JP2006114596A - フォトセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサアレイに配置された各フォトセンサの形成領域に設けられる不透明層の面積を縮小して、センサアレイの開口率を向上させることができる素子構造を有するフォトセンサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 ダブルゲート型フォトセンサPSaの平面構造は、単一の半導体層11Wに2箇所の入射有効領域が設定されるように、該半導体層11Wのx方向の両端部にドレイン電極12L、12R、及び、ソース電極13が形成され、該ドレイン電極12L、12R及びソース電極13の各々に対して一体的に、y方向に延在するドレインラインLdl、Ldr及びソースラインLsが個別に形成された構成を有し、少なくともドレイン電極12L、12R及びソース電極13の平面形状のy方向の両端部と、半導体層11Wのy方向の両端部が、相互に平面的な位置が整合するように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フォトセンサ及びその製造方法に関し、特に、ダブルゲート構造を有する薄膜トランジスタからなるフォトセンサ、及び、その製造方法に関する。
従来、印刷物や写真、指紋等の被写体画像を読み取る画像読取装置として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子(フォトセンサ)をライン状又はマトリクス状に配列したフォトセンサアレイを備え、該フォトセンサアレイ上の検知面に載置された被写体に対して、照射光を照射し、その反射光を各フォトセンサにより読み取り電気信号に変換することにより、被写体画像を読み取る構造が知られている。
ここで、CCDは、周知の通り、各フォトセンサの受光部に照射された光量に対応して発生する電子−正孔対の量(電荷量)を、水平走査回路及び垂直走査回路を用いて検出し、照射光の輝度を検知するものであり、デジタルビデオカメラや複写機等、様々な撮像装置や画像読取装置に適用されている。このようなCCDを用いた画像読取装置においては、走査された各フォトセンサを選択状態にするための選択トランジスタを、各フォトセンサごとに個別に設ける必要があるため、検出精度の向上等に伴って検出画素(読取画素)数を増加させると、装置規模が大型化するという問題を有している。
そこで、近年、このような問題を解決するためのフォトセンサの構成として、例えば、特許文献1等に記載されているように、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有し、フォトセンサ自体にフォトセンス機能と選択トランジスタ機能とを持たせた、いわゆる、ダブルゲート型フォトセンサが開発され、システムの小型化、及び、読取画素の高密度化を図る試みがなされている。
ここで、ダブルゲート型フォトセンサの基本構造について、図面を参照して簡単に説明する。
図8は、ダブルゲート型フォトセンサの一例を示す概略構成図であり、図8(a)は、ダブルゲート型フォトセンサの断面構造を示す概略図であり、図8(b)は、ダブルゲート型フォトセンサの平面構造を示す概略図である。ここで、図8(b)においては、平面的に重なる層を明瞭にするため、便宜的にハッチングを施した。また、図9は、ダブルゲート型フォトセンサが配列されたセンサアレイを、画像読取装置(例えば、指紋読取装置)に適用した場合の動作概念を示す概略図である。
図8(a)、(b)に示すように、ダブルゲート型フォトセンサPSwは、概略、励起光(ここでは、可視光)が入射されると、電子−正孔対が生成されるアモルファスシリコン等の半導体層(チャネル領域)11と、該半導体層11の両端に、各々nシリコンからなる不純物層(オーミックコンタクト層)17、18を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なドレイン電極12及びソース電極13と、半導体層11の上方(図面上方)にブロック絶縁膜(チャネル保護膜)14及び上部ゲート絶縁膜15を介して形成され、酸化スズ膜やITO膜(インジウム−スズ酸化膜)等の透明電極層からなり、可視光に対して透過性を示すトップゲート電極TGx(第1のゲート電極)と、半導体層11の下方(図面下方)に下部ゲート絶縁膜16を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なボトムゲート電極BGx(第2のゲート電極)と、を有して構成されている。
そして、このような構成を有するダブルゲート型フォトセンサPSwは、図8(a)に示すように、ガラス基板等の透明な絶縁性基板SUB上に形成されている。また、ダブルゲート型フォトセンサPSwを含む絶縁性基板SUBの一面側全体には保護絶縁膜(パッシベーション膜)19が被覆形成されている。
このようなダブルゲート型フォトセンサPSwの平面構造は、例えば、図8(b)に示すように、半導体層11の下層に形成されるボトムゲート電極BGx、及び、半導体層11の上層に形成されるトップゲート電極TGxの各々に一体的に、x方向(図面左右方向)に延在するボトムゲートラインLbg、及び、トップゲートラインLtgが形成された構成を有している。また、半導体層11の両端部に、対向して形成されたドレイン電極12及びソース電極13の各々に一体的に、y方向(図面上下方向)に延在するドレインラインLd及びソースラインLsが形成された構成を有している。
そして、このような構成を有する複数のダブルゲート型フォトセンサPSwを、上記絶縁性基板SUB上に2次元配列(例えば、マトリクス状に配列)することによりセンサアレイが構成される。
なお、図8(a)において、トップゲート絶縁膜15、ブロック絶縁膜14、ボトムゲート絶縁膜16を構成する絶縁膜、及び、トップゲート電極TGx上に設けられる保護絶縁膜19は、いずれも半導体層11を励起する可視光に対して高い透過率を有する材質、例えば、窒化シリコンや酸化シリコン等により構成されていることにより、図9に示すように、センサアレイ100(絶縁性基板SUB)の背面側(図面下方側)に設けられた光源BLからの光Laを図面上方に透過させるとともに、保護絶縁膜19の上面に設けられた検知面DTCに載置された被写体FGに反射して、図面上方側から各ダブルゲート型フォトセンサPSwの半導体層11に入射する光Lbのみを検知する構造を有している。
次いで、上述したダブルゲート型フォトセンサにおける基本的な駆動制御動作について簡単に説明する。
図10は、上述したダブルゲート型フォトセンサにおける基本的な駆動制御方法を示すタイミングチャートである。ここでは、上述したダブルゲート型フォトセンサ(センサアレイ)の動作概念(図9)を適宜参照しながら説明する。
上述したフォトセンサの基本的な駆動制御方法は、図10に示すように、所定の処理動作期間(1処理サイクル)に、リセット期間Trst、電荷蓄積期間Ta、プリチャージ期間Tprch及び読み出し期間Treadを設定することにより実現される。
まず、リセット期間Trstにおいては、図10に示すように、ダブルゲート型フォトセンサPSwのトップゲート端子TG(トップゲート電極TGx)にリセットパルスとして、ハイレベル(例えば、+15V)のトップゲートパルスφTを印加して、半導体層11に蓄積されているキャリヤ(ここでは、正孔)を放出するリセット動作(初期化動作)を実行する。
次いで、電荷蓄積期間Taにおいては、トップゲート端子TGにバイアス電圧として、ローレベル(例えば、=−15V)のトップゲートパルスφTを印加することにより、上記リセット動作を終了し、電荷蓄積動作(キャリヤ蓄積動作)をスタートする。
ここで、電荷蓄積期間Taにおいては、図9に示したように、絶縁性基板SUBの下方に設けられた光源(バックライト)BLから、検知面DTCに密着して載置された被写体FGに対して光Laが照射され、その反射光Lbが透明電極層からなるトップゲート電極TGxを通過して半導体層11に入射する。これにより、電荷蓄積期間Ta中に半導体層11に入射した光量に応じて、半導体層11の入射有効領域(キャリヤ発生領域)で電子−正孔対が生成され、半導体層11とブロック絶縁膜14との界面近傍(チャネル領域周辺)に正孔が蓄積される。
そして、プリチャージ期間Tprchにおいては、上記電荷蓄積期間Taに並行して、プリチャージ制御信号φpgに基づいて、ドレイン端子S(ドレイン電極12)にハイレベルのプリチャージ電圧Vpgを印加して、ドレイン電極12に電荷を保持させるプリチャージ動作を実行する。
次いで、読み出し期間Treadにおいては、上記プリチャージ期間Tprchを経過した後、ボトムゲート端子BG(ボトムゲート電極BGx)に読み出しパルスとして、ハイレベル(例えば、+10V)のボトムゲートパルスφBを印加することにより、電荷蓄積期間Taにチャネル領域に蓄積されたキャリヤ(正孔)に応じたドレイン電圧VD(読み出し電圧Vrd)を読み出す読み出し動作が実行される。
ここで、読み出しパルス(ボトムゲートパルスφB)の印加期間(読み出し期間)におけるドレイン電圧VD(読み出し電圧Vrd)の変化傾向は、電荷蓄積期間Taに蓄積されたキャリヤが多い場合(明状態)には急峻に低下する傾向を示し、一方、蓄積されたキャリヤが少ない場合(暗状態)には緩やかに低下する傾向を示すので、例えば、読み出し期間Treadの開始から所定の時間経過後のドレイン電圧VD(読み出し電圧Vrd)を検出することにより、ダブルゲート型フォトセンサPSwに入射した光の量、すなわち、被写体の明暗パターンに対応した明度データ(明暗情報)を検出することができる。
そして、このような一連の明度データ検出動作を1サイクルとして、例えば、センサアレイ110に配列された各行、各列のダブルゲート型フォトセンサPSwに対して、同等の動作処理を繰り返し実行することにより、センサアレイ100上の検知面DTCに載置された被写体の2次元画像を明度データとして読み取る画像読取動作を実現することができる。
ところで、上述したような構成を有するダブルゲート型フォトセンサPSwにおいて、被写体画像の読取時に所定の受光感度が得られる領域(検知領域の広がり)は、図8(b)に示した平面構造において、不透明なドレイン電極12とソース電極13との間に露出する半導体層11(入射有効領域)の形状、すなわち、実質的に半導体層11に形成されるチャネル領域の長さ(チャネル長L)及び幅(チャネル幅W)に依存する。一方、ダブルゲート型フォトセンサPSwに入射する光の量に応じて流れるドレイン電流Idsは、半導体層11に形成されるチャネル領域の長さ(チャネル長L)及び幅(チャネル幅W)の比(W/L)に依存する。すなわち、ダブルゲート型フォトセンサにおける受光感度(ドレイン電流Ids)及び検知領域の広がりのいずれもが、入射有効領域の形状を規定するチャネル領域の長さ(チャネル長L)及び幅(チャネル幅W)に依存している。
ここで、一定の光量に対する受光感度を向上させるために、チャネル長とチャネル幅の比W/Lを大きく設定すると、入射有効領域の形状は、必然的にチャネル幅Wが大きく、また、チャネル長Lが小さい縦長の長方形形状になるため、図11に示すように、検知領域ARaの広がりもy方向(図面上下方向)に細長い長方形形状となり、このような検知領域ARaのx、y方向における偏りに起因して、x方向とy方向で受光感度が異なり、それにより被写体画像にひずみが生じることがあるという問題を有していた。なお、図11は、図8(b)に示した平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサにおける検知領域の広がりを示す概念図である。ここでは、検知領域の広がりを明確にするため、便宜的にハッチングを施した。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1等に、図12(a)、(b)に示すように、ドレイン電極及びソース電極を、ドレインラインLd及びソースラインLsから各々櫛歯状に突出させて、半導体層11上に交互に配置することにより、入射有効領域を分割して(チャネル長L1とチャネル幅Wからなる領域と、チャネル長L2とチャネル幅Wからなる領域)、入射有効領域を短手方向(図面y方向)に複数配置するようにした構成が記載されている。
これによれば、図13に示すように、検知領域ARbの広がりが、各入射有効領域の重なりにより規定され、略正方形に近似する形状(検知領域の偏りが抑制された形状)に設定することができるので、各入射有効領域におけるチャネル長とチャネル幅の比W/Lを大きく設定して受光感度を向上させつつ、略全周からの光を良好に受光して、ひずみが抑制された良好な被写体画像を取得することができる。なお、図12は、検知領域の偏りを抑制するためのダブルゲート型フォトセンサの平面構造を示す概念図であり、図13は、図12(a)に示した平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサにおける検知領域の広がりを示す概念図である。ここでは、図11と同様に、検知領域の広がりを明確にするため、便宜的にハッチングを施した。
特開2001−332716号公報 (第5頁〜第7頁、第10頁〜第12頁、図1〜図6、図12〜図15)
しかしながら、上述したようなダブルゲート型フォトセンサ(又は、ダブルゲート型フォトセンサを2次元配列したセンサアレイ)においては、以下に示すような課題を有していた。
すなわち、図12(a)に示したような平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサにおいては、光の入射有効領域を分割して配置することにより、受光感度を向上させつつ、検知領域の偏りを抑制することはできるものの、各ダブルゲート型フォトセンサ間の間隔(換言すれば、各素子形成領域の面積)を一定とした場合、図8(b)に示した平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサに比較して、不透明なボトムゲート電極の面積が広くなることにより、光源からの光が遮断されて、光が透過する面積の比率(すなわち、開口率)が低下するという問題を有していた。
これは、図12(a)に示したような、櫛歯状に突出したドレイン電極及びソース電極を、交互に配置した平面構造においては、ドレイン電極12及びソース電極13を形成する際に、当該ドレイン電極12及びソース電極13の先端部(突出端部)と、対向するソースラインLd及びドレインラインLsとの間や、下層に設けられるブロック絶縁膜(チャネル保護膜)14U、14Dや半導体層11との間で、ある程度のエッチングマージンを必要とするため、図14(a)に示すように、突出したドレイン電極12及びソース電極13の先端部(具体的には、下層に形成されるn不純物層17U、17D、18)と、ブロック絶縁膜14U、14Dの端部がx方向に必然的にずれる(一致しない)ことになり、図14(b)に示すように、不純物層17U、17D、18とブロック絶縁膜14U、14Dの形状により規定される半導体層11の形状が、ブロック絶縁膜14U、14Dに対応する領域でx方向に突出した特異な形状を有することになる。
そのため、所定の受光感度及び検知領域を実現するためには、ドレイン電極及びドレインラインとソース電極及びソースラインの配置間隔や、ブロック絶縁膜や半導体層11の平面形状の大きさを大きく設定する必要があり、これに伴って、図14(b)に示すように、半導体層11の形状に対応して形成される不透明なボトムゲート電極BGxの面積が相対的に大きく(広く)なることに起因している。なお、図14は、従来技術におけるダブルゲート型フォトセンサの半導体層とボトムゲート電極との平面形状の比較を説明するための図である。
これにより、十分な光量の光が被写体に照射されないことになって、被写体画像が不鮮明になるという問題を有していた。また、このような問題を解決するために光源の発光輝度を高くすると、画像読取装置の消費電力が増大するという問題を有していた。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、センサアレイに配置された各フォトセンサの形成領域に設けられる不透明層の面積を縮小して、センサアレイの開口率を向上させることができる素子構造を有するフォトセンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、半導体層の上方に第1のゲート電極が設けられ、下方に第2のゲート電極が設けられ、前記半導体層の両端部にドレイン電極及びソース電極が対向して設けられた、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサにおいて、前記フォトセンサは、前記ドレイン電極及び前記ソース電極間の前記半導体層に形成される、光の入射有効領域と、特定方向に相互に並行して延在するように配設されたドレインライン及びソースラインと、を備え、前記ドレイン電極及び前記ソース電極は、前記ドレインライン及び前記ソースラインに沿って一体的に形成され、前記入射有効領域の各々は長方形形状を有し、該長方形形状の長手方向に前記ドレインライン及び前記ソースラインが延在するように配設されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のフォトセンサにおいて、前記フォトセンサは、前記ドレイン電極及び前記ソース電極間の前記半導体層上に形成されたチャネル保護膜を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のフォトセンサ。において、前記チャネル保護膜は、矩形形状を有し、少なくとも該矩形形状の一方向の長さが前記ドレイン電極及び前記ソース電極の幅と同一になるように設定されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトセンサにおいて、前記半導体層は、矩形形状を有し、少なくとも該矩形形状の一方向の長さが前記ドレイン電極及び前記ソース電極の幅と同一になるように設定されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載のフォトセンサにおいて、前記入射有効領域の前記長方形形状の短手方向に前記入射有効領域が複数配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のフォトセンサにおいて、前記フォトセンサは、単一の前記半導体層に、前記入射有効領域が複数形成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のフォトセンサにおいて、前記ドレイン電極及び前記ソース電極は、少なくともいずれか一方が複数設けられて、前記入射有効領域の前記長方形形状の短手方向に交互に配置され、前記ドレインライン及び前記ソースラインは、前記ドレイン電極及び前記ソース電極ごとに個別に設けられて、相互に並行して配設されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、半導体層の上方に第1のゲート電極が設けられ、下方に第2のゲート電極が設けられ、前記半導体層の両端部にドレイン電極及びソース電極が対向して設けられた、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサの製造方法において、透明な絶縁性基板上に、前記第2のゲート電極を形成する工程と、前記第2のゲート電極を含む前記絶縁性基板上に、第1のゲート絶縁膜を介して、半導体薄膜及び絶縁薄膜を順次積層形成する工程と、前記絶縁薄膜をパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、チャネル保護膜を形成する工程と、前記半導体薄膜及び前記チャネル保護膜を含む前記絶縁性基板上に、不純物半導体層及び金属層を順次積層形成する工程と、少なくとも前記金属層及び前記不純物半導体層を一括してパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、下層に前記不純物半導体層が形成され、相互に離間して配置された前記ドレイン電極及び前記ソース電極を形成する工程と、前記ドレイン電極及び前記ソース電極、前記チャネル保護膜の平面形状に基づいて、前記半導体薄膜をパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、少なくとも前記ドレイン電極及び前記ソース電極により規定されるゲート幅と同一のパターン幅を有する矩形状の前記半導体層を形成する工程と、前記ドレイン電極及び前記ソース電極、前記チャネル保護膜、前記第2のゲート電極を含む前記絶縁性基板上に、第2のゲート絶縁膜を介して、前記半導体層に対応する領域に、前記第1のゲート電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載のフォトセンサの製造方法において、前記半導体層を形成する工程は、前記ドレイン電極及び前記ソース電極を形成する工程において、前記金属層及び前記不純物半導体層とともに、前記半導体薄膜を一括してパターニングすることにより同時に実行されることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載のフォトセンサの製造方法において、前記第2のゲート電極の平面形状は、前記半導体層と略同等の平面形状寸法を有していることを特徴とする。
本発明に係るフォトセンサ及びその製造方法によれば、半導体層の上方に第1のゲート電極(トップゲート電極)が設けられ、下方に第2のゲート電極(ボトムゲート電極)が設けられ、半導体層の両端部にドレイン電極及びソース電極が対向して設けられた、ダブルゲート型フォトセンサにおいて、半導体層に形成される光の入射有効領域が、長方形形状を有し、該長方形形状の長手方向にドレインライン及びソースラインが延在するように配設されるとともに、半導体層の平面形状寸法(幅寸法)が、ドレイン電極及びソース電極の端部の形状により規定されるゲート幅と同一になるように設定されていることにより、該半導体層と、ドレイン電極及びソース電極、並びに、チャネル保護膜(ブロック絶縁膜)との間のエッチングマージンを必要としなくなるので、半導体層の平面形状を長方形形状(矩形状)に設定することができる。
これにより、半導体層の平面形状に対応して形成される不透明な第2のゲート電極(ボトムゲート電極)の形状を、該半導体層の形状により近似させて、その面積を極力小さくすることができるので、所定の素子形成領域に占める不透明な層の面積割合を低くして、開口率を向上させることができる。
ここで、上記半導体層に形成される入射有効領域は、単一の半導体層に、入射有効領域の長方形形状の短手方向に複数配置されるものであってもよい。これによれば、当該フォトセンサにおける検知領域の広がりが略正方形に近似する形状(検知領域の偏りが抑制された形状)に設定することができ、略全周からの光を良好に受光して、ひずみが抑制された良好な被写体画像を取得することができるとともに、各入射有効領域におけるチャネル長とチャネル幅の比W/Lを大きく設定して受光感度を向上させることができる。
以下、本発明に係るフォトセンサ及びその製造方法について、実施の形態を示して詳しく説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明に係るフォトセンサの素子構造について説明する。
図1は、本発明に係るフォトセンサの素子構造の第1の実施形態を示す概略構成図である。ここで、従来技術に示したダブルゲート型フォトセンサと同等の構成については、同等の符号を付して説明する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSaは、概略、励起光(可視光)が入射されると、電子−正孔対が生成されるチャネル領域が複数(ここでは、2箇所)形成される、アモルファスシリコン等の単一の半導体層11Wと、該半導体層11Wの両端部上に、各々nシリコンからなる不純物層(オーミックコンタクト層)17L、17Rを介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なドレイン電極12L、12Rと、ドレイン電極12L、12R間の半導体層11Wの略中央部上に、nシリコンからなる不純物層18を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なソース電極13と、ドレイン電極12Lとソース電極13間、及び、ソース電極13とドレイン電極12R間の半導体層11W上に個別に形成されたブロック絶縁膜(チャネル保護膜)14L、14Rと、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13、ブロック絶縁膜14L、14Rを含む領域の上方に、上部ゲート絶縁膜15を介して形成され、酸化スズ膜やITO膜(インジウム−スズ酸化膜)等の透明電極層からなり、可視光に対して透過性を示す単一のトップゲート電極(第1のゲート電極)TGxと、半導体層11Wの下方に下部ゲート絶縁膜16を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミニウム、アルミニウム合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なボトムゲート電極(第2のゲート電極)BGxと、を有して構成されている。
このような素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSaは、図1(b)に示すように、ガラス基板等の透明な絶縁性基板SUB上に形成され、ダブルゲート型フォトセンサPSaを含む絶縁性基板SUBの一面側全体には保護絶縁膜19が被覆形成されている。このようなダブルゲート型フォトセンサPSaを、上記絶縁性基板SUB上に、2次元配列(例えば、マトリクス状に配列)することによりセンサアレイが構成される。
そして、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSaの平面構造は、図1(a)に示すように、半導体層11Wの下層に形成されるボトムゲート電極BGx、及び、半導体層11Wの上層に形成されるトップゲート電極TGxの各々に対して一体的に、x方向(図面左右方向)に延在するボトムゲートラインLbg及びトップゲートラインLtgが形成された構成を有している。
また、単一の半導体層11Wに複数(例えば、2箇所)の入射有効領域が設定されるように、該半導体層11Wのx方向の両端部に不純物層17L及びドレイン電極12L、不純物層17R及びドレイン電極12Rが各々積層形成されるとともに、該ドレイン電極12L、12R間の半導体層11Wの略中央部に不純物層18及びソース電極13が積層形成され、該ドレイン電極12L、12R及びソース電極13の各々に対して一体的に、y方向(図面上下方向)に延在するドレインラインLdl、Ldr及びソースラインLsが個別に形成された構成を有している。
さらに、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSaにおいては、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13の平面形状のy方向の両端部と、不純物層14L、14Rのy方向の両端部、半導体層11Wのy方向の両端部が、相互に平面的な位置が一致(整合)するように配置されている。
すなわち、本実施形態に係るフォトセンサ(ダブルゲート型フォトセンサ)においては、半導体層11Wに形成される複数の入射有効領域が、各々長方形形状を有し、ドレインライン及びソースラインは、入射有効領域の長方形形状の長手方向に延在されるとともに、ドレイン電極及びソース電極は、ドレインライン及びソースラインに沿って一体的に形成される。また、各入射有効領域は、その長方形形状の短手方向に配置され、該配置方向が、ドレイン電極及びドレインライン、並びに、ソース電極及びソースラインの延在方向(長方形形状の長手方向)に対して垂直になるように設定され、該入射有効領域の長手方向の寸法が、チャネル保護膜の幅寸法と同じであり、さらに、ドレイン電極及びソース電極の幅(ゲート幅)寸法と同一になるように設定されている。
次いで、上述した素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサの製造方法について、図面を参照して説明する。
図2、図3は、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサに、本発明に係るフォトセンサの製造方法を適用した場合のプロセス断面図であり、図4は、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサに、本発明に係るフォトセンサの製造方法を適用した場合のプロセス平面図である。図5は、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサにおける半導体層とボトムゲート電極との平面形状(面積)の比較を説明するための図である。
なお、図2及び図3に示すプロセス断面図は、図3(b)を除いて図1(a)に示した平面構造のA1−A1断面を示し、図3(b)については、図1(a)に示した平面構造のB1−B1断面を示す。また、以下の説明において、「第1の工程」乃至「第7の工程」の表記は、説明の都合上、便宜的に用いたものであって、実際の製造プロセスに直接的に関連付けられたものではない。また、図2、図3においては、平面的に重なる層を明瞭にするため、便宜的にハッチングを施した。
上述したような素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSaの製造方法は、まず、第1の工程において、図2(a)及び図4(a)に示すように、ガラス基板等の透明な絶縁性基板SUB上に設定された素子形成領域RGa内に、スパッタリング法や蒸着法等により、クロム等の金属層を成膜した後、この金属層をフォトリソグラフィ技術及び反応性イオンエッチング(プラズマエッチング)法等を用いて選択的にエッチングすることにより、所定のパターン形状を有するボトムゲート電極BGx及びボトムゲートラインLbgを形成する。
次いで、第2の工程において、図2(b)及び図4(b)に示すように、絶縁性基板SUB上の全域に、プラズマCVD法等の成膜法により、例えば、窒化シリコン等のボトムゲート絶縁膜16、アモルファスシリコン膜(半導体薄膜)11a、及び、窒化シリコン等の絶縁膜を順次積層した後、最上層の絶縁膜を、フォトリソグラフィ技術を用いて選択的にエッチングすることにより、上記ボトムゲート電極BGxに対応する領域のアモルファスシリコン膜11a上に、例えば、x方向に離間して配置された2個のブロック絶縁膜14L、14Rを形成する。
次いで、第3の工程において、図2(c)に示すように、ブロック絶縁膜14を含むアモルファスシリコン膜11a上の全域に、プラズマCVD法等により、例えば、リンイオン(P)等のn型不純物イオンを含むアモルファスシリコンからなる不純物層17aを形成し、さらに、スパッタリング法等により、例えば、クロム等の金属層12aを形成する。ここで、不純物層17aは、真性アモルファスシリコン膜を形成した後、このアモルファスシリコン膜にイオン注入法や熱拡散法を用いてn型不純物イオンを導入することによっても、形成することができる。
次いで、第4の工程において、図2(d)に示すように、上記金属層12a及び不純物層17aを、フォトリソグラフィ技術を用いて選択的に順次エッチングすることにより、ブロック絶縁膜14L、14R上に各々一部が延在し、各ブロック絶縁膜14L、14Rを挟んで相互に対向するドレイン電極12L及び不純物層17L、ソース電極13及びn不純物層18、ドレイン電極12R及び不純物層17Rを形成する。これにより、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13、ブロック絶縁膜14L、14Rの形成領域以外の金属層12a及びn不純物層17aが除去されて、下層のアモルファスシリコン膜11aが露出した状態となる。ここで、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13は、ドレイン配線Ldl、Ldr及びソース配線Lsと一体的に形成される。
次いで、第5の工程において、図3(a)、(b)及び図4(c)に示すように、フォトリソグラフィ技術及びプラズマエッチング等の反応性イオンエッチング法を用いて、上記ドレイン電極12L、12R及びソース電極13、ブロック絶縁膜14L、14Rの形成領域以外のアモルファスシリコン膜11aを選択的にエッチングすることにより、ボトムゲート電極BGxに対応する領域に半導体層11Wが形成される。
なお、上記第3乃至第5の工程においては、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13、並びに、半導体層11Wをパーニング形成する際に、上述したように、ドレイン電極12L、12R、ソース電極13及び不純物層17L、17R、18を形成する工程と、半導体層11Wを形成する工程と、を異なるフォトマスクを用いたエッチング処理により行う場合について示したが、これに限定されるものではなく、例えば、図2(a)に示した金属層12a及び不純物層17a、アモルファスシリコン膜11aを単一のフォトマスクを用いて一括してエッチングして、図2(a)に示した構成を得るようにしてもよい。
次いで、第6の工程において、図3(c)に示すように、ドレイン電極17及びソース電極18、ブロック絶縁膜14、パッド電極層BGE2、ボトムゲート絶縁膜16を含む絶縁性基板SUB上の全域に、プラズマCVD法等により、窒化シリコン等のトップゲート絶縁膜15を形成し、さらに、スパッタリング法やイオンプレーティング法等により、ITO等の透明導電層を成膜した後、この透明導電層を、フォトリソグラフィ技術及びウェットエッチング法等を用いて、選択的にエッチングすることにより、半導体層11に対応する領域に、所定のパターン形状を有するトップゲート電極TGx及びトップゲートラインLtgを形成する。
次いで、第7の工程において、上記トップゲート電極TGx及びパッド電極層BGE3、トップゲート絶縁膜15を含む絶縁性基板SUB上の全域に、プラズマCVD法等により、窒化シリコン等の保護絶縁膜19を形成することにより、図1に示したような素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSaが得られる。
次に、上述した素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSaにおける半導体層11Wとボトムゲート電極BGxとの平面形状及びパターン面積について比較すると、上記第5の工程において形成される半導体層11Wは、上記ドレイン電極12L、12R及びソース電極13、ブロック絶縁膜14L、14Rの平面形状に整合するようにパターニング形成される。すなわち、図3(a)及び図4(c)に示すように、半導体層11Wのx方向の両端部は、ドレイン電極12L、12Rのx方向の端部の形状により規定され、また、図3(b)及び図4(c)に示すように、半導体層11Wのy方向の両端部は、ドレイン電極12L、12R、ソース電極13及びブロック絶縁膜14L、14Rのy方向の端部の形状により規定される。
これは、換言すると、図5(a)、(b)に示すように、ドレイン電極12L、12R及びソース電極13の平面形状により、不純物層17L、17R及び18の平面形状が規定され、ブロック絶縁膜14L、14R及び不純物層17L、17R、18の平面形状により、半導体層11Wの平面形状が規定されて、x方向に長さLx、y方向に長さWyの長方形形状(矩形状)の領域に形成されることになる。
このように、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSaにおいては、ドレイン電極12L、12R、ソース電極13及びブロック絶縁膜14L、14Rの端部の形状に整合するように半導体層11Wの平面形状が設定されるので、半導体層11Wと、該半導体層11W上に形成される不純物層17L、17R、18、及び、ドレイン電極12L、12R、ソース電極13、並びに、ブロック絶縁膜14L、14Rとの間のエッチングマージンを必要とすることなく、半導体層11Wの端部の形状を、ドレイン電極12L、12R、ソース電極13、及び、ブロック絶縁膜14L、14Rの端部の形状に一致させて、図5(b)に示すように、長方形形状に設定することができる。
したがって、半導体層11Wの平面形状に対応して形成される不透明なボトムゲート電極BGxの形状を、図5(b)に示すように、上記半導体層11Wの形状により近似させて、その面積を極力小さくすることができるので、所定の素子形成領域RGaに占める不透明な層の面積割合を低くして、開口率を向上させることができる。
ここで、本願発明者が、従来技術に係るダブルゲート型フォトセンサ(図12(a))と、本実施形態に係るフォトセンサ(図1(a))について、画素ピッチ、各ライン幅、ゲート長及びゲート幅等を一定にした特定の条件において、シミュレーション実験を行い、その開口率を検証したところ、従来構成においては、開口率が51.4%であったのに対し、本実施形態に係る構成においては、57.8%に向上することが判明した。
これにより、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサを2次元配列したセンサアレイを備えた画像読取装置においては、上記開口率の向上に伴い、センサアレイの背面側に配置した光源(バックライト)の発光輝度を低減することができるので、消費電力の削減を図ることができる。また、光源の発光輝度を一定に設定した場合には、被写体のより鮮明な画像を読み取ることができる。
また、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサにおいては、入射有効領域が短手方向に複数配置された素子構造を有しているので、検知領域の広がりが、図13に示した場合と同様に、各入射有効領域が重なり、略正方形に近似する形状(検知領域の偏りが抑制された形状)に設定することができ、略全周からの光を良好に受光して、ひずみが抑制された良好な被写体画像を取得することができるとともに、各入射有効領域におけるチャネル長とチャネル幅の比W/Lを大きく設定して受光感度を向上させることができる。
なお、図5に示した半導体層11Wとボトムゲート電極BGxとの平面形状(面積)の比較の説明においては、半導体層11W及び不純物層17L、17R、18の平面形状を長方形形状で示したが、これは、入射有効領域に対応してチャネル領域が形成され、かつ、下層に形成されるボトムゲート電極の形状及び面積を実質的に規定する半導体層11W、又は、不純物層17L、17R、18の主要部の形状を概念的に表したものである。上述した本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサの製造方法を適用した場合には、実際には、ドレインラインLdl、Ldr及びソースラインLsの下層にも不純物層及びアモルファスシリコン層(半導体層)が延在するように形成されている。
また、本実施形態においては、長方形形状を有する単一の半導体層上に、複数のブロック絶縁膜及びドレイン電極、ソース電極を配置して、複数の入射有効領域を設定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各入射有効領域ごとに個別の半導体層を相互に離間して配置するものであってもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係るフォトセンサの第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
上述した第1の実施形態においては、複数の入射有効領域が設定された素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサについて説明したが、本実施形態においては、単一の入射有効領域が設定された素子構造について説明する。
図6は、本発明に係るフォトセンサの素子構造の第2の実施形態を示す概略構成図である。また、図7は、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサにおける半導体層とボトムゲート電極との平面形状(面積)の比較を説明するための図である。ここで、上述した第1の実施形態と同等の構成については、同等の符号を付してその説明を簡略化する。
図6(a)〜(c)に示すように、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSbは、透明な絶縁性基板SUB上に設定された素子形成領域RGb内に、概略、励起光(可視光)の入射によりチャネル領域が形成される単一の半導体層11Mと、該半導体層11Mの両端部上に、各々不純物層17、18を介して形成されたドレイン電極12及びソース電極13と、ドレイン電極12とソース電極13間の半導体層11M上に形成されたブロック絶縁膜(チャネル保護膜)14と、ドレイン電極12及びソース電極13、ブロック絶縁膜14を含む領域の上方に、上部ゲート絶縁膜15を介して形成された透明電極層からなるトップゲート電極(第1のゲート電極)TGxと、半導体層11Mの下方に下部ゲート絶縁膜16を介して形成されたボトムゲート電極(第2のゲート電極)BGxと、最上層に被覆形成された保護絶縁膜19と、を有して構成されている。
そして、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSbの平面構造は、図6(a)に示すように、半導体層11Mの上層及び下層に形成されるトップゲート電極TGx及びボトムゲート電極BGの各々に対して一体的に、x方向(図面左右方向)に延在するトップゲートラインLtg及びボトムゲートラインLbgが形成された構成を有している。
また、ドレイン電極12及びソース電極13の各々に対して一体的に、y方向に延在するドレインラインLd及びソースラインLsが形成された構成を有している。
さらに、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSbにおいては、ドレイン電極12及びソース電極13の平面形状のy方向の両端部と、不純物層14のy方向の両端部、半導体層11Mのy方向の両端部が、相互に平面的な位置が一致(整合)するように配置されている。
すなわち、本実施形態に係るフォトセンサ(ダブルゲート型フォトセンサ)においては、半導体層11Mに形成される入射有効領域が長方形形状に設定され、該入射有効領域の長手方向の寸法が、チャネル保護膜の幅寸法と同じであり、さらに、ドレイン電極及びソース電極の幅(ゲート幅)寸法と同一になるように設定されている。
なお、このような素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSbは、上述した第1の実施形態に示したフォトセンサの製造方法(図2、図3)を良好に適用することができる。
そして、このような素子構造を有するダブルゲート型フォトセンサPSbにおける半導体層11Mとボトムゲート電極BGxとの平面形状及びパターン面積について比較すると、上述した第1の実施形態と同様に、図6(b)、(c)及び図7(a)に示すように、半導体層11Mのx方向の両端部は、ドレイン電極12のx方向の端部の形状により規定され、また、半導体層11Mのy方向の両端部は、ドレイン電極12、ソース電極13及びブロック絶縁膜14のy方向の端部の形状により規定される。すなわち、半導体層11Mは、上記ドレイン電極12及びソース電極13、ブロック絶縁膜14の平面形状に整合するようにパターニング形成される。
これは、換言すると、図7(a)、(b)に示すように、ドレイン電極12及びソース電極13の平面形状により、不純物層17及び18の平面形状が規定され、図7(b)、(c)に示すように、ブロック絶縁膜14及び不純物層17、18の平面形状により、半導体層11Mの平面形状が規定されて、x方向に長さLx、y方向に長さWyの長方形形状(矩形状)の領域に形成されることになる。
このように、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサPSbにおいては、ドレイン電極12、ソース電極13及びブロック絶縁膜14の端部の形状に整合するように半導体層11Mの平面形状が設定されるので、半導体層11Mと、該半導体層11M上に形成される不純物層17、18、及び、ドレイン電極12、ソース電極13、並びに、ブロック絶縁膜14との間のエッチングマージンを必要とすることなく、半導体層11Mの端部の形状を、ドレイン電極12、ソース電極13、及び、ブロック絶縁膜14の端部の形状に一致させて、図7(c)に示すように、長方形形状に設定することができる。
したがって、半導体層11Mの平面形状に対応して形成される不透明なボトムゲート電極BGxの形状を、図7(c)に示すように、上記半導体層11Mの形状により近似させて、その面積を極力小さくすることができるので、所定の素子形成領域RGbに占める不透明な層の面積割合を低くして、開口率を向上させることができる。
ここで、本願発明者が、本実施形態に係るフォトセンサ(図6(a))について、画素ピッチ、各ライン幅、ゲート長及びゲート幅等を、上述した第1の実施形態に示したシミュレーション実験と同一に設定して、その開口率を検証したところ、64.5%に大幅に向上することが判明した。
これにより、本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサを2次元配列したセンサアレイを備えた画像読取装置においては、各読取画素(ダブルゲート型フォトセンサ)における検知領域の広がりは、図11に示した場合と同様に、偏りが生じるものの、上記開口率を大幅に向上させることができるので、光源(バックライト)の発光輝度をさらに低減して、消費電力の一層の削減を図ることができる。
本発明に係るフォトセンサの素子構造の第1の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサに、本発明に係るフォトセンサの製造方法を適用した場合のプロセス断面図(第1の工程〜第4の工程)である。 本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサに、本発明に係るフォトセンサの製造方法を適用した場合のプロセス断面図(第5の工程〜第7の工程)である。 本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサに、本発明に係るフォトセンサの製造方法を適用した場合のプロセス平面図である。 本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサにおける半導体層とボトムゲート電極との平面形状(面積)の比較を説明するための図である。 本発明に係るフォトセンサの素子構造の第2の実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係るダブルゲート型フォトセンサにおける半導体層とボトムゲート電極との平面形状(面積)の比較を説明するための図である。 ダブルゲート型フォトセンサの一例を示す概略構成図である。 ダブルゲート型フォトセンサが配列されたセンサアレイを、画像読取装置(例えば、指紋読取装置)に適用した場合の動作概念を示す概略図である。 ダブルゲート型フォトセンサにおける基本的な駆動制御方法を示すタイミングチャートである。 図8(b)に示した平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサにおける検知領域の広がりを示す概念図である。 検知領域の偏りを抑制するためのダブルゲート型フォトセンサの平面構造を示す概念図である。 図12(a)に示した平面構造を有するダブルゲート型フォトセンサにおける検知領域の広がりを示す概念図である。 従来技術におけるダブルゲート型フォトセンサの半導体層とボトムゲート電極との平面形状の比較を説明するための図である。
符号の説明
PSa、PSb ダブルゲート型フォトセンサ
11W、11M 半導体層
12、12L、12R ドレイン電極
13 ソース電極
14、14L、14R ブロック絶縁膜
17、17L、17R 不純物層
TGx トップゲート電極
BGx ボトムゲート電極
Ltg トップゲートライン
Lbg ボトムゲートライン
SUB 絶縁性基板

Claims (10)

  1. 半導体層の上方に第1のゲート電極が設けられ、下方に第2のゲート電極が設けられ、前記半導体層の両端部にドレイン電極及びソース電極が対向して設けられた、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサにおいて、
    前記フォトセンサは、
    前記ドレイン電極及び前記ソース電極間の前記半導体層に形成される、光の入射有効領域と、
    特定方向に相互に並行して延在するように配設されたドレインライン及びソースラインと、
    を備え、
    前記ドレイン電極及び前記ソース電極は、前記ドレインライン及び前記ソースラインに沿って一体的に形成され、
    前記入射有効領域の各々は長方形形状を有し、該長方形形状の長手方向に前記ドレインライン及び前記ソースラインが延在するように配設されていることを特徴とするフォトセンサ。
  2. 前記フォトセンサは、前記ドレイン電極及び前記ソース電極間の前記半導体層上に形成されたチャネル保護膜を備えることを特徴とする請求項1記載のフォトセンサ。
  3. 前記チャネル保護膜は、矩形形状を有し、少なくとも該矩形形状の一方向の長さが前記ドレイン電極及び前記ソース電極の幅と同一になるように設定されていることを特徴とする請求項2記載のフォトセンサ。
  4. 前記半導体層は、矩形形状を有し、少なくとも該矩形形状の一方向の長さが前記ドレイン電極及び前記ソース電極の幅と同一になるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトセンサ。
  5. 前記入射有効領域の前記長方形形状の短手方向に前記入射有効領域が複数配置されていることを特徴とする請求項1記載のフォトセンサ。
  6. 前記フォトセンサは、単一の前記半導体層に、前記入射有効領域が複数形成されることを特徴とする請求項5記載のフォトセンサ。
  7. 前記ドレイン電極及び前記ソース電極は、少なくともいずれか一方が複数設けられて、前記入射有効領域の前記長方形形状の短手方向に交互に配置され、
    前記ドレインライン及び前記ソースラインは、前記ドレイン電極及び前記ソース電極ごとに個別に設けられて、相互に並行して配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフォトセンサ。
  8. 半導体層の上方に第1のゲート電極が設けられ、下方に第2のゲート電極が設けられ、前記半導体層の両端部にドレイン電極及びソース電極が対向して設けられた、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサの製造方法において、
    透明な絶縁性基板上に、前記第2のゲート電極を形成する工程と、
    前記第2のゲート電極を含む前記絶縁性基板上に、第1のゲート絶縁膜を介して、半導体薄膜及び絶縁薄膜を順次積層形成する工程と、
    前記絶縁薄膜をパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、チャネル保護膜を形成する工程と、
    前記半導体薄膜及び前記チャネル保護膜を含む前記絶縁性基板上に、不純物半導体層及び金属層を順次積層形成する工程と、
    少なくとも前記金属層及び前記不純物半導体層を一括してパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、下層に前記不純物半導体層が形成され、相互に離間して配置された前記ドレイン電極及び前記ソース電極を形成する工程と、
    前記ドレイン電極及び前記ソース電極、前記チャネル保護膜の平面形状に基づいて、前記半導体薄膜をパターニングして、前記第2のゲート電極の形成領域に対応する領域に、少なくとも前記ドレイン電極及び前記ソース電極により規定されるゲート幅と同一のパターン幅を有する矩形状の前記半導体層を形成する工程と、
    前記ドレイン電極及び前記ソース電極、前記チャネル保護膜、前記第2のゲート電極を含む前記絶縁性基板上に、第2のゲート絶縁膜を介して、前記半導体層に対応する領域に、前記第1のゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とするフォトセンサの製造方法。
  9. 前記半導体層を形成する工程は、前記ドレイン電極及び前記ソース電極を形成する工程において、前記金属層及び前記不純物半導体層とともに、前記半導体薄膜を一括してパターニングすることにより同時に実行されることを特徴とする請求項8記載のフォトセンサの製造方法。
  10. 前記第2のゲート電極の平面形状は、前記半導体層と略同等の平面形状寸法を有していることを特徴とする請求項8又は9記載のフォトセンサの製造方法。
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