JP2006107687A - 信号再生装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な種類の音を含んだ原音信号を変速再生する際の再生品質を向上させる。
【解決手段】 信号分析回路50及びHPF回路53には再生速度に応じた供給レートでPCMデータが供給される。信号分析回路50は、供給されたPCMデータが有する周波数特性等の性質を分析して最適なHPF特性を導き出し、その特性情報を切換回路52に送る。一方、HPF指定回路51は、システムコントローラからHPF特性の指定を受け取り、切換回路52に送る。HPF回路53は、切換回路52から供給された側の特性情報に基づいて、PCMデータに対してフィルタリング処理を施し、低域側の音圧レベルを減衰させる。PCMデータ間引き回路54は、PCMデータに対して間引き処理を施し、クロスフェード結合回路55は、供給されたPCMデータに対してクロスフェード処理を施した上で1本のPCMデータに結合する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、人間の音声や楽器の演奏音等の様々な種類の音を含む原音信号を記録媒体から読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する際に用いて好適な信号再生装置及びその方法に関する。
従来、我々の生活を取り囲む人間の音声、楽器の演奏音、或いは自然環境音等の様々な種類の音を含む原音信号、例えばテレビジョン放送を録音した原音信号などをより短時間で視聴したいという要求から、各種の変速再生方法が提案されている。その中で、実時間処理が可能であり、且つ人間の音声の品質劣化が少ない方法として、人間の音声波形が有する特徴を利用し、原音の一部を間引いて再生時間を短くする方法がある。具体的には、例えば人間の音声が有する母音区間、子音区間及び無音区間を区別し、無音区間を優先して間引く方法(下記特許文献1参照)や、人間の音声が有する基本周波数に基づいて間引き区間長を決める方法等である。
特開平11−353804号公報
しかしながら、このような従来の方法では、人間の音声の特徴を利用して間引き区間を決定しているため、変速再生時の人間の音声の再生品質を確保することはできるものの、例えば楽器の演奏音等を含む場合、原音信号には含まれていない種類の雑音が生じてしまうという問題点があった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、人間の音声、楽器の演奏音、或いは自然環境音など、様々な種類の音を含んだ原音信号を記録媒体から読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する際に、その再生品質を向上させることが可能な信号再生装置及びその方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る信号再生装置は、記録媒体に記録された原音信号を読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する信号再生装置において、上記原音信号に対して再生速度に応じた間引き処理を施す間引き手段と、上記間引き処理の前に、又は上記間引き処理の後で、上記原音信号に対して所定の周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを所定の音圧レベル以下に減衰させるフィルタリング処理を施すフィルタリング手段とを備える。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る信号再生方法は、記録媒体に記録された原音信号を読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する信号再生方法において、上記原音信号に対して再生速度に応じた間引き処理を施す間引き工程と、上記間引き工程の前に、又は上記間引き工程の後で、上記原音信号に対して所定の周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを所定の音圧レベル以下に減衰させるフィルタリング処理を施すフィルタリング工程とを有する。
本発明に係る信号再生装置及びその方法によれば、記録媒体に記録された原音信号を読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する際に、原音信号に対して再生速度に応じた間引き処理を施す前に又は後で、原音信号に対して所定の周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを所定の音圧レベル以下に減衰させるフィルタリング処理を施すため、原音信号に上記所望の信号の他に他の信号が含まれている場合であっても、所望の信号の聞きやすさを維持しつつ、より低い周波数成分を持った信号等を変速再生した際に発生する波形歪みによるノイズを低減させ、再生品質の劣化を抑制することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明に係る信号再生装置及びその方法を、映像信号と、人間の音声の他に楽器の演奏音や自然環境音が含まれた音声信号とからなる原音信号を記録媒体に記録し、これを変速再生することが可能な信号記録再生装置及びその方法に適用したものである。
本実施の形態における信号記録再生装置1の概略構成を図1に示す。以下では先ず、図1を参照しながら、この信号記録再生装置1の記録時の動作について説明する。
システムコントローラ10は、この信号記録再生装置1の全てのブロックの制御を司っている。システムコントローラ10は、必要に応じてホストバスを介してROM(Read Only Memory)11及びRAM(Randam Acces Memory)12にアクセスし、全体の制御を行う。
チューナ14は、アンテナ13を介して入力された映像信号及び音声信号を入力切換回路15に供給する。この入力切換回路15には、外部からのコンポジット映像信号及び音声信号も供給される。入力切換回路15は、システムコントローラ10からの指示に従い、コンポジット映像信号をY/C分離回路16に供給すると共に、音声信号を音声A/D(Analogue/Digital)変換器22に供給する。
Y/C分離回路16は、コンポジット映像信号をY/C分離して切換回路17に供給する。切換回路17は、システムコントローラ20からの指示に従い、外部からのS映像信号とY/C分離回路16からの出力との何れかを選択し、選択した映像信号をNTSC(National Television System Committee)デコーダ18に供給する。
NTSCデコーダ18は、供給された映像信号に対してA/D変換、クロマエンコードの処理を施してディジタルコンポーネント映像データ(以下、映像データという。)に変換し、この映像データをプリ映像信号処理回路20に供給する。また、NTSCデコーダ18は、供給された映像信号の水平同期信号を基準に生成したクロックと、同期分離して得た水平同期信号、垂直同期信号及びフィールド判別信号とを同期制御回路19に供給する。同期制御回路19は、これらの信号を基準として、後述する各ブロックに必要なタイミングに変換したクロック及び同期信号を生成し、各ブロックに供給する。
プリ映像信号処理回路20は、供給された映像データにプリフィルタ処理等の各種映像処理を施し、映像処理後の映像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)ビデオエンコーダ21及びポスト映像信号処理回路29に供給する。
MPEGビデオエンコーダ21は、プリ映像信号処理回路10からの映像データに対してブロックDCT(Discrete Cosine Transform)等の符号化処理を施して映像エレメンタリーストリーム(Elementary Stream;ES)を生成し、この映像エレメンタリーストリームを多重・分離回路25に供給する。なお、本実施の形態ではMPEG方式の圧縮としているが、他の圧縮方式であっても、非圧縮であっても構わない。
一方、音声A/D変換器22は、入力切換回路15で選択された音声信号をディジタル音声データに変換し、MPEGオーディオエンコーダ23及び切換回路32に供給する。MPEGオーディオエンコーダ23は、音声A/D変換器22からの音声データをMPEGフォーマットに従って圧縮した後、音声エレメンタリーストリームを生成し、この音声エレメンタリーストリームを多重・分離回路25に供給する。
なお、本実施の形態では、映像データ及び音声データをMPEGフォーマットに従って圧縮するものとして説明したが、他の圧縮フォーマットに従って圧縮するようにしてもよく、或いは圧縮しなくてもよい。
多重・分離回路25は、映像エレメンタリーストリーム、音声エレメンタリーストリーム及び各種制御信号を多重化してトランスポートストリーム(Transport Stream)を生成し、バッファ制御回路26に供給する。バッファ制御回路26は、連続的に入力されるトランスポートストリームを、後段のHDD(Hard Disc Drive)27に断続的に送るための制御を行う。例えば、HDD27がシーク動作を行っている際にはトランスポートストリームの書き込みができないため、バッファ制御回路26は、図示しないバッファにトランスポートストリームを一時的に蓄え、書き込みが可能な場合には、入力レートよりも高いレートでHDD27に対して書き込みを行わせる。これにより、連続的に入力されるトランスポートストリームを途切れることなくHDD27に記録することができる。HDD27は、システムコントローラ10からの指示に従い、所定のアドレスにトランスポートストリームを記録する。
なお、本実施の形態では、バッファ制御回路26及びHDD27のプロトコルとしてIDE(Intelligent Drive Elecrtonics )を用いているが、これに限定されるものではない。また、本実施の形態では、記録媒体の例としてHDDを用いて説明したが、光ディスク、光磁気ディスク、固体メモリ等の他の記録媒体を用いることも可能である。
次に、図1を参照しながら、この信号記録再生装置1の再生時の動作について説明する。
HDD27は、システムコントローラ10からの指示に従い、所定のアドレスにシークし、トランスポートストリームを読み出してバッファ制御回路26に供給する。バッファ制御回路26は、断続的に入力されるトランスポートストリームが連続的になるようバッファ制御を行い、トランスポートストリームを多重・分離回路25に供給する。多重・分離回路25は、トランスポートストリームからパケット化エレメンタリーストリーム(Packetized Elementary Stream;PES)を抽出し、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28に供給する。
MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28は、供給されたパケット化エレメンタリーストリームを映像エレメンタリーストリームと音声エレメンタリーストリームとに分離し、それぞれ図示しないMPEGビデオデコーダ及びMPEGオーディオデコーダに供給して復号処理を施す。この結果、ベースバンドの映像データ及び音声データが得られ、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28は、この映像データ及び音声データをそれぞれポスト映像信号処理回路29及び切換回路32に供給する。
ポスト映像信号処理回路29は、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28からの映像データとプリ映像信号処理回路20からの映像データとの切換え、合成や、フィルタ処理を施し、オンスクリーンディスプレイ(On Screen Display;OSD)30に映像データを供給する。オンスクリーンディスプレイ30は、画面表示用のグラフィックス等を生成して映像データに重ねたり部分的に表示したりする等の処理を施し、処理後の映像データをNTSCエンコーダ31に供給する。NTSCエンコーダ31は、供給された映像データ(ディジタルコンポーネント映像データ)をY/C信号に変換した後、D/A変換を行い、アナログのコンポジット映像信号とS映像信号とを得る。
一方、切換回路32は、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28からの音声データと音声A/D変換器22からの音声データとの何れか一方を選択して音声D/A変換器33に供給し、音声D/A変換器33は、供給された音声データをアナログ音声信号に変換する。
次に、図1を参照しながら、ディジタル入出力される信号の記録再生時の動作について説明する。
例えば、外部のIRD(Integrated Receiver Decoder)から、IEEE1394のようなディジタルインターフェイスを介して入力されたディジタルデータを記録する場合、ディジタルデータはディジタルインターフェイス回路24に入力される。ディジタルインターフェイス回路24は、本方式に適合するよう、ディジタルデータに対してフォーマット変換等の処理を施してトランスポートストリームを生成し、このトランスポートストリームを多重・分離回路25に供給する。多重・分離回路25は、さらに制御信号等の解析や生成を行い、本方式に適応するトランスポートストリームに変換し、バッファ制御回路26に供給する。以降の処理は上述と同様であるため省略する。
再生時についても、多重・分離回路25までの処理は、上述と同様であるため省略する。多重・分離回路25は、必要に応じて制御信号の解析、生成を行い、トランスポートストリームをディジタルインターフェイス回路24に供給する。ディジタルインターフェイス回路24は、記録時と逆の変換を行って外部のIRDに適合するディジタルデータに変換し、出力する。また、これと同時に多重・分離回路25にて分離処理を行い、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28にパケット化エレメンタリーストリームを供給することにより、アナログの映像信号及び音声信号を得ることができる。
なお、本実施の形態では、IRDとの接続について説明したが、テレビジョン機器等のAV機器や、パーソナルコンピュータと接続することも可能である。
以上が本実施の形態における信号記録再生装置1の通常の記録再生時における動作であるが、この信号記録再生装置1は、HDD27に記録されたトランスポートストリームをアナログの映像信号及び音声信号に復元して再生する際に、その再生速度を変えること、すなわち変速再生することもできる。特に、この信号記録再生装置1は、変速再生する際の音声の再生品質を向上させることが可能とされる。そこで以下では、変速再生時における信号記録再生装置1の動作、詳細にはMPEGオーディオ/ビデオデコーダ28の動作について説明する。
MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28の内部構成を図2に示す。図2に示すように、MPEGオーディオ/ビデオデコーダ28は、分離回路40と、MPEGビデオデコーダ41と、MPEGオーディオデコーダ42と、間引き回路43とを有する。
例えば2倍速の変速再生の場合、分離回路40には2倍の供給レートでパケット化エレメンタリーストリームが供給されるため、分離回路40は、通常の再生時と比べて2倍の処理速度でパケット化エレメンタリーストリームを映像エレメンタリーストリームと音声エレメンタリーストリームとに分離し、2倍の供給レートで映像エレメンタリーストリームをMPEGビデオデコーダ41に、音声エレメンタリーストリームをMPEGオーディオデコーダ42にそれぞれ供給する。なお、MPEGビデオデコーダ41が2倍速で動作しない場合には、システムコントローラ10(図1)からの指示に従い、映像エレメンタリーストリームの中から2倍速変速再生に用いる部分だけを抜き出してMPEGビデオデコーダ41に供給する。
MPEGビデオデコーダ41は、供給された映像エレメンタリーストリームに対して復号処理を施してベースバンドの映像データを生成し、2倍速の変速再生に見合った映像データをポスト映像信号処理回路29(図1)に供給する。一方、MPEGオーディオデコーダ42は、供給された音声エレメンタリーストリームに対して2倍速の復号処理を施してベースバンドの音声データ(PCM(Pulse Code Modulation)データ)を生成し、この音声データを通常の再生時の2倍の供給レートで間引き回路43に供給する。間引き回路43は、供給された音声データを半分に間引く処理を行い、間引き後の音声データを切換回路32(図1)に供給する。
間引き回路43の内部構成の一例を図3に示す。図3に示すように、間引き回路43は、信号分析回路50と、HPF(High Pass Filter)指定回路51と、切換回路52と、HPF回路53と、PCMデータ間引き回路54と、クロスフェード結合回路55とを有する。
例えば2倍速の変速再生の場合、信号分析回路50及びHPF回路53には通常の再生時と比べて2倍の供給レートで音声データ(PCMデータ)が供給される。信号分析回路50は、供給されたPCMデータが有する周波数特性や音圧レベル等の性質を分析して最適なHPF特性を導き出し、その特性情報を切換回路52に供給する。一方、HPF指定回路51は、システムコントローラ10(図1)からHPF特性の指定を受け取り、切換回路52に送る。この際、システムコントローラ10は、例えばテレビジョン放送の平均的な音声レベルに基づいて決められた所定の特性を指示する場合や、予め用意してある複数の特性テンプレートの中から視聴者が選択したものを指示する場合、或いはニュースや音楽番組といった電子番組情報(Electronic Program Guide;EPG)に基づいて特性を指示する場合等がある。切換回路52は、システムコントローラ10からの指示に従って、信号分析回路50の出力とHPF指定回路51の出力との何れか一方を選択し、選択した側の特性情報をHPF回路53に供給する。
HPF回路53は、切換回路52から供給されたHPFの特性情報に基づいて、PCMデータに対してフィルタリング処理を施し、低域側の音圧レベルを減衰させたPCMデータをPCMデータ間引き回路54に供給する。本実施の形態では、このようにHPF回路53においてPCMデータに対してフィルタリング処理を施すことにより、低周波数のPCMデータが供給された場合に発生するノイズを低減し、再生品質の劣化を抑制することができるが、この点についての詳細は後述する。
PCMデータ間引き回路54は、2倍の供給レートでPCMデータを受け取り、そのPCMデータに対して、例えば人間の音声の基本周波数に基づいたある程度の長さを持った連続PCMデータ単位で間引き処理を施し、間引き処理後のPCMデータを1倍強のレートでクロスフェード結合回路55に供給する。なお、連続しているPCMデータをどの部分で切り離してどの部分のPCMデータと結合させるかについての判定手段としては、PCMデータの音圧レベルや基本周波数を利用する方法等が考えられる。クロスフェード結合回路55は、供給された2つの連続PCMデータ単位の個々の切り口に対してフェードアウト処理及びフェードイン処理を施した上で1本のPCMデータに結合し、結合後のPCMデータを1倍の供給レートで切換回路32(図1)に供給する。
2倍速の変速再生時においてPCMデータ間引き回路54及びクロスフェード結合回路55に入出力されるPCMデータの時間軸波形を図4に示す。図4(A)はPCMデータ間引き回路54の入力データ波形を示し、図4(B)はPCMデータ間引き回路54の出力データ波形を示し、図4(C)はクロスフェード結合回路55の出力データ波形を示す。PCMデータ間引き回路54は、供給されたPCMデータが有する周期性を捕らえて、図4(A)中の時間軸波形の太線の部分を図4(B)に示すように切り出す。そして、クロスフェード結合回路55は、切り出された2つのPCMデータの接合面にフェードアウト処理及びフェードイン処理を施した後、一部のPCMデータを重なり合わせて図4(C)のように結合する。
なお、図3の構成では、PCMデータに対して間引き処理及びクロスフェード処理を施す前にHPF回路53においてフィルタリング処理を施していたが、すなわち、PCMデータ間引き回路54及びクロスフェード結合回路55の前段にHPF回路53が設けられていたが、PCMデータ間引き回路及びクロスフェード結合回路の後段にHPF回路を設けるようにしても構わない。
この場合における間引き回路43(図2)の内部構成を図5に示す。図5に示すように、間引き回路43は、信号分析回路60と、HPF指定回路61と、切換回路62と、PCMデータ間引き回路63と、クロスフェード結合回路64と、HPF回路65とを有する。
例えば2倍速の変速再生の場合、信号分析回路60及びPCMデータ間引き回路63には通常の再生時と比べて2倍の供給レートで音声データ(PCMデータ)が供給される。信号分析回路60及びHPF指定回路61は、上述と同様にHPFの特性情報を切換回路62に供給し、切換回路62は、システムコントローラ10(図1)からの指示に従って、信号分析回路60の出力とHPF指定回路61の出力との何れか一方を選択し、選択した側の特性情報をHPF回路65に供給する。
PCMデータ間引き回路63は、2倍の供給レートでPCMデータを受け取り、そのPCMデータに対して、例えば人間の音声の基本周波数に基づいたある程度の長さを持った連続PCMデータ単位で間引き処理を施し、間引き処理後のPCMデータを1倍強のレートでクロスフェード結合回路64に供給する。クロスフェード結合回路64は、供給された2つの連続PCMデータ単位の個々の切り口に対してフェードアウト処理及びフェードイン処理を施した上で1本のPCMデータに結合し、結合後のPCMデータを1倍の供給レートでHPF回路65に供給する。
HPF回路65は、切換回路62から供給されたHPFの特性情報に基づいて、PCMデータに対してフィルタリング処理を施し、低域側の音圧レベルを減衰させたPCMデータを切換回路32(図1)に供給する。本実施の形態では、この場合においても、低周波数のPCMデータが供給された場合に発生するノイズを低減し、再生品質の劣化を抑制することができるが、この点についての詳細は後述する。
ここで、上述したように、本実施の形態では、HPF回路53又はHPF回路65においてPCMデータに対してフィルタリング処理を施すことにより、低周波数のPCMデータが供給された場合に発生するノイズを低減し、再生品質の劣化を抑制することができる。以下、詳細に説明する。
2倍速の変速再生時に図4よりも低周波数のPCMデータが供給された場合において、PCMデータ間引き回路及びクロスフェード結合回路に入出力されるPCMデータの時間軸波形を図6に示す。図6(A)はPCMデータ間引き回路の入力データ波形を示し、図6(B)はPCMデータ間引き回路の出力データ波形を示し、図6(C)はクロスフェード結合回路の出力データ波形を示す。図6ではPCMデータ間引き回路に供給されているPCMデータの基本周波数が図4と比べて低いため、図6(C)に示されるクロスフェード結合回路から出力されるPCMデータの時間軸波形に歪みが生じていることが分かる。
この歪みを解消するには、PCMデータ間引き回路での切り出し間隔を広げ、且つ切り出し単位を拡大する方法が考えられるが、その分だけ蓄えるPCMデータ量が増加し、必要メモリ量の増加に繋がってしまう。さらに、テレビジョン放送等に含まれる様々な種類の音の全ての基本周波数をカバーすることは困難である。そこで、本実施の形態では、この低周波数のPCMデータが供給された場合に発生する歪みを低減させるため、間引き回路43(図2)の内部にHPF回路53又はHPF回路65を設けている。
図6(C)のように低周波数のPCMデータが供給された場合に発生する波形歪みを抜き出して周波数軸上に変換したスペクトログラムを図7(A)に示す。この図7(A)は、間引き回路43(図2)内にHPF回路を設けない場合の、ある瞬間における出力PCMデータが有する周波数特性を示している。また、図5のように間引き処理及びクロスフェード処理の後にフィルタリング処理を施した場合の周波数特性を図7(B)に示し、図3のように間引き処理及びクロスフェード処理の前にフィルタリング処理を施した場合の周波数特性を図7(C)に示す。
波形歪みはインパルス性の信号成分を持つため、図7(A)に示すように全周波数帯域に亘ってノイズが付加される。一方、間引き処理及びクロスフェード処理の後にフィルタリング処理を施す場合、図7(B)に示すように低域の一部分に対してノイズを低減させ、再生品質の劣化を抑制することができる。但し、中高域に付加されるノイズに対しては低減効果が働かない。また、間引き処理及びクロスフェード処理の前にフィルタリング処理を施す場合、予めノイズの発生源となる低域成分の振幅を抑えるため、波形歪みは発生するものの、その波形の段差が小さくなるため、図7(C)に示すようにノイズを大きく低減させ、再生品質の劣化を抑制することができる。したがって、ノイズをより低減させたい場合には、間引き処理及びクロスフェード処理の前にフィルタリング処理を施すことが好ましい。但し、この場合、HPF回路には通常の再生時と比べて2倍の供給レートでPCMデータが供給されるため、フィルタリング処理の演算量は大きくなる。
ここで、HPF回路53及びHPF回路65では、低域の音圧レベルを下げる処理を行うが、そのHPFが有する周波数特性としては幾つかの仕様が想定される。例えば、人間の音声の基本周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを減衰させる手法を用いることで、変速再生時における人間の音声の聞こえ方を損なわずに、低周波成分を含む楽音信号等の再生品質の劣化を抑制させることができる。また、音圧レベルの減衰量についても様々な仕様が想定されるが、極端に特定の周波数成分を削除してしまうと原音と比べて違和感を感じる場合が想定されるため、例えば人間の音声の基音が持つ音圧レベルでマスキングされる程度にHPFの減衰量を留めておくことが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態における信号記録再生装置1及びその方法によれば、変速再生のためにPCMデータに対して間引き処理を施す前段又は後段において、HPF回路によりフィルタリング処理を施すことにより、従来と比較して、変速再生時における人間の音声の聞きやすさを維持しつつ、より低い周波数成分を持った楽音信号等を変速再生した際に発生する波形歪みによるノイズを低減させることができる。これにより、人間の音声のみならず楽器の演奏音や自然環境音等の様々な種類の音を含んだ原音信号を変速再生する際の再生品質を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態では、間引き回路の内部にHPF回路を設けるものとして説明したが、変速再生時に高域成分の再生を必要としない場合などには、HPF回路の代わりにBPF(Band Pass Filter)回路を設けるようにしても構わない。
本実施の形態における信号記録再生装置の概略構成を示す図である。 信号記録再生装置におけるMPEGオーディオ/ビデオデコーダの内部構成を示す図である。 MPEGオーディオ/ビデオデコーダが有する間引き回路の内部構成の一例を示す図である。 2倍速の変速再生時において、間引き回路が有するPCMデータ間引き回路及びクロスフェード結合回路に入出力されるPCMデータの時間軸波形を示す図である。 MPEGオーディオ/ビデオデコーダが有する間引き回路の内部構成の他の例を示す図である。 2倍速の変速再生時に図4よりも低周波数のPCMデータが供給された場合において、間引き回路が有するPCMデータ間引き回路及びクロスフェード結合回路に入出力されるPCMデータの時間軸波形を示す図である。 HPF回路を有さない場合と間引き回路及びクロスフェード結合回路の前段又は後段に有する場合とで、2倍速の変速再生時に低周波数のPCMデータが供給された場合に発生するノイズを比較する図である。
符号の説明
1 信号記録再生装置、10 システムコントローラ、27 HDD、28 MPEGオーディオ/ビデオデコーダ、40 分離回路、41 MPEGビデオデコーダ、42 MPEGオーディオデコーダ、43 間引き回路、50 信号分析回路、51 HPF指定回路、52 切換回路、53 HPF回路、54 PCMデータ間引き回路、55 クロスフェード結合回路、60 信号分析回路、61 HPF指定回路、62 切換回路、63 PCMデータ間引き回路、64 クロスフェード結合回路、65 HPF回路

Claims (14)

  1. 記録媒体に記録された原音信号を読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する信号再生装置において、
    上記原音信号に対して再生速度に応じた間引き処理を施す間引き手段と、
    上記間引き処理の前に、又は上記間引き処理の後で、上記原音信号に対して所定の周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを所定の音圧レベル以下に減衰させるフィルタリング処理を施すフィルタリング手段と
    を備えることを特徴とする信号再生装置。
  2. 上記所定の周波数は、上記原音信号中の所望の信号の基本周波数であることを特徴とする請求項1記載の信号再生装置。
  3. 上記所定の周波数は、指定可能であることを特徴とする請求項1記載の信号再生装置。
  4. 上記原音信号は、テレビジョン信号を記録したものであり、
    上記所定の周波数は、電子番組情報に基づいて指定されることを特徴とする請求項3記載の信号再生装置。
  5. 上記所定の音圧レベルは、上記原音信号中の所望の信号の基音によってマスキングされるレベルであることを特徴とする請求項1記載の信号再生装置。
  6. 上記所定の音圧レベルは、指定可能であることを特徴とする請求項1記載の信号再生装置。
  7. 上記原音信号は、テレビジョン信号を記録したものであり、
    上記所定の音圧レベルは、電子番組情報に基づいて指定されることを特徴とする請求項6記載の信号再生装置。
  8. 記録媒体に記録された原音信号を読み出して、該原音信号の記録時間よりも短時間で変速再生する信号再生方法において、
    上記原音信号に対して再生速度に応じた間引き処理を施す間引き工程と、
    上記間引き工程の前に、又は上記間引き工程の後で、上記原音信号に対して所定の周波数よりも低い周波数帯域の音圧レベルを所定の音圧レベル以下に減衰させるフィルタリング処理を施すフィルタリング工程と
    を有することを特徴とする信号再生方法。
  9. 上記所定の周波数は、上記原音信号中の所望の信号の基本周波数であることを特徴とする請求項8記載の信号再生方法。
  10. 上記所定の周波数は、指定可能であることを特徴とする請求項8記載の信号再生方法。
  11. 上記原音信号は、テレビジョン信号を記録したものであり、
    上記所定の周波数は、電子番組情報に基づいて指定されることを特徴とする請求項10記載の信号再生方法。
  12. 上記所定の音圧レベルは、上記原音信号中の所望の信号の基音によってマスキングされるレベルであることを特徴とする請求項8記載の信号再生方法。
  13. 上記所定の音圧レベルは、指定可能であることを特徴とする請求項8記載の信号再生方法。
  14. 上記原音信号は、テレビジョン信号を記録したものであり、
    上記所定の音圧レベルは、電子番組情報に基づいて指定されることを特徴とする請求項13記載の信号再生方法。
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