JP2011071598A - 無線防災システム、電波中継ノード及び無線防災ノード - Google Patents

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Abstract

【課題】電波中継ノードに割当てたセンサノードからの無線信号を、割当てが行われていない無線防災ノードであっても直接受信可能として通信の信頼性を向上する。
【解決手段】電波中継器14−1及び無線受信用中継器12−1の各々に、予め割当てられた無線式感知器を含む複数のノードIDを登録し、受信した無線信号の送信元IDが登録されノードIDに一致した場合に有効な無線信号として処理する。登録モードの設定時に、電波中継器14−1の中継制御テーブル66に登録されているノードIDを、無線受信用中継器12−1に送信して中継制御テーブル74に追加登録し、電波中継ノードに割当てられた無線式火災感知器から直接受信した無線信号を有効な無線信号として処理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線式感知器などのセンサノードから無線送信された電文を受信機に伝送して警報させる無線防災システム、電波中継ノード及び無線防災ノードに関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域にセンサノードとしての複数の無線式火災感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した時、火災を示す電文をフロア単位に設置した無線防災ノードとしての無線受信用中継器に無線送信する。また途中に無線中継ノードとなる無線中継器を設置し、無線式感知器からの電文を中継する。
無線受信用中継器は受信機からの感知器回線に接続されており、火災を示す電文を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知器回線に発報電流を流して火災発報信号を受信機に送信する。受信機は、この火災発報信号を受信すると、音響等の手段により火災警報を出す。
このような無線防災システムによれば、一般的に天井裏等に敷設される感知器回線の一部を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も配線等の制約を受けずに決めることができる。また、感知器増設等のシステム変更にも容易に対応できる。
特開平5−274580号公報 特開2001−292089号公報
ところで、このような無線式の防災監視システムにおいては、無線(電波)中継器の子として配置された無線式感知器からの無線信号を中継するため、電波中継器に無線式感知器のノードID(機器ID)を予め登録し、無線信号から得られた送信IDが登録したノードIDに一致した時に中継するようにしている。
また無線受信用中継器については、無線信号を受信する無線式感知器及び電波中継器のノードIDを予め登録し、無線信号から得られた送信IDが登録したノードIDに一致した時に、受信機に火災発報信号を送るようにしている。
しかしながら、無線受信用中継器に無線式感知器及び電波中継器のノードIDを登録し、ノードIDの一致する電文を有効な信号として処理するようにした場合、電波中継器に子として割当てた無線式火災感知器からの電文が無線受信用中継器で直接受信された場合であっても、登録したノードIDに一致しないことから有効な電文として処理されず、電波中継器により中継送信された電文の受信を待たなければならず、その分、電文の受信に時間がかかる問題がある。
また、電波の伝播環境によっては、無線受信用中継器で直接受信できる状況にあっても、電波中継器からの無線信号が受信できない場合も想定され、無線防災システムにおける通信の信頼性が低下する可能性が常に残されている。
本発明は、電波中継ノードに子として割当てたセンサノードからの信号を、割当てが行われていない無線防災ノードであっても直接受信可能として通信の信頼性を向上する無線防災システム、電波中継ノード及び無線防災ノードを提供することを目的とする。
(システム)
本発明は、複数のセンサノード、電波中継ノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、センサノードから送信された無線信号又は電波中継ノードを経由してセンサノードから送信された無線信号を無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、
電波中継ノードは、
自己に割当てられたセンサノードのノードIDを登録すると共に、登録したノードIDを無線防災ノードに転送する登録部と、
受信した無線信号の送信元IDが登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を中継送信する中継処理部と、
を備え、
無線防災ノードは、
自己に割当てられたセンサノード及び電波中継ノードのノードIDを登録すると共に、電波中継ノードに登録されたセンサノードのノードIDを取得して追加登録する登録部と、
受信した無線信号の送信元IDが登録又は追加登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を処理して処理結果を受信機に送信する受信処理部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の無線防災システムの電波中継ノードは、更に、登録したノードIDを無線防災ノードに転送した後に、登録したノードIDに基づき圧縮された検証コードを生成して無線防災ノードに送信する検証送信部を備え、
無線防災ノードは、更に、電波中継ノードから検証コードを受信した際に、電波中継ノードから取得して追加登録したノードIDに基づき検証コードを生成して受信した検証コードと照合し、一致した場合に検証を正常終了し、不一致の場合に障害発生を報知する検証受信部を備える。
(電波中継ノード)
本発明は、センサノードから送信された無線信号を無線防災ノードに中継して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させる電波中継ノードに於いて、
自己に割当てられたセンサノードのノードIDを登録すると共に、登録したノードIDを無線防災ノードに転送する登録部と、
受信した無線信号の送信元IDが登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を中継送信する中継処理部と、
を備えことを特徴とする。
ここで、電波中継ノードは、更に、登録したノードIDを無線防災ノードに転送した後に、登録したノードIDに基づき検証コードを生成して無線防災ノードに送信する検証送信部を備える。
(無線防災ノード)
本発明は、センサノードから送信された無線信号又は電波中継ノードを経由して送信された無線信号を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災ノードに於いて、
自己に割当てられたセンサノード及び電波中継ノードのノードIDを登録すると共に、電波中継ノードに登録されたセンサノードのノードIDを取得して追加登録する登録部と、
受信した無線信号の送信元IDが登録又は追加登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を処理して処理結果を受信機に送信する受信処理部と、
を備える。
電波中継ノードは、更に、電波中継ノードから登録したノードIDに基づき生成された検証コードを受信した際に、電波中継ノードから取得して追加登録したノードIDから検証コードを生成して受信した検証コードと照合し、一致した場合に検証を正常終了し、不一致の場合に異常終了する検証受信部を備える。
本発明によれば、電波中継ノードに登録されているノードIDを、無線防災ノードに送信して予め登録し、無線防災ノードは電波中継ノードに割当てられたセンサノードから直接受信した電文を有効な電文として処理するようにしたため、電波中継ノードで中継された電文が何らかの原因で届かず、センサノードからの電文が直接届いていた場合、追加登録したノードIDとの一致で有効な無線信号として処理され、中継送信に依存せずに迅速に処理し、無線防災システムにおける通信の信頼性を向上することができる。
また電波中継ノードから無線防災ノードに転送したノードIDが正しい内容であるか否かを確認するために、ノードIDから所定の変換手順に従って検証コードとしてのチェックサムコードを生成して転送し、無線防災ノードで受信した検証コードと追加登録したノードIDに基づいて生成した検証コードとの照合により、正しいノードIDが転送されて追加登録されていることを確認でき、通信の信頼性を向上できる。
また検証コードは複数のノードIDに基づく変換処理を通じて圧縮されたコードとして生成され、ノードIDを直接送って検証する場合に比べて検証に必要な通信時間が短縮され、定期的に検証を行ったとしても、火災検出に伴う通信への影響を最小限に抑えることができる。
また電波中継ノードに登録されたセンサノードのノードIDを一括して無線防災ノードに送信して追加登録しているため、無線防災ノードに対し個別にセンサノードを追加するための登録操作が不要となり、システム立上げ時の登録操作を簡単に行うことができる。
本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図 図1の無線式感知器、電波中継器及び無線受信用中継器の詳細を示したブロック図 図1の無線受信用中継器及びP型受信機の詳細を示したブロック図 図1の無線防災システムで送受信する無線信号の電文フォーマットを示した説明図 図2の電波中継器と無線受信用中継器に設けた中継制御テーブルの登録内容を示した説明図 図2の無線式感知器によるセンサ処理を示したフローチャート 図2の電波中継器による電波中継処理を示したフローチャート 図7のステップS12による登録処理の詳細を示したフローチャート 図8のステップS38によるチェックサムコード生成処理の詳細を示したフローチャート 図9により生成しれるチェックサムコードのフォーマットを示した説明図 図2の無線受信用中継器による無線受信用中継処理を示したフローチャート 図11のステップS52による登録処理の詳細を示したフローチャート
図1は本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1Fには無線防災ノードとして機能する無線受信用中継器12−1〜12−3が設置され、火災受信機であるP型受信機10から階別に引き出された感知器回線18−1〜18−3に接続されている。
1F〜3Fの各階には、センサノードとして機能する無線式感知器16−11〜16−14、16−21〜16−24、及び16−31〜16−34が設置されている。また本実施形態にあっては、無線受信用中継器12−1〜12−3に対し、距離が離れている無線式感知器からの電波の減衰による信号の喪失を防ぐために電波中継器14−1〜14−3を設置している。
無線式感知器16−11〜16−34及び電波中継器14−1〜14−3のそれぞれには、機器IDを使用した固有のノードIDが予め登録されている。本実施形態で使用するノードIDは32バイトのデータである。
また無線受信用中継器12−1〜12−3,電波中継器14−1~14−3及び無線式感知器16−11〜16−34には、階別に無線ネットワークを構築していることから、階毎に、ネットワークアドレス(以下、単に「アドレス」という)を設定している。
ここで1Fを例にとって説明する。無線式感知器16−11〜16−14のノードIDは例えば次のようになる。
無線式感知器16−11:00000001
無線式感知器16−12:00000002
無線式感知器16−13:00000003
無線式感知器16−14:00000004
電波中継器14−1 :00000101
また無線受信用中継12−1、無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1のアドレスは例えば次のようになる。
無線受信用中継器12−1:0−0
無線式感知器16−11 :0−1
無線式感知器16−12 :0−2
無線式感知器16−13 :0−3
無線式感知器16−14 :0−4
電波中継器14−1 :F−1
なお、ノードID及びアドレスは16進表示である。
無線式感知器16−11〜16−14は火災による煙濃度または温度が所定の閾値を超えたときに火災と判断し、火災を示す電文信号(以下、単に「電文」という)を無線送信する。
電波中継器14−1と無線受信用中継器12−1のそれぞれには、親子関係に基づいて電文を受信する子ノードとしての送信元を特定するノードIDが予め登録されている。即ち、無線受信用中継器12−1には子ノードとなる無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDが予め登録されている。また電波中継器14−1には、子ノードとなる無線式感知器16−11,16−12のノードIDが予め登録されている。
なお、2F及び3Fの無線受信用中継器12−2,12−3及び電波中継器14−2,14−3についても同様であり、無線受信用中継器12−2は無線式感知器16−23,16−24及び電波中継器14−2のノードIDを予め登録し、電波中継器14−2は無線式感知器16−21,16−22のノードIDを登録し、無線受信用中継器12−3は無線式感知器16−33,16−34及び電波中継器14−3のノードIDを登録し、電波中継器14−3は無線式感知器16−31,16−32のノードIDを登録している。
このような無線受信用中継器12−1及び電波中継器14−1に対するノードIDの登録により、電文を受信した際には、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理することになる。
更に本実施形態にあっては、無線受信用中継器12−1において、親子関係にない無線式感知器16−11,16−12から電波中継器14−1を経由せずに直接受信される電文について、有効な電文としての処理を可能とするため、電波中継器14−1から無線受信用中継器12−1に、登録したノードIDを転送して追加登録し、これによって、受信用中継器12−1で子ノードとして割り当てられていない無線式感知器16−11,16−12からの電文を直接受信した場合にも、追加登録したノードIDとの一致を判別して、有効な電文として処理できるようにしている。
電波中継器14−1は、無線式感知器16−11,16−12からの電文を受信した際に、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として無線受信用中継器12−1に対し中継送信する。
無線受信用中継器12−1は、子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14からの電文を受信した際に、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として受信処理し、処理結果をP型受信機10に送信する。
無線受信用中継器12−1は、受信した電文が無線式感知器からの火災を示す電文であった場合、P型受信機10に対し感知器回線18−1に対する接点出力として発報電流を流すことで火災発報信号を送信する。
また無線受信用中継器12−1は電波中継器14−1を経由して無線式感知器16−11,16−12から電文を受信した場合にも、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとの一致により有効な電文として受信し、受信結果をP型受信機10に送信する。
更に無線受信用中継器12−1は、割り当て対象となっていない無線式感知器16−11,16−12より直接、電文を受信した場合についても、受信した電文の送信元IDと追加登録されたノードIDと比較し、両者が一致したときに有効な電文として処理し、処理結果をP型受信機10に送信することになる。
また本実施形態にあっては、電波中継器14−1及び無線式感知器16−11〜16−14が正常に動作していること、即ち持ち去りや電池切れが発生していないことを監視するため、当該各ノードは定期通報電文を定期的に送信する。
無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1からの定期通報電文の送信に対し、無線受信用中継器12−1は、電文の送信元IDと登録したノードIDの一致により有効な電文として受信したとき、登録したノードIDごとに設けている定期通報タイマをリセットスタートしている。しかしながら、定期的に定期通報電文が受信されずに定期通報タイマが所定時間を超えてタイムアップした場合には、そのノードが正常に動作していない定期通報異常であることを判断し、P型受信機10に対し障害発生を通知する。
この障害発生通知は、例えばP型受信機10からの感知器回線18−1に接続している終端抵抗を切り離して擬似的に断線状態を作り出すことで、定期通報異常による障害発生を通知する。
図2は図1の実施形態に設けた1Fの無線式感知器16−11、電波中継器14−1及び無線受信用中継器16−1を取り出して、その詳細を示したブロック図である。
図2において、センサノードとしての無線式感知器16−11は、プロセッサ20、無線通信部22、アンテナ24、センサ部26、ディップスイッチなどを用いた操作部28及びバッテリー30で構成される。センサ部26は例えば光電式の煙感知部やサーミスタなどを用いた温度検出部である。
プロセッサ20にはプログラムの実行により実現する機能としてセンサ処理部58が設けられている。センサ処理部58はセンサ部26から出力される例えば煙濃度検出信号を予め定めた閾値と比較し、閾値を超えたときに火災と判断し、無線通信部22から火災を示す電文をアンテナ24から無線送信する。
またセンサ処理部58は操作部28のディップスイッチなどにより登録モードをセットすると、機器IDとして知られたノードIDを送信元IDにセットした起動電文または試験電文を送信し、電波中継器14−1にノードIDを登録させる。
無線通信部22には送信回路が設けられており、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行う。なお無線式感知器16にあっては、受信機側に電文を送信するだけであることから、本実施例では受信回路を設けていない。
また、無線通信部22のチャンネル周波数は400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な4つのチャンネル周波数f1〜f4のいずれか1つを使用する。チャンネル周波数は図1の各階で同じにしても良いし、混信を避けるために例えば隣接する階では異なるチャンネル周波数を使用しても良い。
電波中継器14−1は、プロセッサ32、受信回路と送信回路を備えた無線通信部34、アンテナ35、操作部36、表示部37、メモリ38及び電源部40で構成される。プロセッサ32にはプログラムの実行により実現される機能として、中継処理部60、登録処理部62及び検証送信部64が設けられている。
登録処理部62は操作部36に設けている登録スイッチの操作により、電波中継器14−1の使用を開始する際に、メモリ38の中継制御テーブル66に、自己に割り当てられた図1に示した無線式感知器16−11,16−12のノードIDを登録する。
無線式感知器16−11,16−12のノードIDを登録する際には、表示部37の例えば7セグメント表示器を使用して感知器登録アドレスを指定し、続いて操作部36のディップスイッチなどで登録待ち状態を設定し、この状態で無線式感知器16−11,16−12から送信されてくる起動電文又は試験電文を受信し、電文に含まれる送信元IDを取得して中継制御テーブル66にノードIDとして登録する。
なお、操作部36で表示器37を使用して登録アドレスを表示した場合、未登録であれは7セグメント表示器が点滅し、登録済みであれば7セグメント表示器が点灯となる。
更に登録処理部62は、割り当てられた図1の無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル66に登録する毎に、登録したノードIDを読み出して、無線受信用中継器16−1に登録電文により転送し、無線受信用中継器16−1側での追加登録を行わせる。
検証送信部64は、中継制御テーブル66に登録されたノードIDを無線受信用中継器16−1に転送して追加登録した後、操作部36の試験スイッチなどを操作した際に、登録済みのノードIDに基づいて圧縮生成した検証データであるチェックサムコードをセットした起動又は試験電文を送信し、無線受信用中継器16−1側で追加登録したノードIDの検証処理を行わせる。
検証送信部64による検証コードの送信は、登録処理部62による登録終了後に、確認のとために行うが、更にその後の通常監視状態において定期的に行ってもよい。例えば電波中継器14−1から定期通報電文を送信するごと毎に、検証コードを含む検証電文を送信して、検証を行わせてもよい。
中継処理部60は中継制御テーブル66に対するノードIDの登録が終了した後の監視状態で動作し、無線通信部34で無線式感知器から送信された火災電文、定期通報電文などを受信した際に、各電文に含まれる送信元IDを取得し、中継制御テーブル66に登録しているノードIDと比較し、両者が一致したときに、受信した電文を中継送信し、不一致の場合には中継送信を行わない。
電源部40は商用AC100ボルトを直流電源に変換しており、必要に応じて予備電源としてのバッテリーを備えている。電源部40はこのような構成に限らず、例えば無線式感知器16−11同様の電池電源を採用してもよい。
無線受信用中継器16−1は、プロセッサ42、受信回路を備えた無線通信部44、アンテナ46、有線通信部48、操作部50、表示部52、メモリ54及び電源部56で構成される。
プロセッサ42にはプログラムの実行により実現される機能として、受信処理部68、登録処理部70及び検証受信部72が設けられている。またメモリ54には中継制御テーブル74が設けられ、図1に示すように、無線受信用中継器16−1に子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDが登録されている。
登録処理部70は中継制御テーブル74に対するノードIDの登録を行う。無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDを登録する際には、表示部52の例えば7セグメント表示器を使用して感知器又は無線中継器の登録アドレスを指定し、続いて操作部50のディップスイッチなどで登録待ち状態を設定し、この状態で無線式感知器16−13,16−14または電波中継器14−1から送信されてくる起動電文又は試験電文を受信し、電文に含まれる送信元IDを取得して中継制御テーブル74に登録する。
また登録処理部70は、子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDの登録を完了した後、電波中継器14−1の登録処理部62により送信されてくる中継制御テーブル66に登録しているノードIDを含む登録要求電文を受信した際に、登録要求電文から取得した無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル74に追加登録する。この場合、同時に親ノードとなる電波中継器14−1のアドレスも送ってくることから、これも登録する。
検証受信部72は、登録処理部70による中継制御テーブル74に対するノードIDの登録及び電波中継器14−1からの転送によるノードIDの追加登録が終了した後、電波中継器14−1の検証送信部64により送信されてくる検証コードとしてのチェックサムコードを含む起動又は試験電文を受信した際に動作し、電文から取得したチェックサムコードと、そのとき中継制御テーブル74に追加登録している電波中継器14−1から転送されたノードIDに基づいて生成したチェックサムコードとを比較し、両者が一致したときに、中継制御テーブル74に追加登録されたノードIDが正しいものとして監視処理に移行する。
一方、チェックサムコードが不一致となった場合には、中継制御テーブル74には誤ったノードIDの追加登録が行われていることから、この場合には障害と判断してP型受信機10に通知して障害発生を報知し、その後、登録処理を改めてやり直すことになる。
受信処理部68は無線通信部44により火災電文または定期通報電文などを受信したときに、各電文に含まれる送信元IDと中継制御テーブル74に登録及び追加登録しているノードIDとを比較し、両者が一致した場合に、受信した電文を処理し、それ以外の電文は処理せずに無視する。
受信処理部68でノードIDの一致により火災電文を受信して処理した場合には、有線通信部48の、感知器回線18−1に発報電流を流す接点出力動作により火災発報信号をP型受信機10に送信する。
また受信処理部68で定期通報電文が受信されずに定期通報異常となる無線式感知器又は電波中継器を判別した場合、感知器回線18−1の終端に接続している断線検出抵抗を切り離し、擬似的に断線状態を作り出すことで、P型受信機10に定期通報異常による障害発生を通知するようにしている。
更に電源部56としては、図1に示したように、受信機10からの電源線15による直流電力の供給を受けているが、商用AC100ボルトから直流電力を変換して電源を作り出してもよいし、電池電源を採用してもよい。
図3は図1の無線受信用中継器16−1及びP型受信機10を取り出して、その詳細を示したブロック図であり、無線受信用中継器16−1は図2と同じものをそのまま示している。
図3において、P型受信機10は、制御部として機能するプロセッサ76、回線受信部78−1〜78−3、電源供給部80、表示部82、音響警報部84、操作部86、移報部88及び不揮発メモリ90を備えている。なお自身の動作電源は、適切にバックアップされた商用電源を使用している(図示せず)。
回線受信部78−1〜78−3からは感知器回線18−1〜18−3が図1に示したようにそれぞれ引き出され、感知器回線18−1には無線受信用中継器16−1が接続されている。
回線受信部78−1は、無線受信用中継器16−1に設けた有線通信部48による接点動作で流れる発報電流を検知し、プロセッサ76に対し火災検出信号を出力する。また無線受信用中継器16−1の有線通信部48における終端抵抗の切り離しは、実際の感知器回線の断線の際の監視電流の遮断として検出し、障害検出信号をプロセッサ76に出力する。
プロセッサ76はCPU、ROM、RAM、AD変換ポート及び各種の入出力ポートを備え、CPUによるプログラムの実行で火災監視部92の機能を実現している。
火災監視部92は回線受信部78−1〜78−3のいずれかによる発報電流の検出で火災発報信号の受信出力が得られると、対応する感知器回線の火災発報と判断し、表示部82に代表火災表示を行うと共に、回線単位の地区表示を行う。また音響警報部84より音響火災警報を出力する。
また火災監視部92は、回線受信部78−1〜78−3により感知器回線18−1〜18−3の断線を検出した場合、表示部82に代表障害表示を行うと共に、障害を発生した地区を回線単位に表示し、更に音響警報部84から音響障害警報を出力する。
図4は図1の無線受信用中継器12−1〜12−3で受信する電文の電文フォーマットを示した説明図である。
図4において、電文フォーマット94は、位相修正信号96、連番98、送信元ID100、データコード102及びエラーチェックコード104で構成される。位相修正信号96は所定ビット長の「101010・・・・10」で繰り返すプリアンブル信号であり、これにより無線通信部に設けた受信用PLLの位相同期による受信準備を行うことが出来る。
連番98は電文の送信ごとに0〜255の範囲で順番に変化する値を格納し、受信側で電文送信の順序を知ることができる。送信元ID100には送信元となる機器のノードIDが設定され、本実施形態では例えば32バイトのデータとなる。
データコード102は電文内容を示す情報であり、データコード102の部分に下側に取り出して示す機器状態電文106、障害電文108、登録要求電文110、起動又は試験電文112のフォーマットに示す内容が設定される。
機器状態電文106はデータコード102の部分に、機器状態コード114がセットされ、機器状態コード114は火災、復旧後初回送信、発信機作動などの状態を表す。障害電文108はデータコード102の部分に、機器状態コード114と障害内容コード116がセットされる。
登録要求電文110はデータコード102の部分に、親アドレス118、子のアドレス120及び子のノードID122がセットされ、図2の無線受信用中継器16−1の、中継器制御テーブル74に対するノードIDの追加登録に使用する。
起動又は試験電文112はデータコード102の部分に、自己アドレス124、チェックサムコード126、機器状態コード114及び子の障害内容コード116がセットされ、図2の無線受信用中継器16−1の、中継器制御テーブル74に追加登録したノードIDの検証に使用する。なお、図2の無線式感知器16−11からノードIDを登録するために送信される起動又は試験電文は、チェックサムコード126を除いた電文となる。
図5は図2の電波中継器14−1と無線受信用中継器16−1に設けた中継制御テーブル66,74の登録内容を示した説明図である。
図5(A)は図2の無線受信用中継器16−1に設けた中継制御テーブル74の登録内容であり、アドレス、ノードID、親アドレス及び直接の子ノードが登録されている。本実施形態にあっては、中継制御テーブル74には例えば無線式感知器8台,電波中継器2台までを登録可能としている。
無線受信用中継器16−1には、図1に示したように、無線式感知器16−1,16−12と電波中継器14−1が割り当てられており、それぞれのノードIDは
無線式感知器16−11:00000003
無線式感知器16−12:00000004
電波中継器14−1 :00001001
であることから、登録待ち状態でアドレス「0−3」,「0−4」又は「F−1」を指定することで、そのとき受信された起動又は試験電文から送信元IDを取得して無線受信用中継器16−1に設けた中継制御テーブル74の指定したアドレスにノードIDとして登録する。このとき同時に、親アドレスとして無線受信用中継器16−1のアドレス「0−0」が登録され、また無線式感知器16−11,16−12と電波中継器14−1は直接の子ノードであることを示すフラグ「1」が登録される。
このように中継制御テーブル74に対するノードIDの登録時、登録作業者は個々のノードIDを意識する必要はなく、登録する無線式感知器と電波中継器のネットワーク上のアドレスを認識していれば良い。
図5(B)は図2の電波中継器14−1に設けた中継制御テーブル66の登録内容である。図1に示したように、電波中継器14−1には無線式感知器16−11,16−14が割り当てられており、それぞれのノードIDは
無線式感知器16−11:00000001
無線式感知器16−12:00000002
であることから、登録待ち状態でアドレス「0−1」又は「0−2」を指定することで、そのとき受信された起動又は試験電文から送信元IDを取得して中継制御テーブル66の指定したアドレスにノードIDとして登録する。このとき同時に、親アドレスとして電波中継器11−1のアドレス「F−1」が登録され、また無線式感知器16−13,16−14は電波中継器14−1の直接の子ノードであることを示すフラグ「1」がセットされる。
このような図5(A)(B)に示す無線受信用中継器16−1の中継制御テーブル74及び電波中継器14−1の中継制御テーブル66に割り当てられたノードIDの登録が行われると、電波中継器14−1は図5(B)に示す中継制御テーブル66に登録されたノードID及び親アドレスを読み出し、無線受信用中継器16−1に対し、図4に示した登録要求電文110により送信し、図5(A)の登録状態にある中継制御テーブル74に対し、転送したノードID及び親アドレスを図5(C)に示すように追加登録し、更に無線受信用中継器16−1にとって直接の子ノードでないことを示すフラグ「0」を登録する。
この図5(C)に示す追加登録により、図2に示した無線受信用中継器16−1は、自己に割り当てられたノードIDの電文のみならず、電波中継器14−1に割り当てられたノードIDの電文についても、有効な電文として処理することが可能となる。
図6は図2の無線式感知器16−11によるセンサ処理を示したフローチャートであり、プロセッサ20によるプログラムの実行により実現される。図6において、センサ処理は、ステップS1で初期化及び自己診断を行った後、正常であればステップS2に進み、登録モードをセットか否か判別する。
無線式感知器16−11の操作部28に設けたディップスイッチなどにより登録モードをセットすると、ステップS3でID登録用の起動電文または試験電文を送信する。このとき、対応する電波中継器14−1の操作部36のディップスイッチにより登録アドレスを指定し、登録処理部62に登録待ち状態をセットしていると、ステップS3で送信された電文が受信され、受信した電文に含まれる送信元IDを取り出して、中継制御テーブル66にノードIDとして登録する自動登録が行われる。
ステップS4で登録モード解除を判別すると、ステップS5に進み、火災検出の有無を判別している。このときセンサ部26からの例えば煙検知信号が所定の閾値を超えると火災が判別され、ステップS6で火災電文を送信する。
続いてステップS7で定期通報タイマがタイムアップしたか否か判別しており、定期通報タイマのタイムアップを判別すると、ステップS8で定期通報電文を送信した後、ステップS9で定期通報タイマをリセットスタートする。
なお、センサ処理にあっては、火災や定期通報以外に、障害や復旧などの電文を送信するが、これは省略している。
図7は図2の電波中継器14−1による電波中継処理を示したフローチャートであり、プロセッサ32によるプログラムの実行により実現される処理となる。
図7において、電波中継処理は、ステップS11で電源投入に伴う初期化及び自己診断を行った後、異常がなければ、ステップS12で中継制御テーブルの登録処理を実行する。ステップS12の中継制御テーブルの登録処理の詳細は、図8のフローチャートに示している。
ステップS12の登録処理が済むと監視状態に入り、ステップS13で電文受信の有無を判別している。ステップS13で電文受信を判別すると、ステップS14に進み、受信した電文を解析し、ステップS15で電文から得られた送信元IDと中継制御テーブル66に登録しているテーブル登録のノードIDとを比較し、ステップS16で一致を判別した場合には、有効な受信電文としてステップS17に進み、受信した電文を中継送信する。
続いてステップS18で定期通報タイマがタイムアップしたか否か判別しており、タイムアップを判別すると、ステップS19で定期通報電文を送信した後、ステップS22で定期通報タイマをリセットスタートする。
続いてステップS20で押ボタン操作などのテーブル検証要求操作の有無を判別しており、要求有りを判別するとステップS23に進み、無線受信用中継器16−1の中継制御テーブル74に追加登録したノードIDを検証するためのチェックサムコードを生成し、ステップS24でチェックサムコードをセットした図4の起動又は試験電文112を送信し、再びステップS13からの処理を繰り返している。
図8は図7のステップS12の登録処理の詳細を示したフローチャートである。図8において、電波中継器14−1における登録処理は、ステップS31で操作部36のディップスイッチの操作などより表示部37に未登録の登録アドレスを表示して指定し、登録待ち状態をセットする。
続いてステップS32に進み、登録対象とする例えば無線式感知器16−11からの登録のため送信される起動または試験電文の受信有無を判別している。ステップS32で起動又は試験電文の受信を判別すると、ステップS33で電文から送信元IDを取得し、ステップS34で送信元IDを中継制御テーブル66の指定されたアドレスにノードIDとして登録する。
続いてステップS35でテーブル登録したノードIDを親アドレス及び子アドレスと共にノードIDをセットした図4に示す登録要求電文110を送信する。このようなノードIDのテーブル登録を、ステップS36で登録待ち状態を解除するまで繰り返している。
図9は図7のステップS23におけるチェックサムコード生成処理の詳細を示したフローチャートであり、次のようになる。
ステップS41:
32バイトのノードIDから32ビットのビット列を読み出す。
ステップS42:
32ビット列を上16ビットと下16ビットの値に分割する。
ステップS43:
上16ビットと下16ビットの和を算出する。16ビットの範囲外への繰り上がりは無視する。ここで例えば「1100110010101010」という16ビット列が得られたとする。
ステップS44:
ステップS43で得られた16ビット列について、上8ビット「11001100」と下8ビット「10101010」に分割する。
ステップS45:
ステップS44で得られた上8ビット「11001100」を、ノードIDに対応した例えばアドレス「0−3」、即ち2進数で「0000 0011」と論理的排他和をとり、「11001111」を生成する。また、ステップS44で得られた下8ビット「10101010」についても同様に「00000011」と排他的論理和をとり、「10101001」を生成する。
ステップS46:
ステップS45で生成した上下8ビット列を結合し、16ビット列「1100111110101001」を生成する。
ステップS47:
全てのノードIDにつきステップS41〜S46の処理を繰り返す。
ステップS48:
全てのノードIDからステップS46で生成された16ビット列を対象にチェックサムを生成し、図8にリターンする。この場合のチェックサムの計算方法は例えば「1の補数和の1の補数」とする。
図10は図9の処理により生成されたチェックサムコードのフォーマットを示す。チェックサムコード126は、ステップS45で生成された複数の16ビット列を上8ビットと下8ビットに分け、それぞれについてチェックサム値b0−b7,b10−b17を算出し、更に、算出したチェックサム値が奇数であることを示す判定ビットb8,b18と偶数であることを示す判定ビットb9,b19を付加した20ビットコードとしている。
図11は図2の無線受信用中継器16−1による無線受信用中継処理を示したフローチャートである。図11において、無線受信用中継器12−1の電源が投入されると、ステップS51で初期化及び自己診断が実行され、異常がなければ、ステップS52で中継制御テーブル74の登録処理を実行する。ステップS52の登録処理の詳細は図12に示す。
登録処理が終了すると監視状態となり、ステップS53で電文受信の有無を判別しており、電文を受信判別すると、ステップS54で電文を解析し、ステップS55で電文から得られた送信元IDと中継制御テーブル74に登録しているテーブル登録のノードIDを比較し、ステップS56で両者が一致することを判別すると、有効な電文としてステップS57に進み、火災を判別すると、ステップS58で感知器回線18に対する接点出力で発報電流を流すことで、P型受信機10に対し火災発報信号を送信する。
またステップS59で定期通報電文であることを判別すると、ステップS60に進み、送信元IDで特定される該当ノードの定期通報タイマをリセットスタートする。
またステップS61で検証要求電文であることを判別すると、ステップS62に進み、中継制御テーブル74に追加登録したノードIDの検証処理を実行する。この検証処理の詳細は図12のステップS77〜S81と同じになる。
続いてステップS63でタイムアップした定期通報タイマの有無をチェックし、もしタイムアップした定期通報タイマがあれば、ステップS64で定期通報異常と判断し、感知器回線18を擬似的な断線状態とすることで、P型受信機に対し障害信号を送って障害警報を出力させる。
図12は図11のステップS52による登録処理の詳細を示した説明図である。図12において登録処理は、ステップS71で操作部50のディップスイッチなどにより表示部82に登録先となるアドレスを表示して指定し、続いて登録待ち状態をセットする。続いてステップS72に進み、登録対象とした無線式感知器16−13,16−14又は電波中継器14−1から送信される起動電文または試験電文の受信の有無を判別している。
ステップS72で起動又は試験電文の受信を判別すると、ステップS73で受信した電文から送信元ID、親アドレス、子アドレスを取得し、図5(A)に示すように送信元IDを中継制御テーブル74の指定された登録アドレスにノードID、親アドレスを登録し、直接の子ノードを示すフラグ1をセットする。
続いてステップS74で登録待ち状態の解除を判別すると、ステップS75に進み、電波中継器14−1より図4に示す登録済みの親アドレス、子のアドレス及び子のノードIDを含む登録要求電文110の受信有無を判別しており、登録要求電文110を受信判別するとステップS76で登録要求電文110から取得したノードID及び親アドレスを中継制御テーブル74に追加登録し、直接の子のノードでないことを示す0にフラグリセットする。
続いてステップS77に進み、電波中継器14−1から図4に示す起動又は試験電文112からなる検証電文受信の有無を判別している。ステップS77で検証電文を受信判別すると、ステップS78に進み、中継制御テーブル74に追加登録したノードIDに基づきチェックサムコードを生成する。ステップS78におけるチェックサムコードの生成は図9に示した処理を通じて行われる。
続いてステップS79で、受信したチェックサムコードと生成したチェックサムコードを比較し、ステップS80で一致を判別すれば図11にリターンし、不一致であればステップS81で表示部52の障害灯を点灯し、P型受信機10に対し障害信号を送って障害発生を報知させる。
なお上記の実施形態は火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に無線受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に無線受信用中継器を接続するようにしてもよい。
また上記の実施形態にあっては、電波中継器から無線受信用中継器に転送して追加登録したノードIDの検証のため、図9に示した手順に従って圧縮されたチェックサムコードを検証コードとして生成して転送することにより検証しているが、テーブル登録されているノードIDのデータ量が少ない場合には、圧縮変換せずにノードIDそのものを直接転送して照合することで検証してもよい。
また検証コードとしてのチェックサムコードの生成は上記の実施形態に限定されず、検証対象とするノードIDから圧縮生成される検証コードであれば適宜の変換による検証コードを使用することができる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また上記の実施形態で示した障害警報の出力方法は一例であり、他の方法を採用してもよい。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:P型受信機
12−1〜12−3:無線受信用中継器
14−1〜14−3:電波中継器
15:電源線
16−11〜16−34:無線式感知器
18−1〜18−3:感知器回線
20,32,42,76:プロセッサ
22,34,44:無線通信部
26,35,46:アンテナ
26:センサ部
28,36,50,86:操作部
30:バッテリー
38,54:メモリ
40,56,80:電源部
48:有線通信部
52,82:表示部
58:センサ処理部
60:中継処理部
62,70:登録処理部
64:検証送信部
66,74:中継制御テーブル
68:受信処理部
72:検証受信部
78−1〜78−3:感知器回線
84:音響警報部
88:移報部
90:不揮発メモリ
92:火災監視部
94:電文フォーマット
110:登録要求電文号
112:起動又は試験電文

Claims (6)

  1. 複数のセンサノード、電波中継ノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから送信された無線信号又は電波中継ノードを経由して前記センサノードから送信された無線信号を前記無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記電波中継ノードは、
    自己に割当てられたセンサノードのノードIDを登録すると共に、登録したノードIDを前記無線防災ノードに転送する登録部と、
    受信した無線信号の送信元IDが登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を中継送信する中継処理部と、
    を備え、
    前記無線防災ノードは、
    自己に割当てられたセンサノード及び前記電波中継ノードのノードIDを登録すると共に、前記電波中継ノードに登録されたセンサノードのノードIDを取得して追加登録する登録部と、
    受信した無線信号の送信元IDが登録又は追加登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を処理して処理結果を前記受信機に送信する受信処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線防災システム。
  2. 請求項1記載の無線防災システムに於いて、
    前記電波中継ノードは、更に、登録したノードIDを前記無線防災ノードに転送した後に、登録したノードIDに基づき圧縮された検証コードを生成して前記無線防災ノードに送信する検証送信部を備え、
    前記無線防災ノードは、更に、前記電波中継ノードから検証コードを受信した際に、前記電波中継ノードから取得して追加登録したノードIDに基づき検証コードを生成して受信した検証コードと照合し、一致した場合に検証を正常終了し、不一致の場合に障害を報知とする検証受信部を備えたことを特徴とする無線防災システム。
  3. センサノードから送信された無線信号を無線防災ノードに中継して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させる電波中継ノードに於いて、
    自己に割当てられたセンサノードのノードIDを登録すると共に、登録したノードIDを前記無線防災ノードに転送する登録部と、
    受信した無線信号の送信元IDが登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を中継送信する中継処理部と、
    を備えことを特徴とする電波中継ノード。
  4. 請求項3記載の電波中継ノードに於いて、更に、登録したノードIDを前記無線防災ノードに転送した後に、登録したノードIDに基づき検証コードを生成して前記無線防災ノードに送信する検証送信部を備えたことを特徴とする電波中継ノード。
  5. センサノードから送信された無線信号又は電波中継ノードを経由して送信された無線信号を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災ノードに於いて、
    自己に割当てられたセンサノード及び前記電波中継ノードのノードIDを登録すると共に、前記電波中継ノードに登録されたセンサノードのノードIDを取得して追加登録する登録部と、
    受信した無線信号の送信元IDが登録又は追加登録されたノードIDに一致した場合に、受信した無線信号を処理して処理結果を前記受信機に送信する受信処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線防災ノード。
  6. 請求項5記載の無線防災ノードに於いて、
    前記電波中継ノードは、更に、前記電波中継ノードから登録したノードIDに基づき生成された検証コードを受信した際に、前記電波中継ノードから取得して追加登録したノードIDから検証コードを生成して受信した検証コードと照合し、一致した場合に検証を正常終了し、不一致の場合に異常終了する検証受信部を備えたことを特徴とする無線防災ノード。
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