JP2006113116A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に使用される定着装置において、サーミスタの断線検知をハード的に行ない、断線を検知した場合、熱源である定着ヒータへの通電を安全に遮断する。
【解決手段】サブサーミスタ19にサーミスタオープン検知回路30を備え、サーミスタが断線した場合、リレー115がOFFするように動作させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられるトナー画像定着装置に係る定着装置及び画像形成装置に関する。
さらに詳しくは、電子写真、静電記録、磁気記録等の適時の画像形成プロセス手段により、加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて、記録材(紙、印刷紙、転写材シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム、エレクトロファックス紙、静電記録紙等)の面に転写方式もしくは直接方式で目的の画像情報に対応した未定着トナー画像を形成担持させ、該未定着トナー画像を、該画像を担持している転写材面上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の定着装置に関するものである。
特にカラー画像形成装置に使用される、低コストで立ち上がり時間(いわゆるフォームアップタイム)の短い、オンデマンド定着装置に関するものである。
ここで、本発明において、上記定着装置には未定着画像を記録材上に永久画像として加熱定着させる装置ばかりではなく、未定着画像を記録材上に仮定着させる像加熱装置、画像を担持した記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する像加熱装置なども包含される。
近年、プリンタや複写機等の画像形成装置に使用される定着装置としては、フォームアップタイムが短く、安価な定着装置として、フィルム定着方式の定着装置が良く知られている。ここで、特許文献1に開示されているようなフィルム定着方式の定着装置の構成を説明する。
(1)画像形成装置
図1に、カラー画像形成装置の概略構成図を示す。本例のカラー画像形成装置は、電子写真方式を用いて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせることでフルカラー画像を得る装置であり、プロセススピードは90mm/sec、一分間の印字枚数はUSレターサイズ紙で16枚である。また、一枚目プリント(First Page Out)までの時間(FPOT)は約15秒である。
Y・C・M・Kはそれぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー像を形成する4つのプロセスカートリッジであり、下から上に順に配列してある。各プロセスカートリッジY・C・M・Kは、それぞれ、像担持体たる感光体ドラム1、帯電手段たる帯電ローラ2、静電潜像を顕像化するための現像手段3、感光体ドラムのクリーニング手段4等をひとつの容器にまとめた、いわゆるオールインワンカートリッジを使用している。イエローのプロセスカートリッジYの現像手段3にはイエロートナーを、シアンのプロセスカートリッジCの現像手段3にはシアントナーを、マゼンタのプロセスカートリッジMの現像手段3にはマゼンタトナーを、ブラックのプロセスカートリッジKの現像手段3にはブラックトナーを、それぞれ充填してある。
感光体ドラム1に露光を行うことにより静電潜像を形成する光学系5が上記4色のプロセスカートリッジY・C・M・Kに対応して設けられている。光学系5としてはレーザー走査露光光学系を用いている。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて、光学系5より、画像データに基づいた走査露光が、帯電手段2により一様に帯電された感光体ドラム1上になされることにより、感光体ドラム表面に走査露光画像に対応する静電潜像が形成される。不図示のバイアス電源より現像手段3の現像ローラに印加される現像バイアスを、帯電電位と潜像(露後部)電位の間の適切な値に設定することで、負の極性に帯電されたトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に選択的に付着して現像が行われる。
すなわち、イエローのプロセスカートリッジYの感光体ドラム1にはイエロートナー像が、シアンのプロセスカートリッジCの感光体ドラム1にはシアントナー像が、マゼンタのプロセスカートリッジMの感光体ドラム1にはマゼンタトナー像が、ブラックのプロセスカートリッジKの感光体ドラム1にはブラックトナー像が、それぞれ形成される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上に現像形成された上記の単色トナー画像は各感光体ドラム1の回転と同期して、略等速で回転する中間転写体6上へ所定の位置合わせ状態で順に重畳されて一次転写されることで、中間転写体6上にフルカラートナー画像が合成形成される。
本例においては、中間転写体6として、エンドレスの中間転写ベルトを用いており、駆動ローラ7、二次転写ローラ対向ローラ14、テンションローラ8の3本のローラに懸回して張架してあり、駆動ローラ7によって駆動される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上から中間転写ベルト6上へのトナー像の一次転写手段としては、一次転写ローラ9を用いている。一次転写ローラ9に対して、不図示のバイアス電源より、トナーと逆極性の一次転写バイアスを印加することにより、各プロセスカートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1上から中間転写ベルト6に対して、トナー像が一次転写される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて感光体ドラム1上から中間転写ベルト6への一次転写後、感光体ドラム1上に転写残として残ったトナーは、クリーニング手段4により除去される。本例においては、クリーニング手段4として、ウレタンブレードによるブレードクリーニングを用いている。
上記工程を中間転写ベルト6の回転に同調して、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のプロセスカートリッジY・C・M・Kにおいて行わせて、中間転写ベルト6上に、各色の一次転写トナー画像を順次重ねて形成していく。単色のみの画像形成(単色モード)時には、上記工程は、目的の色についてのみ行われる。
一方、転写材供給部となる転写材カセット10にセットされた記録材としての転写材Pは、給送ローラ11により給送され、レジストローラ12により所定の制御タイミングで、二次転写ローラ対向ローラ14に懸回されている中間転写ベルト6部分と二次転写手段としての二次転写ローラ13とのニップ部に搬送される。
中間転写ベルト6上に形成された一次転写トナー像は、二次転写手段たる二次転写ローラ13に不図示のバイアス印加手段より印加されるトナーと逆極性のバイアスにより、転写材P上に一括転写される。
二次転写後に中間転写ベルト6上に残った二次転写残トナーは中間転写ベルトクリーニング手段15により除去される。本実施例においては、感光体ドラム1のクリーニング手段4と同様、ウレタンブレードによる中間転写体クリーニングを行っている。
転写材P上に二次転写されたトナー画像は、定着手段たる定着装置Fを通過することで、転写材P上に溶融定着され、排紙パス31を通って排紙トレイ32に送り出されて画像形成装置の出力画像となる。
融定着され、画像形成装置の出力画像となる。
(2)定着装置F
図2は定着装置Fの概略構成模型図である。本例の定着装置Fは、定着ベルト方式、加圧用回転体駆動方式(テンションレスタイプ)の装置である。
1)装置Fの全体的構成
20は第一の定着部材としての定着ベルトであり、ベルト状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスベルト状)の部材である。22は第二の定着部材としての加圧ローラである。17は横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有するヒータホルダ、16は熱源としての定着ヒータであり、セラミックヒータである。このヒータはヒータホルダ17の下面に該ホルダの長手に沿って配設してある。定着ベルト20はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてある。
ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成し、定着ヒータ16を保持し、定着ベルト20をガイドする役割を果たす。本例においては、液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用した。ゼナイト7755の最大使用可能温度は、約270℃である。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金に、射出成形により、厚み約3mmのシリコーンゴム層を形成し、その上に厚み約40μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。この加圧ローラ22は芯金の両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ22の上側に、前記のヒータ16・ヒータホルダ17・定着ベルト20等から成る加熱アセンブリをヒータ16側を下向きにして加圧ローラ22に並行に配置し、ヒータホルダ17の両端部を不図示の加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ22の軸線方向に附勢することで、定着ヒータ16の下向き面を定着ベルト20を介して加圧ローラ22の弾性層に該弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、加熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部Nを形成させてある。加圧機構は、圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、転写材Pの除去が容易な構成となっている。
18と19は第一と第二の温度検知手段としてのメインとサブの2つのサーミスタである。第一の温度検知手段としてのメインサーミスタ18は熱源である定着ヒータ16に非接触に配置され、本例ではヒータホルダ17の上方において定着ベルト20の内面に弾性的に接触させてあり、定着ベルト20の内面の温度を検知する。第二の温度検知手段としてのサブサーミスタ19はメインサーミスタ18よりも熱源である定着ヒータ16に近い場所に配置され、本例では定着ヒータ16の裏面に接触させてあり、定着ヒータ裏面の温度を検知する。
メインサーミスタ18は、ヒータホルダ17に固定支持させたステンレス製のアーム25の先端にサーミスタ素子が取り付けられ、アーム25が弾性揺動することにより、定着ベルト20の内面の動きが不安定になった状態においても、サーミスタ素子が定着ベルト20の内面に常に接する状態に保たれる。
23と26は装置フレーム24に組付けた入り口ガイドと定着排紙ローラである。入り口ガイド23は、二次転写ニップを抜けた転写材Pが、定着ニップ部Nに正確にガイドされるよう、転写材を導く役割を果たす。本例の入り口ガイド23は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。
加圧ローラ22は駆動手段Mにより矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ22の回転駆動による該加圧ローラ22の外面と定着ベルト20との、定着ニップ部Nにおける圧接摩擦力により円筒状の定着ベルト20に回転力が作用して該定着ベルト20がその内面側が定着ヒータ16の下向き面に密着して摺動しながらヒータホルダ17の外回りを矢印の時計方向に従動回転状態になる。定着ベルト20内面にはグリスが塗布され、ヒータホルダ17と定着ベルト20内面との摺動性を確保している。
加圧ローラ22が回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト20が従動回転状態になり、また定着ヒータ16に通電がなされ、該定着ヒータ16が昇温して所定の温度に立ち上がり温調された状態において、定着ニップ部Nの定着ベルト20と加圧ローラ22との間に未定着トナー像を担持した転写材Pが入り口ガイド23に沿って案内されて導入され、定着ニップ部Nにおいて転写材Pのトナー像担持面側が定着ベルト20の外面に密着して定着ベルト20と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において、定着ヒータ16の熱が定着ベルト20を介して転写材Pに付与され、転写材P上の未定着トナー像が転写材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは定着ベルト20から曲率分離され、定着排紙ローラ26で排出される。
通常使用においては、定着装置の加圧ローラ22の回転開始とともに、定着ベルト20の従動回転が開始し、定着ヒータ16の温度の上昇とともに、定着ベルト20の内面温度も上昇していく。定着ヒータ16への通電は、定着ベルト20の内面温度、すなわち、メインサーミスタ18の検知温度が195℃になるように、入力電力が制御される。
2)定着ヒータ16と、メインおよびサブサーミスタ18・19
図3に、本例の定着装置における、定着ヒータ16、メインサーミスタ18、サブサーミスタ19の位置関係をあらわす斜視模型図を示す。メインサーミスタ18、サブサーミスタ19とも、定着ベルト20、定着ヒータ16の長手中央付近に配設され、それぞれ定着ベルト20の内面、定着ヒータ16の裏面に接触するよう配置されている。
メインサーミスタ18、及びサブサーミスタ19は、制御回路部(CPU)21に接続され、制御回路部21は、メインサーミスタ18、サブサーミスタ19の出力をもとに、定着ヒータ16の温調制御内容を決定し、定着ヒータ16への通電を制御する。
熱源としての定着ヒータ16は、本例のものは、窒化アルミの基板上に、銀・パラジウム合金を含んだ導電ペーストをスクリーン印刷法によって均一な厚さの膜状に塗布することで抵抗発熱体を形成している裏面加熱型のセラミックヒータである。
メインサーミスタ18及びサブサーミスタ19はCPU21に接続され、CPU21はメインサーミスタ18サブサーミスタ19の出力をもとに、定着ヒータ16の温調制御内容を決定し、定着ヒータ16への通電を制御する。
3)定着ベルト20
定着ベルト20は、ポリイミド樹脂を、厚み50μmの円筒状に形成したエンドレスフィルム上に、弾性層としてシリコーンゴム層を、リングコート法により形成した上に、厚み30μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。
シリコーンゴム層には、極力熱伝導率の高い材質を用い、定着ベルト20の熱容量を小さくすることが、温度立ち上げの観点からは望ましい。本実施例においては、熱伝導率が約4.186×10−3J/sec・cm・Kと、シリコーンゴムとしては、熱伝導率が高い部類に属する材質を用いている。
(3)定着制御回路
上記に記載のフィルム定着装置における定着制御の回路図を図8に示す。
18と19は第一と第二の温度検知手段としてのメインとサブの2つのサーミスタである。第一の温度検知手段としてのメインサーミスタ18は熱源である定着ヒータ79に非接触に配置されており定着ベルトの内面の温度を検知する。第二の温度検知手段としてのサブサーミスタ19はメインサーミスタ18よりも熱源である定着ヒータ79に近い場所に配置され、定着ヒータ79裏面の温度を検知する。
メインサーミスタ18の抵抗値と抵抗46により決定される出力電圧は、抵抗45、48により定められた分圧値とオペアンプ75により比較される。同様にサブサーミスタ19は、サブサーミスタ19の抵抗値と抵抗40、41により決定される出力電圧と抵抗43、44により定められた分圧値とをオペアンプ76により比較する。また、メインサーミスタ18、サブサーミスタ19の出力電圧はCPUに取り込まれ出力が制御される。64、65、66、67はノイズ除去用のコンデンサである。
(定着ヒータ通常動作時)
定着ヒータ通常動作時において、オペアンプ75はON、オペアンプ76はOFF、CPUの1ピンの出力はOFFである。CPUの2ピンの出力はサブサーミスタ19の出力によりON、OFFを繰り返す。この時、PNP型抵抗内蔵トランジスタ69はOFF、NPN型抵抗内蔵トランジスタ70はOFF、NPN型トランジスタ72はON、NPN型抵抗内蔵トランジスタ71はOFF、PNP型トランジスタ74はONとなる。したがって、トランジスタ72がONであるのでリレー83がONとなる。また、CPUの2ピンの出力が変化することによりNPN型トランジスタ73がON、OFFを繰り返し、フォトカプラ80がON、OFFを繰り返すことによりトライアック77で定着ヒータ79への通電を制御し、位相制御を行っている。
(サーミスタオープン時)
例えば、メインサーミスタ18が断線した場合、メインサーミスタ18の抵抗値と抵抗46より決まる出力電圧は高くなる。オペアンプ75は定着ヒータ通常動作時ONであるのでオペアンプ75でサーミスタの断線を検知することはできない。同様に、サブサーミスタ19が断線した場合、サブサーミスタ19の抵抗値、抵抗40、抵抗41から決まる出力電圧は低くなる。オペアンプ76は定着ヒータ通常動作時、OFFであるのでメインサーミスタ断線の場合と同じくハード的に検知することができず、CPU21だけでサーミスタオープン検知を行う必要がある。
特開2001−282036号公報
内部に熱源を有する定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラ、該定着ローラの表面、内面温度または熱源温度のいずれかを検知する温度検知素子と制御回路部を有し、上記両ローラで記録材を挟持搬送して定着を行う加熱定着装置においてCPUが暴走して制御不能になった場合、ヒータ温度が上昇し続けヒータが割れる可能性がある。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、サーミスタの断線検知をハード的に行ない、断線を検知した場合、熱源である定着ヒータへの通電を安全に遮断する定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、内部に熱源を有する定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラ、該定着ローラの表面、内面温度または熱源温度のいずれかを検知する温度検知素子を有し、上記両ローラで記録材を挟持搬送して定着を行う加熱定着装置において、サブサーミスタのオープン故障時にヒータ温度が上昇し続けヒータが割れることを防止するため温度検知素子であるサーミスタにオープン検出回路を備え、オープン故障を検知した場合、定着ヒータへの通電を定着ヒータが割れる前にハード的に停止させる。これにより、安全性・信頼性を向上させることができる。
さらに説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
(1)内部に熱源を有する定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラ、該定着ローラの表面、内面温度または熱源温度のいずれかを検知する温度検知素子とを有し、上記両ローラで記録材を挟持搬送して定着を行う加熱定着装置において、複数の温度検知素子のうち少なくとも1つにオープン検出回路を備えることを特徴とする定着装置。
本発明によればサーミスタの断線をCPUを介在させずにオープン検出回路によりハード的に検知することが可能であり、これにより過度な通電発熱によるヒータ割れを事前に防止することができる。また、サーミスタの異常を高温異常検出回路、CPU、オープン検出回路の3通りの独立した方法で検知するため安全性・信頼性のさらなる向上が可能である。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明の実施形態は上記記載の従来技術に述べた画像形成装置と同様であるので詳細は省略する。従来技術との相違点は定着制御部である。
(制御回路部21)
図4に本実施例における定着制御を示したブロック図を示す。本実施例において、メインサーミスタ18の出力をCPU21、異常高温検出回路29の2通り、サブサーミスタ19の出力をCPU21、異常高温検出回路29、オープン検出回路30の3通りの独立した手段でサーミスタオープン検知を行ない上記のうち少なくとも1つが異常を検知するとリレー又はトライアックにより、定着ヒータへの通電を遮断する構成となっている。
図5に本実施例における定着制御回路図を示す。図5は図4の高温異常検知回路、サーミスタオープン検知回路、リレーの部分を抜き出した回路図であり、サブサーミスタ19にサーミスタオープン検知回路を備える。
発振回路34は抵抗125、コンデンサ126、シュミットインバータ124から構成され矩形波を発生する。発振回路34で生成された矩形波によりサブサーミスタ19の出力を一定の周期でサンプリングする。
(定着ヒータ通常動作時)
定着ヒータ通常動作時、サブサーミスタ19の抵抗値、抵抗87、88から得られるサブサーミスタの出力電圧は、抵抗90、92であらかじめ定められた分圧値より大きいのでオペアンプ91がONとなりコンデンサ98に電荷が蓄積されトランジスタ100がONとなる。その時、サブサーミスタ高温異常検知回路29のオペアンプ104もONとなり、トランジスタ111もONとなる。また、メインサーミスタ側はメインサーミスタ18の抵抗値と抵抗123から得られる出力電圧が抵抗119、120による分圧値よりも大きいためオペアンプ121がOFFとなるのでトランジスタ117がONとなりリレー115がON状態となり、定着ヒータ79が通電される。
(サブサーミスタ断線時)
サブサーミスタ19が断線した場合、サブサーミスタの出力電圧が0となるのでオペアンプ91がOFFとなりコンデンサ99に蓄えられた電荷が抵抗99を通り放電され、トランジスタ100がOFFとなるのでリレー115がOFFとなり、定着ヒータ79への通電がハード的に遮断される。
(トランジスタ86)
トランジスタ86は、サブサーミスタ19の出力ゲインを調整するものである。図6にサブサーミスタ19の出力の変化とサンプリング方法を示す。サブサーミスタ19の出力はトランジスタ86のON、OFFにより分圧抵抗値が大きい場合曲線(1)、分圧抵抗値が小さい場合、曲線(2)となる。曲線(1)だけの出力を測定した場合、低温時(50℃以下)において出力が0に近い値をとるので低温時におけるサブサーミスタ19の断線検知が行えない。そこで、トランジスタ86により、曲線(2)の様に出力ゲインを調整し分圧抵抗値が大きい時と小さい時の出力を交互にサンプリングすることにより低温時における断線検知が可能となる。
本実施例は、上記第一の実施例と同じ実施形態においてメインサーミスタ18側にもサブサーミスタ19側と同様にオープン検出回路26を加えたものである。これを図7に示す。実施例1と相違点はメインサーミスタオープン検知35、メインサーミスタ高温異常検知33のオペアンプ132、121の極性が反転している点である。サブサーミスタ側だけでなく、メインサーミスタ側にもオープン検知回路を備えることにより、ヒータが通電発熱により割れるのを事前に防止することができることばかりでなく、さらなる安全性、信頼性を向上させることができる。
第一の実施例におけるカラー画像形成装置の概略構成図 第一の実施例における定着装置の断面模型図 定着ヒータ・メインサーミスタ・サブサーミスタの位置関係を示す斜視模型図 第一の実施例におけるブロック図 第一の実施例における回路図 第一の実施例におけるサンプリング方法の概略図 第二の実施例における回路図 従来の定着制御方法の回路図
符号の説明
18 メインサーミスタ
19 サブサーミスタ
21 CPU
29 サブサーミスタ高温異常検知回路
30 サブサーミスタオープン検知回路
34 発振回路
79 定着ヒータ
115 リレー

Claims (3)

  1. 内部に熱源を有する定着ローラと、該定着ローラに圧接された加圧ローラ、該定着ローラの表面、内面温度または熱源温度のいずれかを検知する温度検知素子とを有し、上記両ローラで記録材を挟持搬送して定着を行う加熱定着装置において、複数の温度検知素子のうち少なくとも1つにオープン検出回路を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、オープン検出回路により温度検知素子のオープン故障を検知すると熱源への通電を遮断する内接温度検出素子を内蔵したことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010049093A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置

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