JP2006110592A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所要時間を短縮して安定した穿孔加工を行う。
【解決手段】 レーザ発振器(31)のノズル(42)から出力されるレーザ光をワークピース(W)に照射して加工を行うレーザ加工装置(1)において、ワークピースとノズルとの間のギャップ量を検出するギャップ量センサ(43)と、レーザ加工に適した位置までノズルをワークピースに向かってアプローチさせるアプローチ手段(41)とを具備し、アプローチ手段は、ギャップ量センサにより検出されるギャップ量が所定の値になるまでギャップ量を用いつつノズルをワークピースにアプローチさせる第一のアプローチ動作(12a)と、該第一のアプローチ動作後に、ギャップ量センサにより検出されるギャップ量を用いることなしにアプローチ完了までノズルをワークピースにアプローチさせる第二のアプローチ動作(12b)とを行うようにしたレーザ加工装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークピースに穿孔加工を行うのに用いられるレーザ加工装置に関する。
一般的なレーザ加工装置、例えば特許文献1に開示されるレーザ加工装置は、レーザを照射するノズルの先端とレーザ加工されるワークピースとの間の距離(以下、「ギャップ量」と称する)を検出するギャップセンサをノズル先端近傍に備えている。そして、レーザ加工装置による切断を開始するときには、ギャップセンサにより検出されるギャップ量に基づいて、ノズルをワークピースにアプローチさせる。次いで、ノズルが所望の位置まで到達すると、レーザを照射して穿孔加工が行われ、穿孔後に切断加工が開始される。そして、切断加工時においても、ノズル先端とワークピース表面との間のギャップ量を一定に維持するために、ギャップセンサを用いたギャップ制御が引き続き行われる。
ところで、切断加工の前に行われる穿孔加工時には、レーザを照射しているのでワークピースからスパッタが跳ね返り、それにより、ギャップセンサが正常に動作しなくなって、ギャップ制御軸の動作が不安定になる場合がある。このような不具合を避けるために、穿孔加工時には、ギャップセンサを用いたギャップ制御を一旦、キャンセルするようにしている。
すなわち、特許文献1などに示される一般的なレーザ加工装置においては、(1)ギャップ制御軸のアプローチ動作開始、(2)アプローチ完了、(3)ギャップ制御キャンセル、(4)穿孔指令実行、(5)ギャップ制御再開、(6)切断指令の実行開始の順番で処理が行われている。すなわち、一般的なレーザ加工装置においては、穿孔加工に適した位置にノズルをアプローチさせてから穿孔加工を行い、次いで穿孔加工完了後に切断加工を開始している。
特開平1−218780号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような一般的なレーザ加工装置の場合には、前述したようにノズルのアプローチが完了した後で穿孔加工を行っている。つまり、一般的なレーザ加工装置の場合にはノズルのアプローチが完了するのを待つ必要があるので、全体として加工時間が延びるという問題がある。
また、穿孔加工時にはギャップ制御を一旦キャンセルしている。一方、このようなギャップ制御のキャンセルを行わない場合には、穿孔加工時に生ずるスパッタの影響によりギャップセンサの動作が不安定になるのでギャップ制御自体も不安定になって、良好な穿孔加工が得られない。ギャップ制御をキャンセルすることはこのような理由により行われているが、ギャップ制御を一旦キャンセルするためにも或る程度の時間が掛かるので、ギャップ制御をキャンセルすること自体も加工時間遅延の原因となっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、所要時間を短縮して安定した穿孔加工を行うことのできるレーザ加工装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、レーザ発振器のノズルから出力されるレーザ光をワークピースに照射して加工を行うレーザ加工装置において、前記ワークピースと前記ノズルとの間のギャップ量を検出するギャップ量センサと、レーザ加工に適した位置まで前記ノズルを前記ワークピースに向かってアプローチさせるアプローチ手段とを具備し、前記アプローチ手段は、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量が所定の値になるまで前記ギャップ量を用いつつ前記ノズルを前記ワークピースにアプローチさせる第一のアプローチ動作と、該第一のアプローチ動作後に、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量を用いることなしにアプローチ完了まで前記ノズルを前記ワークピースにアプローチさせる第二のアプローチ動作とを行うようにしたレーザ加工装置が提供される。
第一のアプローチ動作後の第二のアプローチ動作においてはスパッタの影響により検出されたギャップ量が不安定となる可能性があるものの、1番目の発明においては、第二のアプローチ動作においては実際のギャップ量を使用していないので、ノズルを正確かつ安定してアプローチさせられる。さらに、1番目の発明においては、第一および/または第二のアプローチ動作を一旦キャンセルすることを行っておらず、キャンセルに要する時間を排除して加工時間全体を短縮することができる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記第二のアプローチ動作の開始と同時にレーザ光を前記ワークピースに照射して加工を行うようにした。
すなわち2番目の発明においては、ノズルのアプローチの途中でレーザ加工を開始するようにしているので、ノズルのアプローチ完了後にレーザ加工を開始する場合よりも加工時間を短縮することができる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記第一のアプローチ動作においては、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量に基づいて前記ノズルのアプローチ速度を算出し、前記第二のアプローチ動作においては、前記所定の値が前記第一のアプローチ動作の終了直前における前記ワークピースと前記ノズルとの間のギャップ量に等しいことと、前記ノズルのアプローチ速度の平均値が前記第一のアプローチ動作の終了直前のアプローチ速度の半分の値に等しいこととを条件としてギャップ量をシミュレートすることにより、前記ノズルのアプローチ速度を算出するようにした。
すなわち3番目の発明においては、シミュレートによりギャップ量およびアプローチ速度を算出しているので、これらギャップ量およびアプローチ速度を比較的正確に求めることができる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、さらに、前記シミュレートされた前記ギャップ量に信号もしくは設定値によって重みをつけることにより前記アプローチ速度を調整する調整手段を備えた。
すなわち4番目の発明においては、シミュレートされたギャップ量に重みをつけることにより、さらに適切な値のアプローチ速度をシミュレートにより算出することができる。
各発明によれば、所要時間を短縮して安定した穿孔加工を行うことができるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、ノズルのアプローチ完了後にレーザ加工を開始する場合よりも加工時間を短縮することができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、ギャップ量およびアプローチ速度を比較的正確に求めることができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、さらに適切な値のアプローチ速度をシミュレートにより算出することができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
本発明に基づくレーザ加工装置のブロック図である。図1に示されるように、レーザ加工装置1は該レーザ加工装置1を制御するための計算機数値制御装置(computer numerical control、CNC)10を含んでいる。図示されるように、表示装置21、例えばCRT、液晶などがCNC10接続されており、これら表示装置21には後述するノズル42の位置、移動速度、レーザ出力状態、加工条件などが表示される。また、入力装置22、例えばキーボード、マウスなどもCNC10に接続されており、これら入力装置22は操作者がレーザ加工装置1の指令値、各種データ、パラメータなどを入力するのに使用される。
さらに、レーザ加工装置1は、CNC10に接続されたレーザ発振器31を含んでいる。レーザ発振器31はノズル42に接続されており、レーザ発振器31において発振増幅されたレーザ光がこのノズル42から照射される。さらに、図示されるようにノズル42にはギャップセンサ43が設けられている。ギャップセンサ43はノズル42の先端42aとレーザ加工されるワークピースWとの間の距離、つまりギャップ量xを非接触式に検出して、CNC10のギャップ量算出手段11に供給する役目を果たす。また、ノズル42をギャップセンサ43と一緒に昇降させる昇降軸部(図示しない)を矢印Zの方向に動作させるのに用いられるモータ41もCNC10に接続されている。昇降軸部が延びる方向はノズル42の長手方向に等しいものとする。なお、図1においてはノズル42から照射されたレーザ光がワークピースWに跳ね返ることにより形成されるスパッタsが示されている。
図示されるように、レーザ加工装置1のCNC10は、ギャップセンサ43からの出力値に応じてギャップ量xを算出するギャップ量算出手段11と、ノズル42のZ方向へのアプローチ速度、すなわちギャップ制御速度vを算出するギャップ制御速度算出手段12とを含んでいる。そして、図1から分かるように、ギャップ制御速度算出手段12は、ギャップ量xに基づいてギャップ制御速度vを演算する演算処理部12aと、ギャップ量xを用いることなしにシミュレートによりギャップ制御速度vを算出するシミュレート処理部12bとを備えている。これら演算処理部12aおよびシミュレート処理部12bのいずれか一方は、CNC10に備えられた切換器15によってギャップ量xに応じて選択される。演算処理部12aおよびシミュレート処理部12bにおける具体的な処理は後述する。さらに、図示されるように、ギャップ制御速度算出手段12は切換器15を介してモータ41に接続されており、モータ41はギャップ制御速度算出手段12により算出されたギャップ制御速度vに基づいてが作動するようになっている。
図2は、本発明に基づくレーザ加工装置のノズルがアプローチしつつレーザ出力するフローチャートを示す図である。図2のフローチャートを実行するためのプログラム100はCNC10の記憶部(図示しない)、例えばROMまたはRAMなどに予め記憶されているものとする。図2に示されるプログラム100のステップ101においては、穿孔加工用のレーザ出力条件と、穿孔加工を開始する穿孔ギャップ量x1とを設定する。次いで、ステップ102において、プログラム指令によりギャップ制御モードを開始する。これにより、保持テーブルなどに予め保持されたワークピースWに向かってレーザ加工装置1のノズル42をアプローチさせる。
そして、ステップ102におけるギャップ制御モードの開始と同時にステップ103において、ギャップセンサ43によりギャップ量xの検出が行われる。なお、ギャップセンサ43によるギャップ量xの検出動作は随時行われているものとする。さらに、ギャップ制御モードの開始と同時にステップ104においては、図1に示される切換器15によって演算処理部12aが選択され、ギャップ制御速度vの制御が通常の演算処理により行われるようになる。
図3は、ギャップ量xとギャップ制御速度vとの関係を示す図である。図3においては、縦軸はギャップ制御速度vを示しており、横軸はギャップ量xを示している。図3においては、ギャップ量xが大きいほどギャップ制御速度vも大きくなり、またギャップ量xが小さくなるほど、つまりノズル42がワークピースWに接近するほどギャップ制御速度vが小さくなる。本発明の演算処理部12aにおいては、ギャップ量xが穿孔ギャップ量x1よりも大きい場合(かつ初期ギャップ量x0よりも小さい場合)に、ステップ103で検出されたギャップ量xに基づいて図3に示される線形関係が得られるようにギャップ制御速度vを算出している。
次いで、ステップ105において、ギャップセンサ43により検出される現在のギャップ量xが穿孔加工を開始する穿孔ギャップ量x1以下であるか否かが判定される。ギャップ量xが穿孔ギャップ量x1以下であると判定された場合にはステップ106に進む。一方、ギャップ量xが穿孔ギャップ量x1よりも大きいと判定された場合にはステップ103に戻り、ギャップ量xが穿孔ギャップ量x1以下になるまで処理を繰り返す。
そして、ギャップ量xが穿孔ギャップ量x1以下になると、ステップ106において、レーザ発振器31からのレーザをノズル42の先端42aより出力させ、それにより、ワークピースWの穿孔加工が開始されるようになる。さらに、穿孔加工の開始と同時に、ステップ107において切換器15がシミュレート処理部12bへと切り換えられ、ギャップ制御速度vの算出がシミュレートにより行われるようになる。
以下、シミュレート処理部12bにおけるシミュレート処理について説明する。はじめに、演算処理部12aからシミュレート処理部12bに切り換えられる直前のギャップ量x、つまり穿孔ギャップ量x1とこのときのギャップ制御速度v1とが記憶される。
次いで、ギャップ制御速度v1の半分の値(0.5×v1)をノズル42がワークピースW表面に到達するまでの平均速度vmとみなす。さらに、演算処理部12aからシミュレート処理部12bへの切換時でのギャップセンサ43によるギャップ量x、つまり穿孔ギャップ量x1をノズル42がワークピースW表面まで移動する移動距離とみなす。
このような条件下において、シミュレート処理部12bは、前述した平均速度vmと移動距離x1とを用いて、ノズル42がワークピースW表面に到達するのに要する時間t(=x1/vm)を算出する。そして、演算処理部12aからシミュレート処理部12bへの切換時におけるギャップ量xが時間tのときに等速度的に零になるように、ギャップ量xが算出され、これに基づいてギャップ制御速度vが算出される。つまり、演算処理部12aからシミュレート処理部12bに切り換えられた後においては、ギャップセンサ43により検出される実際のギャップ量xを使用せず、シミュレート処理部12bによるシミュレートによりギャップ量xおよびギャップ制御速度vを算出している。
前述したようにノズル42がワークピースW表面に接近するとスパッタsの影響によりギャップセンサ43の動作が不安定になるのでギャップ制御自体も不安定になっていたが、本発明においてはギャップ量xが移動距離x1以下になると演算処理部12aからシミュレート処理部12bへの切換を行うようにしている。そして、シミュレート処理部12bを使用した後ではギャップセンサ43からの実際のギャップ量xを使用していない。このため、本発明においてはスパッタの影響によりギャップセンサ43の動作が不安定となった場合であっても、その影響を受けることなしに、ノズル42のギャップ制御速度vを算出することができ、それにより、安定した穿孔加工が得られるようになる。
なお、シミュレート処理部12bにおいてギャップ量xおよびギャップ制御速度vをシミュレートする際に、所定の信号または設定値を用いてシミュレートされた値に重みを適宜つけるようにしてもよい。この場合には、図1に示されるようにシミュレート処理部12bに接続された調整部12cが適宜使用されるものとする。このような調整部12cを用いることにより、さらに適切な値のギャップ量xおよびギャップ制御速度vをシミュレートにより算出することが可能となる。
再び図2を参照すると、プログラム100のステップ108において、ワークピースWに対する穿孔加工が完了したか否かが判定される。ワークピースWに対する穿孔加工が完了していると判定された場合にはステップ111に進む。ステップ111においては、切換器15によってシミュレート処理部12bから演算処理部12aへの切換が行われ、それにより、ギャップ制御速度vが演算処理により算出されるようになる。
一方、ワークピースWに対する穿孔加工が完了していないと判定された場合には、ステップ109に進み、シミュレート処理部12bによってギャップ量xがシミュレートされる。次いで、ステップ110において、シミュレートされたギャップ量xが基準値x2以下であるか否かが判定される。基準値x2は移動距離x1よりも小さい値であり、ノズル42のワークピースWへのアプローチが完了したことを示す値である。
ステップ110においてギャップ量xが基準値x2以下であると判定された場合にはステップ111に進んで、通常の演算処理に戻る。一方、ギャップ量xが基準値x2より大きいと判定された場合には処理を終了する。なお、ステップ110においてギャップ量xが基準値x2より大きいと判定された場合には、ステップ109に再び戻り、ギャップ量xが基準値x2以下になるまで処理を繰り返すようにしてもよい。さらに、図2には示さないものの、穿孔加工が完了した後に、切断加工を適宜行うことも本発明の範囲に含まれる。
図2を参照して説明したように、本発明においては、ノズル42のアプローチが完了する前に穿孔加工を開始している。つまり、従来技術のようにノズル42のアプローチの完了を待つ必要がないので、本発明においては従来技術の場合よりも加工時間を短縮することが可能となる。さらに、本発明においては従来技術の場合のようにギャップ制御を一旦キャンセルすることを行っていない。すなわち、本発明においてはギャップ制御を一旦キャンセルするのに要する時間が不要であるので、その分だけ加工時間をさらに短縮することができる。
本発明に基づくレーザ加工装置のブロック図である。 本発明に基づくレーザ加工装置のノズルがアプローチしつつレーザ出力するフローチャートを示す図である。 ギャップ量xとギャップ制御速度vとの関係を示す図である。
符号の説明
1 レーザ加工装置
11 ギャップ量算出手段
12 ギャップ制御速度算出手段
12a 演算処理部
12b シミュレート処理部
15 切換器
21 表示装置
22 入力装置
31 レーザ発振器
41 モータ
42 ノズル
42a 先端
43 ギャップセンサ
W ワークピース
x ギャップ量

Claims (4)

  1. レーザ発振器のノズルから出力されるレーザ光をワークピースに照射して加工を行うレーザ加工装置において、
    前記ワークピースと前記ノズルとの間のギャップ量を検出するギャップ量センサと、
    レーザ加工に適した位置まで前記ノズルを前記ワークピースに向かってアプローチさせるアプローチ手段とを具備し、
    前記アプローチ手段は、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量が所定の値になるまで前記ギャップ量を用いつつ前記ノズルを前記ワークピースにアプローチさせる第一のアプローチ動作と、該第一のアプローチ動作後に、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量を用いることなしにアプローチ完了まで前記ノズルを前記ワークピースにアプローチさせる第二のアプローチ動作とを行うようにしたレーザ加工装置。
  2. 前記第二のアプローチ動作の開始と同時にレーザ光を前記ワークピースに照射して加工を行うようにした請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記第一のアプローチ動作においては、前記ギャップ量センサにより検出されるギャップ量に基づいて前記ノズルのアプローチ速度を算出し、
    前記第二のアプローチ動作においては、前記所定の値が前記第一のアプローチ動作の終了直前における前記ワークピースと前記ノズルとの間のギャップ量に等しいことと、前記ノズルのアプローチ速度の平均値が前記第一のアプローチ動作の終了直前のアプローチ速度の半分の値に等しいこととを条件としてギャップ量をシミュレートすることにより、前記ノズルのアプローチ速度を算出するようにした請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. さらに、前記シミュレートされた前記ギャップ量に信号もしくは設定値によって重みをつけることにより前記アプローチ速度を調整する調整手段を備えた請求項3に記載のレーザ加工装置。
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