JP3352406B2 - オーディオ信号の符号化及び復号方法及び装置 - Google Patents

オーディオ信号の符号化及び復号方法及び装置

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JP3352406B2 JP28047998A JP28047998A JP3352406B2 JP 3352406 B2 JP3352406 B2 JP 3352406B2 JP 28047998 A JP28047998 A JP 28047998A JP 28047998 A JP28047998 A JP 28047998A JP 3352406 B2 JP3352406 B2 JP 3352406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号の
低遅延符号化方法及び装置、並びに符号化ビットストリ
ームの低遅延復号方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルオーディオ信号の符号化
方法の研究開発が活発になり、特に高品質で低ビットレ
ートの符号化方法として、MPEG1オーディオ符号化
(ISO/IEC 11172−3)が国際標準として
規格化されている。
【0003】従来、この種のMPEG1オーディオ符号
化の符号器及び復号器としては、図11乃至図15に示
すようなものが知られている。図11はMPEG1オー
ディオ符号化の符号器の基本構造を示すブロック図、図
12はMPEG1オーディオ符号化の復号器の基本構造
を示すブロック図、図13はMPEG1オーディオ符号
化レイヤ1のビットストリームフォーマットを示す図、
図14はMPEG1オーディオ符号化レイヤ2のビット
ストリームフォーマットを示す図、図15はMPEG1
オーディオ符号化レイヤ3のビットストリームフォーマ
ットを示す図である。
【0004】まず、図11を参照して、MPEG1オー
ディオ符号化の符号器の構成を説明する。図11におい
て、111はMPEG1オーディオ符号化の符号器、1
12は写像部、113は聴覚心理モデル部、114は量
子化及び符号化部、115はフレーム組立部である。
【0005】次に、図11を参照して、MPEG1オー
ディオ符号化の符号器111の動作を説明する。まず、
オーディオサンプルが符号器111に入力されると、写
像部112は入力オーディオサンプルをフィルタ処理
し、さらに間引いた表現を生成する。聴覚心理モデル部
113は、量子化及び符号化を制御するデータの組を生
成する。量子化及び符号化部114はレイヤ1、レイヤ
2及びレイヤ3のいずれかの符号化方法に従った処理を
行う。フレーム組立部115は、量子化及び符号化部1
14の出力データとアンシラリデータから実際のビット
ストリームを組み立てて、その他の情報(例:エラーチ
ェック)を必要に応じて付加する。
【0006】次に、図12を参照して、MPEG1オー
ディオ符号化の復号器の構成を説明する。図12におい
て、121はMPEG1オーディオ符号化の復号器、1
22はフレーム分解部、123は復元部、124は逆写
像部である。
【0007】次に、図12を参照して、MPEG1オー
ディオ符号化の復号器の動作を説明する。ビットストリ
ームが復号器121に入力されると、フレーム分解部1
22は情報の様々な部分を復元するために、ビットスト
リームを分離する。復元部123は一連の写像サンプル
の量子化形を復元する。逆写像部124はこれらの写像
サンプルをPCMオーディオサンプルに戻す。
【0008】MPEG1オーディオ符号化はレイヤ1、
レイヤ2及びレイヤ3の3個のレイヤから構成される。
レイヤが高くなるに従って方式は複雑になるが、より低
いビットレートでも高品質の符号化が可能となる。レイ
ヤ1、レイヤ2及びレイヤ3のビットストリームを模式
図で示すと、それぞれ図13、図14及び図15のよう
になる。
【0009】図13はMPEG1オーディオ符号化レイ
ヤ1のビットストリームフォーマットを示す図である。
ビットストリームは1つ以上の連続するフレームから構
成される。図13は1フレームのフォーマットである。
フレームはヘッダ、エラーチェック、オーディオデー
タ、並びにアンシラリデータから成り、オーディオデー
タはビット割当て情報、スケールファクタ及びサンプル
で構成される。
【0010】図14はMPEG1オーディオ符号化レイ
ヤ2のビットストリームフォーマットを示す図である。
MPEG1オーディオ符号化レイヤ1と同様に、レイヤ
2もビットストリームは1つ以上の連続するフレームか
ら構成される。図14は1フレームのフォーマットであ
る。フレームは、ヘッダ、エラーチェック、オーディオ
データ、並びにアンシラリデータから成り、オーディオ
データは、ビット割当て情報、スケールファクタ選択情
報、スケールファクタ及びサンプルで構成される。
【0011】図15はMPEG1オーディオ符号化レイ
ヤ3のビットストリームフォーマットを示す図である。
レイヤ3もMPEG1オーディオ符号化レイヤ1及び2
と同様に、ビットストリームは1つ以上の連続するフレ
ームから構成される。図15は1フレームのフォーマッ
トである。フレームはヘッダ、エラーチェック、並びに
オーディオデータから成り、オーディオデータは付加情
報と主情報とから成り、主情報はスケールファクタ、ハ
フマン符号化データ及びアンシラリビットを含んで構成
される。通常、主情報はそのフレームのヘッダ及び付加
情報より前の位置から始まり、その位置は、付加情報中
にある主情報開始位置を示す値によって指定される。付
加情報のバイト数は、単一チャネルの場合17バイト、
2チャネルの場合32バイトである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の符号化方法においては、フレームの長さ、すなわ
ち、符号化の対象となるオーディオサンプルの個数は、
符号化のレイヤに従って定められており、レイヤ1では
384サンプル、レイヤ2及びレイヤ3では1152サ
ンプルである。これは、標本化周波数が48kHzの場
合、レイヤ1では8ms、レイヤ2及びレイヤ3では2
4msに相当する。標本化周波数が32kHzの場合
は、レイヤ1では12ms、レイヤ2及びレイヤ3では
36msに相当する。
【0013】上記従来の符号化及び復号の実時間処理を
行なうと、符号化及び復号に要する時間すなわち遅延時
間はこの4倍の長さになる。この理由は、符号化するた
めに1フレーム分のオーディオサンプルをバッファに蓄
積し、次の1フレーム分のオーディオサンプルを蓄積し
ている間に、先に蓄積されたオーディオサンプルを符号
化することによる。符号化の時間は処理速度を速くする
ことにより短縮することは可能であるが、次の1フレー
ム分のオーディオサンプルを蓄積するためには、オーデ
ィオサンプル分の時間を要するので、現フレームの符号
化の処理が速く終了しても、次のフレームのオーディオ
サンプルを符号化するためには、1フレーム分のオーデ
ィオサンプルがバッファに蓄積されるのを待たなければ
ならない。したがって、符号化に要する時間はフレーム
長の2倍である。
【0014】また、復号するためには、1フレーム分の
ビットストリームをバッファに蓄積し、次の1フレーム
分のビットストリームを蓄積している間に、先に蓄積さ
れたビットストリームを復号する。ビットストリームを
蓄積する時間は、ビットストリームの送受信のビットレ
ートを高くすることによって短縮することが可能である
が、オーディオサンプルを実時間で出力しなければなら
ないので、復号するための時間を速くすることは不可能
である。したがって、復号に要する時間はフレーム長の
2倍である。
【0015】以上のように、符号化及び復号に要する時
間すなわち遅延時間はフレーム長の4倍になるので、例
えば標本化周波数48kHz、レイヤ1(フレーム長8
ms)の遅延時間は32ms、レイヤ2及びレイヤ3
(フレーム長24ms)の遅延時間は96msである。
実際には、さらにサブバンド分割フィルタの遅延時間が
加わる。MPEGの場合、512タップのフィルタが使
用されており、このフィルタによってサブバンド分割及
び合成にはタップ数分の遅延時間が発生する。標本化周
波数48kHzの場合は、10.67msである。従っ
て、標本化周波数48kNz、レイヤ1の遅延時間は合
計約43ms、レイヤ2及びレイヤ3の遅延時間は合計
約107msである。
【0016】このように遅延時間が数10msから10
0msを超える符号化方法によってオーディオ信号を符
号化及び復号すると、人間の聴覚は時間差を検知するこ
とができるので、アプリケーションによっては致命的な
欠陥となることがある。例えば、ワイヤレスマイクで音
声を収音かつデジタル化して受信機に送信する場合を考
えてみる。マイクで音声を収音及び符号化することによ
りデジタル信号に変換して、受信機に送信し、受信機で
復号しスピーカで拡声する場合に、もし長い遅延時間が
あると、実際に話したり歌ったりしている人の口の動き
とずれが生じ、観客(聴衆)に違和感を与えることにな
る。また、舞台の上で話したり歌ったりしている人の近
くには、その人自身が自分の声をモニタするためのモニ
タスピーカを設置することが多いが、符号化および復号
に長い遅延時間が生じると、自分の声が直接耳に入る音
声と、スピーカから聞こえる音声にずれが発生し、話し
たり歌ったりしている人が話しにくく、また歌いにくく
なる。場合によっては話したり歌うことが困難になるこ
とさえある。
【0017】このような問題を解決するために、MPE
G1オーディオ符号化の遅延時間を短くしようとする
と、フレーム長の短縮及びフィルタ遅延の低減が必要で
ある。しかしながら、フレーム長を短くすると、ヘッダ
及びビット割当て情報などオーディオサンプル以外の情
報が占める割合が大きくなる。例えば、レイヤ1のフォ
ーマットで、ビットレート128kbit/sの場合
は、1フレーム全体に割当てられるビット数は1024
ビットであるが、そのうち、ヘッダに32ビット、ビッ
ト割当て情報に128ビット、スケールファクタ及びサ
ンプルに割当てられるビット数が864ビットである
が、仮に、フレーム長を4分の1にすると、1フレーム
全体に割当てられるビット数は256ビット、そのう
ち、ヘッダに32ビット、ビット割当て情報に128ビ
ット、スケールファクタ及びサンプルに割当てられるビ
ット数は96ビットとなる。
【0018】フレーム長を短縮する前の1フレームのサ
ンプル数は384サンプル、短縮後の1フレームのサン
プル数は96サンプルなので、スケールファクタ及びサ
ンプルを量子化するために割当てられるビット数は、前
者はサンプル毎に2.25ビット、後者は1ビットとな
る。同じ符号化方式を用いる場合、サンプルに割り当て
られるビット数が少なくなることは、音質の劣化を意味
する。このように、フレーム長を短縮することによっ
て、サンプルに割り当てられるビット数が少なくなり、
全体のビットレートを維持しようとすると、音質が劣化
するという問題があった。
【0019】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、ビットレートを増加させず、フレー
ム長を短くして符号化及び復号で生じる遅延時間を少な
くしても、オーディオデータの音質の劣化を防止し品質
を維持することができるオーディオ信号の符号化方法及
び装置、及び復号方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明におけるオーディ
オ信号の符号化方法は、上記目的を達成するため、入力
デジタル信号をフレーム毎の複数のサブバンドに分割
し、分割した全サブバンドの各スケールファクタをそれ
ぞれ算出し、算出した各スケールファクタから対応する
サブバンドのビット割当て情報をそれぞれ算出し、各サ
ブバンドのサンプルを対応するサブバンドのスケールフ
ァクタによって正規化した後、スケールファクタから算
出した対応するサブバンドのビット割当て情報に従って
量子化し、スケールファクタと量子化されたサンプルと
からなるオーディオデータを含むフレーム単位の符号化
ビットストリームを生成する各工程からなり、ビット割
当て情報はスケールファクタから算出し、オーディオデ
ータにビット割当て情報を含まないようにしたものであ
る。
【0021】本発明は、入力した各サブバンドのスケー
ルファクタからビット割当て情報を算出して、そのフレ
ームにはビット割当て情報用のビットを持たないように
したことにより、その分サンプル用に割り当てるビット
数を増加することができるため、効率的かつ音質のよい
符号化ビットストリームを得ることができるオーディオ
信号の符号化方法が得られる。
【0022】本発明におけるオーディオ信号の符号化方
法は、上記目的を達成するため、入力デジタル信号をフ
レーム毎の複数のサブバンドに分割し、分割した全サブ
バンドの各スケールファクタをそれぞれ算出し、算出し
たスケールファクタが前フレームのスケールファクタと
等しいか否かを検出し、等しい場合はスケールファクタ
フラグを不設定し、算出したスケールファクタが前フレ
ームのスケールファクタと等しくない場合はスケールフ
ァクタフラグを設定し、算出した各スケールファクタか
ら対応するサブバンドのビット割当て情報をそれぞれ算
出し、各サブバンドのサンプルを対応するサブバンドの
スケールファクタによって正規化した後、スケールファ
クタから算出した対応するサブバンドのビット割当て情
報に従って量子化し、スケールファクタフラグ、スケー
ルファクタ及び量子化されたサンプルからなるオーディ
オデータを含むフレーム単位の符号化ビットストリーム
を生成する各工程からなり、オーディオデータにビット
割当て情報を含まず、また算出したスケールファクタが
前フレームのスケールファクタと等しい場合は前フレー
ムのスケールファクタと等しいスケールファクタをオー
ディオデータに含まないようにしたものである。
【0023】本発明は、入力した各サブバンドのスケー
ルファクタからビット割当て情報を算出するして、その
フレームにはビット割当て情報用のビットを持たないよ
うにしたことにより、その分サンプル用に割り当てるビ
ット数を増加することができる上、スケールファクタが
前フレームのスケールファクタと同一の場合にはフレー
ムに挿入しないようにしたことにより、さらにサンプル
用に割り当てるビット数を増加することができ、それに
よって、効率的かつ音質のよい符号化ビットストリーム
を得ることができるオーディオ信号の符号化方法が得ら
れる。
【0024】本発明におけるオーディオ信号の復号方法
は、上記目的を達成するため、入力したフレーム単位の
符号化ビットストリームを分離して各サブバンドのスケ
ールファクタ及び量子化されたサンプル等の情報を復元
し、復元した各サブバンドのスケールファクタを用いて
サンプルを量子化するために用いたビット割当て情報を
算出し、算出したビット割当て情報及びスケールファク
タを用いて量子化されたサンプルを逆量子化し、逆量子
化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域のデジタ
ルオーディオサンプルに復元する各工程からなり、入力
した符号化ビットストリームに含まれているサンプルの
ビット割当て情報を同一の符号化ビットストリームに含
まれている対応するスケールファクタから算出するよう
にしたものである。
【0025】本発明は、入力したフレームの各サブバン
ドに対応するスケールファクタからビット割当て情報を
算出するため、そのフレームにはサンプルのビット割当
て情報を持たないようにしたことにより、その分サンプ
ル用に割り当てるビット数を増加することができ、音質
のよいPCMオーディオサンプルを復元することができ
るオーディオ信号の復号方法が得られる。
【0026】本発明におけるオーディオ信号の復号方法
は、上記目的を達成するため、入力したフレーム単位の
符号化ビットストリームを分離して各サブバンドのスケ
ールファクタが前フレームのスケールファクタと等しい
か否かを示すスケールファクタフラグ、スケールファク
タ及び量子化されたサンプル等の情報を復元し、スケー
ルファクタフラグにより対応するサブバンドのスケール
ファクタが前フレームのスケールファクタと等しい場合
は前フレームのスケールファクタを現フレームのスケー
ルファクタとして使用し、対応するサブバンドのスケー
ルファクタが前フレームのスケールファクタと等しくな
い場合は現フレームのスケールファクタを出力し、現フ
レームのスケールファクタを用いてサンプルを量子化す
るために用いたビット割当て情報を算出し、算出したビ
ット割当て情報及び現フレームのスケールファクタを用
いて量子化されたサンプルを逆量子化し、逆量子化され
たサンプルをサブバンド合成して全帯域のデジタルオー
ディオサンプルに復元する各工程からなり、入力した符
号化ビットストリームにビット割当て情報を含まず、ま
た入力した符号化ビットストリームに含まれているスケ
ールファクタフラグにより現フレームのスケールファク
タは前フレームのスケールファクタと等しいことが判明
した場合は、現フレームに対応するスケールファクタを
含まず、前フレームのスケールファクタを現フレームの
スケールファクタとして使用するようにしたものであ
る。
【0027】本発明は、入力したフレームの各サブバン
ドに対応するスケールファクタからビット割当て情報を
算出するため、そのフレームにはビット割当て情報用の
ビットを持たないようにしたことにより、その分サンプ
ル用に割り当てるビット数を増加することができる上、
現フレームのスケールファクタが前フレームのスケール
ファクタと同一の場合は、現フレームにスケールファク
タを挿入しないようにしたことにより、さらにサンプル
用に割り当てるビット数を増加することができ、音質の
よいPCMオーディオサンプルを復元することができる
オーディオ信号の復号方法が得られる。
【0028】本発明におけるオーディオ信号の符号化装
置は、上記目的を達成するため、入力デジタル信号をフ
レーム毎の複数のサブバンドに分割する写像部と、分割
した全サブバンドの各スケールファクタをそれぞれ算出
するスケールファクタ算出部と、算出した各スケールフ
ァクタから対応するサブバンドのビット割当て情報をそ
れぞれ算出するビット割当て情報算出部と、各サブバン
ドのサンプルを対応するサブバンドのスケールファクタ
によって正規化した後、スケールファクタから算出した
対応するサブバンドのビット割当て情報に従って量子化
する量子化部と、スケールファクタと量子化されたサン
プルとからなるオーディオデータを含むフレーム単位の
符号化ビットストリームを生成するフレーム組立部とか
らなり、オーディオデータにはビット割当て情報を含ま
ず、スケールファクタから算出するようにしたものであ
る。
【0029】本発明は、入力した各サブバンドのスケー
ルファクタからビット割当て情報を算出するため、その
フレームにはビット割当て情報用のビットを持たないよ
うにしたことにより、その分サンプル用に割り当てるビ
ット数を増加することができるため、効率的かつ音質の
よい符号化ビットストリームを得ることができる符号化
装置が得られる。
【0030】本発明におけるオーディオ信号の符号化装
置は、上記目的を達成するため、入力デジタル信号をフ
レーム毎の複数のサブバンドに分割する写像部と、分割
した全サブバンドの各スケールファクタをそれぞれ算出
するスケールファクタ算出部と、算出したスケールファ
クタが前フレームのスケールファクタと等しいか否かを
検出し、等しい場合はスケールファクタフラグを不設定
し、算出したスケールファクタが前フレームのスケール
ファクタと等しくない場合はスケールファクタフラグを
設定するスケールファクタ決定部と、算出した各スケー
ルファクタから対応するサブバンドのビット割当て情報
をそれぞれ算出するビット割当て情報算出部と、各サブ
バンドのサンプルを対応するサブバンドのスケールファ
クタによって正規化した後、スケールファクタから算出
した対応するサブバンドのビット割当て情報に従って量
子化する量子化部と、スケールファクタフラグ、スケー
ルファクタ及び量子化されたサンプルからなるオーディ
オデータを含むフレーム単位の符号化ビットストリーム
を生成するフレーム組立部とからなり、オーディオデー
タにビット割当て情報を含まず、また算出したスケール
ファクタが前フレームのスケールファクタと等しい場合
は前フレームのスケールファクタと等しいスケールファ
クタをオーディオデータに含まないようにしたものであ
る。
【0031】本発明は、対応する各サブバンドのスケー
ルファクタからビット割当て情報を算出するため、その
フレームにはビット割当て情報用のビットを持たないよ
うにしたことにより、その分サンプル用に割り当てるビ
ット数を増加することができる上、スケールファクタが
前フレームのスケールファクタと同一の場合は、フレー
ムに挿入しないようにしたことにより、さらにサンプル
用に割り当てるビット数を増加することができ、それに
よって、効率的かつ音質のよい符号化ビットストリーム
を得ることができる符号化装置が得られる。
【0032】本発明におけるオーディオ信号の復号装置
は、上記目的を達成するため、入力したフレーム単位の
符号化ビットストリームを分離して各サブバンドのスケ
ールファクタ及び量子化されたサンプル等の情報を復元
するフレーム分解部と、復元した各サブバンドのスケー
ルファクタを用いてサンプルを量子化するために用いた
ビット割当て情報を算出するビット割当て情報算出部
と、算出したビット割当て情報及びスケールファクタを
用いて量子化されたサンプルを逆量子化する復元部と、
逆量子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域の
デジタルオーディオサンプルに復元する逆写像部とから
なり、入力した符号化ビットストリームに含まれている
サンプルのビット割当て情報を同一の符号化ビットスト
リームに含まれている対応するスケールファクタから算
出するようにしたものである。
【0033】本発明は、入力したフレームのスケールフ
ァクタからビット割当て情報を算出するため、そのフレ
ームにはビット割当て情報用のビットを持たないように
したことにより、その分サンプル用に割り当てるビット
数を増加することができ、音質のよいPCMオーディオ
サンプルを復元することができる復号装置が得られる。
【0034】本発明におけるオーディオ信号の復号装置
は、上記目的を達成するため、入力したフレーム単位の
符号化ビットストリームを分離して各サブバンドのスケ
ールファクタが前フレームのスケールファクタと等しい
か否かを示すスケールファクタフラグ、スケールファク
タ及び量子化されたサンプル等の情報を復元するフレー
ム分解部と、スケールファクタフラグにより対応するサ
ブバンドのスケールファクタが前フレームのスケールフ
ァクタと等しい場合は前フレームのスケールファクタを
現フレームのスケールファクタとして使用し、対応する
サブバンドのスケールファクタが前フレームのスケール
ファクタと等しくない場合は現フレームのスケールファ
クタを出力するスケールファクタ算出部と、現フレーム
のスケールファクタを用いてサンプルを量子化するため
に用いたビット割当て情報を算出するビット割当て情報
算出部と、算出したビット割当て情報及び前記現フレー
ムのスケールファクタを用いて前記量子化されたサンプ
ルを逆量子化する復元部と、逆量子化されたサンプルを
サブバンド合成して全帯域のデジタルオーディオサンプ
ルに復元する逆写像部とからなり、入力した符号化ビッ
トストリームにビット割当て情報を含まず、また入力し
た符号化ビットストリームに含まれているスケールファ
クタフラグにより現フレームのスケールファクタは前フ
レームのスケールファクタと等しいことが判明した場合
は、現フレームには対応するスケールファクタを含ま
ず、前フレームのスケールファクタを現フレームのスケ
ールファクタとして使用するようにしたものである。
【0035】本発明は、入力したフレームのスケールフ
ァクタからビット割当て情報を算出するため、そのフレ
ームにはビット割当て情報用のビットを持たないように
したことにより、その分サンプル用に割り当てるビット
数を増加することができ上、スケールファクタが前フレ
ームのスケールファクタと同一の場合は、フレームに挿
入しないようにしたことにより、さらにサンプル用に割
り当てるビット数を増加することができ、音質のよいP
CMオーディオサンプルを復元することができる復号装
置が得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のオーデ
ィオ信号の符号化方法は、入力デジタル信号をフレーム
毎の複数のサブバンドに分割し、前記分割した全サブバ
ンドの各スケールファクタをそれぞれ算出し、前記算出
した各スケールファクタから対応するサブバンドのビッ
ト割当て情報をそれぞれ算出し、前記各サブバンドのサ
ンプルを対応するサブバンドのスケールファクタ及び前
記スケールファクタから算出した対応するサブバンドの
ビット割当て情報に従って量子化し、前記スケールファ
クタと量子化されたサンプルとからなるオーディオデー
タを含むフレーム単位の符号化ビットストリームを生成
する各工程からなり、ビット割当て情報はスケールファ
クタから算出し、オーディオデータにビット割当て情報
を含まないようにしたものであり、入力した各サブバン
ドのスケールファクタからビット割当て情報を算出する
ため、そのフレームにはビット割当て情報用のビットを
持たないようにしたことにより、その分サンプル用に割
り当てるビット数を増加することができるため、効率的
かつ音質のよい符号化ビットストリームを得ることがで
きるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項2に記載のオーディオ信号
の符号化方法は、入力デジタル信号をフレーム毎の複数
のサブバンドに分割し、前記分割した全サブバンドの各
スケールファクタをそれぞれ算出し、前記算出したスケ
ールファクタが前フレームのスケールファクタと等しい
か否かを検出し、等しい場合はスケールファクタフラグ
を不設定し、前記算出したスケールファクタが前フレー
ムのスケールファクタと等しくない場合はスケールファ
クタフラグを設定し、前記算出した各スケールファクタ
から対応するサブバンドのビット割当て情報をそれぞれ
算出し、前記各サブバンドのサンプルを対応するサブバ
ンドのスケールファクタによって正規化した後、スケー
ルファクタから算出した対応するサブバンドのビット割
当て情報に従って量子化し、前記スケールファクタフラ
グ、スケールファクタ及び量子化されたサンプルからな
るオーディオデータを含むフレーム単位の符号化ビット
ストリームを生成する各工程からなり、前記オーディオ
データにビット割当て情報を含まず、また前記算出した
スケールファクタが前フレームのスケールファクタと等
しい場合は前記前フレームのスケールファクタと等しい
スケールファクタを前記オーディオデータに含まないよ
うにしたものであり、入力した各サブバンドのスケール
ファクタからビット割当て情報を算出するため、そのフ
レームにはビット割当て情報用のビットを持たないよう
にしたことにより、その分サンプル用に割り当てるビッ
ト数を増加することができる上、スケールファクタが前
フレームのスケールファクタと同一の場合にはフレーム
に挿入しないようにしたことにより、さらにサンプル用
に割り当てるビット数を増加することができ、それによ
って、効率的かつ音質のよい符号化ビットストリームを
得ることができるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項3に記載のオーディオ信号
の復号方法は、入力したフレーム単位の符号化ビットス
トリームを分離して各サブバンドのスケールファクタ及
び量子化されたサンプル等の情報を復元し、前記復元し
た各サブバンドのスケールファクタを用いてサンプルを
量子化するために用いたビット割当て情報を算出し、前
記算出したビット割当て情報及びスケールファクタを用
いて前記量子化されたサンプルを逆量子化し、前記逆量
子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域のデジ
タルオーディオサンプルに復元する各工程からなり、前
記入力した符号化ビットストリームに含まれているサン
プルのビット割当て情報を同一の符号化ビットストリー
ムに含まれている対応するスケールファクタから算出す
るようにしたものであり、入力したフレームの各サブバ
ンドに対応するスケールファクタからビット割当て情報
を算出するため、そのフレームにはサンプルのビット割
当て情報用のビットを持たないようにしたことにより、
その分サンプル用に割り当てるビット数を増加すること
ができ、音質のよいPCMオーディオサンプルを復元す
ることができるという作用を有する。
【0039】本発明の請求項4に記載のオーディオ信号
の復号方法は、入力したフレーム単位の符号化ビットス
トリームを分離して各サブバンドのスケールファクタが
前フレームのスケールファクタと等しいか否かを示すス
ケールファクタフラグ、スケールファクタ及び量子化さ
れたサンプル等の情報を復元し、前記スケールファクタ
フラグの指定により現フレームのスケールファクタを使
用するか前フレームのスケールファクタを現フレームの
スケールファクタとして使用するかを決定し、前記現フ
レームのスケールファクタを用いてサンプルを量子化す
るために用いたビット割当て情報を算出し、前記算出し
たビット割当て情報及び前記現フレームのスケールファ
クタを用いて前記量子化されたサンプルを逆量子化し、
前記逆量子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯
域のデジタルオーディオサンプルに復元する各工程から
なり、前記入力した符号化ビットストリームにビット割
当て情報を含まず、また入力した符号化ビットストリー
ムに含まれているスケールファクタフラグにより現フレ
ームのスケールファクタは前フレームのスケールファク
タと等しいことが判明した場合は、現フレームには対応
するスケールファクタを含まず、前フレームのスケール
ファクタを現フレームのスケールファクタとして使用す
るようにしたものであり、入力したフレームの各サブバ
ンドに対応するスケールファクタからビット割当て情報
を算出するため、そのフレームにはビット割当て情報用
のビットを持たないようにしたことにより、その分サン
プル用に割り当てるビット数を増加することができる
上、現フレームのスケールファクタが前フレームのスケ
ールファクタと同一の場合は、現フレームに挿入しない
ようにしたことにより、さらにサンプル用に割り当てる
ビット数を増加することができ、音質のよいPCMオー
ディオサンプルを復元することができるという作用を有
する。
【0040】本発明の請求項5に記載のオーディオ信号
の符号化装置は、入力デジタル信号をフレーム毎の複数
のサブバンドに分割する写像部と、前記分割した全サブ
バンドの各スケールファクタをそれぞれ算出するスケー
ルファクタ算出部と、前記算出した各スケールファクタ
から対応するサブバンドのビット割当て情報をそれぞれ
算出するビット割当て情報算出部と、前記各サブバンド
のサンプルを対応するサブバンドのスケールファクタに
よって正規化した後、スケールファクタから算出した対
応するサブバンドのビット割当て情報に従って量子化す
る量子化部と、前記スケールファクタと量子化されたサ
ンプルとからなるオーディオデータを含むフレーム単位
の符号化ビットストリームを生成するフレーム組立部と
からなり、オーディオデータにはビット割当て情報を含
まず、スケールファクタから算出するようにしたもので
あり、入力した各サブバンドのスケールファクタからビ
ット割当て情報を算出するため、そのフレームにはビッ
ト割当て情報用のビットを持たないようにしたことによ
り、その分サンプル用に割り当てるビット数を増加する
ことができるため、効率的かつ音質のよい符号化ビット
ストリームを得ることができるという作用を有する。
【0041】本発明の請求項6に記載のオーディオ信号
の符号化装置は、入力デジタル信号をフレーム毎の複数
のサブバンドに分割する写像部と、前記分割した全サブ
バンドの各スケールファクタをそれぞれ算出するスケー
ルファクタ算出部と、前記算出したスケールファクタが
前フレームのスケールファクタと等しいか否かを検出
し、等しい場合はスケールファクタフラグを不設定し、
前記算出したスケールファクタが前フレームのスケール
ファクタと等しくない場合はスケールファクタフラグを
設定するスケールファクタ決定部と、前記算出した各ス
ケールファクタから対応するサブバンドのビット割当て
情報をそれぞれ算出するビット割当て情報算出部と、前
記各サブバンドのサンプルを対応するサブバンドのスケ
ールファクタによって正規化した後、スケールファクタ
から算出した対応するサブバンドのビット割当て情報に
従って量子化する量子化部と、前記スケールファクタフ
ラグ、スケールファクタ及び量子化されたサンプルから
なるオーディオデータを含むフレーム単位の符号化ビッ
トストリームを生成するフレーム組立部とからなり、前
記オーディオデータにビット割当て情報を含まず、また
前記算出したスケールファクタが前フレームのスケール
ファクタと等しい場合は前記前フレームのスケールファ
クタと等しいスケールファクタを前記オーディオデータ
に含まないようにしたものであり、対応する各サブバン
ドのスケールファクタからビット割当て情報を算出する
ため、そのフレームにはビット割当て情報用のビットを
持たないようにしたことにより、その分サンプル用に割
り当てるビット数を増加することができる上、スケール
ファクタが前フレームのスケールファクタと同一の場合
は、フレームに挿入しないようにしたことにより、さら
にサンプル用に割り当てるビット数を増加することがで
き、それによって、効率的かつ音質のよい符号化ビット
ストリームを得ることができるという作用を有する。
【0042】本発明の請求項7に記載のオーディオ信号
の復号装置は、入力したフレーム単位の符号化ビットス
トリームを分離して各サブバンドのスケールファクタ及
び量子化されたサンプル等の情報を復元するフレーム分
解部と、前記復元した各サブバンドのスケールファクタ
を用いてサンプルを量子化するために用いたビット割当
て情報を算出するビット割当て情報算出部と、前記算出
したビット割当て情報及びスケールファクタを用いて前
記量子化されたサンプルを逆量子化する復元部と、前記
逆量子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域の
デジタルオーディオサンプルに復元する逆写像部とから
なり、前記入力した符号化ビットストリームに含まれて
いるサンプルのビット割当て情報を同一の符号化ビット
ストリームに含まれている対応するスケールファクタか
ら算出するようにしたものであり、入力したフレームの
スケールファクタからビット割当て情報を算出するた
め、そのフレームにはビット割当て情報用のビットを持
たないようにしたことにより、その分サンプル用に割り
当てるビット数を増加することができ、音質のよいPC
Mオーディオサンプルを復元することができるという作
用を有する。
【0043】本発明の請求項8に記載のオーディオ信号
の復号装置は、入力したフレーム単位の符号化ビットス
トリームを分離して各サブバンドのスケールファクタが
前フレームのスケールファクタと等しいか否かを示すス
ケールファクタフラグ、スケールファクタ及び量子化さ
れたサンプル等の情報を復元するフレーム分解部と、前
記スケールファクタフラグにより対応するサブバンドの
スケールファクタが前フレームのスケールファクタと等
しい場合は前フレームのスケールファクタを現フレーム
のスケールファクタとして使用し、対応するサブバンド
のスケールファクタが前フレームのスケールファクタと
等しくない場合は現フレームのスケールファクタを出力
するスケールファクタ算出部と、前記現フレームのスケ
ールファクタを用いてサンプルを量子化するために用い
たビット割当て情報を算出するビット割当て情報算出部
と、前記算出したビット割当て情報及び前記現フレーム
のスケールファクタを用いて前記量子化されたサンプル
を逆量子化する復元部と、前記逆量子化されたサンプル
をサブバンド合成して全帯域のデジタルオーディオサン
プルに復元する逆写像部とからなり、前記入力した符号
化ビットストリームにビット割当て情報を含まず、また
入力した符号化ビットストリームに含まれているスケー
ルファクタフラグにより現フレームのスケールファクタ
は前フレームのスケールファクタと等しいことが判明し
た場合は、現フレームには対応するスケールファクタを
含まず、前フレームのスケールファクタを現フレームの
スケールファクタとして使用するようにしたものであ
り、入力したフレームのスケールファクタからビット割
当て情報を算出するため、そのフレームにはビット割当
て情報用のビットを持たないようにしたことにより、そ
の分サンプル用に割り当てるビット数を増加することが
でき上、スケールファクタが前フレームのスケールファ
クタと同一の場合は、フレームに挿入しないようにした
ことにより、さらにサンプル用に割り当てるビット数を
増加することができ、音質のよいPCMオーディオサン
プルを復元することができるという作用を有する。
【0044】本発明の請求項9に記載のオーディオ信号
の符号化・復号システムは、請求項5に記載の符号化装
置と請求項7に記載の復号装置とからなり、前記オーデ
ィオデータにはビット割当て情報を含まず、スケールフ
ァクタから算出するようにしたものであり、分割した各
サブバンドのスケールファクタからビット割当て情報を
算出するため、そのフレームにはビット割当て情報用の
ビットを持たないようにしたことにより、その分サンプ
ル用に割り当てるビット数を増加することができるた
め、効率的かつ音質のよいPCMオーディオサンプルを
得ることができるという作用を有する。
【0045】本発明の請求項10に記載のオーディオ信
号の符号化・復号システムは、請求項6に記載の符号化
装置と請求項8に記載の復号装置とからなり、前記オー
ディオデータにはビット割当て情報を含まず、また前記
算出したスケールファクタが前フレームのスケールファ
クタと等しい場合は前記前フレームのスケールファクタ
と等しいスケールファクタを前記オーディオデータに含
まないようにしたものであり、分割した各サブバンドの
スケールファクタからビット割当て情報を算出するた
め、そのフレームにはビット割当て情報用のビットを持
たないようにしたことにより、その分サンプル用に割り
当てるビット数を増加することができ上、スケールファ
クタが前フレームのスケールファクタと同一の場合は、
フレームに挿入しないようにしたことにより、さらにサ
ンプル用に割り当てるビット数を増加することができ、
音質のよいPCMオーディオサンプルを復元することが
できるという作用を有する。
【0046】以下、添付図面、図1乃至図10に基づ
き、本発明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、図1及び図2を参照して、本発
明の実施の形態1におけるオーディオ信号の符号化方法
について説明する。図1は本発明の実施の形態1におけ
るオーディオ信号の符号化方法の構成を示すブロック
図、図2は本実施の形態1における符号化方法で生成さ
れるビットストリームフォーマットを示す図である。
【0047】図1において、1は写像部、2はスケール
ファクタ算出部、3はビット割当て情報算出部、4は量
子化部、5はフレーム組立部である。図2において、2
1はヘッダ、22はエラーチェック、23はスケールフ
ァクタ及びPCMオーディオサンプル(以下、単にサン
プルという)等を含むオーディオデータ、24はアンシ
ラリデータである。
【0048】次に、図1を参照して、本実施の形態1に
おけるオーディオ信号の符号化方法の手順を説明する。
PCMオーディオサンプルが入力ディジタル信号として
写像部1に入力されると、写像部1は入力したサンプル
を複数のサブバンドに分割し、さらに間引いた表現を生
成する。スケールファクタ算出部2は、各サブバンドの
スケールファクタをフレーム毎に算出する。ここで、フ
レーム毎にということは、1フレームの中に全サブバン
ドのスケールファクタが挿入されているということを意
味する(以下、サンプル等についても同様とする)。
【0049】ビット割当て情報算出部3は、スケールフ
ァクタから各サブバンドのビット割当て情報をフレーム
毎に算出する。量子化部4は写像部1の出力であるサブ
バンドサンプルをビット割当て情報及びスケールファク
タを用いて量子化する。すなわち、量子化部4は写像部
1から得られた各サブバンドのサンプルをスケールファ
クタ算出部2から得られた対応するサブバンドのスケー
ルファクタによって正規化した後、ビット割当て情報算
出部3においてスケールファクタから算出した対応する
サブバンドのビット割当て情報(量子化ビット数)に従
って量子化する。フレーム組立部5は、量子化されたサ
ンプル、スケールファクタ及びその他のオーディオデー
タ以外の情報を符号化して、1つの入力ディジタル信号
に対応するフレームを構成する符号化ビットストリーム
を生成する。
【0050】図2は本実施の形態1におけるオーディオ
信号の符号化方法で生成されるビットストリームフォー
マットを示す。ビットストリームは1つ以上の連続する
フレームから構成される。図2は1フレームのフォーマ
ットであり、各フレームはスケールファクタ、量子化さ
れたサンプル及びオーディオデータ以外のヘッダ、エラ
ーチェック、その他付加情報等から成る。このように、
本実施の形態1におけるオーディオ信号の符号化方法
は、対応する各サブバンドのスケールファクタからビッ
ト割当て情報を算出するため、そのフレームにはビット
割当て情報用のビットを持たなくてよいので、その分サ
ンプル用に割り当てるビット数を増加することができる
ため、効率的かつ音質のよい符号化ビットストリームを
得ることができる。
【0051】(実施の形態2)次に、図3及び図4を参
照して、本発明の実施の形態2におけるオーディオ信号
の符号化方法について説明する。図3は本発明の実施の
形態2におけるオーディオ信号の符号化方法の構成を示
すブロック図、図4は本実施の形態2における符号化方
法で生成されるビットストリームフォーマットを示す図
である。
【0052】図3において、31は写像部、32はスケ
ールファクタ算出部、33はスケールファクタ決定部、
34はビット割当て情報算出部、35は量子化部、35
はフレーム組立部である。図4において、41はヘッ
ダ、42はエラーチェック、43はスケールファクタフ
ラグ、スケールファクタ及びサンプル等を含むオーディ
オデータ、44はアンシラリデータである。
【0053】従来のMPEGオーディオ符号化では、ス
ケールファクタはビット割当て情報のあるサブバンド、
すなわち、サンプルを符号化するサブバンドに対しての
み符号化してフレームに挿入するようにしているが、本
発明ではビット割当て情報をフレームに挿入しないの
で、MPEGオーディオ符号化とは異なるスケールファ
クタのフレームに対する挿入の仕方が必要である。その
ため、本発明は、下記のようなスケールファクタの効率
的な符号化方法または算出及び使用方法を提供する。
【0054】そこで、図3を参照して、本実施の形態2
におけるオーディオ信号の符号化方法の手順を説明す
る。PCMオーディオサンプルが入力ディジタル信号と
して写像部31に入力されると、写像部31は入力した
PCMオーディオサンプルを複数のサブバンドに分割
し、さらに間引いた表現を生成する。スケールファクタ
算出部32は各サブバンドのスケールファクタをフレー
ム毎に算出する。スケールファクタ決定部33は、記憶
してあった前フレームのスケールファクタと今回算出さ
れたスケールファクタとを比較し、同一であれば、スケ
ールファクタフラグを0(または1)にセットし、同一
でないなら、スケールファクタフラグを1(または0)
にセットする。
【0055】ビット割当て情報算出部34は各フレーム
毎にスケールファクタから各サブバンドのビット割当て
情報を算出する。量子化部35は写像部31の出力であ
る各サブバンドのサンプルをスケールファクタ及び算出
したビット割当て情報を用いて量子化する。すなわち、
量子化部35は写像部31から得られた各サブバンドの
サンプルをスケールファクタ決定部33から得られた対
応するサブバンドのスケールファクタによって正規化し
た後、ビット割当て情報算出部34においてスケールフ
ァクタから算出した対応するサブバンドのビット割当て
情報(量子化ビット数)に従って量子化する。フレーム
組立部36は、量子化されたサンプル、スケールファク
タフラグ、スケールファクタ及びその他のオーディオデ
ータ以外の情報を符号化して1つの入力ディジタル信号
に対応するフレームを構成する符号化ビットストリーム
を生成する。
【0056】図4は本実施の形態2におけるオーディオ
信号の符号化方法で生成されるビットストリームフォー
マットを示す。ビットストリームは1つ以上の連続する
フレームから構成される。図4は1フレームのフォーマ
ットであり、各フレームはスケールファクタフラグ、ス
ケールファクタ、量子化されたサンプル及びオーディオ
データ以外のヘッダ、エラーチェック、その他付加情報
等から成る。
【0057】このように、本実施の形態2におけるオー
ディオ信号の符号化方法は、対応する各サブバンドのス
ケールファクタからビット割当て情報を算出するため、
そのフレームにはビット割当て情報用のビットを持たな
くてよいので、その分サンプル用に割り当てるビット数
を増加することができる。その上、スケールファクタが
前フレームのスケールファクタと同一の場合は、フレー
ムに挿入しないので、さらにサンプル用に割り当てるビ
ット数を増加することができる。それによって、効率的
かつ音質のよい符号化ビットストリームを得ることがで
きる。
【0058】(実施の形態3)次に、図5を参照して、
本発明の実施の形態3におけるオーディオ信号の復号方
法について説明する。図5は本発明の実施の形態3にお
けるオーディオ信号の復号方法の構成を示すブロック図
である。図5において、51はフレーム分解部、52は
ビット割当て情報算出部、53は復元部、54は逆写像
部である。
【0059】まず、符号化されたオーディオサンプルを
復号するために必要な事項を説明する。符号化されたオ
ーディオサンプルを復号するためには、各サブバンドの
サンプルが何ビットで符号化されているか、すなわちビ
ット割当て情報が必要である。また、このビット割当て
情報は符号化と復号で一致していなければならない。ビ
ットストリーム中にはビット割当て情報は符号化されて
いないが、復号する際には、符号化に用いられたのと同
じビット割当て情報を算出することができなければなら
ない。本発明はビットストリーム中に含まれているサン
プルを符号化したときのスケールファクタを用いてビッ
ト割当て情報を求めることにより、ビットストリーム中
にビット割当て情報を符号化しなくても符号化及び復号
で同一のビット割当て情報を用いることができ、同一の
ビット割当て情報によってサンプルをそれぞれ符号化及
び復号することができるようにする。
【0060】次に、図5を参照して、本実施の形態3に
おけるオーディオ信号の復号方法の手順を説明する。符
号化ビットストリームがフレーム分解部51に入力され
と、フレーム分解部51は入力したビットストリームを
分離して情報の様々な部分を復元する。ビット割当て情
報算出部52は各サブバンドのスケールファクタを用い
て対応するサンプルを量子化するために用いられたビッ
ト割当て情報を算出する。復元部53は、一連の写像サ
ンプルの量子化形をスケールファクタ及びビット割当て
情報を用いて写像サンプルに復元する。逆写像部54
は、これら写像サンプルをPCMオーディオサンプルに
復元する。
【0061】このように、本実施の形態3におけるオー
ディオ信号の復号方法は、入力したフレームのスケール
ファクタからビット割当て情報を算出するため、そのフ
レームにはサンプルのビット割当て情報用のビットを持
つことがないので、その分サンプル用に割り当てるビッ
ト数を増加することができ、音質のよいPCMオーディ
オサンプルを復元することができる。
【0062】(実施の形態4)次に、図6を参照して、
本発明の実施の形態4におけるオーディオ信号の復号方
法について説明する。図6は本発明の実施の形態4にお
けるオーディオ信号の復号方法の構成を示すブロック図
である。図6において、61はフレーム分解部、62は
スケールファクタ算出部、63はビット割当て情報算出
部、64は復元部、65は逆写像部である。
【0063】次に、図6を参照して、本実施の形態4に
おけるオーディオ信号の復号方法の手順を説明する。符
号化ビットストリームがフレーム分解部61に入力され
と、フレーム分解部61は入力したビットストリームを
分離して情報の様々な部分を復元する。スケールファク
タ算出部62は、各フレームに含まれているスケールフ
ァクタフラグに従って、あらかじめ符号化方法と一致さ
せておいたスケールファクタフラグの値の定め方により
スケールファクタを出力する。例えば、スケールファク
タフラグが1の場合は、そのサブバンドのフレームに符
号化して挿入されているスケールファクタを用い、フラ
グが0の場合は、そのサブバンドのフレームにはスケー
ルファクタが符号化して挿入されていないので、スケー
ルファクタ算出部62に記憶されている前フレームのス
ケールファクタを用いて出力する。
【0064】ビット割当て情報算出部63はサンプルを
量子化したときに用いられたビット割当て情報をスケー
ルファクタ算出部62から入力したスケールファクタを
用いて算出する。復元部64は、一連の写像サンプルの
量子化形をスケールファクタ及びビット割当て情報を用
いて復元する。逆写像部65は、これらの写像サンプル
をPCMオーディオサンプルに復元する。
【0065】このように、本実施の形態4におけるオー
ディオ信号の復号方法は、入力したフレームのスケール
ファクタからビット割当て情報を算出するため、そのフ
レームにはビット割当て情報用のビットを持つことがな
いので、その分サンプル用に割り当てるビット数を増加
することができる。その上、本実施の形態4におけるオ
ーディオ信号の復号方法は、スケールファクタが前フレ
ームのスケールファクタと同一の場合は、フレームに挿
入していないので、さらにサンプル用に割り当てるビッ
ト数を増加することができ、音質のよいPCMオーディ
オサンプルを復元することができる。
【0066】(実施の形態5)次に、図7を参照して、
本発明の実施の形態5におけるオーディオ信号の符号化
装置について説明する。図7は本発明の実施の形態5に
おけるオーディオ信号の符号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。図7において、70はオーディオ符号化装
置、71は写像部、72はスケールファクタ算出部、7
3はビット割当て情報算出部、74は量子化部、75は
フレーム組立部である。
【0067】次に、図7を参照して、本実施の形態5に
おけるオーディオ信号の符号化装置の動作を説明する。
PCMオーディオサンプルが入力ディジタル信号として
符号化装置70の写像部71に入力されると、写像部7
1は入力したPCMオーディオサンプルをサブバンドに
分割し、さらに間引いた表現を生成する。スケールファ
クタ算出部72は各サブバンドのスケールファクタをフ
レーム毎に算出する。ビット割当て情報算出部73は、
スケールファクタから各サブバンドのビット割当て情報
をフレーム毎に算出する。量子化部74は写像部71の
出力である各サブバンドのサンプルをビット割当て情報
及びスケールファクタを用いて量子化する。すなわち、
量子化部74は写像部71から得られた各サブバンドの
サンプルをスケールファクタ算出部72から得られた対
応するサブバンドのスケールファクタによって正規化し
た後、ビット割当て情報算出部73においてスケールフ
ァクタから算出した対応するサブバンドのビット割当て
情報(量子化ビット数)に従って量子化する。フレーム
組立部75は、量子化されたサンプル、スケールファク
タ及びその他のオーディオデータ以外の情報を符号化し
て1つの入力ディジタル信号に対応するフレームを構成
する符号化ビットストリームを生成する。
【0068】このように、本実施の形態5におけるオー
ディオ信号の符号化装置は、対応する各サブバンドのス
ケールファクタからビット割当て情報を算出するため、
そのフレームにはビット割当て情報用のビットを持たな
くてよいので、その分サンプル用に割り当てるビット数
を増加することができるため、効率的かつ音質のよい符
号化ビットストリームを得ることができる。
【0069】(実施の形態6)次に、図8を参照して、
本発明の実施の形態6におけるオーディオ信号の符号化
装置について説明する。図8は本発明の実施の形態6に
おけるオーディオ信号の符号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。図8において、80はオーディオ符号化装
置、81は写像部、82はスケールファクタ算出部、8
3はスケールファクタ決定部、84はビット割当て情報
算出部、85は量子化部、86はフレーム組立部であ
る。
【0070】次に、図8を参照して、本実施の形態6に
おけるオーディオ信号の符号化装置の動作を説明する。
PCMオーディオサンプルが入力ディジタル信号として
符号化装置80の写像部81に入力されると、写像部8
1は入力したPCMオーディオサンプルをサブバンドに
分割し、さらに間引いた表現を生成する。スケールファ
クタ算出部82は各サブバンドのスケールファクタをフ
レーム毎に算出する。スケールファクタ決定部83は、
記憶してあった前フレームのスケールファクタと今回算
出されたスケールファクタとを比較し、同一であれば、
スケールファクタフラグを0(または1)にセットし、
同一でない場合、スケールファクタフラグを1(または
0)にセットする。
【0071】ビット割当て情報算出部84はスケールフ
ァクタから各サブバンドのビット割当て情報をフレーム
毎に算出する。量子化部85は写像部81の出力である
サブバンドサンプルをビット割当て情報及びスケールフ
ァクタを用いて量子化する。すなわち、量子化部85は
写像部81から得られた各サブバンドのサンプルをスケ
ールファクタ決定部83から得られた対応するサブバン
ドのスケールファクタによって正規化した後、ビット割
当て情報算出部84においてスケールファクタから算出
した対応するサブバンドのビット割当て情報(量子化ビ
ット数)に従って量子化する。フレーム組立部86は、
量子化されたサンプル、スケールファクタフラグ、スケ
ールファクタ及びその他のオーディオデータ以外の情報
を符号化して1つの入力ディジタル信号に対応するフレ
ームを構成する符号化ビットストリームを生成する。
【0072】このように、本実施の形態6におけるオー
ディオ信号の符号化装置は、対応する各サブバンドのス
ケールファクタからビット割当て情報を算出するため、
そのフレームにはビット割当て情報用のビットを持たな
くてよいので、その分サンプル用に割り当てるビット数
を増加することができる。その上、スケールファクタが
前フレームのスケールファクタと同一の場合は、フレー
ムに挿入しないので、さらにサンプル用に割り当てるビ
ット数を増加することができる。それによって、効率的
かつ音質のよい符号化ビットストリームを得ることがで
きる。
【0073】(実施の形態7)次に、図9を参照して、
本発明の実施の形態7におけるオーディオ信号の復号装
置について説明する。図9は本発明の実施の形態7にお
けるオーディオ信号の復号装置の構成を示すブロック図
である。図9において、90はオーディオ復号装置、9
1はフレーム分解部、92はビット割当て情報算出部、
93は復元部、94は逆写像部である。
【0074】次に、図9を参照して、本実施の形態7に
おけるオーディオ信号の復号装置の動作を説明する。符
号化ビットストリームがオーディオ復号装置90のフレ
ーム分解部91に入力されと、フレーム分解部91は入
力したビットストリームを分離して情報の様々な部分を
復元する。ビット割当て情報算出部92は各フレームの
スケールファクタを用いてサンプルを量子化するために
用いられたビット割当て情報を算出する。復元部93
は、一連の写像サンプルの量子化形をスケールファクタ
及びビット割当て情報を用いて写像サンプルに復元す
る。逆写像部94は、これら写像サンプルをPCMオー
ディオサンプルに復元する。
【0075】このように、本実施の形態7におけるオー
ディオ信号の復号装置は、入力したフレームのスケール
ファクタからビット割当て情報を算出するため、そのフ
レームにはビット割当て情報用のビットを持つことがな
いので、その分サンプル用に割り当てるビット数を増加
することができ、音質のよいPCMオーディオサンプル
を復元することができる。
【0076】(実施の形態8)次に、図10を参照し
て、本発明の実施の形態8におけるオーディオ信号の復
号装置について説明する。図10は本発明の実施の形態
8におけるオーディオ信号の復号装置の構成を示すブロ
ック図である。図10において、100はオーディオ復
号装置、101はフレーム分解部、102はスケールフ
ァクタ算出部、103はビット割当て情報算出部、10
4は復元部、105は逆写像部である。
【0077】次に、図10を参照して、本実施の形態8
におけるオーディオ信号の復号装置の動作を説明する。
符号化ビットストリームがオーディオ復号装置100の
フレーム分解部101に入力されと、フレーム分解部1
01は入力したビットストリームを分離して情報の様々
な部分を復元する。スケールファクタ算出部102は、
各フレームに含まれているスケールファクタフラグに従
って、あらかじめ符号化方法と一致させておいたスケー
ルファクタフラグの値の定め方によりスケールファクタ
を出力する。例えば、スケールファクタが1の場合、そ
のサブバンドのフレームに符号化して挿入されているス
ケールファクタを用い、フラグが0の場合は、そのサブ
バンドのフレームにはスケールファクタが符号化して挿
入されていないので、スケールファクタ算出部102に
記憶されている前フレームのスケールファクタを用いて
出力する。
【0078】ビット割当て情報算出部103はサンプル
を量子化したときに用いられたビット割当て情報をスケ
ールファクタ算出部102から入力したスケールファク
タを用いて算出する。復元部104は、一連の写像サン
プルの量子化形をスケールファクタ及びビット割当て情
報を用いて復元する。逆写像部105は、これらの写像
サンプルをPCMオーディオサンプルに復元する。
【0079】このように、本実施の形態8におけるオー
ディオ信号の復号装置は、入力したフレームのスケール
ファクタからビット割当て情報を算出するため、そのフ
レームにはビット割当て情報用のビットを持つことがな
いので、その分サンプル用に割り当てるビット数を増加
することができる。その上、本実施の形態8における復
号方法は、スケールファクタが前フレームのスケールフ
ァクタと同一の場合は、フレームに挿入していないの
で、さらにサンプル用に割り当てるビット数を増加する
ことができ、音質のよいPCMオーディオサンプルを復
元することができる。
【0080】上記で説明したように、例えばレイヤ1の
フォーマットで、ビットレート128kbit/sの場
合は、1フレーム全体に割当てられるビット数は102
4ビットであるが、そのうち、ヘッダに32ビット、量
子化ビット数に128ビット、スケールファクタ及びサ
ンプルに割当てられるビット数が864ビットである。
1フレームのサンプル数は384サンプルなので、1サ
ンプルに割り当てられるビット数は2.25ビットであ
る。
【0081】本実施の形態により、仮に、フレーム長を
4分の1にし、ビット割当て情報をスケールファクタか
ら算出するようにすると、1フレーム全体に割当てられ
るビット数は256ビット、そのうち、ヘッダに32ビ
ット、スケールファクタ及びサンプルに割当てられるビ
ット数は224ビットとなる。1フレームのサンプル数
は384/4=96サンプルなので、1サンプルに割り
当てられるビット数は2.33ビットである。すなわ
ち、本実施の形態によると、フレーム長を短縮する前に
比べて、逆に1サンプル当たり、0.08ビット増加す
ることになる。前述のように、従来方法によると、ビッ
ト割当て情報も符号化することになるため、フレーム長
を4分の1にした場合は、1サンプルに割り当てられる
ビット数は1ビットになるので、音質が劣化するのに対
し、本実施の形態によると、音質の劣化を防止すること
ができるので、フレーム長を短縮しても格段の音質向上
を図ることができると言うことが分かる。
【0082】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成し、特に各
フレームに割り当てるサンプルのビット数を示すビット
割当て情報をフレームに挿入せずに、スケールファクタ
から得るようにしたことにより、フレーム内でサンプル
に割り当てるビット数を増加することができるため、フ
レーム長を短縮しても同一フレーム内の他の情報に対す
るサンプルのビット数の割合が減少することがなく、サ
ンプルのビット数の減少による音質の劣化がないので、
フレーム長を短縮することにより、符号化及び復号によ
って生じる遅延時間を短縮して音質の向上を図るととも
に、遅延時間による音質の劣化を防止することができる
オーディオ信号の符号化方法及び装置が得られる。
【0083】さらに、本発明は、以上のように構成し、
特に各フレームに割り当てるサンプルのビット数を示す
ビット割当て情報をフレームに挿入せずに、スケールフ
ァクタから得るようにし、その上スケールファクタが前
フレームのものと同一の場合はフレームに挿入しないよ
うにしたことにより、フレーム内でサンプルに割り当て
るビット数をさらに増加することができるため、フレー
ム長を短縮しても同一フレーム内の他の情報に対するサ
ンプルのビット数の割合が減少することがなく、サンプ
ルのビット数の減少による音質の劣化がないので、フレ
ーム長を短縮することにより、符号化及び復号によって
生じる遅延時間を短縮して音質の向上を図るとともに、
遅延時間による音質の劣化をさらに効率よく防止するこ
とができるオーディオ信号の符号化方法及び装置が得ら
れる。
【0084】また、本発明は、以上のように構成し、特
に入力した各フレームのスケールファクタからビット割
当て情報を算出するため、入力するフレームにはサンプ
ルのビット割当て情報用のビットを挿入しないようにし
たことにより、その分サンプル用に割り当てるビット数
を増加することができるため、フレーム長を短縮しても
同一フレーム内の他の情報に対するサンプルのビット数
の割合が減少することがなく、サンプルのビット数の減
少による音質の劣化がないので、音質のよいPCMオー
ディオサンプルを復元することができるオーディオ信号
の復号方法及び装置が得られる。
【0085】また、本発明は、以上のように構成し、特
に入力した各フレームのスケールファクタからビット割
当て情報を算出するため、入力するフレームにはビット
割当て情報用のビットを挿入しないようにしたことによ
り、その分サンプル用に割り当てるビット数を増加する
ことができ、その上、スケールファクタが前フレームの
スケールファクタと同一の場合は、フレームに挿入され
ていないので、さらにサンプル用に割り当てるビット数
を増加することができるようにしたことにより、フレー
ム長を短縮しても同一フレーム内の他の情報に対するサ
ンプルのビット数の割合が減少することなく、サンプル
のビット数の減少による音質の劣化がないので、さらに
音質のよいPCMオーディオサンプルを復元することが
できるオーディオ信号の復号方法及び装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるオーディオ信号
の符号化方法の構成を示すブロック図、
【図2】本実施の形態1における符号化方法で生成され
るビットストリームフォーマットを示す図、
【図3】本発明の実施の形態2におけるオーディオ信号
の符号化方法の構成を示すブロック図、
【図4】本実施の形態2における符号化方法で生成され
るビットストリームフォーマットを示す図、
【図5】本発明の実施の形態3におけるオーディオ信号
の復号方法の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の実施の形態4におけるオーディオ信号
の復号方法の構成を示すブロック図、
【図7】本発明の実施の形態5におけるオーディオ信号
の符号化装置の構成を示すブロック図、
【図8】本発明の実施の形態6におけるオーディオ信号
の符号化装置の構成を示すブロック図、
【図9】本発明の実施の形態7におけるオーディオ信号
の復号装置の構成を示すブロック図、
【図10】本発明の実施の形態8におけるオーディオ信
号の復号装置の構成を示すブロック図、
【図11】従来のMPEG1オーディオ符号化の符号器
の基本構造を示すブロック図、
【図12】従来のMPEG1オーディオ符号化の復号器
の基本構造を示すブロック図、
【図13】従来のMPEG1オーディオ符号化レイヤ1
のビットストリームフォーマットを示す図、
【図14】従来のMPEG1オーディオ符号化レイヤ2
のビットストリームフォーマットを示す図、
【図15】従来のMPEG1オーディオ符号化レイヤ3
のビットストリームフォーマットを示す図。
【符号の説明】
1,31,71,81,112 写像部 2,32,62,72,82,102 スケールファク
タ算出部 3,34,63,73,84 ビット割当て情報算出部 4,35,74,85 量子化部 5,36,75,86,115 フレーム組立部 21,41,131,141,151 ヘッダ 22,42,132,142,152 エラーチェック 23,43,133,143,153 オーディオデー
タ 24,44,134,144 アンシラリデータ 33,83 スケールファクタ決定部 51,61,91,101,122 フレーム分解部 52,92,103 ビット割当て情報算出部 53,64,93,104,123 復元部 54,65,94,105,124 逆写像部 70 オーディオ符号化装置 80 オーディオ符号化装置 90 オーディオ復号装置 100 オーディオ復号装置 111 MPEGオーディオ符号化の符号器 113 聴覚心理モデル部 114 量子化及び符号化部 121 MPEGオーディオ符号化の復号器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−263925(JP,A) 特開 平4−302534(JP,A) 特開 平4−302535(JP,A) 特開 平4−199200(JP,A) 特開 平6−349200(JP,A) 特開 平7−22960(JP,A) 特開 平10−336038(JP,A) 特開2000−68852(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力デジタル信号をフレーム毎の複数のサ
    ブバンドに分割し、前記分割した全サブバンドの各スケ
    ールファクタをそれぞれ算出し、前記算出した各スケー
    ルファクタから対応するサブバンドのビット割当て情報
    をそれぞれ算出し、前記各サブバンドのサンプルを対応
    するサブバンドのスケールファクタ及び前記スケールフ
    ァクタから算出した対応するサブバンドのビット割当て
    情報に従って量子化し、前記スケールファクタと量子化
    されたサンプルとからなるオーディオデータを含むフレ
    ーム単位の符号化ビットストリームを生成する各工程か
    らなり、ビット割当て情報はスケールファクタから算出
    し、オーディオデータにビット割当て情報を含まないよ
    うにしたことを特徴とするオーディオ信号の符号化方
    法。
  2. 【請求項2】入力デジタル信号をフレーム毎の複数のサ
    ブバンドに分割し、前記分割した全サブバンドの各スケ
    ールファクタをそれぞれ算出し、前記算出したスケール
    ファクタが前フレームのスケールファクタと等しいか否
    かを検出し、等しい場合はスケールファクタフラグを不
    設定し、前記算出したスケールファクタが前フレームの
    スケールファクタと等しくない場合はスケールファクタ
    フラグを設定し、前記算出した各スケールファクタから
    対応するサブバンドのビット割当て情報をそれぞれ算出
    し、前記各サブバンドのサンプルを対応するサブバンド
    のスケールファクタによって正規化した後、スケールフ
    ァクタから算出した対応するサブバンドのビット割当て
    情報に従って量子化し、前記スケールファクタフラグ、
    スケールファクタ及び量子化されたサンプルからなるオ
    ーディオデータを含むフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを生成する各工程からなり、前記オーディオデー
    タにビット割当て情報を含まず、また前記算出したスケ
    ールファクタが前フレームのスケールファクタと等しい
    場合は前記前フレームのスケールファクタと等しいスケ
    ールファクタを前記オーディオデータに含まないように
    したことを特徴とするオーディオ信号の符号化方法。
  3. 【請求項3】入力したフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを分離して各サブバンドのスケールファクタ及び
    量子化されたサンプル等の情報を復元し、前記復元した
    各サブバンドのスケールファクタを用いてサンプルを量
    子化するために用いたビット割当て情報を算出し、前記
    算出したビット割当て情報及びスケールファクタを用い
    て前記量子化されたサンプルを逆量子化し、前記逆量子
    化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域のデジタ
    ルオーディオサンプルに復元する各工程からなり、前記
    入力した符号化ビットストリームに含まれているサンプ
    ルのビット割当て情報を同一の符号化ビットストリーム
    に含まれている対応するスケールファクタから算出する
    ようにしたことを特徴とするオーディオ信号の復号方
    法。
  4. 【請求項4】入力したフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを分離して各サブバンドのスケールファクタが前
    フレームのスケールファクタと等しいか否かを示すスケ
    ールファクタフラグ、スケールファクタ及び量子化され
    たサンプル等の情報を復元し、前記スケールファクタフ
    ラグの指定により現フレームのスケールファクタを使用
    するか前フレームのスケールファクタを現フレームのス
    ケールファクタとして使用するかを決定し、前記現フレ
    ームのスケールファクタを用いてサンプルを量子化する
    ために用いたビット割当て情報を算出し、前記算出した
    ビット割当て情報及び前記現フレームのスケールファク
    タを用いて前記量子化されたサンプルを逆量子化し、前
    記逆量子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域
    のデジタルオーディオサンプルに復元する各工程からな
    り、前記入力した符号化ビットストリームにビット割当
    て情報を含まず、また入力した符号化ビットストリーム
    に含まれているスケールファクタフラグにより現フレー
    ムのスケールファクタは前フレームのスケールファクタ
    と等しいことが判明した場合は、現フレームには対応す
    るスケールファクタを含まず、前フレームのスケールフ
    ァクタを現フレームのスケールファクタとして使用する
    ようにしたことを特徴とするオーディオ信号の復号方
    法。
  5. 【請求項5】入力デジタル信号をフレーム毎の複数のサ
    ブバンドに分割する写像部と、前記分割した全サブバン
    ドの各スケールファクタをそれぞれ算出するスケールフ
    ァクタ算出部と、前記算出した各スケールファクタから
    対応するサブバンドのビット割当て情報をそれぞれ算出
    するビット割当て情報算出部と、前記各サブバンドのサ
    ンプルを対応するサブバンドのスケールファクタによっ
    て正規化した後、スケールファクタから算出した対応す
    るサブバンドのビット割当て情報に従って量子化する量
    子化部と、前記スケールファクタと量子化されたサンプ
    ルとからなるオーディオデータを含むフレーム単位の符
    号化ビットストリームを生成するフレーム組立部とから
    なり、オーディオデータにはビット割当て情報を含ま
    ず、スケールファクタから算出するようにしたことを特
    徴とするオーディオ信号の符号化装置。
  6. 【請求項6】入力デジタル信号をフレーム毎の複数のサ
    ブバンドに分割する写像部と、前記分割した全サブバン
    ドの各スケールファクタをそれぞれ算出するスケールフ
    ァクタ算出部と、前記算出したスケールファクタが前フ
    レームのスケールファクタと等しいか否かを検出し、等
    しい場合はスケールファクタフラグを不設定し、前記算
    出したスケールファクタが前フレームのスケールファク
    タと等しくない場合はスケールファクタフラグを設定す
    るスケールファクタ決定部と、前記算出した各スケール
    ファクタから対応するサブバンドのビット割当て情報を
    それぞれ算出するビット割当て情報算出部と、前記各サ
    ブバンドのサンプルを対応するサブバンドのスケールフ
    ァクタによって正規化した後、スケールファクタから算
    出した対応するサブバンドのビット割当て情報に従って
    量子化する量子化部と、前記スケールファクタフラグ、
    スケールファクタ及び量子化されたサンプルからなるオ
    ーディオデータを含むフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを生成するフレーム組立部とからなり、前記オー
    ディオデータにビット割当て情報を含まず、また前記算
    出したスケールファクタが前フレームのスケールファク
    タと等しい場合は前記前フレームのスケールファクタと
    等しいスケールファクタを前記オーディオデータに含ま
    ないようにしたことを特徴とするオーディオ信号の符号
    化装置。
  7. 【請求項7】入力したフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを分離して各サブバンドのスケールファクタ及び
    量子化されたサンプル等の情報を復元するフレーム分解
    部と、前記復元した各サブバンドのスケールファクタを
    用いてサンプルを量子化するために用いたビット割当て
    情報を算出するビット割当て情報算出部と、前記算出し
    たビット割当て情報及びスケールファクタを用いて前記
    量子化されたサンプルを逆量子化する復元部と、前記逆
    量子化されたサンプルをサブバンド合成して全帯域のデ
    ジタルオーディオサンプルに復元する逆写像部とからな
    り、前記入力した符号化ビットストリームに含まれてい
    るサンプルのビット割当て情報を同一の符号化ビットス
    トリームに含まれている対応するスケールファクタから
    算出するようにしたことを特徴とするオーディオ信号の
    復号装置。
  8. 【請求項8】入力したフレーム単位の符号化ビットスト
    リームを分離して各サブバンドのスケールファクタが前
    フレームのスケールファクタと等しいか否かを示すスケ
    ールファクタフラグ、スケールファクタ及び量子化され
    たサンプル等の情報を復元するフレーム分解部と、前記
    スケールファクタフラグにより対応するサブバンドのス
    ケールファクタが前フレームのスケールファクタと等し
    い場合は前フレームのスケールファクタを現フレームの
    スケールファクタとして使用し、対応するサブバンドの
    スケールファクタが前フレームのスケールファクタと等
    しくない場合は現フレームのスケールファクタを出力す
    るスケールファクタ算出部と、前記現フレームのスケー
    ルファクタを用いてサンプルを量子化するために用いた
    ビット割当て情報を算出するビット割当て情報算出部
    と、前記算出したビット割当て情報及び前記現フレーム
    のスケールファクタを用いて前記量子化されたサンプル
    を逆量子化する復元部と、前記逆量子化されたサンプル
    をサブバンド合成して全帯域のデジタルオーディオサン
    プルに復元する逆写像部とからなり、前記入力した符号
    化ビットストリームにビット割当て情報を含まず、また
    入力した符号化ビットストリームに含まれているスケー
    ルファクタフラグにより現フレームのスケールファクタ
    は前フレームのスケールファクタと等しいことが判明し
    た場合は、現フレームには対応するスケールファクタを
    含まず、前フレームのスケールファクタを現フレームの
    スケールファクタとして使用するようにしたことを特徴
    とするオーディオ信号の復号装置。
  9. 【請求項9】請求項5に記載の符号化装置と請求項7に
    記載の復号装置とからなり、前記オーディオデータには
    ビット割当て情報を含まず、スケールファクタから算出
    するようにしたことを特徴とするオーディオ信号の符号
    化・復号システム。
  10. 【請求項10】請求項6に記載の符号化装置と請求項8
    に記載の復号装置とからなり、前記オーディオデータに
    はビット割当て情報を含まず、また前記算出したスケー
    ルファクタが前フレームのスケールファクタと等しい場
    合は前記前フレームのスケールファクタと等しいスケー
    ルファクタを前記オーディオデータに含まないようにし
    たことを特徴とするオーディオ信号の符号化・復号シス
    テム。
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