JP2006114133A - カバー開閉機構及び光ディスク装置 - Google Patents

カバー開閉機構及び光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006114133A
JP2006114133A JP2004300641A JP2004300641A JP2006114133A JP 2006114133 A JP2006114133 A JP 2006114133A JP 2004300641 A JP2004300641 A JP 2004300641A JP 2004300641 A JP2004300641 A JP 2004300641A JP 2006114133 A JP2006114133 A JP 2006114133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
cover
opening
slide member
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004300641A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Hibi
敏治 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004300641A priority Critical patent/JP2006114133A/ja
Publication of JP2006114133A publication Critical patent/JP2006114133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な構造で、ボタンの操作性を悪化させることなく、カバー部材の誤開放
を防ぐことができるカバー開閉機構及びカバー開閉機構を利用した光ディスク装置を提供
する。
【解決手段】 カバー開閉機構2はボタン3と、スライド部材4と、ボタン3を弾性支
持する第1弾性部材5と、スライド部材4を弾性支持する第2弾性部材6とを備えている
。ボタン3は本体部31と、本体部31より垂直に突出する脚部32とを備えている。脚
部32は2個形成されており脚部32には本体部31と反対側の端部が屈曲した屈曲部3
4が形成されている。ボタン3の脚部32の屈曲部34とスライド部材4の側面との間隙
が狭くなる(部分的に接触する)ように配置される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスクに光を照射することでデータの記録及び(又は)読出しを行うこ
とができる光ディスク装置に関するものであり、特に前記光ディスクを光ディスク装置に
挿入するときに開閉するカバー開閉機構に関するものである。
近年、映像、音声又は情報の記録媒体として光を照射することで記録及び(又は)読出
しすることができる光ディスクを用いるものが多く用いられている。前記光ディスクとし
て、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等が広く用いられている
。これら光ディスクを記録媒体として該光ディスクにデータの記録及び(又は)読出しを
行う光ディスク装置への前記光ディスクの挿入方法は、光ディスクをそのまま機器に挿入
するもの、自動又は手動で摺動する摺動部材に前記光ディスクを載せて挿入するもの、一
部を回動可能に支持された開閉可能なカバーを開けて挿入するもの等が採用される場合が
多い。
その中でも、開閉可能なカバーを備えた光ディスク装置は、前記光ディスクをそのまま
挿入する方法に比べて埃、塵等の微粒子が本体内部に混入しにくい。また、前記光ディス
クを摺動部材に載せて挿入するものに比べて構造が簡単である等の利点を有しているため
携帯用の光ディス装置等に広く採用されている。カバーを開いて光ディスクを挿入する光
ディスク装置には、カバー又はカバーの近くにボタンが配置されており、該ボタンを押す
ことでカバーを開くことができる。また、前記カバーを閉じるときはカバーを閉じ、押す
ことで閉じた状態で固定することができる。
図7に従来の光ディスク装置のディスクカバー開閉機構の水平断面図を、図8に図7に
示すディスクカバー開閉機構の垂直断面図を、図9に図7に示すディスクカバー開閉機構
の側断面図を示す。図7に示すように光ディスク装置のカバー部材91を開閉するディス
クカバー開閉機構92は、ボタン93と、スライド部材94と、ボタン93を弾性支持す
る第1弾性部材95と、スライド部材94を弾性支持する第2弾性部材96とを有してい
る。第1弾性部材95及び第2弾性部材96はコイルばねである。ボタン93は本体部9
31と、本体部931より垂直に突出する脚部932と、脚部932とは異なった部分か
ら突出する突出部933とを備えている。脚部932はそれには限定されないがここでは
2個形成されており、両方の脚部32は筐体Bdに形成されている摺動ガイド部Guと摺
動可能に係合している。ボタン93は第1弾性部材95によって付勢されている。
スライド部材94は第2弾性部材96にてカバー部材91に向けて付勢されている。ス
ライド部材91の先端は屈曲しており係合部942が形成されている。カバー部材91は
ディスクカバー開閉機構92が接している部分と反対側を回動可能に支持されており、図
示を省略した部材にて開く方向に付勢されている。さらに、カバー部材91はスライド部
材94の係合部92が係合するための係合凹部911が形成されている。スライド部材9
4の係合部942が係合凹部911に係合することで、カバー部材91が開くのを防いで
いる。
スライド部材94は図9に示すようにボタン93の突出部933の先端と常時接触し、
スライド部材94が摺動する方向に傾斜している傾斜部941を備えている。ボタン93
が押されて摺動すると、突出部933の先端がスライド部材94の傾斜部941を押す。
傾斜部941が突出部933に押されることで、スライド部材94はカバー部材91から
遠ざかる方向に摺動する。スライド部材94が摺動すると、スライド部材94の係合部9
42がカバー部材91の係合凹部911から外れ、カバー部材91が開く。
カバー部材91の係合凹部911の下部は斜めに形成されたテーパー部912が形成さ
れており、カバー部材912を閉めるときにテーパー部912がスライド部材94の係合
部942を押してスライド部材94をカバー部材91と反対側に摺動させる。カバー部材
91が閉じ位置になったときに、スライド部材94は第2弾性部材96にて付勢されて係
合部942とカバー部材91の係合凹部911とが係合し、カバー部材91が開かないよ
うにする。
特開2002−111243号公報 特開平10−228835号公報 特開平10−198450号公報 特開平10−51154号公報 特開平6−84426号公報
しかしながら、ボタン93を押していないとき、スライド部材94は第2弾性部材96
にて摺動方向のカバー部材91側に付勢されているだけであり、光ディスク装置に振動や
衝撃が加わり、第2弾性部材96の付勢力よりも大きな力がスライド部材94に付与され
た場合、スライド部材94はカバー部材91と反対側に摺動し、スライド部材94の係合
部942とカバー部材91の係合凹部911との係合が外れて、カバー部材91が開く場
合がある。
上記のような、振動や衝撃によるスライド部材94の誤作動によるカバー部材91の誤
開放を防止するために、第2弾性部材96の付勢力を強くするものが考えられる。しかし
ながら、第2弾性部材96の付勢力を強くした場合、ボタン93の突出部933がスライ
ド部材94の傾斜部941を押すのに大きな力が必要になる。すなわち、カバー部材91
を開くのに大きな力でボタン93を押さなくてはならず、それだけ、ボタンの操作性が悪
くなる。
そこで本発明は、簡単な構造で、ボタンの操作性を悪化させることなく、カバー部材の
誤開放を防ぐことができるカバー開閉機構及びカバー開閉機構を利用した光ディスク装置
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体である光ディスクにレーザ光を照射して
情報を記録又は読出しする光ディスク装置であって、前記光ディスクを滑らないように保
持しつつ回転するディスク保持部材と、前記光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉
されるカバー部材と、前記カバー部材を開閉するためのカバー開閉機構とを有しており、
前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向に
常時付勢されており、前記カバー開閉機構は前記カバー部材の回動支持されている端部と
反対側の端部に近接して配置され、前記カバー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタ
ンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾
性支持する第1弾性部材と、前記スライド部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えてお
り、前記ボタンは本体部と、前記本体部の底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間
に配置される突出部とを有しており、前記スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置さ
れ、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており、前記スライド部材は前記弾
性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前記先端部を前記カバー部材に
形成されている係合凹部と係合しており、前記脚部の下端部は互いに向き合う方向に屈曲
する屈曲部を備えており、前記ボタンが押されていない状態では前記屈曲部と前記スライ
ド部材の側面とは接触又は非常に接近した状態になり、前記ボタンが押されると前記スラ
イド部材の側面と前記脚部との間隙が大きくなることを特徴とする。
この構成によると、前記ボタンが押されていないときは、前記ボタンの脚部に形成され
た屈曲部と、前記スライド部材の側面とが接触又は非常に接近した状態になるので、前記
屈曲部がスライド部材の動きを制限するので、摺動しにくい。また、前記ボタンが押され
ると、前記屈曲部が前記スライド部材によって動きを制限されないので、容易に摺動する
このことによって、前記ボタンが押されていないときは、前記スライド部材の動作が制
限されているので、振動や衝撃によって前記カバー部材が意に反して開放されるのを防ぐ
ことができる。また、前記ボタンを押したときには前記スライド部材の動作が制限されな
いので、ボタンを押す力が小さくてもスライド部材を摺動させることができ、前記カバー
部材を開放することができる。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体である光ディスクにレーザ光を照射して
情報を記録又は読出しする光ディスク装置であって、前記光ディスクを滑らないように保
持しつつ回転するディスク保持部材と、前記光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉
されるカバー部材と、前記カバー部材を開閉するためのカバー開閉機構とを有しており、
前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向に
常時付勢されており、前記カバー開閉機構は前記カバー部材の回動支持されている端部と
反対側の端部に近接して配置され、前記カバー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタ
ンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾
性支持する第1弾性部材と、前記スライド部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えてお
り、前記ボタンは本体部と、前記本体部の底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間
に配置される突出部とを有しており、前記スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置さ
れ、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており、前記スライド部材は前記弾
性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前記先端部を前記カバー部材に
形成されている係合凹部と係合しており、前記脚部の下端部の側面及び前記スライド部材
の側面には互いに係止することで該スライド部材の摺動を防止するための係止部材が備え
られており、前記ボタンが押されていない状態では前記係止部材が係止状態になり、前記
ボタンが押されると前記係止部材の係止が解けることを特徴とする。
この構成によると、前記ボタンが押されていないときは、前記ボタンの脚部に形成され
た屈曲部と、前記スライド部材の側面とが接触又は非常に接近した状態になるので、前記
屈曲部がスライド部材の動きを制限するので、摺動しにくい。また、前記ボタンが押され
ると、前記屈曲部が前記スライド部材によって動きを制限されないので、容易に摺動する
このことによって、前記ボタンが押されていないときは、前記スライド部材の動作が制
限されているので、振動や衝撃によって前記カバー部材が意に反して開放されるのを防ぐ
ことができる。また、前記ボタンを押したときには前記スライド部材の動作が制限されな
いので、ボタンを押す力が小さくてもスライド部材を摺動させることができ、前記カバー
部材を開放することができる。
前記係止部材としてゴム等の摩擦係数の高い物質を屈曲部又はスライド部材の側面のい
ずれか又は両方貼り付けるものを例示することができる。また、形状としてスライド部材
の動作を制限するものであっても良い。この場合、前記カバー部材を閉じるとき、前記ボ
タンは元の位置に戻っており、この状態で前記スライド部材の動作を制限しない形状を広
く採用することができる。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉され
るカバー部材を開閉するための開閉機構であって、前記カバー部材は端部が筐体本体に対
して回動可能に支持されているとともに開く方向に常時付勢されており、前記カバー部材
の回動支持されている端部と反対側の端部に近接して配置され、前記カバー部材の開閉方
向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方向に摺動するスラ
イド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性部材と、前記スライド部材を弾性支持す
る第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本体部と、前記本体部の底面より突出する
2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部とを有しており、前記スライド部材は前
記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており
、前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、前記脚部の下端部
は互いに向き合う方向に屈曲する屈曲部を備えており、前記ボタンが押されていない状態
では前記屈曲部と前記スライド部材の側面とは接触又は非常に接近した状態になり、前記
ボタンが押されると前記スライド部材の側面と前記脚部との間隙が大きくなることを特徴
とするカバー開閉機構を提供する。
この構成によると、前記ボタンが押されていないときは、前記ボタンの脚部に形成され
た屈曲部と、前記スライド部材の側面とが接触又は非常に接近した状態になるので、前記
屈曲部がスライド部材の動きを制限するので、摺動しにくい。また、前記ボタンが押され
ると、前記屈曲部が前記スライド部材によって動きを制限されないので、容易に摺動する
このことによって、前記ボタンが押されていないときは、前記スライド部材の動作が制
限されているので、振動や衝撃によって前記カバー部材が意に反して開放されるのを防ぐ
ことができる。また、前記ボタンを押したときには前記スライド部材の動作が制限されな
いので、ボタンを押す力が小さくてもスライド部材を摺動させることができ、前記カバー
部材を開放することができる。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉され
るカバー部材を開閉するための開閉機構であって、前記カバー部材は端部が筐体本体に対
して回動可能に支持されているとともに開く方向に常時付勢されており、前記カバー部材
の回動支持されている端部と反対側の端部に近接して配置され、前記カバー部材の開閉方
向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方向に摺動するスラ
イド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性部材と、前記スライド部材を弾性支持す
る第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本体部と、前記本体部の底面より突出する
2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部とを有しており、前記スライド部材は前
記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており
、前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、
前記脚部の下端部の側面及び前記スライド部材の側面には互いに係止することで該スラ
イド部材の摺動を防止するための係止部材が備えられており、前記ボタンが押されていな
い状態では前記係止部材が係止した状態になり、前記ボタンが押されると前記係止部材の
係止が解けることを特徴とするカバー開閉機構を提供する。
本発明によると、簡単な構造で、ボタンの操作性を悪化させることなく、カバー部材の
誤開放を防ぐことができるカバー開閉機構及びカバー開閉機構を利用した光ディスク装置
を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる光ディスク
装置である携帯型CDプレーヤの平面図を示す。図1に示すCDプレーヤAは、筐体Bd
と、記録媒体であるCDメディアMdを挿入又は取出しするときに開閉するカバー部材1
と、カバー部材1を開閉するためのカバー開閉機構2とを有している。カバー部材1は端
部10で筐体Bdに回動可能に支持されている。また、カバー部材1を開いた内部の中心
部には、CDメディアMdに設けられた、中心部の孔に貫通させ、CDメディアMdを保
持し、回転させるためのディスク保持部材Dhが配置されている。カバー部材1は後述の
スライド部材4の係合部42が係合する係合凹部11が形成されている。
ディスク保持部材DhはCDメディアMdの中央に形成されている貫通孔の内径と略同
じ大きさの回転軸Dh1と、回転軸Dh1の外側に付勢されるボール状の固定部Dh2が
備えられている。CDメディアMdをディスク保持部材Dhに取り付けるときは、回転軸
Dh1をCDメディアMdの貫通孔を貫通するようにCDメディアMdを配置する。CD
メディアMdを押し付けることで、ボール状の固定部Dh2が回転軸Dh1の内部に押さ
れる。固定部Dh2がCDメディアMdの貫通孔の内側を押すことで回転軸Dh1にCD
メディアMdを滑らないように固定することができる。この状態で回転軸Dh1を回動す
ることで、CDメディアMdを回動させることができる。
図2に本発明にかかるカバー開閉機構の一例の水平断面図を、図3に図2に示すカバー
開閉機構の垂直断面図を、図4に図2に示すカバー開閉機構の側断面図を示す。図2に示
すカバー開閉機構2はボタン3と、スライド部材4と、ボタン3を弾性支持する第1弾性
部材5と、スライド部材4を弾性支持する第2弾性部材6とを備えている。図2、3、4
に示すようにボタン3は本体部31と、本体部31より垂直に突出する脚部32と、脚部
32とは異なった部分から突出する突出部33とを備えている。脚部32は2個形成され
ており、両方の脚部32は筐体Bdに形成されている摺動ガイド部Guと摺動可能に係合
している。第1弾性部材5によって脚部32は上方に向けて付勢されている、すなわち、
ボタン3は第1弾性部材5によって上方に持上げられた状態で静止している。
脚部32には本体部31と反対側の端部が屈曲した屈曲部34が形成されている。屈曲
部34は互いに向き合うように屈曲しており、屈曲部34の間にスライド部材4が配置さ
れる。スライド部材4は突出部33が接触し、接触部が傾いている傾斜部41と、カバー
部材1の傾斜部41が形成されているのと反対側の先端部は係合凹部11と係合するため
の係合部42が形成されている。スライド部材4は第2弾性部材6によって、係合部42
と反対側の端部が付勢されている。第2弾性部材6にて付勢されることで、スライド部材
4の係合部42は係合凹部11と係合している。
図5(A)〜(D)に本発明にかかるカバー開閉機構の動作手順の側断面図を、図6(
A)〜(D)に図5に対応する動作手順の垂直断面図を示す。図5(A)、図6(A)に
示すようにCDプレーヤAはカバー部材1が閉じた状態である。このとき、ボタン3は第
1弾性部材5にて弾性支持されており、ボタン3の本体部31の上面が筐体Bdの上面と
略同一平面上に配置されている。また、スライド部材4は第2弾性部材6にて弾性支持さ
れており、カバー部材1方向に押されて、スライド部材4の係合部42がカバー部材1の
係合凹部11が係合している。これによって、カバー部材1が開かないように保持してい
る。
また、このとき、ボタン3の脚部32の屈曲部34とスライド部材4の側面との間隙が
狭くなる(部分的に接触する)ように配置されるので、スライド部材4の摺動方向の動き
が制限される。これにより、CDプレーヤAに振動や衝撃が付与された場合にスライド部
材4に第2弾性部材6からの付勢力よりも大きな力を受けて、係合部42が係合凹部11
より外れて、カバー部材1が開放されるのを防ぐことができる。
図5(B)、図6(B)に示すようにボタン3を押して脚部32方向に摺動させる。ボ
タン3を押すことで、脚部32の屈曲部34がスライド部材4よりも下方に移動する。こ
れにより、屈曲部34によって動きを制限されていたスライド部材4が摺動しやすくなる
。また、ボタン3が摺動することで、突出部33がボタン3の押え方向に移動する。この
とき、突出部33の先端はスライド部材4の傾斜部41を押す。
スライド部材4をカバー部材1の反対側に摺動し先端の係合部42がカバー部材1の係
合凹部11との係合が外れ、カバー部材1が開く。カバー部材1が開いた状態でCDメデ
ィアMdの挿入/取出しを行う。このとき、スライド部材4は動きを制限されていないの
で、第2弾性部材6よりの付勢のみで軽く摺動することができる。すなわち、必要最小限
の力でボタン3を押すことで、カバー部材1を開くことができる。
ボタン3に付加している力を取り除くと、ボタン3は第1弾性部材5より付勢されて上
方に押し上げられ、本体部31の上面と筐体Bdの上面とが同一又は略同一平面上に配置
されるように支持される。また、スライド部材4も第2弾性部材6より付勢されてカバー
部材1側に押されて静止する。
図5(C)、図6(C)に示すようにCDメディアMdの挿入/取出しを行ったのち、
カバー部材1を閉じる。このとき、カバー部材1の係合凹部11の下部には斜めに形成さ
れたテーパー部12が形成されている。カバー部材1を閉じる方向に回動し、テーパー部
12をスライド部材4の係合部42と接触させ、さらに閉じる方向に押える。テーパー部
12が係合部42と接触した状態でさらにカバー部材1を押えることで、スライド部材4
は第2弾性部材6からの付勢力に反して摺動する。
図5(D)、6(D)に示すように、スライド部材4の係合部42がカバー部材1の係
合凹部11に係合できる位置になるまでカバー部材1が押されると、第2弾性部材6から
の付勢力により、スライド部材4の係合部42が係合凹部11に嵌合するように摺動する
。これにより、係合部42と係合凹部11とが係合しカバー部材1が開くのを防ぐことが
できる。カバー部材1を閉じるときにスライド部材4は第2弾性部材6の付勢力に反して
摺動するが、ボタン3は第1弾性部材5にて移動しないように、換言すれば、本体部31
の上面が筐体Bdの外面と同一又は略同一面上に配置されるように支持されている。また
、図6(A)に示すように閉じた状態ではボタン3の屈曲部34によってスライド部材4
の動きが制限されるので、係合部42と係合凹部11との係合が外れるのを防ぐことがで
きる。
ボタン3の屈曲部34とスライド部材4の側面の対向する場所にそれぞれ、摺動摩擦を
発生する摩擦部材を取り付けてもよい。摩擦部材を取り付けることで、ボタン3が静止状
態のとき、屈曲部34によるスライド部材4の動きを制限する効果が高い。それだけ、大
きな振動や衝撃が付与しても、カバー部材1が開くのを防ぐことができる。また、上記の
実施例では脚部32と屈曲部34が一体に形成されているものを例示しているが、屈曲部
が別部材で形成され、脚部に取り付ける構造のものであってもよい。この場合、屈曲部を
容易に取り替えることができる。
上記実施例では光ディスク装置の例として、CDプレーヤを挙げて説明しているが、そ
れに限定されるものではなく、回動することで開閉するカバー部材を備えた光ディスク装
置及びカバー開閉機構を広く採用することができる。
本発明のディスクカバー開閉機構は、DVD、CD、LD等の光ディスク回動すること
でディスクカバーを開閉することができる光ディスク装置において適用することができる
本発明にかかる光ディスク装置である携帯型CDプレーヤの平面図である。 本発明にかかるディスクカバー開閉機構の一例の水平断面図である。 図2に示すディスクカバー開閉機構の垂直断面図である。 図2に示すディスクカバー開閉機構の側断面図である。 図(A)〜(D)は本発明にかかるディスクカバー開閉機構の動作手順の側断面図である。 図(A)〜(D)は本発明にかかるディスクカバー開閉機構の動作手順の垂直断面図である。 従来の光ディスク装置のディスクカバー開閉機構の水平断面図である。 図7に示すディスクカバー開閉機構の垂直断面図である。 図7に示すディスクカバー開閉機構の側断面図である。
符号の説明
1 カバー部材
11 係合凹部
12 テーパー部
2 ディスクカバー開閉機構
3 ボタン
31 本体部
32 脚部
33 突出部
34 屈曲部
4 スライド部材
41 傾斜部
42 係合部
5 第1弾性部材
6 第2弾性部材
Bd 筐体
Gu 衝動ガイド部
Md CDメディア
Dh ディスク保持部材
Dh1 回転軸
Dh2 固定部

Claims (4)

  1. 記録媒体である光ディスクにレーザ光を照射して情報を記録又は読出しする光ディスク
    装置であって、前記光ディスクを滑らないように保持しつつ回転するディスク保持部材と
    、前記光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉されるカバー部材と、前記カバー部材
    を開閉するためのカバー開閉機構とを有しており、
    前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向
    に常時付勢されており、
    前記カバー開閉機構は前記カバー部材の回動支持されている端部と反対側の端部に近接
    して配置され、前記カバー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの
    摺動方向と直交する方向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性
    部材と、前記スライド部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本
    体部と、前記本体部の底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部
    とを有しており、前記スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接
    触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており、
    前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
    記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、
    前記脚部の下端部は互いに向き合う方向に屈曲する屈曲部を備えており、前記ボタンが
    押されていない状態では前記屈曲部と前記スライド部材の側面とは接触又は非常に接近し
    た状態になり、前記ボタンが押されると前記スライド部材の側面と前記脚部との間隙が大
    きくなることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 記録媒体である光ディスクにレーザ光を照射して情報を記録又は読出しする光ディスク
    装置であって、前記光ディスクを滑らないように保持しつつ回転するディスク保持部材と
    、前記光ディスクを挿入又は取出しするときに開閉されるカバー部材と、前記カバー部材
    を開閉するためのカバー開閉機構とを有しており、
    前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向
    に常時付勢されており、
    前記カバー開閉機構は前記カバー部材の回動支持されている端部と反対側の端部に近接
    して配置され、前記カバー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの
    摺動方向と直交する方向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性
    部材と、前記スライド部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本
    体部と、前記本体部の底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部
    とを有しており、前記スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接
    触し斜めに傾斜した傾斜部を有しており、
    前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
    記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、
    前記脚部の下端部の側面及び前記スライド部材の側面には互いに係止することで該スラ
    イド部材の摺動を防止するための係止部材が備えられており、
    前記ボタンが押されていない状態では前記係止部材が係止状態になり、前記ボタンが押
    されると前記係止部材の係止が解けることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 光ディスクを挿入する又は取出すときに開閉されるカバー部材を開閉するための開閉機
    構であって、
    前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向
    に常時付勢されており、
    前記カバー部材の回動支持されている端部と反対側の端部に近接して配置され、前記カ
    バー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方
    向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性部材と、前記スライド
    部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本体部と、前記本体部の
    底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部とを有しており、前記
    スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾
    斜部を有しており、
    前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
    記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、
    前記脚部の下端部は互いに向き合う方向に屈曲する屈曲部を備えており、前記ボタンが
    押されていない状態では前記屈曲部と前記スライド部材の側面とは接触又は非常に接近し
    た状態になり、前記ボタンが押されると前記スライド部材の側面と前記脚部との間隙が大
    きくなることを特徴とするカバー開閉機構。
  4. 光ディスクを挿入する又は取出すときに開閉されるカバー部材を開閉するための開閉機
    構であって、
    前記カバー部材は端部が筐体本体に対して回動可能に支持されているとともに開く方向
    に常時付勢されており、
    前記カバー部材の回動支持されている端部と反対側の端部に近接して配置され、前記カ
    バー部材の開閉方向と同じ方向に摺動するボタンと、前記ボタンの摺動方向と直交する方
    向に摺動するスライド部材と、前記ボタンを弾性支持する第1弾性部材と、前記スライド
    部材を弾性支持する第2弾性部材とを備えており、前記ボタンは本体部と、前記本体部の
    底面より突出する2本の脚部と、前記脚部の間に配置される突出部とを有しており、前記
    スライド部材は前記ボタンの脚部の間に配置され、前記突出部と接触し斜めに傾斜した傾
    斜部を有しており、
    前記スライド部材は前記弾性部材の前記スライド支持部にて弾性支持されることで、前
    記先端部を前記カバー部材に形成されている係合凹部と係合しており、
    前記脚部の下端部の側面及び前記スライド部材の側面には互いに係止することで該スラ
    イド部材の摺動を防止するための係止部材が備えられており、
    前記ボタンが押されていない状態では前記係止部材が係止した状態になり、前記ボタン
    が押されると前記係止部材の係止が解けることを特徴とするカバー開閉機構。
JP2004300641A 2004-10-14 2004-10-14 カバー開閉機構及び光ディスク装置 Pending JP2006114133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004300641A JP2006114133A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 カバー開閉機構及び光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004300641A JP2006114133A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 カバー開閉機構及び光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006114133A true JP2006114133A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36382531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004300641A Pending JP2006114133A (ja) 2004-10-14 2004-10-14 カバー開閉機構及び光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006114133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160075200A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 (주)이오시스템 배터리 커버 개폐장치를 구비한 지상용 3차원 레이저 스캐너

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160075200A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 (주)이오시스템 배터리 커버 개폐장치를 구비한 지상용 3차원 레이저 스캐너
KR101661751B1 (ko) * 2014-12-19 2016-09-30 (주)이오시스템 배터리 커버 개폐장치를 구비한 지상용 3차원 레이저 스캐너

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4732944B2 (ja) ディスク装置
JP2006114133A (ja) カバー開閉機構及び光ディスク装置
JP2007012227A (ja) 光ディスク装置
JP2006252683A (ja) 光ディスク装置
JP2006338740A (ja) 記録及び/又は再生装置及び記録及び/又は再生装置を備えた電子機器
US6603724B1 (en) Disk recording and/or reproducing device, disk loading mechanism, and disk eject mechanism
JP4333547B2 (ja) ディスクカバー開閉機構及び光ディスク装置
JP2005267826A (ja) 記録媒体ドライブ装置、これを備えた電子機器及び記録媒体カートリッジ
JP6053259B2 (ja) ディスク装置
JP2006172522A (ja) ディスクカートリッジ
JP2003323774A (ja) センタリングのための孔を有するカートリッジ型記録媒体、ディスク状記録媒体、カートリッジ、ドライブ装置、およびドライブ方法
JP2008135107A (ja) 記録媒体駆動装置
JP2007102920A (ja) 読取装置
JP4283865B2 (ja) ディスク装置
JP4317051B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP4692474B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2007087544A (ja) ディスク装置
JP2003085862A (ja) ローディング機構及び記録再生装置
JP2007042160A (ja) 再生装置
JP2005267753A (ja) ディスク再生装置
JP2006134454A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005267829A (ja) 記録媒体ドライブ装置及びこれを備えた電子機器
JP2007250077A (ja) ディスク保持機構及びディスク装置
JP2005302209A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005267828A (ja) 記録媒体ドライブ装置及びこれを備えた電子機器