JP6920185B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス供給路の遮断機能を備えたマイコンメータの下流側に接続される加熱調理器に関する。
従来、加速度センサなどの振動検出手段を備え、所定の閾値以上の振動が検出されると、バーナへの燃料ガスの供給を遮断する加熱調理器が知られている。また、加熱調理器に接続されるガス供給管には、一般に、所定の閾値以上の振動が検出されると、ガス供給管からの燃料ガスの供給を遮断する機能を備えたマイコンメータ(ガスメータ)が配設されている。これらによって、地震が生じた場合でも高い安全性が確保されている。
屋内に設置される加熱調理器は、近くに可燃物があることが多いため、地震が発生した場合、屋外に配設されることが多いマイコンメータよりも早く燃料ガスの供給を遮断させることが好ましい。このため、加熱調理器の振動検出手段が検出する振動の閾値を、マイコンメータで遮断機能が作動するそれよりも低く設定し、マイコンメータの遮断機能が作動するよりも先に加熱調理器のバーナの燃焼を停止させることが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、マイコンメータから加熱調理器までのガス供給管は一定の長さを有するため、マイコンメータで遮断機能が作動する前に加熱調理器で燃料ガスの供給が遮断されると、マイコンメータと加熱調理器との間のガス供給管内に一定量の燃料ガスが残留する。それゆえ、マイコンメータの遮断機能が作動する大きさの振動を有する地震がおさまった後、次回の点火操作が行われると、ガス供給管内に残留する燃料ガスが消費されるまでの一定時間はバーナが燃焼し、その後、バーナが失火する。通常、マイコンメータは加熱調理器から離れた場所に設置されているため、使用者はマイコンメータの遮断機能が作動したことを認識し難い。その結果、少なくとも一定時間のバーナの燃焼を認識した使用者は、ガス供給管から加熱調理器へ燃料ガスは供給されていると判断して、再点火操作を繰り返し、加熱調理器が不全に陥ったと誤認する虞がある。
マイコンメータの遮断機能が作動した場合、屋内のリモコン装置から遮断情報や復帰操作情報を報知することも提案されている(特許文献2)。
しかしながら、リモコン装置を別に設けたり、マイコンメータとリモコン装置とを接続したりしなければならず、高コストになるという問題や施工工事が複雑化するという問題がある。また、特許文献1のようにマイコンメータの遮断機能の作動よりも先に加熱調理器への燃料ガスの供給を遮断させる場合、遮断機能が作動していても一定時間はバーナの燃焼が継続するため、遮断機能が作動しているかどうか適切な判断をすることが難しい。さらに、不在時に遮断機能が作動すると、使用者は遮断機能の作動を知らない場合が多いから、通常の失火と遮断機能による失火との判別が難しく、使用者の使い勝手が悪いという問題がある。
特開2005−300055号公報 特開2013−50247号公報
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、所定の閾値以上の振動が発生するとガス供給路を遮断する機能を備えたマイコンメータの下流側に接続され、マイコンメータの遮断機能が作動する閾値よりも低い閾値の振動でバーナへの燃料ガスの供給が停止される加熱調理器で、マイコンメータの遮断機能が作動しているかどうかを適切に使用者に知らせることにある。
本発明によれば、
所定の閾値以上の振動を検出するとガス供給路を遮断する機能を備えたマイコンメータの下流側に接続される加熱調理器であって、
ガス供給路から供給される燃料ガスを燃焼させるバーナと、
振動を検出する振動検出手段と、
バーナの燃焼状態を検出する燃焼検出手段と、
バーナへの燃料ガスの供給を遮断する遮断手段と、
報知手段と、
振動検出手段により第1閾値以上の振動が検出されると、遮断手段によりバーナへの燃料ガスの供給を遮断する遮断制御部と、
振動検出手段により第1閾値よりも高い第2閾値以上の振動が検出されると、高振動履歴を「有」に設定する高振動履歴有設定部と、
燃焼検出手段によりバーナの着火が検出されてから所定の失火判定時間が経過するまでにバーナの失火が検出される失火不良が生じるかどうかを判定する不良判定部と、
失火不良が生じており、且つ高振動履歴が「有」に設定されている場合、報知手段から遮断確認情報を報知させる遮断判定部と、を有する加熱調理器が提供される。
上記加熱調理器によれば、バーナが着火してから失火判定時間が経過するまでのバーナの失火の判定と、加熱調理器への燃料ガスの供給を遮断する第1閾値よりも高い第2閾値以上の振動が発生したかどうかの高振動履歴の有無の判定との両判定を行うから、マイコンメータの遮断機能が作動した状態で、マイコンメータと加熱調理器との間のガス供給路に残留していた燃料ガスの消費によって一定時間のみバーナが燃焼したかどうかを判定することができる。これにより、マイコンメータの遮断機能が作動しているかどうかを加熱調理器から適切に使用者に知らせることができる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
不良判定部は、バーナの点火操作が行われてから所定の着火判定時間が経過するまでに燃焼検出手段によりバーナの着火が検出されない着火不良が生じるかどうかを判定し、
遮断判定部は、着火不良が生じており、且つ高振動履歴が「有」に設定されている場合、報知手段から遮断確認情報を報知させる。
上記失火不良が生じたときの遮断確認情報の報知に使用者が気づかないと、使用者は再点火操作を行う場合がある。この再点火操作時には、ガス供給路内に残留する燃料ガスは先のバーナの燃焼によって消費されているから、バーナが着火しない着火不良が生じる可能性が高い。そのため、バーナの着火から失火判定時間が経過するまでのバーナの失火のみに基づきマイコンメータの遮断機能の作動を判定すると、再点火操作における通常の着火不良とマイコンメータの遮断機能による着火不良との判別ができないという問題がある。
しかしながら、上記加熱調理器によれば、バーナの点火時に着火不良が生じた場合でも、高振動履歴の有無を確認するから、再点火操作が行われるときにもマイコンメータの遮断機能が作動しているかどうかを適切に使用者に知らせることができる。
好ましくは、上記加熱調理器は、さらに、
失火不良が生じることなく失火判定時間を経過した後、または報知手段から遮断確認情報を報知させた後、高振動履歴を「無」に設定する高振動履歴無設定部を有する。
例えば、不在時に閾値以上の振動が生じてマイコンメータの遮断機能が作動した場合、その後の点火操作で加熱調理器から遮断確認情報が報知されても、不慣れな使用者は報知に気づかない虞がある。そのため、遮断確認情報の報知後に使用者がマイコンメータの解除操作を行ったかどうかを加熱調理器で判定できない場合、遮断確認情報が報知された後、一律に高振動履歴を「無」に設定すると、次回の点火操作が行われたときにマイコンメータの遮断機能の作動に起因して着火不良や失火不良(以下、これら両方の不良を総称する場合、「着火不良等」という)が生じても、不良の原因を報知することができないという問題がある。
しかしながら、上記加熱調理器によれば、遮断確認情報が報知された場合でも、失火判定時間を経過するまで点火状態が維持されなければ高振動履歴は「無」に設定されないから、マイコンメータの復帰操作が行われない限り、遮断確認情報を報知させることができる。
一方、一定以上の震度の地震があると、マイコンメータの遮断機能が作動することを知っている使用者であれば、遮断確認情報の認識に関わらず自発的にマイコンメータの遮断機能の解除操作を実行する場合がある。このような場合、燃料ガスの供給の遮断による着火不良等は生じないが、バーナヘッドのずれや燃焼検出手段の検出不良などに起因した通常の着火不良等は生じうる。そのため、高振動履歴が「無」に設定されていないと、通常の着火不良等にも関わらず、遮断確認情報が報知されてしまい、マイコンメータの解除操作を行った使用者に違和感を与える場合がある。
しかしながら、上記加熱調理器によれば、遮断確認情報を報知させた後、高振動履歴が「無」に設定されるから、次回の点火操作が行われる前にマイコンメータの復帰操作が行われ、通常の着火不良等が生じた場合に、誤った遮断確認情報の報知を防止できる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
不良判定部は、バーナの点火操作が行われると、燃料ガスの消費量に基づき、失火判定時間を変更する。
点火されるバーナ数や着火後のバーナの加熱量などの使用状況は変更されることが多いから、ガス供給路に残留する燃料ガスの消費時間は使用状況に応じて異なってくる。そのため、加熱調理器全体での燃料ガスの消費量が多く、短時間内にバーナが失火すると、失火から一定時間が経過した後、遮断確認情報が報知される場合がある。
しかしながら、上記加熱調理器によれば、燃料ガスの消費量に基づき失火判定時間が変更されるから、適切なタイミングでマイコンメータの遮断機能が作動しているかどうかを使用者に知らせることができる。
以上のように、本発明によれば、マイコンメータの遮断機能が作動するよりも低い振動でバーナへの燃料ガスの供給を停止させる加熱調理器でも、リモコン装置の設置やマイコンメータとの接続を行うことなく、マイコンメータの遮断機能が作動しているかどうかを適切に使用者に知らせることができる。従って、本発明によれば、安全性に優れるだけでなく、使用者の使い勝手に優れる加熱調理器を低コストで提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の設置状態を示すガス回路図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における制御動作の一例を示すフローチャートの一部である。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における制御動作の一例を示すフローチャートの一部である。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器をガスコンロに適用した場合の設置状態を示すガス回路図である。ガスコンロ1は、例えば、屋外から屋内に延設されたガス供給管L2に接続されており、ガス供給管L2は、上流側に配設されたマイコンメータ100を介して外部のガス配管L1と接続されている。従って、燃料ガスは、外部のガス配管L1からマイコンメータ100を介してガス供給管L2を通り、ガスコンロ1に供給される。
マイコンメータ100は、振動を検出する感震器101と、感震器101で所定の閾値以上(例えば、震度5以上)の振動が検出されると、ガス配管L1からガス供給管L2への燃料ガスの供給を遮断する遮断弁102とを備えている。また、マイコンメータ100の外装ケースには、遮断機能が作動すると点滅する表示ランプ103と、遮断機能を解除する解除スイッチ104とが設けられている。
ガスコンロ1は、図示しない本体ケース内に、複数のコンロバーナ12a,12bと、上下のグリルバーナ22a,22b(以下、これらを総称する場合、「バーナ12a等」という)と、ガスコンロ1全体の運転を制御するコントロールユニットCとを備える。コンロバーナ12a,12b及びグリルバーナ22a,22bにはそれぞれ、コンロ本体内に配設されたメインガス管L3から分岐する分岐管L4が接続されている。
メインガス管L3から分岐管L4への分岐箇所よりも上流側には、ガス供給管L2と接続される元電磁弁40が配設されている。各分岐管L4には、上流側から順に、各分岐管L4を開閉する開閉電磁弁40a,40b,41と、各分岐管L4を流通する燃料ガスの供給量を調節する流量調節弁42a,42b,44a,44bとが介設されている。
コンロバーナ12a,12b及びグリルバーナ22a,22bの炎孔近傍には、点火電極16a,16b,31a,31bと、燃焼状態を検出するための熱電対(燃焼検出手段)17a,17b,33a,33bとが設けられている。点火電極16a,16b,31a,31bは、図示しないイグナイタをコントロールユニットCで通電制御することにより火花放電し、熱電対17a,17b,33a,33bは、加熱温度に応じて熱起電力を出力値としてコントロールユニットCに出力する。また、本体ケースの前面には、コンロバーナ12a,12b及びグリルバーナ22a,22bの点消火スイッチ50a,50b,51が設けられている。これらの点消火スイッチ50a,50b,51は、押操作と回転操作とが可能な操作子である。点消火スイッチ50a,50b,51の押操作によって対応するコンロバーナ12a,12b及びグリルバーナ22a,22bが点火または消火され、点消火スイッチ50a,50b,51の回転操作によって流量調節弁42a,42b,44a,44bの開度が調節され、それによって燃料ガスの供給量が調節されて、対応するコンロバーナ12a,12b及びグリルバーナ22a,22bの加熱量が調節される。
また、コンロ本体内には、振動を検出する加速度センサ60(振動検出手段)と、ガスコンロ1の所定の運転情報を表示する液晶表示部70と、所定の音声情報を報知するスピーカ71とが配設されている。加速度センサ60は振動を検出すると、コントロールユニットCに検出信号を出力する。
コントロールユニットCは、図示しないCPU、ROM、RAM、タイマを備えたマイクロコンピュータからなり、メモリに保持された各種の制御プログラムを実行することにより、ガスコンロ1の運転を制御する機能を有する。また、コントロールユニットCは、機能的構成手段として、バーナ12a等の点消火を行う点消火制御部、元電磁弁40及び開閉電磁弁40a,40b,41の開閉や流量調節弁42a,42b,44a,44bの開度を調節する弁駆動部、点火操作が行われてから所定の着火判定時間が経過するまで熱電対17a,17b,33a,33bからの出力値が着火検出用の所定の着火閾値未満である場合、バーナ12a等の着火不良と判定し、着火検出後の所定の失火判定時間内に熱電対17a,17b,33a,33bからの出力値が失火検出用の所定の失火閾値未満になると、バーナ12a等の失火不良と判定する不良判定部、加速度センサ60で第1閾値以上(例えば、震度4以上)の振動が検出されると、元電磁弁40及び開閉電磁弁40a,40b,41の閉弁信号を出力する遮断制御部、加速度センサ60で第2閾値以上(例えば、震度5以上)の振動が検出されると、メモリの高振動履歴を「有」に設定する高振動履歴有設定部、バーナ12a等の着火が検出された後、失火判定時間を経過しても熱電対17a,17b,33a,33bからの出力値が失火検出用の失火閾値以上である場合、メモリの高振動履歴を「無」に設定する高振動履歴無設定部、不良判定部で着火不良等が生じており、且つ高振動履歴が「有」に設定されている場合、所定の遮断確認情報を液晶表示部70及びスピーカ71から報知させる遮断判定部、不良判定部で着火不良等が生じているが、高振動履歴が「無」に設定されている場合、所定の不着火情報や失火情報を液晶表示部70及びスピーカ71から報知させる着火不良等報知部、第1閾値以上の震度が生じた場合、所定の地震情報を液晶表示部70及びスピーカ71から報知させる地震報知部、及び着火判定時間や失火判定時間を計時する計時部を備える。従って、本実施の形態では、元電磁弁40及び開閉電磁弁40a,40b,41がバーナ12a等への燃料ガスの供給を遮断する遮断手段として機能する。また、メモリには、第1及び第2閾値の各閾値、着火不良及び失火不良を判定する各閾値、着火判定時間及び失火判定時間の各判定時間などのデータテーブルが格納されている。
次に、図2〜図3を参照して、本実施の形態のガスコンロ1の制御動作を説明する。なお、ガスコンロ1は、第1及び第2閾値以上の振動が発生したかどうかを常時、監視しており、運転状態に関わらず加速度センサ60で第2閾値以上の振動が検出された場合、高振動履歴が「有」に設定される。以下では、コンロバーナ12aで点火操作がされた場合の制御動作を例に挙げて説明するが、他のコンロバーナ12b及びグリルバーナ22a,22bの制御動作も同様である。
使用者が点消火スイッチ50aを押操作すると、点火処理が実行される。図示しないが、この点火処理では、元電磁弁40及び開閉電磁弁40aが開弁されるとともに、流量調節弁42aが所定の点火開度に調節され、点火電極16aから火花放電を生じさせる(ステップS1〜ST2)。また、点火処理が開始されると、所定の着火判定時間a(例えば、10秒間)を計時するための着火タイマtaをスタートさせる(ステップST3)。
着火判定時間aが経過する前に、熱電対17aからの出力値が所定の着火閾値(例えば、2.5mV)以上になりコンロバーナ12aの着火が検出されると、点火電極16aからの火花放電を停止させ、所定の失火判定時間b(例えば、30秒間)を計時するための失火タイマtbをスタートさせる(ステップST4〜ST5)。
点消火スイッチ50aを押操作する消火操作が行われることなく、失火判定時間bが経過する前に熱電対17aからの出力値が所定の失火閾値(例えば、4.0mV)未満になり失火が検出されると(ステップST6及びST7でNo、ステップST9で、Yes)、元電磁弁40及び開閉電磁弁40aを閉弁させる消火処理を行う(ステップST10)。そして、この場合、コンロバーナ12aが着火した後、一定時間、燃焼が継続したにも関わらず、コンロバーナ12aが失火しているため、ガス供給管L2内に残留していた燃料ガスのみが燃焼していた可能性が高い。このため、高振動履歴が「有」に設定されているかどうかがさらに判定される(ステップST11)。
このとき、高振動履歴が「有」に設定されている場合(ステップST11で、Yes)、加速度センサ60で第2閾値以上の振動が検出されており、マイコンメータ100の遮断機能が作動している可能性が高いから、液晶表示部70及びスピーカ71から遮断確認情報を報知させる(例えば、液晶表示部70から「ガスメータが遮断されていないかご確認ください」の文字情報の報知や、スピーカ71から同様の音声情報の報知)(ステップST12)。これにより、使用者にマイコンメータ100の遮断機能が作動していることを認識させることができる。
一方、失火不良が生じているが、高振動履歴が「無」に設定されている場合(ステップST11で、No)、振動とは別の要因によりコンロバーナ12aが失火した可能性が高い。このため、液晶表示部70及びスピーカ71から失火情報を報知させる(例えば、液晶表示部70から「立ち消え安全装置が働きました」の文字情報の報知や、スピーカ71から同様の音声情報の報知)(ステップST13)。これにより、使用者にコンロバーナ12aの確認を喚起させることができる。
一方、失火判定時間bが経過しても、熱電対17aからの出力値が失火閾値以上であれば(ステップSTで7、Yes)、マイコンメータ100の遮断機能は作動しておらず、正常にガス供給管L2から燃料ガスが供給されているから、高振動履歴を「無」に設定する(ステップST8)。これにより、次回の点火操作が行われたときに着火不良等が生じても、遮断確認情報が報知されるのを防止できる。
また、上記のようにして、第2閾値以上の振動が検出された後、最初の点火操作が行われて遮断確認情報を報知させたが、使用者がこれに気づかなかった場合、再度の点火操作が行われると、ガス供給管L2内に残留する燃料ガスは消費されているため、着火不良が生じる可能性が高い。このため、着火判定時間a内に着火が検出されない場合(ステップST4で、No、ステップST14で、Yes)、消火処理を行い、さらに高振動履歴が「有」に設定されているかどうかを判定する(ステップST15〜ST16)。
前回の点火操作が行われたときに失火判定時間b内に失火不良が生じている場合、高振動履歴は「有」の設定のままであるから(ステップST16で、Yes)、再度、液晶表示部70及びスピーカ71から上記した遮断確認情報を報知させる(ステップST17)。これにより、使用者が最初の遮断確認情報を認識していなかった場合でも、マイコンメータ100の遮断機能が作動していることを確実に認識させることができる。
一方、着火判定時間a内に着火が検出されず、高振動履歴が「無」に設定されていれば、通常の着火不良の可能性が高いから、液晶表示部70及びスピーカ71から不着火情報を報知させる(例えば、液晶表示部70から「火がついていません。もう一度点火してください」の文字情報の報知や、スピーカ71から同様の音声情報の報知)(ステップST16及びST18)。
なお、コンロバーナ12aが正常に燃焼している状態で第1閾値以上の振動が検出されると、元電磁弁40及び開閉電磁弁40aを閉弁させてコンロバーナ12aを消火させ、液晶表示部70及びスピーカ71から所定の地震情報を報知させる(例えば、液晶表示部70から「強いゆれを検知し消火しました」の文字情報の報知や、スピーカ71から同様の音声情報の報知)(ステップST19〜ST21)。これにより、使用者にコンロバーナ12aの消火の確認を喚起させることができる。また、マイコンメータ100の遮断機能が作動しない程度の振動である場合(ステップST22で、No)、次回の点火操作が行われたときに遮断確認情報は報知されないから、使用者の誤認を防止できる。
また、上記第2閾値以上の振動が検出されると、高振動履歴が「有」に設定される(ステップST22〜ST23)。なお、通常、地震が生じた直後に点火操作は行われないから、コンロバーナ12aの消火と同時に遮断確認情報を報知させる必要はない。
コンロバーナ12aが正常に点火され、燃焼中に第1閾値以上の振動が生じず、点消火スイッチ50aを押操作する消火操作が行われると(ステップST24で、Yes)、消火処理が行われる(ステップST25)。
以上詳細に説明したように、上記ガスコンロ1によれば、マイコンメータ100で遮断機能が作動する前にガスコンロ1で燃料ガスの供給が遮断されると、マイコンメータ100とガスコンロ1との間のガス供給管L2に燃料ガスが残留する。そのため、マイコンメータ100の遮断機能が作動した状態では、残留する燃料ガスが消費される一定時間はバーナ12a等が点火するものの、その後、失火する。従って、バーナ12a等が着火してから失火判定時間が経過するまでのバーナ12a等の失火の判定と、ガスコンロ1で第2閾値以上の振動が検出されていたかどうかの高振動履歴の有無の判定との両判定を行うことにより、マイコンメータ100の遮断機能が作動した状態で、マイコンメータ100とガスコンロ1との間のガス供給管L2に残留した燃料ガスの消費によって一定時間のみバーナ12a等が燃焼したかどうかを判定することができる。これにより、マイコンメータ100の遮断機能が作動していることを報知させるリモコン装置などの報知手段を別に設けたり、マイコンメータ100とガスコンロ1とを接続したりすることなく、マイコンメータ100の遮断機能が作動しているかどうかを適切に使用者に知らせることができる。
また、上記ガスコンロ1によれば、第2閾値以上の振動が検出されて高振動履歴が「有」に設定されていても、使用者が自発的にマイコンメータ100の復帰操作を行った場合、ガス供給管L2の遮断による失火不良は生じないから、遮断確認情報は報知されない。従って、マイコンメータ100の遮断機能が作動しているときだけ遮断確認情報を報知させることができる。
また、上記ガスコンロ1によれば、バーナ12a等の点火時に着火不良が生じた場合でも、高振動履歴の有無を確認するから、再点火操作が行われるときにもマイコンメータ100の遮断機能が作動しているかどうかを適切に使用者に知らせることができる。
また、上記ガスコンロ1によれば、遮断確認情報が報知された場合でも、失火判定時間を経過するまで点火状態が維持されなければ高振動履歴が「無」に設定されないから、使用者が最初の遮断確認情報に気づかず、再点火操作を行った場合でも、確実に遮断確認情報を報知させることができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、遮断確認情報が報知された場合でも、失火判定時間を経過するまで点火状態が維持されなければ高振動履歴が「無」に設定されないが、遮断確認情報が報知されれば、高振動履歴を「無」に設定してもよい。これによれば、使用者が自発的にマイコンメータ100の遮断機能を解除させた後、通常の着火不良が生じた場合の誤った遮断確認情報の報知を防止できる。
(2)上記実施の形態では、失火判定時間は一定時間に固定されているが、ガス供給管L2内に残留した燃料ガスの消費時間はバーナ12a等の点火数やバーナ12a等の加熱量によって異なる。このため、点火操作が行われると、加熱調理器全体の燃料ガスの消費量に基づき、失火判定時間を変更してもよい。
(3)上記実施の形態では、高振動履歴が「有」に設定される第2閾値を、マイコンメータで遮断機能が作動する閾値と一致させているが、加熱調理器とマイコンメータとは設置場所が異なるから、加熱調理器の振動検出手段で、マイコンメータの遮断機能が作動したと想定される振動の閾値を第2閾値として設定することができる。
1 ガスコンロ
100 マイコンメータ
12a,12b コンロバーナ
22,22b グリルバーナ
16a,16b33a,33b 熱電対
40 元電磁弁
60 加速度センサ
70 液晶表示部
71 スピーカ
C コントロールユニット
L2 ガス供給管

Claims (4)

  1. 所定の閾値以上の振動を検出するとガス供給路を遮断する機能を備えたマイコンメータの下流側に接続される加熱調理器であって、
    ガス供給路から供給される燃料ガスを燃焼させるバーナと、
    振動を検出する振動検出手段と、
    バーナの燃焼状態を検出する燃焼検出手段と、
    バーナへの燃料ガスの供給を遮断する遮断手段と、
    報知手段と、
    振動検出手段により第1閾値以上の振動が検出されると、遮断手段によりバーナへの燃料ガスの供給を遮断する遮断制御部と、
    振動検出手段により第1閾値よりも高い第2閾値以上の振動が検出されると、高振動履歴を「有」に設定する高振動履歴有設定部と、
    燃焼検出手段によりバーナの着火が検出されてから所定の失火判定時間が経過するまでにバーナの失火が検出される失火不良が生じるかどうかを判定する不良判定部と、
    失火不良が生じており、且つ高振動履歴が「有」に設定されている場合、報知手段から遮断確認情報を報知させる遮断判定部と、を有する加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    不良判定部は、バーナの点火操作が行われてから所定の着火判定時間が経過するまでに燃焼検出手段によりバーナの着火が検出されない着火不良が生じるかどうかを判定し、
    遮断判定部は、着火不良が生じており、且つ高振動履歴が「有」に設定されている場合、報知手段から遮断確認情報を報知させる加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器は、さらに、
    失火不良が生じることなく失火判定時間を経過した後、または報知手段から遮断確認情報を報知させた後、高振動履歴を「無」に設定する高振動履歴無設定部を有する加熱調理器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    不良判定部は、バーナの点火操作が行われると、燃料ガスの消費量に基づき、失火判定時間を変更する加熱調理器。


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