JP2006107663A - 位相変調装置、ホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法 - Google Patents

位相変調装置、ホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法 Download PDF

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    • G11B7/0065Recording, reproducing or erasing by using optical interference patterns, e.g. holograms

Abstract

【課題】 位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置にあって、フーリエ面での強度スペクトラムのDCピークの抑制を図り、ダイナミックレンジの改善を図り、更に、構成の簡潔化、製造の簡易化を図ることができるようにした位相変調装置、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法を提供するものである。
【解決手段】 信号光に位相変調を与える位相マスク構造を有する信号用位相変調部5Sと、参照光に位相変調を与える位相マスク構造を有する参照光用位相変調部5Rとが1つの位相変調素子5として平面的に配置された構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置に適用する位相変調装置、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法に関する。
ホログラムを用いた記録または/および再生を行う記録再生装置、すなわちホログラフィックメモリー装置において、その記録密度を向上させる一手法として、位相相関多重方式がある(非特許文献1,2および特許文献1)。
この位相相関多重方式では、記録時に、ホログラム記録媒体に記録光と共に照射する参照光に位相変調を与えながら、ホログラム記録媒体を、その面方向にシフトさせることによって多重記録を行うものである。
この場合、参照光に与える位相変調、すなわち参照光の位相変化の周期、強度の分布に伴い、ホログラム記録媒体位置での参照光には、コヒーレントとみなせる光束領域(スペックルという)のサイズが変化する。そして、信号光と参照光のスペックルが重なった領域において、光干渉が発生し、ホログラム記録が可能となる。
したがって、この場合、スペックルサイズの微細化によりホロクラフィックメモリーにおける高記録密度化が可能となる。
このようにして記録されたホログラフィック記録情報の再生に当たっては、記録時と同じ位相変調が与えられた参照光ホログラム記録媒体に照射するものであり、このようにすることによって、ホログラム記録部において、記録時の参照光の位相変調と一致する位相変調がなされた参照光の照射部の情報のみを選択的に読み出すことができるものであり、このため多重記録が可能となり、高密度記録化が図られるものである。
参照光に対する位相変調を与える方法としては、参照光の光路上に、位相マスクと称される光学素子が配置されて、参照光の位相変化の周期、強度の分布を制御する方法がある。
また、信号光に対しても、位相変調を与えることが高記録密度化を実現する上で有効である。すなわち、信号光に位相変調を与えることにより、フーリエ面でのDC(直流)ピーク強度を抑圧することができ、記録媒体内部での信号光のダイナミックレンジを確保し、S/Nにすぐれたホログラム記録が可能となるものである。
一方、ホログラフィックメモリーにおいて、信号光と参照光とが同じ光軸を共通する1光束からなる方式、いわゆるコリニア方式が提案されている。
これは、信号光と参照光とが別々の光束から成る従来方式に比し、光学系を簡潔な構成とすることができ、また、汎用の各種光記録再生装置例えば光ディスク記録再生装置において、充分に研究開発されている光学系、もしくはその技術を適用することができるものである。
しかしながら、上述した位相マスク素子をコリニア方式に導入する場合、信号用位相マスクと、参照光用位相マスクとを共通の光軸に個々に位置合わせして設けることは、製造の煩雑さのみならず、精度への影響を来たす。
Optics Communications 175(2000)67-74, " Diffraction selectiveholograms with random phase encoding" 10 March 2oo1/Vol.40,No.8/APPLIED OPTICS,pp1253-1260 "Thhree-dimensional shifting selectivity of random phase encoding in volume holograms" 米国特許US 6,281,993 B1公報
上述したように、ホログラフィック記録または/および再生がなされる位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置においては、信号光に位相変調を与えることにより、フーリエ面でのDCピーク強度を抑圧することができるものであるが、その信号光に対する位相変調を与える位相マスクと、再生光に対する位相変調を与える位相マスクの双方を、信号光および再生光の光軸に軸合わせしてホログラフィック記録再生装置を構成することは、製造の煩雑さと、精度の低下の問題がある。
本発明は、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置にあって、前述したように、信号光に対しても位相変調を行って、DCピークの抑制を図り、信号光のダイナミックレンジの改善を図るものであり、この場合において、信号光および参照光に対して確実に、位相変調を行うことがで、更に、構成の簡潔化、製造の簡易化を図って、上述した製造の煩雑さと、精度の低下の問題の解決を図ることができる位相変調装置、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法を提供するものである。
本発明による位相変調装置は、ホログラフィック記録または/および再生がなされる位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置に用いられる少なくとも位相変調素子を有する位相変調装置であって、上記位相変調素子が、信号光に位相変調を与える位相マスク構造を有する信号用位相変調部と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造を有する参照光用位相変調部とが1つの位相変調素子として構成されたことを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部とが、平面的に同心円状に配置されて成ることを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、参照光用位相変調部とが、異なる位相変調構造を有することを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部は、空間変調器の2次元的に配列されたピクセルの各辺の長さと等しいもしくはその整数倍の辺の長さを有する位相変調ピクセルが、等ピッチをもって2次元的に配列され、各位相変調ピクセル内では一定の位相変調を持ち、かつそれぞれの位相変調ピクセルがランダムな位相変調度の配列を持つ構成とされて成ることを特徴とする。
本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の位相変調ピクセルの位相変調度が離散的でNレベルからなり、2π/N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする。
本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の各位相変調ピクセルの隣接する位相変調度の差が2π/N(Nは整数)であることを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の各位相変調ピクセルが、上記各位相マスク構造表面における反射光あるいは透過光に対して凹凸による深さ変調による位相変調を与える構成とされたことを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部は、空間変調器の2次元的に配列されたピクセルの各辺の長さと等しいもしくはその整数倍の辺の長さを有する深さ変調による位相変調ピクセルが、等ピッチをもって2次元的に配列され、各位相変調ピクセル内では一定の位相変調を持ち、かつそれぞれの位相変調ピクセルがランダムな位相変調度の配列を持つ構成とされて成ることを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、透過光に対する上記位相ピクセルの深さ変調度が離散的でNレベルからなり、使用波長λ、位相マスク構造の構成材料の屈折率をnとしたとき、各位相ピクセルの深さが、
λ/(n−1)/N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、反射光に対する上記位相ピクセルの深さ変調度が離散的でNレベルからなり、使用波長λ、位相マスク構造の構成材料の屈折率をnとしたとき、各位相ピクセルの深さが、
λ/2N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、透過光に対する位相ピクセルの隣接する位相ピクセルの深さ変調度の差が、λ/{N(n−1)}(Nは整数)であることを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、反射光に対する位相ピクセルの隣接する位相ピクセルの深さ変調度の差が、λ/2N(Nは整数)であることを特徴とする。
また、本発明による位相変調装置は、上記信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、上記参照光に位相変調を与える位相マスク構造とによって構成された位相変調素子が、上記空間変調器と、同軸上に一体化されて成ることを特徴とする。
本発明によるホログラフィック記録再生装置は、ホログラフィック記録または/及び再生がなされる位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置であって、レーザ光源と、空間変調器と、対物レンズと、ホログラム情報記録媒体と、光検出器とを有し、上記空間変調器と同軸心上に、位相変調素子が配置され、該位相変調素子は、信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが1つの位相変調素子として構成されて成ることを特徴とする。
本発明によるコリニアホログラフィック記録再生装置は、上記信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが、平面的に同心円状に配置されて成ることを特徴とする。
また、本発明によるコリニアホログラフィック記録再生装置は、上記位相変調素子が、上記空間変調器と一体に、同軸心上に配置されて成ることを特徴とする。
更に、本発明による位相変調装置の製造方法は、同一基板表面に、信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが、それぞれ最適化された深さ変調パターンをもって、フォトリソグラフィ工程および真空エッチング工程の組み合わせによる同一工程で同時に1つの位相変調素子として構成することを特徴とする。
本発明による位相変調装置においては、信号光に対しても位相変調を行う信号用位相変調部と、参照光に対してそれぞれ位相変調を行う参照光用位相変調部を有する位相変調素子を具備する構成としたことによって、参照光に対してランダムな位相変調を行う位相相関多重方式のホログラフィックメモリーによってホログラム記録の高密度化が図られると共に、信号光に関してもランダムな位相変調を行うことができ、後述するところから明らかなように、フーリエ面でのDCピーク強度を抑制する効果を得ることができ、位相相関多重ホログラム記録媒体内部での信号光のダイナミックレンジを確保することができ、SN比の高いホログラム記録を行うことができるものである。
そして、本発明による位相変調装置においては、その信号光用位相変調部と、参照光用位相変調部とを1つの素子として一体化した構成としたことにより、構造の簡潔化と共に、組み立て製造において、信号光と参照光とに対して、個々に各信号光用位相変調部と参照光用位相変調部とを位置あわせすることが回避され、組立て精度の向上が図られる。
更に、信号光用位相変調部と、参照光用位相変調部とを1つの素子として同心円状に配置した構成とすることにより、コリニア構成における信号光と参照光とが同心的位置関係にある構成において、信号光と、参照光に対して、容易かつ正確に、信号光用位相変調部と、参照光用位相変調部との位置関係の設定を行うことができ、生産性の向上、信頼性の向上、歩留まりの向上を図ることができるものである。
また、信号光位相変調部と、参照光位相変調部において、その隣接する位相変調ピクセル間の位相変調度の差を制限する構成とすることによって隣接ピクセル間同士の干渉によるコントラストの低下、すなわちSN比の低下を回避できるものである。
また、空間変調器(SLM)と、位相変調素子とを一体構成とすることにより、両者間の密着性および空間変調器と位相変調素子の各ピクセルマッチングを可能とすることができ、空間変調器の1ピクセルからの出射光を、位相変調素子の対応する1つピクセルに入射させることができることから、SN比の高いホログラフィック記録または/および再生を行うことができる。
また、本発明による位相変調素子の製造方法によれば、フォトリソグラフィ工程と、真空エッチング工程によって、位相マスク構造を形成することから、上述した信号光に対する位相変調部と、参照光に対する位相変調部とを同時に、かつ高精度に形成することができ、また量産的、かつ再現性良く製造することができるものである。
本発明による位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置及び位相変調装置の製造方法の実施の形態例を図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、この実施の形態例に限定されるものではない。
図1は、本発明による位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置の一実施形態例の概略的構成図を示す。
この例においては、ホログラム記録層の裏面に反射膜1Rを有する反射型のホログラム記録媒体1が用いられる反射型のホログラフィック記録再生装置であって、図1は、その基本的構成を示すものであり、例えばレーザー光源2と、コリメートレンズ3と、空間変調器(SLM)4と、位相変調素子5と、対物レンズ8と、集光レンズ9と、イメージャー例えばCCDセンサー,CMOSセンサー等のイメージャーによる光検出器10とを有する。また、図1の例においては、光路を所要方向に向けるミラー11が配置される。
空間変調器4は、例えば2次元空間変調器の液晶型空間変調器、強誘電体を用いた空間変調器、DMD(Digital Micro Mirror)等によって構成することができる。
この空間変調器4には、レーザー光源2からのレーザー光が、コリメートレンズ3によって、平行光とされて、ミラー11を介して、導入される。
空間変調器4は、図2にこの空間変調器4からの光出射面側の模式的正面図を示し、図3に模式的光路図を示すように、空間変調器4に導入されるレーザー光に対して、空間変調器を構成する空間変調単位素子ごとに、すなわち空間変調ピクセルごとに光強度変調がなされる。
この空間変調器においては、その中心部の円形エリアのピクセルで、記録情報信号に応じた例えば“1” “0”信号による例えばオン・オフ制御による変調を行って中心部の円形エリアに分布する信号光Sを生成する。同時に、この空間変調器4の、上述した中心部の円形エリアと同心の外周リング状エリアにおいては、同様の空間変調ピクセルによって、後述する所要の空間変調がなされて、リング状エリアに分布する参照光Rを生成する。
空間変調器4による中心部のエリアと、外周部のエリアに対する空間変調ピクセルは、同一構成とすることができるものの、例えば外周部の参照光の生成部における空間変調ピクセルは、中心部エリアの信号光生成部のピクセルと異なるピッチ、例えば狭ピッチとすることができる。
そして、空間変調器4における中心部エリアと外周エリアの空間変調の時間的周期は、同期し、かつ例えばホログラム情報の1画面、いわゆる1ページ周期に選定される。
そして、本発明においては、空間変調器4の光出射面4a側に、信号光Sおよび参照光Rに対して位相変調を行う位相変調素子5を接合一体化し、上述した信号光Sおよび参照光Rに対する空間変調器4による例えばオン・オフ変調と、位相変調素子5による位相制御との複合、すなわち共働によって、信号光Sと、参照光Rに対して実質的に後述するランダムないしは擬似ランダム位相変調を行う位相変調装置6を構成する。
位相変調素子5は、その光出射面5a側の正面図を図4に示し、図5に空間変調器4と位相変調素子4とによる位相変調装置6からの信号光Sおよび参照光Rの模式的光路図を示すように、空間変調器4の信号光Sのエリアに正対して、信号光Sに対して位相変調を行う位相マスクによる信号用位相変調部5Sと、その外周部の参照光Rのリンク状エリアに正対して参照光に対して位相変調を行う位相マスクによる参照光用位相変調部5Rとが平面的に配置されて成る。
位相変調素子5の各位相変調ピクセル5Pと、空間変調器4のピクセル4Pは、図6AおよびBに各パターン図を示すように、それぞれ対応した形状、寸法に選定される。すなわち、各信号用位相変調素子5Sの参照用位相変調素子5Rおよび信号用位相変調素子5Sにおける各位相変調ピクセル5Pは、空間変調器(SLM)4における各中心エリアと、外周リングエリアの各空間変調ピクセル4Pの大きさ、具体的には例えば正方形のピクセルにおいて、各辺の長さが一致あるいは整数倍の長さとされた位相変調ピクセルが2次元的配列された構造とされる。
そして、それぞれそのピクセル内で所要の位相変調度を持ち、かつそれぞれのピクセルがランダムな位相変調度を持つ構造とされる。
更に、各ピクセルは、位相変調度が離散的でN(Nは整数)レベルから構成し、2π/Nの整数倍の値を持つ位相マスク構造とし、これにより、ピクセル数M2を持つ位相マスクにより、信号光がフーリエ面でのピーク強度を1/M2に抑圧するようにすることができる。
ところで、このように、隣接する位相ピクセルにおいて、大きな変調の飛びが存在すると、隣接するピクセル、すなわち画素間同士で、干渉を起こし、イメージャー上の結像にコントラストすなわちSN比の低下を来たす。
このような不都合を回避するには、隣接ピクセル間の位相変調度の差、すなわち飛びの大きさを、最小差の2π/Nとすることが望ましい。
位相変調素子5、すなわち位相マスクの具体的な構造としては、位相マスクの表面に深さの変調、すなわち凹凸を有する構成とし、このマスク表面における反射光、あるいは透過光に対して、位相変調を与える構造とすることができる。
図7Aは、この位相変調素子5の一部の拡大平面図で、図7Bは、その位相変調ピクセル4Pが完全ランダム構成とした場合の一例の断面図、図7Cは、擬似ランダム構成とした場合の断面図を示す。
図7Bの完全ランダム構成による場合は、隣り合うピクセル5P間の段差、すなわち、隣接する位相変調ピクセルの位相変調度が、大きな飛びを生じる部分が存在する。
しかし、このように、隣接する位相ピクセルにおいて、大きな変調の飛びが存在すると、上述したように、隣接するピクセル、すなわち画素間同士で、干渉を起こし、イメージャー上の結像にコントラストすなわちSN比の低下を来たすことから、図7Cで示すように隣接する位相変調度の差を、上述した、このような不都合を回避するには、隣接ピクセル間の位相変調度の変化、すなわち飛びの大きさを制限する。具体的には、位相の飛びを一定値以下に抑えることが望まれるものであり、このために、図7Cで示すように、隣接する位相ピクセルが所定の変調度間の位相深さの差を、2π/Nの単位位相深さdとする擬似ランダム構成とする。
上述したように、透過光に対する凹凸による深さ変調の位相マスク構造とする場合、位相レベル数Nの位相変調度を持つ位相マスク構造で、各ピクセルの深さが、(0,1,2,3、……(N−1))×d1(d1は単位深さ)で与えられる構造において、その単位深さd1は、
d1=λ/{N×(n−1)} ……(1)
(λは、レーザー光の波長、nは位相マスクの構成材の屈折率)となるものであり、隣り合う位相ピクセル間の差は、最大この単位深さd1とする。
また、反射光に対する凹凸による深さ変調の位相マスク構造とする場合、位相レベル数Nの位相変調度を持つ位相マスク構造で、各ピクセルの深さが、(0,1,2,3、……(N−1))×d2(d2は単位深さ)で与えられる構造において、その単位深さd2は、
d2=λ/2N ……(2)
となるものであり、隣り合う位相ピクセル間の差は、最大この単位深さd2とする。
上述した位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置において、面方向にシフトされるホログラム記録媒体1に対して、ホログラフィック記録を行うには、上述したそれぞれランダム位相変調された信号光Sと参照光Rとをホログラム記録媒体1に照射して、そのピクセル領域での干渉によるホログラフィック記録を行う。
そして、このホログラム記録媒体1に記録されたホログラム情報を再生するには、信号光を停止して、上述した記録時同一のランダム位相変調された参照光Rのみを、同様に上述した方向にシフトするホログラフィック記録がなされたホログラム記録媒体1に照射し、ホログラム記録にもとづく再生光を取り出し、光検出器10(イメージャー)によってホログラム記録情報パターンを得る。
上述した本発明装置における、完全ランダム位相マスク構成による位相変調素子構成とした場合と、擬似ランダム位相マスク構成による位相変調素子構成とした場合の各フーリエ面の強度スペクトラムを、図8および図9に示す。
また、図10に、本発明構成によらない、すなわち信号光に対してランダム位相変調を行わなかった場合の同様のスペクトラムを示す。
図8および図9と、図10とを比較して明らかなように、本発明によるときは、図10における、DCピークが抑制されていることがわかる。
また、図11は、イメージャー上の強度ヒストグラム示し、横軸において、左端の原点位置が例えば“0”の情報位置、右端位置が、例えば“1”の情報位置を示すもので、曲線11Aが、完全ランダム構成による場合、曲線11Bが擬似ランダム構成による場合、曲線11Cが、本発明によらない、すなわち位相マスクがない構成によるものである。
この場合情報“1”の記録部に関しては、光の滲み、干渉によって裾を引く形状となるものの、曲線11Bで示すように、擬似ランダム構成とするときは、完全ランダム構成とする場合に比し、急峻な立ち上がりを示す。これは完全ランダムによるときは、隣接するピクセルの位相変調度差大きい部分が存在することにより、隣接するピクセル間に干渉が生じるが、擬似ランダム構成によるときは、この隣接ピクセル間の干渉が良好に回避されることによると考えられる。
次に、上述した位相変調装置6の位相変調素子5、すなわち位相マスクの本発明による製造方法の実施の形態例を図12の工程図を参照して説明する。
本発明製造方法においては、位相変調素子を構成する基板、すなわち同一基板表面に、信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが、それぞれ最適化された深さ変調パターンをもって、フォトリソグラフィ工程および真空エッチング工程の組み合わせによる同一工程で同時に1つの位相変調素子として構成するものである。
先ず、図12Aに示すように、位相変調素子を構成する基板21、例えばガラス基板が用意され、その平滑面とされた1主面上に、基板21に対する後述の真空エッチングに耐性を有するレジスト層となるフォトレジスト層22を塗布する。
このフォトレジスト層22に、露光マスク23を介して、アライナー、ステッパー等の周知の露光装置によって、2次元的パターンに露光する。
図12Bに示すように、フォトレジスト層22に対して現像処理を行ってフォトレジスト層22に第1の開口パターン22aを形成する。
このフォトレジスト層22をエッチングマスクとしてその開口を通じて、基板21の上述した1主面に対して真空エッチング、例えばイオンミリングあるいはRIE(Reactive Ion Etching)を行い、図12Cに示すように、フォトレジスト層22を除去し、第1の開口パターン22aに対応するパターンを有し、所要の深さを有する第1の凹凸パターン24を形成する。
更に図12Dに示すように、基板21上に全面的に、第1の凹凸パターン24を埋め込んでフォトレジスト層25を再び塗布形成する。
このフォトレジスト層25に対して図示しないが、図12Aで説明したように、所要の露光マスクを介して、同様にアライナー、ステッパー等の周知の露光装置によって、2次元的パターンに露光する。
その後、フォトレジスト層25に対して現像処理を行って、フォトレジスト層25に第2の開口パターン25aを形成する。
次に、フォトレジスト層25を、エッチングマスクとしてその開口を通じて、基板21の上述した1主面に対して真空エッチング、例えば上述したイオンミリングあるいはRIEを行い、図12Fに示すように、フォトレジスト層25を除去し、第2の開口パターン25aに対応するパターンを有し、所要の深さを有する第2の凹凸パターン26を第1の凹凸パターン24に重ねて形成する。
このようにして、第1および第2の凹凸パターン24および25による、目的とする大きさ、深さ、ピッチを有する、前述した深さ変調による位相変調素子5を得る。この場合、前述した信号光に対し位相変調を行う信号光用位相変調部と、参照光に対して位相変調を行う参照光用位相変調部とを、同時に形成することができる。
尚、図12で説明した例では、第1および第2の凹凸パターンによる2レベル以上の変調度差を有する構成の位相変調素子5を製造する場合について例示したものであるが、3レベル以上の位相変調度差を有するパターンの形成は、上述したフォトレジスト層の形成、すなわちフォトリソグラフィ工程と、エッチング工程との作業を繰り返すことによって形成することができるものである。
そして、このようにして製造した位相変調素子5は、図13に示すように、空間変調器4の光出射側に光学接着剤等によって、所定の位置関係、すなわち空間変調器4の上述した空間変調ピクセル4Pと、位相変調素子5の対応する位相変調ピクセル5Pとが正対するように接合一体化し、位相変調装置を構成する。この場合、空間変調器4と位相変調装置5とにおいて、その空間変調ピクセルと位相変調ピクセルとの位置合わせ基準マーク等を、各ピクセルの形成と共に形成しておくことによって、両者の位置合わせを高精度に設定して一体構造とすることができる。
上述したように、本発明による位相変調素子5は、信号用位相変調部5Sと、参照光用位相変調部5Rとを設けたことによって、ホログラム記録再生装置において参照光と信号光との双方に関してランダムな位相変調を行うことができ、前述したように、参照光に対するランダム位相変調により、位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生による高密度記録を行うことができ、また、信号光に対するランダム位相変調により、フーリエ強度スペクトラムのDCピークの抑制が図られる、ダイナミックレンジの狭隘化を回避でき、SN比の向上を図ることができる。
そして、位相変調素子5は、上述した本発明製造方法によって形成することにより、信号用位相変調部5Sと参照光用位相変調素子5Rとを同時に、すなわち所定の位置関係に確実に形成することができることから、高精度に、量産的に、再現性良く製造することができるものである。
また、空間変調器4と位相変調素子5とを、図13で示したように、一体化構造としたことにより、両者間に間隙を生じることなく密着させて、所定の空間変調ピクセルと位相変調ピクセルとの厳密なピクセルマッチングを実現することができるものである。すなわち、空間変調器4と、位相変調素子5との間に間隙が存在する場合、1つの空間変調ピクセルから出射した光が、対応する1つ位相変調ピクセルに入射されず、光の回折現象によって隣接する位相変調ピクセルにも入射することになって、所要のホログラフィック記録および再生を阻害することになるものであるが、上述した一体型構成によってこのような不都合が回避されるものである。
また、信号光用位相変調部と、参照光用位相変調分とを1つの素子として一体化した構成としたことにより、構造の簡潔化、製造の簡易化が図られるものであるが、更に、空間変調器4と一体化した構成とすることによって、より、精度の向上、製造の簡易化を図ることができるものである。
また、上述したように、信号光位相変調部と、参照光位相変調部において、その隣接する位相変調ピクセル間の位相変調度の差を制限する構成とすることによって隣接ピクセル間同士の干渉によるコントラストの低下、すなわちSN比の低下を回避できるものである。
尚、図1で示した構成においては、反射型ホログラム記録媒体を用いる透過型構成による位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置構成とした場合であるが、透過型ホログラム記録媒体を用いる透過型構成による位相相関多重方式によるコリニアホログラフィックメモリー装置構成とすることもできる。
また、上述した例では、位相変調素子が深さの相違による構成とした場合であるが、このような凹凸構成による場合にかぎらず、不純物ドープ量の変化等による光学特性の変化によって位相変調構成とすることのできるなど、種々の構成をとることができ、これにともなってその製造方法においても、本発明にあって種々の変更を行うことができるものである。
本発明による位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置の一実施形態例の概略構成図である。 本発明によるホログラフィック装置における空間変調器の一例の光出射側の模式的正面図である。 本発明によるホログラフィック装置の一例の信号光および参照光の模式的光路図である。 本発明によるホログラフィック装置の一例の位相変調素子の一例の光出射側の模式的正面図である。 本発明によるホログラフィック装置の一例の位相変調された信号光および参照光の模式的光路図である。 AおよびBは、それぞれ本発明装置の一例の空間変調器および位相変調素子の各ピクセルのパターンを示す模式図である。 Aは、位相変調素子のピクセルの配置パターンの一例を示す要部の平面図、BおよびCは、それぞれ完全ランダム構造および擬似ランダム構造としたときの断面図である。 完全ランダム構造の位相マスクによる位相変調素子を具備するコリニアホログラフィック記録再生装置のフーリエスペクトラムである。 擬似ランダム構造の位相マスクによる位相変調素子を具備するコリニアホログラフィック記録再生装置のフーリエスペクトラムである。 位相変調素子を具備しないコリニアホログラフィック記録再生装置におけるフーリエスペクトラムである。 位相変調素子がランダム構造、擬似ランダム構造である場合と、位相変調素子を具備しない場合のそれぞれのイメージャー上の強度ヒストグラムである。 A〜Fは、それぞれ本発明による位相変調装置の製造方法の一例の工程図である。 本発明による位相変調装置の模式的断面図である。
符号の説明
1……ホログラム記録媒体、1R……反射膜、2……レーザー光源、3……コリメートレンズ、4……空間変調器(SLM)、4a……光出射面、5……位相変調素子、5a……光出射面、6……位相変調装置、7……ビームスプリッタ、8……対物レンズ、9……収束レンズ、10……光検出器(イメージャー)、11……ミラー、21……基板、22……フォトレジスト層、22a……第1の開口パターン、23……露光マスク、24……第1の凹凸パターン、25……フォトレジスト層、25a……第2の開口パターン、26……第2の凹凸パターン、S……信号光、R……参照光、

Claims (17)

  1. ホログラフィック記録または/および再生がなされる位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置に用いられる少なくとも位相変調素子を有する位相変調装置であって、
    上記位相変調素子が、信号光に位相変調を与える位相マスク構造を有する信号用位相変調部と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造を有する参照光用位相変調部とが1つの位相変調素子として構成されたことを特徴とする位相変調装置。
  2. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部とが、平面的に同心円状に配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の位相変調装置。
  3. 上記信号光用位相変調部と、参照光用位相変調部とが、異なる位相変調構造を有することを特徴とする請求項1に記載の位相変調装置。
  4. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部は、空間変調器の2次元的に配列されたピクセルの各辺の長さと等しいもしくはその整数倍の辺の長さを有する位相変調ピクセルが、等ピッチをもって2次元的に配列され、
    各位相変調ピクセル内では一定の位相変調を持ち、かつそれぞれの位相変調ピクセルがランダムな位相変調度の配列を持つ構成とされて成ることを特徴とする請求項1に記載の位相変調装置。
  5. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の位相変調ピクセルの位相変調度が離散的でNレベルからなり、2π/N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする請求項4に記載の位相変調装置。
  6. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の各位相変調ピクセルの隣接する位相変調度の差が2π/N(Nは整数)であることを特徴とする請求項5に記載の位相変調装置。
  7. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部の各位相変調ピクセルが、上記各位相マスク構造表面における反射光あるいは透過光に対して凹凸による深さ変調による位相変調を与える構成とされたことを特徴とする請求項1に記載の位相変調装置。
  8. 上記信号光用位相変調部と、上記参照光用位相変調部は、空間変調器の2次元的に配列されたピクセルの各辺の長さと等しいもしくはその整数倍の辺の長さを有する深さ変調による位相変調ピクセルが、等ピッチをもって2次元的に配列され、
    各位相変調ピクセル内では一定の位相変調を持ち、かつそれぞれの位相変調ピクセルがランダムな位相変調度の配列を持つ構成とされて成ることを特徴とする請求項7に記載の位相変調装置。
  9. 透過光に対する上記位相ピクセルの深さ変調度が離散的でNレベルからなり、使用波長λ、位相マスク構造の構成材料の屈折率をnとしたとき、各位相ピクセルの深さが、
    λ/(n−1)/N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする請求項8に記載の位相変調装置。
  10. 反射光に対する上記位相ピクセルの深さ変調度が離散的でNレベルからなり、使用波長λ、位相マスク構造の構成材料の屈折率をnとしたとき、各位相ピクセルの深さが、
    λ/2N(Nは整数)の整数倍の値を持つことを特徴とする請求項8に記載の位相変調装置。
  11. 透過光に対する位相ピクセルの隣接する位相ピクセルの深さ変調度の差が、λ/(n−1)/N(Nは整数)であることを特徴とする請求項9に記載の位相変調装置。
  12. 反射光に対する位相ピクセルの隣接する位相ピクセルの深さ変調度の差が、λ/2N(Nは整数)であることを特徴とする請求項10に記載の位相変調装置。
  13. 上記信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、上記参照光に位相変調を与える位相マスク構造とによって構成された位相変調素子が、上記空間変調器と、同軸上に一体化されて成ることを特徴とする請求項1に記載の位相変調装置。
  14. ホログラフィック記録または/及び再生がなされる位相相関多重方式によるコリニアホログラフィック記録再生装置であって、
    レーザ光源と、空間変調器と、対物レンズと、ホログラム情報記録媒体と、光検出器とを有し、
    上記空間変調器と同軸心上に、位相変調素子が配置され、
    該位相変調素子は、信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが1つの位相変調素子として構成されて成ることを特徴とするホログラフィック記録再生装置。
  15. 上記信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが、平面的に同心円状に配置されて成ることを特徴とする請求項14に記載のコリニアホログラフィック記録再生装置。
  16. 上記位相変調素子が、上記空間変調器と一体に、同軸心上に配置されて成ることを特徴とする請求項14に記載のコリニアホログラフィック記録再生装置。
  17. 同一基板表面に、信号光に位相変調を与える位相マスク構造と、参照光に位相変調を与える位相マスク構造とが、それぞれ最適化された深さ変調パターンをもって、フォトリソグラフィ工程および真空エッチング工程の組み合わせによる同一工程で同時に1つの位相変調素子として構成することを特徴とする位相変調装置の製造方法。
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