JP2006108744A - テレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源をオフに切換えた後の、早期再立ち上げを確実に実行できるようにする。
【解決手段】 受信/信号処理手段103用の電源110を映像表示手段用の電源109とは別に設け、電源がオンからオフに切換わった際に、映像表示手段106の電源109をオフにすると共に、音声をミュートし、さらに時間計測手段115で時間を計測し、所定時間になるまで、所定時間早期再立ち上げ可能期間であることをユーザに知らしめる表示手段116を点灯させ、その期間中に電源がオンになったら映像表示手段106の電源109をオンさせ音声ミュートを解除する。所定時間経過しても電源がオンに切換わらない場合には、受信/信号処理手段103用の電源110もオフにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、テレビジョン受像機に関し、特に、動作電源の切換えを機能的に行うことができるようにしたテレビジョン受像機に関する。
現在、テレビジョン放送は地上波においても、デジタル放送が開始され将来的には、全ての放送をデジタル放送とすることが計画されている。
それに伴って、放送を受信するテレビジョン受像機も、当然ながらデジタル放送に対応して受信した信号を処理するに必要な回路構成を備えている。
例えば、チューナで選局された受信信号は、まず復調され、それから誤り訂正、デスクランブル等の処理を受けた後、デマルチプレクサでパケット毎に分離され、デジタル映像データ、音声データについては、それぞれ復号されて非圧縮のデジタル信号に変換される。そして、映像信号については、必要に応じてアナログ信号に変換されて映像表示器に供給され、音声信号はアナログ信号に変換されてスピーカ等の出力手段で出力される。
このように、デジタル放送に対応したテレビジョン受像機では、信号処理が複雑になり、アナログ放送の信号処理に比べて、処理に多くの時間を要する。したがって、受像機の電源を一旦切ってしまうと、受像機が再び正常に動作するようになるまで少なくない時間が掛かり、例えば、番組視聴中に誤って電源を切ってしまうと、再びその番組が視聴可能になるまで、視聴の中断を余儀なくされることになる。
さらに、昨今では映像表示機器として液晶パネルが広く適用されているが、この表示機器もその駆動を制御するコントロール回路が一旦電源を落としてしまうと立ち上がるまでに時間が掛かるため、電源の管理はより適切に行われる必要があることが指摘されている。
一般のテレビジョン受像機では、リモートコントローラが標準的に装備されており、受像機のチャンネル切換え、音量調整等の動作設定、各種調整はもっぱらリモートコントローラで行うようになっており、電源のオンオフ切換えもリモートコントローラで行うことができるように構成されている。
番組視聴中に、リモートコントローラのキー操作を間違えて、電源キーを操作して電源を立ち下げてしまった場合、再び電源をオンにしても、特にデジタルテレビジョン受像機では、映像が表示されるまでしばらく時間がかかるため、ユーザにイライラ感を与えることになって使い勝手の点で必ずしも良好であるとはいえなかった。
このような問題は、陰極線管を表示器として用いたテレビジョン受像機においても、陰極線管の立ち上げ特性に伴う課題として取り上げられており、改善しようという試みがなされている。
例えば、特許文献1には、リモートコントローラの電源キーを操作して電源をオフにした際、そのオフになったタイミングから所定時間は、陰極線管をカットオフ状態で動作させておくと共に、音声をミュートして外見上はあたかも電源がオフになったように設定しておいて、所定時間内に電源キーが操作されたら、陰極線管のカットオフを解くと共に、音声ミュートを解除して、即、視聴を再開できるようにし、所定時間以上電源キーが操作されなかったら、通常の電源処断処理を行うようにした提案が開示されている。
この特許文献1に開示された提案は、電源回路の制御は一定時間の待機をする際には映像信号を黒として表示するので消費電力をそれほど下げることはできず、電源回路も回路全体を動かすか、動かさないかの制御を行うのみであり、機能的な制御を行うことができない。
さらに、特許文献1では、所定のミュート時間以内に電源スイッチをオン操作することにより、テレビジョン受像機を短時間で起動できるとしているが、使用者は電源オフ後いつの時点までが起動時間の短縮可能な時間なのか知ることができない。
また、ユーザにとって、テレビジョン受像機にその様な機能が存在していることすら外観上から知ることができないという問題を有している。
特開平5−161093号公報(第3頁、図3)
以上のように、従来、テレビジョン受像機において、ユーザが誤って電源をオフしてしまった場合、再び電源をオンさせて表示を開始させるまでの時間を短縮するようにした提案はなされているが、ユーザにとって必ずしも使い勝手がよいといえるものではなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ユーザに早期再起動可能な期間を報知すると共に、電源の制御を機能的に実行できるようにして、使い勝手を向上させたテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
本発明のテレビジョン受像機は、テレビジョン放送を受信し、映像信号と音声信号を出力する受信手段と、この受信手段から出力される映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段と、前記受信手段から出力される音声信号をミュートするミュート手段と、電源回路と、前記電源回路を、前記映像表示手段に動作電源を供給するオン状態と、前記映像表示手段への動作電源の供給を停止するオフ状態とにすべく指令を発する電源切換指示手段と、時間計測手段と、待機状態表示手段と、前記電源切換指示手段による電源切換指令を受けて前記電源回路をオン状態とオフ状態間で切換えると共に、前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記電源回路がオフ状態となる前に前記ミュート手段を駆動して音声信号の出力をミュートし、前記電源回路をオン状態にする指令を検出して前記音声信号のミュートを解除すると共に、オン状態にある前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記時間計測手段での時間計測を開始し、計測時間が所定時間になるまでの間、前記待機状態表示手段によって待機状態であることを表示させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明のテレビジョン受像機は、テレビジョン放送を受信し、映像信号と音声信号を出力する受信手段と、この受信手段から出力される映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段と、前記受信手段から出力される映像信号を減衰させる減衰手段と、電源回路と、前記電源回路を、前記映像表示手段に動作電源を供給するオン状態と、前記映像表示手段への動作電源の供給を停止するオフ状態とにすべく指令を発する電源切換指示手段と、時間計測手段と、待機状態表示手段と、前記電源切換指示手段による電源切換指令を受けて前記電源回路をオン状態とオフ状態間で切換えると共に、前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記電源回路がオフ状態となる前に前記減衰手段を駆動して映像信号を減衰させて前記映像表示手段で表示させ、前記電源回路をオン状態にする指令を検出して前記映像信号の減衰を解除すると共に、オン状態にある前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記時間計測手段での時間計測を開始し、計測時間が所定時間になるまでの間、前記待機状態表示手段によって待機状態であることを表示させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、電源をオフした後の早期電源再立ち上げを、ユーザが確実に実行できようになるものである。
以下、図面を参照して、この発明のテレビジョン受像機について詳細に説明する。図1は、本発明のテレビジョン受像機100の概要を示す回路ブロック図である。
図1において、テレビジョン受像機100は、アンテナ101からの放送信号が供給されるアンテナ入力端子102を備えている。アンテナ入力端子102は、受信/信号処理手段103に接続され、アンテナ入力端子102に入力された放送信号は、ここで選局されて所望のチャンネルの受信信号として抽出された後、所定の処理を施される。
すなわち、受信/信号処理手段103では、まず、放送信号の選局と、それによって選局されたチャンネルの受信信号に対して、復調処理を行ってデジタル信号に変換し、さらに誤り訂正等の処理を施してビットストリームとして出力する。
さらに、ストリーム信号をパケット信号単位で分離抽出して、映像パケットデータ、音声パケットデータを得、それらに復号処理を施して、非圧縮のデジタル映像信号及びデジタル音声信号を得る。
さらに受信/信号処理手段103は、デジタル映像信号を必要に応じてアナログ信号に変換して、デジタルあるいはアナログのいずれかの映像信号104を出力し、デジタル音声信号をアナログ信号に変換して音声信号105として出力する。
受信/信号処理手段103から出力される映像信号104は、映像表示手段106に供給されて映像として表示される。また、受信/信号処理手段103から出力される音声信号105は、ミュート手段107を介してスピーカ108に供給されて音声として出力される。
また、映像表示手段106は、第1の電源回路109から動作電源の供給を受け、受信/信号処理手段103は、第2の電源回路110から動作電源の供給を受ける。これら電源回路109,110は、後述する制御部によってそのオンとオフがそれぞれ切換えられるものであるが、詳細は後述する。
さらに、テレビジョン受像機100は、各部の動作の制御、機能調整等を実行するための制御部111を備えている。制御部111は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、複数の制御を実行するものであるが、ここでは、本発明に関する機能についてのみ説明することする。
すなわち、制御部111はその内部にブロックで示す機能を実行するものであり、電源がオン状態であるかオフ状態であるかを検出するON/OFF検出手段112、第1判定手段113及び第2判定手段114を含む。
さらに、テレビジョン受像機100は、時間計測手段115と、待機表示手段116を備え、それらは制御部111に接続されている。
時間計測手段115は、電源をオンからオフに切換えた際に、経過時間を計測し、早期再起動可能時間を設定する。また、待機表示手段は、電源をオフに切換えた後の早期再立ち上げ可能期間に点灯して、早期再立ち上げ許容期間であることをユーザに知らしめる働きを行うもので、例えばLED(Lighat Emitting Diode)で構成される。
さらにテレビジョン受像機100は、例えば受像機本体の筐体前面に設けられた複数の操作スイッチでなる操作手段117と、リモートコントローラ118からの信号を受けるリモコン受光部119を備え、それらは制御部111に接続されている。
操作手段117は、電源スイッチ(SW)120を含み、この電源スイッチ120を操作することで、制御部111に受像機100の電源をオンにしたりオフにしたりするための信号を出力する。また、リモートコントローラ118にも、電源キー121が設けられており、このキーを操作することで制御部111に受像機100の電源をオン/オフさせるための信号を出力する。
さらに、各回路構成部についてより細かく詳細する。まず、制御部111の内部のON/OFF検出手段112は、電源がオン状態にあるかオフ状態にあるかを検出するものであるが、検出を行うための情報として、操作手段117の電源スイッチ120が操作された際に制御部111に伝送される信号か、あるいはリモートコントローラ118から制御部111に伝送される電源切換信号を用いる。
すなわち、ON/OFF検出手段112は、それら信号を受けると、例えばそれが電源をオンにする信号であったら、基本的に第1及び第2電源回路109,110を制御するための信号を第1及び第2判定手段113,114を介して出力する。つまり、自ら電源回路109,110を制御することで、電源のオン/オフを検出していることになる。
ON/OFF検出手段112は、電源オン状態に対応して論理値「1」を有するオン検出信号と、それを180度位相反転した電源オフ状態で論理値「1」をとるオフ検出信号を出力する。
第1判定回路113及び第2判定回路114は、いわゆる論理回路であって、ON/OFF検出手段112の検出出力に基づいて、各種制御信号を出力する。第1判定回路113は、第1及び第2電源回路109,110を制御する信号を発するが、その出力タイミングは回路毎に異なる。また第2判定手段114は、待機表示手段116の点灯/消灯を制御する信号を出力する。
時間計測手段115は、ON/OFF検出手段112によるOFF検出信号を受けて起動し、そのタイミングから所定時間を計測する。その出力としては、例えばOFF検出信号で論理値「1」に立ち上がって所定時間経過後に論理値「0」に立ち下がる信号であり、その信号は第1判定手段113に供給される。
また、第1判定手段113には、ON/OFF検出手段112からのオン検出信号と時間計測手段115からの信号が供給され、その論理和を出力する。この信号は、第2電源回路110のオン/オフを制御する信号として使われる他、第2判定手段114に供給される。
第2判定手段114は、ON/OFF検出手段112からのオフ検出信号と第1判定手段113の出力の論理積をとってその結果を待機表示手段116に供給して、その点灯/消灯を制御する。
また、第1電源回路109には、ON/OFF検出手段112からオン検出信号がそのまま供給され、ミュート手段には、ON/OFF検出手段112からオフ検出信号がそのまま供給される。
本発明のテレビジョン受像機100は、以上のように構成されており、次の本発明に係わる動作について説明する。
電源回路がオン状態にあるとすると、第1の電源回路109から映像表示手段106に動作電源が供給され、さらに第2の電源回路110から受信/信号処理手段103に動作電源が供給されて、テレビジョン受像機100は通常動作状態にあり、受信された放送信号の映像が映像表示手段106で表示され、またミュート手段107もミュート動作をすることがなく音声がスピーカ108から出力されている。
この状態において、操作手段117の電源スイッチ120が操作されるかあるいはリモートコントローラ118の電源キー121が操作されると、制御部111は、ON/OFF検出手段112でそれを検出して、ON/OFF検出手段112から第1電源回路109に供給されるオン検出信号が立ち下がり第1電源回路109をオフ状態に切換える結果、映像表示手段106が非動作状態になり、映像の表示が停止される。同時にON/OFF検出手段112から出力されるオフ検出信号でミュート手段107が音声ミュート状態に切換えられ。
さらに、制御部111は、オフ検出信号を時間計測手段115に供給して、オフが検出されたタイミングで時間の計測を開始させる。さらに同時に、第2判定手段114が、待機表示手段116を点灯させる信号を出力する。
時間計測手段115で所定時間経過したことが計測されると、制御部111は、第1判定手段113でそれを判定して、その出力で第2電源回路110をオフ状態に切換える。同時に第2判定回路114を介して待機表示手段116を消灯させる。
時間計測手段115での計測時間が所定時間にならないうちに、電源スイッチ120かリモートコントローラ118の電源キー121が操作されると、ON/OFF検出手段112がそれを検出して、オン検出信号を出力するため、第1電源回路109がオン状態に切換えられ、またオフ検出信号が立ち下がるため、ミュート手段107がミュート動作を停止する。さらに、第2判定手段114が立ち下がるため、、待機表示手段116が消灯される。
電源スイッチ120あるいは電源キー121が操作される前から、受信/信号処理手段103は、動作を継続していて、映像信号104と音声信号105を出力しているため、映像表示手段106に電源が供給されることで、映像が即表示され、またミュート手段107のミュートが解除されるため、音声もスピーカ105から出力される。
すなわち、電源がオンからオフに切換わってから、所定時間が経過するまで、待機表示手段116を点灯させて、ユーザに、点灯期間中に電源をオンにするための操作をすれば、早期再立ち上げが可能であることを知らしめることができるものである。
図2は、図1に示す本発明に係わる各ブロックの出力を説明するためのタイミングチャートである。図2において、(1)はON/OFF検出手段112のオン検出信号であり、受像機100の電源がオフ状態にあるときに電源スイッチ120あるいはリモートコントローラ118の電源キー121を操作することで立ち上がる信号である。
また、(2)は、第1判定手段113の出力を示すもので、オン検出信号と図2(5)の時計検出手段115の出力との論理和を出力するものである。また、(3)は、ON/OFF検出手段112のオフ検出信号を示すものであり、オン検出信号の論理反転信号である。さらに、(4)は第2判定手段114の出力であり、第1判定手段113の出力と(3)のオフ検出信号の論理積を出力するものである。さらに、(5)はオフ検出信号の立ち上がりで計測を開始し、計測期間中に論理値「1」を出力する時間測定手段115の出力である。
図2において、期間Aの開始点で電源オフ操作がなされたことが検出され、期間Aの終了点で再び電源オン操作がされたことを示している。この期間は、いわゆる、時計計測手段115で計測される所定時間より短いため、第1判定手段113の出力は論理値「1」のままであり、第2電源回路110はオフ状態に切換えられることはない。
さらに、電源オフ操作がされてから期間Bを経過すると、この期間は、いわゆる所定時間に相当するものであり、時間検出手段115の出力が立ち下がるため、第2電源回路110はオフ状態に切換えられる。また、待機表示手段116も期間Bを経過すると消灯する。
以上説明した処理を図3のフローチャートに基づいてさらに説明する。図3において、ステップS301で開始され、ステップS302で電源がオンからオフに切換わったことが検出されたか否かが判定され、検出されたと判定されたら、ステップS303で、映像表示手段の電源をオフにし、音声ミュートを実行し、待機表示をオンにしてさらに、時間計測を開始する。
次いで、ステップS304で、計測時間が所定時間になったか否かの判定がなされ、所定時間になったことが判定されたら、ステップS305で受信/信号処理手段の電源をオフにして、ステップS306で処理を終了する。
一方、ステップS307によって、所定時間になる前に、電源がオンに切換わったか否かの判定がなされ、所定時間になる前に電源がオンに切換わったら、ステップS308で表示手段の電源をオンにし、音声ミュートを解除し、待機表示をオフにしてステップS306で処理を終了する。
以上のように、本発明のテレビジョン受像機の一実施の形態によれば、電源がオンからオフに切換わった際に、映像表示手段106の電源109をオフにして、音声ミュートを実行させると共に待機表示を点灯させて、ユーザに早期再立ち上げ期間であることを報知するようにした。
電源回路を、映像表示手段用109と受信/信号処理手段用110に分け、待機期間中は、受信/信号処理手段103を通常と同じ動作をさせておくようにしたので、待機期間に、電源がオンに切換わったら、受信/信号処理部103から出力される映像信号と音声信号の視聴が即復帰するようになり、ユーザはイライラ感から解消されるものである。
図4は、この発明のテレビジョン受像機の他の実施の形態を示す回路ブロック図であり、図1と同一回路構成部分に同一符号を付す。
図4に示すテレビジョン受像機400は、映像信号104を映像表示装置106に供給する経路に信号減衰手段401を設けたものである。制御部111は、待機期間中に信号減衰手段401によって、映像信号104を減衰させて映像表示器106に送るように制御する。
映像表示器106として、液晶表示パネルを適用した場合、通常は電源109をオフさせてバックライトをオフさせるが、液晶パネルの中には、バックライトを消しても映像が薄く表示されるものもあり、ユーザは、画面に薄く映像が表示されることで、待機中であることを、より確実に認識することができるようになる。
図5は、図1及び図4において示されている時間計測手段115の具体的回路を示す回路図である。この回路は、入力端子501と、抵抗とコンデンサでなるCR回路502と、このCR回路502のコンデンサの端子電圧と、基準電源503の電圧E0とを比較する比較器504と、出力端子505で構成されており、入力端子501に例えば、ON/OFF検出手段112の図2(1)に示すオン検出信号(電圧)が供給される。
ON/OFF検出手段112によって、オフが検出されると図2(1)に示す電圧が、論理値「0」になるため、コンデンサの充電電圧が、抵抗との時定数で徐々に低下していき、基準電源503の電圧EOより低下すると比較器504が反転して出力が切換わる。これが、出力端子504から第1判定手段に送られ、第1判定手段で、所定時間が経過したことを判定する。
図6も、図4において示されている時間計測手段115の具体的回路を示すものであり、この回路では、入力端子601と、定電流回路602と、コンデンサ603と、このコンデンサ603の端子電圧と、基準電源604の電圧E0とを比較する比較器605と、出力端子606で構成されている。
図6の回路においても、入力端子601にON/OFF検出手段112の図3(1)に示す信号(電圧)が供給され、ON/OFF検出手段112によって、OFFが検出されると図3(1)に示す電圧が、論理値「0」になるため、コンデンサの充電電圧が、定電流回路602を経て徐々に低下していき、基準電源604の電圧EOより低下すると比較器605が反転して出力が切換わる。これが、出力端子606から第1判定手段に送られ、第1判定手段で、所定時間が経過したことを判定するように動作するものである。
以上のように本発明のテレビジョン受像機によれば、電源を誤ってオフにしてしまったような場合にも、確実に早期再立ち上げを行うことができるものである。
なお、本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、変形実施することができるものである。
本発明に係るテレビジョン受像機の概要を示す回路ブロック図。 本発明に係わるテレビジョン受像の動作を説明するためのタイミングチャート。 本発明に係わるテレビジョン受像機の動作を説明するためのフローチャート。 本発明に係わるテレビジョン受像機の他の実施の形態の概要を示す回路ブロック図。 本発明のテレビジョン受像機に適用される時間計測手段の具体例を示す回路構成図。 本発明のテレビジョン受像機に適用される時間計測手段の他の具体例を示す回路構成図。
符号の説明
100,400…テレビジョン受像機
101…アンテナ
102…受信/信号処理手段
103…番組コンテンツ
104…映像信号
105…音声信号
106…映像表示手段
107…ミュート手段
108…スピーカ
109…第1の電源回路
110…第2の電源回路
111…制御部
112…ON/OFF検出手段
113…第1の判定手段
114…第2の判定手段
115…時間計測手段
116…高速待機表示手段
117…操作手段
118…リモートコントローラ
119…リモコン受光部
120…電源スイッチ
121…電源キー
401…信号減衰手段
502…CR回路
503,604…基準電源
504,605…比較器
602…定電流回路

Claims (10)

  1. テレビジョン放送を受信し、映像信号と音声信号を出力する受信手段と、
    この受信手段から出力される映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段と、
    前記受信手段から出力される音声信号をミュートするミュート手段と、
    電源回路と、
    前記電源回路を、前記映像表示手段に動作電源を供給するオン状態と、前記映像表示手段への動作電源の供給を停止するオフ状態とにすべく指令を発する電源切換指示手段と、
    時間計測手段と、
    待機状態表示手段と、
    前記電源切換指示手段による電源切換指令を受けて前記電源回路をオン状態とオフ状態間で切換えると共に、前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記電源回路がオフ状態となる前に前記ミュート手段を駆動して音声信号の出力をミュートし、前記電源回路をオン状態にする指令を検出して前記音声信号のミュートを解除すると共に、オン状態にある前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記時間計測手段での時間計測を開始し、計測時間が所定時間になるまでの間、前記待機状態表示手段によって待機状態であることを表示させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. テレビジョン放送を受信し、映像信号と音声信号を出力する受信手段と、
    この受信手段から出力される映像信号に基づく映像を表示する映像表示手段と、
    前記受信手段から出力される映像信号を減衰させる減衰手段と、
    電源回路と、
    前記電源回路を、前記映像表示手段に動作電源を供給するオン状態と、前記映像表示手段への動作電源の供給を停止するオフ状態とにすべく指令を発する電源切換指示手段と、
    時間計測手段と、
    待機状態表示手段と、
    前記電源切換指示手段による電源切換指令を受けて前記電源回路をオン状態とオフ状態間で切換えると共に、前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記電源回路がオフ状態となる前に前記減衰手段を駆動して映像信号を減衰させて前記映像表示手段で表示させ、前記電源回路をオン状態にする指令を検出して前記映像信号の減衰を解除すると共に、オン状態にある前記電源回路をオフ状態にする指令を検出して前記時間計測手段での時間計測を開始し、計測時間が所定時間になるまでの間、前記待機状態表示手段によって待機状態であることを表示させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  3. 前記減衰手段は、前記制御手段によって前記映像信号の振幅を入力振幅以下に減衰させる状態と、減衰させない状態とに切換えられるものであることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
  4. 前記減衰手段は、前記制御手段によって前記映像信号の前記表示手段への供給を断つ状態と、表示手段への供給を実行する状態とに切換えられるものであることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
  5. 前記電源回路が、前記映像表示手段に動作電源を供給する第1の電源回路と、前記受信手段に動作電源を供給する第2の電源回路を含み、
    前記制御手段が、電源切換指示手段が電源オン状態を指示している期間及びオフ状態に切換える指令を発してから前記所定期間経過するまでの期間に一方の論理値を出力し、その他の期間で他方の論理値を出力する判定手段を含み、この判定手段が前記一方の論理値を出力している期間に、前記第2の電源回路をオン状態にする制御信号を出力し、電源切換指示手段がオフ状態に切換える指令を発してから前記所定期間経過するまでの期間に、前記待機状態表示手段によって待機状態であることを表示させるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  6. さらに前記制御手段が、前記第1の電源回路がオフ状態に制御される期間を判定する第2の判定手段を含み、前記判定手段が前記一方の論理値を出力している期間で、かつ前記第2の判定手段によって判定される前記第1の電源回路がオフ状態に制御される期間に、前記待機状態表示手段による待機状態表示を実行させるものであることを特徴とする請求項5に記載のテレビジョン受像機。
  7. 前記電源切換指示手段は、受像機本体に設けられた操作スイッチの電源スイッチによって駆動される手段と、あるいはリモートコントローラからの電源切換信号によって駆動される手段のいずれか一方あるいは両方であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  8. 前記時間計測手段は、クロックをカウントするカウンタによって構成され、カウントが所定値になったことで所定時間経過したことを判定するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  9. 前記時間計測手段は、コンデンサと、このコンデンサの端子電圧を基準値と比較する比較器を含み、前記コンデンサの端子電圧が前記基準値を超えるタイミングを所定時間として検出するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  10. 前記時間計測手段は、定電流回路と、この定電流回路の端子電圧を基準値と比較する比較器を含み、定電流回路の端子電圧が前記基準値を超えるタイミングを所定時間として検出するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
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