JP5350993B2 - 防災用無線機器 - Google Patents

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本発明は、火災検知して電文を受信機側に無線送信して警報させる無線式感知器などの防災用無線機器に関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域に複数の無線式感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した時、火災を示す電文をフロア単位に設置した無線受信用中継器に無線送信する。また途中に電波中継器を設置し、無線式感知器からの電文を中継する。
無線受信用中継器は受信機からの感知器回線に接続されており、火災を示す電文を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知器回線に発報電流を流して火災発報信号を受信機に送信する。受信機は、この火災発報信号を受信すると、音響等の手段により火災警報を出す。
このような無線防災システムによれば、一般的に天井裏等に敷設される感知器回線の一部を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も配線等の制約を受けずに決めることができる。また、感知器増設等のシステム変更にも容易に対応できる。
また無線防災システムにあっては、施工時及び運用後は定期的に無線式感知器の試験操作により試験通信を行うことによりシステムが正常に動作する通信環境にあることを確認している。
特開2008−004033号公報 特開2001−292089号公報
しかしながら、このような従来の無線式感知器の試験にあっては、感知器に設けた試験操作スイッチを担当者が操作したり、試験治具を近づけたりすることによって感知器から試験通信を行わせるが、試験通信の際に感知器の近傍に人体や試験治具が存在する状況では、電波の発射の状態が変化してしまうことがあり、このため試験通信による通信環境の確認が正確にできないという問題がある。
本発明は、試験通信より通信環境の確認が正確にできることを可能とする防災用無線機器を提供とすることを目的とする。
本発明は、イベント発生時にイベント内容を示す無線信号を送信する防災用無線機器に於いて、
外部からの操作により動作する試験操作部と、
試験操作部が動作した後に非動作状態に復旧してから所定時間を経過した時に試験通信を行う試験通信部と、
試験操作部の動作を表示する試験操作表示部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、試験操作部は試験用磁石部材の近接による所定値を超える磁気を検出して磁気検出信号を出力する磁気検出素子であり、
試験通信部は、磁気検出素子が磁気検出信号を出力した後に磁気検出信号の出力が断たれてから所定時間を経過した時に試験通信を行う。
試験操作表示部は磁気検出素子が磁気検出信号を出力している間に亘り表示部を動作させる。または、磁気検出素子が磁気検出信号を出力し始めてから試験通信を始めるまたは終了するまでの間に亘り表示部を動作させる。更に試験操作表示部は、試験通信部による試験通信に対応して表示部を動作させても良い。
また、試験操作部は試験用磁石部材の近接によりオンする試験スイッチであり、
試験通信部は、試験スイッチをオンした後にオフしてから所定時間を経過した時に試験通信を行い、
試験操作表示部は試験スイッチをオンしている間に亘り表示部を動作させる。
また、試験操作部は外部からの操作によりオンする試験スイッチであり、
試験通信部は、試験スイッチをオンした後にオフしてから所定時間を経過した時に試験通信を行い、
試験操作表示部は試験スイッチをオンしている間に亘り表示部を動作させる。
本発明によれば、操作者の操作または治具の使用により試験操作を行ってから所定時間を経過して人体や試験治具が離れた時に無線信号を送信する試験送信を行うようにしたため、試験送信の電波が発射される時に無線機器の近くに人体や試験治具が存在せず、人体や試験治具の影響を受けることなく、通信環境を正確に確認することができる。
また、本発明の試験操作は、試験操作とその後の試験操作解除を必要とし、試験操作解除から所定時間経過後に試験通信が行われることから、試験操作の際に操作表示を行うことで、防災機器に試験操作が有効に受け付けられたことを表示し、表示を確認して試験操作の解除を行えば良く、操作表示を見ることで担当者は操作状況が分かり易くなり、確実に試験操作を行うことができる。
また、磁気検出素子が磁気検出信号を出力し始めてから試験通信を始めるまたは終了するまでの間に亘り表示部を動作させることにより、試験治具を取り外したときに所定の時間に亘り表示部が動作していることから、試験治具により表示灯が見えない状態であっても操作者にとって操作状況がわかりやすくなる。
更に、試験操作解除から所定時間経過後に行う試験通信の間、表示部を動作させることで、試験通信により実際に電波が発射されている様子が分かり、試験通信を簡単に確認できる。
本発明による防災無線機器が使用される無線防災システムを示した説明図 図1の無線防災システムで送受信する無線信号の電文フォーマットを示した説明図 本発明の実施形態となる無線式感知器における通信試験の様子を示した説明図 図3の無線式感知器の実施形態を示したブロック図 図3の無線式感知器における試験通信を示したタイムチャート 図3の無線式感知器における処理動作を示したフローチャート 図3の無線式感知器における他の試験通信を示したタイムチャート 磁気感応スイッチを用いた本発明による無線式感知器の他の実施形態を示したブロック図 試験操作スイッチを用いた本発明による無線式感知器の他の実施形態を示したブロック図
図1は本発明による防災無線機器の実施形態となる無線式感知器が使用された無線防災システムを示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1Fには無線受信用中継器12−1〜12−3が設置され、火災受信機であるP型受信機10から階別に引き出された感知器回線18−1〜18−3に接続されている。
1F〜3Fの各階には、本実施形態の無線式感知器16−11〜16−14、16−21〜16−24、及び16−31〜16−34が設置されている。また無線受信用中継器12−1〜12−3に対し、距離が離れている無線式感知器からの電波の減衰による信号を防ぐために電波中継器14−1〜14−3を設置している。
無線式感知器16−11〜16−34及び電波中継器14−1〜14−3のそれぞれには、機器IDを使用した固有のノードIDが予め登録されている。
無線式感知器16−11〜16−14は火災による温度又は煙濃度が所定の範囲にあるときに火災イベントの発生と判断し、火災を示す電文信号(以下、単に「電文」という)を間欠的に無線送信する。
この間欠送信は、同一の電文データを例えば18回連続して所定の送信時間T1に亘り送信する送信動作を、所定の送信休止時間T2を挟んで3回繰り返し、続いて所定の方法により生成したランダム休止時間T6を空け、同様に同一の電文データを18回連続して所定の送信時間T1に亘り送信する送信動作を、所定の送信休止時間T2を挟んで3回繰り返し、これを1セットの送信動作としている。
また無線式感知器16−11〜16−14は、試験操作による試験イベント、或いはセンサ障害などの障害イベントの発生を検出したときにも、1セットの電文送信動作を行う。
電波中継器14−1と無線受信用中継器12−1のそれぞれには、親子関係に基づいて電文を受信する子ノードとしての送信元を特定するノードIDが予め登録されている。即ち、無線受信用中継器12−1には子ノードとなる無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDが予め登録されている。また電波中継器14−1には、子ノードとなる無線式感知器16−11,16−12のノードIDが予め登録されている。
なお、2F及び3Fの無線受信用中継器12−2,12−3及び電波中継器14−2,14−3についても同様であり、無線受信用中継器12−2は無線式感知器16−23,16−24及び電波中継器14−2のノードIDを予め登録し、電波中継器14−2は無線式感知器16−21,16−22のノードIDを登録し、無線受信用中継器12−3は無線式感知器16−33,16−34及び電波中継器14−3のノードIDを登録し、電波中継器14−3は無線式感知器16−31,16−32のノードIDを登録している。
このような無線受信用中継器12−1及び電波中継器14−1に対するノードIDの登録により、電文を受信した際には、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理することになる。
電波中継器14−1は、所定の間隔ごとに所定の短い時間だけ電波中継器14−1が備えている無線通信部の受信回路を動作させて無線信号を送信している端末の有無を確認し、無線信号を送信している端末が存在する場合には受信回路を動作させる時間を延長して無線信号を確実に受信する、という動作を行っている。
無線信号を送信している端末の有無を確認する方法としては、電波中継器14−1の受信回路に入力されている電波の強度を測定し、この電波の強度が所定の範囲内にある、例えばある閾値を上回っているときに無線信号を送信している端末があると判断する方法などがある。このような、所定の間隔ごとに所定の短い時間だけ線通信部の受信回路を動作させる動作を、間欠受信と呼ぶ。
電波中継器14−1は間欠受信により無線式感知器16−11,16−12からの電文を受信した際には、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として無線受信用中継器12−1に対し中継送信する。電波中継器14−1からの中継電文の送信は、同一の電文データを例えば4回連続して所定の送信時間に亘り送信する送信動作を、所定の送信休止時間を挟んで3回繰り返す。
無線受信用中継器12−1の無線通信部の受信回路は、常時受信状態となっており、子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14からの電文を受信した際に、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として受信処理し、処理結果をP型受信機10に送信する。
無線受信用中継器12−1は、受信した電文が無線式感知器からの火災を示す電文であった場合、P型受信機10に対し感知器回線18−1に対する接点出力として発報電流を流すことで火災発報信号を送信する。
また無線受信用中継器12−1は電波中継器14−1を経由して無線式感知器16−11,16−12から電文を受信した場合にも、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとの一致により有効な電文として受信し、受信結果をP型受信機10に送信する。
更に無線受信用中継器12−1は、割り当て対象となっていない無線式感知器16−11,16−12より直接、電文を受信した場合についても、受信した電文の送信元IDと追加登録されたノードIDと比較し、両者が一致したときに有効な電文として処理し、処理結果をP型受信機10に送信することになる。
また電波中継器14−1及び無線式感知器16−11〜16−14が正常に動作していること、即ち持ち去りや電池切れが発生していないことを監視するため、電波中継器14−1及び無線式感知器16−11〜16−14は定期通報電文を定期的に送信する。
無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1からの定期通報電文の送信に対し、無線受信用中継器12−1は、電文の送信元IDと登録したノードIDの一致により有効な電文として受信したとき、登録したノードIDごとに設けている定期通報タイマをリセットスタートしている。しかしながら、定期的に定期通報電文が受信されずに定期通報タイマが所定時間を超えてタイムアップした場合には、そのノードが正常に動作していない定期通報異常であることを判断し、P型受信機10に対し障害発生を通知する。
この障害発生通知は、例えばP型受信機10からの感知器回線18−1に接続している終端抵抗を切り離して擬似的に断線状態を作り出すことで、定期通報異常による障害発生を通知する。
図2は図1の無線防災システムで送受信する電文を示した説明図である。図2において、電文フォーマット48は、位相修正信号50、送信元ID52、電文内容54及びエラーチェックコード56で構成される。受信側では、送信元ID52を見て登録されているノードかどうか判断してから、電文内容98を見て電文の意味を判断して処理する。
位相修正信号50は所定ビット長の「101010・・・・10」で繰り返すプリアンブル信号であり、これにより無線通信部に設けた受信用PLLの位相同期による受信準備を行うことが出来る。送信元ID54には送信元となる機器のノードIDが設定され、例えば32バイトのデータとなる。電文内容54は火災情報や障害情報などが設定される。
図3は本発明による無線式感知器の通信試験の様子を示した説明図である。無線式感知器16の内部の回路基板などには、試験操作部として機能する磁気検出素子20が内蔵されている。通信試験の際には、試験担当者が試験治具28の先端に配置した試験用磁石26を無線式感知器16に内蔵している磁気検出素子20の近傍に近づけると、試験用磁石26の発生する磁力線が磁気検出素子20を通過し、所定値を超える磁気(磁束密度)が得られた時に磁気検出素子20は磁気検出信号を出力する。
磁気検出素子20としてはホール素子を使用することができる。ホール素子は等価的に抵抗ブリッジ回路で表すことができ、磁気を受けると抵抗ブリッジ回路の平衡が崩れ、磁気の強さに応じた磁気検出信号を出力する。またホールセンサにはS極またはN極のみを検出する単極検出型と、S極またはN極の両方を検出する両極検出型があるが、本実施形態にあっては、どちらを使用してもよい。
試験用磁石26の近接で磁気検出素子20から磁気検出信号が出力されると、これによる試験操作が行われたものと判断し、発報表示灯として設けているLED22を点灯し、試験操作が受け付けられたことを表示する。
試験担当者はLED22の点灯による試験操作の受け付けを確認したならば、試験用磁石26を無線式感知器16から遠ざけて試験操作を復旧させる。このため磁気検知素子20からそれまで出力されていた磁気検出信号が試験用磁石26を離すことによって断たれ、磁気検出信号が断たれてから所定時間T、例えば T=1〜3秒の範囲に定めた所定時間が経過すると、無線式感知器16から試験通信による電波が送信される。
図4は図3の無線式感知器の実施形態を示したブロック図である。図4において、無線式感知器16は、プロセッサ30、送信回路46を備えた無線通信部32、アンテナ34、メモリ36、センサ部32、表示部40、試験操作部42及び電池電源44で構成される。
センサ部22は例えばサーミスタなどを用いた温度検出部22である。表示部40にはLED24が設けられ、発報表示灯および試験操作の表示部として機能する。試験操作部42には本実施形態にあっては、磁気検出素子20が設けられている。
無線通信部22には送信回路46が設けられており、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行う。なお無線式感知器16にあっては、受信機側に電文を送信するだけであることから、受信回路を設けていない。
また、無線通信部22のチャンネル周波数は400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な4つのチャンネル周波数f1〜f4のいずれか1つを使用する。チャンネル周波数は図1の各階で同じにしても良いし、混信を避けるために例えば隣接する階では異なるチャンネル周波数を使用しても良い。
プロセッサ30にはプログラムの実行により実現する機能として感知器処理部58、試験通信部60及び試験操作表示部62が設けられている。
感知器処理部58はセンサ部38から出力される例えば温度検出信号を予め定めた閾値と比較し、閾値を超えたときに火災イベントの発生と判断し、火災を示す電文を無線通信部32の送信回路46からアンテナ34を介して無線送信する。
また感知器処理部58は電源投入直後に機器IDとして知られたノードIDを送信元IDにセットした起動電文を送信し、電波中継器14−1や無線受信用中継器12−1が登録待ち受け中だった場合には電波中継器14−1にノードIDを登録させる。ここでは、電波中継器14−1や無線受信用中継器12−1は、それぞれの機器が持つスイッチ等に対して所定の操作を加えることによって、登録待ち受けを開始するものとする。
更に、感知器処理部58は火災イベント以外に、復旧、電池切れ、障害、定期通報を含むイベント発生を検出し、送信処理を行わせる。
試験通信部60は、試験操作部40に設けた磁気検出素子20が図3に示したように試験用磁石26の接近による磁気を受けて磁気検出信号を出力した後に、試験用磁石26を遠ざけることで磁気検出信号の出力が断たれてから所定時間Tを経過した時に試験通信を行う。
この試験通信は、図2の電文フォーマット48の電文データを例えば18回連続して所定の送信時間T1に亘り送信する送信動作を、所定の送信休止時間T2を挟んで3回繰り返し、続いて所定の方法により生成したランダム休止時間T6を空け、同様に同一の電文データを18回連続して所定の送信時間T1に亘り送信する1セットの送信動作となる。
試験操作表示部62は、磁気検出素子20が磁気検出信号を出力している間に亘り表示部40のLED24を例えば点灯動作させ、試験用磁石26を近づけることによる試験操作を受け付けたことを報知する。
図5は図4の実施形態における試験通信を示したタイムチャートであり、図5(A)は磁気検出素子20から磁気検出信号として出力される試験操作信号、図5(B)は試験通信動作、図5(C)はLED24に対する試験操作表示信号を示している。
図5において、図3に示したように、試験用磁石26を試験治具28を用いて天井面などに設置している無線式感知器16に近づけると、時刻t1で磁気検出素子20が所定値を超える磁気を検出して試験操作検出信号(磁気検出信号)をオンする。同時に試験操作検出信号に基づき試験操作表示信号がオンしてLED24に出力され、LED24が点灯する。
試験担当者はLED24のオンにより試験操作の受け付けを確認したら、図3に示した試験用磁石26を遠ざける復旧操作を行うことから、時刻t2で磁気検出素子20の出力となる試験操作信号がオフとなって断たれる。
続いて時刻t2でタイマをスタートして経過時間を監視し、所定時間T、例えばT=3秒を経過した時刻t3から試験通信を介しして1セットの試験電文を無線送信する。
図6は図4の無線式感知器16による処理動作を示したフローチャートであり、プロセッサ30によるプログラムの実行により実現される。図6において、無線式感知器の処理は、ステップS1で初期化及び自己診断を行った後、正常であればステップS2に進み、感知器処理を実行する。
ステップS2の感知器処理は、火災、障害などのイベント発生が判別された時に、イベント内容に応じた試験電文を電文データとした1セットの電文送信を開始する。また定期通報タイマがタイムアップしたか否か判別しており、定期通報タイマのタイムアップを判別すると、定期通報電文を間欠送信した後、定期通報タイマをリセットスタートする。
続いて図3に示したように、試験用磁石26を試験治具28を用いて天井面などに設置している無線式感知器16に近づける試験操作検出をステップS3で判別するとステップS4に進み、ステップS4で試験用磁石26を遠ざける復旧操作を判別すると、ステップS5で経過時間を監視して所定時間T、例えばT=3秒の経過を判別するとステップS6に進んで試験通信により1セットの試験電文を無線送信する。
図7は図4の実施形態における他の試験通信を示したタイムチャートであり、図7(C)に示すように、試験操作検出信号(磁気検出信号)に基づく試験操作表示信号のオンによりLED24を点灯した後、時刻t3〜t4の試験通信動作の時間の間、LED24を点滅駆動して、試験通信により電波が発射されていることを確認できるようにしている。そり以外の点は図5のタイムチャートと同じになる。なお、時刻t3〜t4の試験通信動作の表示は、LED24の点灯または明滅であっても良い。
図8は本発明による無線式感知器の他の実施形態を示したブロック図である。本実施形態にあっては、試験操作部40に図3に示した試験用磁石26の近接による磁力を受けてオンする磁気感応スイッチ64を設けたことを特徴とし、それ以外の点は図4の実施形態と同じである。
磁気感応スイッチ64としてはガラス封入型のリードスイッチなどを使用する。このように試験操作部42に磁気感応スイッチ64を設けたことにより、磁気検出素子に比べコストを低減できる。
図9は本発明による無線式感知器の他の実施形態を示したブロック図である。本実施形態にあっては、試験操作部40に試験担当者の直接操作でオン、オフする試験操作スイッチ66を設けたことを特徴とし、それ以外の点は図4の実施形態と同じである。試験操作スイッチ66としては例えばディップスイッチなどを使用する。
なお、上記の実施形態にあっては、防災無線機器として無線式感知器を例に取るものであったが、これ以外に、ガス漏れ、盗難などの異常を検知して無線送信する適宜の無線システムにおける無線機器に適用することができる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:P型受信機
12−1〜12−3:無線受信用中継器
14−1〜14−3:電波中継器
15:電源線
16,16−11〜16−34:無線式感知器
18−1〜18−3:感知器回線
20:磁気検出素子
22:温度検出部
24:試験用磁石
26:試験用磁石
28:試験治具
30:プロセッサ
32:無線通信部
34:アンテナ
36:メモリ
38:センサ部
40:表示部
42:試験操作部
44:電池電源
46:送信回路
58:感知器処理部
60:試験通信部
62:試験操作表示部
64:磁気感応スイッチ
66:試験操作スイッチ

Claims (7)

  1. イベント発生時にイベント内容を示す無線信号を送信する防災用無線機器に於いて、
    外部からの操作により動作する試験操作部と、
    前記試験操作部が動作した後に非動作状態に復旧してから所定時間を経過した時に試験通信を行う試験通信部と、
    前記試験操作部の動作を表示する試験操作表示部と、
    を備えたことを特徴とする防災用無線機器。
  2. 請求項1記載の防災用無線機器に於いて、
    前記試験操作部は試験用磁石部材の近接によって、磁気の強度が変化して所定の範囲内となったことを検出して磁気検出信号を出力する磁気検出素子であり、
    前記試験通信部は、前記磁気検出素子が磁気検出信号を出力した後に前記磁気検出信号の出力が断たれてから所定時間を経過した時に試験通信を行うことを特徴とする防災用無線機器。
  3. 請求項1又は2記載の防災用無線機器に於いて、
    前記試験操作表示部は、前記磁気検出素子が磁気検出信号を出力している間に亘り表示部を動作させることを特徴とする防災用無線機器。
  4. 請求項1又は2記載の防災用無線機器に於いて、
    前記試験操作表示部は、前記磁気検出素子が磁気検出信号を出力し始めてから、試験通信を送信し始めるまたは送信終了するまでの間に亘り、表示部を動作させることを特徴とする防災用無線機器。
  5. 請求項1又は2記載の防災用無線機器に於いて、前記試験操作表示部は、更に前記試験通信部による試験通信に対応して表示部を動作させることを特徴とする防災用無線機器。
  6. 請求項1記載の防災用無線機器に於いて、
    前記試験操作部は試験用磁石部材の近接によりオンする試験スイッチであり、
    前記試験通信部は、前記試験スイッチをオンした後にオフしてから所定時間を経過した時に試験通信を行い、
    前記試験操作表示部は前記試験スイッチをオンしている間に亘り表示部を動作させることを特徴とする防災用無線機器。
  7. 請求項1記載の防災用無線機器に於いて、
    前記試験操作部は外部からの操作によりオンする試験スイッチであり、
    前記試験通信部は、前記試験スイッチをオンした後にオフしてから所定時間を経過した時に試験通信を行い、
    前記試験操作表示部は前記試験スイッチをオンしている間に亘り表示部を動作させることを特徴とする防災用無線機器。
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