JP2006115945A - 血液成分採取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】血液成分採取装置1は、中空針291を含む中空針組立体29と、採取された血液を遠心分離する遠心分離器20と、遠心分離器20により分離された血漿を採取する血漿採取バッグ25とを備える血液成分採取回路2を有する。そして、血液成分採取装置1は、採取した血液を遠心分離器20により遠心分離し、分離された血漿を血漿採取バッグ25内に採取する血漿採取工程と、遠心分離器20内に残った主として血球(残りの血液成分)をドナーへ返還する返血工程とを有する血漿採取操作を少なくとも1回(1サイクル)行なう。また、複数の終了条件を満たして血漿採取工程を終了する場合のそれぞれについて、サイクル当りの血漿の採取量を予測し、予測された各予測値のうちの最小値に基づいて、血漿採取操作のサイクル数を決定し、設定する。
【選択図】図1
Description
(1) 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を遠心分離する遠心分離器と、
前記遠心分離器により分離された所定の血液成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を遠心分離し、前記所定の血液成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を前記供血者に返還する血液成分返還工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル行なう血液成分採取装置であって、
前記血液成分採取工程を終了する終了条件が複数設定され、該複数の終了条件のうちのいずれか1つを満たした場合に、前記血液成分採取工程を終了し、前記血液成分返還工程を行なうように構成されており、
前記各終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のそれぞれについて、サイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された各予測値のうちの最小値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を決定するサイクル数決定手段とを有することを特徴とする血液成分採取装置。
前記予測手段は、前記各終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のそれぞれについて、サイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を、第1サイクルの分から順次予測し、
前記サイクル数決定手段は、前記最小値を、第1サイクルの分から順次加算してゆき、その加算値が、前記設定された前記所定の血液成分の目標採取量以上の値になるときのサイクル数を、前記血液成分採取操作のサイクル数として決定するように構成されている上記(1)に記載の血液成分採取装置。
前記予測手段は、前記各終了条件のうちの少なくとも1つについては、その終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のサイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を、前記入力された供血者に関する情報に基づいて予測するように構成されている上記(1)または(2)に記載の血液成分採取装置。
中空針組立体29は、ドナーの血管に穿刺される中空針291と、翼292と、中空針291内に連通するチューブ293とを有している。図1中では、中空針291には、キャップが被せられている。この中空針組立体29は、コネクタ38を介して、採血・返血ライン21の一端に着脱自在に接続されている。コネクタ38は、例えばロック付きルアーコネクタで構成される。
まず、オペレーター(操作者)は、抗凝固剤注入ライン23と中空針組立体29とを抗凝固剤でプライミングし、その後、中空針291をドナーの血管に穿刺する。これにより、血漿の採取準備を完了する。
遠心分離器20から血球が流出した場合、すなわち、濁度センサ14により血球が検出された場合。
サイクル当りの採血量が許容体外循環血液量に到達した場合。
サイクル当りの血漿の採取量(血漿採取量)が予め設定されている値に到達した場合、すなわち、重量センサ16により検出されたサイクル当りの血漿採取量が、サイクル当りの設定血漿採取量(上限値)に到達した場合。
重量センサ16により検出された現在血漿採取量(総血漿採取量)が、血漿の目標採取量(目標血漿採取量)に到達した場合。
サイクル当りの血漿の採取量(予測値)A[mL]は、ドナーのヘマトクリット値(Hct)に基づき、下記式(1)から求める(算出する)。なお、この式(1)は、第1サイクルと第2サイクル以降とでは、適用する式が異なる。
[第2サイクル以降]=530−8×Hct ・・・式(1)
前記式(1)は、制御手段55のメモリーに記憶される。なお、演算式に限らず、例えば、データをテーブル化し、そのテーブルを記憶してもよい。
サイクル当りの血漿の採取量(予測値)A[mL]は、ドナーの性別、身長および体重に基づき、下記式(2)から求める(算出する)。
但し、TBV[mL]は、ドナーの循環血液量であり、下記式(3)から求める(算出する)。なお、この式(3)は、性別により(男性と女性とでは)、適用する式が異なる。また、許容循環率は、通常は、15%である。
[女性]=0.250Hi3+0.063Wt+0.662 ・・・式(3)
但し、Hi:身長[m]、Wt:体重[kg]
前記式(2)および式(3)は、制御手段55のメモリーに記憶されている。なお、演算式に限らず、例えば、データをテーブル化し、そのテーブルを記憶してもよい。
サイクル当りの血漿の採取量A(予測値)[mL]は、前記サイクル当りの設定血漿採取量[mL]とする。
2 血液成分採取回路
10 遠心分離器駆動装置
11 血液ポンプ
12 抗凝固剤ポンプ
14 濁度センサ
15 光学式センサ
151 投光部
152 受光部
153 反射板
16 重量センサ
17 第1の気泡センサ
19 タッチパネル
20 遠心分離器
21 採血・返血ライン
21a 中空針側ライン
21b 遠心分離器側ライン
21c 接続用分岐コネクタ
21d チャンバー
21g ポンプチューブ
21h チューブ
21i フィルター
22 採取バッグ側ライン
23 抗凝固剤注入ライン
23a ポンプチューブ
23c 気泡除去用チャンバー
23d 抗凝固剤溶器接続用針
24 エアーバッグ側ライン
25 血漿採取バッグ
26 エアーバッグ
29 中空針組立体
291 中空針
292 翼
293 チューブ
32 サブバッグ
32a チューブ
34 第2の気泡センサ
35 第3の気泡センサ
36 第4の気泡センサ
37 第5の気泡センサ
38 コネクタ
51 第1の流路開閉手段
52 第2の流路開閉手段
55 制御手段
61 分岐コネクタ
62 チューブ
63 フィルター
64 除菌フィルター
131 血漿層
132 血球層
141 管体
142 ローター
143 流入口
144 流出口
145 上部
146 貯血空間
147 反射面
153 反射板
201 ハウジング
202 脚部
203 モータ
204 回転軸
205 固定台
206 ボルト
207 スペーサー
S101〜S111 ステップ
Claims (6)
- 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を遠心分離する遠心分離器と、
前記遠心分離器により分離された所定の血液成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を遠心分離し、前記所定の血液成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を前記供血者に返還する血液成分返還工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル行なう血液成分採取装置であって、
前記血液成分採取工程を終了する終了条件が複数設定され、該複数の終了条件のうちのいずれか1つを満たした場合に、前記血液成分採取工程を終了し、前記血液成分返還工程を行なうように構成されており、
前記各終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のそれぞれについて、サイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された各予測値のうちの最小値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を決定するサイクル数決定手段とを有することを特徴とする血液成分採取装置。 - 前記所定の血液成分の目標採取量を入力する目標採取量入力手段と、前記入力された目標採取量を設定する目標採取量設定手段とを有し、
前記予測手段は、前記各終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のそれぞれについて、サイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を、第1サイクルの分から順次予測し、
前記サイクル数決定手段は、前記最小値を、第1サイクルの分から順次加算してゆき、その加算値が、前記設定された前記所定の血液成分の目標採取量以上の値になるときのサイクル数を、前記血液成分採取操作のサイクル数として決定するように構成されている請求項1に記載の血液成分採取装置。 - 前記供血者に関する情報を入力する供血者情報入力手段を有し、
前記予測手段は、前記各終了条件のうちの少なくとも1つについては、その終了条件を満たして前記血液成分採取工程を終了する場合のサイクル当りの前記所定の血液成分の採取量を、前記入力された供血者に関する情報に基づいて予測するように構成されている請求項1または2に記載の血液成分採取装置。 - 前記供血者に関する情報には、性別、身長、体重およびヘマトクリット値のうちの少なくとも1つが含まれる請求項3に記載の血液成分採取装置。
- 前記複数の終了条件には、前記遠心分離器から血球が流出した場合と、サイクル当りの採血量が許容体外血液循環量に到達した場合と、サイクル当りの前記所定の血液成分の採取量が予め設定されている値に到達した場合とのうちの少なくとも1つが含まれる請求項1ないし4のいずれかに記載の血液成分採取装置。
- 前記所定の血液成分は、血漿である請求項1ないし5のいずれかに記載の血液成分採取装置。
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JP2021515679A (ja) * | 2018-05-21 | 2021-06-24 | フェンウォール、インコーポレイテッド | 血漿収集量を最適化するためのシステムおよび方法 |
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