JP2006106069A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 感光体上に形成された静電潜像を現像することにより画像形成を行う画像形成装置において、ゴースト現象の発生を効果的に抑制できる構成を提供する。
【解決手段】 プリンタ1は、制御部90での制御により、被転写部材において現像剤像の形成対象領域とは異なる非対象領域にゴースト現象が発生するように、転写ローラ61と感光体ドラム62との間に印加される転写バイアスレベルをゴースト発生レベルに設定している。そして、被記録媒体若しくは被記録媒体を搬送するための搬送部材を被転写部材として、ゴースト発生レベルに設定された転写バイアスを印加して現像剤像を転写する画像形成動作を行い、被転写部材にテストパターンとしての現像剤像を形成する。そして、テストパターンの形成の際に非対象領域に付着した現像剤像の濃度を濃度検出センサ71によって検知し、ゴースト発生レベルと、テストパターンにおける非対象領域の現像剤像の濃度レベルとに基づいてゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルを推測し、その推測に応じた画像形成用の転写バイアスレベルを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像することにより可視像を形成し、この可視像(現像剤像)を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置では、用紙において画像が形成されるべきでない領域にトナーが転写される(ゴーストが発生する)現象が発生することが問題となる。例えば、特許文献1の技術では、現像剤像が用紙に転写されたのち、感光体表面に残留している転写残トナーを検知するセンサを備えており、このセンサにより感光体表面の転写残トナーを検知し、この検知結果に基づいて、現像同時クリーニング方式により転写残トナーが回収される現像ローラへの印加バイアス(現像バイアス)を制御するようにしている。こうして、転写残トナーの回収効率を上げることにより、用紙において画像が形成されるべきでない領域にトナーが転写される(ゴーストが発生する)ことを防止している。
特開2003−233253公報
しかしながら、上記画像形成装置において、転写残トナーの濃度は一般的に低いものであるため、経年変化により感光体の表面の色合いが変化したりすると、センサにより感光体表面の濃度測定を行なっても、転写残トナーが存在するか否かを正確に検出することができない虞がある。このように転写残トナーの存在が正確に検出できない場合には、ゴーストの発生を精度高く抑えることが難しい。
また、上記のような従来技術とは別の方法として、所定のテストパターンを感光体から用紙や搬送ベルトなどの被転写部材に条件を変えて複数回転写し、その被転写部材におけるゴースト画像が形成されうる位置の濃度をセンサによって直接測定する方法も考えられる。具体的には、ゴースト画像の発生は、転写バイアスのレベルが一因となると考えられるため、転写バイアスのレベルを変えて複数回転写し、ゴースト画像が形成されうる位置の濃度を直接測定すればよい。
この方法の場合、ゴースト画像が形成されうる位置にゴースト画像が形成されていないことがセンサによって確認された場合に、そのテストパターンの作成に用いた転写バイアスのレベルを、被記録媒体に画像形成を行う際の転写バイアスレベルとすることによりゴースト画像の発生を抑制することができる。
しかしながら、この方法では、ゴースト画像が形成されうる位置に微小なゴースト画像が発生する場合、その微小なゴースト画像がセンサによって検出しきれずに見逃されてしまう虞がある。その結果、実際は微小なゴースト画像が発生する転写バイアスレベルであるのにもかかわらず、ゴースト画像が発生しない条件とみなして画像形成を行ってしまい、印字不良につながってしまうという問題がある。
本発明は、上記のような実情に基づいてなされたものであって、感光体上に形成された静電潜像を現像することにより画像形成を行う画像形成装置において、ゴースト現象の発生を効果的に抑制できる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、感光体を帯電させる帯電手段と、前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により可視像化して現像剤像を形成する現像手段と、予め定められた転写位置にて、前記感光体上の現像剤像を被転写部材に転写する転写手段と、を有する1又は複数の画像形成手段を備えた画像形成装置であって、前記被転写部材において現像剤像の形成対象領域とは異なる非対象領域に、前記形成対象領域に形成されるべき現像剤像が付着するゴースト現象が発生するように、前記転写手段と感光体との間に印加される転写バイアスレベルをゴースト発生レベルに設定するゴースト発生レベル設定手段と、前記画像形成手段を用い、被記録媒体若しくは被記録媒体を搬送するための搬送部材を前記被転写部材として、前記ゴースト発生レベル設定手段によって前記ゴースト発生レベルに設定された転写バイアスを印加して現像剤像を転写する画像形成動作を行い、前記被転写部材にテストパターンとしての現像剤像を形成するテストパターン形成手段と、前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の状態を検知する状態検知手段と、前記ゴースト発生レベルと、前記テストパターンにおける前記非対象領域の現像剤像の状態と、に基づき、前記画像形成手段において被記録媒体に画像を形成する際に前記転写手段と感光体との間に印加される画像形成用の転写バイアスレベルを設定する画像形成用レベル設定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記状態検知手段は、前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の濃度レベルを検知する濃度検知手段からなり、前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の濃度レベルを示すゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段に対応させて前記ゴースト発生レベルを1つのみ設定し、前記濃度検知手段は、その1つのゴースト発生レベルに対応して形成される前記テストパターンにおいて前記ゴースト濃度レベルを検知し、前記画像形成用レベル設定手段は、前記1つのゴースト発生レベルと、当該1つのゴースト発生レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づき、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段に対応させて前記ゴースト発生レベルを複数設定可能とされ、前記テストパターン形成手段は、前記ゴースト発生レベル設定手段により設定される複数のゴースト発生レベルと対応するテストパターンをそれぞれ形成し、前記画像形成用レベル設定手段は、複数設定される各ゴースト発生レベルと、各テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づき、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、当該ゴースト発生レベルに対応する前記ゴースト濃度レベルとをパラメータとする演算式に基づき前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、当該ゴースト発生レベルに対応する前記ゴースト濃度レベルとに基づき、前記画像形成用の転写バイアスレベル又は前記画像形成用の転写バイアスレベルの基準となる基準レベルを決定するテーブルを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ゴースト現象は、前記感光体上の現像剤像を前記転写手段により前記被転写部材に転写する際に当該感光体に残存した残存現像剤が、前記被転写部材の前記非対象領域に付着する第1ゴースト現象であり、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる第1レベルに設定し、前記テストパターン形成手段は、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は複数設けられ、前記ゴースト発生レベル設定手段は、最下流の画像形成手段よりも上流側に設けられたいずれかの上流側画像形成手段において前記感光体と前記転写手段との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる前記第1レベルに設定可能とされ、前記テストパターン形成手段は、前記上流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づいて、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲を推測し、かつ前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値を、当該上流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は複数設けられ、前記ゴースト現象は、その複数の画像形成手段のうちの最上流の画像形成手段よりも下流側に設けられたいずれかの下流側画像形成手段において発生する現象であって、当該下流側画像形成手段よりも上流側の上流側画像形成手段において前記被転写部材に転写された現像剤像が、当該下流側画像形成手段における前記感光体に付着して、前記被転写部材における前記非対象領域に再付着する第2ゴースト現象であり、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記下流側画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第2ゴースト現象が発生しない第2レベルに設定可能とされ、前記テストパターン形成手段は、前記下流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第2レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、前記画像形成用レベル設定手段は、前記第2レベルと、当該第2レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は複数設けられ、複数の画像形成手段のいずれかにおいて、前記感光体上の現像剤像を前記転写手段により前記被転写部材に転写する際に前記感光体上に残存する残存現像剤が、前記被転写部材において当該現像剤像の前記形成対象領域とは異なる前記非対象領域に付着する現象を第1ゴースト現象とし、前記複数の画像形成手段のうち、最上流の画像形成手段よりも下流側に設けられたいずれかの下流側画像形成手段において、当該下流側画像形成手段よりも上流側の上流側画像形成手段で前記被転写部材に転写された現像剤像が、当該下流側画像形成手段における前記感光体に付着して、前記被転写部材における前記非対象領域に再付着する現象を第2ゴースト現象とした場合、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記下流側画像形成手段において、前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる第1レベルと、前記第2ゴースト現象を発生させる第2レベルとに設定可能とされており、前記テストパターン形成手段は、前記被転写部材に対し、前記テストパターンとして前記第1レベルに対応する第1テストパターンと前記第2レベルに対応する第2テストパターンとを形成し、前記濃度検知手段は、前記テストパターン形成手段によって第1テストパターンを形成した際に前記非対象領域に付着した現像剤像の第1濃度レベルと、前記第2テストパターンを形成した際に前記非対象領域に付着した現像剤像の第2濃度レベルとをそれぞれ検知し、前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと前記第1濃度レベルとに基づき、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの下限レベルを推測し、かつ前記第2レベル及び前記第2濃度レベルに基づき前記第2ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの上限レベルを推測し、これら上限レベル及び下限レベルに基づいて、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記画像形成用レベル設定手段は、前記上限レベルと前記下限レベルとの間の中間値を、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置において、前記下流側画像形成手段は、前記複数の画像形成手段における最下流の画像形成手段であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置において、前記下流側画像形成手段は、前記複数の画像形成手段における最下流の画像形成手段であり、前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記上流側画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを前記第1ゴースト現象が発生する前記第1レベルに設定する一方、前記第2レベルには設定せず、前記テストパターン形成手段は、前記上流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成する一方、前記第2レベルに応じた前記第2テストパターンは形成せず、前記画像形成用レベル設定手段は、前記上流側画像形成手段において、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応した前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づいて、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲を推測し、かつ前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値を、当該上流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項8ないし請求項13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成用レベル設定手段は、複数の画像形成手段の各々において、前記画像形成用の転写バイアスレベルを個別に設定可能とされていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の構成によれば、ゴースト現象を具体的に発生させた上で、その発生させる際の転写バイアスレベルと、非対象領域に付着する現像剤像(ゴースト現象)の状態の程度とを具体的に考慮し、ゴースト現象が発生しにくい転写バイアスレベルを設定できることとなる。この構成では、ゴースト現象の発生が分かりにくい転写バイアスレベルやゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルを用いることなく、ゴースト現象が発生する確実性の高い転写バイアスレベルを用いているため、迅速にかつ適切に転写バイアスの設定を行うことができる。
<請求項2の発明>
請求項2の構成によれば、非対象領域の状態(ゴースト量)を濃度によって適切に知ることができ、ゴースト現象が発生しにくい画像形成用の転写バイアスレベルを設定する上での好適な構成となる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、簡易な構成を実現しつつ、迅速に画像形成用の転写バイアスレベルを設定できる構成となる。
<請求項4の発明>
請求項4のように、複数のゴースト発生レベル及びそれに対応する複数のゴースト濃度レベルを用いて画像形成用の転写バイアスレベルを設定するようにすれば、使用環境をより適切に反映して精度の高い設定が可能となる。
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、複雑な構成を用いることなく転写バイアスレベルを簡単に設定できる。
<請求項6の発明>
請求項6の構成によれば、複雑な構成を用いることなく転写バイアスレベルを簡単に設定できる。
<請求項7の発明>
請求項7の構成によれば、第1ゴースト現象を具体的に発生させた上で、その第1ゴースト現象の発生状態を考慮して画像形成用の転写バイアスレベルを適切に設定できる。
<請求項8の発明>
複数の画像形成手段を備えた構成においては、いずれかの上流側画像形成手段で転写バイアスレベルを大きくしすぎると、それより下流側の画像形成手段において当該上流側画像形成手段にて形成された現像剤像に起因するゴースト現象(第2ゴースト現象)が発生しやすくなってしまうが、請求項8の構成によれば、上流側画像形成手段において第1ゴースト現象の発生を抑えつつ、下流側の画像形成手段におけるゴースト現象をも抑えることができる。
<請求項9の発明>
請求項9の構成によれば、第2ゴースト現象を具体的に発生させた上で、その第2ゴースト現象の発生状態を考慮して画像形成用の転写バイアスレベルを適切に設定できる。
<請求項10の発明>
請求項10の構成によれば、2種類のゴースト現象が発生しやすい下流側画像形成手段において、両ゴースト現象の発生を抑えうる設定が可能となる。
<請求項11の発明>
請求項11のようにすれば、下流側画像形成手段において、第1ゴースト現象及び第2ゴースト現象が発生しないようにマージンを適切に確保できる構成となる。
<請求項12の発明>
最下流の画像形成手段は第2ゴースト現象が発生しやすいため、請求項12のような構成とすると極めて有効である。
<請求項13の発明>
請求項13の構成によれば、最下流の画像形成手段と比べてあまり第2ゴースト現象が発生しにくい最下流以外の画像形成手段において、転写バイアスの設定のための時間短縮を図ることができる。
<請求項14の発明>
請求項14の構成によれば、各画像形成手段において転写バイアスレベルを最適化できる。
<実施形態1>
以下に、本発明の実施形態1を図面に基づき説明する。
(全体構成)
図1は本発明が適用されたプリンタ1の概略構成を示す断面図である。
図1において、画像形成装置たるプリンタ1は、後述する4つの画像形成ユニット20が水平方向に並んで配設された所謂横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタであって、本体ケーシング5に、記録用紙3(特許請求の範囲でいう被記録媒体に相当する)を給紙するための給紙部9、給紙された記録用紙3に画像を形成するための画像形成部4、画像が形成された記録用紙3を排紙するための排紙部6、および、本プリンタ1の作動を制御する制御部90を備えている。各画像形成ユニット20は、特許請求の範囲でいう画像形成手段に相当する。また、制御部90は、特許請求の範囲でいうゴースト発生レベル設定手段、テストパターン形成手段、画像形成用レベル設定手段に相当する。
給紙部9は、本体ケーシング5内の底部において、本体ケーシング5に対して前側から脱着可能に装着される給紙トレイ12と、その給紙トレイ12の一端部上方(前側上方)に設けられる給紙ローラ83と、給紙ローラ83の上方であって、給紙ローラ83に対して記録用紙3の搬送方向下流側(以下、記録用紙3の搬送方向下流側を搬送方向下流側、記録用紙3の搬送方向上流側を搬送方向上流側と省略する場合がある。)に設けられる搬送ローラ14とを備えている。
給紙トレイ12内には、記録用紙3がスタックされており、その最上部にある記録用紙3は、給紙ローラ83の回転によって、1枚毎に搬送ローラ14に向けて給紙され、その搬送ローラ14から搬送ベルト68と各感光体ドラム62との間(転写位置)に順次送られる。感光体ドラム62は、特許請求の範囲でいう感光体に相当する。
なお、給紙ローラ83と搬送ローラ14との間には、上下方向に配設されるガイド部材15が設けられており、給紙ローラ83によって給紙された記録用紙3は、ガイド部材15によって搬送ベルト68と感光体ドラム62との間(転写位置)に順次送られる。
画像形成部4は、本体ケーシング5内の中間部において、画像を形成する4つの画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kと、各画像形成ユニット20で形成された画像を記録用紙3に転写する転写部17と、記録用紙3に転写された画像を加熱・加圧して、記録用紙3に定着させる定着部8と、を備えている。
そして、各画像形成ユニット20は、感光体ドラム62、感光体ドラム62の周囲に、感光体ドラム62を帯電させる帯電器31(帯電器31は特許請求の範囲でいう帯電手段に相当する)、感光体ドラム62に静電潜像を形成するスキャナユニット41、および、感光体ドラム62にトナー(現像剤)を付着させトナー像(現像剤像)を形成する現像カートリッジ51を配置することによって構成される。
帯電器31は、例えば、タングステン等からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させて、感光体ドラム62の表面を一様に正極性に帯電させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器である。
スキャナユニット41は、感光体ドラム62の表面に静電潜像を形成するためのレーザ光を発生するレーザ発生器、レンズ(いずれも図示しない)等から構成されている。スキャナユニット41は、特許請求の範囲でいう露光手段に相当する。そして、このスキャナユニット41では、レーザ発光部から発光されるレーザ光が感光体ドラム62に走査されて照射され、感光体ドラム62の表面に静電潜像を形成する。
現像カートリッジ51は、現像ケーシング55内に、現像剤ホッパ56、供給ローラ32、現像ローラ52を備えている。現像カートリッジ51は、特許請求の範囲でいう現像手段に相当する。
現像剤ホッパ56は、現像ケーシング55の内部空間として形成されている。そして、この現像剤ホッパ56には、各画像形成ユニット20毎に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)各色の現像剤が収容されている。
即ち、上述した4つの現像カートリッジ51は、現像剤ホッパ56にイエロー(Y)の現像剤が収容された現像カートリッジ51Yと、現像剤ホッパ56にマゼンタ(M)の現像剤が収容された現像カートリッジ51Mと、現像剤ホッパ56にシアン(C)の現像剤が収容された現像カートリッジ51Cと、現像剤ホッパ56にブラック(K)の現像剤が収容された現像カートリッジ51Kとから構成されている。
供給ローラ32は、現像剤ホッパ56に下方側に配設され、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分が被覆されている。この供給ローラ32は、現像ローラ52と対向接触するニップ部分において、現像ローラ52と逆方向に回転するように回転可能に支持されている。
現像ローラ52は、供給ローラ32の側方において、供給ローラ32と互いに対向接触する位置に回転可能に配設されている。現像ローラ52は金属製のローラ軸に導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部が被覆され形成されている。
そして、転写部17は、本体ケーシング5内部において、現像カートリッジ51の反対側に感光体ドラム62と対向するように設けられている。この転写部17は、搬送ベルト駆動ローラ63と、搬送ベルト従動ローラ64とエンドレスベルトである搬送ベルト68と、転写ローラ61とを備えている。転写ローラ61は特許請求の範囲でいう転写手段に相当する。
また、搬送ベルト駆動ローラ63の近傍には、この搬送ベルト68上を搬送される記録用紙3の濃度を計測するための濃度検出センサ71が備えられている。この濃度検出センサ71は、記録用紙3の濃度を測定する際に使用されるだけでなく、各画像形成ユニット20により形成されるトナー像の位置ずれ等を検知するためにも使用される。濃度検出センサ71は、特許請求の範囲でいう状態検知手段、濃度検知手段に相当する。
搬送ベルト従動ローラ64は、記録用紙3の搬送方向に対して最上流側の画像形成ユニット20Yの感光体ドラム62より前方であって、給紙ローラ83の上方後側に配設されている。また、搬送ベルト駆動ローラ63は、記録用紙3の搬送方向に対して最下流側のブラック画像形成ユニット20Kの感光体ドラム62よりも後方であって、定着部8よりも下方斜め前側に配設されている。
また、搬送ベルト68は、搬送ベルト駆動ローラ63と搬送ベルト従動ローラ64との間に巻回されている。搬送ベルト68は、巻回されている外側の面が、各画像形成ユニット20のすべての感光体ドラム62と対向接触するように配設されている。
そして、搬送ベルト駆動ローラ63の駆動により、搬送ベルト従動ローラ64が従動され、搬送ベルト68が、搬送ベルト駆動ローラ63と搬送ベルト従動ローラ64の間を、各画像形成ユニット20の感光体ドラム62と対向接触する接触面において感光体ドラム62と同方向に回転するように、図1において反時計方向に周回移動する。
また、転写ローラ61は、巻回されている搬送ベルト68の内側において、各画像形成ユニット20の感光体ドラム62と、搬送ベルト68を挟んで対向するように、夫々配設される。この転写ローラ61は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材などの弾性部材からなるローラ部分が被覆され形成されている。
そして、転写ローラ61は、搬送ベルト68と対向接触する接触面において、搬送ベルト68の周回移動方向と同方向に回転するように、反時計方向に回転可能に設けられており、転写時において、感光体ドラム62に担持されている現像剤像が記録用紙3に転移(転写)される方向に、電源から所定の電圧が印加されて定電流制御により転写ローラ61と感光体ドラム62との間に適切な転写バイアスが印加される。なお、転写バイアスの印加については後述する。
また、定着部8は、画像形成ユニット20および転写部17の後方であって、搬送方向下流側に配設されている。この定着部8は、加熱ローラ81および押圧ローラ82を備えている。加熱ローラ81は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ81の表面が定着温度に加熱される。また、押圧ローラ82は、加熱ローラ81を押圧するように配設される。
そして、排紙部6は、本体ケーシング5内の上部において、定着部8の搬送方向下流側に配設されている。そして、排紙部6には、画像の定着が完了した記録用紙3を排紙トレイ10に排出する一対の排紙ローラ11と、排紙ローラ11の下流側に配設され、画像形成工程が全て終了した記録用紙3を蓄積する排紙トレイ10とが備えられている。
(電気的構成)
次に、図2を用いてプリンタ1の電気的構成を説明しつつ、上述した装置内各部の連携動作により当該プリンタ1が通常印字(印刷)モードにて、カラー画像を記録用紙3上に形成するまでの各工程について説明する。なお、図2は、プリンタ1の電気的構成を概略的に表したブロック図である。
図2に示すように、プリンタ1は、装置各部を統括制御する制御部90(CPU90a(図5)、ROM、RAM等を内蔵)を備えており、制御部90にて、通常印字モードでの画像形成動作、およびトナー濃度補正モードでのトナー濃度の補正動作、を行うよう構成されている。
通常印字モードにおいて、プリンタ1の制御部90は、外部から入力画像データを受信すると、用紙搬送処理部(プログラム)により紙送り機構部77を駆動する。給紙ローラ83、現像ローラ52および搬送ローラ14は、この紙送り機構部77により駆動され、給紙トレイ12の最上位に積層された記録用紙3の給紙を開始する。
そして、制御部90は、メイン制御処理部(プログラム)により、画像形成時に制御対象となる装置各部の初期設定を行うと共に、メイン駆動部79に制御信号を入力して、メイン駆動部79に備えられたモータで現像カートリッジ機構部72を駆動し、現像ローラ52、供給ローラ32、および感光体ドラム62等を一定方向に回転させる。このとき、制御部90は、転写機構駆動部76も駆動し、転写ローラ61を感光体ドラム62と同期させて回転させる。また同時に、制御部90は、バイアス印加部54を動作させて、感光体ドラム62との間に所定の転写バイアスが印加されるように転写ローラ61に所定の電位を付加すると共に、帯電器31に所定の帯電電圧を与える。このとき静電潜像形成前の感光体ドラム62の表面は、一様に正帯電させられ、転写ローラ61は感光体ドラム62との間に所定の転写バイアスが印加される。
そして、制御部90は、潜像形成処理部(プログラム)により、原点センサ75(図2参照)検出した搬送ベルト68の原点位置(マーカ)に基づく所定のタイミングで、入力画像データに基づく制御信号をスキャナユニット41に入力し、スキャナユニット41を駆動する。
即ち、プリンタ1は、このような制御部90の動作によって、所定の露光ポイントにて、正帯電後の感光体ドラム62表面にスキャナユニット41からレーザ光を照射し、感光体ドラム62表面の電位を帯電直後の状態から変化させることによって、入力画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム62表面に形成する。また、プリンタ1は、このようにして形成した静電潜像を、感光体ドラム62の回転によって露光ポイントより感光体ドラム62の回転方向下流に位置する現像ローラ52側へと搬送する。
そして、特定の感光体ドラム62上に形成された静電潜像は現像ローラ52と接触させられる。これによって、静電潜像は、感光体ドラム62に接触する現像ローラ52から供給されるトナーにて現像され、感光体ドラム62表面には、トナー像が形成される。
そして上記トナー像が形成されると、プリンタ1は、感光体ドラム62の回転によってそのトナー像を現像ローラ52による現像ポイントより下流側に位置する転写ポイント(転写位置:感光体ドラム62と転写ローラ61または記録用紙3との接触位置)まで搬送し、その転写ポイントにおいて、トナー像を記録用紙3の表面に転写する。
また、制御部90は、以上に説明した静電潜像の形成工程から転写工程までの一連の動作を各色のトナー毎に行ないつつ、形成した各色のトナー像を、搬送ベルト68の回転に応じて順次重ね合わることによって、記録用紙3の表面に、その各色トナー像の重ね合わせからなる多色カラーのトナー像を形成する。
これにより制御部90は、まず、イエロー用画像形成ユニット20Yを用いて、イエロー用の静電潜像をイエローのトナーにより現像して、イエローのトナー像を形成し、さらに転写ポイントにて、イエローのトナー像を記録用紙3の表面に転写する。
そして、制御部90は、同様にして、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)によるカラー像を順次、記録用紙3に重ね合わせる。
なお、このようにしてトナー像を重ねるために、プリンタ1の制御部90は、上記潜像形成処理部により、搬送ベルト68の回転周期と、各画像形成ユニット20の配置間隔とに基づいて、各スキャナユニット41を駆動するタイミングを制御する。そして、制御部90は、各感光体ドラム62に静電潜像を形成し、各色のトナー像を形成し、さらに各色の転写ポイントにて、トナー像を記録用紙3に転写する。このようにして記録用紙3にカラー像が形成される。
(濃度補正モード)
また、濃度補正モードを実行する際には、前述の通常印字モードにて入力される画像データの代わりに、テストパターン用潜像形成処理部(プログラム)によるテストパターン形成データを使用して、通常印字モードと同じ手順にてテストパターンとしてのトナー像(以下、テストパターンと称する)73を記録用紙3に形成する。
そして、制御部90は、トナー量補正処理部(プログラム)により、図1に示す濃度検出センサ71によりテストパターン73の濃度を読み取る。具体的には、濃度検出センサ71は、記録用紙3に形成されたテストパターン73または記録用紙3そのものの濃度を電圧値に変換して出力し、この濃度検出センサ71からの出力は、濃度検出回路74にてAD変換された後に、制御部90に入力されるよう構成されている。
そして制御部90は、濃度検出センサ71により検出された、各現像カートリッジ51C,51M,51Y,51Kが供給するトナーの濃度に基づき、各色のトナー濃度が正確に再現されているか否か判断し、各色のトナー濃度が正確に再現されていないと思われる場合には、トナー量補正処理部(プログラム)に基づき、感光体ドラム62に付着させるトナー量を補正する。なお、制御部90が行うトナー量の補正は、例えば、現像バイアス(現像ローラ52と感光体ドラム62との電位差)を制御することにより行われる。また、このとき、濃度検出センサ71の検知により、トナー像の位置ずれも補正するよう設定されている。
さらに、制御部90は、上記トナー量の補正を行なった後に、ゴースト補正処理部(プログラム)により、濃度検出センサ71を用いて転写バイアス設定処理を行う。転写バイアス設定処理については後述する。
なお、本実施形態における画像形成部4は、転写後に感光体ドラム62の表面に残留しているトナー(転写残トナー:後述)、或いは転写時に記録用紙3から感光体ドラム62に逆転写されたトナー(逆転写トナー:後述)を取り除くためのブラシなどのクリーニング手段が設けられていない、いわゆるクリーナーレス方式(現像同時クリーニング方式)が採用されており、転写部17において、記録用紙3にトナー像を転写した後に感光体ドラム62に付着しているトナーは、現像カートリッジ51に回収され、再び現像に供される。
特にこのようなプリンタにおいては、本来トナー像が形成されるべきではない位置にトナー像が形成されてしまうことがある。なお、このように、本来が形成されるべきではない位置に形成されるトナー像のことを、一般的にゴースト(転写残トナーが原因であれば転写残ゴースト、逆転写トナーが原因であれば逆転写ゴースト)またはゴースト画像と呼んでいる。
転写残ゴースト現象は、現像ローラ52に回収されなかったトナーが記録用紙3に転写されて行われる。即ち、図3(a)(b)に示すように、転写部17(図1)において転写しきれなかったトナー(転写残トナー)が感光体ドラム62に付着している状態で図3(c)のように感光体ドラム62がさらに回転すると、帯電器31(図1)と対向する帯電位置で、感光体ドラム62の表面が再び帯電される。そして、スキャナユニット41(図1)によって露光されることなく、帯電電位が保たれている部分に付着していたトナーは、現像ローラ52と対向したときに、感光体ドラム62表面よりも電位が低くなっている現像ローラ52に吸着されて回収されるが、一部のトナーは回収されずに通り過ぎることもある。このとき、図3(d)のように、現像ローラ52に回収されなかったトナーは記録用紙3に転写されることとなる。
このような転写残ゴースト現象(転写残ゴースト現象が第1ゴースト現象に相当する)は、感光体ドラム62と転写ローラとの間の転写バイアスが低いほど完全に転写しきれずに転写残トナーが多く発生することがわかっている。
また、逆転写トナーは、各色の画像形成ユニット20において、可視像を記録用紙3へ転写する際に、上流側から2番目以降のマゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)では、その画像形成ユニット20よりも上流側にある各画像ユニット51で記録用紙3に既に転写されているトナーが、画像形成ユニット20の感光体ドラム62に転移することにより発生するものである。図4の例では、逆転写ゴースト現象の発生例ついて、シアン(C)とブラック(K)の画像形成ユニットを参照して説明している(なお、図4は、図1とは逆側から見た状態を示している)。具体的には、例えば、図4(a)(b)のように、上流側にある画像形成ユニット20Cで記録用紙3に既に転写されているトナーが、図4(c)のように下流側の画像形成ユニット20Kの感光体ドラム62Kに転移し、図4(d)(e)のように記録用紙3における非対象領域C4(転移した逆転写トナーが本来転写されるべき形成対象領域C3以外の領域)に再付着することにより発生することとなる。
このような逆転写ゴースト現象(逆転写ゴースト現象が第2ゴースト現象に相当する)は、一旦、記録用紙3に転写されたトナーが本来の帯電極性とは逆の極性に帯電することによって発生するものと考えられており、その発生のメカニズムは正確には解明されていないが、転写バイアスが強いほど逆転写トナーが多く発生し、また、記録用紙3に既に転写されているトナーの帯電量が高い(上流側にある画像形成ユニット20の転写バイアスが強いほど帯電量も高くなる)と、逆転写トナーの発生量が増加することがわかっている。
ところで、現像ローラ52、感光体ドラム62、および転写ローラ61には、トナーを記録用紙3に転写するために必要な所定の電位が印加されている。例えば、感光体ドラム62の表面は、帯電器31により+700Vに帯電される。そして、現像ローラ52には、図2には図示していないが、+550Vの現像バイアスが印加される。また、感光体ドラム62の表面において、レーザビームが照射され、露光された部分については、約+200Vにまで電位が下がる。
なお、現像ローラ52には、予め設定された現像バイアスが感光体ドラム62との間に発生するような電位が定電圧制御によって印加される。
一方、転写ローラ61は、定電圧制御ではなく、転写ローラ61へ流れる電流が一定になるような定電流制御がなされる。ここで、転写ローラ61に印加する転写バイアスを定電圧制御にしないのは、感光体ドラム62に形成されたトナー像を転写する際には、感光体ドラム62と転写ローラ61との間に記録用紙3が存在し、この記録用紙3の厚みが一定ではない可能性があるためである。つまり、記録用紙3の厚みが異なれば、感光体ドラム62から転写ローラ61へ流れる電流値が異なるため、転写されるトナー像の画質が変化してしまうのである。また、環境の変化や耐久的な変化によって、転写ローラ61や搬送ベルト68等の抵抗値が変化すると、それに伴って転写性(転写性能)が変わってしまうからである。
このため、記録用紙3の厚みが変化しても転写されるトナー像の画質が変化しないようにするために、プリンタ1における制御部90は、バイアス印加部54を介して転写ローラ61に印加する転写バイアスを定電流制御により制御している。なお、バイアス印加部54は、電源回路を有しており、転写バイアスを制御するための電流値は、段階的(例えば、1μA単位で5段階)に設定可能に構成されている。
(転写バイアス設定処理)
次に、転写電流値を設定する処理について、図5ないし図11を用いて説明する。図5は、濃度検出センサ71、制御部90、バイアス印加部54、及び転写ローラ61の関係について説明する説明図である。図6は制御部90がゴースト補正処理部(プログラム)により行なう転写バイアス設定処理を示すフローチャート、図7は転写バイアス設定処理における適正バイアス設定処理1を示すフローチャート、図8は、転写残ゴーストの検出位置を説明する説明図、図9は、転写バイアス設定処理における適正バイアス設定処理2を示すフローチャートである。図10は、転写残ゴーストの濃度と転写電流との関係を例示するグラフであり、図11は、逆転写ゴーストの濃度を転写電流との関係を例示するグラフである。
ところで、転写残ゴーストは、図1に示す感光体ドラム62に形成されたトナー像(現像剤像)が転写位置において記録用紙3に転写される際に、感光体ドラム62上のトナー(現像剤)が全て記録用紙3に転写されずに、転写後においても一部のトナーが感光体ドラム62に残ってしまうことが原因で発生するものであり、また、転写後に感光体ドラム62に残っているトナーのことを、通常「転写残トナー」と称しているが、転写部に印加される転写バイアスが小さい(弱い)ほど転写残トナーが発生し易く、これに伴って転写残ゴーストも起こり易い傾向にある。しかし、転写バイアスが適正な範囲を超えるほど大きい(強い)場合には、転写バイアスが大き過ぎるために逆帯電トナー(本来の帯電極性と逆の極性に帯電してしまったトナー)が発生し、転写残が増加してしまう。
一方、逆転写ゴーストは、転写時に感光休ドラム62に逆転写したトナー(逆転写トナー)が原因で発生するものであるが、このような逆転写トナーは、トナーの本来の帯電極性が正(プラス)の場合であっても、また負(マイナス)の場合であっても、記録用紙3にすでに転写されているトナー像の電位(電荷量)が高く、また、転写部に印加される転写バイアスが大きい(強い)ほど逆転写トナーが発生し易く、これに伴って逆転写ゴーストも起こり易い傾向にある。
このため、転写部に印加されるべき転写バイアスの適正値としては、定電流制御或いは定電圧制御のいずれの方法で転写バイアスが印加される場合であっても、転写残ゴーストが発生しない(発生したとしても問題にならない程度である)下限値以上であることが必要であり、しかも、転写残ゴーストも逆転写ゴーストも発生しない(発生したとしても問題にならない程度である)上限値以下であることが必要である。以下に示す転写バイアス設定処理では、この範囲を満たす転写バイアスの適正値を求めるようにしている。
図5は、プリンタ1のうちの転写バイアスの適正値を求めるための要部構成を概念的に示しているが、本実施形態では、記録用紙3に形成されたテストパターン73の濃度を濃度検出センサ71にて読み取り、その濃度レベルに基づき制御部90のCPU90aにて演算を行い、その演算に基づいてバイアス印加部54に制御信号が出力され、転写ローラ61に印加される転写バイアスのレベルが制御されるようになっている。
本実施形態では、まず図6に示すように、1色目を選択し(S100)、その選択色に関する適正バイアス検出処理1を実行する(S110)。図7に示すように、適正バイアス検出処理1では、被転写部材において現像剤像の形成対象領域とは異なる非対象領域に、形成対象領域に形成されるべき現像剤像が付着するゴースト現象が発生するように、転写ローラ61と感光体ドラム62との間に印加される転写バイアスレベルを、転写残ゴーストが発生する第1レベル(ゴースト発生レベル)に設定する。具体的には、図7のS111において、1色目の転写ローラ61に印加すべき転写バイアスレベルを、転写残ゴースト発生の確実性の高い低電流側にセット(当該画像形成装置においてゴースト発生の確実性の高い値として固有に定められた特定レベルの低電流値にセット)する。そして、1色目の画像形成ユニット20を用い、記録用紙3(被記録媒体)を被転写部材として、ゴースト発生レベルに設定された転写バイアスを印加して現像剤像を転写する画像形成動作を行い、記録用紙3にテストパターンとしての現像剤像(転写残ゴースト検出用パターン)を形成する(S112)。
転写残ゴースト100が形成される位置は、テストパターン73が形成された位置から感光体ドラム62の周長Tの整数倍分だけ記録用紙3の搬送方向に対して後方の領域(非画像領域)になる。そして、最も濃度が濃いゴースト画像が形成される位置は、テストパターン73が形成された位置から感光体ドラムの1周長分だけ記録用紙3の搬送方向に対して後方の領域C2であると考えられる。このため、転写バイアス設定処理では、この領域C2にてゴースト検知のための濃度の測定を行なうようにしている。
そして、S113において、濃度検出センサ71により、テストパターン73の形成の際に非対象領域に付着した現像剤像(即ち領域C2に付着したゴースト画像)の濃度レベル(ゴースト濃度レベル)を検知する。そして、S114において、予め設定されたゴースト発生レベルと、テストパターン73の形成の際に非対象領域に付着した現像剤像(転写残ゴースト画像)の濃度レベルを示すゴースト濃度レベルとに基づいて、画像形成用の転写バイアスレベルを設定することとなる。
本実施形態では、画像形成手段に対応させてゴースト発生レベルを1つのみ設定し、濃度検知手段は、その1つのゴースト発生レベルに対応して形成されるテストパターンにおいてゴースト濃度レベルを検知するようにしている。1つのゴースト発生レベルと、当該1つのゴースト発生レベルに対応するテストパターンの形成の際のゴースト濃度レベルとに基づき、画像形成手段における画像形成用の転写バイアスレベルを設定するようにしている。
CPU90aでは、ゴースト発生レベルと、ゴースト発生レベルに対応するゴースト濃度レベルとをパラメータとする演算式に基づき画像形成用の転写バイアスレベルが算出されることとなる(S114)。
転写バイアスの算出は、図10に示すように、転写残ゴーストが発生する第1レベルA1と、第1レベルA1に対応するテストパターンの形成の際のゴースト濃度レベルL1とに基づいて、転写残ゴースト現象(第1ゴースト現象)が発生しない転写バイアスレベルの範囲を推測するようにしている。そして、転写残ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値を、当該色(ここでは1色目)の転写ローラ61における画像形成用の転写バイアスレベルとして設定している。具体的には、ゴーストが発生しない範囲は、転写残ゴーストの濃度のレベルを変数Yとし、転写バイアスレベル(転写電流レベル)を変数Xとする演算式(Y=mX+n)によって推測しており、転写残ゴーストが発生するときの第1レベルA1と、その第1レベルA1によって得られた濃度レベルL1に基づいて、演算式(Y=mX+n)により転写残ゴーストの濃度がゼロレベルとなる点P1を求め、そのP1よりも転写バイアスレベルが大きい範囲をゴーストが発生しない転写バイアスレベルの範囲としている。なお、図10(a)の例では、mの値は装置固有の値として予め設定されており、ある単一のポイントについて、転写残ゴーストの濃度レベルと転写バイアスレベルの関係が判明すれば、定数nの値が判明するため、転写残ゴーストの濃度がゼロレベルとなる推測点P1の転写バイアスレベルを知ることができる。そして、ゴーストが発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値(即ち、P1での転写バイアスレベル)を画像形成用のレベルとして設定する。
図6に戻り、S120にて1色目の転写バイアスのレベルがセットされると、次いでS130にて次色(2色目)が選択されることとなる。S140にて4色目が選択されたものと判断されるまでは、S110〜S140の処理が繰り返されることとなる。このループにおいては、2色目の転写バイアスレベルが1色目と同様に算出、設定され、同じく3色目の転写バイアスレベルも同様に算出、設定されることとなる。4色目に至った場合には、S140にてYESに進み、S150の適正バイアス検出処理2が行われることとなる。
適正バイアス検出処理2では、最下流の画像形成ユニット20Kにおける適正バイアスを検出・設定する。この最下流の画像形成ユニット20Kでは、転写ローラ61と感光体ドラム63との間に印加される転写バイアスレベルが、転写残ゴースト(第1ゴースト現象)を発生させる第1レベルと、逆転写ゴースト(第2ゴースト現象)を発生させる第2レベルとに設定可能とされている。まず、制御部90による制御により、転写残ゴースト(第1ゴースト現象)を発生させる第1レベルに設定し(S151)、記録用紙3に対し、テストパターンとして第1レベルに対応する第1テストパターンを形成する(S152)そして、濃度検出センサ71は、制御部90による制御によって第1テストパターンが形成された際に非対象領域に付着した現像剤像(転写残ゴースト)のレベル(第1濃度レベル)を検出する(S153)。
その後、制御部90による制御により、逆転写ゴースト(第2ゴースト現象)を発生させる第2レベル(装置固有のものとして予め定められた高電流レベル)に設定し(S154)、記録用紙3に対し、テストパターンとして第2レベルに対応する第2テストパターンを形成する(S155)。そして、濃度検出センサ71は、第2テストパターンが形成された際に非対象領域に付着した現像剤像(逆転写ゴースト)のレベル(第2濃度レベル)を検出する(S156)。そして、CPU90aによる演算により適正電流を算出する(S157)。具体的には、図11に示すように、第1レベルA1と第1濃度レベルL1とに基づき、第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの下限レベルA0を推測し、かつ第2レベルB1及び第2濃度レベルL3に基づき第2ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの上限レベルB0を推測する。そして、これら上限レベルB0及び下限レベルA0に基づいて、最下流の画像形成ユニット20Kにおける画像形成用の転写バイアスレベルを設定するようにしている。ここでは、上限レベルB0と下限レベルA0との間の中間値C(C=(A0+B0)/2)を、画像形成ユニット20Kにおける画像形成用の転写バイアスレベルとして設定している。なお、A0の推測(算出)は、他の画像形成ユニット20と同様に行うことができ(図10(a)参照)、B0の推測はA0の算出とは異なる演算式Y=sX+tに基づいて行うことができる。
具体的には、ゴーストが発生しない範囲は、逆転写ゴーストの濃度のレベルを変数Yとし、転写バイアスレベル(転写電流レベル)を変数Xとする上述の演算式(Y=sX+t)によって推測しており、逆転写ゴーストが発生するときの第2レベルB1と、その第2レベルB1によって得られた第2濃度レベルL3に基づいて、演算式(Y=sX+t)により逆転写ゴーストの濃度がゼロレベルとなる点P2を求め、そのP2よりも転写バイアスレベルが小さい範囲をゴーストが発生しない転写バイアスレベルの範囲としている。なお、図11(a)の例では、sの値は装置固有の値として予め設定されており、ある単一のポイントについて、逆転写ゴーストの濃度レベルと転写バイアスレベルの関係が判明すれば、未知数tの値が判明するため、逆転写ゴーストの濃度がゼロレベルとなる推測点P2の転写バイアスレベルを知ることができる。
なお、本実施形態では、最下流の画像形成ユニット20以外の上流側の画像形成ユニット20において、転写ローラ61と感光体ドラム62との間に印加される転写バイアスレベルを、上述したように転写残ゴースト(第1ゴースト現象)が発生する第1レベルに設定する一方、逆転写ゴースト(第2ゴースト現象)が発生する第2レベルには設定せず、これら上流側の画像形成ユニット20においては、第2テストパターンを形成しないようにしている。このように最下流以外の画像形成ユニット20において第2テストパターンを形成しないようにすることで時間短縮を効果的に図ることができる。
なお、上記実施形態では、画像形成ユニット20に対応してゴースト発生レベルを1つのみ設定していたが、ゴースト発生レベル設定手段たる制御部90により、画像形成ユニット20に対応させてゴースト発生レベルが複数設定可能とされていてもよい。この場合、テストパターン形成手段たる制御部90は、設定される複数のゴースト発生レベルと対応するテストパターンをそれぞれ形成し、複数設定される各ゴースト発生レベルと、各テストパターンの形成の際のゴースト濃度レベルと、に基づき、画像形成ユニット20における画像形成用の転写バイアスレベルを設定することができる。
例えば、図10(b)のように、転写残ゴースト濃度を変数Xとし、転写バイアスレベルを変数Yとする演算式(Y=mX+n)によってゴーストが発生しない範囲を定めるようにすることができる。この場合、未知数をm、nの2つとする。この演算式では、転写残ゴーストの濃度レベルと転写バイアスレベルの2組の関係が判明すれば、m、nを特定でき、転写残ゴーストの濃度がゼロレベルとなる推測点P1を特定できることとなる。従って、2つのゴースト発生レベル(A1、A2)と対応するテストパターンをそれぞれ形成し、2つ設定される各ゴースト発生レベルA1、A2と、各テストパターンの形成の際のゴースト濃度レベルL1、L2とに基づき、転写残ゴースト濃度がゼロレベルとなる転写バイアスレベルA0を推測し、その値を画像形成ユニット20における画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することができる。
また、転写残ゴーストの場合に限らず、逆転写ゴーストを考慮する場合でも同様に、複数のゴースト発生レベルを設定し、それに対応するテストパターンをそれぞれ形成し、複数設定される各ゴースト発生レベルと、各テストパターンの形成の際のゴースト濃度レベル(第2濃度レベル)に基づき、画像形成ユニット20における画像形成用の転写バイアスレベルを設定することができる。
例えば、図11(b)のように、逆転写ゴースト濃度を変数Xとし、転写バイアスレベルを変数Yとする演算式(Y=sX+t)によってゴーストが発生しない範囲を定めるようにすることができる。この場合、未知数がs、tの2つであるため、逆転写ゴーストの濃度レベルと転写バイアスレベルの2組の関係が判明すれば、s、tを特定でき、逆転写ゴーストの濃度がゼロレベルとなる点P2を特定できることとなる。従って、2つのゴースト発生レベル(B1、B2)と対応するテストパターンをそれぞれ形成し、2つ設定される各ゴースト発生レベルB1、B2と、各テストパターンの形成の際のゴースト濃度レベルL3、L4とに基づき、逆転写ゴースト濃度がゼロレベルとなる転写バイアスレベルB0を推測し、そのレベルよりも低い値(例えば、図11(a)と同様にA0とB0の中間値)を画像形成ユニット20における画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することができる。
また、画像形成用レベル設定手段たる制御部90は、ゴースト発生レベルと、ゴースト発生レベルに対応するゴースト濃度レベルとに基づき、画像形成用の転写バイアスレベル又は画像形成用の転写バイアスレベルの基準となる基準レベルを決定するテーブルを有していてもよい。例えば、ゴースト発生レベルとゴースト濃度レベルとに基づいてゴーストが発生しない最小レベルを定めるテーブルを構成してもよく、ゴースト発生レベルとゴースト濃度レベルとに基づいてゴーストが発生しない範囲の基準レベルを定めるようなテーブルを構成してもよい。この場合、基準レベルに所定のマージンを加えるなどしてゴーストが発生しない範囲を定めるようにすることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
(1)例えば、図8に示される転写残ゴースト検出用テストパターンは、必ずしも図示されるようなテストパターンに限定される必要はなく、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各パターンが感光体ドラム62の1周分に収まるようなパターンであってもよい。また、必ずしもテスト専用のパターンである必要もなく、ゴースト検出が可能であれば、どのようなパターンであってもよい。
(2)また、本実施形態においては、濃度検出センサ71は、搬送ベルト68上に位置する記録用紙3の濃度をより読み取るよう構成したが、特にこの構成に限らず、例えば、ダイレクトタンデム方式において、記録用紙3の代わりに、搬送ベルト68上にテストパターンを転写するようにして、濃度センサ71によりゴーストの発生を検出するようにしてもよい。また、中間転写タンデム方式のように中間転写ベルトなどの中間転写媒体が備えられている場合には、濃度検出センサ71を中間転写媒体近傍に配置し、濃度検出センサ71は、この中間転写体上に発生するゴーストの濃度を読み取るよう構成してもよい。
(3)また、本実施形態において、プリンタ1は、カラーレーザプリンタとして構成したが、特にこの構成に限らず、例えば、転写残ゴーストのみを対象とするのであれば、モノクロレーザプリンタとして構成してもよい。
(4)また、本実施形態においては、現像剤として、正帯電性のトナーを使用したが、特に正帯電性のトナーに限らず、例えば、負帯電性のトナーを使用してもよい。
(5)また、画像形成の際に最初に使用する画像形成ユニット、例えば、タンデム方式であれば最上流に位置する画像形成ユニットにおいては、ゴーストがほとんど発生しないといったような場合には、ゴーストの検出処理ならぴに転写バイアスの最適化処理の対象から外すようにしてもよい。
(6)また、上記実施形態では、演算式として1次式を用いて最適な転写バイアスを求めるようにしているが、2次式など他の演算式を用いるようにしてもよいし、転写電流を変える測定ポイントは2ポイントではなく3ポイント以上であってもよい。即ち、3以上のゴースト発生レベルを用いて3種以上のゴーストを発生させ、各濃度レベルに基づいてゴーストが発生しない転写バイアスレベルを推測するようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係るプリンタを例示する要部側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に表したブロック図 転写残ゴースト(第1ゴースト現象)の発生について説明する説明図 逆転写ゴースト(第2ゴースト現象)の発生について説明する説明図 濃度検出センサ、制御部、バイアス印加部、及び転写ローラの関係について説明する説明図 転写バイアス設定処理を示すフローチャートである。 転写バイアス設定処理における適正バイアス設定処理1を示すフローチャート 転写残トナー検出用テストパターンを示す説明図 転写バイアス設定処理における適正バイアス設定処理2を示すフローチャート 転写残ゴーストの濃度と転写電流との関係を例示するグラフ 逆転写ゴーストの濃度を転写電流との関係を例示するグラフ
符号の説明
1,2…プリンタ(画像形成装置)
3…記録用紙(被記録媒体)
20,20C,20K,20M,20Y…画像形成ユニット(画像形成手段)
51,51C,51K,51M,51Y…現像カートリッジ(現像手段)
61…転写ローラ(転写手段)
62…感光体ドラム(感光体)
71…濃度検出センサ(状態検知手段、濃度検知手段)
73…テストパターン
90…制御部(ゴースト発生レベル設定手段、テストパターン形成手段、画像形成用レベル設定手段)

Claims (14)

  1. 感光体を帯電させる帯電手段と、
    前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により可視像化して現像剤像を形成する現像手段と、
    予め定められた転写位置にて、前記感光体上の現像剤像を被転写部材に転写する転写手段と、
    を有する1又は複数の画像形成手段を備えた画像形成装置であって、
    前記被転写部材において現像剤像の形成対象領域とは異なる非対象領域に、前記形成対象領域に形成されるべき現像剤像が付着するゴースト現象が発生するように、前記転写手段と感光体との間に印加される転写バイアスレベルをゴースト発生レベルに設定するゴースト発生レベル設定手段と、
    前記画像形成手段を用い、被記録媒体若しくは被記録媒体を搬送するための搬送部材を前記被転写部材として、前記ゴースト発生レベル設定手段によって前記ゴースト発生レベルに設定された転写バイアスを印加して現像剤像を転写する画像形成動作を行い、前記被転写部材にテストパターンとしての現像剤像を形成するテストパターン形成手段と、
    前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の状態を検知する状態検知手段と、
    前記ゴースト発生レベルと、前記テストパターンにおける前記非対象領域の現像剤像の状態と、に基づき、前記画像形成手段において被記録媒体に画像を形成する際に前記転写手段と感光体との間に印加される画像形成用の転写バイアスレベルを設定する画像形成用レベル設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記状態検知手段は、前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の濃度レベルを検知する濃度検知手段からなり、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、前記テストパターンの形成の際に前記非対象領域に付着した現像剤像の濃度レベルを示すゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段に対応させて前記ゴースト発生レベルを1つのみ設定し、
    前記濃度検知手段は、その1つのゴースト発生レベルに対応して形成される前記テストパターンにおいて前記ゴースト濃度レベルを検知し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記1つのゴースト発生レベルと、当該1つのゴースト発生レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づき、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段に対応させて前記ゴースト発生レベルを複数設定可能とされ、
    前記テストパターン形成手段は、前記ゴースト発生レベル設定手段により設定される複数のゴースト発生レベルと対応するテストパターンをそれぞれ形成し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、複数設定される各ゴースト発生レベルと、各テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づき、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、当該ゴースト発生レベルに対応する前記ゴースト濃度レベルとをパラメータとする演算式に基づき前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成用レベル設定手段は、前記ゴースト発生レベルと、当該ゴースト発生レベルに対応する前記ゴースト濃度レベルとに基づき、前記画像形成用の転写バイアスレベル又は前記画像形成用の転写バイアスレベルの基準となる基準レベルを決定するテーブルを有することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ゴースト現象は、前記感光体上の現像剤像を前記転写手段により前記被転写部材に転写する際に当該感光体に残存した残存現像剤が、前記被転写部材の前記非対象領域に付着する第1ゴースト現象であり、
    前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる第1レベルに設定し、
    前記テストパターン形成手段は、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段は複数設けられ、
    前記ゴースト発生レベル設定手段は、最下流の画像形成手段よりも上流側に設けられたいずれかの上流側画像形成手段において前記感光体と前記転写手段との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる前記第1レベルに設定可能とされ、
    前記テストパターン形成手段は、前記上流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づいて、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲を推測し、かつ前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値を、当該上流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段は複数設けられ、
    前記ゴースト現象は、その複数の画像形成手段のうちの最上流の画像形成手段よりも下流側に設けられたいずれかの下流側画像形成手段において発生する現象であって、当該下流側画像形成手段よりも上流側の上流側画像形成手段において前記被転写部材に転写された現像剤像が、当該下流側画像形成手段における前記感光体に付着して、前記被転写部材における前記非対象領域に再付着する第2ゴースト現象であり、
    前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記下流側画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第2ゴースト現象が発生しない第2レベルに設定可能とされ、
    前記テストパターン形成手段は、前記下流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第2レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記第2レベルと、当該第2レベルに対応する前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルと、に基づいて、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は複数設けられ、
    複数の画像形成手段のいずれかにおいて、前記感光体上の現像剤像を前記転写手段により前記被転写部材に転写する際に前記感光体上に残存する残存現像剤が、前記被転写部材において当該現像剤像の前記形成対象領域とは異なる前記非対象領域に付着する現象を第1ゴースト現象とし、
    前記複数の画像形成手段のうち、最上流の画像形成手段よりも下流側に設けられたいずれかの下流側画像形成手段において、当該下流側画像形成手段よりも上流側の上流側画像形成手段で前記被転写部材に転写された現像剤像が、当該下流側画像形成手段における前記感光体に付着して、前記被転写部材における前記非対象領域に再付着する現象を第2ゴースト現象とした場合、
    前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記下流側画像形成手段において、前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを、前記第1ゴースト現象を発生させる第1レベルと、前記第2ゴースト現象を発生させる第2レベルとに設定可能とされており、
    前記テストパターン形成手段は、前記被転写部材に対し、前記テストパターンとして前記第1レベルに対応する第1テストパターンと前記第2レベルに対応する第2テストパターンとを形成し、
    前記濃度検知手段は、前記テストパターン形成手段によって第1テストパターンを形成した際に前記非対象領域に付着した現像剤像の第1濃度レベルと、前記第2テストパターンを形成した際に前記非対象領域に付着した現像剤像の第2濃度レベルとをそれぞれ検知し、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記第1レベルと前記第1濃度レベルとに基づき、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの下限レベルを推測し、かつ前記第2レベル及び前記第2濃度レベルに基づき前記第2ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの上限レベルを推測し、これら上限レベル及び下限レベルに基づいて、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルを設定することを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成用レベル設定手段は、前記上限レベルと前記下限レベルとの間の中間値を、前記下流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記下流側画像形成手段は、前記複数の画像形成手段における最下流の画像形成手段であることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記下流側画像形成手段は、前記複数の画像形成手段における最下流の画像形成手段であり、
    前記ゴースト発生レベル設定手段は、前記上流側画像形成手段において前記転写手段と前記感光体との間に印加される転写バイアスレベルを前記第1ゴースト現象が発生する前記第1レベルに設定する一方、前記第2レベルには設定せず、
    前記テストパターン形成手段は、前記上流側画像形成手段を用い、前記被転写部材に対し、前記第1レベルに設定された転写バイアスを印加して前記テストパターンを形成する一方、前記第2レベルに応じた前記第2テストパターンは形成せず、
    前記画像形成用レベル設定手段は、前記上流側画像形成手段において、前記第1レベルと、当該第1レベルに対応した前記テストパターンの形成の際の前記ゴースト濃度レベルとに基づいて、前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲を推測し、かつ前記第1ゴースト現象が発生しない転写バイアスレベルの範囲の最小値を、当該上流側画像形成手段における前記画像形成用の転写バイアスレベルとして設定することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成用レベル設定手段は、複数の画像形成手段の各々において、前記画像形成用の転写バイアスレベルを個別に設定可能とされていることを特徴とする請求項8ないし請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
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