JP2006110238A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脱水時等で外槽が大きく振動した際にショックアブソーバを取付板に固定する緩衝部材であるクッションが取付板に密着したり離間したりして、その叩き音が外槽で共鳴して大きな騒音となる。
【解決手段】 振動抑制用のクッション61、64は、外槽に固定された上部取付板40と密着する平面部にあって、取付軸54が挿通する貫通孔の周囲に等角度間隔で以て4個の半球形状の突起73、83を形成しておく。通常時には突起73、83は完全に圧し潰されて平面部が取付板40に密着している。外槽が大きく揺動してショックアブソーバ13が取付板40に対して傾く位置になったとき、クッション61、64の中で押圧力が弱くなった箇所では平面部は取付板40から離間するが、突起73、83の先端が取付板40に接触したままの状態となる。これにより、クッションによる取付板の叩き音を抑制できる。
【選択図】 図3

Description

本発明はドラム式洗濯機に関し、更に詳しくは、ドラムを内装する外槽を揺動可能に支え受けるショックアブソーバの取付構造に関する。
ドラム式洗濯機では、水を溜めるための水槽としての外槽が外箱の内部に配設され、その外槽の内部に洗濯物を収容するためのドラムが回転自在に配設されている。ドラムが回転する際に洗濯物の片寄りなどの要因によって外槽は振動するため、この振動が外箱に伝播し外箱自体が大きく振動して騒音を発生することを防止するために、外槽は揺動自在になっている。具体的には、特許文献1、2などに記載されているように、外槽の底部と外箱下部の脚台との間には外槽を支え受けるためのショックアブソーバ(ダンパと呼ばれることもある)が設けられ、一方、外槽の上部と外箱上部との間には外槽を吊り下げ支持するばねが設けられている。基本的には、ばねは補助的に外槽の姿勢を保つためのものであり、ショックアブソーバが外槽の振動を抑制するとともに外槽の振動が外箱に伝播するのを防止しつつ外槽を支える機能を果たす。ショックアブソーバとしては例えば、内部に油が封入された円筒状のシリンダとシリンダ内部で軸方向に摺動自在のピストンとを有する油圧式のダンパなどが使用されている。
図6は従来のドラム式洗濯機における、外槽へのショックアブソーバの取付構造を示す概略図である(特許文献2の図8など参照)。図示しない外槽の底部には金属製の取付板40がネジ等で固定され、この取付板40に対してショックアブソーバ13のシリンダ50から上方に延在する取付軸(又はピストンに連結されたロッド)54が2個の円環状のクッション61、64を介して固定されている。即ち、取付軸54が挿通された2個のクッション61、64は取付板40を上下から挟み込み、その2個のクッション61、64は、取付軸54に形成されたフランジ55によって位置決めされた座金60と、取付軸54先端のネジ溝56に螺入されたナット62によって位置決めされた座金63との間に挟み込まれている。クッション61、64は例えばゴム等の弾性体から成る。ナット62を締め付けると座金63が下降してクッション61、64が圧潰される。なお、ショックアブソーバの下端は、外箱の脚台に固定された取付板に対して上記と同様の構造によって固定されている。
ナット62(及びショックアブソーバの下端側のナット)の締付け度合で決まるクッション61、64の潰ししろが小さい(つまり押し潰しが弱い)ほど、ゴムの弾性力が発揮され易く振動吸収効果が高くなるが、その反面、外槽が揺動し易くなって、洗濯物の出し入れ等の際に外槽がふらついて作業がしにくくなるという欠点もある。そこで、通常、適度にナットを締め付けてクッションを圧潰させるようにしている。そのため、外槽が振動していないとき、及び振動していても例えば洗い運転時のように外槽の揺動が直線状で単純である場合には、取付板40を挟み込むクッション61、64の一面は取付板40にほぼ完全に密着した状態を保つ。これが図6(a)の状態である。
ところが、脱水運転時でドラムが高速で回転される際にはドラム内での洗濯物の片寄り状態に応じて外槽の揺動状態も決まるため、ドラムの回転軸に対しねじり方向の揺動を生じる等、様々な方向への揺動が発生し得る。特にドラムの回転速度が外槽の共振周波数付近になった際には複雑で大きな振動が発生し易い。そうした場合、図6(b)に示すように、取付板40に対してショックアブソーバ13が大きく傾き、取付板40に対向しているクッション61、64の面の一部が取付板40から離れ、隙間Gが空いてしまうことがある。外槽の振動に伴いショックアブソーバ13が振れると、クッション61、64と取付板40とが密着したり逆に離間したりするという動作を繰り返すことになる。クッション61、64は弾性体であるため、金属である取付板40に当接することで直接的に発生する叩き音は小さいが、外槽自体が中空体であるため叩き音が外槽で共鳴して、ちょうど太鼓を叩くような騒音が発生することがある。
特開2001−212395号公報 特開2003−245494号公報
上記騒音は脱水運転時の洗濯物の片寄りに起因する異常騒音などに比較すれば小さいが、特に夜間など周囲が静かな環境の下で運転を行う際には耳障りな騒音である。但し、静粛性をそれほど気にしない使用者にとっては問題とならない程度の騒音であるため、この騒音を抑えるために大きなコストを掛けることは困難であり、コストの増加が殆ど生じないような簡単な構成によって上記のような騒音を抑制することが望まれる。本発明はこうした点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で以て、脱水時等に外槽が大きく揺動した場合でもショックアプソーバの取付部位に起因する耳障りな騒音を軽減することができるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、外箱と、該外箱の内部に配設された外槽と、該外槽の内部に回転自在に設けられたドラムと、前記外槽を支え受けるために該外槽底部と前記外箱の下部の脚台との間に配設された複数本のショックアプソーバと、を具備するドラム式洗濯機において、
前記ショックアプソーバは、その上端側に延在する取付軸が、前記外槽に固定される取付板を上下からそれぞれ挟み込む振動吸収用の2個の弾性部材を介して該取付板に対して固定され、該弾性部材は前記取付板に接触する面に複数の突起を有することを特徴としている。
本発明に係るドラム式洗濯機において、通常状態では、弾性部材に形成された突起は完全に圧潰されていて突起が形成されている面(対向面)が取付板に密着している。例えば脱水時に外槽が大きく揺動したとき、取付板に対するショックアブソーバの取付軸の傾きが変わる。その際に弾性部材の対向面の一部は取付板から離れようとするが、突起が設けられているため突起の先端部は取付板に密着した状態を保ち、次にその突起周囲の箇所が取付板に近づく際に突起の弾性力が押圧力を吸収して相対的に緩やかに取付板に当接する。それによって、弾性部材の対向面が取付板を叩くような現象が改善され、それに起因して外槽による共鳴で発生する騒音を抑制することができる。
以上のように本発明に係るドラム式洗濯機によれば、脱水時等で外槽に大きな振動が発生する際にも外槽で発生する耳障りな騒音を防止して高い静粛性を達成することができる。それによって、夜間など周囲環境が静かな状況での運転が気兼ねなく行えるようになる。また、上記騒音の防止の効果を得るために弾性部材に突起を形成しておくだけでよいので、これによるコストの増加は殆どなく、非常に安価に騒音を防止することができる。
なお、外槽の揺動状態によって取付板に対するショックアブソーバの傾きの方向が360°の全範囲に亘る可能性がある場合には、前記突起の数を3個以上としておくことが好ましい。これによって、どのように外槽が揺動してもいずれかの突起の先端部が取付板に接触した状態を保ち、それによって叩き音の発生を確実に防止することができる。
また、本発明の具体的な一態様として、前記弾性部材は前記ショックアプソーバの取付軸が挿通される貫通孔を有し、前記突起は該貫通孔を取り囲むように分散して配置されている構成とすることができる。この場合、前記突起は前記貫通孔の周囲に略等角度間隔で配置されている構成とするとさらに好ましい。
この構成によれば、突起の数をそれほど増やすことなく、取付板に対してショックアブソーバが傾いたときにいずれかの突起が必ず取付板に接触した状態を保つようにすることができる。突起の数が多すぎると、突起自体の弾性力が大きくなって圧潰するために非常に大きな力を要するが、突起の数を抑えることによって突起を確実に圧潰して対向面が取付板に十分に密着するようにすることができる。
また、突起はそれ自体の弾性力(反発力)が大きすぎても小さすぎても十分な効果を発揮し得ない。そこで、好ましい態様として、突起を半球形状とするとよい。それによって、通常時には突起が確実に圧潰されて対向面が広く取付板に密着し、高い振動吸収効果を発揮し、異常揺動時には突起自体が十分な反発力を発揮して対向面が取付板に激しく当接することを防止することができる。
以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯機について図面を参照して説明する。図1は本実施例のドラム式洗濯機の外観斜視図、図2は本実施例のドラム式洗濯機の要部の右側面縦断面図である。
外形を成す外箱1は上面から前面に掛けて前下がり湾曲形状に形成されており、この部分に大きな洗濯物投入用の開口2が形成されている。この開口2を開閉するための上蓋3は前後方向にスライド移動自在であって、図1及び図2に示すように上蓋3が閉鎖した状態で、右方手前に設けられた蓋開ボタン9を使用者が押すと、上蓋3は図1中に矢印で示すように後方に自動的にスライド移動して開口2が開放する。スライド移動した上蓋3は外箱1の後面板と外槽後部との間の間隙に垂下して収納される。開放した状態の上蓋3を閉める際には、使用者は上蓋3の上面手前側に設けられた把手4に指を掛けて手前に引く。上蓋3が開口2を完全に閉鎖する位置まで達すると、図示しない上蓋ロック機構により上蓋3は係止されて閉鎖状態を保つ。
上蓋3の右側には、前後方向に延伸して複数の操作キーや表示器が設けられた操作パネル5が配置されている。なお、比較的使用頻度の低い操作キーの一部は後方側に起立自在の蓋体で覆われている。また、上蓋3を挟んで操作パネル5と反対側の左方後方には、横開き式の蓋体で覆われた洗剤容器6が設けられている。さらに、洗剤容器6の後方に外部の給水栓等にホースを介して接続される水道水給水口7が設けられ、操作パネル5の後方には別のホースを介して風呂の浴槽内等に接続される風呂水給水口8が設けられている。
図2に示すように、外箱1の内部にあっては、外箱1の一部を成す脚台10の上に、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽11が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊下げ支持する図示しない2本のばねと、前後方向に外槽11の底部を支え受ける2本のショックアブソーバ13とにより適度に揺動自在に保持されている。外槽11の内部には、多数の通水穴が穿孔された、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞されたドラム14が、左右方向に延伸する水平軸線を中心に回転自在に設けられている。この水平軸線は、外槽11の左端面に設けられた図示しない軸受により支承される主軸15と、外槽11の右端面に設けられた軸受により支承される補助軸とにより形成される。そして、外槽11の左端面から外側に配設されたダイレクトドライブ方式のモータにより主軸15が回転駆動されることでドラム14は回転駆動される。
外槽11の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱1の開口2と一致する位置に外槽開口11aが形成され、外槽開口11aを開閉するために後方に起立自在の内蓋16が設けられている。また、ドラム14の周面にもドラム開口14cが形成され、このドラム開口14cを開閉するために前後に観音開き構造を有する2枚の蓋体から成るドラム蓋17が設けられている。ドラム14の回転停止時には図2に示すようにドラム蓋17が内蓋16の下方に来た位置でドラム14がロックされるようになっており、その状態で、上蓋3、内蓋16及びドラム蓋17を開放してドラム14内に洗濯物を出し入れする。外槽11の後部には給水口18が設けられ、図示しない給水バルブが開放されると、水道水給水口7や風呂水給水口8に外部から供給された水は給水口18から外槽11内に注水される。一方、外槽11の底部には排水口19が設けられ、図示しない排水バルブが開放されると、外槽11内に貯留されている水が排水口19を経て機外へと排出される。
ドラム14が回転駆動されるとき、特に脱水運転時でドラム14内に収容されている洗濯物の片寄りによって大きな偏心荷重があるとき、ドラム14は振動しようとして、これを両端側から支承する外槽11も揺動しようとする。ショックアブソーバ13はこの振動を抑制するとともに、振動が外箱1へ伝播することを軽減し、外箱1自体の振動を抑制する。それによって、外箱1自体が振動して大きな騒音を発生することを防止している。このドラム式洗濯機では、このショックアブソーバ13の取付構造に特徴を有している。次にこの特徴について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は本実施例のドラム式洗濯機におけるショックアブソーバ13の取付構造を含む縦断面図であって、(a)は通常時の状態、(b)は大きな振動時の状態を示す。図4はショックアブソーバ13を取り付けるための一部材である凸側クッションの形状を示す図であり、(a)は上面平面図、(b)はA−A’矢視線断面図である。図5は同じくショックアブソーバ13を取り付けるための一部材である凹側クッションの形状を示す図であり、(a)は上面平面図、(b)はB−B’矢視線断面図である。なお、既に説明した図6と同一の構成要素には同一符号を付している。
ショックアブソーバ13は油圧式のダンパであって、内部に油が封入された円筒状のシリンダ50を有し、該シリンダ50内部で軸方向に摺動自在である図示しないピストンに連結されたロッド51が下方に延伸している。このロッド51の途中にはフランジ52が設けられるとともに下端部にはネジ溝53が形成されており、またシリンダ50からロッド51の突出方向とは反対の上方向へ突設された取付軸54にも同様にフランジ55とネジ溝56とが形成されている。シリンダ50の下部に設けられた大径フランジ57とフランジ52により保持されるばね受け板58との間にはコイルばね59が挟設されている。
金属製の上部取付板40はネジで外槽11の底部に固定されており、同じく金属製の下部取付板41はネジで脚台10に固定されており、両取付板40、41にはショックアブソーバ13の取付位置に孔が穿孔されている。ショックアブソーバ13の取付軸54の上端部では、フランジ55で係止される座金60と上部取付板40の下面との間にゴム製の略円環状の凸側クッション61が介挿されるとともに、ネジ溝56に螺合されたナット62で固定される座金63と上部取付板40の上面との間に凹側クッション64が介挿されている。即ち、上部取付板40は凸側クッション61と凹側クッション64との間に挟まれ、両クッション61、64は2枚の座金63、60の間に挟まれている。そして、ナット62を締め付けると座金63が相対的に下降して両クッション61、64が圧潰される。このような構造により、ショックアブソーバ13の上端部は上部取付板40を介して外槽11に固定される。
また、ショックアブソーバ13のロッド51の下端も同様に、フランジ52で係止される座金65と下部取付板41の上面との間に凸側クッション61と同一形状の凸側クッション66が介挿されるとともに、ネジ溝53に螺合されたナット67で固定される座金68と下部取付板41の下面との間に凹側クッション64と同一形状の凹側クッション69が介挿されている。即ち、下部取付板41は凸側クッション66と凹側クッション69との間に挟まれ、両クッション66、69は2枚の座金65、68の間に挟まれている。そして、ナット67を締め付けると座金68が相対的に上昇して両クッション66、69が圧潰される。このような構造により、ショックアブソーバ13の下端部は下部取付板41を介して脚台10に固定される。なお、この例では、本発明における弾性部材であるクッション61、64、66、69はいずれも硬度50度の天然系ゴムを使用している。
図4に示すように、凸側クッション61、66は取付軸54又はロッド51が貫通する貫通孔70の周囲が盛り上がった凸部71となっており、取付板40、41との密着面となる平面部72にあって凸部71の周囲に等角度間隔で4個の半球形状の突起73が形成されている。一方、図5に示すように、凹側クッション64、69では、取付軸54又はロッド51が貫通する貫通孔80の周囲が窪んだ凹部81となっており、取付板40、41との密着面となる平面部82にあって凹部81の周囲に等角度間隔で4個の半球形状の突起83が形成されている。
ドラム14が回転駆動されていないときには、図3(a)に示すように、上部取付板40及び下部取付板41に対してショックアブソーバ13はほぼ直交するように位置しており、クッション61、64、66、69はその全体がほぼ平均的に圧し潰されて突起73、83は完全に潰れて平面部72、82が取付板40、41に密着している。したがって、この状態では外観上は従来の突起を有さないクッションを採用したショックアブソーバと同じである。また、ドラム14が回転駆動されるときでも、例えば洗い運転時やすすぎ運転時のように回転速度が低い場合、外槽11は前後方向に単純に揺動し、その際には平面部72、82が取付板40、41に密着した状態が維持される。
これに対し、脱水運転時等でドラム14が高速回転されるときには、ドラム14内の洗濯物の片寄り状況によって外槽11は複雑に且つ大きく揺動し、その際には図3(b)に示すようにショックアブソーバ13が取付板40、41に対して大きく傾く。すると、クッション61、64、66、69の平面部72、82の一部が押圧力を受けなくなって取付板40、41から離間しようとするが、突起73、83が設けられていることによって平面部72、73の一部が取付板40、41から離れても突起73、83の先端が取付板40、41に接触した状態を保つ。そのため、ショックアブソーバ13の傾きが変化して取付板40、41から離間していた平面部72、83が取付板40、41に再び密着しようとしたときに、突起73、83の弾性力(反発力)が作用し、その勢いが弱められて取付板40、41に接触する。したがって、突起73、83が設けられていない場合に発生する叩き音が殆ど発生しない。
ショックアブソーバ13が360°いずれの方向に傾いた場合でも、各クッション61、64、66、69においては4個の突起73、83のいずれかが必ず取付板40、41に接触した状態を保つので、平面部72、82が取付板40、41に繰り返し衝突する際の叩き音をほぼ完全に抑えることができる。したがって、この叩き音が外槽11内で共鳴して発生する騒音を防止することができ、高い静粛性を達成することができる。
また、従来、クッションの平面部が取付板から離間しにくいようにクッションの圧縮量を大きくする必要があったが、本実施例の構成では、平面部が取付板から離れても突起が取付板へ接触することを維持しさえすればよいから、クッションの初期の圧縮量を従来よりも減らすことができる。それによって、クッションの振動抑制効果を十分に発揮させることができる。
なお、クッションによる取付板の叩き音自体は小さな音であり、外槽で共鳴することで大きな音となるから、実際上、叩き音が問題となるのはショックアブソーバ13の上端側つまり外槽11側への取付部分だけであり、下端側は問題とならない。したがって、本実施例のドラム式洗濯機では、上端側と下端側で同一形状の部材を使用するために下端側のクッション66、69にも突起73、83を設けているが、下端側では突起73、83は無くてもよい。
また、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。例えば、突起の形状や突起の数は上記実施例の記載に限るものではなく、適宜に定めることができる。また、ショックアブソーバにおけるクッションの係止方法も上記記載の構成に限らない。また、ショックアブソーバの本数や外槽への取付位置なども適宜に変更することができる。
本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機の要部の右側面縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機におけるショックアブソーバの取付構造を含む縦断面図。 凸側クッションの形状を示す図であり、(a)は上面平面図、(b)はA−A’矢視線断面図。 凹側クッションの形状を示す図であり、(a)は上面平面図、(b)はB−B’矢視線断面図。 従来のドラム式洗濯機における外槽へのショックアブソーバの取付構造を示す縦断面図。
符号の説明
1…外箱
2…開口
3…上蓋
10…脚台
11…外槽
13…ショックアブソーバ
14…ドラム
15…主軸
40…上部取付板
41…下部取付板
50…シリンダ
51…ロッド
52、55…フランジ
53、56…ネジ溝
54…取付軸
57…大径フランジ
58…ばね受け板
60、63、65、68…座金
61、66…凸側クッション
62、67…ナット
64、69…凹側クッション
70、80…貫通孔
71…凸部
72、82…平面部
73、83…突起
81…凹部

Claims (5)

  1. 外箱と、該外箱の内部に配設された外槽と、該外槽の内部に回転自在に設けられたドラムと、前記外槽を支え受けるために該外槽底部と前記外箱の下部の脚台との間に配設された複数本のショックアプソーバと、を具備するドラム式洗濯機において、
    前記ショックアプソーバは、その上端側に延在する取付軸が、前記外槽に固定される取付板を上下からそれぞれ挟み込む振動吸収用の2個の弾性部材を介して該取付板に対して固定され、該弾性部材は前記取付板に接触する面に複数の突起を有することを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記突起は3個以上であることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記弾性部材は前記ショックアプソーバの取付軸が挿通される貫通孔を有し、前記突起は該貫通孔を取り囲むように分散して配置されていることを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記突起は前記貫通孔の周囲に略等角度間隔で配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記突起は半球形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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