JP2006110078A - 遊技客情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技客が車両で遊技場に来場してから退場するまでの遊技客に関する情報を統合的に管理することが可能な遊技客情報管理システムを提供する。
【解決手段】 遊技客情報管理システムは、個人遊技情報データベース312及び会員情報データベース311等を用いることにより、呼出しランプ40から送信された車両番号と台番号とに対応付けて、遊技機50で遊技客により行われた遊技についての情報を表す個人遊技情報と、車両が遊技場に設けられた駐車場から入退場する時に取得される入退場情報と、遊技者の会員番号と個人情報とを管理する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技客が遊技場に来場してから退場するまでの遊技客に関する情報を管理する遊技客情報管理システムに関する。
従来、パチンコ遊技機やパチスロ遊技機等の遊技機が設置された遊技場のホール内における情報管理としては、各遊技機における遊技媒体(玉、メダル)のIN、OUT(入玉数、出玉数)により遊技機の稼動情報を把握する程度であった(図9参照)。このため、遊技客に関する詳細な情報、例えば、遊技客毎の遊技場への来場時間・退場時間、実際の滞在時間、等のその遊技客に関連した情報を管理することができなかった。また、ホール内が混雑していて遊技機を使用することができなかった遊技客の人数を把握することもできなかった。しかしながら、遊技場の経営にとって、遊技客に関する詳細な情報に基づいて遊技客の動向を分析することにより、イベント開催タイミングや新台の人気動向等を把握し、今後の集客計画を立てることは重要な課題である。
また、郊外の遊技場においては車両で来場する遊技客がほとんどであるため、遊技場の経営者は、遊技客が運転する車両を自己の遊技場に向かわせるようにする必要があり、遊技客の動向を分析して他の遊技場と差別化を図ることが必要となる。
一方、従来、遊技場に設置された駐車場管理のシステムは存在したが、駐車券を紛失する遊技客も多く、遊技客毎の入退場時間は管理されていなかった。また、不正駐車車両や盗難車両の早期発見ができなく、セキュリティが不十分であった。郊外の遊技場には駐車場が設置されているため、駐車場に車両を停めるだけで遊技場に入場しない不正駐車車両や、駐車場に駐車している車両の盗難事件もあり、このような不正行為を早期に発見するためにも、郊外の駐車場においては、車両に乗車した遊技客が駐車場に入場してから退場するまでを管理することが必要となる。
そこで、詳細な遊技客の情報を把握するために、例えば、遊技客に発行された会員カードを利用する方法が考えられる。しかしながら、遊技客は会員カードを所持していても遊技時間に応じて特典ポイントが加算される程度しかメリットがないため、遊技機のカード挿入口に会員カードを挿入しないで遊技を行う遊技客も多い。また、会員カードを携帯しないで遊技場に来場する遊技客も多い。このように、会員カードのみでは有効利用されていないため、会員カードを利用して遊技客の詳細な情報を把握することは難しい。
また、従来における遊技場内への来場者数を正確に把握するための技術として、ホールの出入口に人体検出センサを設置する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1においては来場者数のみを正確に把握することが可能であり、それと関連させた遊技客毎に詳細な情報を把握することができない。
また、遊技客の不正行為を監視するための技術として、遊技場の駐車場に車両で入場した搭乗者を撮影したり、遊技機で遊技を行っている遊技客を撮影し、撮影した画像を解析する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。このような技術では、撮影した画像をコンピュータで解析することによって不正行為を把握するため、画像処理を行うための処理負荷が発生する。また、遊技客に関する詳細な情報を把握することができないのは、特許文献1と同様である。
特開平8−182842号公報 特開2003−216775号公報
このように、従来においては、駐車場管理の仕組みや、IN、OUTによる遊技機の稼動情報を管理する仕組みや、会員カードを発行する仕組みは存在したが、遊技客が車両で遊技場に来場してから退場するまでの各種情報を統合的に管理する仕組みが存在しなかった。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技客が車両で遊技場に来場してから退場するまでの遊技客に関する情報を統合的に管理することが可能な遊技客情報管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技客を識別するための会員番号と、該遊技客の個人情報と、該遊技客が所持する車両の車両番号とを対応付けて記憶する会員登録情報記憶手段と、前記遊技客が乗車した車両が遊技場に設けられた駐車場に入場する時に、前記車両の車両番号が記録された駐車券を発券する駐車券発券手段と、前記駐車券発券手段により発券された駐車券が挿入された駐車券読取装置から、前記駐車券に記録されている車両番号と、前記遊技客が使用する遊技機を識別するための台番号と、を取得する遊技機車両対応取得手段と、前記遊技機車両対応取得手段により取得された車両番号と台番号とに対応付けて、前記遊技機において前記遊技者により行われた遊技についての情報を表す個人遊技情報と、前記車両が前記駐車場から入退場する時に取得される入退場情報と、を管理する遊技客情報管理手段とを備えることを特徴とする遊技客情報管理システムを提供する。
この構成によれば、遊技客情報管理システムは、遊技客の個人情報と車両番号と台番号と個人遊技情報と入退場情報とを対応付けて管理するため、遊技客が車両で遊技場に来場してから退場するまでの遊技客に関する統合的な情報を管理することが可能となる。そして、この統合的な情報を分析することにより、遊技店に見合ったサービス等の経営方針を立て易くすることができる。また、駐車券読取装置に駐車券を挿入することで、駐車券に記録されている車両番号と、遊技客が使用している遊技機を識別するための台番号とを対応付けて管理することができるため、入退場情報と個人遊技情報とを容易に対応付けて管理することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技客情報管理システムにおいて、前記遊技客情報管理手段により管理される入退場情報には、前記遊技客が乗車する車両が前記駐車場に入場した時刻と、前記車両が前記駐車場から退場した時刻と、前記車両に前記遊技者と同乗していた同乗者の人数と、の少なくとも1が含まれ、前記遊技客情報管理手段により管理される個人遊技情報には、前記遊技客が遊技を開始した時刻と、前記遊技客が遊技を終了した時刻と、前記遊技客が使用した遊技機における遊技状況の履歴と、前記遊技客が前記遊技場に来場した回数と、の少なくとも1が含まれることを特徴とする。
この構成によれば、入退場情報と個人遊技情報とを対応付けて管理することにより、遊技客が車両で遊技場の駐車場に入場してから遊技を行って退場するまでの各種情報を統合的に管理することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技客情報管理システムにおいて、前記車両が不正車両であるか否かを判定する不正車両判定手段をさらに備え、前記不正車両判定手段は、前記車両が前記駐車場から退場する時に、前記遊技客情報管理手段により管理されている情報に基づいて前記車両に乗車している遊技客が前記駐車場に入場した後に遊技を行っていないと判定された場合に、前記車両は不正車両であると判定することを特徴とすることを特徴とする。
この構成によれば、不正車両を早期に発見し取り締まることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の遊技客情報管理システムにおいて、前記車両が不審車両であるか否かを判定する不審車両判定手段と、前記不審車両判定手段により前記車両が不審車両であると判定された場合に、前記遊技客が所持する携帯電話機にメッセージを送信する盗難報知手段とをさらに備え、前記不審車両判定手段は、前記車両が前記駐車場から退場する時に、前記遊技客情報管理手段により管理されている情報に基づいて前記車両に乗車して前記遊技場に来場した遊技客が遊技中であると判定された場合に、前記車両は不審車両であると判定することを特徴とする。
この構成によれば、不審車両を早期に発見し取り締まることができる。また、車両が不審車両であると判定された場合に遊技客が所持する携帯電話機にメッセージを送信することができるため、遊技客は不審車両に対して早期に対応を取ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の遊技客情報管理システムにおいて、前記遊技場に来場した車両の車両番号と、前記会員登録情報記憶手段に記憶されている車両番号とを照合する車両番号照合手段と、前記車両番号照合手段により前記会員登録情報記憶手段に前記遊技場に来場した車両の車両番号が記憶されていないと判定された場合に、新たに採番された会員番号と前記車両番号とを前記会員登録情報記憶手段に登録する新規会員登録手段とをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、遊技客が車両で遊技場に来場する前に会員登録を行っていなくても車両番号と会員番号とを登録することができ、車両で遊技場に来場する遊技客全てを会員番号で管理することができる。
本発明によれば、遊技客情報管理システムは、車両番号と台番号と個人遊技情報と入退場情報とを対応付けて管理するため、遊技客が車両で遊技場に来場してから退場するまでの遊技客に関する情報を管理することができ、その情報を分析することにより、遊技店に見合ったサービス等の経営方針を立て易くすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技客情報管理システムの構成を示す。同図に示すように、遊技客情報管理システムは、遊技場に設けられた駐車場の出入口に設置されている駐車場入退場ゲート装置10と、遊技場のホール内に設置されている、入退場ゲート制御装置20、ホール分析コンピュータ30、遊技機50及び呼出しランプ40とを含んで構成される。入退場ゲート制御装置20、ホール分析コンピュータ30、及び、呼出しランプ40は、LAN(Local Area Network)で通信可能に接続されている。ここで、ホールとは、複数のパチンコ遊技機やパチスロ遊技機などの遊技機が配設された遊技店内のことをいう。
駐車場入退場ゲート装置10は、車両が入場する入場ゲート機11と、車両が退場する退場ゲート機12と、車両のナンバープレートに表示されている車両番号を読み取るためのナンバー読取り用カメラ13と、駐車券発券手段としての駐車券発券機14と、情報を表示する表示装置とを含んで構成されている。
駐車券発券機14は、駐車券を発券する装置であり、車両に遊技客と同乗している同乗者の人数(同乗人数)を入力するためのボタンと、発券ボタンとを備えている。駐車券発券機14は、車両に乗車している遊技客が同乗人数を入力し発券ボタンが押した時に、入力された同乗人数と、ナンバー読取り用カメラ13で読み取られた車両番号と、入場時刻とが記録された駐車券を発行する。なお、駐車券は、磁気カード、ICカード等、情報を記録可能な媒体であればよい。
入場ゲート機11は、駐車券発券機14が駐車券を発券した後に、車両の通過を許可する。退場ゲート機12には、駐車券を読み取るためのカードリーダが設けられている。退場ゲート機12は、カードリーダへの駐車券の挿入が検知された後に車両の通過を許可する。
また、駐車場入退場ゲート装置10は、ホール内に設置されている入退場ゲート制御装置20と有線又は無線で通信を行い、第1の電文を送受信する。具体的には、駐車券発券機14が駐車券を発券した時に、駐車場入退場ゲート装置10は、車両番号や入場時刻を含んだ第1の電文を入退場ゲート制御装置20に送信する。また、退場ゲート機12に駐車券が挿入された時に、駐車場入退場ゲート装置10は、車両番号及び退場時刻を含んだ第1の電文を入退場ゲート制御装置20に送信する。
入退場ゲート制御装置20は、駐車場入退場ゲート装置10から送信された第1の電文をホール分析コンピュータ30に転送したり、ホール分析コンピュータ30からの指令を受けて駐車場入退場ゲート装置10を制御する。
ホール分析コンピュータ30は、入退場ゲート制御装置20、呼出しランプ40、及び、遊技機50から各種情報を収集・管理し、また、各装置に指令を送信する。
呼出しランプ40と遊技機50とは1対1に対応付けて接続され、ホール内の各島に複数設置されている。ここで、島とは、複数台の呼出しランプ40及び遊技機50を取り付ける設備であり、パチンコ玉を貯蔵するタンクや玉を循環させる装置や遊技機50等の配線等が配されている。
呼出しランプ40は、対応付けられた遊技機50の各種遊技状態に関する情報及び警告情報を遊技客に報知する。また、呼出しランプ40には、駐車券の挿入口が設けられており、駐車券読取装置としての機能を果たす。
次に、図2を参照しながら、遊技客情報管理システムが備える各装置の詳細な構成と、各装置間で受け渡される電文について説明する。まず、呼出しランプ40について説明する。呼出しランプ40は、入力信号のデータ化及びデータ集計等の各種演算を行い、全体を制御するCPU41と、駐車券に記録されている情報を読み取るためのカードリーダ42と、遊技機50からの信号を入力する入力信号インターフェース(I/F)43と、CPU41により加工されたデータをホール分析コンピュータ30に出力するデータ送受信インターフェース(I/F)44と、入力信号I/F43から入力された遊技状況を示す信号をそのままホール分析コンピュータ30に出力する出力信号インターフェース(I/F)45とを含んで構成される。
本実施形態に係る呼出しランプ40の特徴的な点は、駐車券に記録されている情報を読み取るカードリーダ42を備えている点である。さらに、CPU41が、図示せぬ記憶装置に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することにより、カードリーダ42に駐車券が挿入されたか否かの判定を行い、判定結果により生成した第2の電文をホール分析コンピュータ30に送信する点である。ホール分析コンピュータ30に送信される第2の電文には、送信先等の情報を含む「ヘッダー部」と、呼出しランプ40に接続されている遊技機50を識別する「台番号」と、駐車券に記録されている「車両番号」と、カードリーダ42に駐車券が挿入されているか否かを表す「駐車券挿入有無」と、第2の電文の終了を表す「EOF」とが含まれる。
次に、ホール分析コンピュータ30の構成について説明する。図2に示すように、ホール分析コンピュータ30は、会員を管理する会員管理データベース31と、遊技場に来場した車両を管理する車両管理データベース32と、各遊技機50における遊技状況の履歴を管理する遊技機データベース33と、各種画面を表示するLCD表示部34と、情報を印字するプリンタ35と、ホール内のスタッフに情報を通知するインターカム36と、装置間の通信を制御するデータ送受信インターフェース(I/F)37と、入力信号のデータ化及びデータ集計等の各種演算を行い、全体を制御するCPU38とを含んで構成される。
会員管理データベース31は、会員登録情報記憶手段である会員登録情報データベース311と、個人遊技情報データベース312とを含んで構成される。
会員登録情報データベース311には、会員申込書により会員申込みを行った遊技客についての個人情報が登録される。具体的には、会員登録情報データベース311には、図3に示すように、遊技客の「氏名」と、遊技客の「住所」と、遊技客宅の固定電話の電話番号又は遊技客が所持する携帯電話機の電話番号を表す「TEL」と、遊技客の「性別」と、遊技客の「勤務先」と、遊技客が所有する車両の車両番号である「車番」と、遊技客を識別するための「会員番号」とが記憶される。本実施形態における会員申込書には、従来の会員申込書に設けられている記載欄に加えて、車両番号の記載欄が設けられている。なお、会員申込書により会員申込みを行う以外に、携帯電話機60から会員申込みを行うことができるようにしてもよい。
個人遊技情報データベース312には、遊技客毎の個人遊技情報が記憶される。図3に示すように、個人遊技情報データベース312には、「来店日時」と、「来店回数」と、遊技場に設けられた駐車場への「入場時刻」と、駐車場からの「退場時刻」と、遊技場に滞在していた時間を表す「滞在時間」と、遊技客が特典や景品と交換可能な「ポイント」と、遊技客が遊技機50に対応する呼出しランプ40に駐車券を挿入して遊技を開始した時間を表す「遊技S時刻」と、遊技客が呼出しランプ40から駐車券を抜き取って遊技を終了した時間を表す「遊技E時刻」と、遊技客が遊技機50で行った遊技状態の履歴を表す「遊技履歴」と、遊技客が乗車してきた車両が不正車両又は不審車両であるか否かを示す「不正有無」とが記憶される。
車両管理データベース32は、不審/不正車両情報データテーブル321と、当日車両登録情報データベース322とを含んで構成される。車両管理データベース32には、入退場ゲート制御装置20から送信される第1の電文に基づいて、CPU38により判定、加工処理等が施された情報が記憶される。
不審/不正車両情報データテーブル321には、CPU38により不審車両又は不正車両が認識された場合に、不審/不正車両情報が記録される。図3に示すように、不審/不正車両情報データテーブル321には、不正車両か不審車両かを表す「種別」、車両を識別するための「車両番号」、不審車両又は不正車両が遊技場に来店した「年月日」、不審車両又は不正車両が駐車場入退場ゲート装置10の入場ゲート機11に入場した「入場時刻」、不審車両又は不正車両が駐車場入退場ゲート装置10の退場ゲート機12から退場した「退場時刻」が記憶される。
当日車両登録情報データベース322には、年月日毎に、駐車場に入場した車両についての情報が記憶される。当日車両登録情報データベース322には、図3に示すように、車両が遊技場に来場した「年月日」、車両の「車両番号」、車両が入場ゲート機11に入場した時刻を表す「入場時刻」、車両が退場ゲート機12から退場した時刻を表す「退場時刻」、「退場時刻」から「入場時刻」までの時間を表す「滞在時間」、及び、「同乗人数」で構成される。
遊技機データベース33には、呼出しランプ40のCPU41により加工されることなく、出力信号I/F45を経由して遊技機50からそのまま送信される信号をCPU38がデータ化した情報が記憶される。遊技機データベース33には、遊技機50における大当りの発生を時系列に把握可能な特賞履歴と、全遊技機50についての現在の遊技機50の状態を一度に全台把握可能な全台情報と、遊技機50毎の詳細な状況を把握可能な一台情報とが記憶される。
入退場ゲート制御装置20は、データ送受信I/Fからホール分析コンピュータ30に対して第1の電文を送信する。入退場ゲート制御装置20から送信される第1の電文は、送信先等の情報を含む「ヘッダー部」と駐車場入退場ゲート装置10に入場した車両を識別するための「車両番号」と、車両が入退場ゲート制御装置20から遊技場に入場した時刻を表す「入場時刻」と、車両が遊技場から入退場ゲート制御装置20を通って退場した「退場時間」と、車両に搭乗している人数を表す「同乗人数」と、車両が不正車両か又は不審車両か否かを表す「不正情報」と、第1の電文の終了を表す「EOF」とを含んで構成される。
以上説明したホール分析コンピュータ30が備えるハードウェア及びソフトウェアが協働して動作することによって、図4に示す機能構成がホール分析コンピュータ30に実現される。
同図に示す遊技機車両対応取得手段である遊技機車両対応取得部301は、駐車券が挿入された呼出しランプ40から、カードリーダ42に挿入された駐車券に記録されている車両番号と、呼出しランプ40に接続された遊技機50の台番号とを取得する。
遊技客情報管理手段である遊技客情報管理部302は、当日車両登録情報データベース322、個人遊技情報データベース312、及び、不審/不正車両情報データテーブル321を含んで構成される。遊技客情報管理部302は、これらのデータベースを用いて、遊技機車両対応取得部301が呼出しランプ40から取得した台番号と車両番号とに対応付けて、車両が駐車場に入場してから退場するまでの遊技客に関する統合的な情報を管理する。
遊技客情報管理部302が管理する遊技客に関する情報には、車両が遊技場に設けられた駐車場から入退場する時に取得される第1の電文に含まれる入退場情報と、遊技機50において遊技客が行った遊技についての情報を表す個人遊技情報が含まれる。入退場情報には、遊技客が乗車する車両が駐車場に入場した時刻と、当該車両が駐車場から退場した時刻と、当該車両に遊技客と同乗していた同乗者の人数とが含まれる。また、個人遊技情報には、遊技客が遊技を開始した時刻と、遊技客が遊技を終了した時刻と、遊技客がホール内又はホール内と駐車場とを含めた遊技場内に滞在していた滞在時間と、遊技客がその日に使用した遊技機における遊技状況の履歴と、遊技客が遊技場に来場した回数とが含まれる。
不審不正車両判定部303は、不正車両判定手段である不正車両判定部3031と不審車両判定手段である不審車両判定部3032とを備えている。不正車両判定部3031は、遊技場に来場した車両が不正車両であるか否かを判定する。不正車両であるか否かを判定する条件としては、例えば、不正車両判定部3031は、車両が駐車場から退場する時に、遊技客情報管理部302により管理されている「遊技有無」によって、当該車両に乗車して来場した遊技客が駐車場に入場した後に全く遊技を行っていないと判定された場合に、当該車両は不正車両であると判定する。また、不正車両判定部3031は、車両が駐車場に入場してから退場するまでの時間が所定の時間未満であった場合(例えば、20分未満であった場合)に、当該車両が不正車両であると判断する。
不審車両判定部3032は、遊技場に来場した車両が不審車両であるか否かを判定する。不審車両であるか否かを判定する条件としては、例えば、不審車両判定部3032は、車両が駐車場から退場する時に、遊技客情報管理部302により管理されている「遊技S時刻」及び「遊技E時刻」によって、当該車両に乗車して遊技場に来場した遊技客が遊技中であると判定された場合に、当該車両は不審車両であると判定する。
また、不審不正車両判定部303は、車両が駐車場に入場する時に、遊技客情報管理部302により管理されている不審/不正車両情報に基づいて、当該車両は過去に不正車両又は不審車両と判定されたか否かを判定し、未然に不正や盗難を防ぐための情報とする。
盗難報知手段である盗難報知部304は、不審車両判定部3032により車両が不審車両であると判定された場合に、会員登録情報データベース311の「TEL」に予め登録されている携帯電話番号で特定される携帯電話機60に対して、車両盗難の可能性がある旨を報知するためのメッセージを送信する。
車両番号照合手段である車両番号照合部305は、遊技場に来場した車両の車両番号と、会員登録情報データベース311に記憶されている車両番号とを照合し、遊技場に来場した車両の車両番号が会員登録情報データベース311に記憶されているか否かを判断する。
新規会員登録手段である新規会員登録部306は、遊技場に来場した車両の車両番号が会員登録情報データベース311に記憶されていないと判定された場合に新しい会員番号を採番し、当該新たに採番した会員番号と車両番号とを会員登録情報データベース311に登録する。
次に、図3に戻り、ホール分析コンピュータ30により管理されるデータの流れを簡単に説明する。
まず、駐車場入退場ゲート装置10から送信される第1の電文に基づいて当日車両登録情報が作成され(ステップS1)、当日車両登録情報データベース322に記憶される。
次に、当日車両登録情報データベース322に記憶されている当日車両登録情報の車両番号を検索キーとして会員登録情報データベース311を検索することにより(ステップS2)、車両番号に対応する会員番号が取得される。
当該取得された会員番号を検索キーとして個人遊技情報データベース312が検索され(ステップS3)、会員番号に対応する個人遊技情報が取得される。取得された個人遊技情報に、当日車両登録情報の「年月日」と「入場時刻」と「退場時刻」とを含んだレコードが追加される。
また、呼出しランプ40から送信される第2の電文には「台番号」と「車両番号」と「駐車券挿入有無」とが含まれており、当該第2の電文に含まれる車両番号を検索キーとして会員登録情報データベース311を検索することにより(ステップS4)、車両番号に対応する会員番号が取得される。
当該取得された会員番号を検索キーとして、個人遊技情報データベース312を検索することにより(ステップS5)、会員番号に対応する個人遊技情報が取得される。呼出しランプ40から送信された第2の電文の「駐車券挿入有無」が駐車券挿入有りを表している場合には、取得された個人遊技情報の「遊技S時刻」に現在時刻が設定される。一方、「駐車券挿入有無」が駐車券の抜き取りを表している場合には、取得された個人遊技情報の「遊技E時刻」に現在時刻が設定され、「遊技履歴」に記録されている情報に基づいて「遊技有無」が設定される。
(駐車場入退場ゲート装置からの受信処理(入場))
次に、図5を参照しながら、車両が駐車場入退場ゲート装置10に入場した時にホール分析コンピュータ30が第1の電文を受信した時の受信処理について説明する。
ホール分析コンピュータ30の車両番号照合部305は、駐車場入退場ゲート装置10から入退場ゲート制御装置20を経由して受信した第1の電文に含まれる車両番号と、会員登録情報データベース311に記憶されている車両番号との照合を行う(ステップS101)。
照合の結果、第1の電文に含まれる車両番号が会員登録情報データベース311に記憶されていない場合には(ステップS101;未登録)、遊技場に来場した車両は会員登録されていない遊技客の所持する車両であるため、ホール分析コンピュータ30の新規会員登録部306は、新しい会員番号を採番する。そして、新規会員登録部306は、当該採番された会員番号と、第1の電文に含まれる車両番号とを、会員登録情報データベース311に登録する。また、ホール分析コンピュータ30は、受信した第1の電文から当日車両登録情報を作成して、当日車両登録情報データベース322に登録する(ステップS102)。このように、会員登録されていない遊技客を、その場で会員登録することが可能となる。なお、遊技客の住所や電話番号等の個人情報は登録されないが、後で登録することも可能である。
一方、第1の電文に含まれる車両番号が会員登録情報データベース311に記憶されている場合には(ステップS101;登録済み)、ホール分析コンピュータ30は、会員登録を行わずに、受信した第1の電文に基づいて当日車両登録情報データベース322に当日車両登録情報を登録する(ステップS103)。
次に、ホール分析コンピュータ30の不審不正車両判定部303は、第1の電文に含まれる車両番号と、不審/不正車両情報データテーブル321に記憶されている車両番号との照合を行う(ステップS104)。第1の電文に含まれる車両番号と一致する車両番号が不審/不正車両情報データテーブル321に記憶されている場合には(ステップS104;一致)、不審不正車両判定部303は、LCD表示部34にアラーム(警報)表示を行い、かつ、プリンタ35を用いて警告情報の印字を行う(ステップS105)。
次に、ホール分析コンピュータ30の遊技客情報管理部302は来店客数をカウントする(ステップS106)。具体的には、遊技客情報管理部302は、管理されている来店客数に(同乗人数+1)を加算する。一方、不審/不正車両情報データテーブル321に、第1の電文に含まれる車両番号と一致している車両番号が記憶されていない場合には(ステップS104;登録なし)、アラーム表示や印字を行わずに来店客数をカウントする(ステップS106)。
(駐車券挿入/抜き取り処理)
次に、図6を参照して、呼出しランプ40が行う駐車券挿入/抜き取り処理について説明する。
まず、呼出しランプ40は、カードリーダ42への駐車券の挿入有無を判定する(ステップS201)。駐車券の挿入有りと判定された場合には(ステップS201;有り)、呼出しランプ40はカードリーダ42に挿入された駐車券に記録されている内容を読み込む(ステップS202)。
呼出しランプ40は、駐車券から読み込んだ車両番号が前回読み込んだ車両番号と同一の車両番号か否かを判定する(ステップS203)。同一の車両番号でない場合には(ステップS203;No)、新しい車両番号が認識されたことを表す車両番号認識フラグをセットする(ステップS204)。
呼出しランプ40は、駐車券の挿入が有った旨を表す情報を、ホール分析コンピュータ30に送信する第2の電文のデータ項目である「駐車券挿入有無」に設定する(ステップS205)。そして、呼出しランプ40は、遊技機50から入力信号I/F43を介して受信した遊技機50の台番号を表す情報を、第2の電文のデータ項目である「台番号」に設定する。また、呼出しランプ40は、カードリーダ42が駐車券から読み取った車両番号を第2の電文のデータ項目である「車両番号」に設定する(ステップS206)。そして、呼出しランプ40は、ステップS205及びステップS206において情報が設定された第2の電文を、データ送受信I/F44を介してホール分析コンピュータ30に送信する(ステップS207)。
一方、ステップS203において、今回読み取られた車両番号が前回と同一の車両番号であると判定された場合には(ステップS203;Yes)、第2の電文を作成せずに処理を終了する。
また、ステップS201において、呼出しランプ40のカードリーダ42に駐車券の挿入が無いと判定された場合には(ステップS201;無し)、呼出しランプ40は、駐車券に記録されている車両番号は認識済みか否かを判定する(ステップS208)。具体的には、呼出しランプ40は、車両番号認識フラグがセットされているか否かを判定する。
車両番号が認識済みである、すなわち、車両番号認識フラグがセットされていると判定された場合には(ステップS208;Yes)、カードリーダ42に挿入されていた駐車券が抜き取られたことを示しているため、呼出しランプ40は車両番号認識フラグをクリアする(ステップS209)。そして、呼出しランプ40は、駐車券が抜き取られた旨を示す情報を、第2の電文のデータ項目である「駐車券挿入有無」に設定する(ステップS210)。そして、呼出しランプ40は、遊技機50から入力信号I/F43を介して受信した遊技機50の台番号を表す情報を、第2の電文のデータ項目である「台番号」に設定する。また、呼出しランプ40は、カードリーダ42が駐車券から読み取った車両番号を第2の電文のデータ項目である「車両番号」に設定する(ステップS206)。呼出しランプ40は、ステップS210及びステップS206において情報が設定された第2の電文をホール分析コンピュータ30に送信する(ステップS207)。
一方、車両番号を認証済みでない場合には(ステップS208;No)、呼出しランプ40は駐車券が未挿入である旨の情報を第2の電文に設定する(ステップS211)。具体的には、呼出しランプ40は、第2の電文のデータ項目である「駐車券挿入有無」に駐車券の挿入が無い旨を表す情報を設定する。さらに、呼出しランプ40は、第2の電文のデータ項目である「台番号」に遊技機50から受信した台番号を設定し、「車両番号」にカードリーダ42から受信した車両番号(ここでは、駐車券未挿入であることを表す“0xFFFF”)を設定する(ステップS206)。そして、呼出しランプ40は、ステップS211及びステップS206において情報が設定された第2の電文をホール分析コンピュータ30に送信する(ステップS207)。
このように、呼出しランプ40がホール分析コンピュータ30に第2の電文を送信することで、ホール分析コンピュータ30は、遊技客が選択した遊技機50の台番号、遊技客が駐車場に駐車している車両の車両番号、遊技客が遊技を開始した時刻、終了した時刻、及び、遊技客の遊技状況が明確になる。なお、この処理は、所定周期毎に行われる。なお、この処理は、カードリーダ42への駐車券の挿入状態の変化が検知されたときに行われるようにしてもよい。
(島からのデータ受信処理)
次に、図7を参照しながら、ホール分析コンピュータ30が行う島からのデータ受信処理について説明する。
まず、ホール分析コンピュータ30の遊技機車両対応取得部301は、島に設置されている呼出しランプ40から、上述した駐車券挿入/抜き取り処理において生成された、台番号と車両番号とが含まれる第2の電文と、遊技機50において行われた遊技の状況を表す遊技情報と、を呼出しランプ40から受信する(ステップS301)。
ホール分析コンピュータ30は、遊技機50が稼動中か否かを判定する(ステップS302)。具体的には、ホール分析コンピュータ30は、ステップS301において受信した遊技情報に含まれる稼動状況(例えば、IN、OUT(入玉数、出玉数))に基づいて、遊技機50が稼動中か否かを判定する。
遊技機50が稼動していないと判定され(ステップS302;稼動なし)、それ以降も一定時間稼動がないと判定された場合に(ステップS303;稼動なし)、呼出しランプ40から車両番号の受信があった場合には、遊技客は遊技を終了する時に呼出しランプ40から駐車券を抜き忘れている可能性があるため、ホール分析コンピュータ30は、インターカム36を通して店員に通知し、遊技機50の状況を確認させる(ステップS304)。
一方、ステップS302又はステップS303において稼動ありと判定された場合には、ホール分析コンピュータ30は、LCD表示部34に稼動情報を表示する(ステップS305)。稼動がある場合に、遊技客情報管理部302は、ステップS301において受信した第2の電文に車両番号が記録されているか否かを確認する(ステップS306)。
遊技客が駐車券を呼出しランプ40に挿入していることにより、受信した第2の電文に車両番号が含まれている場合には(ステップS306;あり)、遊技客情報管理部302は、当該車両番号で識別される車両に乗車して遊技場に来場した遊技客を、駐車場を利用した正規来客者として承認する(ステップS307)。そして、遊技客情報管理部302は、個人遊技情報データベース312に遊技履歴とポイントとを登録する。具体的には、車両番号照合部305は、受信した車両番号と一致する「車番」を、会員登録情報データベース311から検索し、検索した「車番」に対応する遊技客の「会員番号」を取得する。遊技客情報管理部302は、取得した会員番号に対応する個人遊技情報を、個人遊技情報データベース312から検索する。そして、遊技客情報管理部302は、検索した個人遊技情報の「遊技履歴」に台番号、IN、OUT、差玉、特賞回数等の遊技情報を記録する。
また、遊技客情報管理部302は、受信した第2の電文に含まれる「駐車券挿入有無」が挿入有りを示していた場合には、個人遊技情報データベース312の「遊技S時刻」に現在時刻を記憶する。一方、遊技客情報管理部302は、受信した第2の電文の「駐車券挿入有無」が駐車券が抜き取られたことを示していた場合には、個人遊技情報データベース312の「遊技E時刻」に現在時刻を記録する。
また、遊技客情報管理部302は、個人遊技情報データベース312に記録された「滞在時間」が“0:00”でない場合には、「来店回数」に“1”を記録する。一方、遊技客情報管理部302は、「滞在時間」が“0:00”であった場合には、「来店回数」に“0”を記録する。また、遊技客情報管理部302は、遊技開始時刻から遊技終了時刻までの間に稼動があった場合には、「遊技有無」に“有”を記憶する。一方、遊技客情報管理部302は、遊技開始時刻から遊技終了時刻までの間に稼動がなかった場合には、「遊技有無」に“無”を記録する。
次に、遊技客情報管理部302は、車での来客による稼動比率を算出する(ステップS308)。例えば、遊技機50が全部で10台設置されているホールにおいて、駐車場入退場ゲート装置10から入場した車両が3台であり、かつ、同乗者が各一人ずつの場合には、6人の遊技客が車両で来場したことになる。そのときの全遊技機50の稼動率が100%である場合には、少なくとも4人の遊技客が歩いて遊技場に来場し遊技を行っていることになる。このとき、車両で来場した遊技客が各々1台の遊技機50を使用して遊技を行っているとすると、車両で来場した6人の遊技客が6台の遊技機50を使用していることになり、車両での来客による稼動比率は60%となる。また、全遊技機50の稼働率が20%である場合には、車両で来場した6人のうち少なくとも4人は遊技を行っていないことがわかる。
(駐車場入退場ゲート装置からの受信処理(退場))
次に、図8を参照しながら、遊技客が乗車した車両が駐車場入退場ゲート装置10から退場する時の受信処理について説明する。
遊技客は退場時に、駐車場に駐車しておいた車両に乗車して、駐車場入退場ゲート装置10の退場ゲート機12に駐車券を挿入する。駐車場入退場ゲート装置10は、駐車券に記録されている車両番号を読み取る。なお、遊技客が退場ゲート機12に駐車券を挿入しなかった場合には、退場ゲート機12は車両の通過を許可しない。
ホール分析コンピュータ30の不正車両判定部3031は、読み取った車両番号で識別される車両に乗車している遊技客がホール内で遊技を行ったか否かを判定する(ステップS401)。具体的には、不正車両判定部3031は、個人遊技情報データベース312に記憶されている「遊技有無」が“有”か“無”かにより判定する。「遊技有無」が“無”である場合には(ステップS401:無し)、遊技客がホール内で遊技を行わずに退場しようとしていることを表しているため、不正車両判定部3031は当該車両を不正車両としてカウントする(ステップS402)。具体的には、不正車両判定部3031は、当該不正車両に関する不審/不正車両情報を、不審/不正車両情報データテーブル321に記憶する。
また、不正車両判定部3031は、不審/不正車両情報データテーブル321に記憶されている不審/不正車両情報に基づいて、当該車両が今まで不正駐車を行った回数を算出する。その結果、所定回数以上不正駐車を行っていることが判明した場合には、不正車両判定部3031は、当該車両が不正駐車常連車両であることを示す情報を記憶する。
一方、個人遊技情報データベース312に記憶されている「遊技有無」が“有”である場合には(ステップS401;有り)、不審車両判定部3032は、車両に乗車して駐車場に入場した遊技客がホール内で遊技中であるか否かを判定する(ステップS403)。具体的には、不審車両判定部3032は、個人遊技情報データベース312の遊技客に対応する「遊技S時刻」及び「遊技E時刻」が設定されているか否かによって、遊技客が遊技中であるか否かを判定する。
個人遊技情報データベース312の遊技客に対応する「遊技S時刻」及び「遊技E時刻」が設定されている場合には、当該遊技客が遊技を終了していることを示しており(ステップS403;非遊技)、車両に乗車している遊技客は遊技を終了して退場しようとしているため、不審車両判定部3032は当該車両が不審車両でないと判定する。ホール分析コンピュータ30は、入退場ゲート制御装置20を介して、駐車場入退場ゲート装置10の退場ゲート機12に対して退場ゲート開放情報を通知する(ステップS404)。これにより、退場ゲート機12は車両の通過を許可する。
一方、「遊技E時刻」が設定されていない場合には、遊技客が呼出しランプ40に駐車券を挿入して遊技中であることを示しているため(ステップS403;遊技中)、不審車両判定部3032は、当該車両が不審車両であると判定する。車両盗難の可能性があるため、盗難報知部304は、遊技客やホール内のスタッフへその旨を通知する(ステップS405)。具体的には、盗難報知部304は、駐車券に記録された車両番号に対応する携帯電話番号を会員登録情報データベース311から取得する。そして、盗難報知部304は、取得した携帯電話番号宛てに発信することにより、遊技客の所持する携帯電話機60に、遊技客の車両が盗難される可能性がある旨のメッセージを通知する。また、携帯電話機60にメッセージを通知する以外に、盗難報知部304は、インターカム36、呼出しランプ40、LCD表示部34、プリンタ35に警告情報を送信する。
さらに、ホール分析コンピュータ30は、入退場ゲート制御装置20を介して、駐車場入退場ゲート装置10の退場ゲート機12が開かないように指示する。駐車場入退場ゲート装置10は表示装置に退場ゲート中止の表示を行う(ステップS406)。なお、中止の表示後確認がとれた場合には、図示せぬ入力装置により、手動で解除可能である。このように、遊技客が駐車券を呼出しランプ40に挿入して遊技しているにも関わらず、遊技客が乗車して来場した車両が退場ゲート機12を通過しようとした場合、遊技客やホール内のスタッフに車両盗難の可能性がある旨を通知し、注意を促すことが可能となる。
以上説明したように、従来においては、各遊技機50における遊技情報管理と、駐車場管理と、会員管理とが分離していたが、本実施形態においては、会員登録情報データベース311に車両番号の項目を設けて、駐車場の車両番号から会員番号を検索可能とする仕組みとし、かつ、呼出しランプ40に駐車券を挿入して遊技者が遊技を行うことにより、台番号と車両番号と遊技情報とを対応付けるようにしたため、遊技情報管理と、駐車場管理と、会員管理とを連携させて遊技客に関する情報を統合的に管理することが可能となる。遊技情報管理と駐車場管理との連携により、車両の駐車場入場から退場までを含めた広い範囲で遊技客に関する情報収集が可能となる。このため、ホールが開店する前に駐車場に入り、開店待ちをしている遊技客数の把握が可能となる。また、例えば、駐車場に同乗人数が0の車両が120台駐車している時に、ホール内に設置されている60台の全ての遊技機50が稼動している場合には、60人の来場した遊技客が遊技をすることができなかったことがわかり、溢れた人数を把握することが可能となる。また、車両での来客数と車両以外での来客数の遊技比率を求めることも可能となる。
また、有効利用されていない会員カードの代わりに駐車券を利用することができ、遊技客の個人情報に基づいた来場状況の分析も可能となる。駐車券は車両で来場する都度発券されるため、遊技客が駐車券を携帯し忘れるということがなく、より多くの遊技客に関する情報を収集することができる。
また、駐車場に入場した車両の車両番号を会員登録情報データベース311に記憶されている車両番号と照合するようにしたため、駐車場入退場ゲート装置10に設けられているナンバー読み取り用カメラが車両番号を読み取った時点で会員の特定が可能となる。
また、駐車場におけるセキュリティ強化を行うことができる。車両が駐車場に入場する時に駐車券発券機14が駐車券を発行し、車両が駐車場から退場するときに遊技客が退場ゲート機12に駐車券を挿入するようにしたため、駐車場への入場時刻及び退場時刻を正確に把握することができる。このように、車両の入場時刻、退場時刻、及び、車両番号を管理することができるため、不正駐車か不審車両の判断が容易になり、盗難車両、不正駐車車両、及び、ホール調査等で来場している人等を把握することが可能となる。
なお、上述した実施形態における遊技客情報管理システムの装置構成は一例である。例えば、入退場ゲート制御装置20を設けずに駐車場入退場ゲート装置10とホール分析コンピュータ30とが直接通信するようにしても良い。また、上述した実施形態においては、ホール分析コンピュータ30が各種データベースを保持し集中管理を行うようにしたが、データベースが各装置に分散配置され、各処理が各装置で分散して行われるようにしてもよい。例えば、車両管理データベース32が入退場ゲート制御装置20又は駐車場入退場ゲート装置10に設けられていてもよい。また、不審車両及び不正車両の判断を入退場ゲート制御装置20が行っても良い。また、駐車場入退場ゲート装置10を複数備える構成であってもよい。そのときは、どのゲートかを識別可能にするためにゲート番号等を併せて記憶するようにする。
また、上述した実施形態においては、呼出しランプ40が駐車券に記録されている車両番号を読み取り、読み取った車両番号と遊技機50の台番号とをホール分析コンピュータ30に送信するとして説明したが、これに限定されることはなく、駐車券を読み取るための駐車券読取装置は、駐車券に記録されている車両番号と遊技客が使用する遊技機50の台番号とをホール分析コンピュータ30に送信可能な装置であればよい。例えば、駐車券読取装置が台間サンド付情報公開機や遊技機50であってもよい。
また、不正車両判定部3031が車両を不正車両と判定する条件の中に、車両が駐車場に入場してから所定時間内に当該車両に乗車していた遊技客が遊技を開始しなかった場合を含めた場合には、全遊技機50の稼働率が所定の値を超える日(例えば、稼働率が90%を超える日)は、遊技客の乗車した車両が駐車場に入場してから所定時間以内に遊技者が遊技を行っていなくても、不正車両判定部3031は当該車両を不正車両と判定しないようにしてもよい。
また、ホール分析コンピュータ30が車両番号から会員番号を判別した場合は、LCD表示部34に「XXXさん来店」等のメッセージを表示してもよい。さらに、駐車券が呼出しランプ40のカードリーダ42から抜き取られるときに、呼出しランプ40のLCD表示部45に「XXXさん来店有難う御座いました」等のメッセージを表示してもよい。また、遊技客は、駐車券を呼出しランプ40に挿入することで、車両番号に対応した過去の個人遊技情報を閲覧することが可能となるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る遊技客情報管理システムの構成を示す図である。 同実施の形態に係る遊技客情報管理システムが備える各装置の構成と、各装置間で受け渡される電文とを示す図である。 同実施の形態に係るホール分析コンピュータで管理されるデータベースの構成と、データの流れとを示す図である。 同実施の形態に係るホール分析コンピュータの機能構成を示す図である。 同実施の形態に係る駐車場入退場ゲート装置からの受信処理(入場)を示すフローチャートである。 同実施の形態に係る駐車券挿入/抜き取り処理を示すフローチャートである。 同実施の形態に係る島からのデータ受信処理を示すフローチャートである。 同実施の形態に係る駐車場入退場ゲート装置からの受信処理(退場)を示すフローチャートである。 従来の遊技情報管理と駐車場管理を説明するための図である。
符号の説明
10・・駐車場入退場ゲート装置、11・・入場ゲート機、12・・退場ゲート機、13・・ナンバー読取り用カメラ、14・・駐車券発券機、20・・入退場ゲート制御装置、30・・ホール分析コンピュータ、31・・会員管理データベース、311・・会員登録情報データベース、312・・個人遊技情報データベース、32・・車両管理データベース、321・・不正車両情報データテーブル、322・・当日車両登録情報データベース、33・・遊技機データベース、34・・表示部、35・・プリンタ、36・・インターカム、37・・データ送受信インターフェース(I/F)、38・・CPU、40・・呼出しランプ、41・・CPU、42・・カードリーダ、43・・入力信号インターフェース(I/F)、44・・データ送受信インターフェース(I/F)、45・・LCD表示部、50・・遊技機、60・・携帯電話機、301・・遊技機車両対応取得部、302・・遊技客情報管理部、303・・不審不正車両判定部、3031・・不正車両判定部、3032・・不審車両判定部、304・・盗難報知部、305・・車両番号照合部、306・・新規会員登録部

Claims (5)

  1. 遊技客を識別するための会員番号と、該遊技客の個人情報と、該遊技客が所持する車両の車両番号とを対応付けて記憶する会員登録情報記憶手段と、
    前記遊技客が乗車した車両が遊技場に設けられた駐車場に入場する時に、前記車両の車両番号が記録された駐車券を発券する駐車券発券手段と、
    前記駐車券発券手段により発券された駐車券が挿入された駐車券読取装置から、前記駐車券に記録されている車両番号と、前記遊技客が使用する遊技機を識別するための台番号と、を取得する遊技機車両対応取得手段と、
    前記遊技機車両対応取得手段により取得された車両番号と台番号とに対応付けて、前記遊技機において前記遊技者により行われた遊技についての情報を表す個人遊技情報と、前記車両が前記駐車場から入退場する時に取得される入退場情報と、を管理する遊技客情報管理手段と
    を備えることを特徴とする遊技客情報管理システム。
  2. 前記遊技客情報管理手段により管理される入退場情報には、
    前記遊技客が乗車する車両が前記駐車場に入場した時刻と、前記車両が前記駐車場から退場した時刻と、前記車両に前記遊技者と同乗していた同乗者の人数と、の少なくとも1が含まれ、
    前記遊技客情報管理手段により管理される個人遊技情報には、
    前記遊技客が遊技を開始した時刻と、前記遊技客が遊技を終了した時刻と、前記遊技客が使用した遊技機における遊技状況の履歴と、前記遊技客が前記遊技場に来場した回数と、の少なくとも1が含まれることを特徴とする
    請求項1に記載の遊技客情報管理システム。
  3. 前記車両が不正車両であるか否かを判定する不正車両判定手段をさらに備え、
    前記不正車両判定手段は、
    前記車両が前記駐車場から退場する時に、前記遊技客情報管理手段により管理されている情報に基づいて前記車両に乗車している遊技客が前記駐車場に入場した後に遊技を行っていないと判定された場合に、前記車両は不正車両であると判定することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の遊技客情報管理システム。
  4. 前記車両が不審車両であるか否かを判定する不審車両判定手段と、
    前記不審車両判定手段により前記車両が不審車両であると判定された場合に、前記遊技客が所持する携帯電話機にメッセージを送信する盗難報知手段と
    をさらに備え、
    前記不審車両判定手段は、
    前記車両が前記駐車場から退場する時に、前記遊技客情報管理手段により管理されている情報に基づいて前記車両に乗車して前記遊技場に来場した遊技客が遊技中であると判定された場合に、前記車両は不審車両であると判定することを特徴とする
    請求項1から3の何れか1項に記載の遊技客情報管理システム。
  5. 前記遊技場に来場した車両の車両番号と、前記会員登録情報記憶手段に記憶されている車両番号とを照合する車両番号照合手段と、
    前記車両番号照合手段により前記会員登録情報記憶手段に前記遊技場に来場した車両の車両番号が記憶されていないと判定された場合に、新たに採番された会員番号と前記車両番号とを前記会員登録情報記憶手段に登録する新規会員登録手段とをさらに備えることを特徴とする
    請求項1から4の何れか1項に記載の遊技客情報管理システム。
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