JPS6055659B2 - 折板屋根用採光部材の取付け構造 - Google Patents

折板屋根用採光部材の取付け構造

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JPS6055659B2
JPS6055659B2 JP3367578A JP3367578A JPS6055659B2 JP S6055659 B2 JPS6055659 B2 JP S6055659B2 JP 3367578 A JP3367578 A JP 3367578A JP 3367578 A JP3367578 A JP 3367578A JP S6055659 B2 JPS6055659 B2 JP S6055659B2
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JP
Japan
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plate
folded plate
lighting
side edge
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JP3367578A
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協平 水島
正三 堀内
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、折板屋根に対して取付ける採光部材の取付け
構造に関するもので、施工が簡単で雨仕舞の優れた取付
け構造を提供しようとするものである。
太陽光の有効利用の面から最近は工場や青果市場の屋根
などに、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂あるい
はFRPで作られた採光ドームなどの採光部材を取付け
ることが行なわれている。
一方、これらの建物の屋根として鋼板を山形に成形した
所謂折板屋根も広く普及している。ところで、このよう
な折板屋根に対し、採光ドームなどの採光部材を取付け
ることは既に試みられているが、従来のものは折板屋根
に直接取付けているため、折板屋根の変形により採光ド
ームと折板屋根との間に隙間が生じ雨漏りの原因となり
易く、甚しくは採光ドームが変形を起したりあるいは採
光ドームの破損につながる憾みがあつた。また、取付け
た際の強度も弱く、この点の改善も望まれていた。本発
明はこのような状況に鑑みてなされたもので、その要旨
とするところは、採光部材1と、支承部21および垂直
部22を有する主支承材2と長手方向に延びる空気溜り
32を有する押え板31を備えしかも該押え板31が上
記主支承材2の垂直部22と微小間隙をもつて対向しか
つ支承部21の下方に配設されるようになつている当接
材3と、一側縁部41が上記微小間隙内に挿入されるよ
うになつている頂板4とからなり、上記支承材2を粱A
に直接あるいは他部材Bを介して立設すると共に、主支
承材2の支承部21上に採光部材1の周縁部11を載置
してこれを固定し、さらに上記当接材3の押え板31と
垂直部22との間の微小間隙に頂板4の一側縁部41を
空気溜り32を超えた高さまで挿入すると共に、他側縁
部42を折板屋根cに固定したことを特徴とする折板屋
根用採光部材の取付け構造にある。
以下、本発明を実施例の図面に従つて更に詳細に説明す
る。
1は、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂あるいは
FRPなどの透光性合成樹脂材料をドーム状に成形した
採光部材で、通常図示の如き平担な周縁部11を有して
いる。
この採光部材1は上述の如く合成樹脂材料て製作すると
軽量て成形性も良く好ましいが、勿論硝子製のものでも
良い。また、採光部材1の形状もドーム状に限られるも
のではなく、平板状、波形状その他任意の形状のものが
使用できる。さらに採光部材1は、単体のものでもよい
し、複数個を連結させる連結型のものでもよい。2は、
上記採光部材1を支承する主支承材で、鋼板などの金属
材料で製作されている。主支承材2には上方の支承部2
1とこれに連設する垂直部22が設けられ、この下方に
は固着部23および折返し部24が夫々一体的に設けら
れている。この主支承材2は、第3図の如く梁Aに対し
直接立設する場合と、第2図、第6図および第7図の如
く溝形鋼などの他部材Bを介して立設する場合とがある
が、いずれも基本的に変るものではない。3は、上記主
支承材2と対になつて用いられる当接材で、主支承材2
と同様鋼板などて製作され、主支承材2の垂直部22と
微小間隙をもつて対向するように配設された押え板31
には、長手方向に延びる空気溜り32が設けられている
この当接材3は、第1図および第2図の如く主支承材2
と一体的になつている場合、第3図、第4図および第7
図の如く主支承材2に接合されている場合第5図および
第6図の如く別体のものが主支承材2に組合わされてい
る場合とがある。なお図.中33は固着部、34は排水
路、35は後述する雨水などの侵入の際の緩衝効果を一
層高めるための空間である。ここて押え板31を垂直部
22と対向させるときの微小間隙とは、後述する覆板4
の厚さ程度の間隙をいう。4は鋼板などの金属材料から
なる覆板で、第1図および第2図の場合は断面略へ字形
、第3図の場合は断面略クランク状に成形されている。
この覆板4は主支承材2と折板屋根Cとによつて形成さ
れる空間部分Dを覆うための板で、一側縁部4・1を当
接材3の押え板31と主支承材2の垂直部22との間の
微小間隙に挿入すると共に、他側縁部42を折板屋根C
に固定するようになつている。覆板4は一般に鋼板など
の金属薄板でなつているため、板金加工のように現場で
の成形が可能であり、断面形状が異なつたり、寸法が多
少変化しても現場施工の際に適応させることができる。
なお、図中25は主支承材2の谷側に設けた水抜き孔、
5は採光部材1を固定するボルト−ナット類、6は取付
け台金具Eと折板屋根Cとを固定するボルト−ナット類
、7は折板屋根Cと覆板4の他側縁部42とを固定する
ブラインドリベットなどの固着具、8は上記ボルト−ナ
ット類5,6ノに使用するパッキン、9は溶接部をそれ
ぞれ示すものである。以下、本発明の取付け構造の施工
方法について第1図および第2図を中心に説明する。
折板屋根Cは、一般に梁Aの要所に例えば第2・図に示
す如き取付け台金具Eを予め溶接9し、次いでこれに対
し折板屋根Cをボルト−ナット類6によつで固定し順次
この作業を繰り返えして一定の勾配を有するように敷設
する。
本発明はこのような作業において、採光部材1を取付け
ようとす”る箇所の位置を定め、この部分には折板屋根
Cを葺かずに開口部を残し、この開口部周縁には、溝形
鋼などの他部材Bを溶接9によつて固着する。次いでこ
の他部材Bには、当接材3が一体化された主支承材2を
溶接9によつて固着する。この主支承材2および当接材
3は、第1図の如く枠形に成形され他部材Bに固着され
るが、谷側の適宜箇所には水抜き孔25を設け、固着部
23および折返し部24によつて形成された排水路から
の水を排出するようになつている。採光ドームなどの採
光部材1は、主支承材2の支承部21にその周縁部11
を載置し、パッキン8を介しボルト−ナット類5によつ
て固定する。この状態に至つたら次いで覆板4を固定す
るが、この場合まずその一側縁部41を、主支承材2の
垂直部22と当接材3の押え板31との間の微小間隙に
前記の空気溜り32を超えた高さ位置まて挿入する。次
いで他側縁部42の所要箇所にブラインドリベットなど
の固着具7を打設して固定する。本発明の取付け構造は
以上の如き構造になつているから、採光部材1を支承す
る主支承材2は他部材Bを介して梁Aに立設されている
ため、折板屋根Cに直接採光部材を取付ける従来の構造
と比較して、きわめて強固であり折板屋根Cや主支承材
2が変形したりすることもない。
また、主支承材2および他部材Bと折板屋根Cとの間に
形成される空間Dは、覆板4によつて覆われ雨水などの
侵入を完全に遮断できる。特に覆板4の一側縁部41は
、主支承材2の垂直部22と当接材3の押え板31との
間の微小間隙に、その空気溜り32を越えた高さまで挿
入されており、しかもこの空気溜り32は長手方向に延
びて設けられているから、矢印Fの方向から侵入した雨
水などは空気溜り32で風圧などの圧力が極端に弱めら
れ、この部分が一種の緩衝部分となつてこれ以上上方へ
雨水は侵入しないし、若干の雨水が付着しても覆板4の
一側縁部41がこれより高い位置まで挿入されているの
で、内部に侵入することはない。また、この現象は毛細
管現象の緩和にも役立つものである。したがつて、覆板
4の一側縁部41と主支承材2の垂直部22との間には
水が侵入することなく、この部分の雨仕舞を完全にする
ことができる。また、他側縁部42も折板屋根Cの勾配
と略等しく成形され、折板屋根Cに当接するようにかつ
固着具7によつて固定されているため、雨水などの侵入
もなく強固である。従来このような場合、コーキング材
を打設することが多かつたが、この作業は煩雑てあり、
しかも使用中コーキング材が老化して剥離することがあ
り、点検、保守も大変な作業であつた。この点本発明の
構造は、簡単に施工ができ、しかも長期に亘り優れた性
能を発揮し、従来の如き点検、保守も省略できる。なお
、空気溜り32に溜つた雨水は、当接材3の傾斜に従つ
て流下し、谷側の部分で外部に排出される。第3図の例
の場合も上記実施例と実質的に変るものではないが、こ
の場合主支承材2が梁Aに直接立設されている。
また、当接材3は、主支承材2に接合された恰好になつ
ている。施工の順序は、梁A上に取付け台金具Eを溶接
9した上で折板屋根Cを敷設する一方、屋根の開口部周
縁に当接材3の接合された主支承材2を直接立設する。
主支承材2の支承部21には採光部材1の周縁部11を
載置して、ボルト−ナット類5によつて固定する。次い
で予め用意された断面略クランク状の覆板4の一側縁部
41を主支承材2の垂直部22と当接材3の押え板31
との間の微小間隙に空気溜り32を超えた高さまで挿入
すると共に、他側縁部42を折板屋根Cに当接させ固着
具7を打設して固定する。この場合の覆板4は断面略ク
ランク状に成形されたものを用いているが、上記第2図
の例と作用効果上何等変るものではない。第4図は主支
承材2と当接材3の他の例を示すもので、この例は第3
図と略同様の構造を有しているが、他部材を介して立設
する形式のものである。第5図は別体の主支承材2と当
接材3とが組合された例で、当接材3には排水路34が
形成され、押え板31に設けられた空気溜り32は今ま
でのものと多少形状が異なつている。第6図もそれぞれ
別体の主支承材2と当接材3とを用いた例を示しており
、上記実施例と同様他部材Bに固着した主支承材2に採
光部材1を固定している。この場合特徴的なことは、採
光部材1をセルフタッピング式のねじ5によつて固定し
ていることで、したがつて、当接材3もこれに適合する
形状になつている。第6図の取付け構造の場合も上記の
実施例と同様の作用効果を奏するものである。なお第7
図に示す例は、最近多用されるようになつてきた馳式の
折板屋根C″に採光部材1を取付けた例を示すもので、
この場合従来の如く直接取付ける形式のものては適用で
きなかつたが、本発明の取付け構造では上記の実施例と
同様に適用できる。すなわち梁Aに他部材Bを固定し、
ここに当接材3が接合された主支承材2を立設し、その
上方に採光部材1を固定する。次いで第2図と同様の覆
板4を同じ要領で挿入および固定する。したがつて、こ
の例で明らかなように本発明の採光部材1は折板屋根C
″とは無関係に支承されるから、折板屋根C″に馳締め
部があつても何等支障はないし、覆板4の取付けにも全
く影響なく施工できる。本発明は以上の如き構造からな
るものであるから、折板屋根に対する採光部材の取付け
に当り、施工が簡単て強固に取付けることができ、しか
も独特な当接材と覆板との組合せにより雨仕舞がきわめ
て完全で、上記の強固な取付け構造とあいまつて長期に
亘り優れた雨仕舞性能を有し、施工後の点検、保全など
の作業を著しく軽減できるなど多くの利点を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明の
取付け構造の全体を示す一部欠載斜視図、第2図はその
要部を示す拡大断面図、第3図は取付け構造の他の実施
例を示す要部の拡大断面図、第4図および第5図は主支
承材と当接材の他の例を示す断面図、第6図は取付け構
造の更に他の実施例を示す要部の拡大断面図、第7図は
本発明を馳式折板屋根に適用した例を示す概略断面図で
ある。 1・・・・・・採光部材、11・・・・・・周縁部、2
・・・・・・主支承材、21・・・・・・支承部、22
・・・・・・垂直部、3・・・・・・当接材、31・・
・・・・押え板、32・・・・・・空気溜り、4・・・
・・・覆板、41・・・・・・一側縁部、42・・・・
・・他側縁部、A・・・・・・梁、B・・・・・・他部
材、C,C″・・・・・・折板屋根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 採光部材1と、支承部21および垂直部22を有す
    る主支承材2と、長手方向に延びる空気溜り32を有す
    る押え板31を備えしかも該押え板31が上記主支承材
    2の垂直部22と微小間隙をもつて対向しかつ支承部2
    1の下方に配設されるようになつている当接材3と、一
    側縁部41が上記微小間隙内に挿入されるようになつて
    いる覆板4とからなり、上記支承材2を梁Aに直接ある
    いは他部材Bを介して立設すると共に、主支承材2の支
    承部21上に採光部材1の周縁部11を載置してこれを
    固定し、さらに上記当接材3の押え板31と垂直部22
    との間の微小間隙に覆板4の一側縁部41を空気溜り3
    2を超えた高さまで挿入すると共に、他側縁部42を折
    板屋根Cに固定したことを特徴とする折板屋根用採光部
    材の取付け構造。
JP3367578A 1978-03-24 1978-03-24 折板屋根用採光部材の取付け構造 Expired JPS6055659B2 (ja)

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