JP2006106996A - 無線監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線監視システムにおける電波の受信状態を簡単にモニタして設置調整を簡単且つ確実にできるようにする。
【解決手段】無線監視装置2は、システム構成機器のIDを登録し、システム構成機器を含む他の機器から信号を受信した際に、受信信号に含まれるIDと登録IDとを照合し、一致した場合に受信信号を処理し、不一致の場合に受信信号を破棄する。全受信モードを設定した際には、登録IDに一致しないIDを含む全ての信号を受信して保存し、必要に応じてモニタ表示させ、電波の混雑具合が分かるようにする。また無線中継器12−1、12−2に、無線制御端末装置から送信された上り信号を中継する際に、受信強度の度合い(強、中、弱、中継なし)を示す受信強度モニタ信号を含めて上り信号を送信し、無線監視装置に、無線中継器から受信した上り信号に含まれる受信強度モニタ信号を抽出して保存し、必要に応じてモニタ出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線を利用した住宅向けのセキュリティーシステムを構成する無線監視システムに関する。
従来、検出器で検出した盗難や火災等の異常検出情報を無線で送信し、異常検出情報を中継器を介して又は直接受信機で受信して警報する無線監視システムが知られている。
このような無線警報システムにあっては、情報テーブルから擬似ランダム化された遅延時間に基づき送信を行っているため、受信機側で無線送信器からの無線信号と同時に中継器からの同じ無線信号が受信可能な状態にあっても、受信不能に陥ることなく無線送信器及び中継器からの無線信号を受信機で確実に解読できる。
また、近年においては、単に検出信号を送信するという片方向通信ではなく、機能点検を受信機側から行ったり、表示灯を点灯させたりと、双方向での通信や、携帯電話から、制御を行う遠隔制御システムも導入されている。
更に、従来の無線監視システムは、警備会社が提供するセキュリティサービスを実現するための機器として一般家庭に設置されており、受信機で異常を受信した場合には、警備会社のサービスセンタに自動ダイヤル機能により自動通報し、通報を受けたサービスセンタは係員を異常通報住戸に派遣して必要な対応をとるようにしている。
この場合、現場に出向いた係員が自動通報を行った住戸を容易に確認できるようにするため、無線監視システムを設置している住戸の玄関などの屋外に屋外表示器を設置し、点灯させるようにしている。
特開平4−340195
しかしながら、このような従来の無線警報システムにあっては、住戸に設置した際に、センサを試験動作させて検出信号を送信し、受信機で正常に受信されることを確認し、同時に受信機のテスト操作で端末側に制御信号を送信して端末側が動作することを確認しているが、その後、運用中にシステムを構成する機器間で正常に無線通信が行われなくなる事態が発生することがある。
これはシステム機器間でテスト操作により無線通信を行って動作を確認しているが、実際にどの程度の受信強度が得られているか確認していないことによるもので、例えば正常に受信できる限界に近い受信強度であっても、動作が確認できたことで正常としており、その結果、室内におけるドアの開け閉めや人の通過といった通信環境の変化で受信不能となって正常に機能しなくなる恐れがある。
また無線監視システムを集合住宅の各住戸に設置していた場合には、他の住戸に設置している機器からの電波が受信されることで衝突を起し、正常に通信できなくなることも考えられる。
本発明は、無線監視システムにおける電波の受信状態をモニタして設置調整を簡単且つ確実にできるようにする無線監視システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、盗難、火災等の異常を検出して異常検出信号を無線送信するセンサ端末と、無線による制御信号を受信して遠隔制御される制御端末装置と、センサ端末からの異常検出信号を受信して警報処理すると共に制御端末装置に制御信号を送信して遠隔制御する監視装置と、センサ端末及び制御端末装置と監視装置との間の伝送信号を中継する1又は複数の中継器とを備えた無線監視システムに於いて、
制御端末装置に、
システム構成機器の識別子(ID)を登録する識別子登録部と、
システム構成機器を含む他の機器から信号を受信した際に、受信信号に含まれる識別子と識別子登録部の登録識別子とを照合し、一致した場合に受信信号を処理し、不一致の場合に受信信号を破棄する監視処理部と、
全受信モードを設定した際に、前記登録識別子に一致しない識別子を含む全ての信号を受信して受信情報を保存する全受信モード処理部と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、全受信モード処理部は、外部接続されたモニタ機器からの読み出し要求に対し保存している受信情報を出力してモニタ表示させる。
また本発明は、無線監視システムにおいて、中継器に、制御端末装置から送信された上り信号を中継する際に、上り信号の受信強度の度合いを示す受信強度モニタ信号を含めて上り信号を送信する受信強度通知部を備え、監視装置に、中継器から受信した上り信号に含まれる受信強度コード信号を抽出して保存する受信強度モニタ部を備えたことを特徴とする。
ここで受信強度モニタ信号は、受信強度を強、中、弱又は中継なしを示すコード信号でとする。また受信強度モニタ信号を含める上り信号は、制御端末装置から所定時間間隔で送信される定期通報信号とする。
更に、制御端末装置は、例えば、電池電源により駆動され、外部から点灯制御信号を受信して表示灯を点灯する屋外表示装置である。
本発明によれば、監視装置に全受信モードを設定すると、登録IDに一致しない近隣の他の住戸に設置している機器からの電波も受信して受信情報を保存することができ、全受信モードで保存した受信情報を適宜のモニタ機器を外付けして読み出し表示させることで、無線監視システムにおける電波の混雑状況が分かり、他の住戸からの電波の影響を受けにくい位置に機器を設置調整することで、他の住戸からの信号との衝突による通信障害を防止できる。
また特定の機器から送信されて中継される上り信号について、中継器で中継送信する際に、受信強度の度合いを示す受信強度モニタ信号をセットして送信することで、この中継器からの上り信号を受信した監視装置で上り信号に含まれる受信強度モニタ信号を保存し、システム設置時のテスト動作で受信保存された受信強度モニタ信号を適宜のモニタ機器を外部接続して読み出し表示させることで、センサ端末や制御端末装置から中継器にどの程度の受信強度で受信されているか簡単に確認することができる。
また受信強度のモニタ内容は、例えば、強、中、弱又は中継なしといった簡単な表示であり、もし受信強度が中、弱のような場合は、機器の設置場所を調整して強となるように調整すれば良く、テスト操作による動作確認に加え、中継される受信強度を確認することで、運用中に通信環境に変化があっても、通信不能というような事態に陥ることを確実に防止でき、無線監視システムの信頼性を高めることができる。
図1は集合住宅の住戸に設置した本発明による無線監視システムの説明図である。図1において、この実施形態は、集合住戸における住戸1A、1Bを例にとっている。住戸1Aには受信機として機能する無線監視装置2が設置され、無線監視装置2は通報装置3に接続され、異常検出時に通報装置3により、監視センタより通信回線4により異常通報を行い、この異常通報に対し監視センタから屋外に設置している警告灯の点灯制御指示を受けて点灯制御電文を無線送信するようになる。
また住戸1Aにはセンサ端末として無線火災センサ5、無線接点センサ7が設置されている。無線火災センサ5は熱感知器または煙感知器に送信機能を設けたもので、火災を検出すると火災検出電文を送信する。
無線接点センサ7にはマグネットスイッチ8が接続され、マグネットスイッチ8は窓の内側に設置され、マグネットスイッチ8に相対した窓側にマグネット9を固定している。窓が閉じている状態ではマグネット9による磁力を受けてマグネットスイッチ8がオンしており、窓が開くとマグネット9からの磁界が失われ、マグネットスイッチ8がオフとなり、これによって無線接点センサ7は異常検出電文を送信する。
住戸1Aの右側の廊下に面した屋外には、無線屋外表示装置10が制御端末装置として設置されている。無線屋外表示装置10は内蔵電池で駆動し、送受信機能とLEDを複数用いた警告灯11を備えている。
このように住戸1Aに設置された無線監視システムを構成する各機器は、予め識別子としてユニークなIDコードが不揮発メモリに対する書込みで設定されており、例えば無線監視装置2はID1、無線中継器12−1はID2、無線中継器12−2はID3、無線屋外表示装置10はID4、無線監視センサはID5、ID6、無線接点センサ7はID7が、それぞれ設定されている。
無線監視装置2は、電源投入に伴うシステム立ち上げ時の初期化処理でシステム構成機器に対しID要求電文を送信し、各機器からのID応答電文を受信し、無線監視装置2内にシステム構成機器のID1〜ID7を予め登録している。
無線監視装置2の登録IDは、システム運用中にシステム構成機器から電文を受信した際に、受信電文に含まれる送信元のIDと予め登録されている登録IDとを比較照合し、登録IDに一致する受信電文のIDであった場合に受信電文を有効電文として処理するようになる。
このため無線監視装置2に登録されていない例えば別の住戸1Bに設置しているシステム機器からの電文を受信しても、受信電文のIDが登録IDに不一致であることから、このような受信電文は破棄することになる。
住戸1Bにあっても、無線監視システムが設置され、住戸1Bの無線監視システムは無線監視装置2、通報装置3、無線火災センサ5、無線人体センサ6及び無線接点センサ7、警告表示灯11を備えた無線屋外表示装置10及び無線中継器12で構成されている。
住戸1Bに設置されているシステム機器についても、住戸1Aとは異なるユニークなIDコードが不揮発メモリの書込みにより予め設定されており、住戸1Bの無線監視装置2は電源投入に伴うシステム立ち上げ時の初期化処理で各システム機器のIDを収集して登録し、運用中のシステム機器からの受信電文については受信電文のIDと登録IDが一致した場合にのみ受信電文を有効として処理するようにしている。
このような隣接している住戸1A、1Bに本発明の無線監視システムを設置していた場合、例えば住戸1Aについて見ると、住戸1Aに設置している無線監視装置2に対しては、住戸1A内のシステム機器からの電波に加え、隣接する住戸1Bに設置しているシステム機器からの電波も破線で示すように到来し、伝播状況によっては無線監視装置2で有効に受信可能な受信強度で住戸1Bの無線監視システムからの電波を受信する場合がある。
しかしながら、住戸1Aの無線監視装置2にあっては、自己のシステム機器であるID2〜ID7を登録し、受信電文については登録IDに一致するIDを持つ電文のみを有効として処理しているため、住戸1Bのシステム機器から電文を受信しても、登録IDに不一致であることから住戸1Bからの電文は破棄し、誤って住戸1Bの電文を処理することはない。
また住戸1Aの例えば無線監視装置2において、自分のシステム機器からの電波と住戸1Bの他のシステム機器からの電波を同時に受信したいような場合、通常、住戸1Aと住戸1Bとでは使用するチャンネルが同一チャンネルであるため、2つの電波が衝突した状態で受信され、衝突により一時的に受信レベルが低下して受信不能となる可能性がある。
このような他の住戸からの電波との衝突による通信障害の発生に対しては、システム設置時に住戸1Bからの電波の状態を判断し、他の住戸からの電波の影響を受けにくい場所に無線監視装置2を設置するといった適切な対策を取れば、他の住戸からの電波による衝突で通信障害を起こすことを回避することができる。
本発明の無線監視システムにあっては、通常運用状態にあっては無線監視装置2は登録IDに一致するIDを持つ電文のみを有効電文として処理しているが、無線監視装置2においてディップスイッチなどの操作により全受信モードを設定すると、登録IDに一致しないIDを持つ電文であっても、これを有効な電文として受信して保存する機能を新たに設けている。
このため無線監視装置2を全受信モードに設定することで、自己のシステム機器からの電波に加え、隣接する住戸1Bのシステム機器からの電波についても、登録IDとの不一致に関係なく、これを有効に受信して受信電文を保存し、このように全受信モードで保存した受信電文を無線監視装置2に対し簡単なモニタ機器をコネクタなどで外部接続することで保存電文を読み出して表示させ、このモニタ機器の表示によって住戸1Aの無線監視装置2に対しどのような電波が到来しているかが判断でき、いわゆる住戸1Aの無線監視装置2における電波の混雑具合を判断することができる。
住戸1Aの無線監視システムにおける電波の混雑状態のモニタ表示を見て、電波の混雑具合が非常に高い場合には、運用中に他のシステム機器からの電波による衝突で通信障害を起こす可能性が高いことから、無線監視装置2を住戸1Bのシステム機器からの電波の影響を受けにくい場所に移動することで、運用中における他のシステム機器からの電波による通信障害による誤動作を未然に防止することが可能となる。
住戸1Aに設けた無線中継器12−1、12−2は、無線火災センサ5、無線人体センサ6及び無線接点センサ7からの異常検出等に基づく上り電文信号を受信して再生中継する。再生中継は、受信信号から電文データを復調した後に、電文データを変調して送信することになる。また無線監視装置2から無線屋外表示装置10に対する発光制御電文を含む下り電文を受信した場合にも同様に再生中継する。
ここで無線中継器12−1、12−2は、受信信号から電文データを復調して保存した後、予め定めた異なる遅延時間TD1、TD2が経過した時点で保存している電文データを変調して送信している。
図2は図1の1Aにおいて、無線監視装置2から無線屋外表示装置10に下り電文を無線中継器12−1、12−2を経由して送信する際のタイムチャートである。
図2において、無線中継器12−1には遅延時間TD1が設定され、また無線中継器12−2にはこれより長い遅延時間TD2が設定されている。無線監視装置2が時刻t1で下り電文を送信すると、この下り電文は無線中継器12−1、12−2のそれぞれで受信復調され、電文データが保存される。無線中継器12−1は、受信時刻t1から遅延時間TD1を経過した時刻t2で、受信保持している電文データを変調して送信する。
一方、無線中継器12−2にあっては、電文受信時刻t1から遅延時間TD2を経過した時刻t3で、受信保持している電文データを変調して送信する。このため無線屋外表示装置10にあっては、時刻t1、t2、t3のそれぞれで同じ電文を受信することになるが、最初に受信できた電文を有効とし、その後の電文は破棄する。
また無線屋外表示装置10には3つの異なる伝播経路により電文が受信しており、時刻t1、t2の電文が伝播経路による減衰で受信不能であったとすると、時刻t3で無線中継器12−2から送信された電文を受信して処理することになる。
再び図1の住戸1Aを参照するに、本発明の無線監視システムにあっては、無線監視装置2から通報センタの指示に基づいて無線屋外表示装置11に送信する発光制御のための下り電文について、無線監視装置2から無線屋外表示装置10に至る無線中継器12−1、12−2を含む伝播経路につき、受信強度が最大となる最適ルートを予め決定し、この最適ルートに従って発光制御電文を送信するようにしている。
無線監視装置2から無線屋外表示装置10に対する下り電文となる発光制御電文を伝播させる最適ルートの決定は、無線屋外表示装置10が一定時間間隔例えば6分間隔で送信している定期通報電文を無線中継器12−1、12−2及び無線監視装置2で受信した際に受信強度を測定し、最大受信強度となるルートを最適ルートに決定する。
決定された最適ルートに従った発光制御電文を伝送するためには、送信元識別子である送信元IDを最適ルート上の機器に設定登録し、電文受信時に受信電文の送信元IDと登録送信元IDを比較して一致した場合にのみ、これを有効電文として受信して中継又は処理することで、無線監視装置2からの発光制御電文を最適ルートに従って無線屋外表示装置10に送ることができる。
ここで図1の無線監視システムに設けている無線監視装置2、無線火災センサ5、中継器12−1及び無線屋外表示装置10の回路構成を説明すると次のようになる。
図3は図1の無線監視装置2のブロック図である。図3において、無線監視装置2は、CPU13、アンテナ15を備えた送受信モジュール14、MSK変復調器16、ID記憶部17、LED表示部18、定電圧回路19、電源電圧監視部20及びインターフェース21を備えており、インターフェース21に対し通報装置3を接続している。
CPU13には、プログラム制御により実現される全受信モード処理部22、監視制御部23、ID登録部24及び受信強度モニタ部80が設けられる。ID登録部24は電源投入に伴うシステム立ち上げ時にシステム構成機器に対しID登録要求電文を送信し、他の機器からのID登録応答電文を受信し、システム機器を構成するIDを登録する。
監視制御部23は、図1の住戸1Aに設置している無線火災センサ5や無線接点センサ7による異常検出電文の受信を監視しており、異常監視電文を受信すると、インターフェース21を介して通報装置3に監視センタへの異常検出通報を行わせ、この異常検出通報に対し監視センタ4から返送されてくる例えば無線屋外表示装置10に対する警告灯11の点灯制御指示を受け、これに基づき点灯制御電文を作成して送受信モジュール14から送信する。
監視制御部23における電文受信にあっては、受信電文の送信元IDを取り出し、ID登録部24に初期処理で登録している登録IDと比較照合し、両者が一致する場合に、その電文を有効電文として取り込んで処理するようになる。このため、ID登録部24に登録しているIDに一致しないIDを持つ電文については、これを破棄することになる。
全受信モード処理部22は、図示しないディップスイッチなどの操作で全受信モードを有効とし、全受信モードの設定状態にあっては受信電文の送信元IDとID登録部24に登録している登録IDとの比較照合は行わず、未登録IDであっても全ての電文を有効な電文として取り込み、受信電文の内容をCPU13のメモリに保存する。
CPU13にはモニタ端子84が設けられており、モニタ端子84に対しCPU13のメモリの読出し機能と読出し結果の表示機能を備えたモニタ装置85を接続して読出し操作を行うことで、全受信モード処理部22で保存している受信電文の内容を読み出してモニタ表示することができる。
更に受信強度モニタ部80は、無線屋外表示装置10が6分置きに送信した定期通報電文を無線中継器12−1、12−2を経由して受信した際の定期通報電文に含まれる中継器受信強度コード信号を抽出し、これを保存する機能が設けられている。この監視制御部23により保存された中継器の受信強度コードについても、モニタ端子84に外部接続したモニタ装置85により読み出して表示することができる。無線中継器からの定期通報電文に含まれる中継器受信強度コードの詳細は、後の無線中継器の説明において詳細に説明される。
MSK変復調器16は、CPU13からの下り電文データをMSK変調して送受信モジュール14に入力し、このとき送受信モジュール14は送信動作状態にあることから、変調されたMSK変調を電力増幅してアンテナ15から送信する。また、アンテナ15で受信した上り信号をMSK変復調部16で復調して電文データに変換し、これをCPU13に入力して受信電文の解読処理を行わせている。ID記憶部17としては例えばEEPROMなどの不揮発メモリが使用されており、無線監視装置2に予め設定したIDコードが記憶されている。
無線監視装置2は図示しない電源回路によりAC100ボルトの供給を受けて電源電圧DC5ボルトを出力しており、このDC5ボルトは定電圧回路19で定電圧化された後、CPU13及び送受信モジュール14を含む各部の動作電源を出力している。また電源電圧監視部20はDC5ボルトの電源電圧を監視しており、最初の電源立ち上げ時には電源電圧監視部20による電源電圧の検出でリセット信号をCPU13に出力してパワーオンリセットを掛けるようにしている。
図4は図1の無線火災センサ5のブロック図である。無線火災センサ5は、CPU25、火災感知器26を接続した火災信号受信回路27、アンテナ30を備えた無線送信モジュール28、電源制御スイッチ29、ID記憶部31、試験スイッチ32、駆動回路33、発報表示灯34、リチウム電池35a、35b、電源電圧監視部37、38を備えている。
ここでリチウム電池35a、35bはそれぞれ3ボルトの出力であり、電源監視部37はリチウム電池35aの3ボルト出力を監視し、また電源電圧監視部38はリチウム電池35a、35bの直列接続により得られる6ボルトを監視しており、このうちCPU25はリチウム電池35bからの3ボルトで動作し、一方、それ以外の回路部についてはリチウム電池35a、35bの直列接続によるDC6ボルトで動作している。
CPU25には異常検出部39がプログラム制御による機能として設けられている。異常検出部39は火災信号受信回路27で火災感知器26からの火災信号を受信すると、異常検出内容として火災を示す異常検出電文を作成し、送信動作として電源制御信号により電源制御スイッチ29をオンして無線送信モジュール28を動作状態とし、この状態で送信起動信号及び異常検出電文を変調信号として供給し、無線送信モジュール28により異常検出電文を変調してアンテナ30から送信する。
なお異常検出部39にあっては、火災信号受信回路27から火災感知器26の発報による最初の火災信号が得られた場合には、まず火災感知器26の復旧を行い、復旧後に再度火災信号が受信された場合に、火災を示す異常検出電文を送信するようにしている。また図1に示した無線人体センサ6及び無線接点センサ7は、火災信号受信回路27に対応した回路が各センサ固有の回路となる以外は、無線火災センサ5と同じになる。
図5は図1の無線中継器12−1のブロック図である。図5において、無線中継器12−1は、CPU40、送受信モジュール41、アンテナ42、MSK変復調器43、ID記憶部44、LED表示部45、電源電圧監視部49、定電圧回路48、電源回路46及び電池47で構成される。この無線中継器12−1の回路構成は、図3に示した無線監視装置2における通報装置3を接続するためのインターフェース21を取り除いたと略同じ回路構成となっている。
CPU40には中継処理部50と受信強度通知部51が設けられる。中継処理部50は、他のシステム機器から電文を受信した際に、無線中継器12−1に設定している遅延時間TD1経過後に、受信後に保持している電文を送信する。なお中継処理部50における中継処理についても、システム立ち上げ時に他のシステム機器から取得したIDを登録しておき、登録IDと受信電文のIDとが一致した場合にのみ受信電文を有効電文として、遅延時間TD1経過後に送信するようになる。
受信強度通知部51は、無線屋外表示装置10から6分間隔で送信される定期通報電文を受信した際に、送受信モジュール41から出力されている受信強度信号について、強、中、弱の3段階のいずれに属するかを判別し、この受信強度を2ビットのコードでセットして、定期通報電文の受信から遅延時間TD1経過後に送信する。
この中継器受信強度コードは、
(1)11で強
(2)10で中
(3)01で弱
(4)00で中継なし
となる。
図6は図1の無線屋外表示装置10のブロック図である。図6において、無線屋外表示装置10は、CPU53、アンテナ56を備えた送受信モジュール54、電源制御スイッチ55、ID記憶部57、試験スイッチ58、駆動回路59、定電流回路60、警告灯11を備える。
更に電源部としてリチウム電池61a、61b、電池保護回路62、電源スイッチ63a、63b、定電圧回路64及び電源電圧監視部65を設けている。リチウム電池61a、61bはそれぞれ3ボルト出力のものを使用しており、リチウム電池61bの3ボルト出力を、定電圧回路64及び電源スイッチ63bを介してCPU53に供給して駆動している。
またリチウム電池61a、61bの直列接続で得られた6ボルトの電源電圧は、電池保護回路62、更に電源スイッチ63aを介して、定電流回路60及びCPU53以外の他の回路部に電源電圧を供給している。
警告灯11としては複数のLEDを光源として使用しており、この複数のLEDの発光駆動により従来のキセノン管の発光駆動と同等な距離に対する視認性を確保している。また警告灯11の発光駆動は、LEDに流す電流を定電流回路60で定電流化することで、発光輝度の安定と発光駆動に必要とする消費電流の節減を図っている。
CPU53には、そのプログラム制御により実現される機能として、定期通報部66、間欠受信制御部67及び発光制御部68が設けられている。定期通報部66は、予め定めた一定時間間隔例えば6分間隔で定期通報電文を送受信モジュール54に出力してアンテナ56から送信しており、この定期通報電文が図1の無線監視装置2で定期的に受信されることで、電池駆動されている無線屋外表示装置10が正常に機能していることを確認できる。
また無線屋外表示装置10から送信される定期通報電文は、無線中継器12−1、12−2及び無線監視装置2のそれぞれにおいて受信電文の受信強度を測定するための電文として利用される。
間欠受信制御部67は、電源制御スイッチ55に対する電源制御信号により、送受信モジュール54における受信回路部の電源を予め定めた一定時間間隔でオン、オフして間欠受信動作を行わせている。具体的には2分間隔で0.5秒間、受信回路部に対する電源供給をオンすることで間欠受信動作を行わせている。したがって無線屋外表示装置10に対する外部からの電文の送信は、無線屋外表示装置10における間欠受信の動作タイミングに同期させるように送信しなければならない。
このような送受信モジュール54における受信部を間欠動作させることで、受信待機状態におけるリチウム電池61a、61bの消費電力を大幅に節減することができる。
発光制御部68は、間欠受信制御部67による受信部のオン状態となるタイミングで受信した無線監視装置2あるいは無線中継器12−1、12−2側からの発光制御電文を受信した際に駆動回路59を動作し、定電流回路60を介して警告灯11を点灯駆動する。また点灯後に点灯停止の発光制御電文を受信した際に駆動回路59による駆動を停止し、警告灯11を消灯する。
無線屋外表示装置10はリチウム電池61a、61bを電源として動作しており、送受信モジュール54における間欠受信、警告灯11としてLEDを使用した点を含む消費電流の低減により、例えば月1回の割合いで警告灯11の点灯するとして、電池寿命として5年間を保証しており、実際には7年程度の寿命が達成されている。
図7は図6に示した無線屋外表示装置10の間欠受信動作及び定期通報送信と、これに対する無線中継器12−1における発光制御電文の同期送信のタイムチャートである。なお、発光制御電文の同期送信については、無線中継器12−2及び無線監視装置2も同じになる。
図7(A)は無線屋外表示装置10の間欠受信動作であり、時刻t1からt2=0.5秒、受信回路部に対する電源をオンして動作状態とした後、受信回路部に対する電源をオフしている。この時刻t1の受信動作の開始からT1時間である2分を経過した時刻t3で再び受信部に対する電源をオンし、0.5秒後にオフする間欠受信動作を繰り返している。
図7(B)は無線屋外表示装置10における定期通報電文の送信動作であり、間欠受信動作におけるオフ期間のタイミングとなる時刻t2で定期通報電文を送信し、時刻t2からT3時間となる6分経過後の時刻t5で再び定期通報電文を送信し、これを繰り返している。ここで間欠受信動作と定期通報電文との間には、時刻t3における間欠受信動作の電源オンよりT4時間である1分前のタイミングで定期通報電文を送信している。
図7(C)は例えば無線中継器12−1における定期通報電文の受信タイミングであり、図7(B)の時刻t2で送信した定期通報電文を同じタイミングで受信している。図7(D)は、無線中継器12−1で既に送信元となる無線監視装置2から発光制御電文を受信して保持していた状態で定期通報電文を受信したときの発光制御電文の同期送信のタイミングである。
即ち図7(C)のように、時刻t2で定期通報電文を受信すると、タイマを起動して、T4時間である1分間の経過を判定し、T4=1分が経過した時刻T4のタイミングで発光制御電文をT5時間に亘り送信する。
発光制御電文の送信時間T5は、図7(A)の間欠受信動作における受信時間T2=0.5秒を超える幅であり、斜線に示す部分に間欠受信動作が重複することで、確実に発光制御電文を同期受信することができる。
ここで本発明が送信する電文は、電文を4回連続送信した後に2秒間の休止期間を空け、その後に2秒間の時間を8等分した再送信タイミングを作り、この再送信のタイミングのいずれか1つをランダムに選択して電文を2回繰り返しており、この結果、図7(D)の発光制御電文の送信タイミングと図7(A)の間欠受信動作の受信期間に若干のずれがあっても、発光制御電文の複数回の連続送信が必ず間欠受信タイミングにあることで発光制御電文を受信することができる。
更に、図7(C)(D)に示した定期通報電文に同期した発光制御電文の同期送信は、定期通報電文を受信した際に既に発光制御電文を受信している機器の全てで行うが、このうち有効に伝送される同期送信された発光制御電文は、既に決定されている最適ルートに従った電文だけであり、無線監視装置2から最終的な送信先である無線屋外表示装置10に最適ルートを通って伝送される。
図8は図1の無線監視システムで使用する電文フォーマットの説明図である。図8において、電文70は、フレーム検出コード71、スタートコード72、電文長コード73、通信制御コード74、送信機器特定コード75、データコード76及び誤り検出コード77で構成されている。
このうち通信制御コード74については、下側に取り出して示すように、中継器受信強度コード78、79、通常/定期通報コード80、起動コード81、電文種類コード82及び通信方向コード83で構成されている。中継器受信強度コード78、79は、図1の2台の無線中継器12−1、12−2のそれぞれにつき2ビットコードが割り当てられており、下側に取り出して示すように「00」で中継なし、「01」で弱、「10」で中、「11」で強となる。
無線中継器12−1、12−2は、受信電文を再生中継する際に、電文受信で得られた受信強度について、強、中、弱のいずれに該当するか判別して対応する2ビットの中継器受信強度コード78、79を電文にセットして送信する。なお、無線中継器12−1、12−2を経由しない場合、中継器受信強度コード78、79は中継なしの「00」となっている。
この中継器受信強度コード78、79により無線監視装置2において設置時や点検時などに作業者が受信強度を簡単にモニタすることができる。
次の通常/定期通報コード80は、定期通報で「1」、通常時は「0」となる。このため定期通報電文であった場合には、無線中継器12−1、12−2及び無線監視装置2は、そのとき得られた受信強度(0〜255のアナログ値)をA/D変換により取り込んで受信強度測定情報として保存することになる。
起動コード81は、起動時に「1」、その他の場合に「0」となる。電文種類コード82は、通常電文が「0」、設定電文が「1」となる。更に通信方向コード83は、無線監視装置2から端末側への通信方向が上り方向で「1」となり、端末側から無線監視装置2への通信方向が下り方向で「0」となる。
なお、無線監視装置2から無線屋外表示装置10に発光制御電文を送るための最適ルートの決定の際の受信強度の応答電文は、電文70におけるデータコード76に、定期通報電文の受信時に得られた受信強度値(アナログ値0〜255をA/D変換した8ビットデータ)をセットして送信する。
図9は図1の住戸1Aに設置している本発明の無線監視システムにおける中継器受信強度測定処理の説明図である。図9において、無線屋外表示装置10は6分間隔で定期通報電文を送信しており、この定期通報電文は無線中継器12−1、12−2で受信され、それぞれの受信強度はE1、E3であったとする。
ここで受信強度E1は十分に大きく、したがって受信強度コードは11である。また無線中継器12−2における受信強度E3は中程度であることから、受信強度コードは10となっている。
無線屋外表示装置10からの定期通報電文を受信した無線中継器12−1は、遅延時間TD1後に図10(A)に示すような定期通報電文70−1を送信する。この定期通報電文70−1には無線中継器12−1の中継器受信強度コード78−1として「11」がセットされて送られる。なお、無線中継器12−2に割り当てられた中継器受信強度コード79−1については、対応する受信が行われていないことから「00」となっている。
図10(A)の定期通報電文70−1は、無線中継器12−2に送られると同時に無線監視装置2にも送られている。したがって無線監視装置2にあっては、図10(A)の定期通報電文70−1を有効に受信できた場合には、その内容に含まれている中継器受信強度コード78−1の「11」を取り出して保存する。
一方、無線中継器12−2にあっても、無線屋外表示装置10から定期通報電文を受信した後、遅延時間TD2後に定期通報電文を無線監視装置2に送信する。この場合の定期通報電文は、図10(B)の定期通報電文70−2に示すように、無線中継器12−1に割り当てられた中継器受信強度コード78−1は「00」であるが、無線中継器12−2に割り当てられた中継器受信強度コード79−1に「10」をセットして送信している。
無線中継器12−1から送信された図10(A)の定期通報電文70−1は、無線監視装置2で受信されると同時に無線中継器12−2でも受信される。無線中継器12−2は、定期通報電文の受信から遅延時間TD2後に、図10(C)に示す定期通報電文70−3を送信する。
この定期通報電文70−3は、無線中継器12−1に割り当てられた中継器受信強度コード78−3に「11」を既にセットしており、無線中継器12−2に割り当てられた中継器受信強度コード79−3に「11」をセットして送信する。もちろん図10(A)(B)(C)において、送信機器特定コード75−1には無線中継器12−1のID2がセットされ、定期通報電文70−2、70−3の送信機器特定コード75−2、75−3には無線中継器12−3のID3がセットされている。
このようにして無線屋外表示装置10から送信された定期通報電文が無線中継器12−1、12−2を経由して中継送信してくることで受信された定期通報電文から、各中継器における受信強度の程度を示す中継器受信強度コードを保存し、必要に応じてモニタ出力して確認することができる。
図11は図3の無線監視装置2における監視処理のフローチャートである。図11において、監視制御処理は、ステップS1で電源投入に伴う立ち上げ時にID登録を含む初期化処理を行う。続いてステップS2で全受信モードか否かチェックし、通常モードであればステップS3に進み、登録IDのセンサ異常検出電文の受信か否かチェックする。
センサ異常検出電文の受信を判別すると、ステップS4に進み、警報受信処理を行った後、ステップS5で監視センタへ通報し、ステップS6で監視センタから発光制御指示を受信すると、ステップS7で無線屋外表示装置10に制御電文を送信して警告灯11の発光制御を行う。
また、ステップS8で登録IDの定期通報電文を受信した場合には、ステップS9に進み、受信した定期通報電文に含まれている中継器受信強度コードを取り出して保存する。続いてステップS10で受信強度の出力要求があった場合には、ステップS11で現在保存している受信強度を読み出して、外部接続しているモニタ機器に出力表示させる。ステップS12で登録IDを持つその他の電文を受信した場合には、ステップS13で受信電文の内容に応じた対応処理を行う。
一方、ステップS2で全受信モードを判別した場合には、ステップS14に進み、電文受信をチェックしており、電文受信があると、ステップS15で電文に含まれている送信元IDを無視して電文をそのまま保存する。この全受信モードにおける電文受信の保存中に、ステップS16で保存電文出力要求があれば、ステップS17で保存電文を出力して、外部接続したモニタ機器に出力表示させることになる。
図12は図5の無線中継器の中継処理のフローチャートである。図12において、中継処理は、ステップS1で電源投入に伴う初期化処理を行う。この初期化処理にはシステム構成機器から取得したID登録を含む。
次にステップS2で定期通報電文の受信をチェックしており、定期通報電文を受信すると、ステップS3で定期通報電文を保存した後、ステップS4でそのとき送受信モジュールから出力されている受信強度を取り込んで、強、中、弱のいずれに属するか判定し、判定結果に基づき受信強度コードを作成する。次にステップS5で遅延時間TD1後に受信強度コードをセットした定期通報電文を送信する。
一方、ステップS6で定期通報電文以外のその他の電文を受信した場合には、ステップS7で電文を保存し後、ステップS8で遅延時間TD1後に電文を送信することになる。
図13は図6の無線屋外表示装置における屋外表示処理のフローチャートであり、電源投入に伴う立ち上げ時にステップS1で初期化処理を行った後、ステップS2で図7(A)に示したように2秒間隔で5秒間、受信部に電源を投入する間欠受信処理を繰り返し、更にステップS3で図7(B)に示したように6分間隔で定期通報電文を送信する定期通報処理を実行している。
また無線監視装置2側から発光制御電文を受信した場合には、図7(C)(D)に示したように、発光制御電文を既に受信している無線監視装置2あるいは無線中継器12−1、12−2が、定期通報電文の受信に同期したタイミングで発光制御電文を送信し、これによって図7(A)の受信動作タイミングに同期して点灯制御電文を受信させて、警告灯11の点灯制御または点灯後の停止制御を行うことができる。
なお上記の実施形態は、無線制御端末として無線屋外表示装置10を例にとって、定期通報電文を6分間隔で送信させる場合を例にとっているが、これ以外の無線制御端末をシステム機器として必要に応じて適宜に設けるようにしてもよい。
また上記の実施形態は無線中継器が最大構成として2台の場合を例にとっているが、必要に応じて3台以上としてもよい。
また図1にあっては、集合住宅に本発明の無線監視システムを設置した場合を例に取っているが、戸建ての集合住宅においても同様に適用できる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
集合集宅の住戸に設置した本発明による無線監視システムの説明図 図1の無線監視システムに設けた無線中継器の固定遅延による中継通信のタイムチャート 図1の無線監視装置のブロック図 図1の無線火災センサのブロック図 図1の無線中継器のブロック図 図1の無線屋外表示装置のブロック図 図1の無線監視システムで使用する電文フォーマットの説明図 本発明の無線監視システムにおける中継器受信強度測定処理の説明図 図8の無線中継器から送信される中継器受信強度コードをセットした定期通報電文の説明図 無線屋外表示装置の間欠受信動作と定期通報電文送信のタイムチャート 図3の無線監視装置における監視処理のフローチャート 図5の無線中継器の中継処理のフローチャート 図6の無線屋外表示装置における屋外表示処理のフローチャート
符号の説明
1A、1B:住戸
2:無線監視装置
3:通報装置
4:通信回線
5:無線火災センサ
6:無線人体センサ
7:無線接点センサ
8:マグネットスイッチ
9:マグネット
10:無線屋外表示装置
11:警告灯
12、12−1、12−2:無線中継器
13、25、40、53:CPU
14、28、41、54:送受信モジュール
15、30、42、56:アンテナ
16、43:MSK変復調器
17、31、44、57:ID記憶部
18、45:LED表示部
19、48、64:定電圧回路
20、37、38、49、65:電源電圧監視部
21:インターフェース
22:全受信モード処理部
23:監視制御部
24:ID登録部
26:火災感知器
27:火災信号受信回路
29、55:電源制御スイッチ
32、58:試験スイッチ
33:駆動回路
34:発報表示灯
35a、35b、61a、61b:リチウム電池
36、63a、63b:電源スイッチ
39:異常検出部
46:電源回路
47:電池
50:中継処理部
51:受信強度通知部
59:駆動回路
60:定電流回路
62:電池保護回路
66:定期通報部
67:間欠受信制御部
68:発光制御部
70:電文
70−1〜70−3:定期通報電文
80:受信強度モニタ部
84:モニタ端子
86:モニタ装置

Claims (7)

  1. 盗難、火災等の異常を検出して異常検出信号を無線送信するセンサ端末と、
    無線による制御信号を受信して遠隔制御される制御端末装置と、
    前記センサ端末からの異常検出信号を受信して警報処理すると共に前記制御端末装置に制御信号を送信して遠隔制御する監視装置と、
    前記センサ端末及び制御端末装置と監視装置との間の伝送信号を中継する1又は複数の中継器と、
    を備えた無線監視システムに於いて、
    前記制御端末装置に、
    システム構成機器の識別子を登録する識別子登録部と、
    システム構成機器を含む他の機器から信号を受信した際に、受信信号に含まれる識別子と前記識別子登録部の登録識別子とを照合し、一致した場合に受信信号を処理し、不一致の場合に受信信号を破棄する監視処理部と、
    全受信モードを設定した際に、前記登録識別子に一致しない識別子を含む全ての信号を受信して受信情報を保存する全受信モード処理部と、
    を設けたことを特徴とする無線監視システム。
  2. 請求項1記載の無線監視システムに於いて、前記全受信モード処理部は、外部接続されたモニタ機器からの読み出し要求に対し保存している前記受信情報を出力してモニタ表示させることを特徴とする無線監視システム。
  3. 請求項1記載の無線監視システムに於いて、更に、
    前記中継器は、前記制御端末装置から送信された上り信号を中継する際に、前記上り信号の受信強度の度合いを示す受信強度モニタ信号を上り信号に含めて送信する受信強度通知部を備え、
    前記監視装置は、前記中継器から受信した上り信号に含まれる受信強度コード信号を抽出して保存する受信強度モニタ部を備えたことを特徴とする無線監視システム。
  4. 盗難、火災等の異常を検出して異常検出信号を送信するセンサ端末と、
    制御信号を受信して遠隔制御される制御端末装置と、
    前記センサ端末からの異常検出信号を受信して警報処理すると共に前記制御端末装置に制御信号を送信して遠隔制御する監視装置と、
    前記センサ端末及び制御端末装置と監視装置との間の伝送信号を中継する1又は複数の中継器と、
    を備えた無線監視システムに於いて、
    前記中継器は、前記制御端末装置から送信された上り信号を中継する際に、前記上り信号の受信強度の度合いを示す受信強度モニタ信号を含めて上り信号を送信する受信強度通知部を備え、
    前記監視装置は、前記中継器から受信した上り信号に含まれる受信強度コード信号を抽出して保存する受信強度モニタ部を備えたことを特徴とする無線監視システム。
  5. 請求項1又は4記載の無線監視システムに於いて、前記受信強度モニタ信号は、受信強度を強、中、弱又は中継なしを示すコード信号であることを特徴とする無線監視システム。
  6. 請求項1又は4記載の無線監視システムに於いて、前記受信強度モニタ信号を含める上り信号は、前記制御端末装置から所定時間間隔で送信される定期通報信号であることを特徴とする無線監視システム。
  7. 請求項1又は4記載の無線監視システムに於いて、前記制御端末装置は、電池電源により駆動され、外部から点灯制御信号を受信して表示灯を点灯する屋外表示装置であることを特徴とする無線監視システム。
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