JP2003255999A - 符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置 - Google Patents

符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置

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JP2003255999A
JP2003255999A JP2002060472A JP2002060472A JP2003255999A JP 2003255999 A JP2003255999 A JP 2003255999A JP 2002060472 A JP2002060472 A JP 2002060472A JP 2002060472 A JP2002060472 A JP 2002060472A JP 2003255999 A JP2003255999 A JP 2003255999A
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audio signal
digital audio
frequency
variable speed
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JP2002060472A
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Masakazu Fukumoto
本 雅 一 福
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Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Processing of the speech or voice signal to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/038Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation using band spreading techniques
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Processing of the speech or voice signal to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/04Time compression or expansion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速再生でも等速再生と同一音程で高品位な
音質を保証する。 【解決手段】 この変速再生装置は、入力された前記符
号化デジタルオーディオ信号を所望の変速度で供給する
信号供給部と、前記信号供給部から供給された前記符号
化デジタルオーディオ信号の周波数スペクトル成分を、
前記所望の変速度に基づいてマッピングすることによ
り、加工周波数スペクトルを生成する周波数スペクトル
加工部と、を少なくとも備え、加工部は周波数スペクト
ル成分の総数のうち周波数の低い方または高い方から1
/Nまでの周波数スペクトル成分を、本来のスペクトル
位置の低い方または高い方からN倍の位置に再マッピン
グし、再マッピングされなかったスペクトル位置の周波
数スペクトル成分を0にするかまたは再マッピングで用
いたスペクトル位置の周波数スペクトル成分を用いて算
出し、加工周波数スペクトルを取り出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化されたデジ
タルオーディオ信号を変速で再生する符号化デジタルオ
ーディオ信号の変速再生装置に係り、特に符号化された
デジタルオーディオ信号の周波数スペクトルを移動させ
ることによって音程を変化させないで容易に変速再生を
実現することのできる符号化デジタルオーディオ信号の
変速再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報、画像、オーディオ等の各種
のコンテンツを記録した各種の記録媒体から、記録され
た符号化デジタル信号を再生する符号化信号の再生装置
が種々提案されている。これらの中で、特に符号化デジ
タルオーディオ信号を再生するために用いられるもの
が、MPEGオーディオデコーダ等の符号化デジタルオ
ーディオ信号再生装置である。この中で、周波数スペク
トルを用いて符号化デジタルオーディオ信号(以下、圧
縮音声ストリームとする。)を等速で再生する等速再生
装置が提案されている。
【0003】図10は、従来の符号化デジタルオーディ
オ信号等速再生装置の構成を示すブロック図である。図
10において、等速再生装置1は、符号化デジタルオー
ディオ信号S1を受入れて装置内に供給する符号化デジ
タルオーディオ信号供給部2と、このオーディオ信号S
1の中から付加情報を読み出す付加情報読出部3と、前
記オーディオ信号S1と付加情報読出部3により読出さ
れた付加情報とに基づいてオーディオ信号S1に含まれ
る周波数スペクトル情報を読出す周波数スペクトル情報
読出部4と、この周波数スペクトル情報と付加情報とに
基づいて信号中の周波数成分を時間成分に変換してデジ
タルオーディオ信号S2を出力する周波数/時間変換部
5と、このデジタルオーディオ信号S2をアナログオー
ディオ信号S3に変換するデジタル/アナログ変換部6
とを備えている。
【0004】このような基本構成を有する従来の等速再
生装置1による圧縮音声ストリームの等速再生の動作に
ついて説明する。符号化デジタルオーディオ信号供給部
(以下、ストリーム供給部とする。)2は、記録メディ
アや伝送路などから圧縮音声ストリームを得て、これを
付加情報読出部および周波数スペクトル情報読出部(以
下、スペクトル読出部とする。)4に供給する。付加情
報読出部3は圧縮音声ストリームから1ブロックの復号
に必要なパラメータを読出している。スペクトル読出部
4は、前記パラメータなどを参照しながら、圧縮音声ス
トリームから1ブロック分の周波数スペクトルを読出し
ている。
【0005】周波数/時間変換部5は、前記パラメータ
などを参照しながら、前記1ブロック分の周波数スペク
トルを直交変換などを用いて1ブロック分の時間信号に
変換する。周波数/時間変換部5はさらに1ブロック分
の時間信号と直前の1ブロック分の時間信号とにそれぞ
れ窓関数を乗じたものを足し合わせて復号化された1ブ
ロック分のデジタルオーディオ信号を生成する(以下、
この処理をウィンドウおよびオーバーラップ処理とい
う)。デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部
という。)6は、前記復号化されたデジタルオーディオ
信号をアナログオーディオ信号に変換し、図示されない
スピーカなどを介して再生される。これらの1ブロック
の処理は順次繰り返される。
【0006】図10に示される等速再生装置を用いて再
生されたアナログオーディオ信号は、図11(a)に示
す周波数スペクトル(正弦波)に対して等速再生による
周波数/時間変換を行なうと図11(b)に示す正弦波
の波形が得られる。この図11(b)に示す波形に基づ
いて変速再生を行なうとすると、2倍速再生の場合には
図11(c)に示すように、時間軸上で圧縮したような
正弦波となる。また、等速再生した図11(b)の正弦
波を1/2倍速再生したときの波形は時間軸上で2倍に
引き伸ばされたような波形となり、図11(d)に示す
ような正弦波となる。図10に示される等速再生装置を
用いて変速再生を行なうとすると、時間軸上で圧縮され
た図11(c)の正弦波の場合、再生された音声は音程
が高くなり、時間軸上で引き伸ばされた図11(d)の
正弦波の場合には、再生された音声は音程が低くなり、
再生音の聴取者に違和感を与えることがあった。
【0007】このため、等速で再生する前記符号化デジ
タルオーディオ再生装置に、従来の技術による変速再生
機能を付加した、図12に示すような変速再生装置が提
案されている。以下の説明においては、MとNを正の数
として、1/Nの速度で変速再生することを1/N倍速
再生と呼ぶ。以下、図12を用いて従来の技術による圧
縮音声ストリームの音程を変化させない1/N倍速再生
について説明する。
【0008】図12において、従来の変速再生装置7
は、符号化デジタルオーディオ信号S1を受入れて装置
内に供給する符号化デジタルオーディオ信号供給部2
と、このオーディオ信号S1の中から付加情報を読み出
す付加情報読出部3と、前記オーディオ信号S1と付加
情報読出部3により読出された付加情報とに基づいてオ
ーディオ信号S1に含まれる周波数スペクトル情報を読
出す周波数スペクトル情報読出部4と、この周波数スペ
クトル情報と付加情報とに基づいて信号中の周波数成分
を時間成分に変換してデジタルオーディオ信号S2を出
力する周波数/時間変換部5と、を備えている。ここま
での構成と、デジタルオーディオ信号S2をアナログオ
ーディオ信号S3に変換するデジタル/アナログ変換部
6との構成とは従来の等速再生装置1と同じである。
【0009】図12に示された変速再生装置7が図10
に示された等速再生装置1と異なる点は、周波数/時間
変換部5とデジタル/アナログ変換部6との間に、サン
プル繰返し部8が介挿されている点と、符号化デジタル
オーディオ信号供給部2と再プル繰返し部8とに制御信
号を供給する変速再生制御部9が設けられている点の2
つである。このような構成に基づく変速再生装置7の動
作について以下に説明する。
【0010】変速再生制御部9は、ストリーム供給部2
とサンプル繰返し部(以下、繰返部とする。)8に1/
N倍速再生用の制御信号を送出する。ストリーム供給部
2は1/N倍速再生用の制御信号によって等速再生時に
対して1/N倍のレートで圧縮音声ストリームを供給す
る。付加情報読出部3とスペクトル読出部4と周波数/
時間変換部5は等速再生時と同じ処理を行なう。ここで
そのままD/A変換部6を通して出力すると、音程が1
/Nとなって聞きづらい音声になってしまう。これを解
決するために、繰返し部8は周波数/時間変換部5から
1ブロック分のデジタルオーディオ信号S2を受け取っ
てN回繰返し出力を行なう。この際繰返し単位(この場
合は繰返し単位は1ブロックである)間のつなぎ目でデ
ジタルオーディオ信号S2の不連続によってノイズが発
生することを抑えるために、繰返し単位の先頭でフェー
ドイン処理を、繰返し単位の末尾でフェードアウト処理
を行なう。これが繰返し処理を使った従来技術による1
/N倍速再生である。
【0011】また、聴感的な品質をあげるために、前記
繰返し単位間でのノイズ抑制処理を繰返し単位をオーバ
ーラップさせてクロスフェード処理によって行なうこと
もある。このときは、繰返し単位のオーバーラップを行
なったデジタルオーディオ信号のサンプル数だけ繰返し
回数を増やす必要がある。さらに、聴感的な品質をあげ
るために、前記繰返し単位をMブロックとすることがで
きる。つまり、Mブロックを繰返し単位として、これを
N回繰り返すことになる。
【0012】図13(a)ないし(d)は、図12に示
す従来の変速再生装置により信号を再生する場合を説明
するものであり、図13(a)に示す正弦波のスペクト
ルに基づいて各種の速度で再生した場合のそれぞれの波
形を示しており、具体的には図13(b)は等速再生し
た場合の波形、図13(c)は2倍速再生した場合の波
形、図13(d)は1/2倍速再生した場合の波形、を
示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した従来の
変速再生装置によれば、この発明が解決すべき課題とな
る以下のような3つの問題点を有していた。
【0014】まず、第1の問題点は、サンプル繰返し部
8が必要になる点である。高品質な変速再生を行なうた
めには、つなぎ目でのクロスフェード処理が必要であ
り、少なくともサンプル繰返し部8を設けなければなら
なかったために、回路規模が大きくなってしまったりソ
フトウェアの量が増加してしまったりして、製造コスト
の上昇や動作の遅延等の不具合を発生させていた。
【0015】第2の問題点は、大容量のメモリが必要に
なることである。高品質な1/N倍速再生を行なうため
には、繰返し処理の繰返し単位を数百msec程度にす
る必要がある。このため数百msec分のデジタルオー
ディオ信号を一時保存するための大きな保存容量のメモ
リが必要であった。このような大容量メモリを設けるこ
とも、結果として変速再生装置全体の製造コストを上昇
させるという不具合があった。
【0016】第3の問題点は、常に高品質な変速再生を
行なうことが難しいということである。例えば、音楽と
スピーチでは、最適な間引き単位や最適な繰返し単位は
異なっているので、例えば音楽に対して最適な繰返し単
位と間引き単位を決定した場合に、同時にスピーチを再
生すると、このスピーチは間引き単位や繰返し単位がス
ピーチとしては最適なものではないので、聞き取りにく
いものになってしまっていた。これは、変速再生であっ
ても、ある程度は高品位の音質を提供したいという要求
に反するという不具合があった。
【0017】この発明の目的は上記の問題点を解決し
て、サンプル繰返し部や大容量メモリ等のハードウェア
的なコストの上昇を抑え、ソフトウェア規模の増大も防
止すると共に、変速再生であっても高品位な音質を保証
することができる符号化デジタルオーディオ信号の変速
再生装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明に係る符号化デジタルオーディオ信号の変速再
生装置は、信号をブロック化すると共にこのブロック化
された信号の周波数スペクトルを利用して符号化された
符号化デジタルオーディオ信号からオーディオ信号を再
生する変速再生装置であって、入力された前記符号化デ
ジタルオーディオ信号を所望の変速度で供給する信号供
給部と、前記信号供給部から供給された前記符号化デジ
タルオーディオ信号の周波数スペクトル成分を、前記所
望の変速度に基づいてマッピングすることにより、加工
周波数スペクトルを生成する周波数スペクトル加工部
と、を備えることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照しな
がら、この発明に係る符号化デジタルオーディオ信号の
変速再生装置の実施形態について詳細に説明する。図1
は本発明の第1実施形態に係る符号化デジタルオーディ
オ信号の変速再生装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1を用いて以下に説明する第1実施形態に係る変
速再生装置は、44.1kHzのサンプリング周波数
で、1/2倍速再生(N=2)する場合を例にしてい
る。
【0020】図1において、変速再生装置10は、符号
化デジタルオーディオ信号S1を受入れて装置内に供給
する符号化デジタルオーディオ信号供給部11と、この
オーディオ信号S1の中から付加情報D1を読み出す付
加情報読出部12と、前記オーディオ信号S1と付加情
報読出部12により読出された付加情報D1とに基づい
てオーディオ信号S1に含まれる周波数スペクトル情報
D2を読出す周波数スペクトル情報読出部13と、この
周波数スペクトル情報D2に基づいて周波数スペクトル
を加工して加工周波数スペクトル情報D3を出力する周
波数スペクトル加工部14と、この加工部14より出力
された加工周波数スペクトル情報D3と付加情報D1と
に基づいて信号中の周波数成分を時間成分に変換してデ
ジタルオーディオ信号S4を出力する周波数/時間変換
部15と、このデジタルオーディオ信号S4をアナログ
オーディオ信号S5に変換するデジタル/アナログ変換
部16と、前記信号供給部11、周波数スペクトル加工
部14、デジタル/アナログ変換部16に対して変速再
生制御信号Sc を供給する変速再生制御部17とを備え
ている。
【0021】次に、上記構成を有する第1実施形態に係
る符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置10の
動作について説明する。ストリーム供給部11とスペク
トル読出部13と付加情報読出部12と周波数/時間変
換部15とでは従来技術と同じ処理を行なっている。変
速再生制御部17は、ストリーム供給部11とスペクト
ル加工部14とD/A変換部に1/2倍速再生の制御信
号を送出している。周波数スペクトル加工部(以下、ス
ペクトル加工部とする。)14は、変速再生制御部17
からの1/2倍速再生の制御信号Sc によってスペクト
ル読出部13から1ブロック分の周波数スペクトルを受
け取り、それぞれの周波数スペクトル成分を2倍にマッ
ピングしなおす。すなわち、元のi番目の周波数スペク
トル成分をspec0[i]、マッピングし直したi番目周波数
スペクトルをspec1[i]、総スペクトル数をIとして式に
より表すと図2のようになる。
【0022】これら2倍にマッピングし直した周波数ス
ペクトルを周波数/時間変換部15に入力する。周波数
/時間変換部15は等速再生の場合と同じく1ブロック
分の周波数/時間変換を行ない、1ブロック分のデジタ
ルオーディオ信号をD/A変換部16に入力する。D/
A変換部16は等速再生時はデジタルオーディオ信号を
44.1kHzとしてD/A変換するが、変速再生制御
部17から1/2倍速再生の制御信号Sc を受け取った
時は、デジタルオーディオ信号のサンプリング周波数を
等速再生時の1/2である22.05kHzとしてD/
A変換処理を行なう。このように、スペクトル加工部1
4で周波数スペクトルをN倍にマッピングし、不足する
成分は0とし、D/A変換部16で1/N倍のサンプリ
ング周波数としてみなすことによって、音程の変化なし
に1/N倍速再生を実現することができる。
【0023】図3(a)(b)は、本発明による周波数
スペクトルの加工を一般のオーディオ信号で行なう場合
を示している。図3(a)は一般の信号の周波数スペク
トルを示したものであり、図3(a)に梨地で示した部
分の周波数スペクトルを加工して2倍にマッピングした
周波数スペクトルは、図3(b)のように、梨地部分を
引き延ばしたような形となっている。
【0024】ここで、理解を容易にするために、以下、
正弦波信号により説明する。正弦波の周波数スペクトル
は、図4(a)のようになり、前記一般の信号の場合と
同様に正弦波の周波数スペクトルを2倍にマッピングす
ると図4(b)のようになる。元の正弦波の周波数スペ
クトルを周波数/時間変換したデジタルオーディオ信号
は図4(c)のようになる。一方、図4(b)に示され
た2倍にマッピングした正弦波の周波数スペクトルを周
波数/時間変換したデジタルオーディオ信号は図4
(d)のようになる。
【0025】周波数スペクトルを2倍にマッピングして
いるために図4(d)では図4(c)と同じ時間で2周
期分の波形となっている。この波形を1/2倍のサンプ
リング周波数でデジタル/アナログ変換すると、図4
(e)に示すようなアナログオーディオ信号が得られ
る。
【0026】このような本発明の手法により符号化デジ
タルオーディオ信号を変速再生した場合、1/N倍速で
再生された音声でも音域が低音部に偏移することがなく
なるため、再生音声が1/N倍速であることを聴取者に
容易に聞き分けられることのない自然な変速再生音が得
られることになる図5(a)ないし(d)は、マッピン
グされた周波数スペクトル成分(a)とこの周波数スペ
クトル成分に基づいて、それぞれ(b)等速再生、
(c)2倍速再生、(d)1/2倍速再生した場合のデ
ジタルオーディオ信号の波形の対応関係を示している。
図5(a)の再マッピングされた周波数スペクトルの正
弦波成分が周波数/時間変換されて正弦波の波形となっ
たものが図5(b)(c)(d)であり、それぞれ等速
再生した場合、2倍速再生した場合、1/2倍速した場
合の波形が示されている。
【0027】図5(b)のように、等速再生された場合
には周波数軸上で再マッピングされた周波数スペクトル
を所定の時間軸上に変換したものに対して、図5(c)
では2倍速再生された周波数スペクトルが時間軸上では
等速再生の波形と同一の波形で時間軸のみ半分となって
おり、図5(d)では1/2倍速再生された周波数スペ
クトルが等速再生の波形と同一の波形で時間軸のみ2倍
になっている。このように、本発明による再マッピング
の場合変速度に対応して時間軸のみ変化しており、再生
されたオーディオ信号の波形は等速再生でもN倍速再生
でも1/N倍速再生でも全て同一の波形で再生されてい
るので、聴取者が聞く音声は変速度に関係なく一定した
音程となり変速再生の際の違和感を与えることはなくな
る。
【0028】次に、図6および図7を参照しながら、1
/N倍速再生とN倍速再生の際の周波数スペクトルの再
マッピングの仕方について、1/2倍速および2倍速を
例に説明する。まず、図6を参照しながら、1/2倍速
再生するときの周波数スペクトル成分の再マッピングに
ついて説明する。図6の上の特性図が元の周波数スペク
トルをマッピングしたものであり、下の特性図は上の特
性図に基づいて2倍にマッピングした周波数スペクトル
を示している。1/2倍速で変速再生する場合には、周
波数スペクトル成分の総数の1/2を周波数の低い方か
ら選択し、この総数の1/2までの周波数スペクトル成
分を本来のスペクトル位置のN倍の位置に再マッピング
する。
【0029】次に図6の下の特性図に点線で示されてい
る、再マッピングされなかったスペクトル位置の周波数
スペクトル成分を、実線で示すように再マッピングした
前記周波数スペクトル成分に基づいて算出している。こ
のときの演算の方法については図8を用いて後述する
が、1つの具体例としては図2を用いて説明したように
再マッピングされなかった周波数スペクトル成分を0に
しても良い。この図6の下の特性図に点線で示された再
マッピングの仕方は、再マッピングされなかったスペク
トル位置の周波数スペクトル成分を両隣の周波数スペク
トル成分の値を按分して足し合わせることにより生成し
ている。両隣の周波数スペクトル成分は、再マッピング
される周波数スペクトル成分に近い情報を含んでいるも
のと考えられるため再生された音声が違和感なく受け入
れられることになる。
【0030】次に、図7を参照しながら、2倍速で再生
する場合の周波数スペクトル成分の再マッピングについ
て説明する。図7の上の特性図は図6の上の特性図と同
様に元の周波数スペクトルを示している。2倍速で再生
する場合には、この上の特性図におけるマッピングされ
た周波数スペクトル成分のうちから周波数の高い方から
総数の1/2だけ選択されて元の周波数スペクトルの位
置に周波数の高い方から総数の全体に再マッピングされ
る。したがって、図6の下の特性図で点線で示されてい
た周波数スペクトル成分の位置に、まず再マッピングさ
れた周波数成分が実線のように配置される。
【0031】次に、再マッピングされなかった周波数成
分の位置、図7の下の特性図では点線で示された周波数
成分は、1/2倍速のときの図2のように0にしても良
いが図8で後述するように、両隣のそれぞれの周波数ス
ペクトル成分を按分して足し合わせることにより、図7
の下の特性図の点線で示すような補完された周波数スペ
クトル成分が再マッピングされることになる。このよう
にして、図7に示すように符号化デジタルオーディオ信
号を2倍速再生する場合でも本発明の概念を用いて再生
することにより、等速再生と同じ程度の音程の再生音声
が得られ、聴取者に違和感のない音声を提供することが
できる。
【0032】図2を用いて説明した再マッピングの第1
の具体例においては、周波数スペクトルをN倍にマッピ
ングした際に不足する成分は0とした(spec1の奇数番
目の成分(spec1[2i+1])を0とした)。これを両隣の成分
(spec1[2i],spec[2(i+1)])にそれぞれ係数をかけたもの
を足し合わせて生成することにより1/N倍速再生時の
聴感的な品質を向上することができる。この第2の具体
例は、元のi番目の周波数スペクトル成分をspec0[i]、
マッピングし直したi番目周波数スペクトルをspec1
[i]、総スペクトル数をIとして式により表現すると、
図8のように示すことができる。
【0033】なお、不足する成分jに関して、その両の
マッピングできる成分に対して適用する係数をwl[j],wh
[j]としている。ここでwl[j]とwh[h]は、たとえばspec1
[j]とマッピングできる成分との間のインデックスの距
離に応じて指定する。この場合、1/2倍速では全ての
jに対して、 wl[j]=1/2, wh[j]=1/2 となり、1/3倍速では(k=0〜I/3)に対して、 wl[3k+1]=2/3, wh[3k+1]=1/3 wl[3k+2]=1/3, wh[3k+2]=2/3 となる。
【0034】このように、マッピング時に不足する成分
を両隣の成分から生成することにより、図6の1/2倍
速や、図7の2倍速で、符号化デジタルオーディオ信号
の再生を行なう場合にも、聴感的な品質をより向上する
ことができる。
【0035】以上のような構成および動作原理を有する
本発明に係る符号化デジタルオーディオ信号の変速再生
装置は、図9に示すようなMPEGオーディオデコーダ
等の音響再生装置20に適用されている。図9におい
て、音響再生装置20は、MPEGオーディオ信号を記
録したCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memor
y)21と、このCD−ROM21に記録されたMPE
Gオーディオ信号を読出すCD−ROM読出し部22
と、読出し部22より読み出された符号化デジタルオー
ディオ信号を等速、1/N倍速、N倍速のうち好みの変
倍速でも再生可能なMPEGオーディオデコーダ部23
と、再生されたデジタルまたはアナログオーディオ信号
に基づいて音声を出力するスピーカ24と、を備えてい
る。
【0036】図9におけるMPEGオーディオデコーダ
部23に本発明に係る符号化デジタルオーディオ信号の
変速再生装置が搭載されているので、所望の変速度によ
り符号化デジタルオーディオ信号を再生することができ
る。このデコーダ部23により符号化デジタルオーディ
オ信号から変速再生された復号化MPEGオーディオ信
号に基づく音声は、N倍速であっても1/N倍速であっ
ても等速再生された音声と同一レベルの音程を有してい
るので、変速再生に際して見られがちであった低音程で
緩やかな再生音や、逆に高音程で早送りのような再生音
とは全く異なる等速再生の音声に近似した再生音を得る
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明に係
る符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置によれ
ば、符号化デジタルオーディオ信号を所望の変速度で供
給する信号供給部と、供給された信号の周波数スペクト
ル成分を前記所望の変速度に基づいて再マッピングした
加工周波数スペクトルを生成する周波数スペクトル加工
部とを備えているので、等速再生と同一レベルの音程に
より高品質の変速再生を行なうことができ、高性能の符
号化デジタルオーディオ信号再生装置を安価で容易に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る符号化デジタルオ
ーディオ信号の変速再生装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】周波数スペクトルをマッピングした際に不足す
る成分を0としたときの周波数スペクトル加工部の動作
を式により表わした説明図である。
【図3】本発明の周波数スペクトルの加工を一般の信号
で行なう場合の(a)元の信号の周波数スペクトル、
(b)2倍にマッピングした信号の周波数スペクトルを
それぞれ示す特性図である。
【図4】本発明の周波数スペクトルの加工を理解を容易
にするため正弦波で説明したもので、(a)元の正弦波
の周波数スペクトル、(b)2倍にマッピングした正弦
波の周波数スペクトル、(c)元の正弦波を周波数/時
間変換したデジタルオーディオ信号の波形、(d)2倍
マッピングした正弦波を周波数/時間変換したデジタル
オーディオ信号の波形、(e)この波形を1/2倍のサ
ンプリング周波数でD/A変換したアナログオーディオ
信号の波形をそれぞれ示す特性図である。
【図5】(a)マッピングされた周波数スペクトル成分
と、これに基づいて(b)等速再生、(c)2倍速再
生、(d)1/2倍速再生した場合のデジタルオーディ
オ信号の波形の対応関係を示す特性図である。
【図6】1/2倍速で再生する場合の周波数スペクトル
のマッピングの状態を示す特性図である。
【図7】2倍速で再生する場合の周波数スペクトルのマ
ッピングの状態を示す特性図である。
【図8】マッピング時に不足する成分を両隣の成分から
生成する周波数スペクトル加工部の動作を式により表わ
した説明図である。
【図9】本発明に係る変速再生装置をMPEGオーディ
オデコーダに適用した例を示すブロック図である。
【図10】従来の符号化デジタルオーディオ信号等速再
生装置を示すブロック図である。
【図11】図10に示す従来の等速再生装置により信号
を再生する場合を、(a)スペクトル、(b)等速再
生、(c)2倍速再生、(d)1/2倍速再生に分けて
それぞれ説明する特性図である
【図12】従来の符号化デジタルオーディオ信号変速再
生装置を示すブロック図である。
【図13】図12に示す従来の変速再生装置により信号
を再生する場合を、(a)スペクトル、(b)等速再
生、(c)2倍速再生、(d)1/2倍速再生に分けて
それぞれ説明する特性図である。
【符号の説明】
10 変速再生装置 11 信号供給部(符号化デジタルオーディオ信号供給
部) 12 付加情報読出部 13 周波数スペクトル情報読出部 14 周波数スペクトル加工部 15 周波数/時間変換部 16 デジタル/アナログ変換部 17 変速再生制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号をブロック化すると共にこのブロック
    化された信号の周波数スペクトルを利用して符号化され
    た符号化デジタルオーディオ信号からオーディオ信号を
    再生する符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置
    であって、 入力された前記符号化デジタルオーディオ信号を所望の
    変速度で供給する信号供給部と、 前記信号供給部から供給された前記符号化デジタルオー
    ディオ信号の周波数スペクトル成分を、前記所望の変速
    度に基づいてマッピングすることにより、加工周波数ス
    ペクトルを生成する周波数スペクトル加工部と、 を備えることを特徴とする符号化デジタルオーディオ信
    号の変速再生装置。
  2. 【請求項2】前記信号供給部は、前記所望の変速度とし
    て1/N倍の変速度により前記符号化デジタルオーディ
    オ信号を前記周波数スペクトル加工部へ供給し、 前記周波数スペクトル加工部は、前記符号化デジタルオ
    ーディオ信号の前記周波数スペクトル成分の総数のうち
    周波数の低い方から1/Nまでの周波数スペクトル成分
    を、本来のスペクトル位置のN倍の位置に再マッピング
    すると共に、再マッピングされなかったスペクトル位置
    の周波数スペクトル成分を0にすることにより、前記加
    工周波数スペクトルを生成することを特徴とする請求項
    1に記載の符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装
    置。
  3. 【請求項3】前記信号供給部は、前記所望の変速度とし
    て1/N倍の変速度により前記符号化デジタルオーディ
    オ信号を前記周波数スペクトル加工部へ供給し、 前記周波数スペクトル加工部は、前記符号化デジタルオ
    ーディオ信号の前記周波数スペクトル成分の総数のうち
    周波数の低い方から1/Nまでの周波数スペクトル成分
    を、本来のスペクトル位置のN倍の位置に再マッピング
    すると共に、再マッピングされなかったスペクトル位置
    の周波数スペクトル成分を再マッピングした前記周波数
    スペクトル成分から算出することにより、前記加工周波
    数スペクトルを生成することを特徴とする請求項1に記
    載の符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置。
  4. 【請求項4】前記周波数スペクトル加工部は、再マッピ
    ングが行なわれなかったスペクトル位置の周波数スペク
    トル成分を、その両隣に位置する再マッピングされた前
    記周波数スペクトル成分から算出することにより、前記
    加工周波数スペクトル成分を生成することを特徴とする
    請求項3に記載の符号化デジタルオーディオ信号の変速
    再生装置。
  5. 【請求項5】前記周波数スペクトル加工部は、算出すべ
    き周波数スペクトル成分の位置と、その両隣にある再マ
    ッピングされた周波数スペクトル成分との間のスペクト
    ル距離と、に基づいて、前記算出すべき周波数成分の両
    隣にある再マッピングされた周波数スペクトル成分を按
    分して足し合わせた値を、算出しようとするスペクトル
    位置の周波数スペクトル成分として算出することによ
    り、前記加工周波数スペクトルを生成することを特徴と
    する請求項4に記載の符号化デジタルオーディオ信号の
    変速再生装置。
  6. 【請求項6】前記信号供給部は、前記所望の変速度とし
    てN倍の変速度で前記符号化デジタルオーディオ信号を
    前記周波数スペクトル加工部へ供給し、 前記周波数スペクトル加工部は、前記符号化デジタルオ
    ーディオ信号の前記周波数スペクトル成分の総数のうち
    周波数の高い方から1/Nまでの周波数スペクトル成分
    を、本来のスペクトル位置のN倍の位置に再マッピング
    すると共に、最マッピングされなかったスペクトル位置
    の周波数スペクトル成分を0にすることにより、前記加
    工周波数スペクトルを生成することを特徴とする請求項
    1に記載の符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装
    置。
  7. 【請求項7】前記信号供給部は、前記所望の変速度とし
    てN倍の変速度で前記符号化デジタルオーディオ信号を
    前記周波数スペクトル加工部へ供給し、 前記周波数スペクトル加工部は、前記符号化デジタルオ
    ーディオ信号の前記周波数スペクトル成分の総数のうち
    周波数の高い方から1/Nまでの周波数スペクトル成分
    を、本来のスペクトル位置のN倍の位置に再マッピング
    すると共に、再マッピングされなかったスペクトル位置
    の周波数スペクトル成分を再マッピングした前記周波数
    スペクトル成分から算出することにより、前記加工周波
    数スペクトルを生成することを特徴とする請求項1に記
    載の符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置。
  8. 【請求項8】前記周波数スペクトル加工部は、再マッピ
    ングが行なわれなかったスペクトル位置の周波数スペク
    トル成分を、その両隣にある再マッピングされた前記周
    波数スペクトル成分から算出することにより前記加工ス
    ペクトル成分を生成することを特徴とする請求項7に記
    載の符号化デジタルオーディオ信号の変速再生装置。
  9. 【請求項9】前記周波数スペクトル加工部は、算出しよ
    うとするスペクトル位置と、その両隣にある再マッピン
    グされた周波数スペクトル成分とのスペクトル距離と、
    に基づいて、両隣にある再マッピングされた周波数スペ
    クトル成分を按分して足し合わせた値を、算出しようと
    するスペクトル位置の周波数スペクトル成分として算出
    することにより前記加工スペクトルを生成することを特
    徴とする請求項8に記載の符号化デジタルオーディオ信
    号の変速再生装置。
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