JP2006106547A - カラーホイールとそれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

カラーホイールとそれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高階調と高輝度を両立する表示を実現する投写型表示装置とそれに用いるためのカラーホイールを提供する。
【解決手段】本発明のカラーホイール1は、複数のRGB色領域に分割された円盤状カラーフィルタからなり、色フィルタR1、色フィルタR2および色フィルタG1、色フィルタG2および色フィルタB1、色フィルタB2および低濃度色フィルタG3の7つのセグメント領域から構成されている。このとき色フィルタR1、色フィルタG1、色フィルタB1、低輝度色フィルタG3の中心角の和と色フィルタR2、色フィルタG2、色フィルタB2の中心角の和を各々180°とすれば、色フィルタR1と色フィルタB2の境界と色フィルタR2と色フィルタB1の境界が直線形状となり、ランプの点灯周波数切り替えや1フレーム期間開始を両方の境界で行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空間光変調素子の表示を拡大投影する投写型表示装置において、時分割、色順次でカラー表示を行うためのカラーホイール、およびこのカラーホイールを用いた投写型表示装置に関するものである。
ホームシアター、プレゼンテーションにおける大画面表示が最近注目を集めており、小型の液晶パネルやDMD(Digital Micromirror Device)、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)などの空間光変調素子の表示画像を投写レンズなどにより拡大投影し、大画面の表示画像を得る投写型表示装置が商品化されている。
DMDは米国テキサス・インスツルメント社が開発した空間光変調素子の1例であり、主に投写型表示装置として用いられる。DMDは1画素に相当する極めて微小なミラーを、1個のチップに数十万から百万枚以上配置して構成される。このミラーを傾斜させて、ミラーへ入射する光線の出射角度を変えることで、オン/オフを制御する。
投写型表示装置の方式として、主に空間光変調素子を3枚用いる3板式と、1枚のみ用いる単板式とがある。特に単板式投写型表示装置の例としては、時分割で周期的に色の切り替えを行い、目にはそれぞれの色が加法混色されて見える現象を利用した色順次方式を採用している。具体的には空間光変調素子のそれぞれの画素は時系列的に赤(R)、緑(G)、および青(B)の値を有し、それぞれのフレーム期間中において、そのフレームの諸画素はR、G、次にBのデータにより、順次アドレス指定される。一方でこれらと同じ色のフィルタが円盤状に構成され、少なくとも3つの異なる色領域を有するカラーホイールが、このデータに同期され、それによって、それぞれの色に対するデータが空間光変調素子により表示される。以上のように時分割でカラー表示が可能となり、60画像毎秒の標準ディスプレイ速度以上に時分割レートが速くなれば、目は画像を本来の色を有するものとして知覚する。
このような時分割色順次方式の投写型表示装置において、カラーホイールの色周期(1フィールド間に出現するRGBの回数や色順で、例えばRGBRGBRGBのようにRGBの順で周期的に3回繰り返す、以下色シーケンスと呼ぶ)や色分割速度、フィルタの色純度が、その表示画像の品位や明るさなどに非常に大きな影響を及ぼす。
以下に従来のカラーホイールを用いた投写型表示装置を例に挙げて説明する。
従来、投写型表示装置は特許文献1に記載されたものが知られている。図11にその概略図を示す。図11において111はカラーホイール、112はDMD、113はランプ、114は投写レンズ、115はスクリーン、116はフィールドレンズ、117は凹面鏡である。
従来の投写型表示装置の動作について説明する。ランプ113はキセノン、メタルハライドランプ、超高圧水銀灯などの放電タイプの高出力ランプであり、凹面鏡117のほぼ焦点位置に配置し、ランプ113より出射する白色光が楕円形状の凹面鏡117によりカラーホイール111のカラーフィルタ上に集光するように配置する。カラーホイール111は、R、G、Bの各色の色フィルタが円盤状に配置されるように構成され、一定の速度で回転する。その際に各色フィルタがランプより出射する白色光線を遮って時分割でR、G、Bに色分離するのに同期してDMD112は光線の色に対応する画像フレームを表示する。単一画像フレームは、通常1/60秒に対してカラーホイール111を画像フレーム毎に1回転、または毎分3600回転で回転している。この様なシステムでは、1フレーム周波数間に3つのカラーサブフレームが存在し、その各々はR、G、Bであって、このように色分離された光線がフィールドレンズ116により平行光となってDMD112に照射される。それぞれの色に対してDMD112は非常に高速に表示画像を切り替え、変調された各色光線は投写レンズ114を用いてスクリーン115に拡大投影される。スクリーンに投写された表示は1/60秒の間にR、G、Bの各色の映像が順次表示されるため、目では残像として見え、フルカラーの映像が認識される。
このような投写型表示装置においてDMDの応答速度に依存して階調特性が制限される課題に対して開発されたシステムの1例が特許文献2に示されている。図12は前記特許文献2に記載のカラーホイールの模式図である。このカラーホイールはR、G、Bの色フィルタが円周方向に所定の割合で配置されており、なかでも各色フィルタの領域に透過率の低い低輝度フィルタ領域R+NDF、G+NDF、B+NDFを設けることにより高階調表示を実現するものである。このカラーホイールを用いた場合も図11で示した投写型表示装置と同様にランプから出射する白色光を時分割でR、G、Bに色分離してDMDを照明し、色順次表示を行う。DMDはミラーのオン、オフの2値表示であるから階調はパルス幅変調(Pulse Width Modulation、以下略してPWM)駆動を行っている。映像信号1ビット(LSB)の時間はミラーの応答速度に依存しているため高階調表示は困難であった。そこでカラーホイールに低輝度フィルタ領域NDFを設けることで光強度を低下させ光学的にLSBを作り出すことによって高階調を実現するものである。具体的には低輝度フィルタ領域の透過率が通常フィルタ領域の1/2の場合、ミラーのオン時間が同じであっても、低輝度フィルタ領域を通って表示される輝度は通常フィルタ領域を通って表示される輝度の1/2となり、映像信号としてはさらに下位のLSB表示が可能となる。
但し、低輝度フィルタ領域を増やすとシステムの明るさが低下するため、実用的には図13に示すカラーホイールのように最も視感度の高いGのみ低輝度フィルタ領域G1’を設ける。さらに1フィールド内のRGB出現回数である色順次回数が小さいとカラーセパレーションと呼ばれる不要な色づき現象が表示に発生するので、一般的には図13に示すように1枚のカラーホイールに中心角度が各色で等しくなるようRGBフィルタが2枚ずつ1対になって配置される。このようにすればカラーホイールの回転数に対して2倍の色順次回数が実現可能である。実際には10800rpmで回転することで1フィールド内にRGBが6回切り替わる(以下このような色シーケンスを6xと呼ぶ)。このとき低輝度フィルタG’は1フィールド内に3回出現するので、Gのみ下位ビットが表現可能となる。
特開平8−21977号公報 特開平9−149350号公報
図13に示すようなカラーホイールを用いた投写型表示装置では、例えば光源として交流点灯タイプの超高圧水銀ランプを使用する場合、ある一定の点灯周波数でパルス駆動させる必要がある。ランプは駆動のパルス極性が反転する際にオーバーシュートと呼ばれる過渡現象が発生して、極めて短い時間ではあるが異常な強度の光出力を出射する。そのためオーバーシュートが発生するタイミングをカラーホイールの色切り替えのタイミングと同期させることで、表示期間内にオーバーシュートで表示のリニアリティを損なうことがないようにする。なぜなら色フィルタの切り替わりでは2色の混色を防ぐ目的で表示素子を強制的にオフする駆動方式が採られているからである。しかしながらランプの点灯周波数が例えば180Hzの場合には6x色シーケンスではRGB1x毎にランプ点灯周波数切り替えが必要となりその度にオーバーシュートが発生する。従っていずれか2ヶ所の回転対称となる位置でランプの点灯周波数切り替えを行わなければならないが、図13に示すようなカラーホイールでは適当な位置は見当たらない。例えばRフィルタとBフィルタの境界を最初のランプ点灯周波数切り替え位置とすると次の周波数切り替え位置は低輝度フィルタのほぼ中央辺りとなり、オーバーシュートの影響で表示の均一性が失われてしまう。
そこで図14のように低輝度フィルタG1’と対称となるように低輝度フィルタG2’を設けると、どの色フィルタの切り替え位置においても回転対称となり、ランプのオーバーシュートによる表示均一性の課題は解決するが、低輝度フィルタ領域が大きくなるために明るさが低下する課題があった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ランプの点灯周波数や垂直同期周波数に制約を受ける場合においても、高階調と高輝度を両立する表示を実現する投写型表示装置とそれに用いるためのカラーホイールを提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明のカラーホイールは、
特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールにおいて、
2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置する構成となる。
本発明の第1の投写型表示装置は、
特定の点灯周波数で交流駆動する光源と、
光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、画像を形成する空間光変調素子と、
前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
を具備し、
前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールであり、2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置され、前記光源の点灯周波数切り替えが前記カラーホイールの略180°となる境界線と同期するものである。
また本発明の第2の投写型表示装置は、
白色光を出射する光源と、
光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、
画像を形成する空間光変調素子と、
前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
を具備し、
前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールであり、2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置され、空間光変調素子が表示する信号の1フレーム毎の切り替えが前記カラーホイールの略180°となる境界線上で交互に同期するものである。
さらに本発明の第3の投写型表示装置は、
白色光を出射する光源と、
光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、
画像を形成する空間光変調素子と、
前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
を具備し、
前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールにおいて、主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、透過率の異なる色フィルタと同じ波長帯域の主色の色フィルタとは隣接して配置され、その境界が光線を通過する間も空間光変調素子をオンするものである。
以上の説明のとおり、本発明のカラーホイールおよびこれを用いた投写型表示装置によれば、1つのカラーホイール内に主色であるRGBの領域を2組設けることで、カラーホイールを高速回転させなくても表示に不要な色分れ現象を抑制可能である。さらに低輝度フィルタ領域を設けることで高階調表示が可能である。しかしながらこのように1つのカラーフィルタの色分割数を増やすと色切り替わりでオフ期間が発生し、光利用効率を低下させることになる。本発明のカラーホイールでは高階調表示と高輝度化の両立が可能となる。
特に投写型表示装置において、交流点灯のランプの周波数切り替え時や入力信号の1フレーム毎の切り替え時に本発明のカラーホイールを用いることで高階調表示と高輝度化の両立が可能となる。
さらに本発明の投写型表示装置では低輝度色フィルタと同じ波長帯域の通常色フィルタとを隣接させて、その色切り替え時にはオフ期間を取らずオンすることで高輝度化を実現できる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。但し、本発明はこれによって限定を受けるものではない。
(実施の形態1)
本発明における第1の実施形態であるカラーホイールの概略図を図1に示す。カラーホイール1は1枚のガラス基板上にR、G、Bの色フィルタが光学薄膜としてコートされた構成である。RGB各色フィルタは略扇形形状で円周方向にそれぞれR1、R2、G1、G2、B1、B2と、さらに色フィルタR1と色フィルタG1の間に低輝度フィルタG3が配置され、7つの領域に分割されている。さらに色フィルタR1と色フィルタB2の境界と色フィルタB1と色フィルタR2の境界は一直線になるように構成されている。すなわち扇形の色フィルタR1、G3、G1、B1の中心角の和が180°となるようにそれぞれ色フィルタが角度配分されている。これらの色フィルタR1、R2、G1、G2、B1、B2には透過した白色光がそれぞれR、G、Bの光に変調され、1フィールドにRGBが6回切り替わるようにモータなどによって10800rpmの一定速度にて回転することで順次表示される。
さらに図1のカラーホイールを用いた投写型表示装置を図2に示す。図2において21はカラーホイール、R1、R2、G1、G2、G3、B1、B2は色フィルタ、22はフィールドレンズ、23はインテグレータ、24は凹面鏡を含むランプ、25はリレーレンズ系、26は反射鏡、27はDMD素子、28は投写レンズ、29はスクリーンである。DMD素子27は空間光変調素子の1つであり、1つの微小ミラーが1画素に対応し、これがマトリクス状に配列された構成で、映像信号によって高速でミラーの傾きが変化して表示の切り替えが可能である。ビデオレートの動画を表示するためには1フィールド内に60フレームの映像を表示できることが必要であり、例えばDMD素子は高速応答可能な液晶パネルであっても構わない。そのためには液晶の応答速度としては少なくとも1/60=16.7m秒以下、好ましくはさらにこの間にRGB3色の表示が可能であるためには、応答速度として5.6m秒以下が要求される。このような高速応答の液晶は例えば強誘電液晶、反強誘電液晶、OCB(Optically Compensated Bend)液晶などが挙げられる。
本発明の投写型表示装置の動作について説明する。ランプ24はメタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどの放電タイプの高出力ランプであり、凹面鏡のほぼ焦点位置に配置し、ランプ24より出射する白色光が楕円形状の凹面鏡によりカラーホイール21の色フィルタ上に集光するように配置される。カラーホイール21はR、G、Bの色フィルタが円盤状に配置されるように構成され、ランプ24より出射する白色光線がそれぞれの色フィルタを透過することで所定の波長の光線に分離される。特定の波長帯域の色光線はインテグレータ23で均一化され、リレーレンズ系25を通してDMD素子27を照明する。照射される色光線に同期してDMD素子27はその色に対応する画像フレームを表示する。単一画像フレーム、通常は1/60秒に対してカラーホイール21を画像フレーム毎に3回転、または毎分10800回転(rpm)でモータ(図示せず)により回転させている。この様なシステムでは、1フレーム周波数間に6つのカラーサブフレームが存在し、その各々は赤、緑、青であって、それぞれの色に対してDMD素子27は非常に高速に表示画像を切り替え、変調された各色光線は投写レンズ28を用いてスクリーン29に拡大投影される。スクリーンに投写された表示は1/60秒の間にR、G、Bの各色の映像が順次表示されるため、目ではこれらは残像として見え、フルカラーの映像が認識される。
DMD素子27はミラーのオンオフを切り替えて表示を行うデジタル変調素子であるため階調表示はPWMと呼ばれる駆動方式が用いられる。すなわちミラーがオンしている積算時間で階調を表示するもので、一般的には2のべき乗で表すビットごとに定められた時間をオンするものである。赤色表示を例に挙げてDMDの色表示方法を詳細に説明する。本発明の投写型表示装置において1フレーム周波数期間に赤のサブフレームは6回出現する。但し他の色である緑や青も時系列的に出現するので、この場合連続ではなく間歇的に6回出現することとなる。この6回のサブフレーム期間全体でDMDのPWM8ビット階調表示を行うので、MSBや大きなビットは複数のサブフレームに分割されて表示される。LSBはミラーの応答速度に依存して決まり、これ以下には分割できないために6回のサブフレームのいずれかで表示を行う。概ね青色表示についても同様である。
緑色表示は他の赤、青とは異なり低輝度フィルタG3を有するので10ビット階調表示が可能である。本発明の投写型表示装置において1フレーム周波数期間に色フィルタG1、G2を透過した光線が形成する通常緑のサブフレームが6回と低輝度フィルタG3を透過する光線が形成する低輝度緑のサブフレームが3回出現する。そのうち通常緑のサブフレームは上記赤表示と同様にして8ビット階調表示を行うのでここでは再度の説明を省略する。低輝度フィルタG3は通常フィルタG1、G2の1/4の透過率であるため、DMDがLSBで表示を行うと低輝度フィルタを通過した光線は2ビットの高分解能の表示が可能である。低輝度緑のサブフレームが1フレームに3回出現するが、DMDが各フレームでLSBの表示を行うことでそのうち1回はそのまま1ビット(LSB)となり、残り2回は合わせて2ビットとなる。通常緑のサブフレームのうちDMDがLSB表示を行うとき3ビットとなり、そのままMSBでは10ビットとなる。このようにして10ビット階調表示が可能となる。
本発明のようなカラーホイール21を高速回転させるためにはモータを用いる。モータはボールベアリングタイプのDCブラシレスモータを一般的にはよく用いるが、より高速な回転数が要求される場合は、オイルや空気などの流体軸受けモータを用いてもよい。カラーホイール21はそれぞれRGB所定の光学特性を有する色フィルタをあらかじめ配分された中心角度を有する扇形形状に切り取られ、円形のハブに所定の色順で接着剤などにより固着された構造である。この円形のハブの中心をモータのロータ部に固定させて回転させる。一方、他のカラーホイールはドーナツ状のガラス基板1枚に選択蒸着手法で構成されるために、軽く、飛び散る危険性が少ないので、接着剤などで直接モータのロータ部へ貼り付けて回転させてもよい。当然ながらロータ部と接合されたカラーホイール21も一緒に回転する。
このときカラーホイール21で形成されるカラーバンドの色と、DMD素子27の表示する映像とが同調しなければならない。信号インターフェースは、様々な種類の入力信号を受けることができ、例えばここでは水平および垂直同期成分を有する標準ビデオ信号であるものと仮定する。以下に説明されるように、垂直同期信号は、カラーホイール21の速度を調節するための基準信号として用いられる。入力信号はPCなどのグラフィックスデータでもよく、基準信号は他の信号源から来るものでもかまわない。
但し、本発明では1フレーム間における色切り替えの回数、あるいは色出現の順序、色フィルタの角度配分に関しては、特に限定するものではないし、以下の実施の形態においても同様である。
(実施の形態2)
本発明の投写型表示装置を図3に示す。図3において31は実施の形態1にて説明したカラーホイール、R1、R2、G1、G2、G3、B1、B2は色フィルタ、32はフィールドレンズ、33はインテグレータ、34は凹面鏡を含むランプ、35はリレーレンズ系、36は反射鏡、37はDMD素子、38は投写レンズ、39はスクリーンである。DMD素子37上に入射する光は、回転するカラーホイール31を通して送られる。それぞれの色に対するデータはシーケンス化され、前記データの表示は、DMD素子37へ送られつつある光を通過させているカラーホイール31の部分が、表示されている前記データに対応するように、同期せしめられる。本説明の例においては、それぞれの画素はRGBデータ値によって表され、これは、それぞれの画素が赤値、緑値、および青値を有することを意味する。フレーム内の全画素の、それぞれの色に対する値が表示されつつある時、カラーホイール31は、光が対応する赤、青、または緑のフィルタを通過するように回転する。これら3つの値の組合せが、それぞれの画素に対する所望の色を生じる。
本発明の投写型表示装置の動作について説明する。基本的な動作は本発明の第1の実施の形態で説明したものと同じであるので省略し、異なる部分についてのみ説明する。ランプ34より出射する白色光線は凹面鏡によりカラーホイール31の色フィルタ上に集光するが、ランプの発光体は有限の大きさであるので色フィルタ上にできる光源像も有限の大きさを有する。従って異なる色のフィルタの境界を光源像が横切る際に2色のフィルタを同時に光線が透過する期間(以下、スポークタイムと呼ぶ)が存在し、この期間は2色が混色してしまうので基本的には単色では純度の高い表示ができないため、DMD素子37は強制的にオフ期間となる。
カラーホイール31はモータ40で回転駆動され、このモータ40はカラーホイール制御回路42によって位相と回転数が制御されている。カラーホイール制御回路42ではカラーホイール31からカラーホイール位相信号48を受けるとともに、DMD素子37のドライバ回路43から受けるカラーホイール制御信号47と位相比較してモータ制御信号49でカラーホイール31をコントロールする。一方、画像を表示するDMD素子37は信号インターフェースで入力信号44を受け、ドライバ回路43でDMD素子37の時分割駆動に応じた信号形式に変換する。さらにこのデータをディスプレイメモリに蓄えて、所定のタイミングでDMD素子37へデータ45を出力する。
このときランプ34はランプ電源41からの信号により交流点灯駆動で発光している。ドライバ回路43からランプ電源41へ送られるランプ位相信号46によってランプ駆動信号50でランプ34は駆動される。図4にランプの駆動電流波形と出力光強度、ならびにカラーホイールの色シーケンスのタイミングチャートを示す。図4のように180Hzの一定周期で駆動電流波形がランプに印加されるとき、そのパルスの極性切り替わりで過渡現象が発生し、一時的に光出力強度が増加する。この現象をランプのオーバーシュートと呼ぶが、オーバーシュートで発生した光線は定常状態の光線とは強度が異なるために表示に使用するとリニアリティが崩れてしまう。従ってオーバーシュートの発生タイミングをカラーホイールのスポークタイムに同期させることで表示はオフ期間となるのでオーバーシュートの影響をできるだけ少なくすることが可能となる。具体的には回転するカラーホイール31の色フィルタR1と色フィルタB2の境界と、色フィルタB1と色フィルタR2の境界において、それぞれ光線が横切るタイミングとランプ34の交流点灯周波数切り替えのタイミングを同期させる。このようにするとランプ34で発生するオーバーシュートを色フィルタR1と色フィルタB2間のスポークタイム、ならびに色フィルタB1と色フィルタR2間のスポークタイム期間にもってくることが可能で、DMD素子37でオフ表示となるのでオーバーシュートの影響を受けることがなく均一性の高い表示が実現できる。
(実施の形態3)
本発明における第3の実施形態であるカラーホイールの概略図を図5に示す。図5においてRGB各色フィルタは略扇形形状で円周方向にそれぞれR1、R2、G1、G2、B1、B2と、さらに色フィルタR1と色フィルタG1の間に低輝度フィルタG3が配置され、7つの領域に分割されている。さらに色フィルタR1と色フィルタB2の境界と色フィルタB1と色フィルタR2の境界は一直線になるように構成されている。すなわち扇形の色フィルタR1、G3、G1、B1の中心角の和が180°となるようにそれぞれ色フィルタが角度配分されている。詳細な角度配分として色フィルタR1、R2の中心角度は65°、色フィルタB1、B2は60°、色フィルタG1は40°、G2は55°、G3は15°であるが、これはランプを含む光学系全体の分光透過率特性によって最適な角度を決めるものであり本発明ではこの角度に依存するものではない。
本発明のカラーホイールのように同じ色のフィルタ領域をほぼ等分にすることで、色フィルタR1と色フィルタB2の境界および色フィルタB1と色フィルタR2の境界のいずれからシーケンスを開始してもほぼ同じDMD素子の駆動で可能となる。また本発明のような色フィルタ構成とすることで、同色の各サブフレームにおいてほぼ同じDMD駆動シーケンスが取れるので動画擬似輪郭低減が可能となる。
(実施の形態4)
本発明における第4の実施形態である投写型表示装置の概略図を図6に示す。図6において61は図5に示したカラーホイール、R1、R2、G1、G2、G3、B1、B2は色フィルタ、62はフィールドレンズ、63はインテグレータ、64は凹面鏡を含むランプ、65はリレーレンズ系、66は反射鏡、67はDMD素子、68は投写レンズ、69はスクリーンである。
本発明の投写型表示装置の動作について説明する。基本的な動作は本発明の第1の実施の形態で説明したものと同じであるので省略し、異なる部分についてのみ説明する。本発明の投写型表示装置は入力信号74の垂直同期信号周波数が60Hzの場合は実施の形態1と同様に1フレーム周波数期間に各色6つのサブフレームから構成され、それに対応してDMD素子67が表示を行う。一方、入力信号74の垂直同期信号周波数が50Hzの場合は、上記同様に1フレーム周波数期間に各色6つのサブフレームから構成しようとすると、カラーホイール61の回転数を10800rpmから9000rpmへ変化させる必要がある。NTSC信号とPAL信号が混在するような地域ではそのたびにカラーホイール61の回転数を変えて対応しなければならず、どうしても回転数が一定になるまで数秒程度の遅れが生じ、その間は表示が乱れる課題があった。
本発明ではこのような課題を鑑み、入力信号74の垂直同期周波数が60Hz、50Hzいずれにおいても、ドライバ回路73からのカラーホイール制御信号77はカラーホイール61の回転数を9000rpm一定のままでコントロールするとともに、入力信号74の垂直同期信号周波数が50Hzの場合は1フレーム周波数期間に各色6つのサブフレームから構成するようにドライバ回路73からDMD素子67の駆動信号75を変化させ、入力信号74の垂直同期信号周波数が60Hzの場合は1フレーム周波数期間に各色5つのサブフレームから構成するようにDMD素子67の駆動信号75を変化させることで改善が図れた。
カラーホイール61はモータ70で回転駆動され、このモータ70はカラーホイール制御回路72によって位相と回転数が制御されている。カラーホイール制御回路72ではカラーホイール61からカラーホイール位相信号78を受けるとともに、DMD素子67のドライバ回路73から受けるカラーホイール制御信号77と位相比較してモータ制御信号79でカラーホイール61をコントロールする。垂直同期信号周波数が50Hzのときは偶数のサブフレームとなるので本発明のようにカラーホイール61内に2個1対の色フィルタを有する場合はこれまで説明したように同じ位置でフレーム同期が取れる。一方60Hzのときは奇数のサブフレームになるので、図5に示すように光源像がカラーホイール61の色フィルタR1と色フィルタB2の境界位置に来るときにフレーム同期を取ると、次のフレーム同期はその位置とは180°反対の位置で取らなければならない。本発明のカラーホイールでは色フィルタB1と色フィルタR2の境界位置で取ることが可能となる。
奇数のサブフィールドで表示する際に本発明のカラーホイール61では奇数フィールドと偶数フィールドで低輝度フィルタG3が出現する回数が異なる。具体的にはRGBの色シーケンスが1フレームに5回出現する場合に、奇数フレームでは低輝度フィルタ領域G3は3回出現するが、偶数フレームでは低輝度フィルタ領域G3は2回しか出現しない。図7に低輝度フィルタG3におけるDMD素子のオン時間を模式的に示す。横軸は時間軸であり、1x〜5xはRGBを基本単位とする色シーケンスの出現回数を示す。図7のようにDMD素子67の駆動を奇数フィールドと偶数フィールドでPWMシーケンスを変えて対応する。奇数フィールドでは低輝度フィルタの緑サブフレームが3回出現するが、各サブフレームでDMD素子67はLSB(単位時間t)でミラーをオンする。そのうち1つはビット0となるが、他の2つは合わせてビット1を表示する。一方偶数フィールドでは低輝度の緑サブフレームが2回出現するが、1つのサブフレームでDMD素子67はLSBでミラーをオンしてビット0を表示するが、もう1つのサブフレームではLSBの2倍の時間でミラーをオンしてビット1を表示する。
(実施の形態5)
本発明における第5の実施形態である投写型表示装置について説明する。概略図は図2に示す投写型表示装置と同じであるので説明を省略する。
本発明の投写型表示装置の動作について説明する。基本的な動作は本発明の第1の実施の形態で説明したものと同じであるので省略し、異なる部分についてのみ説明する。図8に本発明の投写型表示装置のカラーホイール色切り替え時におけるDMD素子の駆動パターンを模式的に示す。本発明のカラーホイールは低輝度色フィルタG3を有し、同色の通常色フィルタG1と隣り合って領域が形成されている。異なる色のフィルタの境界を光源像が横切る際にスポークタイムを設けて、DMD素子27を強制的にオフ期間とすることで混色を防止するが、本発明の投写型表示装置では低輝度色フィルタG3と同色の色フィルタG1とが隣り合うように配置し、その間のスポークタイムは設けずにDMD素子の有効表示期間としてミラーをオンさせる。但し低輝度色フィルタG3は色フィルタG1の透過率の1/4となるので、スポークタイム期間はその間の透過率になるのでビット幅すなわちミラーのオン時間を調整する必要がある。低輝度色フィルタG3ではLSBであるビット0を表示し、低輝度色フィルタG3から色フィルタG1へ切り替わる遷移期間ではビット3を表示し、色フィルタG1へ完全に切り替わってからビット4を表示する。本発明ではフィルタからフィルタへ切り替わる遷移期間であるスポークタイムを有効に利用することが目的であって、どのような重み付けのビットを配置するかは問題ではない。
(実施の形態6)
本発明における第6の実施形態であるカラーホイールの概略図を図9に示す。図9においてRGB各色フィルタは略扇形形状で円周方向にそれぞれR1、R2、G1、G2、B1、B2と、さらに色フィルタR1と色フィルタG1の間にホワイトセグメントW1が配置され、7つの領域に分割されている。さらに色フィルタR1と色フィルタB2の境界と色フィルタB1と色フィルタR2の境界は一直線になるように構成されている。すなわち扇形の色フィルタR1、W1、G1、B1の中心角の和が180°となるようにそれぞれ色フィルタが角度配分されている。詳細な角度配分として色フィルタR1、R2の中心角度は65°、色フィルタB1、B2は60°、色フィルタG1は40°、G2は55°、ホワイトセグメントW1は15°であるが、これはランプを含む光学系全体の分光透過率特性によって最適な角度を決めるものであり本発明ではこの角度に依存するものではない。
ホワイトセグメントW1は透過率の高いガラス基板からできているが、光の透過面に反射防止コーティングがなされている。あるいは不要な波長帯域の光を反射させる選択的な反射コートでも構わない。ホワイトセグメントは表示の白色領域の明るさを増大させる目的に使用される。
本発明のカラーホイールのように同じ色のフィルタ領域をほぼ等分にすることで、色フィルタR1と色フィルタB2の境界および色フィルタB1と色フィルタR2の境界のいずれからシーケンスを開始してもほぼ同じDMD素子の駆動で可能となる。また本発明のような色フィルタ構成とすることで、同色の各サブフレームにおいてほぼ同じDMD駆動シーケンスが取れるので動画擬似輪郭低減が可能となる。
(実施の形態7)
本発明における第7の実施形態であるカラーホイールの概略図を図10に示す。図10においてRGB各色フィルタは略扇形形状で円周方向にそれぞれR1、R2、G1、G2、B1、B2と、さらに色フィルタR1と色フィルタG1の間に低輝度色フィルタG3が、色フィルタR2と色フィルタG2の間に低輝度色フィルタR3がそれぞれ配置され、8つの領域に分割されている。さらに色フィルタR1と色フィルタB2の境界と色フィルタB3と色フィルタR2の間の境界は一直線になるように構成されている。すなわち扇形の色フィルタR1、W1、G1、B1の中心角の和が180°となるようにそれぞれ色フィルタが角度配分されている。
本発明では投写レンズを用いた投写型ディスプレイを色順次表示装置の例に挙げたが、投写レンズの代わりに接眼レンズを用いた直視型の色順次表示装置であっても構わない。
本発明にかかるカラーホイールとそれを用いた投写型表示装置は高輝度と高階調性能を両立するプロジェクタあるいはプロジェクションテレビとして有用である。
本発明のカラーホイールにおける第1の実施形態を説明する概略図 本発明の投写型表示装置における第1の実施形態を説明する概略図 本発明の投写型表示装置における第2の実施形態を説明する概略図 ランプの駆動電圧波形と出力光強度ならびにカラーホイールの色シーケンスのタイミングチャートを示す概略図 本発明のカラーホイールにおける第3の実施形態を説明する概略図 本発明の投写型表示装置における第4の実施形態を説明する概略図 本発明の投写型表示装置におけるDMD駆動シーケンスを説明する概略図 本発明の投写型表示装置におけるカラーホイール色切り替え時のDMD素子の駆動パターンを説明する模式図 本発明のカラーホイールにおける第6の実施形態を説明する概略図 本発明のカラーホイールにおける第7の実施形態を説明する概略図 従来の投写型表示装置を説明する概略図 従来のカラーホイールを説明する概略図 従来のカラーホイールを説明する他の概略図 従来のカラーホイールを説明する他の概略図
符号の説明
1、21 カラーホイール
R1、R2、R3、G1、G2、G3、B1、B2 カラーフィルタ
23 インテグレータ
24 ランプ
25 リレーレンズ系
26 反射鏡
27 DMD素子
28 投写レンズ
29 スクリーン

Claims (7)

  1. 特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールにおいて、
    2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置することを特徴とするカラーホイール。
  2. 透過率の異なる色フィルタはいずれか主色の色フィルタに対して透過率が低いことを特徴とする請求項1記載のカラーホイール。
  3. 透過率の異なる色フィルタは白色光線を透過させることを特徴とする請求項1記載のカラーホイール。
  4. 異なる波長帯域において透過率の低い色フィルタを2枚以上含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の低い色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域に第1の主色の色フィルタ領域に含まれる波長帯域とは異なる透過率の低い色フィルタを加えた領域との境界線が略180°となるように配置することを特徴とする請求項1記載のカラーホイール。
  5. 特定の点灯周波数で交流駆動する光源と、
    光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、
    画像を形成する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
    を具備し、
    前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールであり、2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置され、前記光源の点灯周波数の極性切り替えが前記カラーホイールの略180°となる境界線と同期することを特徴とする投写型表示装置。
  6. 白色光を出射する光源と、
    光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、
    画像を形成する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
    を具備し、
    前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールであり、2枚1対の主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、第1の主色の色フィルタ領域に透過率の異なる色フィルタを加えた領域と第2の主色の色フィルタ領域との境界線が略180°となるように配置され、空間光変調素子が表示する信号の1フレーム毎の切り替えが前記カラーホイールの略180°となる境界線上で交互に同期することを特徴とする投写型表示装置。
  7. 白色光を出射する光源と、
    光源より出射する白色光線を複数の波長帯域の色光に分解して時系列で周期的に変換する色変換手段と、
    画像を形成する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子に形成された画像をスクリーンへ拡大投影する投写光学系と、
    を具備し、
    前記色変換手段は特定波長領域の光線を透過する色フィルタを円周方向に複数配置したカラーホイールにおいて、主色の色フィルタに対して透過率の異なる色フィルタを少なくとも1枚含み、透過率の異なる色フィルタと同じ波長帯域の主色の色フィルタとは隣接して配置され、その境界が光線を通過する間も空間光変調素子をオンすることを特徴とする投写型表示装置。
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