JP2006115618A - モータ制御装置 - Google Patents

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道彦 佐藤
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章夫 鳥羽
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Abstract

【課題】 1つのCPUで複雑かつ高速な演算処理を必要とすることなく複数台のモータを制御すると共に、配線の簡略化を可能とし、これによって製造コストを下げること。
【解決手段】 各モータ4a〜4nが駆動時に位置(又は速度)検出器5a〜5nによって位置(又は速度)で検出し、この検出信号12a〜12nをもとに、CPU1で、インバータ3a〜3nが出力すべき電圧の振幅と位相を求められ、この結果に応じた電圧振幅指示信号11a〜11n及び電圧位相指示信号13a〜13nを各PWM発生回路2a〜2nへ出力する。PWM発生回路2a〜2nでは、それらの電圧振幅指示信号11a〜11n及び電圧位相指示信号13a〜13nをもとに、PWM信号14a〜16a…14n〜16nを生成し、これらをインバータ3a〜3nへ入力して各インバータ3a〜3nで各モータ4a〜4nの駆動回転数を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大規模な機械装置等に組み込まれる複数台のモータを制御するモータ制御装置に関する。
従来の複数台のモータを制御するモータ制御装置の一構成例を図7に示す。この図7に示すモータ制御装置は、複数台の三相交流のモータ4a,4b,4c,…,4nの個々に、インバータ3a,3b,3c,…,3n並びに位置(又は速度)検出器5a,5b,5c,…,5nを介してCPU(Central Processing Unit)1a,1b,1c,…,1nを接続し、これらCPU1a〜1nに更に上位CPU9を接続して構成されている。
上位CPU9は、各モータ4a〜4nの速度等を指令するための上位指令信号8を各CPU1a〜1nへ送出し、各CPU1a〜1nは、その上位指令信号8による指令と、位置(又は速度)検出器5a〜5nからの位置(又は速度)検出信号13a〜13nに基づいて、インバータ3a〜3nを駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号14a〜16a…14n〜16nを出力する。これらのPWM信号14a〜16a…14n〜16nを受け取ったインバータ3a〜3nが当該インバータ3a〜3nのスイッチング素子をオン/オフして、モータ駆動電圧を出力し、モータ4a〜4nを駆動する。
この種の従来のモータ制御装置として、例えば特許文献1〜3に記載のものがある。
特許文献1では、上位CPUが各CPUにシリアル通信バス等を用いて指令を送信するようになっており、特許文献2では各CPUがシリアル通信バス等を用いて相互に通信を行なうようになっている。また、特許文献3では、1つのCPUが各インバータに供給するPWM信号を演算して送信し、各モータを駆動するようになっている。
特開平7−222456号公報 特開平3−93494号公報 特開平4−71943号公報
しかし、従来のモータ制御装置においては、次のような問題がある。
複数台のモータと同数のCPUを用いる構成のものは、CPUが一般に高価であるため製造コストが高くなる。
また、CPUを1つのみ用いるものでも、1つのCPUで複数のインバータ個々の制御信号(PWM信号)を個別に演算して生成するものでは、複雑な演算をインバータの台数分、高速に実行する必要があるため、高価なCPUを用いなければならず、結果的に製造コストが高くなる。
更に、一般に複数台のモータを制御するモータ制御装置では、配線が複雑化し、その分、製造コストも高くなる傾向があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、1つのCPUで複雑かつ高速な演算処理を必要とすることなく複数台のモータを制御すると共に、配線の簡略化を可能とし、これによって製造コストを下げることができるモータ制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるモータ制御装置は、複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、前記検出信号をもとに前記複数台のモータに印加する電圧の振幅及び位相を指示する指示信号を演算によって求める演算処理手段と、前記演算処理手段により求められた指示信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、各インバータが各モータの駆動回転数を制御する際の基となる制御信号を演算処理手段以外の発生手段で発生するようにした。そもそも制御信号は、演算処理手段の演算処理で求めるとその演算量が大きく、このため、従来ではモータ数に対応した数の演算処理手段を用いていた。また、モータに印加する電圧の振幅及び位相は、少ない演算量で求めることができる。このことから、本発明では一つの演算処理手段で複数台のモータの駆動を制御する回路構成とすることができるので、従来よりも製造コストを削減することができる。
また、本発明の請求項2によるモータ制御装置は、複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、前記複数台のモータに印加する電圧の振幅及び周波数を指示する指示信号を演算によって求める演算処理手段と、前記演算処理手段により求められた指示信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、各インバータが各モータの駆動回転数を制御する際の基となる制御信号を、演算処理手段以外の発生手段において当該演算処理手段で演算されたモータへの印加電圧の振幅及び周波数の指示信号をもとに発生するようにした。モータに印加する電圧の周波数は、上記請求項1で説明した位相よりも少ない演算量で求めることができる。このことから、より演算能力の少ない一つの演算処理手段にて、複数台のモータの駆動を制御する回路構成とすることができるので、更に製造コストを削減することができる。
また、本発明の請求項3によるモータ制御装置は、複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、前記複数台のモータの回転子位置の推定を行って擬似位置検出信号を求めると共に、当該複数台のモータに印加する電圧の振幅を指示する電圧振幅指示信号を演算によって求める演算処理手段と、前記演算処理手段により求められた電圧振幅指示信号及び擬似位置検出信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、1つの演算処理手段によって、複数台のモータの回転子位置の検出器がある場合と同様なセンサレス制御を行なうことを可能としたので、モータの位置検出手段と、この位置検出に係わる配線を省略することができ、その分、配線を簡略することができ、製造コストを削減することができる。
また、本発明の請求項4によるモータ制御装置は、請求項3において、前記複数台のモータの回転子の位置を検出する検出手段と、前記検出手段で検出されたモータの回転子位置の位置検出信号と、前記演算処理手段からの擬似位置検出信号との何れか一方を選択して前記発生手段へ出力する選択手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、実際に検出手段で検出された位置検出信号を発生手段に入力すれば、より高精度にモータの回転数を制御することができる。また、上記請求項4と同様に、演算処理手段にてモータ巻線電流に応じて擬似位置検出信号を演算してモータの回転数を制御することも可能である。従って、1つのモータ制御装置にて、2種類の方法でモータの制御を行うことができる。
また、本発明の請求項5によるモータ制御装置は、請求項2から4の何れか1項において、前記インバータの直流入力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出された電流値をもとに、前記複数台のモータに印加する電圧の周波数を指示する指示信号及び前記擬似位置検出信号の何れかを演算によって求める演算処理手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、1つの演算処理手段によって、複数台のモータの回転子位置の検出器がある場合と同様なセンサレス制御を行なうことを可能としたので、モータの位置検出手段と、この位置検出に係わる配線を省略することができ、その分、配線を簡略することができ、製造コストを削減することができる。
以上説明したように本発明によれば、1つのCPUで複雑かつ高速な演算処理を必要とすることなく複数台のモータを制御すると共に、配線の簡略化を可能とし、これによって製造コストを下げることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。
図1に示すモータ制御装置20は、複数台の三相交流のモータ4a,4b,4c,…,4nの起動停止及び回転速度を制御するものであり、各モータ4a〜4nに、インバータ3a,3b,3c,…,3n及び位置(又は速度)検出器5a,5b,5c,…,5nを接続した従来と同様な構成において、各位置(又は速度)検出器5a〜5nに一つのCPU1を接続し、このCPU1と各インバータ3a〜3nとの間にPWM発生回路2a,2b,2c,…,2nを接続して構成されている。
CPU1は、各位置(又は速度)検出器5a〜5nからの位置(又は速度)検出信号12a〜12nに基づいて、各モータ4a〜4nに印加する電圧の振幅を指示する信号(電圧振幅指示信号)11a〜11nと、電圧の位相を指示する信号(電圧位相指示信号)12a〜12nとを、各PWM発生回路2a〜2nへ出力するものである。但し、図示しないが、CPU1は、各モータ4a〜4nの電流検出信号を入力信号として取り込み、この電流検出信号を所定値とするフィードバック制御を行なうことも可能となっている。
PWM発生回路2a〜2nは、クロック発生器、増幅器、比較器、論理演算回路などを用いて構成され、CPU1からの電圧振幅指示信号11a〜11n及び電圧位相指示信号13a〜13nに基づき、各インバータ3a〜3nを駆動するためのPWM信号14a〜16a…14n〜16nを出力する回路である。
これらのPWM発生回路2a〜2nは、クロック発生器、増幅器、比較器、論理演算回路などを用いたCPU1の外部の電気回路、又はICとしても構成可能であり、高速なPWM信号の発生が可能となっている。
ここで、CPU1は、通常、各モータ4a〜4nの回転子の位置(又は速度)、もしくはモータ電流検出信号をもとに、インバータ3a〜3nが出力すべき電圧の振幅と位相を求める演算を行なう。この演算は、比較的低速で済む一方、演算のためのパラメータの調整等に柔軟性を要するため、CPU1で演算するのが好適である。
これに対して、PWM発生回路2a〜2nが行なうPWM信号14a〜16a…14n〜16nの発生処理は、高速演算が必要であるが、上記のCPU1の演算のような柔軟性は比較的重要ではない。
このことから、例えばCPU1がPWM信号14a〜16a…14n〜16nを演算して出力する場合、キャリア周波数が8KHzであるとすると、少なくともそのキャリア周期0.125ms以下の演算周期が必要となる。つまり、パルス幅の演算のみを行なうとしても、この演算は、多数回の乗除算や比較演算を行なう必要があるので、演算量が大きくなる。
一方、CPU1が電圧位相を演算して電圧位相指示信号13a〜13nを出力する場合、モータ4a〜4nの位相角は更新の前後で電気角の変化が、大凡の目安として30度以下になるように指示を更新する必要がある。例えば、モータ回転数3600r/min、6極モータの場合は、0.4ms程度の演算周期が必要である。但し、PWM信号の演算を行なわず、位相角の更新のみを行なうのであれば、0.4ms程度の演算周期でも時間的に余裕を持って演算を行なうことができる。
このような構成のモータ制御装置20の動作を説明する。
各モータ4a〜4nが駆動時に位置(又は速度)検出器5a〜5nによって位置(又は速度)が検出され、この位置(又は速度)検出信号12a〜12nがCPU1に入力される。CPU1では、その位置(又は速度)検出信号12a〜12nをもとに、インバータ3a〜3nが出力すべき電圧の振幅と位相が演算によって求められ、この結果に応じた電圧振幅指示信号11a〜11n及び電圧位相指示信号13a〜13nが各PWM発生回路2a〜2nへ出力される。
PWM発生回路2a〜2nでは、それらの電圧振幅指示信号11a〜11n及び電圧位相指示信号13a〜13nをもとに、PWM信号14a〜16a…14n〜16nが生成され、これらがインバータ3a〜3nへ入力される。そして、それらPWM信号14a〜16a…14n〜16nに応じた各インバータ3a〜3nの制御によって各モータ4a〜4nの駆動回転数が制御される。
このように第1の実施の形態のモータ制御装置20によれば、各インバータ3a〜3nが各モータ4a〜4nの駆動回転数を制御する際の基となるPWM信号(制御信号)14a〜16a…14n〜16nをCPU(演算処理手段)1以外のPWM発生回路(発生手段)2a〜2nで発生するようにした。
PWM信号14a〜16a…14n〜16nは、CPU1の演算処理で求めるとその演算量が大きく、このため、従来ではモータ4a〜4nの数に対応した数のCPUを用いていた。また、モータ4a〜4nに印加する電圧の振幅及び位相は、少ない演算量で求めることができる。このことから、本実施の形態では一つのCPU1で複数台のモータ4a〜4nの駆動を制御する回路構成とすることができるので、従来よりも製造コストを削減することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。
図2に示すモータ制御装置30は、複数台の三相交流のモータ4a,4b,4c,…,4nの起動停止及び回転速度を制御するものであり、各モータ4a〜4nに、インバータ3a,3b,3c,…,3n及び位置検出器6a,6b,6c,…,6nを接続し、更に一つのCPU31にPWM発生回路7a,7b,7c,…,7nを接続し、これらのPWM発生回路7a〜7nに各位置検出器6a〜6nで検出された位置検出信号17a〜17nが入力されるように接続して構成されている。
CPU31は、制御対象である各モータ4a〜4nの回転数と対応関係にあって、当該モータ4a〜4nへの印加電圧の振幅を指示する電圧振幅指示信号11a〜11nと、電圧の周波数を指示する周波数指示信号15a〜15nとを、各PWM発生回路7a〜7nへ出力するものである。
PWM発生回路7a〜7nは、クロック発生器、増幅器、比較器、論理演算回路などを用いて構成され、CPU31からの電圧振幅指示信号11a〜11n及び周波数指示信号15a〜15nと、位置検出信号17a〜17nとに基づき、各インバータ3a〜3nを駆動するためのPWM信号14a〜16a…14n〜16nを出力する回路である。
これらのPWM発生回路2a〜2nは、クロック発生器、増幅器、比較器、論理演算回路などを用いたCPU1の外部の電気回路、又はICとしても構成可能であり、高速なPWM信号の発生が可能となっている。
ここで、CPU31は、PWM発生回路7a〜7nに対して、周波数指示信号15a〜15nのみを与えた場合、電圧の位相角を直接制御することはできない。しかし、PWM発生回路7a〜7nに、位置検出信号17a〜17nに応じて電圧の位相角を補正する回路を設け、これによって位相角の制御が可能なPWM信号14a〜16a…14n〜16nを発生可能とした。
従って、CPU31では、各モータ4a〜4nの所望回転数に対応する電圧振幅指示信号11a〜11nと周波数指示信号15a〜15nを生成するようにすればよい。このようにした場合、図3のモータ4a〜4nの電圧の周波数と位相の変化の概念図を見ればわかるように、位相角指示に比べ、周波数指示は、時間当たりの変化量が小さい。
このことから、周波数指示の演算は、加減速等の制御を行なう場合であっても、上記第1の実施の形態で例示した電圧位相指示信号13a〜13nの演算の場合に比べ概略値として4倍以上の周期の演算でも十分である。言い換えれば、更に少ない演算量で済む。
このような構成のモータ制御装置30の動作を説明する。
CPU31から各モータ4a〜4nを所定の回転数とするための電圧振幅指示信号11a〜11n及び周波数指示信号15a〜15nが、各PWM発生回路7a〜7nへ出力される。これによって、PWM発生回路7a〜7nからPWM信号14a〜16a…14n〜16nが発生されてインバータ3a〜3nへ出力され、インバータ3a〜3nにてモータ4a〜4nの回転数が制御される。
この際、各位置検出器6a〜6nによってモータ4a〜4nの回転子位置が検出され、この位置検出信号17a〜17nがPWM発生回路7a〜7nに入力される。この入力された位置検出信号17a〜17nに応じて電圧の位相角の制御が可能なPWM信号14a〜16a…14n〜16nが発生され、インバータ3a〜3nへ出力される。そして、それらPWM信号14a〜16a…14n〜16nに応じた各インバータ3a〜3nの制御によって各モータ4a〜4nの駆動回転数が制御される。
このように第2の実施の形態のモータ制御装置30によれば、各インバータ3a〜3nが各モータ4a〜4nの駆動回転数を制御する際の基となるPWM信号14a〜16a…14n〜16nを、CPU31以外のPWM発生回路7a〜7nにおいて当該CPU31で演算されたモータ4a〜4nへの印加電圧の振幅及び周波数の指示を行う電圧振幅指示信号11a〜11n及び周波数指示信号15a〜15nと、位置検出信号17a〜17nとをもとに発生する。このようにPWM発生回路7a〜7nが、位置検出信号17a〜17nを用いない構成とすることも可能である。
この場合、モータ4a〜4nに印加する電圧の周波数は、上記第1の実施の形態で説明した位相よりも少ない演算量で求めることができるので、より演算能力の少ない一つのCPU31にて、複数台のモータ4a〜4nの駆動を制御する回路構成とすることができる。従って、第1の実施の形態よりも更に製造コストを削減することができる。
また、PWM発生回路7a〜7nにおいて、PWM信号14a〜16a…14n〜16nを、モータ4a〜4nの回転子位置の位置検出信号17a〜17nに応じて当該モータ4a〜4nへの印加電圧の位相角の制御が可能に補正するようにした。これによって、モータ4a〜4nの位相角を、きめ細かく制御できるので、モータ4a〜4nに与える電圧がより的確となりモータ4a〜4nの制御性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。
図4に示すモータ制御装置40は、複数台の三相交流のモータ4の起動停止及び回転速度を制御するものであり、CPU41と、PWM発生回路7と、PWMスイッチング素子43を有するインバータ3と、巻線電流検出器44,45とを備えて構成されている。但し、本図4に示すモータ4、PWM発生回路7及びインバータ3は、図2に示した構成と同様に複数個存在するが、ここでは判り易くするため1つずつ示した。また、巻線電流検出器44,45もモータ4に対応して存在する。
CPU41は、巻線電流検出器44,45で検出されるモータ巻線電流46,47に基づき、モータ4の回転子位置の推定を行って擬似位置検出信号51〜53を求め、これをインバータ3のPWMスイッチング素子43へ出力することによって、モータ回転子位置の検出器がある場合と同様なセンサレス制御を行なうものである。
このセンサレス制御は周知の技術であるが、通常は1台のモータに対して1つのCPUでセンサレス制御を行う。本実施の形態では、1つのCPU41で複数台のモータ4をセンサレス制御する。
このような構成のモータ制御装置40の動作を説明する。
モータ4の駆動時に巻線電流検出器44,45によってモータ巻線電流46,47が検出され、これがCPU41に入力されると、CPU41では擬似位置検出信号51〜53が演算される。この擬似位置検出信号51〜53と電圧振幅指示信号11がPWM発生回路7へ出力される。これによって、PWM発生回路7からPWM信号14〜16が発生されてインバータ3のPWMスイッチング素子43へ出力され、PWMスイッチング素子43にてモータ4の回転数が制御される。
このように第3の実施の形態のモータ制御装置40によれば、1つのCPU41によって、複数台のモータ4の回転子位置の検出器がある場合と同様なセンサレス制御を行なうことを可能としたので、モータ4の位置検出器と、この位置検出に係わる配線を省略することができ、その分、配線を簡略することができ、製造コストを削減することができる。
(第4の実施の形態)
図5は、本発明の第4の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。
図5に示すモータ制御装置60が、図4に示したモータ制御装置40と異なる点は、モータ4に位置検出器61〜63を備え、これら位置検出器61〜63をコネクタ65を介してPWM発生回路7に接続し、その位置検出器61〜63で検出された位置検出信号66〜68及びCPU41からの擬似位置検出信号51〜53の何れか一方を、切り替えてPWM発生回路7へ出力する汎用ポート69を備えたことにある。
但し、位置検出器61〜63は、例えばホール素子であるとする。ホール素子は、モータ回転子位置の変化による磁気の極性に応じたパルス状の信号を発生する。このホール素子を複数個設ければ、これらのホール素子の発生するパルス信号である位置検出信号66〜68に基づいて、モータ回転子位置を検出することが可能となる。
このような構成の第4の実施の形態のモータ制御装置60においては、位置検出器61〜63で検出された位置検出信号66〜68をPWM発生回路7に入力すれば、より高精度にモータ4の回転数を制御することができる。
また、上記第3の実施の形態で説明したと同様に、CPU41にて、モータ巻線電流46,47に応じて擬似位置検出信号51〜53を推定演算してモータ4の回転数を制御することも可能である。従って、1つのモータ制御装置60にて、2種類の方法でモータ4の制御を行うことができる。
(第5の実施の形態)
図6は、本発明の第5の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。
図6に示すモータ制御装置70は、複数台の三相交流のモータ4の起動停止及び回転速度を制御するものであり、CPU71と、PWM発生回路7と、PWMスイッチング素子43及び電流検出器72を有するインバータ3とを備えて構成されている。但し、本図4に示すモータ4、PWM発生回路7及びインバータ3は、図2に示した構成と同様に複数個存在するが、ここでは判り易くするため1つずつ示した。
本実施の形態の特徴は、インバータ3の直流電流を検出する電流検出器72を備え、CPU71が、その検出されたインバータ直流電流信号73からセンサレス制御を行うようにした点にある。
CPU71は、センサレス制御を行うに当たって、インバータ直流電流信号73から求めた周波数指示信号15を求めて電圧振幅指示信号11と共にPWM発生回路7へ出力する。
更に、本出願人によって既に出願された特願2004−025365号公報に開示されている。この内容は、インバータ直流電流からモータの有効電流を求め、これをPWM信号発生回路に付与されるモータの周波数指示に負帰還することで、モータ位置信号を検出せずにモータの制御を行なうものである。
このように第5の実施の形態のモータ制御装置40によれば、インバータ直流電流信号73を検出する電流検出器72を備え、1つのCPU71によって、その電流検出器72で検出されたインバータ直流電流信号73をもとに複数台のモータ4の回転子位置の検出器がある場合と同様なセンサレス制御を行なうことを可能とした。
従って、モータ4の位置検出器と、この位置検出に係わる配線を省略することができ、その分、配線を簡略することができ、製造コストを削減することができる。また、図4に示した巻線電流検出器44,45も不要なので、更に製造コストを削減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 モータの電圧の周波数と位相の変化の概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 従来のモータ制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,31,41,71 CPU
2a〜2n,7a〜7n PWM発生回路
3a〜3n インバータ
4a〜4n モータ
5a〜5n 位置(又は速度)検出器
6a〜6n 位置検出器
11a〜11n 電圧振幅指示信号
12a〜12n 位置(又は速度)検出信号
13a〜13n 電圧位相指示信号
14a〜16a…14n〜16n PWM信号
15a〜15n 周波数指示信号
17a〜17n 位置検出信号
44,45 巻線電流検出器
46,47 モータ巻線電流
51〜53 擬似位置検出信号
61〜63 位置検出器
65 コネクタ
66〜68 位置検出信号
69 汎用ポート
72 電流検出器

Claims (5)

  1. 複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、
    前記検出信号をもとに前記複数台のモータに印加する電圧の振幅及び位相を指示する指示信号を演算によって求める演算処理手段と、
    前記演算処理手段により求められた指示信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段と
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、
    前記複数台のモータに印加する電圧の振幅及び周波数を指示する指示信号を演算によって求める演算処理手段と、
    前記演算処理手段により求められた指示信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段と
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 複数台のモータの個々に割り当てられたインバータで該当モータを駆動するモータ制御装置において、
    前記複数台のモータの回転子位置の推定を行って擬似位置検出信号を求めると共に、当該複数台のモータに印加する電圧の振幅を指示する電圧振幅指示信号を演算によって求める演算処理手段と、
    前記演算処理手段により求められた電圧振幅指示信号及び擬似位置検出信号をもとに、前記インバータを制御する制御信号を発生する発生手段と
    を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  4. 前記複数台のモータの回転子の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出されたモータの回転子位置の位置検出信号と、前記演算処理手段からの擬似位置検出信号との何れか一方を選択して前記発生手段へ出力する選択手段と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記インバータの直流入力電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流値をもとに、前記複数台のモータに印加する電圧の周波数を指示する指示信号及び前記擬似位置検出信号の何れかを演算によって求める演算処理手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載のモータ制御装置。
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