JP2006105353A - ガススプリング - Google Patents

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Akihisa Ota
晶久 太田
Tsuneo Tanaka
恒夫 田中
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 加締工程で軸受部材に必要以上の力が加わっても常にスムーズなピストンロッドの動きを確保できると共に、異音や耐久性低下のない軸受部材を備えたガススプリングを提供する。
【解決手段】 シリンダ体2と、このシリンダ体2に出没自在に挿入されるピストンロッド3と、このピストンロッド3の基端側に設けられて上記シリンダ体2をロッド側室とピストン室に区画するピストンと、シリンダ開口端部に配置されて内周面6で上記ピストンロッド3を摺動自在に軸支する合成樹脂製の軸受部材4と、この軸受部材4に隣接して配置された環状のシール部材7とを備え、上記シリンダ体2の先端を内側へ折り曲げて加締めることで、上記軸受部材4及びシール部材7を所定位置に位置決め固定するガススプリングにおいて、上記した加締工程で発生する内側方向への力で上記軸受部材4の内周面6が変形するのを防止する変形防止部13を、この軸受部材4に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガススプリングに関わり、詳しくは、その軸受部材の改良に関する。
例えば、車両におけるトランク、ハッチバックドア等の開放動作をアシストするガススプリングとしては、特許文献1に示すものを例示することができる。
このガススプリング31は、図5に示すように、シリンダ体32と、このシリンダ体32に出没自在に挿入されるピストンロッド33と、このピストンロッド33の基端側に設けられて上記シリンダ体32をロッド側室とピストン室に区画するピストン(図示なし)と、シリンダ開口端部に軽圧入されて内周面で上記ピストンロッド33を摺動自在に軸支する軸受部材としての環状のベアリング34と、このベアリング34の下面に隣接して軽圧入された環状のシール部材37と、このシール部材37から下方に離間して加締め固定された同じく環状のリテーナ41とを備えている。
そして、このように構成されたガススプリング31は、シリンダ体32の先端を内側へ折り曲げて加締めることで、上記ベアリング34及びシール部材37を所定位置に位置決め固定すると共に、シリンダ体32内に高圧のガスを封入することで、ピストンにおけるロッド側室面とピストン室側面との面積差で、シリンダ体32からピストンロッド33が突出する伸長方向に常に附勢されるようになっている。
特開平2002−372087号(図3)
上記のように構成されたガススプリング31の構造においては、特に、問題がある訳ではないが、以下に示す合成樹脂製のベアリング34を採用する場合、このベアリング34特有の課題の発生が考えられる。
即ち、合成樹脂は、金属に比較して軽いので、ガススプリング31自体の軽量化には大きく寄与するというメリットがあるが、金属に比較して変形し易いと言うデメリットもある。
従って、この合成樹脂製のベアリング34を使用した場合、上記したシリンダ体32の先端を内側へ折り曲げて加締める加締工程で、その折曲点38に加工誤差等に起因する内側方向への必要以上の力Fが加わったときには、この力Fでシリンダ体32が縮径方向に変形する。
すると、シリンダ体32に圧入されたベアリング34も縮径方向の力を受けるので、具体的には、ベアリング34の内周面36が部分的、或いは全体的に縮径方向へ変形する。
このため、ベアリング34内を摺動するピストンロッド33の摺動抵抗が増加し、ピストンロッド33のスムーズな動きを妨げたり、異音やベアリング34自体の耐久性低下の原因になったりすることが考えられる。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたものであって、その目的は、加締工程で軸受部材に必要以上の力が加わっても常にスムーズなピストンロッドの動きが確保できると共に、異音や耐久性低下のない軸受部材を備えたガススプリングを提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、シリンダ体と、このシリンダ体に出没自在に挿入されるピストンロッドと、このピストンロッドの基端側に設けられて上記シリンダ体をロッド側室とピストン室に区画するピストンと、シリンダ開口端部に配置されて内周面で上記ピストンロッドを摺動自在に軸支する合成樹脂製の軸受部材と、この軸受部材に隣接して配置された環状のシール部材とを備え、上記シリンダ体の先端を内側へ折り曲げて加締めることで、上記軸受部材及びシール部材を所定位置に位置決め固定するガススプリングにおいて、上記の加締工程で発生する内側方向への力で上記軸受部材の内周面が変形するのを防止する変形防止部を、上記シリンダ体に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シリンダ体の先端を内側へ折り曲げて加締める加締工程において発生する内側方向への力のうち、加工誤差等に起因する内側方向への必要以外の力がシリンダ体を介して軸受部材に加わっても、上記シリンダ体に設けた変形防止部によって内周面への影響が防止される。
従って、従来のように、必要以外の力で軸受部材の内周面が部分的、或いは全体的に縮径方向へ変形し、その結果、軸受部材内を摺動するピストンロッドの摺動抵抗が増加し、ピストンロッドのスムーズな動きを妨げたり、異音や軸受部材自体の耐久性低下の原因になったりすることを確実に防止できる。
以下に、本発明を自動車のバックドアに使用されるガススプリングに具体化した実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、ガススプリング1の軸受部分を示し、シリンダ体2と、このシリンダ体2に出没自在に挿入されるピストンロッド3と、このピストンロッド3の基端側に設けられて上記シリンダ体2をロッド側室とピストン室に区画するピストン(図示なし)と、シリンダ開口端部に軽圧入されて内周面6で上記ピストンロッド3を摺動自在に軸支する軸受部材としての環状のベアリング4と、このベアリング4の下面に隣接して軽圧入された環状のシール部材7と、このシール部材7から下方に離間して加締め固定された同じく環状のリテーナ11とを備えている。
そして、このように構成されたガススプリング1は、図2に示すような筒状のシリンダ体2の先端を内側へ折り曲げて可締めることで、上記ベアリング4及びシール部材7を所定位置に位置決め固定すると共に、シリンダ体2内に高圧のガスを封入することで、ピストンにおけるロッド側室面とピストン室側面との面積差で、シリンダ体2からピストンロッド3が突出する伸長方向に常に附勢されるようになっている。
以下に詳述すると、上記ベアリング4はガラス繊維が充填された6ナイロン或いは66ナイロンと呼ばれる合成樹脂により筒状に形成されており、このベアリング4の外周側上面には上記の加締め工程でシリンダ体2の先端を内側へ折り曲げて形成した折曲部5が当接されている。
ベアリング4の上面と当接するシリンダ体2の下面には、ベアリング4の直径方向へ伸びる本発明の変形防止部としての断面正方形状をなす凹溝13が複数個所定間隔をおいて形成されており、一端は折曲部5の内周側端部に開口され、他端はベアリング4との折曲点14を越えてベアリング4の外周面と当接する内周面まで延設されている。
この凹溝13は、上記の加締工程で発生する内側方向への力のうち、加工誤差等に起因する必要以上の力がシリンダ体2に加わったとき、この力でベアリング4の内周面6が変形した状態となるのを防止するためのものである。
従って、例えば、シリンダ体2の折曲部5に上記した内側方向への必要以上の力が加わり、この力でベアリング4に縮径方向の力が加わってもベアリング4自体が上記凹溝13内へ変形することでこの力を吸収し、内周面6に変形が及ばないようになっている。
シール部材7は、ピストンロッド3の外周に摺接する環状の内周リップ8と、この内周リップ8と一体形成されたインサートメタル9と、インサートメタル9の外周側下面に同じく一体形成された下方に向かって伸びる筒状の外周リップ10とから構成されている。
このように構成されたガススプリング1は、上記の加締工程において発生する内側方向への力のうち、加工誤差等に起因する内側方向への必要以外の力Fがシリンダ体2を介して上記ベアリング4の折曲点14に加わった場合でも、図1の矢印Xに示すように、上記ベアリング4が凹溝13内へ変形することでこの力Fを吸収する。
従って、従来のように、この必要以外の力Fでベアリング4の内周面が部分的、或いは全体的に縮径方向へ変形し、その結果、ベアリング4内を摺動するピストンロッド3の摺動抵抗が増加し、ピストンロッド3のスムーズな動きを妨げたり、異音やベアリング4自体の耐久性低下の原因になったりすることを確実に防止できる。
又、本実施の態様では、変形防止部として凹溝13をシリンダ体2に設けたので、シリンダ体2自体の強度を下げることができ、従って、上記の加締工程で必要とする絶対的な力を少なくすることができ、その分、ベアリング4自体の変形を防止することができる。
又、凹溝13の長さを折曲部5となるシリンダ体2の内周面よりもベアリング4の外周面と当接する部分まで延設させたので、折り曲げる際の力を更に低下させることができる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することも可能である。
1)本実施の形態では、凹溝13の断面形状を正方形状としたが、これに限定されるものではなく、断面長方形状、断面V字状、断面断面U字状等でも良い。
2)本実施の形態では、シリンダ体2に凹溝13を設けて変形防止部としたが、シリンダ体を小さな力で折り曲げることで上記の変形が防止できることに鑑みれば、図3に示すように、シリンダ体2の折曲部5となる部分を他の部分よりも薄肉状としても良い。
又、シリンダ体2を薄肉状とすることで変形防止部が構成できるのであれば、図4に示すように、シリンダ体2の折曲部5となる部分の外周面に複数個の凹溝15を設けるようにしても良い。
3)本実施の形態では、自動車のバックドアに使用されるガススプリング1を示したが、これに限定されるものではなく、一般的なガススプリングに具体化しても良い。
本発明をガススプリングに具体化した軸受部分の要部断面図である。 図1において、シリンダの先端を可締める工程を示す要部断面図である。 本発明の別例を示すベアリングの断面図である。 同じく本発明の別例を示すベアリングの断面図である。 従来例を示すガススプリングの軸受部分を示す要部断面図である。
符号の説明
1 ガススプリング
2 シリンダ体
3 ピストンロッド
4 ベアリング(軸受部材)
6 内周面
7 シール部材
13,15 凹溝(変形防止部)

Claims (5)

  1. シリンダ体と、このシリンダ体に出没自在に挿入されるピストンロッドと、このピストンロッドの基端側に設けられて上記シリンダ体をロッド側室とピストン室に区画するピストンと、シリンダ開口端部に配置されて内周面で上記ピストンロッドを摺動自在に軸支する合成樹脂製の軸受部材と、この軸受部材に隣接して配置された環状のシール部材とを備え、上記シリンダ体の先端を内側へ折り曲げて加締めることで、上記軸受部材及びシール部材を所定位置に位置決め固定するガススプリングにおいて、上記の加締工程で発生する内側方向への力で上記軸受部材の内周面が変形するのを防止する変形防止部を、上記シリンダ体に設けたことを特徴とするガススプリング。
  2. 上記の加締めにより内側に折り曲げられる折曲部となるシリンダ体の内周面に複数個の凹溝を設けて上記変形防止部とした請求項1記載のガススプリング。
  3. 上記の加締めにより内側に折り曲げられる折曲部となるシリンダ体をそれ以外の部分より薄肉状とすることで上記変形防止部とした請求項1記載のガススプリング。
  4. 上記加締めにより内側に折り曲げられる折曲部となるシリンダ体の外周面に複数個の凹溝を設けて上記変形防止部とした請求項1記載のガススプリング。
  5. 上記シリンダ体の軸受部材の外周面と対向する内周面に複数の凹溝を設けて上記変形防止部とした請求項1、2、3又は4のいずれか1項記載のガススプリング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106481718A (zh) * 2015-08-24 2017-03-08 大众汽车有限公司 用于机动车的减震器
KR101847810B1 (ko) * 2018-01-09 2018-04-11 케이지에스(주) 2단 댐퍼

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