JP2006103551A - ワイパ装置 - Google Patents

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Tsuneo Sugiyama
恒夫 杉山
Tomohiro Oe
知弘 大江
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Abstract

【課題】 ワイパブレードのふれによる払拭性能の低下を防止することである。
【解決手段】 ワイパ装置1は、往復揺動するワイパアーム4の先端部4aに、取付部材12を介してワイパブレード5が支持されている。取付部材12は、ワイパアーム4を貫通するリベット11に揺動自在に支持されており、リベット11を挟むように2つの孔25が形成されている。これら孔25に合うように、ワイパブレード5側にネジ孔42が形成されており、ネジ52によりワイパブレード5を取付部材12に一体的に固定できるようになっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ガラス面などを払拭するワイパ装置に関する。
車両のガラス面などを払拭するワイパ装置は、往復揺動するワイパアームにコネクタを介してワイパブレードが支持されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されているコネクタは、ワイパアームに嵌入可能な弾性材料から製造され、逆U字状の断面を有している。コネクタの上壁には、係止ボスが設けられており、この係止ボスをワイパアーム側の角孔に内側から嵌合させると、コネクタがワイパアームに嵌合され、コネクタの長手方向の移動が規制される。さらに、コネクタの側壁内面には、円柱状の突起が設けられている。一方、コネクタの側壁間の長さよりも幅狭のワイパブレードの側面部には、円形孔が凹設されており、円形孔と突起とを嵌合させると、ワイパブレードがコネクタに揺動自在に支持される。
特表2002‐534311号公報
しかしながら、このように構成される従来のワイパ装置では、コネクタと、ワイパブレードとの間に隙間を有するので、ワイパアームに対してワイパブレードがガタツキやすく、ガラス面の払拭時にワイパブレードがその幅方向、つまり払拭方向にふれやすかった。ワイパブレードがふれると、ワイパブレードをガラス面に均一に接触させることができなくなるので、ワイパ装置の払拭性能が低下してしまう。特に、ワイパブレードが長尺化すると、ワイパブレードを揺動させる際の中心軸に対してワイパブレードが横方向にふれやすくなるので、払拭性能が低下しやすくなる。
また、コネクタとワイパアームとの摺接面積が小さいため、ワイパブレードが長尺化すると、ワイパブレードの揺動の中心軸に対して横方向にふれやすくなり、払拭性能が低下しやすくなる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ワイパブレードがふれることによって払拭性能が低下することを防止することである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、一対の側壁部を備え、断面視で略コ字形状を有し、駆動軸を中心にして往復揺動運動を行うワイパアームと、前記ワイパアームの前記側壁部に固定された揺動軸が貫通し、前記ワイパアームを揺動自在に支持される取付部材と、前記取付部材を介して前記ワイパアームに揺動自在に取り付けられ、前記ワイパアームの往復揺動運動によってガラス面を払拭するとともに、前記取付部材と一体に揺動するように固定されているブレードと、を備えたワイパ装置であって、前記取付部材には、前記ワイパアームの前記側壁部に摺接するスペーサが取り付けられていることを特徴とするワイパ装置とした。
このワイパ装置では、ワイパブレードが取付部材に強固に固定されるので、使用時に両者が独立に相対移動することはない。このため、ワイパブレードと取付部材との間のふれが防止される。特に、ワイパブレードの全長が長い場合であっても、ふれの発生が防止される。さらに、このワイパ装置では、スペーサを介して、取付部材の側壁部とワイパアームの側壁部とが摺接するので、取付部材をワイパアームに対して揺動させる際に、取付部材がワイパアームに対してふれることが防止される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記スペーサには、前記揺動軸の軸芯から離間するほど前記側壁部との摺接面積が大きくなる摺接部が突設されていることを特徴とする。
このワイパ装置では、揺動軸を中心にして離間した位置に摺接部が突設されており、この摺接部は、揺動軸から離れるほど、摺接面積が増えるため、ワイパアームの揺動軸を中心としてワイパブレードが揺動したときでも、スペーサはワイパアームに摺接した状態を維持するので、ワイパブレードのふれが確実に抑えられる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記スペーサは、前記揺動軸から前記駆動軸側の方が前記摺接部の距離が長くなっていることを特徴とする。
このワイパ装置において、スペーサは、ワイパアームの揺動軸からワイパアームの基端(駆動軸側)に長く延びているため、ワイパブレードの長さが長尺化しても、ふれを確実に防止することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイパ装置において、前記スペーサには、前記ワイパアームの先端から突出し、前記ワイパブレードに当接する延出部を備えることを特徴とする。
このワイパ装置では、ワイパブレードを取付部材に取り付けた状態で、延出部がワイパブレードに当接するので、ワイパアームとワイパブレードとの間に隙間が形成されることはない。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイパ装置において、前記取付部材には、前記ワイパブレードを固定するためのネジを挿通させる孔が形成されており、前記ワイパブレードには、前記揺動軸を挟んで前記ネジで前記取付部材に固定されていることを特徴とする。
このワイパ装置では、取付部材とワイパブレードとがネジにより強固に固定される。さらに、ワイパアーム側にネジの挿入に使用できる開口部が形成されているので、この開口部を利用して、ワイパアーム内に収容される取付部材のネジ止めが行える。
本発明によれば、取付部材を介してワイパブレードをワイパアームに揺動自在に取り付けるにあたり、ワイパブレードが取付部材と一体的に揺動するように固定し、スペーサを設けて、取付部材がワイパアームに摺接しつつ揺動するようにしたので、取付部材に対するワイパブレードのふれが防止される。したがって、ワイパブレードを確実にガラス面に接触させることができるようになり、高い払拭特性を確保できる。このような効果は、ワイパブレードの全長が長い場合に顕著に現れる。また、ワイパブレードに取付部材をネジ止めすると、ワイパブレードを強固に固定することができる。ネジ止めに際しては、ワイパアーム側の開口部を用いると、作業が容易になる。また、ワイパアームに支持部材を設けると、ワイパブレードのふれをさらに防止できる。そして、開口部を塞ぐカバーや、スペーサに延出部を設けると、外観が良好になる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図1はワイパ装置の正面図であり、図2はアームヘッド及びワイパアームの側面図である。
図1に示すように、ワイパ装置1は、駆動軸であるピボットシャフト2の回動によって往復揺動するアームヘッド3と、アームヘッド3に連結されたワイパアーム4と、ワイパアーム4に着脱自在で車両のガラス面を払拭するワイパブレード5とを備えている。
図1及び図2に示すように、アームヘッド3は、回動自在なピボットシャフト2に止着されるピボット取付部3aを基端とし、ここから図2中の上方、すなわち車両から離間する方向にわずかに湾曲しつつ延び、先端部3bに至っている。さらに、図1に示すように、先端部3b側は、アームヘッド3の揺動方向にオフセットするように湾曲させられている。先端部3bには、金属製のワイパアーム4がリベット6を介して連結されている。なお、アームヘッド3とワイパアーム4との間には、不図示の圧縮スプリングが架け渡されており、ワイパブレード5をガラス面に所定の荷重で接触させるようになっている。
ワイパアーム4は、アームヘッド3に連結される基端部4aから、先端部4bに向かって幅が徐々に減少するように先細っている。さらに、図2に示すように、先端部4bが、下側、つまりガラス面に向かう方向に湾曲させられている。図3に示すように、ワイパアーム4は、上壁部7の側縁のそれぞれから側壁部8を略下方に延設させた断面略コ字状に形成されている。なお、図3から図5に示すように、このワイパアーム4には、基端部4aから先端部4bにかけて、ワイパブレード5のガラス面への追従性を考慮して、ねじりが加えられている。
図1及び図6に示すように、ワイパアーム4の先端部4aは、上壁部7に略矩形の開口部9が長手方向に延びるように形成されており、この開口部9を覆うようにカバー10が装着されている。図5及び図6に示すように、先端部4aの側壁部8のそれぞれには、貫通孔が形成されており、ここに金属製のリベット11が挿入され、固定されている。このリベット11は、取付部材12、及びスペーサ13が揺動自在に支持される揺動軸である。
図7に示すように、カバー10は、樹脂から製造され、開口部9に略等しい外形のカバー本体14を有し、カバー本体14の上面の先端側には、突部15が長手方向に沿って平行に複数突設されている。カバー本体14の下面の基端部、及び下面の先端部のそれぞれには、係合突起16a,16bが延設されており、開口部9の周縁部に係合可能になっている。さらに、カバー本体14の下面の先端部から基端部に至る間で、かつ両側縁部からは、脚部17が下方に向かって延設されている。脚部17には、リベット11に係合する係合部であるフック18が形成されている。フック18の外形は、リベット11の外径に略等しい孔の周縁部を、その下端を基点として先端側を通り上端側に至るまで、90°以上180以下の範囲で切り取った形状になっており、先端側からリベット11に係合し、かつリベット11回りに回動自在になっている。
図5に示すように、取付部材12は、上壁部20の側縁から下方に側壁部21を延設させてあり、断面略コ字形状を有する細長の部材である。側壁部21の長手方向の略中間部分、かつ側壁部21の上部には、リベット11を挿通させるための挿通孔22が形成されている。取付部材12は、樹脂製の軸受部23を介してリベット11に揺動自在に支持されている。挿通孔22近傍の上壁部20は、中心部分を長手方向に平行に残すように、2つの貫通孔24が形成されており、各貫通孔24に前記したカバー10のフック18を1つずつ挿入可能になっている。さらに、図6に示すように、上壁部20には、貫通孔24を挟んで、つまりリベット11を挟んで先端側と、基端側とのそれぞれにネジを挿入可能な孔25が形成されている。
図8に示すように、スペーサ13は、平行な一対の側部26を有し、各側部26の先端を延出部27で連結させると共に、各側部26の基端側の上縁を上壁部28によって連結させている。側部26には、リベット11を挿通させる挿通孔29が形成されており、挿通孔29の周縁部は、取付部材12の挿通孔22の内周面に係合するように内側に膨出させてある。図9に示すように、スペーサ13の側部26の外側面には、複数の摺接部30a,30b,30c,30dが外側に向かって突設されている。これら摺接部30a,30b,30c,30dは、挿通孔29を挟むように、所定の間隔で配設され、挿通孔29からの距離が大きくなるにつれて段階的に面積が大きくなっている。さらに、側部26は、延出部27と反対の基端側の方が長く延びており、これに伴って摺設部30a,30b,30cの距離も基端側の方が長くなっている。
図8及び図9に示すように、延出部27は、側部26よりも上側、かつ幅方向外側に延在しており、その外面の幅、及び高さは、ワイパアーム4(図5参照)の外面の幅、及び高さに略等しい。なお、延出部27の下端は、先端側に向かうにつれて上方に向かうにように傾斜している。
図5及び図6に示すように、このようなスペーサ13は、挿通孔29の周縁部と、上壁部28とによって取付部材12に一体的に取り付けられる。そして、取付部材12をワイパアーム4に支持させた状態では、ワイパアーム4と取付部材12との間にスペーサ13の側部26が配設され、各摺接部30a,30b,30c,30dの外側面がワイパアーム4の側壁部8の内面に面接触する。さらに、延出部27が、ワイパアーム4の先端から突出し、延出部27の外面がワイパアーム4の外面に連なる。
図10に示すように、ワイパブレード5は、細長のプライマリレバー35の両端のそれぞれに、細長のセカンダリレバー36,37をリベット38で揺動自在に支持させ、各セカンダリレバー36,37の両端部のそれぞれに、細長のヨーク39をリベット40で揺動自在に支持させてあり、合計4つのヨーク39の両端部でゴム製のブレード本体41が支持されている。プライマリレバー35の長さ方向の略中央の上壁部には、ネジを螺入可能なネジ孔42が長手方向に沿って2つ形成されている。これらネジ孔42の間には、溝43が側面視で上壁面から略半円状に切り取られるようにして形成されている。また、プライマリレバー35と、基端側のセカンダリレバー37との連結部分には、樹脂製のスペーサ44が外装されている。さらに、セカンダリレバー37とヨーク39との連結部分であって、ネジ孔42から遠い方の連結部分には、樹脂製のスペーサ45が外装されている。これらスペーサ44,45は、ワイパブレード5がワイパアーム4に装着されたときに、図2に示すような、ワイパアーム4側の支持部である支持部材50,51内に挿入される。
支持部材50,51は、ワイパブレード5の揺動時のふれを防止するためのスタビライザであって、ワイパアーム4の長手方向に沿って2つ取り付けられている。図3、及び図4に示すように、支持部材50,51は、ワイパブレード5を内側に挿入できるような断面コ字形状を有している。支持部材50,51は、ワイパアーム4のねじれによらずに、ワイパブレード5がガラス面に対して垂直に揺動できるように、支持部材50,51ごとに異なる形状に成形されている。支持部材50の内側部50a間の距離は、ワイパブレード5のスペーサ44が摺動可能な大きさに設定されている。同様に、支持部材51の内側面51a間の距離は、スペーサ45が摺動可能な大きさに設定されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、ワイパブレード5をワイパアーム4に装着する際には、最初にワイパアーム4のカバー10を取り外す。この際に、カバー10上面の突起15を指で下方に押すと、リベット11に係合しているフック18がカバー10ごとリベット11回りに回動し、図11に示すように、基端側の係合突起16aが外側に外れて、カバー10の基端部が開口部9から飛び出る。この状態では、フック18の開放端が下向きに位置するので、このままの姿勢でカバー10を引き上げると、カバー10がワイパアーム4から外れる。次に、ワイパブレード5のプライマリレバー35を、プライマリレバー35の溝43でリベット11を受けるようにして、取付部材12内に挿入する。この位置では、プライマリレバー35のネジ孔42の位置と、取付部材12の孔25の位置とが合うので、ワイパアーム4の開口部9からネジ52を挿入し、取付部材12とワイパブレード5とを螺着する。このとき、ワイパブレード5の基端部側がワイパアーム4内に進入し、スペーサ44が支持部材50に収容され、スペーサ45が支持部材51に収容される。一方、スペーサ13の延出部27の先端は、プライマリレバー35に当接し、ワイパブレード5とワイパアーム4との間の隙間が埋められる。その後、カバー10のフック18をリベット11に係合させつつ、カバー10をワイパアーム4に取り付けて、開口部9を閉じる。
さらに、このようにして装着されたワイパブレード5をガラス面に当接させ、ガラス面を払拭する際の作用について説明する。まず、不図示のモータ、及びリンク機構を駆動させ、ピボットシャフト2を回動させる。これによって、ピボットシャフト2に止着されているアームヘッド3がピボット取付部3aを中心に揺動するので、これに従ってワイパブレード5がピボット取付部3aを中心して揺動する。このとき、ワイパブレード5は、ガラス面の形状に従うようにワイパアーム4のリベット11を中心として揺動しながら、ガラス面との接触状態を維持する。取付部材12は、ネジ52でワイパブレード5に一体的に固定されているので、取付部材12は、ワイパブレード5と共に揺動し、これに取り付けられているスペーサ13も一体的に揺動する。ここで、スペーサ13の側部26は、ワイパアーム4の側壁部8内面に摺接しているので、ワイパブレード5は、取付部材12、及びスペーサ13を介してワイパアーム4に対して摺動する。なお、ワイパブレード5の各スペーサ44,45は、対応する各支持部材50,51にガイドされるようにしてワイパアーム4内で揺動する。
この実施の形態によれば、ワイパブレード5を取付部材12に螺着するようにしたので、ワイパブレード5と取付部材12との間のずれや、ふれを防止できる。特に、取付部材12の揺動中心を挟んで先端側と基端側とのそれぞれをネジ52で固定するようにしたので、ワイパブレード5を取付部材12に強固に取り付けることができる。また、ワイパアーム4の先端側の上壁部7に、開口部9を設け、ネジ52の挿入や、ネジ止め用の治具を挿入できるようにしたので、ネジ52の螺入や、取り外しが容易になる。したがって、ワイパブレード5の交換が容易になる。この開口部9は、カバー10により閉じることが可能であり、カバー10は、先端部を押してリベット11回りに回動させることで簡単にワイパアーム4に着脱することができる。
さらに、取付部材12は、ワイパアーム4に取り付けたリベット11に揺動自在に支持され、取付部材12の外側面にスペーサ13を取り付けることで、ワイパアーム4と面接触させるようにしたので、ワイパブレード5が、リベット11の軸線方向、つまり側方にふれないようになる。ここで、スペーサ13は、摺接部30a,30b,30c,30dが面接触することで、スペーサ13全体が接触する場合に比べて、揺動時の摩擦抵抗を低減させている。スペーサ13は、樹脂製であるので、ワイパアーム4の磨耗を防止できるので、ワイパアーム4が錆びることを防止できる。さらに、摺接部30a,30b,30c,30dの面積をリベット11からの距離に応じて増加させているので、取付部材12と共にスペーサ13が揺動した際にも確実に接触状態を維持することができる。摺接部30a,30b,30c,30dは、スペーサ13の基端側の方が長くなっているので、ワイパアーム4内に挿入されるワイパブレード5のふれを確実に防止できる。
また、取付部材12よりもワイパアーム4の基端側に、支持部材50,51を設け、ワイパブレード5を摺動可能に支持するようにしたので、ワイパブレード5のふれがさらに防止される。ここで、支持部材50,51は、ワイパブレード5の各レバー35,37の連結位置に対応するように配置したので、各レバー35,37のふれを防止し、ワイパブレード5の動作を安定させることができる。
そして、カバー10や、延出部27によって、ワイパ装置1の外観を良好にすることができる。
ここで、スペーサ13の他の形態としては、図12に示すようなものがある。
図12に示すように、スペーサ60は、摺接部61a、61b,61cが突設されている他は、図9のスペーサ13と同様の構成になっている。摺接部61a,61b,61cは、側部26の外面に、挿通孔29を中心にして同心円状に形成されており、挿通孔29からの距離が大きくなるにつれて、円弧形状の面積が段階的に大きくなるように設定されている。この摺接部61a,61b,61cは、スペーサ60がワイパブレード5と共に揺動したときに、ワイパアーム4の側壁部8の内面に確実に摺接することができるので、取付部材12、及びワイパブレード5のふれを防止することができる。
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されずに広く応用することが可能である。
例えば、取付部材12は断面コ字形状に限定されずに、ワイパブレード5を固定可能で、かつワイパアーム4に揺動自在に支持される形状であれば良い。また、スペーサ13をワイパアーム4の側壁部8内面に取り付けて、取付部材12に摺接させても良い。
本発明の実施の形態におけるワイパ装置の正面図である。 ワイパ装置の側面図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 図2のC−C線に沿った断面図である。 図1のD−D線に沿った断面図である。 カバーの側面図である。 スペーサの平面図である。 スペーサの側面図である。 ワイパブレードの側面図である。 カバーの着脱を説明する断面図である。 スペーサの側面図である。
符号の説明
1 ワイパ装置
2 ピボットシャフト(駆動軸)
4 ワイパアーム
5 ワイパブレード
8 側壁部
9 開口部
10 カバー
11 リベット(揺動軸)
12 取付部材
13 スペーサ
14 カバー本体
16a,16b 係合突起
18 フック(係合部)
25 孔
27 延出部
50,51 支持部材(支持部)

Claims (5)

  1. 一対の側壁部を備え、断面視で略コ字形状を有し、駆動軸を中心にして往復揺動運動を行うワイパアームと、
    前記ワイパアームの前記側壁部に固定された揺動軸が貫通し、前記ワイパアームを揺動自在に支持される取付部材と、
    前記取付部材を介して前記ワイパアームに揺動自在に取り付けられ、前記ワイパアームの往復揺動運動によってガラス面を払拭するとともに、前記取付部材と一体に揺動するように固定されているブレードと、を備えたワイパ装置であって、
    前記取付部材には、前記ワイパアームの前記側壁部に摺接するスペーサが取り付けられていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 前記スペーサには、前記揺動軸の軸芯から離間するほど前記側壁部との摺接面積が大きくなる摺接部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 前記スペーサは、前記揺動軸から前記駆動軸側の方が前記摺接部の距離が長くなっていることを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置。
  4. 前記スペーサには、前記ワイパアームの先端から突出し、前記ワイパブレードに当接する延出部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイパ装置。
  5. 前記取付部材には、前記ワイパブレードを固定するためのネジを挿通させる孔が形成されており、前記ワイパブレードには、前記揺動軸を挟んで前記ネジで前記取付部材に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイパ装置。

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