JP2006105848A - 距離測定システムおよび距離測定方法 - Google Patents

距離測定システムおよび距離測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006105848A
JP2006105848A JP2004294617A JP2004294617A JP2006105848A JP 2006105848 A JP2006105848 A JP 2006105848A JP 2004294617 A JP2004294617 A JP 2004294617A JP 2004294617 A JP2004294617 A JP 2004294617A JP 2006105848 A JP2006105848 A JP 2006105848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure period
distance
light
irradiation device
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004294617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4595135B2 (ja
Inventor
Eiji Baba
栄治 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MegaChips System Solutions Inc
Original Assignee
MegaChips System Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MegaChips System Solutions Inc filed Critical MegaChips System Solutions Inc
Priority to JP2004294617A priority Critical patent/JP4595135B2/ja
Publication of JP2006105848A publication Critical patent/JP2006105848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4595135B2 publication Critical patent/JP4595135B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】一般的なCCD撮像素子を用いて物体までの距離を測定する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】予め想定された最大測定距離からの反射光を入射可能な時間をTDとすると、露光期間の終了から時間TD前の時点から照射装置による発光を開始する。これにより、発光待ち時間tWAITにおいては自然光のみを露光し、発光期間tPLSにおいては、発光を行いつつ露光を行う。このようにして撮像された画像と、全く発光を行わないで撮像された画像との差分信号を算出し、この差分信号から距離情報を取得する。
【選択図】図4

Description

本発明は、CCD等の撮像素子を用いた距離の測定技術に関する。
赤外線光などの光を対象物に照射し、対象物からの反射光を解析することにより、対象物までの距離を測定する技術が存在する。このような方式は一般にTOF(Time of Flight)方式と呼ばれている。
下記特許文献1においては、CCD撮像素子を用いて対象物までの距離を測定する技術が開示されている。具体的には、照射した光と反射した光の位相差を検出することにより、対象物までの距離を測定するようにしている。
特開2004−45304号公報
TOF方式のシステムにおいては、距離測定用に専用に開発されたCCD撮像素子が用いられる。このため距離を測定することは可能であるが、解像度が低い、カラーデータを取得することができないといった特徴があった。あるいは、CCD撮像素子に非常に高い性能が要求されるため、一般的なCCD撮像素子を用いて距離を測定することは困難であった。たとえば、上記特許文献1においても、オーバーフロードレイン信号の制御を高速化する手段が開示されているが、一般のCCD撮像素子は、自然光を露光することを前提としているため、オーバーフロードレイン信号のパルス幅は非常に長い。したがって、一般のCCD撮像素子を用いて実現することは困難である。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、一般的なCCD撮像素子を用いて物体までの距離を測定する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、物体に光を照射する照射装置と、撮像装置と、前記照射装置に対する発光タイミング制御および前記撮像装置に対する露光期間制御を行う制御手段と、を備え、前記照射装置から照射された光が予め想定された測定最大距離の地点で反射して前記撮像装置に入射するまでの時間をTとした場合、前記制御手段は、第1の露光期間においては露光期間の終了から時間T前の時点から前記照射装置が発光するように制御を行い、第2の露光期間においては前記照射装置が発光しないように制御し、前記第1の露光期間において取得された画像信号と前記第2の露光期間において取得された画像信号の差分信号を算出することにより、前記物体までの距離を測定することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の距離測定システムにおいて、前記制御手段は、前記第1の露光期間においては、露光期間の終了時点まで前記照射装置が発光を継続するように制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の距離測定システムにおいて、さらに、画像信号と距離との関係を記憶したルックアップテーブル、を備え、前記ルックアップテーブルを参照することにより、前記差分信号を距離情報に変換することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、前記制御手段は、前記第1の露光期間と前記第2の露光期間が交互に繰り返すように、前記照射装置および前記撮像装置を制御することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、前記制御手段は、前記第1の露光期間を連続してN(Nは整数)回繰り返した後、前記第2の露光期間が連続してN回繰り返すように、前記照射装置および前記撮像装置を制御することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、さらに、前記差分信号からノイズ成分を除去する画像フィルタ、を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、さらに、前記第2の露光期間において取得された画像を出力するインタフェース、を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、前記第1の露光期間における発行タイミングの開始時間および発行タイミング期間は、カウンターロジック回路により制御されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、照射装置から物体に光を照射しつつ物体を撮像し、第1の画像信号を取得する第1の工程と、自然光のみを利用して物体を撮像し、第2の画像信号を取得する第2の工程と、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との差分信号を算出する第3の工程と、前記差分信号を距離情報に変換する第4の工程と、を備え、前記第1の工程は、前記照射装置から照射された光が予め想定された測定最大距離の地点で反射して撮像装置に入射するまでの時間をTとした場合、露光期間の開始から始まり露光期間の終了から時間T前に終了する工程であって、前記照射装置が発光しない工程と、露光期間の終了から時間T前に開始し露光期間の終了まで継続する工程であって、前記照射装置が発光する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明は、照射装置により物体に対する発光を行いつつ撮像した画像と、照射装置による発光を行わずに撮像した画像との差分を算出することにより距離を測定する。さらに、照射装置により発光を行うタイミングは、予め想定された測定最大距離からの光を受光可能な範囲で短く設定され、露光期間の全般に渡って発光されないように制御される。これにより、撮像装置において光が飽和することや、乱反射成分を多く露光することを防止することが可能であり、距離を正確に測定可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る距離測定システムの全体図である。距離測定システムは、距離測定装置1と距離測定装置1に接続された照射装置2とから構成される。図は、この距離測定システムを用いて物体3までの距離を測定する様子を示している。
距離測定装置1は、CCD撮像素子11、制御回路12、第1,第2フレームメモリ13,14、引算器15、距離変換テーブル16を備えている。CCD撮像素子11は、デジタルカメラ等で一般に用いられる撮像素子である。したがって、CCD撮像素子11として高解像度のものを利用することが可能である。また、モノクロのみならずカラー画像を取得可能なCCD撮像素子を利用することが可能である。制御回路12は、距離測定装置1の全体制御を行う。また、制御回路12は、照射装置2に対して発光タイミング信号FSを送出することにより、照射光の出力制御も行う。
照射装置2は、制御回路12からの制御を受けて、物体3に光を照射する装置である。照射装置2は、赤外線を照射する装置であってもよいし、白色光を照射する装置であってもよい。ただし、照射装置2として赤外線照射装置を用いる場合には、CCD撮像素子11は、赤外線光領域に対して感度が良いものを選択することが好ましい。
図2は、CCD撮像素子11の入出力信号を示す図である。CCD撮像素子11は、制御回路12から送信されたタイミング信号TSとオーバーフロードレイン信号ODSを入力し、画像信号を出力する。タイミング信号TSは、CCD撮像素子11が備える複数のフォトダイオードに蓄積された電荷を出力するタイミングを制御する信号である。オーバーフロードレイン信号ODSは、CCD撮像素子11が光電変換した電荷を廃棄するタイミングを制御する信号であり、初期リセット時や露光期間を調整する目的で使用される信号である。
図3は、オーバーフロードレイン信号ODSと照射装置2による発光タイミングを制御する発光タイミング信号FSとの関係を示す図である。発光タイミング信号FSは、上述したように制御回路12から照射装置2に送信される信号である。図において、オーバーフロードレイン信号ODSがHiレベルにある状態で、CCD撮像素子11は露光を行い、オーバーフロードレイン信号ODSがLowレベルにある状態で、CCD撮像素子11は露光を停止する。また、照射装置2は、発光タイミング信号FSのパルスを入力している期間に光を物体3に照射する。
図4は、図3で示した符号BT部分の拡大図である。この図で示すように、1つの露光期間の終わりに近いタイミングで、発光タイミング信号FSのパルスが出力されている。図中、tWAITは、露光が開始されてから発光が開始されるまでの発光待ち時間を示しており、tPLSは、発光期間を示している。つまり、各露光期間において、露光の開始から発光待ち時間tWAITの間は、物体3から反射される自然光がCCD撮像素子11において露光される。言い換えると、発光待ち時間tWAITの間は、自然光のみを利用して物体3の画像を撮像する期間である。そして、露光の開始から発光待ち時間tWAITが経過した時点から発光期間tPLSの間は、物体3から反射される自然光と、照射装置2が物体3に照射した光の反射光とがCCD撮像素子11において露光される期間である。言い換えると、照射装置2から物体3に光を照射しつつ、物体3の画像を撮像する期間である。
ここで、発光待ち時間tWAITおよび発光時間tPLSは、それぞれカウンターロジック回路で構成することにより、自由に距離設定を行うことが可能である。図5は、制御回路12が備えるカウンターロジック回路を示す図であり、発光待ち時間tWAITを設定する第1カウンタ17と発光期間tPLSを設定する第2カウンタ18を示す図である。第1カウンタ17は、オーバーフロードレイン信号ODSを入力すると、その時点から発光待ち時間tWAITをカウントする。第1カウンタ17において発光待ち時間tWAITのカウンタが終了すると、制御回路12は、照射装置2に対して発光開始信号を送信する。つまり、図4で示したように、発光タイミング信号FSがHiレベルに制御される。また、第1カウンタ17は、発光待ち時間tWAITのカウントを終了すると、第2カウンタ18に対して発光開始信号を送出する。第2カウンタ18は、この発光開始信号を入力すると、発光期間tPLSのカウントを開始するのである。第2カウンタ18において発光期間tPLSのカウントが終了すると、制御回路12は、照射装置12に対して発光終了信号を送信する。つまり、図4で示したように、発光タイミング信号FSがHiレベル状態からLowレベル状態に制御される。
このように、第1カウンタ17および第2カウンタ18の設定を変更することにより、自由に発光待ち時間tWAITおよび発光期間tPLSを制御することが可能である。なお、発光待ち時間tWAITと発光期間tPLSの決定方法については、後で詳しく説明する。
以上のように、オーバーフロードレイン信号ODSおよび発光タイミング信号FSを制御することにより、CCD撮像素子11は、自然光あるいは自然光と反射光とを露光するが、本実施の形態においては、図3および図6に示すように、照射装置2により物体3に光を照射する露光期間と照射装置2による光の照射を行わない露光期間が交互になるように制御されている。
図6で示した例では、フレーム(n−2)、フレームn、フレーム(n+2)の画像を取得する露光期間においては照射装置2より物体3に光が照射されているが、フレーム(n−1)、フレーム(n+1)については、照射装置2より光は照射されない。したがって、フレーム(n−2)、フレームn、フレーム(n+2)の画像は、自然光と反射光とが露光された画像であるが、フレーム(n−1)、フレーム(n+1)の画像は、自然光のみが露光された画像である。図では、時間軸方向に継続して行われる処理の中で、5フレーム分の処理を示しているが、図で示したような照射装置2による光の照射を行う露光期間と光の照射を行わない露光期間が、フレーム(n+3)以降も交互に繰り返し実行される。
露光されたフレーム(n−2)の画像は、制御回路12から送信されたタイミング信号TSに応答してCCD撮像素子11から出力されて、第1フレームメモリ13に格納される。続いて、露光されたフレーム(n−1)の画像は、制御回路12から送信されたタイミング信号TSに応答してCCD撮像素子11から出力されて、第2フレームメモリ14に格納される。
次に、図1に示すように、第1フレームメモリ13に格納されているフレーム(n−2)の画像および第2フレームメモリ14に格納されているフレーム(n−1)の画像は、引算器15に入力される。そして、引算器15において、フレーム(n−2)の画像とフレーム(n−1)の画像との差分信号が算出される。
同様に、次のフレームnの画像が第1フレームメモリ13に格納され、フレーム(n+1)の画像が第2フレームメモリ14に格納され、引算器15において、フレームnの画像とフレーム(n+1)の画像との差分信号が算出される。このように、第1フレームメモリ13には自然光と反射光とが含まれるフレーム画像が順次格納され、第2フレームメモリ14には自然光のみが含まれるフレーム画像が順次格納され、引算器15において、これら2つのフレーム画像の差分信号が算出されるのである。
図7(a)は、第1フレームメモリ13に格納される画像信号、図7(b)は、第2フレームメモリ14に格納される画像信号、図7(c)は、引算器15によって算出された差分信号を示す図である。ただし、各図は、図1で示した物体3の破線上の画像信号を示しており、図の横軸Xは破線に沿った座標を示し、図の縦軸Yは画像信号の強度を示している。なお、図7の各図は、図1に示すように、物体3が円柱である場合を例にしている。
図7(a)に示すように、自然光および反射光を露光した画像では、円柱形の画像部分の強度が強くなっていることを示している。これは、円柱の中央部分が最もCCD撮像素子11からの距離が近くなっていることを示している。これに対して図7(b)は、自然光を露光した画像であり、全体的に平坦な画像となっていることが分かる。そして、図7(c)で示す差分信号では、自然光の成分が消去され、物体3の反射光のみからなる画像信号が得られていることが分かる。
なお、画像信号の強度としては、画像信号がYCbCr信号などの場合には、輝度信号Yを用いるようにすればよい。また、画像信号がRGB信号の場合には、G信号を用いるようにすればよい。ただし、輝度信号やG信号を用いるのは一例であり、他の色の強度を用いてもよい。
このようにして、引算器15において物体3の反射光を表す差分信号が算出されると、図1に示すように、この差分信号が距離変換テーブル16に入力される。距離変換テーブル16は、画像信号の強度を距離情報に変換するルックアップテーブルで構成されており、引算器15から入力した差分信号を距離情報に変換して出力するのである。たとえば、距離変換テーブル16は、輝度信号と距離の対応関係を記憶している。このようにして、物体3までの距離を測定する。ここでは、距離変換手段としてルックアップテーブルを用いるようにしたが、画像信号の強度から距離情報を演算により求める方法でもよい。
次に、上述した発光待ち時間tWAITと発光期間tPLSの決定方法について説明する。図4に示したように、発光待ち時間tWAITが長く設定され、照射装置2による発光期間は、露光時間の終わりに近い時間帯となっている。このような設定を行っている理由は、照射装置2による発光期間が長くなると、反射光の受光量が多くなり、画像信号が飽和するためである。つまり、一般のCCD撮像素子については、オーバーフロードレイン信号ODSのパルス幅が長いため、このような長い期間にわたって反射光を受光すると、物体3までの距離が正確に測定できないからである。また、露光期間の初期の時間帯から照射装置2により光を照射すると、露光期間内においてCCD撮像素子11が様々な乱反射光を受光可能となるため、これによっても物体までの距離を正確に測定できなくなるからである。
そこで、本実施の形態については、測定したい物体までの最大の距離が想定されており、この距離に応じて露光待ち時間tWAITを設定するようにしている。たとえば、測定したい物体までの最大距離がD(m)と設定されており、光の速度をc(3×108m)とすると、照射装置2から照射した光が距離Dの地点で反射してCCD撮像装置11において受光されるまでの時間TD(秒)は、数1式で表される。
Figure 2006105848
そこで、本実施の形態においては、露光期間の終了時点から数1式で示すTD(秒)遡った時間から照射装置2による発光を開始するようにしているのである。つまり、測定しようとする最大距離の地点からの反射光を露光期間中に受光可能となる範囲で、露光待ち時間tWAITをできるだけ長く(発光期間tPLSをできるだけ短く)設定するようにしているのである。これにより、測定しようとする最大距離の地点からの反射光を受光して距離を測定可能となるとともに、不必要に多くの乱反射光を受光することを避けて正確に距離を測定するようにしているのである。また、露光期間内においては光が飽和することも避けるようにしている。
具体的には、露光期間が数マイクロ秒以上であるのに対して、発光期間tPLSは、数ナノ秒〜数十ナノ秒の範囲で制御される。そして、測定したい物体の距離に応じて前述したカウンターロジック回路の設定値を調整し、発光待ち時間tWAITと発光期間tPLSを調整するようにすればよい。
また、発光期間tPLSの終了時間は、図4に示すように、露光期間の終了時間より少し長くなるように設定している。発光時間tPLSの終了時間を、露光期間の終了時間より少し長くなるようにしているのは、多少のマージンをとっているという理由であり、本質的には、発光期間tPLSの終了時間を、露光期間の終了時間より早くならないように設定すればよい。このように設定する理由は、露光期間の終了時間よりも早く発光期間を終了した場合には、測定したい物体からの直接の反射光よりも乱反射の影響が大きくなるためである。
<変形例>
上述したように、自然光および反射光を露光して得られた画像から自然光のみを露光して得られた画像の差分を算出することにより、反射光のみの画像を得るようにしているが、このような処理を行った場合であっても、ノイズ成分が含まれる。そこで、図8に示すように、引算器15の出力する差分信号に対してフィルタリング処理を行う画像フィルタ19を設けるようにしてもよい。画像フィルタとしては平均化処理を行う一般的なフィルタを用いればよい。
また、上述したように、本実施の形態においては、CCD撮像素子11として一般のCCD撮像素子を利用可能であるので、距離データ以外に輝度データやカラーデータを取得することが可能である。たとえば、図9に示すように、第2フレームメモリ14の出力を分岐させ、一方は引算器15に入力させるとともに、他方の信号を外部に出力するインタフェースを備えることにより、第2フレームメモリ14の出力を利用することが可能である。これにより、本実施の形態における距離測定システムは、距離の測定と並行して、カラー画像データを出力することも可能である。
また、図5に示したように、本実施の形態においては、第1カウンタ17および第2カウンタ18の設定値を制御することで、発光タイミングおよび発光期間tPLSを自由に制御することが可能である。これにより、蛍光灯など外光のフリッカに対しても、発光タイミングを同期させることで、大幅にノイズを低減させることが可能である。
また、本実施の形態においては、図3あるいは図6で示したように、照射装置2によって光を照射する露光期間と光を照射しない露光期間が交互に繰り替えるようにしたが、必ずしも交互である必要はない。照射装置2により光を照射する露光期間を2回以上連続させた後に、同じ回数だけ光を照射しない露光期間を設定するようにしてもよい。この場合にも、自然光と反射光を露光した画像と自然光のみを露光した画像との差分をとることで反射光のみの画像を得ることができる。
距離測定システムの全体図である。 CCD撮像素子の入出力信号を示す図である。 露光期間と発光タイミングとの関係を示す図である。 露光期間と発光タイミングとの関係を示す図である。 カウンターロジック回路を示す図である。 露光期間および発光タイミングとフレームメモリに格納される画像との関係を示す図である。 フレームメモリに格納される画像および引算器からの出力画像を示す図である。 画像フィルタを設けた距離測定システムのブロック図である。 輝度データあるいはカラー画像データを出力可能な距離測定システムのブロック図である。
符号の説明
1 距離測定装置
2 照射装置
3 物体
11 CCD撮像装置
12 制御回路
13 第1フレームメモリ
14 第2フレームメモリ
15 引算器
16 距離変換テーブル
FS 発光タイミング信号
ODS オーバーフロードレイン信号
TS タイミング信号

Claims (9)

  1. 物体に光を照射する照射装置と、
    撮像装置と、
    前記照射装置に対する発光タイミング制御および前記撮像装置に対する露光期間制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記照射装置から照射された光が予め想定された測定最大距離の地点で反射して前記撮像装置に入射するまでの時間をTとした場合、前記制御手段は、第1の露光期間においては露光期間の終了から時間T前の時点から前記照射装置が発光するように制御を行い、第2の露光期間においては前記照射装置が発光しないように制御し、前記第1の露光期間において取得された画像信号と前記第2の露光期間において取得された画像信号の差分信号を算出することにより、前記物体までの距離を測定することを特徴とする距離測定システム。
  2. 請求項1に記載の距離測定システムにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の露光期間においては、露光期間の終了時点まで前記照射装置が発光を継続するように制御することを特徴とする距離測定システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の距離測定システムにおいて、さらに、
    画像信号と距離との関係を記憶したルックアップテーブル、
    を備え、
    前記ルックアップテーブルを参照することにより、前記差分信号を距離情報に変換することを特徴とする距離測定システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の露光期間と前記第2の露光期間が交互に繰り返すように、前記照射装置および前記撮像装置を制御することを特徴とする距離測定システム。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の露光期間を連続してN(Nは整数)回繰り返した後、前記第2の露光期間が連続してN回繰り返すように、前記照射装置および前記撮像装置を制御することを特徴とする距離測定システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、さらに、
    前記差分信号からノイズ成分を除去する画像フィルタ、
    を備えることを特徴とする距離測定システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、さらに、
    前記第2の露光期間において取得された画像を出力するインタフェース、
    を備えることを特徴とする距離測定システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の距離測定システムにおいて、
    前記第1の露光期間における発行タイミングの開始時間および発行タイミング期間は、カウンターロジック回路により制御されることを特徴とする距離測定システム。
  9. 照射装置から物体に光を照射しつつ物体を撮像し、第1の画像信号を取得する第1の工程と、
    自然光のみを利用して物体を撮像し、第2の画像信号を取得する第2の工程と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との差分信号を算出する第3の工程と、
    前記差分信号を距離情報に変換する第4の工程と、
    を備え、
    前記第1の工程は、
    前記照射装置から照射された光が予め想定された測定最大距離の地点で反射して撮像装置に入射するまでの時間をTとした場合、露光期間の開始から始まり露光期間の終了から時間T前に終了する工程であって、前記照射装置が発光しない工程と、
    露光期間の終了から時間T前に開始し露光期間の終了まで継続する工程であって、前記照射装置が発光する工程と、
    を含むことを特徴とする距離測定方法。
JP2004294617A 2004-10-07 2004-10-07 距離測定システムおよび距離測定方法 Expired - Fee Related JP4595135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294617A JP4595135B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 距離測定システムおよび距離測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294617A JP4595135B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 距離測定システムおよび距離測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006105848A true JP2006105848A (ja) 2006-04-20
JP4595135B2 JP4595135B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=36375759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004294617A Expired - Fee Related JP4595135B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 距離測定システムおよび距離測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4595135B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103627A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fujifilm Corp 測距装置および測距方法並びにプログラム
WO2011102025A1 (ja) * 2010-02-17 2011-08-25 三洋電機株式会社 物体検出装置および情報取得装置
JP2013083510A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Toshiba Corp レーザレーダ装置およびレーザレーダ装置による撮像目標選択方法
US11303817B2 (en) 2018-12-27 2022-04-12 Koito Manufaciuring Co., Ltd. Active sensor, object identification system, vehicle and vehicle lamp

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302604A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 三次元座標計測装置
JPH11265241A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Toshiba Corp 情報入力装置および情報入力方法および記録媒体
JP2001116516A (ja) * 1999-08-11 2001-04-27 Asahi Optical Co Ltd 3次元画像検出装置
JP2001165655A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 距離推定装置及び距離推定方法
JP2003066321A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Mega Chips Corp Af制御装置およびaf制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302604A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 三次元座標計測装置
JPH11265241A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Toshiba Corp 情報入力装置および情報入力方法および記録媒体
JP2001116516A (ja) * 1999-08-11 2001-04-27 Asahi Optical Co Ltd 3次元画像検出装置
JP2001165655A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 距離推定装置及び距離推定方法
JP2003066321A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Mega Chips Corp Af制御装置およびaf制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103627A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fujifilm Corp 測距装置および測距方法並びにプログラム
WO2011102025A1 (ja) * 2010-02-17 2011-08-25 三洋電機株式会社 物体検出装置および情報取得装置
CN102753932A (zh) * 2010-02-17 2012-10-24 三洋电机株式会社 物体检测装置及信息取得装置
JP2013083510A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Toshiba Corp レーザレーダ装置およびレーザレーダ装置による撮像目標選択方法
US11303817B2 (en) 2018-12-27 2022-04-12 Koito Manufaciuring Co., Ltd. Active sensor, object identification system, vehicle and vehicle lamp

Also Published As

Publication number Publication date
JP4595135B2 (ja) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7630015B2 (en) Light emission control method of flash device, light emission control program, and image sensing apparatus
TWI293532B (ja)
JP5090692B2 (ja) 撮像装置
JP2007074163A (ja) 撮像装置および撮像方法
KR20070054183A (ko) 촬상 장치, 촬상 방법 및 촬상 제어 프로그램
JPH1184489A (ja) ストロボ装置
EP3040754A1 (en) Imaging device, method, and program
JP2008529430A (ja) Ledフラッシュ制御
US7990426B2 (en) Phase adjusting device and digital camera
JP2007072013A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4595135B2 (ja) 距離測定システムおよび距離測定方法
JP2008082922A (ja) 撮影装置及び細胞観察装置
JP6212257B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP4864411B2 (ja) 撮像装置
JP6393091B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP4777266B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006222907A (ja) 撮像装置、クランプ制御方法、及びプログラム
JP5264318B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4322258B2 (ja) ノイズ処理装置および撮像装置
JP2003333423A (ja) 撮像装置及びその縞状雑音除去方法
JP2009300811A (ja) 被写体情報測定方法及び被写体情報測定装置、並びに露光制御方法及び、露光制御装置
JP2007139874A (ja) 撮像装置
JP2007166142A (ja) 撮像装置
JP3213394B2 (ja) ビデオ・カメラおよびその測光方法
JP2005260573A (ja) 電子カメラ、カメラシステムおよび電子カメラの黒点補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071001

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071001

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4595135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees