JP2006112230A - 折板屋根材 - Google Patents

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勲 堀池
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Abstract

【課題】簡単な構造で漏水を防止することができる折板屋根材を提供する。
【解決手段】板材を凹凸状に折り曲げて底板部8a、8bとすくい側冠状部10とかぶせ側冠状部11とを形成し、一端側にエンドクローズ加工が施された折板屋根材7において、エンドクローズ加工部には、エンドクローズ加工時に折り畳み部14が流れ方向に形成され、しかも、エンドクローズ加工部は扁平状の縁部13が形成され、この縁部13は、折り畳み部14が圧着されるように、折り畳み部14と交差する方向に曲げ加工されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、工場や倉庫等のような建造物に使用される折板屋根材に関する。
従来より、工場や倉庫等のような柱や梁が少なく大きな空間を持つ建造物には、複数の金属製の折板屋根材にて構成される折板屋根が多く用いられている。この折板屋根材は、底板部の一方の側縁にすくい側冠状部が形成され、他方の側縁にかぶせ側冠状部が形成されている。そして、互いに隣接する一方の折板屋根材のすくい側冠状部に、他方の折板屋根材のかぶせ側冠状部を嵌合させることにより、折板屋根が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、棟納めされる折板屋根材100の棟側の端部は、図7に示すように次第に扁平状となるように、プレス機によりエンドクローズ加工が施されているものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−8648号公報 意匠登録第1009169号公報
前記図7に示した折板屋根材100のエンドクローズ加工部は、すくい側冠状部101およびかぶせ側冠状部102により凹凸状に形成された端部103が次第に扁平状に折り畳まれ、先端に縁部104が形成されている。なお、図7に示すように底板部105が複数の場合には、両方の底板部105は、山部106で接続されるが、この山部106も扁平状に折り畳まれる。
折板屋根材100のエンドクローズ加工部には、折り畳み部108が流れ方向に形成されるため、この折り畳み部108により、図8に示すようにパイプ状または溝状の空間107が流れ方向に形成される。
このようにエンドクローズ加工が施された折板屋根材100の表面を、雨水が風圧によって吹き上げられると、雨水は前記空間107を伝って建造物内部に浸入するおそれがあった。このような漏水を防止する目的から、エンドクローズ加工が施された折板屋根材100に、エプロン面戸下地等を取り付ける際に、折り畳み部101の表面上の凹凸をケミカルパッキンやシーリング材で埋める場合もある。施工現場においてケミカルパッキン等で折り畳み部101の空間107を埋める作業は、面倒で煩雑になるため十分に行えず、漏水の問題を解消するには至っていなかった。
本発明は、簡単な構造で漏水を防止することができる折板屋根材を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、板材を凹凸状に折り曲げて底板部とすくい側冠状部とかぶせ側冠状部とを形成し、一端側にエンドクローズ加工が施された折板屋根材において、エンドクローズ加工部には、エンドクローズ加工時に折り畳み部が流れ方向に形成され、しかも、エンドクローズ加工部は扁平状の縁部が形成され、この縁部は、折り畳み部が圧着されるように、折り畳み部と交差する方向に曲げ加工されていることにある。これにより、折板屋根材の表面に沿って吹き上げられた雨水が、折り畳み初期の位置に形成された空間に浸入しても、曲げ加工された折り畳み部を雨水が通過することはなく、漏水を防止できる。
本発明は、折板屋根材の扁平状の端部を屈曲加工して簡単な構造で折り畳み部を圧着でき、漏水を防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態を示す。図2は建造物の棟部1を示し、棟部1は、対向する折板屋根2、2、エプロン部材3、エプロン下地4および棟包み5を備えている。
折板屋根2は、複数の折板屋根材7が接続されて構成されたもので、各折板屋根材7の表面は防錆加工が施されている。各折板屋根材7は、金属製の板材を凹凸状に折り曲げて形成したもので、図1に示すように複数条(本実施の形態では2条)の底板部8a、8bと、両方の底板部8a、8bを接続する山部9と、各底板部8a、8bの外側縁に連続して形成された冠状部10、11とを有する。冠状部は、一方がすくい側冠状部10で、他方がかぶせ側冠状部11になっている。
すくい側冠状部10は、一方の底板部8aの側縁から斜め上方に立ち上がる内側傾斜面部10aと、この内側傾斜面部10aから水平方向に張り出す頂面部10bと、この頂面部10bから外側斜め下向きに延設された外側傾斜面部10cとからなる。かぶせ側冠状部11は、他方の底板部8bの側縁から斜め上方に立ち上がる内側傾斜面部11aと、頂面部11bと、外側傾斜面部11cとからなる。そして、隣接する一方の折板屋根材7のすくい側冠状部10に、他方の折板屋根材7のかぶせ側冠状部11が上方から嵌合するようになっている。また、山部9は、両方の底板部8a、8bの側縁からそれぞれ斜め上方に立ち上がる傾斜面部9a、9aと、両傾斜面部9a、9aを接続する頂面部9bとからなる。
棟部1に配置される折板屋根材7の棟側の一端側は、プレス機によるエンドクローズ加工が施されて圧潰されている。このエンドクローズ加工部において、底板部8a、8bは先端に向けて上方に傾斜する傾斜面部8cが形成されるとともに、すくい側冠状部10、かぶせ側冠状部11および山部9は、次第に扁平状に形成されている。また、底板部8a、8bの傾斜面部8c、両冠状部10、11および山部9から扁平状に形成された縁部13が延設されている。エンドクローズ加工部には、折板屋根材7の端部を圧潰することにより、折板屋根材7の流れ方向に折り畳み部14が適宜形成されている。
前記縁部13には、下向きに凸となる断面円弧状のリブ部15が、折板屋根材7の幅方向(棟に沿う方向)全長にわたって連続して形成されている。このリブ部15は、例えばエンドクローズ加工時に同時に形成される。リブ部15の加工深Hさは、図3に示すように折板屋根材7の板厚tの3〜15倍に設定され、3〜5倍および10〜15倍は良適範囲で、5〜10倍は最適範囲である。
エンドクローズ加工により縁部13にも折り畳み部14が形成されるが、リブ部15をプレス成形することにより、縁部13は、折り畳み部14と交差する方向に部分的に圧着される。図5(a)〜(c)は、折板屋根材7におけるリブ部13が形成される縁部13の断面形状をそれぞれ示す。折板屋根材7は、同図(a)に示すプレス前の状態から、若干扁平状に変形され(同図(b)参照)、さらに完全に扁平な状態までプレスされる(同図(c)参照)。このプレス工程によりリブ部15が形成され、図4に示すように縁部13に形成された折り畳み部14が圧着され、折り畳み部14に形成される空間は、リブ部13で無くなる。
前記エプロン下地4は、棟に沿う方向に長尺状に設けられ、底壁部4aと、この底壁部4aの両縁からそれぞれ上方に屈曲形成された一対の立上部4b、4cとからなる。底壁部4aは、折板屋根材7に載置されビス17a、17bによって固定されている。なお、ビス17aは、前記縁部13のリブ部15よりも外側に締結されている。
前記棟包み5は、両側縁に下向き取付部5a、5bが屈曲形成されている。棟包み5の両取付部5a、5bは、棟包み5で両側のエプロン下地4、4を覆うように、それぞれのエプロン下地4の立上部4cにビス18で取り付けられている。
前記エプロン部材3は、略逆台形状のエプロン面戸部3aと、このエプロン面戸部3aから上方に延設された取付部3bとからなる。取付部3bは、エプロン面戸部3aが各折板屋根材7の山部8および冠状部10、11間に位置するように、前記エプロン下地4の立上部4cおよび棟包み5の取付部5a、5bに挟持された状態で前記ビス18で取り付けられている。
以上の構成からなる本実施の形態において、風圧により雨水が各折板屋根材7の表面に沿って吹き上げられると、雨水のほとんどは、エプロン部材3で遮られる。仮にこのエプロン部材3と折板屋根材7との間を雨水が通過した場合、その雨水は、エンドクローズ加工部に達して折り畳み部14に形成された空間に浸入しようとする。しかしながら、その折板屋根材7の縁部13に、リブ部15を形成することにより、折り畳み部14が圧着されているので、雨水はリブ部15を通過できず、漏水することはない。また、折板屋根材7の縁部13に、リブ部15を形成することにより、折板屋根材7の補強の効果もある。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、図6(a)に示すように、リブ部15は、上方に凸となるように形成してもよい。また、リブ部15は単一に限らず複数条設けてもよい。しかも、リブ部15の形状は、断面円弧状に限定されるものではない。
また、図6(b)〜(e)に示すように、リブ部15を形成することなく、縁部13を屈曲させるようにしてもよい。具体的には、同図(b)および(c)に示す実施の形態は、縁部13を下方に屈曲したもので、(b)に示すものは、縁部13に対する屈曲片13aの屈曲角αを90度以下(好ましくは10〜60°)に設定した。(b)に示すものは、屈曲角αを90度以上(好ましくは60〜180°)に設定した。
図6(d)および(e)に示す実施の形態は、縁部を上方に屈曲したもので、(d)に示すものは、屈曲角αを90度以下(好ましくは10〜60°)に設定した。(e)に示すものは、屈曲角αを90度以上(好ましくは60〜180°)に設定した。
以上のように縁部13を屈曲させる構成は、縁部13の屈曲部13bで折り畳み部14を圧着でき、漏水を防止できる。縁部13の屈曲加工は、折板屋根材7のエンドクローズ加工後に、別のプレス工程で容易に行うことできる。このように、別工程で縁部13を屈曲させる場合には、エンドクローズ加工においては従来と同様の金型を使用することができる利点がある。
なお、リブ部15を形成する場合であっても、エンドクローズ加工とは別工程で行うことは可能である。前記実施の形態の折板屋根材7は、複数の底板部8a、8bを有するものを例示したが、折板屋根材は、単一の底板部を有するものであってもよい。
本発明に係る折板屋根材の一実施の形態を示す斜視図である。 同折板屋根材を使用した棟部を示す断面図である。 同折板屋根材を使用した棟部の要部を示す断面図である。 図1のA−A線矢視を示す拡大断面図である。 本発明に係る折板屋根材のエンドクローズ加工工程を示し、(a)はプレス加工前の断面図、(b)はプレス加工途中の断面図、(c)はプレス加工後の断面図である。 (a)〜(e)は、本発明に係る折板屋根材の他の実施の形態をそれぞれ示す概略断面図である。 従来例を示す折板屋根材の斜視図である。 図7のB−B線矢視を示す拡大断面図である。
符号の説明
7 折板屋根材
8a、8b 底板部
10 すくい側冠状部
11 かぶせ側冠状部
13 縁部
14 折り畳み部

Claims (1)

  1. 板材を凹凸状に折り曲げて底板部とすくい側冠状部とかぶせ側冠状部とを形成し、一端側にエンドクローズ加工が施された折板屋根材において、
    エンドクローズ加工部には、エンドクローズ加工時に折り畳み部が流れ方向に形成され、しかも、エンドクローズ加工部は扁平状の縁部が形成され、この縁部は、折り畳み部が圧着されるように、折り畳み部と交差する方向に曲げ加工されていることを特徴とする折板屋根材。
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