JP2006109149A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンズフリー状態であっても、表示性能に応じて通信中に音声のみの通信と、音声及び映像による通信とを切り替えることができる通信装置を提供することである。
【解決手段】映像データ送受信手段214と、音声データ送受信手段215と、当該装置に着脱可能に設けられた表示手段110〜113と、表示手段の表示性能を判別する表示性能判別手段21と、通話中に前記表示手段の交換を検出する交換検出手段27と、表示手段の交換が検出されると、表示性能判別手段に対し、交換された表示部が映像データの表示が可能か否か判別させる判別制御手段212と、表示部が映像データの表示が可能な表示性能を有すると判別されると、映像データ送受信手段による映像データの送受信を許可する許可手段213とを備える通信装置である。
【選択図】図6
【解決手段】映像データ送受信手段214と、音声データ送受信手段215と、当該装置に着脱可能に設けられた表示手段110〜113と、表示手段の表示性能を判別する表示性能判別手段21と、通話中に前記表示手段の交換を検出する交換検出手段27と、表示手段の交換が検出されると、表示性能判別手段に対し、交換された表示部が映像データの表示が可能か否か判別させる判別制御手段212と、表示部が映像データの表示が可能な表示性能を有すると判別されると、映像データ送受信手段による映像データの送受信を許可する許可手段213とを備える通信装置である。
【選択図】図6
Description
本発明は、例えば、通常の音声通話機能と、テレビ電話機能とを備える通信装置に関する。
通信装置として、従来の携帯電話機には、表示部が設けられた蓋体と、キー入力部が設けられた本体とが、ヒンジ部で折り畳んで重ね合わせられるように接続された、いわゆる折り畳み式の携帯電話機が存在する。このような折り畳み式の携帯電話機は、待受け時には折り畳んだ状態で持ち歩き、あるいは蓋体が上に位置するように寝かせて適当な場所に置いておき、通常の音声通話、もしくはテレビ電話として使用した場合は、上記蓋体を本体より開いた状態で使用することが一般的となっている。
また、折り畳み式の携帯電話機でテレビ電話として使用した場合において、本体に対し蓋体を適切な角度に開き、ハンズフリー通話を実現する技術も考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−309634号公報(第5ページ、第3図)
しかしながら、特許文献1の携帯電話機にはハンズフリーのテレビ電話による通話を可能にすることを記載しているが、ハンズフリーの状態で、かつ、表示部の性能に応じた通常音声通話とテレビ電話による通話との切り替えについては記載されていない。
本発明の課題は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、ハンズフリー状態であっても、表示性能に応じて、通信中に音声のみの通信と、音声及び映像による通信とを切り替えることができる通信装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、通信装置であって、映像データを送受信する映像データ送受信手段と、音声データを送受信する音声データ送受信手段と、当該装置に着脱可能に設けられた表示手段と、外部より通話要求を検出する通話要求検出手段と、この通話要求検出手段により前記映像データ送受信手段と前記音声データ送受信手段とを使用することによる通話要求を検出すると、当該装置が通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別する通話状態判別手段と、この通話状態判別手段により、ハンズフリーの通話が可能な状態であると判別すると、前記表示手段の表示性能を判別する表示性能判別手段と、この表示性能判別手段により、映像データの表示が不可能な表示性能であると判別した場合、前記映像データ送受信手段のみをキャンセルするよう指示するキャンセル指示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、通話要求を検出してから、当該装置が通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別し、ハンズフリーの通話が可能な状態であると判別すると、着脱可能な表示手段の表示性能が映像データの表示が可能であるか否かを判別し、映像データの送受信をキャンセルするので、表示手段の表示性能に応じて、音声のみの通話と、音声及び映像による通話とを切り替えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信装置であって、通話中に前記表示手段が交換されたことを検出する交換検出手段と、この交換検出手段により表示手段が交換されたことを検出すると、前記表示性能判別手段に対し、映像データの表示が可能な表示手段か否か判別させる判別制御手段と、この判別制御手段により、交換された表示手段が映像データの表示が可能な表示性能を有すると判別されると、映像データ送受信手段による映像データの送受信を許可する許可手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、通話中に交換検出手段により表示手段が交換されたことを検出すると、判別制御手段が表示性能判別手段に対し、交換された表示手段が映像データの表示が可能な表示性能を有するか否かを判別し、映像データの表示が可能な表示手段であると判別した場合には、許可手段により映像データ送受信手段による映像データの送受信を許可するので、通話中に、表示性能が異なる表示手段に交換して、音声のみの通話と、音声及び映像による通話とを切り替えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の通信装置であって、撮像手段と、前記許可手段による映像データの送受信が許可されると、前記撮像手段によって撮像される内容から映像データを生成し、前記映像データ送受信手段に供給する映像データ供給手段とを更に備えることを特徴とする
請求項3に記載の発明によれば、撮像手段によって撮像される内容から映像データを生成し、映像データ送受信手段に供給し、映像データを送受信することで、テレビ電話として機能させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の通信装置であって、当該装置は、本体部と、前記表示手段を備えた蓋部と、前記本体部と前記蓋部とを回動可能に連結し所定角度に回動された状態で固定的に保持される連結部とで構成され、前記通話状態判別手段は、前記連結部における前記本体部と前記蓋部との回動角度を検出することにより、当該装置が通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、連結部により本体部と蓋部とが所定角度に回動された状態で固定的に保持され、通話状態判別手段は、連結部における本体部と蓋部との回動角度を検出することにより通話状態を判別するので、本体部と蓋部との角度に応じて最適の通話状態とすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の通信装置であって、前記本体部の端面と前記蓋部の端面とは、前記所定角度にあるときに安定して転置されるように互いに平行に、且つ、ほぼ直線形状に形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、本体部と蓋部とを所定の角度に開き、本体部の端面と蓋部の端面とを下にして机等の上に安定して載置することができる。
本発明によれば、通話中に通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別し、通常の通話が可能な状態では音声のみの通話に、ハンズフリーの通話が可能な状態では音声及び映像による通話に切り替えることができる。
また、通話中に表示手段が交換されたことを検出すると、交換された表示手段が映像データの表示が可能か否かを判別し、映像データの表示が可能であると判別した場合には、音声及び映像による通話に、映像データの表示が不可能であると判別した場合には、音声のみの通話に切り替えることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。携帯電話機1は、蓋体2と、本体3と、ヒンジ部8とから概略構成されている。
図1は蓋体を開いた状態の携帯電話機1の外観図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の右側から見た側面図である。蓋体2の、折り畳んだ時に内側となる面には、図1(a)に示すように、音声通話用スピーカ4、メイン表示部5が設けられている。
本体3の、折り畳んだ時に内側となる面には、キー入力部6と、音声通話用マイク7とが設けられている。また、本体3の右側側面には、図1(b)に示すように、サイドキー601、602、603が設けられている。
サイドキー601、602、603は、後述するハンズフリーモードにおける着信時にユーザが操作することにより、携帯電話機1をそれぞれテレビ電話モードでの通話状態、ハンズフリー通話状態、留守録応答状態にする。
蓋体2及び本体3は一端でヒンジ部8により折り畳めるように回動自在に接続されている。ヒンジ部8は、蓋体2と本体3とを回動自在に接続するとともに、蓋体2と本体3とが150°となる開状態(図1)と、0°となる閉状態(図2)と、所定の角度θとなる位置(図5)において、一度止まってクリック感を持たせるように、トルクが変化する構造(角度保持機構)を有している。
ここで、所定の角度θは、蓋体2と本体3とを開いた状態で、ヒンジ部8を上にして携帯電話機1を机等の水平面上に安定して載置することができるように、蓋体2及び本体3のヒンジ部8と反対側の端部の間隔が充分に開く角度であり、かつ、蓋体2が、携帯電話機1を載置する水平面上に立って載置されているように見える角度である。所定の角度θは鋭角であることが好ましく、15〜75°の任意の一定角度であることがより好ましい。以下の実施の形態では、θ=15°の場合について説明する。
蓋体2及び本体3を折り畳むと、メイン表示部5とキー入力部6とが面して収納される。図2は蓋体を閉じた状態の携帯電話機1の外観図であり、(a)は蓋体2側から見た正面図、(b)は(a)の右側から見た側面図、(c)は(a)のヒンジ8側から見た側面図、(d)は(a)のヒンジ8と反対側から見た側面図、(e)は本体3側から見た背面図である。
蓋体2の、折り畳んだ時に外側となる面には、図2(a)に示すように、撮像レンズ9、照明用LED10、サブ表示部装着部11が設けられている。サブ表示部装着部11には、サブ表示モジュール110〜113、または、ダミーモジュール114が着脱される。
サブ表示モジュール110〜113としては、フルドットのモノクロ液晶表示デバイスを備えるモノクロ液晶表示モジュール110、フルドットあるいは固定的なセグメント(デジタル表示の場合は8の字のセグメント、アナログ表示の場合は放射線状のセグメント)で構成される二色液晶表示デバイスを備える二色液晶表示モジュール111、フルドットのカラー液晶表示デバイスを備えるカラー液晶表示モジュール112、二針式または三針式の機械式(クオーツ)のアナログ時計デバイスを備えるクオーツモジュール113等が挙げられる。
カラー液晶表示モジュール112は、時計を表示するとともに、撮像レンズ9を介して後述するCCD34に撮像される画像を表示し、さらに、後述するテレビ電話機能の実現時には、受信した映像データを表示する。
また、サブ表示モジュール110〜113には、外観には表れないモジュールID記憶部1101、1111、1121、1131がそれぞれ内蔵されている。モジュールID記憶部は、サブ表示モジュール110〜113がサブ表示部装着部11に装着された時に、携帯電話機1に認識されるモジュールIDを記憶する。
図3はサブ表示部装着部11へのサブ表示モジュールの取り付け構造を示す斜視図である。なお、ここでは、サブ表示モジュールとして、デジタル表示の場合は数字を表示する8の字のセグメントを備える二色液晶表示モジュール111a、長針及び短針を示す放射線状のセグメントを備える二色液晶表示モジュール111b、クオーツモジュール113を示しているが、モノクロ液晶表示モジュール110やカラー液晶表示モジュール112、ダミーモジュール114等も同様に取り付けることができる。
図3に示すように、蓋体2に窪んだサブ表示部装着部11が設けられており、その底部に接続端子11aが設けられている。サブ表示モジュール110〜113の背面は、サブ表示部装着部11に着脱されるように嵌合する形状をしている。また、サブ表示モジュール110〜113の背面には、接続端子11aと接触する図示しない金属端子が設けられている。
サブ表示モジュール110〜113は、サブ表示部装着部11に挿入されて取り付けられ、背面の金属端子が接続端子11aと接触することで、携帯電話機1に認識される。
サブ表示モジュール110〜113は、サブ表示部装着部11に挿入されて取り付けられ、背面の金属端子が接続端子11aと接触することで、携帯電話機1に認識される。
ダミーモジュール114は上記のサブ表示モジュール110〜113と同一の外観形状をしている。ダミーモジュール114には、ユーザの好みにより、アクセサリや写真等を収納することができる。
蓋体2及び本体3のヒンジ部8と反対側の端部は、平坦かつ平行に形成されている。なお、蓋体2よりも本体3のほうが長く、蓋体2と本体3とを重ね合わせた状態で蓋体2側から見た時にも、本体3の端部は見えている。したがって、携帯電話機を15°開いた状態で水平面上に配置すると、本体3よりも蓋体2のほうが水平面となす角が大きくなり、蓋体2が水平面上に立って載置されているように見せることができる。
蓋体2及び本体3を半開状態にし、ヒンジ部8を上にして、蓋体2及び本体3の平坦な両端部を机等の平坦な台の上に接触させることで、携帯電話機1を立てて載置することができ、ハンズフリー通話等を行うことができる(ハンズフリーモード)。
本体3のヒンジ8側の端面には、図2(c)に示すように、スロットカバー19が設けられている。スロットカバー19は後述するメモリーカードスロット190を隠している。また、本体3の折り畳んだ時に外側となる面には、図2(e)に示すように、着信やメール受信を報知するとともに、ハンズフリーモードでは音声通話用となる報知用スピーカ12、2つの充電用コネクタ端子13、13、さらに、PC等の外部機器と接続されデータ信号が送受される図示しないデータ送受用コネクタが設けられている。
図4は携帯電話機1の充電器100を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。充電器の上面には前後2箇所に凹部が設けられている。前側の凹部は蓋体2が載置される蓋体載置部17であり、後側の凹部は本体3が載置される本体載置部18である。
本体載置部18の側壁面の2箇所には、載置された本体3の充電用コネクタ端子13、13と当接するように充電用コネクタ端子14、14が設けられている。また、本体載置部18には、本体3のデータ送受用コネクタと接するように、図示しないデータ送受用コネクタが設けられている。
また、充電器の後部には、PC等の外部機器に接続するためのUSB対応のコネクタ15、外部電源と接続する充電用コネクタ16等が設けられている。コネクタ15は本体載置部18のデータ送受用コネクタと導通しており、充電用コネクタ16は充電用コネクタ端子14、14と導通している。
図5は充電器100に携帯電話機1を載置した状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。このように、充電器100の上に携帯電話機1を立てて載置することで、サブ表示モジュール110〜113で時計を表示して置き時計として用いたり、あるいはダミー表示部モジュール114によりアクセサリや写真等を展示したりすることができる。
図6は、この携帯電話機1の通信・画像・制御処理を示すブロック図である。無線処理部20は、本体3に内蔵された内蔵アンテナ200より受信した800MHz〜2.4GHzのW−CDMA方式、PSK方式の信号を復調してデジタルデータにして後段の制御部21に出力する他、この制御部より出力されたデジタルデータを変調して内蔵アンテナ200より出力する。
制御部21は、着信検出部211、判別制御部212、映像データ送受信許可部213、映像データ処理部214、音声データ処理部215、信号処理部22、計時情報記憶部23、システムROM24、及び、オーディオインターフェイス25からなり、携帯電話機1全体を制御する。
着信検出部211は、無線処理部20から出力された信号により、着信検出による外部からの通話要求を検出し、判別制御部212を動作させるとともに、音声通話用スピーカ4または報知用スピーカ12を鳴動させたり、メイン表示部5やサブ表示モジュール110〜113の表示を切り替えたりする一連の着信応答動作を指示する動作信号を出力する。
判別制御部212は、着信検出部211から動作信号が入力されると、後述する角度検出部26が出力する切り替え信号により、携帯電話機1の通話状態が通常の音声通話モード(蓋体2と本体3とが150°となる開状態)であるか、ハンズフリーモードであるかを判別し、ハンズフリーモードの場合には、映像データ送受信許可部213に判別信号を出力する。
映像データ送受信許可部213は、判別制御部212から判別信号が、後述するスイッチ制御部30から取得信号がともに入力されている場合に、許可信号を後述する映像データ処理部214に渡し、映像データ信号の処理を許可する。また、映像データ送受信許可部213に判別信号及び取得信号が入力されている場合に、後述するDSP35に指示信号を出力し、DSP35が生成した画像データを映像データ処理部214に出力させる。
音声データ処理部214は、無線処理部20より出力されたデジタルデータが音声信号であるときには、このデジタルデータをAMR方式に準じた音声信号に伸張してオーディオインターフェイス25に出力するとともに、オーディオインターフェイス25より入力された音声信号をAMR方式に準じたデジタルデータへ圧縮処理する。
映像データ処理部215は、無線処理部20より出力されたデジタルデータが音声信号のみでなく、映像信号も含むときには、映像データ送受信許可部213で許可されたときのみ、H.263、H.264に準拠した符号化/復号化方式に基づいて映像データの変調、復調を開始する。
信号処理部22は、無線処理部20より入力されたデジタル波形信号を、対応する通信方式(W−CDMA方式)に準拠したデジタルデータに変換する。また、音声データ処理部214、映像データ処理部215からデジタルデータが入力されると、上記通信方式に沿ったデジタル信号に変換し、無線処理部20へ出力する。
また、信号処理部22はクロック(局部発振回路)221を内蔵し、このクロック221のカウントに基づいて生成される計時情報を計時情報記録部23に出力する。なお、クロック22は、無線通信によって受信される時刻情報に同期してカウントしてもよい。
計時情報記録部23は、ユーザによる手動設定、もしくは、内蔵アンテナ200を介して受信される外部の無線基地局からのパイロットチャンネル信号に含まれるシステム情報の時刻情報を記憶する。
システムROM24は、ユーザの加入者情報や端末識別情報を含む当該携帯電話機の基本的なシステムプログラムを記憶する。
オーディオインターフェイス25は、音声通話用マイク7を介して入力された音声を音声データ処理部214へ出力する。一方、音声データ処理部214より出力された圧縮処理されたデジタルデータを復調して、音声通話用スピーカ4(ハンズフリーモードでは報知用スピーカ12)より出力する。
また、上記の通信方式において、ベアラサービスが“Bearer for video/audio data”である場合、これに応じてテレビ電話機能が実現する(テレビ電話モード)。このとき、音声通話処理を行う一方で、同時に受信した映像データをメイン表示部またはサブ表示モジュール112へ出力するとともに、撮像レンズ9を介して撮像される映像データを送信処理する。
角度検出部26は、蓋体2と本体3とを接続するヒンジ部8の回動角度を検出する回路部である。本実施の形態においては、蓋体2と本体3とが15°開いた状態で、スピーカ制御部120に切り替え信号を出力し、音声通話用スピーカ4と報知用スピーカ12とを切り替えさせる。
サブ表示部着脱検出部27は、サブ表示部装着部11にサブ表示モジュール110〜113、もしくはダミーモジュール114が装着された時に、金属端子が接続端子11aに接触することにより導通の有無を検出する回路部である。
スイッチ制御部30は、サブ表示モジュール110〜113の背面の金属端子が接続端子11aに接触することで、モジュールID記憶部1101、1111、1121、1131からモジュールIDを取得し、駆動信号生成部28と表示ドライバ29との出力を選択的に切り替える。また、映像データを表示可能なサブ表示モジュール(カラー液晶表示モジュール112)のモジュールIDを取得した場合には、映像データ送受信許可部213に取得信号を出力する。
駆動信号生成部28は、サブ表示部装着部11にサブ表示モジュール113が装着された場合に、サブ表示モジュール113のアナログ時計デバイスを駆動させるための駆動信号を生成する回路部である。すなわち、駆動信号生成部28は、計時情報記憶部23に記憶・逐次更新される計時情報を取得し、常に現在時刻が表示されるように短針(時針)、長針(分針)、秒針(三針式の場合)の位置を制御する。
表示ドライバ29は、サブ表示部装着部11にサブ表示モジュール110〜112(すなわちモノクロ、二色、カラーの液晶表示モジュールのみ)が装着された場合に、液晶表示デバイスを駆動させるための駆動信号を生成する回路部である。すなわち、表示ドライバ29は、サブ表示部装着部11にいずれのサブ表示モジュール110〜112が装着された場合でも、後述のドライバ情報記憶部31から、装着されたモジュール、及び、後述する設定テーブル321の設定内容に対応するドライバ情報を取得し、モジュールに対応して時計を表示する表示情報を生成する。
なお、表示ドライバ29は、メイン表示部5や照明用LED10も制御する。
なお、表示ドライバ29は、メイン表示部5や照明用LED10も制御する。
ドライバ情報記憶部31は、モノクロ液晶用ドライバ情報(アナログ表示)311、モノクロ液晶用ドライバ情報(デジタル表示)312、二色液晶用ドライバ情報(アナログ表示)313、二色液晶用ドライバ情報(デジタル表示)314、カラー液晶用ドライバ情報(アナログ表示)315、カラー液晶用ドライバ情報(デジタル表示)316が記憶されている。各ドライバ情報にはドライバIDが付されている。
RAM32は、アドレス帳データやメールデータ、画像ファイル等を格納・管理するとともに、図7に図示される設定テーブル321を備える。設定テーブル321には、モジュールID、デバイス、ユーザ所望の時刻表示形式の設定内容、さらに、図示しないがドライバID等が対応して記憶されている。
アプリケーション用フラッシュROM33は、画像処理アプリケーションプログラムを含む、各種ソフトウェアを格納する。
CCD34は撮像レンズ9を介して取得した光強度をフレーム単位で逐次RGBの電流値に変換し、DSP35に出力する。
DSP35はCCD34より入力されたRGBの電流値を輝度色差信号データに変換し、更には、JPEG、MPEG等の信号圧縮を行ってバスBに出力する。また、映像データ送受信許可部213から指示信号が入力されると、DSP35は生成した映像データを映像データ処理部215に出力する。
CCD34は撮像レンズ9を介して取得した光強度をフレーム単位で逐次RGBの電流値に変換し、DSP35に出力する。
DSP35はCCD34より入力されたRGBの電流値を輝度色差信号データに変換し、更には、JPEG、MPEG等の信号圧縮を行ってバスBに出力する。また、映像データ送受信許可部213から指示信号が入力されると、DSP35は生成した映像データを映像データ処理部215に出力する。
音源IC36は、バスBより入力される音声信号(メロディ情報)を読み込み、出力すべき楽音情報データを出力し、D/Aコンバータ・AMP37に出力する。スピーカ制御部120は、15°開いた状態においてハンズフリーモードを実現させるために、着信を検出してからオフフック検出(サイドキー601、602の操作検出)をするまでは、D/Aコンバータ・AMP37からの出力を優先し、オフフック検出の後は、オーディオインターフェイス25からの出力を優先するように切り替え制御を行う。
コネクタインターフェイス130は、充電器100の充電用コネクタ端子14、14と本体3の充電用コネクタ端子13、13との接続を検出に応じた電源供給の制御や、PC等の外部機器からデータ送受用コネクタへのデータ入出力を制御する回路部である。
カードインターフェイス192は、カードスロット190に装着されるメモリーカード191を検出し、メモリーカード191内の情報(データ)と携帯電話機1本体が記憶する情報(データ)との送受を行う。
次に、本発明の携帯電話機1において、サブ表示モジュール110〜113を携帯電話機1本体に装着し、表示情報を表示させる仕組みについて説明する。
まず、サブ表示モジュール110〜113の背面の金属端子が接続端子11aに接触すると、スイッチ制御部30がモジュールIDを読み出す。モジュールIDに基づいてサブ表示モジュール110〜112が認識された場合には、表示ドライバ29が設定テーブル321の設定内容に対応したドライバ情報を、ドライバ情報記憶部31から取得し、サブ表示モジュール110〜112の各液晶表示デバイスを駆動して表示情報を表示させる。
カラー液晶表示モジュール112を装着したとき、表示ドライバ29は、スイッチ制御部30が取得したモジュールID「0001」から、設定テーブル321の設定内容に対応してカラー液晶デバイスと判別し、カラー液晶用ドライバ情報(アナログ表示)315またはカラー液晶用ドライバ情報(デジタル表示)316を取得し、いずれかのドライバ情報によりカラー液晶表示デバイスを駆動して表示情報を表示させる。
なお、ハンズフリーモードにおいて、テレビ電話モードの場合には、通信相手先より送信される映像データや、後述するCCD34及びDSP35を介して入力される映像データを選択的に表示することができる。
フルドットの二色液晶表示デバイスを備える二色液晶表示モジュール111を装着したとき、表示ドライバ29は、二色液晶用ドライバ情報(アナログ表示)313または二色液晶用ドライバ情報(デジタル表示)314を取得し、いずれかのドライバ情報により二色液晶表示デバイスを駆動して表示情報を表示させる。
なお、二色液晶表示モジュール111が固定的なセグメント(デジタル表示の場合は数字を表示する8の字のセグメント、アナログ表示の場合は長針及び短針を示す放射線状のセグメント)で構成される二色液晶表示デバイスを備える場合、表示ドライバ29は、スイッチ制御部30が取得したモジュールID(デジタル表示の場合は「0002」、アナログ表示の場合は「0003」)により、セグメントを判断し、対応するドライバ情報(デジタル表示またはアナログ表示)に基づいて表示情報を表示させる。
モノクロ液晶表示モジュール110を装着したとき、表示ドライバ29は、スイッチ制御部30が取得したモジュールID「0004」に基づき、モノクロ液晶用ドライバ情報(アナログ表示)311またはモノクロ液晶用ドライバ情報(デジタル表示)312を取得し、いずれかのドライバ情報によりモノクロ液晶表示デバイスを駆動して表示情報を表示させる。
図8は、携帯電話機1をユーザが操作することにより、ユーザ所望の時刻表示形式を設定し、設定テーブル321に記憶する動作を示すフローチャートである。まず、ユーザの操作により、時刻表示形式の設定内容を一覧表示させる指示が出されると、スイッチ制御部30がモジュールIDを設定テーブル321と照会し、モジュールIDに対応するドライバIDを取得する(ステップS130)。次に、表示ドライバ29がドライバ情報記憶部31からドライバIDに対応するドライバ情報を読み込む(ステップS131)。
ドライバIDに対応するドライバ情報があれば、各ドライバ情報に対応する設定メニュー(図9参照)をメイン表示部5に表示する(ステップS132)。
ドライバIDに対応するドライバ情報があれば、各ドライバ情報に対応する設定メニュー(図9参照)をメイン表示部5に表示する(ステップS132)。
設定メニューが表示されたら、ユーザの入力・選択操作に応じて設定テーブル321の作成を行う(ステップS133)。ユーザによって登録またはキャンセルの決定がされるまで繰り返す。ユーザによって決定がされたら(ステップS134)、設定テーブル321を記憶・更新処理を行う(ステップS135)。ここで、ユーザの決定が登録であれば、更新された設定テーブル321を記憶し、ユーザの決定がキャンセルであれば、従前の設定テーブル321を記憶する。その後、フローチャートの先頭にリターンする。
一方、モジュールIDに対応するドライバ情報がなければ、警告表示をした上で(ステップS136)、プログラムの先頭にリターンする。
図9は各サブ表示モジュール110〜112を携帯電話機1に装着した時にメイン表示部5に表示される画面であり、(a)はカラー液晶表示モジュール112、(b)、(c)は二色液晶表示モジュール111、(d)はモノクロ液晶表示モジュール110を装着したときに示される画面である。
メイン表示部5の上部には、電波強度アイコン51、電池残量アイコン52、現在時刻53等が表示されている。また、メイン表示部5の下部には、キャンセル指示エリア61、登録指示エリア62、サブメニュー表示指示エリア63が表示されている。設定メニューエリア54は、メイン表示部5の中央に表示される。
カラー液晶表示モジュール112を装着した時には、モジュールID「0001」が認識され、図9(a)に示す設定メニューエリア54が表示される。設定メニューエリア54の内部には、モジュール表示エリア55、表示形式選択エリア56、文字色選択エリア57、長針/短針色選択エリア58、背景色選択エリア59、背景画像選択エリア60が表示される。
モジュール表示エリア55には、「カラー液晶モジュール」と表示される。表示形式選択エリア56には、「デジタル」「アナログ」の選択エリアが表示され、ユーザはカーソルキーの左右操作により、いずれかの表示形式を選択することができる。
文字色選択エリア57は、表示形式選択エリア56で「デジタル」を選択したときに有効となり、メニューバー表示されるいずれかの文字色をカーソルキーの上下操作により選択・決定することができる。
長針/短針色選択エリア58は、表示形式選択エリア56で「アナログ」を選択したときに有効となり、メニューバー表示されるいずれかの長針/短針の色の組み合わせをカーソルキーの上下操作により選択・決定することができる。
背景色選択エリア59では、メニューバー表示されるいずれかの背景色をカーソルキーの上下操作により選択・決定することができる。背景画像選択エリア60では、背景とする画像ファイルのファイル名を選択・決定することができる。
二色液晶表示モジュール111を装着した時には、図9(b)、(c)に示すように、モジュール表示エリア55に「二色液晶モジュール」と表示される。
固定的なセグメントで構成される二色液晶表示デバイスを備える二色液晶表示モジュール111を装着した時は、二色液晶表示デバイスがデジタル表示の場合にはモジュールID「0002」が認識され、図9(b)に示す設定メニューエリア54が表示される。一方、二色液晶表示デバイスがアナログ表示の場合にはモジュールID「0003」が認識され、図9(c)に示す設定メニューエリア54が表示される。
なお、フルドットの二色液晶デバイスを備える二色液晶表示モジュール111を装着した時には、図9(b)または(c)の画面が表示される。
固定的なセグメントで構成される二色液晶表示デバイスを備える二色液晶表示モジュール111を装着した時は、二色液晶表示デバイスがデジタル表示の場合にはモジュールID「0002」が認識され、図9(b)に示す設定メニューエリア54が表示される。一方、二色液晶表示デバイスがアナログ表示の場合にはモジュールID「0003」が認識され、図9(c)に示す設定メニューエリア54が表示される。
なお、フルドットの二色液晶デバイスを備える二色液晶表示モジュール111を装着した時には、図9(b)または(c)の画面が表示される。
表示形式選択エリア56で「デジタル」を選択した場合、またはデジタル表示の二色液晶表示モジュール111を装着した場合には、図9(b)に示すように、文字色選択エリア57、背景色選択エリア59が表示されるが、長針/短針色選択エリア58、背景画像選択エリア60は設定できないと判断され、暗転表示される。
文字色選択エリア65には、「赤 青 黒」と文字が表示されており、ユーザはカーソルキーの左右操作によりいずれかの文字を選択し、赤、青、黒の三色のいずれかの文字色を選択することができる。また、背景色選択エリア66には、「赤 青 黒 無」と文字が表示されており、ユーザはカーソルキーの左右操作によりいずれかの文字を選択し、赤、青、黒の三色または無色のいずれかの背景色を選択することができる。選択された文字色、背景色を示す文字にはアンダーバーが表示される。
表示形式選択エリア56で「アナログ」を選択した場合、またはアナログ表示の二色液晶表示モジュール111を装着した場合には、図9(c)に示すように、文字色選択エリア57は設定できないと判断され、暗転表示されるとともに、長針色選択エリア67、短針色選択エリア68、背景色選択エリア69が表示される。
長針色選択エリア67、短針色選択エリア68、背景色選択エリア69には、「青 赤 黒 無」と文字が表示されており、ユーザはカーソルキーの左右操作によりいずれかの文字を選択し、赤、青、黒の三色または無色のいずれかの長針色、短針色、背景色を選択することができる。選択された長針色、短針色、背景色を示す文字にはアンダーバーが表示される。
モノクロ液晶表示モジュール110を装着した時には、図9(d)に示すように、モジュール表示エリア55に「モノクロ液晶モジュール」と表示される。モノクロ液晶表示モジュール110を装着した時には、表示形式選択エリア56、及び背景色選択エリア59は表示されるが、文字色選択エリア57、長針/短針色選択エリア58、背景画像選択エリア60は設定できないと判断され、暗転表示される。
背景色選択エリア71には、「無 黒」と文字が表示されており、ユーザはカーソルキーの左右操作によりいずれかの文字を選択し、無色または黒色のいずれかの背景色を選択することができる。なお、背景色に無色を選択すると通常表示、黒を選択すると反転表示になる。選択された背景色を示す文字にはアンダーバーが表示される。
これらの液晶表示モジュール110〜112は、待受状態では現在時刻を表示するが、着信やメール受信等の通信状態を検出した場合は、受信した発信者情報に基づく情報を表示することも可能である。例えば、モノクロ液晶表示モジュール110、二色液晶表示モジュール111の場合は、発信者の名前等、カラー液晶表示モジュールの場合は、発信者を特定する画像情報等の、後述するRAM32のアドレス帳に記憶される情報を表示することができる。
一方、クオーツモジュール113を装着したときには、モジュールIDに基づいてサブ表示モジュール113が認識される。するとスイッチ制御部30により、出力が駆動信号生成部28からの駆動信号に切り替えられ、アナログ時計デバイスを駆動させる。
なお、ダミーモジュール114は、その背面に金属端子が設けられていないため、装着した時にサブ表示部着脱検出部27によって着脱が検出されず、駆動信号生成回路28や表示ドライバ29のサブ表示モジュールを駆動するドライバを動作させない。したがって、無駄な電力消費を省くことができる。
図10は、テレビ電話による着信を検出したときの携帯電話機の着信応答動作を示すフローチャートである。まず、ベアラサービスが“Bearer for video/audio data”であることを判断することでテレビ電話による着信を検出すると、音声通話用スピーカ4または報知用スピーカ12を鳴動させたり、メイン表示部5やサブ表示モジュール110〜113に着信情報を表示したりしてユーザに着信を通知する(ステップS1)。次いで、角度検出部26により、蓋体2と本体3とが15°に開いた状態であるか否かを判別する(ステップS2)。蓋体2と本体3とが15°に開いた状態でない場合には、ハンズフリーモード以外のその他の着信処理を行う。
蓋体2と本体3とが15°に開いた状態である場合には、ユーザによるサイドキー601の操作を検出する(ステップS3)。サイドキー601の操作が検出された場合には、スイッチ制御部30によりサブ表示モジュールがカラー液晶表示モジュール112であるか否かを判別する(ステップS4)。
サブ表示モジュールがカラー液晶表示モジュール112であると判別した場合には、オフフック操作を行うとともに、スピーカを報知用スピーカ12に切り替え、音声通話を開始する。また、CCD34及びDSP35による撮像処理を開始する(ステップS5)。
撮像処理を開始したら、テレビ電話による通話処理を開始する。すなわち、DSP35が生成した映像データを映像データ処理部215で圧縮符号化処理し、アンテナ200から送信するとともに、受信した映像データを伸張し、カラー液晶表示モジュール112に動画像を表示する(ステップS6)。その後、ユーザまたは発信者によりオンフック操作が行われると、通話を終了する。
ステップS4において、カラー液晶表示モジュール112以外のサブ表示モジュールが装着されている場合、または、いずれのサブ表示モジュールも装着されていない場合には、オフフック操作を行うとともに、スピーカを報知用スピーカ12に切り替えるが、映像通信処理をキャンセルする(ステップS8)。そして、ハンズフリーモードでの音声通話を開始する(ステップS9)。
サイドキー601の操作が検出されない場合には、ユーザによるサイドキー602の操作を検出する(ステップS7)。サイドキー602の操作を検出した場合には、映像通信処理をキャンセルし(ステップS8)、ハンズフリーモードでの音声通話を開始する(ステップS9)。その後、ユーザまたは発信者によりオンフック操作が行われると、通話を終了する。
サイドキー602の操作を検出しない場合には、ユーザによるサイドキー603の操作を検出する(ステップS10)。サイドキー603の操作を検出した場合には、留守録モードとなる。すなわち、オフフック操作を開始するとともに、発信者側に留守録応答用の音声データを送信する留守録応答を行う(ステップS11)。その後、発信者によりオンフック操作が行われると、通話を終了する。
サイドキー603の操作を検出しなかった場合には、着信要求信号が停止したか否かを判断し(ステップS12)、停止していない場合にはステップS1に戻り、停止した場合には、着信応答動作を終了する。
また、本発明の携帯電話機1では、カラー液晶表示モジュール112を装着しておらず、ベアラサービスが“Bearer for speech data”である場合、すなわち音声通話中にカラー液晶表示モジュール112を装着することで、映像通信を許可して映像通信処理を開始し、映像データを送受信することができる。
図11は音声通話中にカラー液晶表示モジュール112を装着し、映像データの送受信を開始する動作について説明するフローチャートである。ここで、音声通話中とは、携帯電話機1を150°開いた開状態における音声通話中であってもよいし、ハンズフリーモードにおける音声通話中であってもよい。
まず、ベアラサービスが“Bearer for speech data”であることを検出することによって通常の音声通話を行っている最中に、サブ表示モジュールの装着を検出する(ステップS13)。サブ表示モジュールの装着を検出しない場合には、フローチャートの先頭に戻り、音声通話を継続する。
サブ表示モジュールの装着を検出した場合には、装着されたサブ表示モジュールのモジュールIDが検出されるか否かを判別する(ステップS14)。モジュールIDが検出されない場合には、サブ表示モジュールへの信号供給を停止し(ステップS20)、フローチャートの先頭に戻り、音声通話を継続する。
モジュールIDが検出された場合には、そのモジュールIDがカラー液晶表示モジュール112のものであるか否かを判別する(ステップS15)。モジュールIDがカラー液晶表示モジュール112のものでない場合には、モジュールIDがフルドットの液晶表示モジュールのものであるか否か判別し(ステップS21)、フルドットの液晶表示モジュールのものであれば、サブ表示部モジュールに通信相手先の情報を表示し(ステップS22)、このフローチャートの先頭に戻り、音声通話を継続する。フルドットの液晶表示モジュールのものでなければ、サブ表示部モジュールに時刻等の情報を表示し(ステップS23)、このフローチャートの先頭に戻り、音声通話を継続する。
カラー液晶表示モジュール112のモジュールIDが検出された場合には、CCD34及びDSP35による撮像処理を開始する(ステップS16)。次いで、本端末と相手側の端末とを接続するネットワークに対し、ベアラサービスの変更(Bearer for video/audio dataへの変更)による映像通信の許可を要求する(ステップS17)。
映像通信が許可されたら、相手側からの映像データを受信しているか否かを判別する(ステップS18)。映像データを受信している場合には、テレビ電話の通話処理を行う。すなわち、受信した映像データをサブ表示モジュールに表示するとともに、CCD34及びDSP35により撮像された映像データを相手側に送信する。
映像通信が許可されたが、相手側から送信された映像データを受信しない場合には、サブ表示部モジュールに通信相手先の情報を表示し(ステップS22)、ベアラサービスの再変更を要求せずに、音声通話を継続する。
このように、本発明の携帯電話機1では、テレビ電話からの着信時にカラー液晶表示モジュール112が装着されていない場合でも、音声通話を行い、通話中にカラー液晶表示モジュール112を装着し、映像データの送受信を開始することができる。
なお、上記のフローチャートでは、テレビ電話からの着信による音声通話中にカラー液晶表示モジュール112を装着し、映像データの送受信を開始する動作について説明したが、逆に、テレビ電話による通話中に音声通話中にカラー液晶表示モジュール112を取り外し、音声のみの通話に切り替えてもよい。
以上の実施の形態においては、折り畳み式の携帯電話機について説明したが、本発明の電子機器は携帯電話機に限らず、例えばPDAやその他の電子機器においても用いることができる。
また、以上の実施の形態においては、所定の角度θを15°として説明したが、本発明はこれに限らず、任意の角度とすることができ、メイン表示部やサブ表示部の形状等、その他の具体的な細部構造についても適宜変更可能であることはもちろんである。
1 携帯電話機(通信装置)
2 蓋体(蓋部)
3 本体(本体部)
5 メイン表示部
8 ヒンジ部(連結部)
9 撮像レンズ(撮像手段)
20 無線処理部(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段)
21 制御部(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段、通話状態判別手段、表示性能判別手段、キャンセル指示手段、映像データ供給手段)
27 サブ表示部着脱検出部(交換検出手段)
34 CCD(撮像手段)
35 DSP(撮像手段)
110〜113 サブ表示モジュール(表示手段)
112 カラー液晶表示モジュール(表示手段)
200 内蔵アンテナ(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段)
214 映像データ処理部(映像データ送受信手段)
215 音声データ処理部(音声データ送受信手段)
211 着信検出部(通話要求検出手段)
212 判別制御部(判別制御手段)
213 映像データ送受信許可部(許可手段)
2 蓋体(蓋部)
3 本体(本体部)
5 メイン表示部
8 ヒンジ部(連結部)
9 撮像レンズ(撮像手段)
20 無線処理部(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段)
21 制御部(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段、通話状態判別手段、表示性能判別手段、キャンセル指示手段、映像データ供給手段)
27 サブ表示部着脱検出部(交換検出手段)
34 CCD(撮像手段)
35 DSP(撮像手段)
110〜113 サブ表示モジュール(表示手段)
112 カラー液晶表示モジュール(表示手段)
200 内蔵アンテナ(映像データ送受信手段、音声データ送受信手段)
214 映像データ処理部(映像データ送受信手段)
215 音声データ処理部(音声データ送受信手段)
211 着信検出部(通話要求検出手段)
212 判別制御部(判別制御手段)
213 映像データ送受信許可部(許可手段)
Claims (5)
- 映像データを送受信する映像データ送受信手段と、
音声データを送受信する音声データ送受信手段と、
当該装置に着脱可能に設けられた表示手段と、
外部より通話要求を検出する通話要求検出手段と、
この通話要求検出手段により前記映像データ送受信手段と前記音声データ送受信手段とを使用することによる通話要求を検出すると、当該装置が通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別する通話状態判別手段と、
この通話状態判別手段により、ハンズフリーの通話が可能な状態であると判別すると、前記表示手段の表示性能を判別する表示性能判別手段と、
この表示性能判別手段により、映像データの表示が不可能な表示性能であると判別した場合、前記映像データ送受信手段のみをキャンセルするよう指示するキャンセル指示手段と
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 通話中に前記表示手段が交換されたことを検出する交換検出手段と、
この交換検出手段により表示手段が交換されたことを検出すると、前記表示性能判別手段に対し、映像データの表示が可能な表示手段か否か判別させる判別制御手段と、
この判別制御手段により、交換された表示手段が映像データの表示が可能な表示性能を有すると判別されると、映像データ送受信手段による映像データの送受信を許可する許可手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 撮像手段と、
前記許可手段による映像データの送受信が許可されると、前記撮像手段によって撮像される内容から映像データを生成し、前記映像データ送受信手段に供給する映像データ供給手段と
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。 - 当該装置は、本体部と、前記表示手段を備えた蓋部と、前記本体部と前記蓋部とを回動可能に連結し所定角度に回動された状態で固定的に保持される連結部とで構成され、
前記通話状態判別手段は、前記連結部における前記本体部と前記蓋部との回動角度を検出することにより、当該装置が通常の通話が可能な状態か、ハンズフリーの通話が可能な状態かを判別することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信装置。 - 前記本体部の端面と前記蓋部の端面とは、前記所定角度にあるときに安定して転置されるように互いに平行に、且つ、ほぼ直線形状に形成されることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004293879A JP2006109149A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004293879A JP2006109149A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006109149A true JP2006109149A (ja) | 2006-04-20 |
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Family Applications (1)
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JP2004293879A Pending JP2006109149A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 通信装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006109149A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008149627A1 (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-11 | Fujitsu Ten Limited | 電子装置及び電子システム |
JP2010271239A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Seiko Instruments Inc | 携帯情報機器及び運針制御方法 |
-
2004
- 2004-10-06 JP JP2004293879A patent/JP2006109149A/ja active Pending
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WO2008149627A1 (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-11 | Fujitsu Ten Limited | 電子装置及び電子システム |
JP2010271239A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Seiko Instruments Inc | 携帯情報機器及び運針制御方法 |
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