JP2006103588A - 弾性クローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 重量の増大や排土性の低下等の問題を招来することなく、芯金の翼端部近傍におけるクラックの発生を確実に防止することができる弾性クローラを得る。
【解決手段】 弾性体よりなるクローラ本体6の内部に周方向に間隔をおいて埋設されかつ左右の翼部12を有する芯金8を備えた弾性クローラ1において、翼端部12Bを連結手段18で介してクローラ内周側に傾動自在とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種のクローラ式走行装置に用いられる弾性クローラに関する。
クローラ式走行装置は、コンバイン等の農業機械やバックホー等の建設作業機械に幅広く用いられており、これらのクローラ式走行装置には無端状の弾性クローラが装着されている。この弾性クローラとして、弾性体よりなるクローラ本体の内部に周方向に間隔をおいて埋設された幅方向に長い芯金を備えたものが広く用いられている。かかる弾性クローラは、例えば走行路中の石等の突起物や歩道の縁石に乗り上げた際に、芯金の翼端部と突起物や縁石との間に縁部のゴムが挟まれ、これが繰り返されるとその縁部にクラックが入ることがある。この対策として、芯金の翼端部に断面丸型のリブを形成したものや(例えば、特許文献1参照)、弾性クローラの縁部に肉厚部を設けたもの(例えば、特許文献2参照)が提案されている
特開平11−105754号公報 特開2001−322578号公報
しかしながら、特許文献1の弾性クローラは、その縁部が突起物に乗り上げたときや(図15(a)参照)、コンクリートブロック等の壁面に押しつけられたときには(図15(b)参照)、金属からなる剛直な芯金の翼端部近傍において力の集中する部分が必ず存在する。従って、これが繰り返された場合には弾性クローラの縁部のクラック50、51発生を十分に防ぐことができない。また、弾性クローラがスプロケットやアイドラを駆け回っているときでは、弾性クローラにおける芯金の端部位置と中央部位置とでは屈曲中心が異なるために芯金の翼端部近傍に力が集中しクラックが発生することもある。
また、特許文献2の弾性クローラの場合、弾性クローラの縁部に肉厚部があるため、排土性が低下することや草等が絡みつくことがあり、さらに、肉厚部のゴム量が増大することから弾性クローラの重量が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、重量の増大や排土性の低下等の問題を招来することなく、芯金の翼端部近傍におけるクラックの発生が確実に防止された弾性クローラを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、弾性体よりなる無端帯状のクローラ本体と、このクローラ本体の内部に周方向に間隔をおいて埋設されかつ左右の翼部を有する芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備えている弾性クローラにおいて、前記芯金の翼部が、クローラ内周側に傾動自在となっていることを特徴とする。
この場合、芯金の翼部がクローラ内周側に傾動自在となっているので、弾性クローラの縁部が突起物に乗り上げて上方に押し上げられたときでも、これに伴って芯金の翼部もクローラ内周側に傾動することから、芯金の翼端部近傍に力が集中しない。これにより、弾性クローラの縁部におけるクラックの発生を確実に防止することができる。さらに、弾性クローラがスプロケット等を駆け回っているときにおいても、芯金の翼端部近傍にかかる力が緩和されクラックの発生を防ぐことができる。また、弾性クローラの縁部が肉厚とならないので、排土性が低下することや草等が絡みつくことがなく、ゴム量の増大による重量増加を招くことがない。
また、上記の本発明において、ヒンジで翼部を連結すれば、簡易かつ確実に翼部をクローラ内周側に傾動自在とすることができ、製造コストを抑えることができる。さらに、このヒンジを芯金の幅方向片側に複数設けるようにすれば、翼部全体が円弧形状に滑らかに変形することができ、翼端部近傍にかけられる力がより緩和され、クラック発生の防止効果を向上させることができる。
上記芯金は翼部の傾動を所定角度に止める傾動制止手段を備えていることが好ましい。このような傾動制止手段を設ければ、翼部が傾きすぎることがなく、機体の安定した姿勢を常に保持しておくことができる。なお、上記所定角度としては、例えば45°以下とすることが好ましい。
上記本発明の弾性クローラは、クローラ式走行装置に装着して用いられるが、芯金の左右の翼部のうち、よりクラックが発生し易いクローラ式走行装置の幅方向外側に対応する翼部のみをクローラ内周側に傾動自在としてもよい。
また、本発明は、弾性体よりなる無端帯状のクローラ本体と、このクローラ本体の内部に周方向に間隔をおいて埋設されかつ左右の翼部を有する芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備えている弾性クローラにおいて、前記芯金の翼部が、クローラ幅方向に進退自在となっていることを特徴とする。
この場合、芯金の翼部がクローラ幅方向に進退自在となっているので、弾性クローラが壁面に押し当てられその縁部に横方向からの力が加えられたときでも、これに伴って芯金の翼部がクローラ幅方向中央側に入ることができ、芯金の翼端部近傍に力が集中しない。これにより、弾性クローラの縁部におけるクラックの発生を確実に防止することができる。また、弾性クローラの縁部が肉厚とならないので、排土性が低下することや草等が絡みつくことがなく、ゴム量の増大による重量増加を招くことがない。
また、上記の本発明において、ホゾ及びホゾ穴からなる連結手段で翼部を連結すれば、簡易かつ確実に芯金の翼部をクローラ幅方向に進退自在とすることができ、製造コストを抑えることができる。この場合、例えば芯金の翼部側にホゾ又はホゾ穴を設ければよいが、弾性クローラの縁部が壁に当てられていない通常の状態でこれらホゾ、ホゾ穴が所要隙間を保てるようにするには、当該翼部をクローラ本体に加硫接着すればよい。このようにすれば、翼部がクローラ本体と強力に接着し、ホゾとホゾ穴の間隔を常に維持しておくことができるだけでなく、接着界面における高い耐久性を得ることができる。
上記本発明の弾性クローラは、クローラ式走行装置に装着して用いられるが、芯金の左右の翼部のうち、よりクラックが発生し易いクローラ式走行装置の幅方向外側に対応する翼部のみをクローラ幅方向に進退自在としてもよい。
上記の通り、本発明によれば、芯金の翼部をクローラ内周側に傾動自在とするか又は幅方向に進退自在としたので、重量の増大や排土性の低下等の問題を招来することなく、芯金の翼端部近傍におけるクラックの発生を確実に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第一実施形態に係る弾性クローラ1を示し、図6は、この弾性クローラ1を用いたクローラ式走行装置2を示している。図6に示すように、このクローラ式走行装置2は農業機械や建設作業機械等の走行部として採用されるもので、走行機体の前後に設けられたスプロケット3、アイドラ4、及びこれらスプロケット3とアイドラ4との間に列設された複数の転輪5で構成される車輪群と、これら車輪群に巻き掛けられた弾性クローラ1とで構成されている。
クローラ本体6は、ゴム製の弾性材料を無端帯状にして形成されており、当該クローラ本体6の外周面には周方向に所定間隔をおいて複数のラグ7が一体に突設されている。このラグ7は、芯金8と対応する周方向位置でかつ同芯金8と同じピッチで配置されている。また、図2に示すように、クローラ本体6の幅方向中央部には、スプロケット3の係合爪(図示せず)を挿通可能とすべく、その表裏を貫通するように周方向に沿って設けられた係合孔9が形成されている。そして、上記スプロケット3が、係合孔9に係合しこの係合によって弾性クローラ1を周回させている。
また、クローラ本体6の内部に埋設された芯金8の接地側には、クローラ本体6の伸長を規制するスチールコード等による抗張体10が周方向全周に沿って無端状に周回している。芯金8は、そのクローラ本体6の幅方向に長く形成されたもので、同幅方向の中央部に位置する芯金駆動部11と、この芯金駆動部11から幅方向外側に延びる両翼部12と、クローラ式走行装置2の転輪5の転動経路を一定範囲に規制すべく芯金駆動部11の内周側から突設された左右一対の第1、第2レール突起13,14とから構成されている。また、図4(a)(b)に示すように第1レール突起13の転動面13a(後述)の形状を変えた2種類の芯金8がクローラ本体6の内部に交互に埋設されている。
転輪5は、第1、第2レール突起13,14の両側を跨ぐように構成されたマタギ転輪であり、クローラ本体6における接地部分に対応して設けられており、走行機枠等からの荷重を主に受け持つようにされている。そして、各転輪5はクローラ本体6の内周面を転動し、クローラ本体6の内周に突出した上記第1、第2レール突起13,14により、左右方向の位置規制がされてクローラ本体6から脱輪しないようになっている。また、第1、第2レール突起13,14の頂面が、それぞれ転輪5の図示しない胴部が転動する転動部13a,14aとなっており、これら転動部13a、14aは周方向長さが異なっている。すなわち、長い転動部13aを有する第1レール突起13と、短い転動部14aを有する第2レール突起14とで左右一組とされており、これら第1、第2レール突起13,14が、当該長短転動部13a,14aが交互に入れ替わるように周方向に向かって千鳥状に配置されている。
さらに、第1レール突起13の高さが、第2レール突起14の高さよりも高くなっており、両者間に段差が形成されている。図2、図4に示すように左右翼部12の内周側において、第1レール突起13の幅方向外側に短レール面15が、第2レール突起14の幅方区尾外側に長レール面16が形成されており、これら短、長レール面15,16がそれぞれクローラ本体6から露出した状態となっている。また、芯金8のクローラ外周側の面を基準として、短レール面15の高さが、長レール面16の高さよりも低くなっており、これら両者間に段差が形成されている。図2に示すように、第1、第2レール突起13,14と長、短レール面15,16とが、周方向において転輪5の実質的に連続した転動面となることによってクローラ式走行装置2の上下方向の振動が軽減されている。
図3、図4に示すように芯金8の翼部12は、翼本体部12Aとクローラ幅方向外側の翼端部12Bとに分けられて構成されており、当該翼本体部12Aと翼端部12Bとが連結手段18によって連結されており、翼端部12B(翼部)が、当該連結手段18を介してクローラ内周側に傾動自在となっている。この連結手段18は、翼部12の長短レール面15,16がある幅方向外側かつ翼部先端から所要寸法幅方向内側に入ったところに設けられており、図5(a)に示すようにヒンジとして構成されているものである。このように、連結手段18をヒンジとすれば、簡易かつ確実に芯金8の翼端部12Bを傾動自在とすることができ、製造コストを抑えることができる。
なお、連結手段18が設けられる芯金8の幅方向位置は本実施形態に限定するものでない。例えば、連結手段18を翼部12の根元(翼本体部12Aの根元)に設けることにより、翼部12全体をクローラ内周側に傾動自在としてもよい。
図5(a)に示すように、翼端部12Bの内壁12Baの周方向中央部には幅方向内側に突出する凸部19が形成されており、当該翼端部12Bが連結されている翼本体部12Aの外壁12Aaの周方向中央部には前記凸部19に嵌る凹部20が形成されている。そして、ピン部材21が、凸部19を周方向から串刺すように凹部20に掛け渡されている。すなわち、凹凸部19,20がほぼ合わさった状態でピン部材21により軸支され、かつ図5(b)にも示すように、当該凹凸部19,20間に所要隙間が設けられていることにより、翼端部12Bが翼本体部12Aに対して傾動自在に連結されている。
また、図3の拡大図に示すように上記隙間は、翼端部12Bがクローラ内周側へ所定角度傾動した状態で凸部19の先端内周側の角部19aが、凹部20の底面20aへ当たるような寸法となっている。すなわち、上記角部19aが翼端部12Bのストッパー(傾動制止手段)の役割をもっている。これにより、翼端部12Bが、所定角度以上傾動することがなく、機体の安定した姿勢を常に保持しておくことができる。なお、上記角度としては、45°以内とすることが好ましい。翼本体部12Aに対する翼端部12Bの角度が45°を越えると、機体の姿勢が崩れるおそれがあるためである。
上述のように、芯金8に設けられた連結手段18(ヒンジ)により、その翼端部12Bがクローラ内周側に傾動自在となっているので、弾性クローラ1の縁部1fが突起物に乗り上げて上方に押し上げられたときでも、これに伴って翼端部12Bがクローラ内周側に傾動することから(図7参照)、当該翼端部12B近傍に力が集中しない。これにより、弾性クローラ1の縁部1fにおけるクラックの発生を確実に防止することができる。さらに、弾性クローラ1がスプロケット等を駆け回っているときにおいても、芯金8の翼端部12B近傍にかかる力が緩和されクラックの発生を防ぐことができる。また、弾性クローラ1の縁部1fが肉厚とならないので、排土性が低下することや草等が絡みつくことがなく、ゴム量の増大による重量増加を招くことがない。
なお、上記実施形態では、左右翼部12の両側に連結手段18を設けたが、当該連結手段18をクラックの発生し易いクローラ式走行装置2の外側に対応する翼部12にのみ設けてもよい。これにより、製造コストを抑えることができる。また、連結手段18を翼部12の片側に複数設けてもよく、この場合、翼部12全体が円弧形状に滑らかに変形することができ、翼端部12B近傍にかけられる力がより緩和され、クラックの防止効果を向上させることができる。
次に説明する発明は、上記実施形態に係る発明が芯金8の翼端部12B(翼部)をクローラ内周側へ傾動させる点を特徴とするのに対して、芯金30の翼端部35B(翼部)を幅方向へ進退自在とさせる点を特徴としている。以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。なお、図8、図9に示すように本実施形態の弾性クローラ1における芯金30以外の構成は、上記実施形態と共通するので、同符号を付してその説明を省略する。本実施形態の弾性クローラ1に埋設された芯金30の翼部35は、翼本体部35Aとクローラ幅方向外側の翼端部35Bとに分けられて構成されており、当該翼本体部35Aと翼端部35Bとが連結手段32によって連結されており、前記翼端部35B(翼部)が、当該連結手段32を介してクローラ幅方向に進退自在となっている。
この連結手段32は、図11に示すように両翼部35の長、短レール面15、16がある幅方向外側かつ翼部先端から所要寸法幅方向内側に入ったところに設けられており、図12に示すホゾ33及びホゾ穴34から構成されている。このように、連結手段32をホゾ33及びホゾ穴34とすれば、簡易かつ確実に翼端部35Bを進退自在に連結することができ、製造コストを抑えることができる。なお、連結手段32が設けられる芯金30の幅方向位置は本実施形態に限定するものではない。例えば、連結手段32を翼部35の根元(翼本体部35Aの根元)に設けることにより、翼部35全体をクローラ幅方向に進退自在としてもよい。
図12(a)に示すように、翼端部35Bの内壁35Baの周方向中央部にはクローラ幅方向内側に突出するホゾ33が形成されており、当該翼端部35Bを連結している翼本体部35Aの外壁35Aaの周方向中央部には前記ホゾ33に嵌るホゾ穴34が形成されている。そして、これらホゾ33とホゾ穴34とが嵌り合うことにより、翼端部35Bがクローラ幅方向中央側へ進退自在に連結されている。また、図12(b)にも示すように、弾性クローラ1の縁部1fに横方向からの力が加えられていない通常の状態では、ホゾ33、ホゾ穴34間に隙間が設けられており、このことにより翼端部35Bがクローラ幅方向中央側へ入り込むことができるようになっている。
翼端部35Bは、ホゾ33,ホゾ穴34間に上記隙間のある状態で当該翼端部35Bを取り囲むクローラ本体6のゴムと加硫接着されている。従って、弾性クローラ1の縁部1fに対する横方向からの力が除かれたときに、翼端部35Bはゴムの弾性力でクローラ幅方向外側の元の位置へ戻ることができる。また、翼端部35Bが加硫接着されていることから、当該翼端部35Bとクローラ本体6との接着界面の非常に高い耐久性を得ており、長期間に渡って翼端部35Bの可動性を維持することができる。
本実施形態におけるホゾ穴34の形状は、図13(a)に示すように翼本体部35Aの断面形状に沿ったものとしているが、同形状に限定するものではない。例えば、翼本体部35の外壁35Aaに所要径を有する円形状のホゾ穴36を2つ形成し(図13(b)参照)、これに対応するように2つの柱形状の図示しないホゾを翼端部35Bの内壁35Baに形成してもよい。さらに、図13(c)に示すように翼本体部35Aの外壁35Aaを2つに分割し、この分割した外壁35Aaの互いに対向する対向面をそれぞれ円弧形状としたホゾ穴37を形成し、これに対応するように2つの平側面を有する柱形状の図示しないホゾを翼端部35Bの内壁35Baに形成することもできる。また、図13(d)に示すように翼本体部35Aの外壁35Aaのクローラ表裏方向いずれかに偏ったところに横長かつ一部が切れたほぼ楕円形状のホゾ穴38を形成し、これに対応するように柱形状の図示しないホゾを翼端部35Bの内壁35Baに形成してもよい。また、例示したホゾ、ホゾ穴を翼端部35B、翼本体部35Aに対してそれぞれ反対に設けてもよい。
上述したように、芯金30の翼端部35Bがクローラ幅方向に進退自在となっているので、図14に示すように弾性クローラ1が壁面100に押し当てられその縁部1fに横方向からの力が加えられたときでも、これに伴って芯金30の翼端部35Bがクローラ幅方向中央側に入ることができ、当該翼端部35B近傍に力が集中しない。これにより、弾性クローラ1の縁部1fにおけるクラックの発生を確実に防止することができる。また、弾性クローラ1の縁部1fが肉厚とならないので、排土性が低下することや草等が絡みつくことがなく、ゴム量の増大による重量増加を招くことがない。
また、上記実施形態では、左右翼部35の両側に連結手段32を設けたが、クラックの発生し易いクローラ式走行装置2の外側に対応する位置にのみ設けてもよい。これにより、製造コストを抑えることができる。なお、本発明は、上記各実施形態に限定するものではなく、翼端部12Bをクローラ内周側に傾動自在に連結する連結手段18や、翼端部35Bをクローラ幅方向に進退自在とする連結手段32をヒンジやホゾ、ホゾ穴以外の構成としてもよく、芯金8,30の第1、第2レール突起13,14、クローラ本体6、ラグ7等の構成を変更してもよい。
本発明の一実施形態に係る弾性クローラの幅方向断面図である。 同弾性クローラの内周側平面図である。 芯金の幅方向断面図と連結手段の拡大図である。 (a)は、芯金のレール突起側平面図であり、(b)は、他の芯金のレール突起側平面図である。 (a)は、連結手段の平面拡大図であり、(b)は、同連結手段の断面拡大図である。 クローラ式走行装置の側面図である。 弾性クローラの縁部が突起物に乗り上げた状態を示す説明図である。 他の発明の一実施形態に係る弾性クローラの幅方向断面図である。 同弾性クローラの内周側平面図である。 芯金の幅方向断面図である。 (a)は、芯金のレール突起側平面図であり、(b)は、他の芯金のレール突起側平面図である。 (a)は、連結手段の平面拡大図であり、(b)は、同連結手段の断面拡大図である。 (a)は、ホゾ穴の正面図であり、(b)、(c)、(d)は、他の実施形態に係るホゾ穴の正面図である。 弾性クローラの縁部が壁面に当たっている状態を示す説明図である。 (a)は従来技術に係る弾性クローラの縁部が突起物に乗り上げた状態を示す説明図であり、(b)は同弾性クローラが壁面に当たっている状態を示す説明図である。
符号の説明
1 弾性クローラ
2 クローラ式走行装置
6 クローラ本体
8、30 芯金
11 芯金駆動部
12A、35A 翼本体部
12B、35B 翼端部
13 第1レール突起
14 第2レール突起
18、32 連結手段

Claims (9)

  1. 弾性体よりなる無端帯状のクローラ本体と、このクローラ本体の内部に周方向に間隔をおいて埋設されかつ左右の翼部を有する芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備えている弾性クローラにおいて、
    前記芯金の翼部が、クローラ内周側に傾動自在となっていることを特徴とする弾性クローラ。
  2. 前記芯金が、前記翼部をクローラ内周側に傾動自在に連結するヒンジを備えている請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記ヒンジが、前記芯金の幅方向片側に複数設けられている請求項2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記芯金が、前記翼部の傾動を所定角度に止める傾動制止手段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の弾性クローラ。
  5. 前記左右の翼部のうちクローラ式走行装置の幅方向外側に対応する翼部のみが、クローラ内周側に傾動自在となっている請求項1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ。
  6. 弾性体よりなる無端帯状のクローラ本体と、このクローラ本体の内部に周方向に間隔をおいて埋設されかつ左右の翼部を有する芯金と、前記クローラ本体の外周面に一体に形成された複数のラグよりなるラグ群とを備えている弾性クローラにおいて、
    前記芯金の翼部が、クローラ幅方向に進退自在となっていることを特徴とする弾性クローラ。
  7. 前記芯金が、前記翼部をクローラ幅方向に進退自在に連結するホゾ及びホゾ穴からなる連結手段を備えている請求項6に記載の弾性クローラ。
  8. 前記翼部が、前記クローラ本体と加硫接着されている請求項6又は7に記載の弾性クローラ。
  9. 前記左右の翼部のうちクローラ式走行装置の幅方向外側に対応する翼部のみが、クローラ幅方向に進退自在となっている請求項6〜8のいずれかに記載の弾性クローラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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