JP2006103356A - 自動二輪車の空転防止構造 - Google Patents

自動二輪車の空転防止構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006103356A
JP2006103356A JP2004288730A JP2004288730A JP2006103356A JP 2006103356 A JP2006103356 A JP 2006103356A JP 2004288730 A JP2004288730 A JP 2004288730A JP 2004288730 A JP2004288730 A JP 2004288730A JP 2006103356 A JP2006103356 A JP 2006103356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
stand device
shaft
crankshaft
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004288730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4429859B2 (ja
Inventor
Yukihiro Tsubakino
幸博 椿野
Toshihiro Yamamoto
敏弘 山本
Kiyotaka Fujiwara
清隆 藤原
Shinji Takiguchi
親司 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004288730A priority Critical patent/JP4429859B2/ja
Priority to CNB2005100822350A priority patent/CN100537342C/zh
Priority to TW94123836A priority patent/TWI274003B/zh
Publication of JP2006103356A publication Critical patent/JP2006103356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429859B2 publication Critical patent/JP4429859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

【課題】 流体伝動装置と駆動輪間の駆動力伝動系にスタンド装置の起立作動に連動する連れ回り防止機構を介在させることで、駐車時のスタンド装置起立時に連れ回り防止機構が作動して前記駆動力伝動系における動力伝動を規制し、該駐車時における駆動輪の空転防止を図る。
【解決手段】 流体伝動装置のトルクコンバータからの出力はタービン軸から一次減速装置G1を経てメインシャフト12に伝動され、さらにカウンタシャフト、駆動輪へと伝動される。メインシャフト12にはラチェット部12g1を備えるフリクションリング12fが設けられ、一方スタンド装置51の起立作動に連動して作動する爪板54の爪部54aは該作動によりラチェット部12g1に係止する。爪板54の爪部54aによるラチェット部12g1の係止はメインシャフト12における連れ回り回転を規制し、駆動輪の空転を防止する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、動力伝動装置としてトルクコンバータを備える自動二輪車において、その駐車時のスタンド装置起立時に駆動輪である後輪へ内燃機関出力を伝達する動力伝達系に摩擦力を与えることにより、スタンド装置起立時の後輪の空転を抑制する空転防止構造に関する。
動力伝動装置としてトルクコンバータを備える自動二輪車において、トルクコンバータと後輪との間の動力伝達系に設けられた油圧作動の摩擦クラッチと、該摩擦クラッチの断・続を行う制御バルブとを備え、この制御バルブを駐車時のサイドスタンド装置の起立位置への移行に連動して電気的に制御して、該制御により摩擦クラッチへの作動用油圧の供給を遮断することで該クラッチを切り、たとえ変速ペダルが中立位置以外の位置にあったとしてもサイドスタンド装置の起立時には前記摩擦クラッチへの作動用油圧の供給を断って該クラッチを切りトルクコンバータによる後輪の連れ回りを防止し、所謂クリープ現象を抑制する自動二輪車の装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭54−110540号公報(第2頁−第3頁、第1図)
上述の特許文献1に記載の自動二輪車の安全装置は、トルクコンバータと駆動輪である後輪との間の動力伝達系に油圧作動の摩擦クラッチを備えており、また、摩擦クラッチの断・続を行う油圧制御バルブを備え、この油圧制御バルブは、駐車時におけるサイドスタンド装置の起立位置への移行に伴うスタンドスイッチの閉成により独立作動され、制御バルブの前記作動は摩擦クラッチへの作動用油圧の供給を遮断しクラッチを切断して、トルクコンバータによるクリープ現象を防止して駆動輪である後輪の連れ回りを阻止する構造を備えている。
そして、前記油圧制御バルブの独立作動は、たとえ変速ペダルが中立以外の位置にあったとしてもサイドスタンド装置が起立位置とされる時には前記摩擦クラッチへの作動用油圧の供給を遮断するので、トルクコンバータによる後輪の連れ回り防止、すなわちクリープ現象が阻止される構造を備えるものである。
したがって、この安全装置は、自動二輪車の駐車時にサイドスタンド装置を単に起立させることで、電気的なスタンドスイッチの閉成を介して制御バルブを独立制御せしめ変速ペダルが中立以外の位置にあってもクラッチ切断によりトルクコンバータのクリープ現象による後輪の連れ回りの阻止を効果的になすが、その制御は電気と油圧の作動系が併用されるものでありその構造は複雑なものであり、コスト的にも高くつくものである。
上述したような状況の中で、駐車時におけるスタンド装置の起立位置への移行に伴ないトルクコンバータと後輪間の動力伝達を遮断して、該駐車時におけるトルクコンバータのクリープ現象による後輪の連れ回りを効果的に阻止し、かつそのための確実な作動が確保され、しかも簡単な構造で低コストに提供される自動二輪車における後輪の空転防止構造の提供が求められている。
本発明は、上述した課題を解決するための自動二輪車の空転防止構造における改良技術の提供に関するものであり、請求項1の発明は、トルクコンバータである流体伝動装置と、前記流体伝動装置と駆動輪との間の動力伝達を行う歯車軸と、駐車時に駆動輪を路面から浮かせるように車体フレームに回動自在に支持されるスタンド装置と、スタンド装置の起立作動に連動して歯車軸の回転部に係合して該歯車軸の回転を規制する機構を備える自動二輪車の空転防止構造であることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記歯車軸の回転を規制する機構は、スタンド装置の起立作動に連動して回動する係止スピンドルに設けられた爪板の爪部材と歯車軸に設けられたラチェット部により構成され、該ラチェット部はフリクションリングを介して前記歯車軸に設けられることを特徴とする。
さらに、請求項3の発明は、前記流体伝動装置は、クランクウエイト収納室に隣接してクランク軸上に支持され、前記爪板の爪部材と前記ラチェット部とは、クランクウエイトに隣接して設けられることを特徴とする。
本発明の請求項1の発明は、前記自動二輪車の空転防止構造が、ポンプ羽根部と、タービン羽根部と、ステータ羽根部とからなるトルクコンバータである流体伝動装置と、前記流体伝動装置と駆動輪との間の動力伝達を行う歯車軸と、駐車時に駆動輪を路面から浮かせるように車体フレームに回動自在に支持されるスタンド装置と、スタンド装置の起立作動に連動して歯車軸の回転部に係合して歯車軸の回転を規制する機構を備えるから、簡易な構造により流体伝動装置からの駆動輪への連れ回りを防止できる。
本発明の請求項2の発明は、前記請求項1の発明において、前記歯車軸の回転を規制する機構は、スタンド装置の起立作動に連動して回動する係止スピンドルに設けられた爪板の爪部材と歯車軸に設けられたラチェット部により構成され、該ラチェット部はフリクションリングを介して前記歯車軸に設けられるから、ラチェット部により流体伝動装置側からの駆動力の伝達を規制して駆動輪の連れ回りを防止させると共に、ラチェット部が係合状態であってもフリクションリングの作用で歯車軸が滑り回動するから、駆動輪に所定の回動力を付与することで該駆動輪がいずれの方向にも回転可能となるので、車両のメンテナンス性が向上する。
本発明の請求項3の発明は、前記請求項2の発明において、前記流体伝動装置は、クランクウエイト収納室に隣接してクランク軸上に支持され、前記爪板の爪部材と前記ラチェット部とは、クランクウエイトに隣接して設けられるから、スペースの有効利用を図ることができる。
図1ないし図8に基づいて本発明の実施例について説明する。
図1には本実施例の内燃機関Eが搭載される自動二輪車である車両が側面視にて図示されており、該自動二輪車の車体フレームFがその前端に備えるヘッドパイプ1には前輪WFを軸支するフロントフォーク2が操向可能に支承され、車体フレームFがその中間部に備えるピボットプレート3に後輪WRを後端で軸支するスイングアーム4の前部が上下可能に支承され、車体フレームFが後部に備えるシートレール5に、燃料タンク6と、該燃料タンク6を覆う乗員用シート7とが支持される。
内燃機関Eおよび減速機GからなるパワーユニットPが、前記ピボットプレート3および前輪WF間に配置されるようにして車体フレームFに搭載されており、前記減速機Gの出力軸8から出力される動力が、チェーン式の最終減速装置9を介して後輪WRに伝達される。
車体フレームFに搭載される内燃機関Eは、4サイクルの単気筒機関であり、そのシリンダのヘッド側を車体フレームFの前方に向け、吸気側を上方に、排気側を下方にして配置され、このためにシリンダヘッドの上部から吸気管E1が延び、該吸気管E1は上方から車両前方へと延長し、その延長端にはエアクリーナが配置され、またシリンダヘッドの下部からは明確には図示されない排気管が延出している。
図2,3等も併せて参照して明らかなように、内燃機関EのシリンダCは、その後部(図2においては左方側、図3においては下方側)がクランクケース10の前部(図2においては右方側、図3においては上方側)に接合固定され、該シリンダCは直接クランクケース10に固定されるシリンダブロック20と、このシリンダブロック20の前部にその後部が固定されるシリンダヘッド30と、さらにシリンダヘッド30の前部(図2における右方側、図3における上方側)を覆いかつ該ヘッド30に固定されるシリンダヘッドカバー40からなり、結局これら構造部がボルトにより互いに接合固定され一体化されて機関Eの構造の主要部が構成されている。
クランクケース10には、図3に図示されるようにメインベアリング10aを介してクランク軸11が回転可能に支承されており、クランク軸11のクランクピン11aにはコンロッド11bがその大端部11cを介して取付けられ、コンロッド11cの小端部11dにはピストンピン11eを介してピストン11fが取付けられ、ピストン11fはシリンダブロック20の形成されたシリンダボア20a内を往復摺動する。これらの構造そのものは既に良く知られるところである。
クランクケース10には、クランク軸11と平行に延長して該ケース10に回転可能に軸受支持される歯車軸であるメインシャフト12と、出力軸であるカウンタシャフト13が設けられ、メインシャフト12には後述される一次減速装置G1であるギア11g,12aの噛合いを介してクランク軸11の回転が伝達され、また、メインシャフト12の回転は二次減速装置G2であるギア12b,13aの噛合いを介してカウンタシャフト13に伝達され、カウンタシャフト13上の最終減速装置9の構成部材である駆動スプロケット13bを介して車両の駆動輪である後輪WRが駆動される。
クランク軸11にはその左方端に発電機11hのロータ11iが固着され、発電機11hのステータ11jはクランクケース10の左端面に結合される左サイドカバー10bに取付けられる。またクランクケース10、シリンダブロック20およびシリンダヘッド30には、これらを貫通するようにタイミングチェーンTcの収納室が形成されており、該チェーンTcによりカムシャフト31はクランク軸11の回転の1/2の回転をもって減速回転される。
クランクケース10の右壁から突出したクランク軸11の右方端は、入力クラッチである遠心クラッチ14およびトルクコンバータ15を介して上述の一次および二次減速装置G1、G2からなる減速機Gへと連結され、減速機Gおよびクランク軸11間にはエンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19が設けられ、このクラッチ19はトルクコンバータ15と並列して設けられる。前記遠心クラッチ14、トルクコンバータ15、エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19および一次減速装置G1を覆う右サイドカバー10cがクランクケース10および該ケース10の減速機ケース部10dの右端面に結合される。
一次減速装置G1は、トルクコンバータ15からの出力が伝達されるようにしてクランク軸11に回転自在に支承される一次減速用駆動ギア11gと前記メインシャフト12の右方端に固定されて該一次減速用駆動ギア11gに噛合する一次減速用被動ギア12aとからなる。また二次減速装置G2は、減速機ケース部10d内に収容されるものであり、前記メインシャフト12に固定される二次減速用駆動ギア12bと、出力軸であるカウンタシャフト13に固定されて該二次減速用駆動ギア12bに噛合する二次減速用被動ギア13aとからなり、減速機ケース部10dの左端壁から突出したカウンタシャフト13の左方端に最終減速装置9の駆動スプロケット13bが連結される。
右サイドカバー10cの内面には前記クランク軸11と同軸である円筒状の軸受ハウジング10c1が一体に突設されており、軸受ハウジング10c1内に突入されるクランク軸11の右端および軸受ハウジング10c1間には、シール付きボールベアリング11kが介装される。しかもクランク軸11の右端を臨ませる油室10c2が前記軸受ハウジング10c1内に形成されており、この油室10c2には、図示されない油溜めから作動油を汲み上げるオイルポンプにより作動油が供給される。
図4も併せて参照して、クランク軸11には、トルクコンバータ15に作動油を供給する供給油路11mが、その一端を前記油室10c2に通じさせると共に他端を閉じるようにして同軸に設けられると共に、トルクコンバータ15から排出される作動油を導く排出油路11nが、その一端を前記供給油路11mの他端から軸方向内方に間隔をあけた位置に配置するようにして同軸に設けられ、該排出油路11nの他端はボール状の閉塞部材11oで閉じられ、排出油路11nにその他端寄りで連通する油路11n4が、コンロッド11bの大端部11cおよびクランクピン11a間を潤滑するための作動油を導くようにしてクランク軸11に設けられる。
トルクコンバータ15は、回転軸であるクランク軸11上に直接もしくは間接的に支持されるポンプ羽根部16、タービン羽根部17およびステータ羽根部18を備えるものであり、前記供給油路11m側に前記タービン羽根部17が配置されるとともに前記排出油路11n側に前記ポンプ羽根部16が配置されるようにしてクランク軸11上に配設される。
ところで、トルクコンバータ15からの出力が伝達される一次減速用駆動ギア11gが該トルクコンバータ15の左側に配置されてクランク軸11に回転自在に支承されるのに対し、クランク軸11およびトルクコンバータ15間に介装される遠心クラッチ14は、トルクコンバータ15の右側に配置される。
遠心クラッチ14は、クランク軸11の右端部にスプライン結合14a(図4参照)される駆動板ハブ14bに溶接される駆動板14cと、この駆動板14cに枢軸14dを介して揺動可能に支承される複数のクラッチシュー14e・・と、各クラッチシュー14e・・を縮径方向に付勢するバネ力を発揮するようにして各クラッチシュー14e・・間に設けられる戻しバネ14fと、各クラッチシュー14e・・を囲むように配置される有底円筒状の出力ドラム14gとから構成される。
クランク軸11には、その第1環状肩部11pに内輪11q1の内端を当接させるボールベアリング11qが装着されており、前記内輪11q1の外端との間に第1規制板11sを介在させるようにして前記駆動板ハブ14bがクランク軸11にスプライン結合14aされ、駆動板ハブ14bの外端との間に第2規制板11tを介在させるようにしてクランク軸11に螺合されるナットNを締め付けることにより、駆動板ハブ14bすなわち駆動板14cがクランク軸11に固定される。
各クラッチシュー14e・・の外周面14e1には出力ドラム14gの内周面14g1に摺接可能な摩擦ライニング14hが接着されており、クラッチシュー14eの重量および戻しバネ14fのバネ荷重は、クランク軸11がアイドル回転数を超えた所定回転数以上で回転したときに、遠心力の作用で各クラッチシュー14e・・が拡径し、摩擦ライニング14hを出力ドラム14gの内周面14g1に圧接するように設定されている。
トルクコンバータ15のポンプ羽根部16はクランクケース10側に配置され、タービン羽根部17はポンプ羽根部16および前記出力ドラム14g間に配置され、ステータ羽根部18は、クランク軸11の軸線方向に沿って供給油路11mおよび排出油路11n間に対応する位置でポンプ羽根部16およびタービン羽根部17の内周部15a間に配置される。しかして、ポンプ羽根部16、タービン羽根部17およびステータ羽根部18間には、作動油による動力伝達のための循環油路が形成される。
ポンプ羽根部16には、その外周部16aから、タービン羽根部17を越えて軸方向に延びる円筒状の連結部材16bが溶接されており、この連結部材16bが遠心クラッチ14の出力ドラム14gに液密に溶接される。すなわち、遠心クラッチ14の出力ドラム14gは、トルクコンバータ15のポンプ羽根部16に結合されることになる。
クランク軸11およびクランクケース10間に介装される左右一対のメインベアリング10aの内、右側のメインベアリングが備える内輪10a1の内端はクランク軸11に設けられる第2環状肩部11uに当接される。一方、クランク軸11の外周には、一端(図示右方側)を前記ボールベアリング11qの外輪11q2に当接させ得る中空のタービン軸部17aが相対回転可能に嵌装されている。
このタービン軸部17aの他端(図示左方側)および前記メインベアリング10aの内輪10a1との間には、スラストニードルベアリング11vと、相対回転不能としてクランク軸11に装着されるオイルポンプ駆動ギア11wとが介装される。すなわち、中空のタービン軸部17aは、スラストニードルベアリング11vおよびボールベアリング11q間に挟まれることで軸方向の動きを規制された状態でクランク軸11に相対回転可能に支承されることになる。
タービン羽根部17の内周部が固着されるタービンハブ17bが前記タービン軸部17aの一端側外周にスプライン結合17cされており、タービン軸部17aはタービン羽根部17と共に回転することになる。しかも、タービンハブ17bおよび出力ドラム14g間には軸受ブッシュ17dが介装される。一次減速用駆動ギア11gは、前記スラストニードルベアリング11vに隣接した位置でタービン軸部17aの他端部外周にスプライン結合17eされており、該一次減速用駆動ギア11gに対応する位置でタービン軸部17aおよびクランク軸11間にはラジアルニードルベアリング11xが介装される。
ステータ羽根部18が備えるステータボス18aは、タービン軸部17aの外周に相対回転自在に嵌装される中空のステータ軸部18bにスプライン結合18cされ、該ステータ軸部18bの軸方向移動は、前記タービンハブ17bと、前記一次減速用駆動ギア11gによりスラストニードルベアリング11yを介した第3規制板11zで規制される。しかもポンプ羽根部16の内周部16cおよびステータ軸部18b間には軸受ブッシュ18dが介装される。
エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19は、タービンハブ17bに一体に連設される円筒状の第1クラッチアウタ19aと、第1クラッチアウタ19aで同軸に包囲されるようにして前記駆動板ハブ14bにスプライン結合19bされる第1クラッチインナ19cとの間に、第1クラッチアウタ19aから第1クラッチインナ19cへの逆負荷の伝動を可能とすべく多数のスプラグ、ローラ等の第1クラッチ素子19d・・が環状配列で介装されてなる。
一次減速用ギア11gと、トルクコンバータ15のポンプ羽根部16との間には、ステータ羽根部18および固定位置間に設けられるステータワンウェイクラッチ18eが配置される。このステータワンウェイクラッチ18eは、ステータ軸部18bの左端部に結合される有低円筒状の第2のクラッチアウタ18fと、ステータ軸部18bを同軸をもって包囲すると共に、第2クラッチアウタ18fで同軸に包囲される第2クラッチインナ18gとの間に、多数のスプラグ、ローラ等の第2クラッチ素子18hが環状配列で介装されてなるものである。
第2クラッチインナ18gに一体に設けられる係合腕部18iが、クランク軸11と平行な軸線を有してクランクケース10に植設されるピン10eに係合され、第2クラッチインナ18gは、クランク軸11およびステータ軸部18bの軸線周りに回転不能である。また、第2クラッチインナ18gの内周部は、第2クラッチアウタ18fとの間に介在されるスラスト軸受板18jと、ステータ軸部18bに装着される止め輪18kで支持される第4規制板18mとの間に挟まれており、それにより第2クラッチインナ18gの軸方向移動が規制される。さらに、ステータ軸部18bおよび第2クラッチインナ18g間には軸受ブッシュ18nが介装される。
このステータワンウェイクラッチ18eは、トルクコンバータ15においてポンプ羽根部16およびタービン羽根部17間でトルクの増幅作用が生じているときの反力をステータ羽根部18で負担しているときには、ステータ軸部18bすなわちステータ羽根部18の回転を規制するが、前記トルクの増幅作用が生じていなければステータ羽根部18をポンプ羽根部16およびタービン羽根部17と同一回転方向に空転させる働きをする。
タービン軸部17aの内周およびクランク軸11の外周間には、クランク軸11の軸線方向に沿って排出油路11nの一端にほぼ対応した左側の供給側環状油室11m2と、前記クランク軸11の軸線方向に沿って供給油路11mの他端にほぼ対応した右側の排出側環状油室11n2とが形成されており、タービン軸部17a、ステータ軸部18bおよびステータボス18aには、供給側環状油室11m2をトルクコンバータ15内の循環油路の流入側に通じさせる複数の流入油路11m3が設けられると共に、排出側環状油室11n2をトルクコンバータ15内の循環油路の流出側に通じさせる複数の流出油路11n3が設けられる。
しかもクランク軸11には、その供給油路11mからの作動油をポンプ羽根部16に導くべく供給油路11mの他端部および供給側環状油室11m2間を結ぶ複数の供給側傾斜油路11m1が、クランク軸11の軸線に対して傾斜した軸線を有するように設けられると共に、タービン羽根部17から排出される作動油を排出油路11nに導くべく排出側環状油室11n2および排出油路11nの一端部間を結ぶ複数の排出側傾斜油路11n1が、クランク軸11の軸線に対して傾斜した軸線を有するように設けられる。
本実施例の内燃機関Eと減速機GからなるパワーユニットPは概ね上述の構造を備えるものである。
ところで、上述のトルクコンバータ15の使用は、発進時や変速時におけるトルクショックをその滑り作用により吸収する機能を備えるところであるが、機関動力の入力が継続する限りエンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19およびオイルの粘性による摩擦力でタービン羽根部17の軸部17aに多少なりともトルク伝達が行なわれ、例えば、本実施例においてはニュートラルを持たないからアイドリング状態にあっても車両の駆動輪である後輪WRに動力が伝達するクリープ現象が発生する。
そこで、本実施例においてはクリープ現象の発生による弊害防止策を講じ、このために以下に述べられる後輪WRの連れ回り防止機構50を備えている。連れ回り防止機構50は、図5,6に図示されるように、3つの主要な機構部を備え、その一つはラチェット機構部50Aであり、また他の一つはスタンド装置機構部50Bであり、さらに他の一つはスタンド装置機構部50Bとラチェット機構部50Aを前記後輪WRの連れ回り防止のために作動機構的に結ぶリンク機構部50Cである。
ラチェット機構部50Aは、トルクコンバータ15の出力部側の一次減速装置G1を介して減速回転される歯車軸であるメインシャフト12に施される機構部であり、該機構部が施されるメインシャフト12は既述のようにクランク軸11に平行に延長し、クランクケース10に左右2個所の軸受12c,12dにより回転可能に支持され、その軸受12c,12d間の右方軸受12d寄りに大径軸部12eを備えている。
大径軸部12eの右方寄りの一部は一体形成のギアとされ、このギアは既述の二次減速用駆動ギア12bであり、該ギア12bがカウンタシャフト13の二次減速用被動ギア13a(図5,6には図示されず)と噛合い、上述の二次減速装置G2(図3参照)を構成しており、該大径軸部12eのギア12bの隣接左方寄りに後述されるラチェット部を備えるフリクションリング12fの大径円筒部12gが摩擦部材12hを介して配置されている。
フリクションリング12fは、図5の参照により理解できるように、径が大きな大径円筒部12gと、該大径円筒部12gからボス状に突出した小径円筒部12iからなり、大径円筒部12gと小径円筒部12iの連接部12jはその内外周において段部を形成し、その小径円筒部12iの内周部がメインシャフト12の小径軸部12kに嵌合されると共にその段部12mがメインシャフト12の大径軸部12eの段部12nに当接され、かつその大径円筒部12gの内周部が大径軸部12eに摩擦部材12hを介して嵌合され、該嵌合はメインシャフト12に対して所定の摩擦力で係合し所定以上の回動力の付与で相対回動可能に滑る構造とされ、メンテナンス時等には駆動輪である後輪WRをいずれの回転方向へも回転できるようになされている。
フリクションリング12fの大径円筒部12gの外周部は、後述されるリンク機構部50Cの爪板54の爪部材54aが噛み込み係止する係止段部12g2(図2参照)を備えるラチェット部12g1とされ、本実施例によればラチェット部12g1の係止段部12g2は、大径円筒部12gの外周面を形成する4つの円弧の互いに連接する該円弧の連接部の段部であり(図2参照)、前記外周面の周上の4個所に等間隔で設けられ、この係止段部12g2への爪板54の爪部材54aの係止は、車両を前進せしめる方向へのフリクションリング12fの回転においてなされ、フリクションリング12fの回転が反対であれば前記係止はなされない。
スタンド装置機構部50Bは、メインスタンド装置51からなり、車両の駐車時に該スタンド装置51が起立作動されることで車両をその後輪WRが接地部から浮いた状態、すなわち、離れる状態に保つ構造を備えるものであり、メインスタンド装置51は、シリンダヘッド30を車両の前方に向けて搭載された内燃機関Eのクランクケース10後方下部の軸部にその基部51aの中空パイプ部材51bを嵌合支持させて回動枢支され、該基部51aから延びる一対のスタンド腕部51cと、これら腕部51c先端の接地部51dを備えている。
そして、基部51aの分岐部51eから延びる一方のスタンド腕部51cとクランクケース10後方下部フレーム間には図示されないバネが張設され、このバネは、スタンド装置51の起立のための前記中空パイプ部材51bの嵌合支持部を回動中心とする回動における回動量がバネの作用死点を越えた位置においてはそのバネの張力はスタンド装置51の起立状態を保持する方向に作用し、その回動量がバネの作用死点に至らぬ時はスタンド装置51をその回動における初動位置に戻す方向の張力を付与するように作用する。
スタンド装置機構部50Bとラチェット機構部50Aを後輪WRの連れ回り防止のために作動的に結ぶリンク機構部50Cは、スタンド装置51の基部中空パイプ部材51b外周に設けられた板状突部51gに、その開孔51hを介して連結されるリンク機構52のタイロッド52aの一端を備え、このタイロッド52aの他端が係止スピンドル53の一端(図示左方側)にセレーション嵌合した基部を備える第1アーム53aの開孔53bに係止される機構を備え、この機構により、メインスタンド装置51の起立作動に連動して係止スピンドル53が回動作動される。
係止スピンドル53の他端(図示右方側)には第2アーム53cが固定され、第2アーム53cの先端部には係止スピンドル53の軸方向と同じ方向に延びる2つの屈曲部53d,53eが形成され、また第2アーム53cの端部近傍にピン53fが設けられ、該ピン53fの先端部53gには既述の爪板54の基部が回動可能に取付けられ、爪板54の先端部には既に述べたようにフリクションリング12fのラチェット部12g1に係止する爪部材54aが設けられ、また爪板54の中間部には小さなピン54bが設けられている。
第2アーム53cの端部近傍のピン53fの外周部には捩りバネ53hが巻かれており、該バネ53hはその両端に延出部53h1,53h2を備えており(図2参照)、この延出部53h1,53h2は、アーム53cの前記フリクションリング12fのラチェット部12g1への爪板54の係止もしくは係止解除のための回動におけるその初動開始位置(実線図示の係止解除位置)と回動完了位置(仮想線図示の係止位置)においてそれぞれ、アーム先端屈曲部53d,53eおよび爪板54の小さなピン54bに当接し(図2参照)、これにより爪板54を該バネ53hの付勢力により前記係止もしくは係止解除位置に安定保持する作用をなす。
すなわち、図2に図示されるように、爪板54の爪部材54aがフリクションリング12fのラチェット部に係止する係止位置においては仮想線図示のように係止状態保持のためのバネ付勢力が小さなピン54bを介して作用し、また爪板54の爪部材54aによる係止解除位置においては実線図示のように該爪板54の側面がストッパ部材Sに当接する解除状態保持のためのバネ付勢力が小さなピン54bを介して作用する。
そして、アーム53cの前記係止もしくは係止解除におけるいずれの方向の回動作動においても、その初動回動から前半の作動においては、爪板54の小さなピン54bによるバネ53hの延出部53h1,53h2の一方への当接押動により、また後半の回動においては、アーム先端部の2つの前記屈曲部53d,53eの一方によるバネ延出部53h1,53h2の当接押動によりバネ53hを介して弾力的に爪板54がアーム53cの回動に伴ないその先端のピン53f上で該アーム53cと相対回動する。
ここで、本実施例の駆動輪である後輪WRの連れ回り防止機構50の作用を簡単に説明する。
図6の図示実線における倒伏状態のメインスタンド装置51を、図示時計方向に回動し仮想線で示される位置に起立させると、スタンド装置51に一体の板状突部51gが回転運動し、この突部51gに連結されたリンク機構52のタイロッド52aが図示右方へ直線運動する。このタイロッド52aの直線運動は、係止スピンドル53の第1アーム53aを介して該スピンドル53を図示反時計方向に回転させる。
係止スピンドル53の回動は、係止スピンドル53他端の第2アーム53cを図2における図示時計方向(図6対応では反時計方向)に回動せしめ、アーム53cの先端近傍のピン53fに捩りバネ53hを介して所定方向にバネ付勢状態とされる爪板54が、該アーム53cの回動に従いピン53f上で該アーム53cに対し相対回動しつつ該アーム53cと共に移動する。
図2を参照して、第2のアーム53cの回動に伴なう爪板54の上記移動は、捩りバネ53hの2つの延出部53h1,53h2がそれぞれアーム53c先端部の屈曲部53d,53eと爪板54中央部の小さなピン54bに当接することでその向きが制御されてなされ、爪板54はアーム53cに対してその端部近傍のピン53f上で相対回動し、係止のための初動位置である、すなわち、係止解除位置であるアーム53cと爪板54の略直線となる実線で示される相対位置から、爪板54の爪部材54aのフリクションリング12f外周のラチェット部12g1への係止位置であるアーム53cと爪板54の略直角となる仮想線で示される相対位置へと変化する。
上述した爪板54の移動における該爪板54の爪部材54aによるフリクションリング12fのラチェット部12g1の係止は、メインシャフト12の車両前進方向への回転を該フリクションリング12fによる該リング12fとメインシャフト12間の摩擦力で抑え込み、クランク軸11からの連れ回りによる回転は遮断され駆動輪である後輪WRの回転は規制される。
本実施例は上述の構造を備えるから、以下のような効果を奏する。
すなわち、タービン羽根部17は、クランク軸11にボールベアリング11qを介して支持されるから連れ回りが効果的に防止されるが、さらにメインスタンド装置51の起立に連動する連動機構を介してメインシャフト12上のフリクションリング12fにその回転を規制するラチェット部12g1を設けるから、メインスタンド装置51が起立された車両の駐車状態においては内燃機関Eがアイドリング運転状態とされても駆動輪である後輪WRが空回りすることはない。
メインスタンド装置51の起立に連動する連れ回り防止機構50は、リンク機構52やタイロッド52a等の純機械的な作動機構であるから、作動の信頼性は高く、故障がなく、しかも構造が比較的簡単であるから低コストで提供できるものである。
メインシャフト12上のラチェット機構部50Aのフリクションリング12fは摩擦部材12hを介在させて該シャフト12に所定以上の回動力の作用で相対回動可能に取付けられているから、車両のメンテナンス時等には所定の回動力を後輪WRに加えることで該後輪WRを所望の方向に回転することができ、メンテナンスの作業性を損なうことがない。
本実施例の別の態様として、図7,8に図示される連れ回り防止機構500が提案される。この実施態様は、サイドスタンド装置510に連れ回り防止機構500を具備させたものであり、この機構500は上述のメインのスタンド装置51における防止機構50と本質的には変わることがないので、これらの変更されない構造部についての説明は省略される。
サイドスタンド装置510は、車両側面視において車両搭載内燃機関Eのクランクケース10の下方で車体フレームFに取付けられ、通常、車両前方視で右側に設置され、その一端枢支部510aが前記フレームFに回動可能とされたスタンド腕部510bからなり、該腕部510bの他端は接地部510cとされそのために平坦な面を持つ構造とされている。スタンド腕部510bの起立のための回動は、該腕部510bとフレームF間に張設された図示されないバネに抗してなされ、図8に図示の実線起立位置に至れば該バネの張力はその作用死点を超えて逆作用となり、スタンド腕部510bを起立位置で安定保持する。
スタンド腕部510bの回動範囲は、その接地部510cが車両の後方向きである倒伏状態から、鉛直線を僅かに越える上述の起立位置まで許容され、この起立位置がスタンド腕部510bの回動限界とされるものである。
スタンド腕部510bの一端枢支部510aのボス部突出アーム先端510dにリンク機構520のタイロッド520aの一端が係合しており、またこのタイロッド520aの他端は係止スピンドル530の一端(図7における図示左方側)のレバー先端530aに係合している。そして係止スピンドル530他端の他のレバー530cには、メインシャフト12に一体形成される歯車120fの歯部120g1に係合する爪部540aを備えた爪板540が保持されている。
したがって、サイドスタンド装置510の起立作動に連動して該リンク機構520のタイロッド520aを介して該スピンドル530が回動し、既述のメインスタンド装置51において説明した作動過程と同様の過程を経てフリクションリング12fに設けられたラチェット部12g1に換わるメインシャフト12と一体形成の歯車120fの歯部120g1に爪板540の爪部材540aが係合し、メインシャフト12の回転は完全に規制され、駆動輪である後輪WRの連れ回り回転は確実に解消される。
このサイドスタンド装置510による連れ回り防止機構500は、サイドスタンド装置510の起立使用時における駆動輪である後輪WRの接地状態が考慮されて、安全性の確保の観点から連れ回りの確実な防止が図られ、このために所定の摩擦力をもって回動保持される上述のフリクションリング12fに設けられたラチェット部12g1に換えてメインシャフト12と一体形成の歯車120fが使用されている。
本発明の実施例に係るパワーユニット搭載の自動二輪車の側面図である。 本発明の実施例に係るパワーユニットの構造を示す側断面図である。 図2のパワーユニットの構造を示す縦断面図である。 図2,3に示されるパワーユニットの主要部を示す図である。 本発明の主要構造部である車両のメインスタンド装置に関連する後輪の連れ回り防止機構部を示す平面図である。 図5に示される図における側面図である。 本発明の主要構造部である車両のサイドスタンド装置に関連する後輪の連れ回り防止機構部を示す平面図である。 図7に示される図における側面図である。
符号の説明
15・・・トルクコンバータ、
50,500・・・連れ回り防止機構、50A・・・ラチェット機構部、50B・・・スタンド装置機構部、50C・・・リンク機構部、51・・・メインスタンド装置、510・・・サイドスタンド装置、52・・・リンク機構、52a,520a・・・タイロッド、53,530・・・係止スピンドル、54,540・・・爪板、54a,540a・・・爪部材、S・・・ストッパ部材。

Claims (3)

  1. トルクコンバータである流体伝動装置と、前記流体伝動装置と駆動輪との間の動力伝達を行う歯車軸と、駐車時に駆動輪を路面から浮かせるように車体フレームに回動自在に支持されるスタンド装置と、スタンド装置の起立作動に連動して歯車軸の回転部に係合して歯車軸の回転を規制する機構を備えることを特徴とする自動二輪車の空転防止構造。
  2. 前記歯車軸の回転を規制する機構は、スタンド装置の起立作動に連動して回動する係止スピンドルに設けられた爪板の爪部材と歯車軸に設けられたラチェット部により構成され、該ラチェット部はフリクションリングを介して前記歯車軸に設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の空転防止構造。
  3. 前記流体伝動装置は、クランクウエイト収納室に隣接してクランク軸上に支持され、前記爪板の爪部材と前記ラチェット部とは、クランクウエイトに隣接して設けられることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車の空転防止構造。
JP2004288730A 2004-09-30 2004-09-30 自動二輪車の空転防止構造 Expired - Fee Related JP4429859B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004288730A JP4429859B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 自動二輪車の空転防止構造
CNB2005100822350A CN100537342C (zh) 2004-09-30 2005-07-01 机动二轮车的防止空转结构
TW94123836A TWI274003B (en) 2004-09-30 2005-07-14 Idling prevention structure for motorcycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004288730A JP4429859B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 自動二輪車の空転防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006103356A true JP2006103356A (ja) 2006-04-20
JP4429859B2 JP4429859B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=36373570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004288730A Expired - Fee Related JP4429859B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 自動二輪車の空転防止構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4429859B2 (ja)
CN (1) CN100537342C (ja)
TW (1) TWI274003B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7870923B2 (en) 2008-03-27 2011-01-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle including brake sensor and engine inhibition control

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI453335B (zh) * 2010-10-21 2014-09-21 Kwang Yang Motor Co The diversion structure of crankcase
CN106965874A (zh) * 2017-05-05 2017-07-21 江苏台铃车业科技有限公司 电动车专用支撑架

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7870923B2 (en) 2008-03-27 2011-01-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle including brake sensor and engine inhibition control

Also Published As

Publication number Publication date
TWI274003B (en) 2007-02-21
CN100537342C (zh) 2009-09-09
CN1754773A (zh) 2006-04-05
JP4429859B2 (ja) 2010-03-10
TW200610680A (en) 2006-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8448740B2 (en) Transmission mechanism permitting both automatic and manual transmission gear change
JP4555418B2 (ja) 車両の動力伝達装置
US20080081714A1 (en) Power transmission device
JP4832254B2 (ja) 変速機のリバースインヒビタ機構
JP2001108093A (ja) 車両の動力伝達装置
JP2005076867A (ja) 一方向クラッチ
CN100591954C (zh) 小型车辆用传动装置
JP4429859B2 (ja) 自動二輪車の空転防止構造
EP2151603A1 (en) Power unit and motorcycle with the same
JP5898023B2 (ja) 車両の変速装置
JP5654389B2 (ja) 無断変速機構造
JP4684975B2 (ja) 動力伝達装置
JP5190430B2 (ja) 常時開放型クラッチ構造
JP2011033005A (ja) キック始動装置
JP2013210088A (ja) 車両の変速装置
EP2151607A1 (en) Stepped automatic transmission and vehicle with the same
JP2010007847A (ja) エンジンのオイル供給構造
KR100688215B1 (ko) 전동 장치
EP2151600B1 (en) Stepped automatic transmission device and motorcycle with the same
JP4878853B2 (ja) 内燃機関
JP4531361B2 (ja) 油圧式クラッチを備えたエンジン
JP6187173B2 (ja) クラッチの潤滑構造
ES2376958T3 (es) Transmisión automática escalonada para un vehículo de tipo para montar a horcajadas, unidad motriz con la transmisión automática escalonada, y vehículo de tipo para montar a horcajadas con la unidad motriz
JP2015190551A (ja) 変速機
JP2010059827A (ja) トルクリミッタ付き伝動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees