JP2006109937A - 身体弱者用補助装置 - Google Patents

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Takashi Komura
隆志 小村
Katsuhiko Yamashita
克彦 山下
Keiko Mizutani
慶子 水谷
Kazuya Adachi
和也 足立
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KOMURA SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】 コンパクトかつ軽量で居住空間を犠牲にせず、楽に運搬ができ、車等へも容易に積みが可能な身体弱者用補助装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 電動の駆動機構を設けた基枠1と、駆動機構にて昇降可能な身体昇降用部材16と、を備え、かつ、身体昇降用部材16が座部2を有している身体弱者用補助装置に於て、使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体3,3が基枠1から着脱自在である。さらに、未使用状態で接地脚杆体3,3は組み立てられて運搬用握り部となるように構成されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動にて昇降する座部を備えた身体弱者用補助装置に関する。
従来、身体弱者用補助装置として、足腰の弱い老人(高齢者)や足が不自由な身体障害者等が容易に座ったり立ったりするための昇降座部を備え、さらに、走行可能とする車輪を具備したものがあった(特許文献1参照)。
特開2003−19055号公報
しかし、従来の身体弱者用補助装置は、非常に大型で運搬しにくく、居住空間も犠牲になるという問題があった。さらに、車等への積み込みが非常に困難であり、車種によっては積み込みができなかった。
そこで、本発明は、コンパクトかつ軽量で居住空間を犠牲にせず、楽に運搬(持ち運び)ができ、車等へも容易に積みが可能な身体弱者用補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る身体弱者用補助装置は、電動の駆動機構を設けた基枠と、該駆動機構にて昇降可能な身体昇降用部材と、を備え、かつ、該身体昇降用部材が座部を有している身体弱者用補助装置に於て、使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体が上記基枠から着脱自在であり、未使用状態で上記接地脚杆体は組み立てられて運搬用握り部となるように構成されたものである。
また、上記基枠は、床面に接地する固定枠部と、該固定枠部に上記駆動機構にて昇降可能に取り付けられた昇降枠部と、を有し、該昇降枠部の昇降速度と上記身体昇降用部材の昇降速度との比を1対2になるように設定したものである。
また、使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体が上記基枠の下部前面側に前方から挿入可能として着脱自在に取着され、上記座部はその基端部を揺動中心として、未使用状態で上向きに折り畳み可能となっており、さらに、該座部の基端部に小ローラが付設され、座部が最下位置にありかつ使用状態では、上記小ローラは床面から浮き上がり、座部が最下位置にありかつ折り畳み状態では、小ローラは床面に接地して上記基枠を前方上傾状に傾けるように構成して、該前方上傾状にて、上記接地脚杆体を上記基枠の下部前面側に前方から挿入するようにしたものである。
さらに、身体昇降用部材は、未使用状態で揺動して折り畳み可能となる一対の肘掛けを有し、該肘掛けは、使用状態となる際に、前方へ揺動すると共に延伸するように構成されたものである。
また、上記接地脚杆体は本体杆を有し、該本体杆の一端には、揺動短杆が揺動自在に設けられ、さらに、本体杆に直交するように揺動したそれぞれの揺動短杆を連結する連結筒部を、一方の揺動短杆にスライド自在に備えている。
また、上記基枠の後方に床面と接触する車輪を備え、未使用状態に於て、全体の重心から上記車輪と床面の接点までの水平距離を、全体の高さ寸法の8%以上20%以下になるように設定している。
また、未使用状態で、床面から上記基枠の背面までの傾斜角度を70°以上90°以下になるように設定している。
また、上記駆動機構に着脱自在に取り付けて手動で上記身体昇降用部材の昇降を可能とするハンドル部材を備えたものである。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る身体弱者用補助装置によれば、軽量かつコンパクトなものとなる。このことにより、居住空間を犠牲にせず、楽に運搬ができ、さらに、車への積み込みも容易に行うことができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1〜図6に於て、本発明の身体弱者用補助装置は、電動の駆動機構4にて昇降可能な身体昇降用部材16を備え、身体昇降用部材16は座部2を有している。図1〜図3は、座部2に身体弱者(足腰の弱い老人や足が不自由な身体障害者等)が座って座部2を昇降することができる状態───使用状態───を示し、図4〜図6は、身体弱者用補助装置を運搬することができる状態───未使用状態───を示す。
図1〜図3に示す使用状態に於て、1は電動の駆動機構4を設けた基枠であり、基枠1は、床面Fに接地する固定枠部5と、固定枠部5に駆動機構4にて昇降可能に取り付けられた昇降枠部6と、から成るものである。
また、上記の通り、身体昇降用部材16と昇降枠部6は、どちらも駆動機構4にて昇降可能となっているが、図3に示すように、昇降枠部6の昇降速度V1 と身体昇降用部材16の昇降速度V2 との比を1対2になるように設定している。
さらに、図3に於て、固定枠部5は、床面Fに接地したベース盤17と、ベース盤17上に後方に僅かに傾斜するように立設された支柱部19と、から成っている。昇降枠部6は上下方向に長くかつ下端部が開口した箱型であり、そして、支柱部19に、昇降枠部6が上下にスライド自在に外嵌されている。また、ベース盤17は、未使用状態で運搬し易いように、平面視にて前後方向に短い長方形に形成されている。
また、ベース盤17の後端縁には、床面Fに接地する2個の車輪13,13が、左右に並設されている。
また、ベース盤17の左右両端部に前後方向に挿入孔20,20を貫設し、挿入孔20には前方から接地脚杆体3が挿入されている。言い換えると、接地脚杆体3は、基枠1の下部前面側に水平前方に延伸状に取着されている。
また、図7に示すように、接地脚杆体3,3は、本体杆9,9と、本体杆9,9の一端に揺動自在に設けられるL字状の揺動短杆10a,10bと、を有し、2本の接地脚杆体3,3の一方の揺動短杆10aには、連結筒部11がスライド自在に外嵌されている。さらに、他方の揺動短杆10bの先端近傍の外周面には、突状の受け止め部51を有している。
使用状態では、接地脚杆体3は、本体杆9の先端(他端)と揺動短杆10の先端(自由端)が同じ方向を向くように、揺動して折り曲げられ、その揺動短杆10(連結筒部11)と本体杆9の(一端側の)一部が、挿入孔20内に挿入されている。また、この場合、揺動短杆10は内側に配置され、本体杆9は外側に配置されている。さらに、ベース盤17の外側側面から挿入孔20へ係止孔部22が貫設され、本体杆9の側面には、その係止孔部22に係止される出没自在のストッパ21を有している。
身体昇降用部材16は、昇降枠部6の前面と左右側面に沿って昇降するフレーム部材23と、座部2と、昇降枠部6の正面に配置された背部24と、左右一対の肘掛け8,8と、を有する。座部2と背部24と肘掛け8,8は、フレーム部材23に連結され、フレーム部材23と一体状に昇降するようになっている。フレーム部材23は、板材をコの字状に折り曲げて成形された本体フレーム27を有し、本体フレーム27の下端部には、略S字状または略Z字状の連結片25を備え、左右の連結片25,25の前端部の間には、水平状の軸部材26を有している。
座部2は、その基端部12にて、軸部材26に揺動自在に取り付けられ、使用状態では、座部2は水平状に配置され、未使用状態では、上向きに折り畳み可能となっている。また、座部2の基端部12には、左右に2個の小ローラ7,7が、座部2と平行に付設されている。座部2が最下位置にありかつ使用状態では、小ローラ7は床面Fから離れて浮き上がっており(図2参照)、座部2が最下位置にありかつ未使用状態(折り畳み状態)では、小ローラ7は床面Fに接地して基枠1を前方上傾状に傾けるようになっている(図4参照)。
肘掛け8は、ガイド部材30と、スライド部材29と、支持部材31と、を有し、スライド部材29は先端が閉じた筒状の部材であり、棒状のガイド部材30はスライド部材29内に挿入され相対的に摺動するようになっている。ガイド部材30の基端部18は、本体フレーム27の前面部に設けられた枢着部28に揺動自在に取着されている。さらに、ガイド部材30の内側面には、軸心方向に延びる溝部32を形成し(図1参照)、スライド部材29の内面には、その溝部32内を摺動する凸部が設けられている。また、支持部材31の一端は、スライド部材29の基端内部に枢着され、他端は、座部2の後方にある軸部材26に揺動自在に取着されている。
つまり、肘掛け8は、使用状態となる際は、前方へ揺動するのに伴って延伸するように構成され、未使用状態では、揺動して上向きに折り畳み可能となっている。
図10と図11に於て、駆動機構4は、モータ33と、雄ネジ杆35と、雄ネジ杆35に螺合する雌ネジ部36と、身体昇降用部材16のフレーム部材23を吊る吊り上げベルト37と、を有し、雄ネジ杆35と雌ネジ部36と吊り上げベルト37は、基枠1内に配置されている。雄ネジ杆35は、基枠1の昇降枠部6に回転可能に設けられ、さらに、雌ネジ部36は支柱部19の上部に固着され、雄ネジ杆35は上下に螺進退可能となっている。
また、雄ネジ杆35の上端部には、伝動ギア部40を有し、伝動ギア部40にはモータ33からの駆動力が減速機39を介して伝達されるようになっている。
昇降枠部6内の上部に、左右2個の滑車38,38が付設され、それぞれの滑車38,38には吊り上げベルト37,37が懸架されている。吊り上げベルト37の一端は支柱部19の上端部に取り付けられ、他端はフレーム部材23の上端部に取り付けられている。昇降枠部6の左右両側面には、上下に延びるガイドスリット41,41を形成し、フレーム部材23の上端部の内面に、ガイドスリット41を通過して内方に突出状の突起部42を有している。また、吊り上げベルト37の他端はこの突起部42に取着されている。
また、駆動機構4に着脱自在に取り付けて手動で雄ネジ杆35を回転させて身体昇降用部材16を昇降させるクランク型のハンドル部材15を備え、駆動機構4にはハンドル部材15を連結させる取付部材43を有している。取付部材43は減速機39の一部のギアの回転軸を後方へ延伸したものであり、取付部材43は、昇降枠部6(基枠1)の背面14を貫通して設けられている。取付部材43の先端部は略T字状に形成され、ハンドル部材15の先端部には、その略T字状のの取付部材43の先端部が係合するための切欠部44が形成されている。また、ハンドル部材15の基端部には、グリップ部45を回転可能に取り付けている。
また、モータ33と減速機39の一部は、基枠1の背面14よりも後方に取り付けられており、背面14には、モータ33と減速機39の一部と取付部材43の先端部近傍を覆う背面カバー46が設けられている。さらに、背面カバー46の取付部材43の先端部と対応する位置に、ハンドル部材15の先端部を挿入するための孔部47が貫設されている。
昇降枠部6(基枠1)の上端部には、上部カバー54を取り付け、上部カバー54の上面部にモータ33と電気的に接続されるバッテリ34を備えている。さらに、上部カバー54の上面部には、載置窪部48が形成され、載置窪部48にバッテリ34が着脱自在に載置されている(図1又は図2参照)。
また、駆動機構4を操作する操作部49を具備し、操作部49は、例えば、身体昇降用部材16を上昇及び下降させるスイッチや、モータ33がバッテリ34と電気的に接続されている状態を知らせる発光部等を備えている。また、操作部49は、使用し易いように、肘掛け8の先端部近傍に着脱自在に取り付けられている。
次に、図4〜図6に示す未使用状態に於て、座部2及び肘掛け8,8は、上向きに折り畳まれている。また、接地脚杆体3,3は、門形に組み立てられて運搬用握り部となっている。つまり、接地脚杆体3は使用状態では姿勢維持具であり、未使用状態では運搬用握り部となる。具体的には、基枠1の昇降枠部6の左右両側面に、上下に延びる差込部50,50が形成されており、差込部50内に接地脚杆体3の本体杆9が先端から挿入されている。また、差込部50,50の左右外方側面には、本体杆9のストッパ21が係止される係止孔部22が形成されている。
そして、揺動短杆10a,10bは、向かい合うように(内方に)かつ本体杆9と直交方向に配置されている。さらに、揺動短杆10aの連結筒部11はスライドして、互いの揺動短杆10a,10bを連結している。また、揺動短杆10aには、スライドして連結した連結筒部11の位置を固定するためのストッパ60を有し、揺動短杆10aの側面には、そのストッパ60が揺動短杆10aから出没自在となるように突出孔52が形成されている。なお、上部カバー54の上面部にバッテリ34は載置されていない。
図4に示すように、未使用状態に於て、(身体弱者用補助装置の)全体の重心Gから車輪13と床面Fの接点Pまでの水平距離Aを、(身体弱者用補助装置の)全体の高さ寸法Hの8%以上20%以下になるように設定している。水平距離Aが全体の高さ寸法Hの8%未満の場合は、身体弱者用補助装置が安定姿勢を保つことができず、20%より大きい場合は、身体弱者用補助装置を後方へ傾けて運搬しにくくなる。
また、未使用状態で、床面Fから昇降枠部6(基枠1)の背面14までの傾斜角度θを、70°以上90°以下になるように設定している。傾斜角度θが70°未満の場合は、身体弱者用補助装置が安定姿勢を保つことができず、90°より大きい場合は、身体弱者用補助装置を後方へ傾けて運搬しにくくなる。
本発明は設計変更自在であり、未使用状態に於て、接地脚杆体3で形成された運搬用握り部の高さを調節可能とするために、本体杆9を長手方向に伸縮自在としてもよく、また、本体杆9の長手方向にストッパ21を複数個設け、そのストッパ21と差込部50の係止孔部22にて段階的に運搬用握り部の高さを調節してもよい。
上述した本発明である身体弱者用補助装置の使用方法(作用)について説明する。
図1〜図3に示す使用状態に於て、まず、図1及び図2に示すように、座部2は最下位置にあり、身体弱者等を座部2に座らせる。その身体弱者又は介護者・補助者等が操作部49の上昇スイッチを押し続けると、昇降枠部6が上昇すると共に身体昇降用部材16の座部2も上昇する(図3参照)。そして、座部2が適当な高さになると、上昇スイッチを押すのをやめて座部2の上昇を止める。また、座部2を下降させる際は、操作部49の下降スイッチを押す。
次に、使用状態から未使用状態にする場合について説明する。
まず、操作部49にて座部2を最下位置に配置し、肘掛け8,8を、揺動させて上向きに折り畳む。肘掛け8のガイド部材30と支持部材31を揺動させると、スライド部材29が連動してガイド部材30の基端部18側へ摺動する。そして、折り畳んだ状態では、ガイド部材30の基端部18近傍以外の部分は、スライド部材29内に収納される。
次に、座部2を上向きに揺動して折り畳む。この時、座部2の基端部12に設けられた小ローラ7が、座部2の上記揺動に伴って、床面Fに接地し転動する。座部2が完全に折り畳まれた時は、接地した小ローラ7によって基枠1は前方上傾状に傾く。そして、基枠1のベース盤17に挿入されている接地脚杆体3も前方上傾状に傾いており、その接地脚杆体3をベース盤17の前方から引き抜く。
まず、上部カバー54に取り付けられているバッテリ34を外す。上記引き抜いた接地脚杆体3を、本体杆9と直交するように揺動させる(図7参照)。そして、揺動短杆10が互いに向き合うように基枠1の差込部50に挿入する(図8参照)。揺動短杆10aの連結筒部11を、向かい合う揺動短杆10bの方へスライドさせる。連結筒部11は、揺動短杆10bの受け止め部51に当接し、さらに、当接するとほぼ同時に揺動短杆10aのストッパ60が突出する(図9参照)。つまり、この時、連結筒部11は、受け止め部51とストッパ60に挟まれてスライドしない状態となっている。このようにして、接地脚杆体3を運搬用握り部に組み立てて図4〜図6に示す未使用状態となる。
そして、介護者等が、運搬用握り部(連結筒部11にて連結した揺動短杆10,10)を把持し、身体弱者用補助装置を後方へ傾け、引っ張って運搬する。この時、ベース盤17は床面Fには接触せず、車輪13,13のみが床面Fと接地し走行可能となっている(図示省略)。
さらに、未使用状態から使用状態にするには、連結筒部11を揺動短杆10aの基端方向へスライドさせ、揺動短杆10,10の連結を解除する。接地脚杆体3を差込部50から引き抜き、揺動短杆10を折り畳んでベース盤17の挿入孔20に挿入する。座部2を前方へ倒す。この時、接地されていた小ローラ7は、床面Fから浮き上がり、ベース盤17は水平になって、接地脚杆体3が床面Fに接地する。また、肘掛け8を前方へ倒すと、スライド部材29は前方へスライドし、肘掛け8全体は延伸するようになる。そして、上部カバー54の上面部にバッテリ34を取り付ける。
また、バッテリ34が切れたりしてモータ33が動かない場合は、ハンドル部材15の先端部を背面カバー46の孔部47から内部へ挿入し、取付部材43の先端部に連結する。そして、ハンドル部材15を時計回り又は反時計回りに廻すと、昇降枠部6及び身体昇降用部材16(座部2)が、上昇又は下降する。
以上のように、本発明である身体弱者用補助装置は、電動の駆動機構4を設けた基枠1と、駆動機構4にて昇降可能な身体昇降用部材16と、を備え、かつ、身体昇降用部材16が座部2を有している身体弱者用補助装置に於て、使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体3,3が基枠1から着脱自在であり、未使用状態で接地脚杆体3,3は組み立てられて運搬用握り部となるように構成されたので、軽量かつコンパクトなものとなる。このことにより、居住空間を犠牲にせず、楽に運搬ができ、さらに、車への積み込みも容易に行うことができる。
接地脚杆体3は使用状態では姿勢維持具となって安定姿勢を保つことができ、未使用状態では運搬用握り部となるので、コンパクトにして運搬が可能となる。また、運搬用握り部を組み立てるにあたって、余分な別部材を必要としないので、軽量化を図ることができ、部品を紛失する虞もなくなる。
また、座部2が床面F付近まで接近できるので、容易に倒れた人を座らせたり、玄関のかまちに上げたり、また、脱衣場等に於て、腰掛けた状態で容易に脱衣させることができ、転倒することを防止できる。
また、電動の駆動機構4を設けた基枠1と、駆動機構4にて昇降可能な身体昇降用部材16と、を備え、かつ、身体昇降用部材16が座部2を有している身体弱者用補助装置に於て、基枠1は、床面Fに接地する固定枠部5と、固定枠部5に駆動機構4にて昇降可能に取り付けられた昇降枠部6と、を有し、昇降枠部6の昇降速度V1 と身体昇降用部材16の昇降速度V2 との比を1対2になるように設定したので、雄ネジ杆35の長さが短くても、十分に座部2の昇降範囲を確保できる。このことにより、身体弱者用補助装置の高さを低く設定することができ、コンパクトになり居住空間を犠牲にしない。
また、座部2が床面F付近まで接近できるので、容易に倒れた人を座らせたり、玄関のかまちに上げたり、また、脱衣場等に於て、腰掛けた状態で容易に脱衣させることができ、転倒することを防止できる。
また、電動の駆動機構4を設けた基枠1と、駆動機構4にて昇降可能な身体昇降用部材16と、を備え、かつ、身体昇降用部材16が座部2を有している身体弱者用補助装置に於て、使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体3,3が基枠1の下部前面側に前方から挿入可能として着脱自在に取着され、座部2はその基端部12を揺動中心として、未使用状態で上向きに折り畳み可能となっており、さらに、座部2の基端部12に小ローラ7が付設され、座部2が最下位置にありかつ使用状態では、小ローラ7は床面Fから浮き上がり、座部2が最下位置にありかつ折り畳み状態では、小ローラ7は床面Fに接地して基枠1を前方上傾状に傾けるように構成して、前方上傾状にて、接地脚杆体3,3を基枠1の下部前面側に前方から挿入するようにしたので、小ローラ7が床面Fに接地して基枠1を前方上傾状に傾けるので、接地脚杆体3を基枠1下部に容易に着脱することができる。また、接地脚杆体3が基枠1に着脱できるので、未使用状態ではコンパクトにでき居住空間を犠牲にしない。
また、座部2が床面F付近まで接近できるので、容易に倒れた人を座らせたり、玄関のかまちに上げたり、また、脱衣場等に於て、腰掛けた状態で容易に脱衣させることができ、転倒することを防止できる。
また、電動の駆動機構4を設けた基枠1と、駆動機構4にて昇降可能な身体昇降用部材16と、を備え、かつ、身体昇降用部材16が座部2を有している身体弱者用補助装置に於て、さらに、身体昇降用部材16は、未使用状態で揺動して折り畳み可能となる一対の肘掛け8,8を有し、肘掛け8は、使用状態となる際に、前方へ揺動すると共に延伸するように構成されたので、未使用状態ではコンパクトにでき居住空間を犠牲にしない。
また、座部2が床面F付近まで接近できるので、容易に倒れた人を座らせたり、玄関のかまちに上げたり、また、脱衣場等に於て、腰掛けた状態で容易に脱衣させることができ、転倒することを防止できる。
また、接地脚杆体3は本体杆9を有し、本体杆9の一端には、揺動短杆10が揺動自在に設けられ、さらに、本体杆9に直交するように揺動したそれぞれの揺動短杆10a,10bを連結する連結筒部11を、一方の揺動短杆10aにスライド自在に備えたので、接地脚杆体3を、未使用状態で運搬用握り部に簡単に組立ができ、運搬用握り部となった状態での強度も十分に維持できる。
また、基枠1の後方に床面Fと接触する車輪13を備え、未使用状態に於て、全体の重心Gから車輪13と床面Fの接点Pまでの水平距離Aを、全体の高さ寸法Hの8%以上20%以下になるように設定したので、安定姿勢を維持でき、かつ、未使用状態では後方に傾け易く運搬し易い。
また、未使用状態で、床面Fから基枠1の背面14までの傾斜角度θを70°以上90°以下になるように設定したので、安定姿勢を維持でき、かつ、未使用状態では後方に傾け易く運搬し易い。
また、駆動機構4に着脱自在に取り付けて手動で身体昇降用部材16の昇降を可能とするハンドル部材15を備えたので、バッテリ34が切れたりしてモータ33が動かない場合は、手動で座部2を昇降させることができる。
本発明の実施の形態を示す斜視図。 側面図である。 側面図である。 側面図である。 斜視図である。 斜視図である。 説明用要部正面図である。 説明用要部正面図である。 説明用要部正面図である。 説明用断面背面図である。 説明用断面平面図である。 要部斜視図である。
符号の説明
1 基枠
2 座部
3 接地脚杆体
4 駆動機構
5 固定枠部
6 昇降枠部
7 小ローラ
8 肘掛け
9 本体杆
10 揺動短杆
11 連結筒部
12 座部の基端部
13 車輪
14 背面
15 ハンドル部材
16 身体昇降用部材
A 水平距離
F 床面
G 重心
H 高さ寸法
P 接点
1 昇降枠部の昇降速度
2 身体昇降用部材の昇降速度
θ 傾斜角度

Claims (8)

  1. 電動の駆動機構(4)を設けた基枠(1)と、該駆動機構(4)にて昇降可能な身体昇降用部材(16)と、を備え、かつ、該身体昇降用部材(16)が座部(2)を有している身体弱者用補助装置に於て、
    使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体(3)(3)が上記基枠(1)から着脱自在であり、未使用状態で上記接地脚杆体(3)(3)は組み立てられて運搬用握り部となるように構成されたことを特徴とする身体弱者用補助装置。
  2. 電動の駆動機構(4)を設けた基枠(1)と、該駆動機構(4)にて昇降可能な身体昇降用部材(16)と、を備え、かつ、該身体昇降用部材(16)が座部(2)を有している身体弱者用補助装置に於て、
    上記基枠(1)は、床面(F)に接地する固定枠部(5)と、該固定枠部(5)に上記駆動機構(4)にて昇降可能に取り付けられた昇降枠部(6)と、を有し、該昇降枠部(6)の昇降速度(V1 )と上記身体昇降用部材(16)の昇降速度(V2 )との比を1対2になるように設定したことを特徴とする身体弱者用補助装置。
  3. 電動の駆動機構(4)を設けた基枠(1)と、該駆動機構(4)にて昇降可能な身体昇降用部材(16)と、を備え、かつ、該身体昇降用部材(16)が座部(2)を有している身体弱者用補助装置に於て、
    使用状態で水平前方に延伸状の接地脚杆体(3)(3)が上記基枠(1)の下部前面側に前方から挿入可能として着脱自在に取着され、
    上記座部(2)はその基端部(12)を揺動中心として、未使用状態で上向きに折り畳み可能となっており、さらに、該座部(2)の基端部(12)に小ローラ(7)が付設され、座部(2)が最下位置にありかつ使用状態では、上記小ローラ(7)は床面(F)から浮き上がり、座部(2)が最下位置にありかつ折り畳み状態では、小ローラ(7)は床面(F)に接地して上記基枠(1)を前方上傾状に傾けるように構成して、該前方上傾状にて、上記接地脚杆体(3)(3)を上記基枠(1)の下部前面側に前方から挿入するようにしたことを特徴とする身体弱者用補助装置。
  4. 電動の駆動機構(4)を設けた基枠(1)と、該駆動機構(4)にて昇降可能な身体昇降用部材(16)と、を備え、かつ、該身体昇降用部材(16)が座部(2)を有している身体弱者用補助装置に於て、
    さらに、身体昇降用部材(16)は、未使用状態で揺動して折り畳み可能となる一対の肘掛け(8)(8)を有し、該肘掛け(8)は、使用状態となる際に、前方へ揺動すると共に延伸するように構成されたことを特徴とする身体弱者用補助装置。
  5. 上記接地脚杆体(3)は本体杆(9)を有し、該本体杆(9)の一端には、揺動短杆(10)が揺動自在に設けられ、さらに、本体杆(9)に直交するように揺動したそれぞれの揺動短杆(10a)(10b)を連結する連結筒部(11)を、一方の揺動短杆(10a)にスライド自在に備えた請求項1記載の身体弱者用補助装置。
  6. 上記基枠(1)の後方に床面(F)と接触する車輪(13)を備え、未使用状態に於て、全体の重心(G)から上記車輪(13)と床面(F)の接点(P)までの水平距離(A)を、全体の高さ寸法(H)の8%以上20%以下になるように設定した請求項1,2,3,4又は5記載の身体弱者用補助装置。
  7. 未使用状態で、床面(F)から上記基枠(1)の背面(14)までの傾斜角度(θ)を70°以上90°以下になるように設定した請求項6記載の身体弱者用補助装置。
  8. 上記駆動機構(4)に着脱自在に取り付けて手動で上記身体昇降用部材(16)の昇降を可能とするハンドル部材(15)を備えた請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の身体弱者用補助装置。
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