感震器停止手段を備え、該感震器停止手段によって感震器による振動検知を停止した場合には、制御手段は、ガスバーナの燃焼開始時からの燃焼時間を計測し、該燃焼時間が所定燃焼時間に達した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、振動が所定継続時間以上継続した場合にのみ、ガスバーナが消火される。ここで、地震による振動はその継続時間が数十ms〜数百msといった長さなのに対し、鍋やフライパン等の調理器具を調理器の側面等にぶつけてしまうといった調理器使用中のアクシデント等によって生じる振動はその継続時間が数ms〜10msと比較的短い。そのため、上記所定継続時間を、地震による振動の継続時間の下限値とアクシデント等によって生じる振動の継続時間の上限値との間に設定することにより、地震による振動を検知した場合にのみ確実にガスの供給を遮断できる。したがって、アクシデント等によって生じる振動を検知した場合に誤動作によってガスバーナが消火されることがなく、使い勝手がよい。
請求項2に記載の発明によれば、振動が所定経過時間内に所定回数以上生じた場合にのみガスバーナが消火される。ここで、地震による振動は一定時間内に多数回の振動が発生するケースが多いのに対し、鍋やフライパン等の調理器具を調理器の側面等にぶつけてしまうといった調理器使用中のアクシデント等によって生じる振動はその多くが1、2回である。そのため、上記所定回数を、アクシデント等によって通常生じる振動回数よりも多く設定することにより、地震による振動を検知した場合にのみ確実にガスの供給を遮断できる。したがって、アクシデント等によって生じる振動を検知した場合に誤動作によってガスバーナが消火されることがなく、使い勝手がよい。
請求項3に記載の発明によれば、振動の継続時間と回数との双方によって地震による振動と調理器使用中のアクシデント等に起因する振動とを区別するので、さらに確実に地震による振動を検知した場合にのみガスの供給を遮断できる。したがって、アクシデント等によって生じる振動を検知した場合に誤動作によってガスバーナが消火されることがなく、使い勝手がよい。
請求項4に記載の発明によれば、所定経過時間内に、継続時間が所定継続時間以上であって且つ前後の非振動時間が所定非振動時間以上の振動が所定回数検知された場合にのみガスバーナが消火される。ここで、地震による振動の多くは、その複数の振動間の非振動時間が数十ms〜数百msである。そのため、上記所定非振動時間を、地震の非振動時間の下限である数十msよりも小さく設定することにより、地震以外の、調理器使用中のアクシデントや調理器の設置環境等に起因する振動が上記所定非振動時間よりも短い間隔で生じた場合でも、誤動作によってガスバーナが消火されることがなく、使い勝手がよい。
請求項5に記載の発明によれば、感震器による振動検知を停止した場合には、ガスバーナの燃焼時間を所定燃焼時間に限定できる。したがって、調理器の設置位置等の条件によって地震の振動と近似した振動が生じる場合であっても、誤動作でガスバーナが消火されることがないので使い勝手が良く、また、ガスバーナが所定燃焼時間で消火されるので安全が確保される。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1及び図2を参照して、1は、ガスコンロであり、このガスコンロ1は、2つのコンロバーナ2、3と、これらコンロバーナ2、3に対してガスを供給するガス供給管4とを備えている。また、ガスコンロ1の前面には、コンロバーナ2、3の点・消火操作及び火力調節をそれぞれ行う操作部51、52が設けられている。
ガス供給管4は、上流側、すなわちガス供給源側から下流側に向かって二股に分岐しており、その二股に分岐したガス供給路41、42がそれぞれ上記コンロバーナ2、3に接続されている。
各コンロバーナ2、3近傍には、点火のための火花放電を行うイグナイタ(図示せず)と、燃焼熱を感知して起電力を発生するサーモカップル(図示せず)とがそれぞれ設けられている。
ガス供給路41、42には、各操作部51、52の操作によってそれぞれ開閉されるメイン弁61、62と、各操作部51、52の操作によってそれぞれ開かれ、その後は制御部7による通電制御によって開弁維持あるいは閉弁される電磁弁(開閉手段)81、82とがそれぞれ設けられている。また、コンロバーナ3へのガス供給路42は2つの細い管に分岐して再合流している。この分岐した一方の管には、コンロバーナ3の温調制御のために、コンロバーナ3の中央に設けられている温度センサ3aによって検出された被調理物の検出温度に応じて制御部7によって開閉制御される電磁開閉弁から成る温調弁9が設けられている。
上記制御部7には感震器10が接続されており、この感震器10は、所定レベル以上の振動を検知した場合に振動検知信号を制御部7に対して出力する。感震器10は、ガスコンロ1の底板11の右側後部に設置されている。具体的には、図3に示すように、感震器本体101が固着された感震器基板102を基板取付箱103にネジ104でネジ留めし、この基板取付箱103をガスコンロ1の底板11にネジ105でネジ留めしている。基板取付箱103とガスコンロ1の底板11との間にはバネ106を介在させており、これにより基板取付箱103が上方に付勢され、ネジ105の調節による基板取付箱103の整準作業が容易になっている。
なお、ガスコンロ1の前面の略中央には、緊急消火ボタンEが設けられており、使用者がこの緊急消火ボタンを押すと、制御部7の制御によって、電磁弁81、82が閉じられるように構成されている。
次に、本実施形態の作用について、図4に示したフローチャートに基づいて説明する。
各コンロバーナ2、3の消火状態において、使用者が各操作部51、52で点火操作すると(S1)、メイン弁61、62が開弁されると共に電磁弁81、82が開弁され、同時に上記イグナイタによって各コンロバーナ2、3が点火される。各コンロバーナ2、3が点火されると、各コンロバーナ2、3近傍に設けられたサーモカップルの起電力を制御部7が検知し、該制御部7からの通電によって電磁弁81、82が開弁状態に保持され、各コンロバーナ2、3は燃焼状態に維持される(S2)。
各コンロバーナ2、3の燃焼状態において、使用者が各操作部51、52で消火操作すると(S3:Yes)、メイン弁61、62が閉じられて、各コンロバーナ2、3は消火される。それと同時に、制御部7から電磁弁81、82への通電が停止され、電磁弁81、82が閉弁状態となる(S4)。
また、各コンロバーナ2、3の燃焼状態において、感震器10が振動を検知し、振動検知信号を制御部7に対して出力すると(S5:Yes)、制御部7は、内蔵されたタイマで感震器10が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測し、その継続時間が30ms(所定継続時間)に達した場合には(S6:Yes)、電磁弁81、82を閉弁制御し、ガス供給路41、42を閉じてガスバーナ2、3を消火する(S7)。
このような制御により、感震器10が、図5に示すような地震による振動を検知した場合には、40ms継続する最初の振動の継続時間が30msに達した時点で電磁弁81、82が閉弁制御され、ガス供給路41、42が閉じられてガスバーナ2、3が消火される。これに対し、感震器10が、図6に示すような、調理器1使用中のアクシデント、具体的には鍋やフライパン等の調理器具を調理器1の側面にぶつけてしまったことによって生じる振動を検知した場合には、電磁弁81、82が閉弁制御されず、ガスバーナ2、3の燃焼状態が維持される。
次に、第2の実施形態について説明する。装置の構成については、上述した実施形態と同様であるので、説明を省略し、第2の実施形態の作用について、図7に示したフローチャートに基づいて説明する。
各コンロバーナ2、3の消火状態において、使用者が各操作部51、52で点火操作すると(S11)、メイン弁61、62が開弁されると共に電磁弁81、82が開弁され、同時に上記イグナイタによって各コンロバーナ2、3が点火される。各コンロバーナ2、3が点火されると、各コンロバーナ2、3近傍に設けられたサーモカップルの起電力を制御部7が検知し、該制御部7からの通電によって電磁弁81、82が開弁状態に保持され、各コンロバーナ2、3は燃焼状態に維持される(S12)。各コンロバーナ2、3が燃焼状態となると、制御部7内の振動カウンタCが0にセットされる(S13)。
各コンロバーナ2、3の燃焼状態において、使用者が各操作部51、52で消火操作すると(S14:Yes)、メイン弁61、62が閉じられて、各コンロバーナ2、3は消火される。それと同時に、制御部7から電磁弁81、82への通電が停止され、電磁弁81、82が閉弁状態となる(S15)。
また、各コンロバーナ2、3の燃焼状態において、感震器10が振動を検知し、振動検知信号を制御部7に対して出力すると(S16:Yes)、制御部7は、内蔵されたタイマ1で感震器10が最初の振動を検知した検知開始時(第1検知開始時)からの経過時間を計測する(S17)と共に、同じく内蔵されたタイマ2で感震器10が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測する(S18)。継続時間が30ms(所定継続時間)未満だった場合には(S18:No)、制御部7は、タイマ1をリセットして(S19)、処理をS14に戻す。継続時間が30msに達した場合には(S18:Yes)、制御部7は、振動カウンタCを1だけカウントアップし(S20)、続いて振動カウンタCが3になったか否かを判定する(S21)。なお、上記タイマ2は、継続時間を計測している振動が終了したときにリセットされる。
振動カウンタCが3に達していない場合には(S21:No)、制御部7は、タイマ1で計測されている経過時間が5s以内か否かを判定する(S22)。経過時間が5s以内でない場合には(S22:No)、制御部7は処理をS13に戻し、振動カウンタCをリセットする。経過時間が5s以内の場合には(S22:Yes)、制御部7は、感震器10からの次の振動検知信号の入力待ち状態となり(S23:No)、次の振動検知信号が入力された場合には(S23:Yes)、上記タイマ2で感震器10が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測する(S24)。そして、継続時間が30ms未満だった場合には(S24:No)、制御部7は、処理をS22に戻して次の振動検知信号の入力待ち状態を維持する。継続時間が30msに達した場合には(S24:Yes)、制御部7は、タイマ1で計測されている経過時間が5s以内か否かを判定する(S25)。経過時間が5s以内でない場合には(S25:No)、制御部7は処理をS13に戻し、振動カウンタCをリセットする。経過時間が5s以内の場合には(S25:Yes)、制御部7は、処理をS20に戻し、振動カウンタCを1だけカウントアップする。
このようにして振動カウンタCがカウントされていった結果、振動カウンタCが3に達した場合には(S21:Yes)、継続時間が30ms以上の振動を5s以内に3回(所定回数)検知したことになり、制御部7は、電磁弁81、82を閉弁制御し、ガス供給路41、42を閉じてガスバーナ2、3を消火する(S26)。
このような制御により、感震器10が、図8に示すような地震による振動を検知した場合には、最初の40msの振動、2番目の50msの振動、3番目の60msの振動によってそれぞれ振動カウンタCがカウントアップされ、3つ目の60ms継続する振動の継続時間が30msに達した時点で電磁弁81、82が閉弁制御され、ガス供給路41、42が閉じられてガスバーナ2、3が消火される。これに対し、感震器10が、図9に示すような、調理器1使用中のアクシデント、具体的には鍋やフライパン等の調理器具を調理器1の側面にぶつけてしまったことによって生じる振動を検知した場合には、その振動が3回生じたとしても、その振動が30msに達していないので振動カウンタCはカウントアップされず、振動カウンタCが3に達しないので、電磁弁81、82が閉弁制御されず、ガスバーナ2、3の燃焼状態が維持される。
なお、上記説明では、最初に生じる振動を基準に振動カウンタC及びタイマ1が設定されているが、実際には、感震器10によって検知される全ての振動について振動カウンタC及びタイマ1が設定され、全ての振動の開始時を基準として、その開始時から5s以内に30ms以上継続する振動が3回発生するか否かが監視される。
また、上記第2の実施形態の構成に加え、振動間及び振動後の、感震器10によって振動が検知されない非振動時間を計測し、継続時間が30ms以上の振動で且つ振動前後両方の非振動時間が30ms(所定非振動時間)以上の振動を3回検知した場合に電磁弁81、82を制御し、ガス供給路41、42を閉じてガスバーナ2、3を消火するようにしても良い。なお、最初に検知された振動については、その振動前の被振動時間は30ms以上として処理される。このような制御により、感震器10が、図10に示すような地震による振動を検知した場合には、最初の40msの振動、2番目の50msの振動及び5番目の60msの振動については、継続時間が30ms以上で且つ振動前後両方の非振動時間が30ms以上なので、振動カウンタCがカウントアップされるが、3番目及び4番目の10msの振動については、継続時間及び振動前後の非振動時間の条件を満たさないので、振動カウンタCがカウントアップされない。この場合、5番目の60ms継続する振動後の非振動時間が30msに達した時点で、制御部7によって電磁弁81、82が閉弁制御され、ガス供給路41、42が閉じられてガスバーナ2、3が消火される。
また、上記2つの実施形態において、感震器10による振動検知を停止する感震器停止手段を設けるようにしても良い。この感震器停止手段は、具体的には、操作ボタン等を複数同時に操作するような、通常の操作ではあり得ない特殊操作や、メイン基板内に設けられた切り替えスイッチ等によって、感震器の振動検知を停止できるようにする。ここで、感震器停止手段によって感震器の振動検知を停止した場合には、地震が発生してもコンロバーナ2、3が消火されないため、いわゆる消し忘れタイマを設け、一定時間(例えば10分)でコンロバーナ2、3が消火されるようにする。具体的には、制御部7が、コンロバーナ2、3の燃焼開始時からの燃焼時間を計測し、その燃焼時間が10分に達した場合に電磁弁81、82を制御し、ガス供給路41、42を閉じてコンロバーナ2、3を消火する。
なお、前記実施形態では、コンロバーナ2、3の点火及び消火を行う操作部51、52として回転式のものを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、バーナ2、3の点火及び消火操作を行える操作部であればどのような構成のものであっても良い。例えば、プッシュプッシュ機構を用いた押圧式の操作部を設けても良い。
なお、上記実施形態では、ガス燃焼調理器具として卓上のガスコンロ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ビルドインコンロにも適用することができる。
また、上記実施形態では、ガスバーナとして2つのコンロバーナを有するガスコンロを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、2口のコンロバーナと1つのグリルバーナとを有するグリル付きコンロにも適用することができる。
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
本発明の実施の形態に係るガスコンロを示す斜視図 ガスコンロのガス回路とその制御系とを示す回路図 感震器を示す断面図 ガスコンロを作動させるときにおける制御を示すフローチャート 感震器の出力状態を示すタイムチャート 感震器の出力状態を示すタイムチャート 第2の実施形態に係るガスコンロを作動させるときにおける制御を示すフローチャート 感震器の出力状態を示すタイムチャート 感震器の出力状態を示すタイムチャート 感震器の出力状態を示すタイムチャート
符号の説明
2、3 コンロバーナ
1、42 ガス供給路
7 制御部
1、82 電磁弁(開閉手段)
10 感震器

Claims (5)

  1. 調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、
    上記制御手段は、感震器が振動を検知した検知開始時からその振動が継続する継続時間を計測し、該継続時間が所定継続時間に達した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴とする感震器付きガス調理器。
  2. 調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、
    上記制御手段は、感震器が振動を検知した検知開始時からの経過時間を計測し、該検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に、感震器が所定回数の振動を検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴とする感震器付きガス調理器。
  3. 調理用ガスバーナと、該ガスバーナに対してガスを供給するガス供給路と、該ガス供給路を開閉する開閉手段と、該開閉手段の開閉を制御する制御手段と、所定レベル以上の振動を検知する感震器とを備え、感震器によって振動が検知された場合に制御手段が開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火する感震器付きガス調理器であって、
    上記制御手段は、感震器が振動を検知した第1検知開始時からの経過時間を計測し、該第1検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に感震器が検知する複数の振動について、感震器がそれらの振動を検知した各検知開始時からその振動が継続する各継続時間をそれぞれ計測していき、継続時間が所定継続時間以上の振動を所定回数検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴とする感震器付きガス調理器。
  4. 上記制御手段は、上記第1検知開始時から上記経過時間が所定経過時間に達するまでの間に感震器が検知する複数の振動について、その複数の振動間及び振動後の、感震器によって振動が検知されない非振動時間を計測し、
    継続時間が所定継続時間以上の振動で且つ振動前後両方の非振動時間が所定非振動時間以上の振動を所定回数検知した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴とする請求項3記載の感震器付きガス調理器。
  5. 上記感震器による振動検知を停止する感震器停止手段を備え、該感震器停止手段によって感震器による振動検知を停止した場合には、制御手段は、ガスバーナの燃焼開始時からの燃焼時間を計測し、該燃焼時間が所定燃焼時間に達した場合に開閉手段を制御し、ガス供給路を閉じてガスバーナを消火することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の感震器付きガス調理器。
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