JP2006102376A - ミシンの中押え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミシンの電源を遮断した後の中押えの位置を、中押え退避位置と中押え下位置のいずれかを選択して設定することができ、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させる。
【解決手段】縫い針(107)を縫製物から抜く際に縫製物を針板(101)に向けて押さえ付けるように縫い針(107)の上下動に同期して上下動する中押え(29)を備えるミシンの中押え装置(1)において、縫製時に縫製物を針板(101)に向けて押さえ付けるとともにミシン(100)の電源遮断時に所定位置に退避可能な外押え(104)が所定位置に退避している場合に、電源遮断時に上方の中押え退避位置(P5)と下方の中押え下位置(P4)の一方に中押え(29)が移動可能となるように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、ミシンの中押え装置に関する。
従来、刺繍ミシン等のように送り歯を用いずに布をXY方向に搬送させながら縫製を行うミシンにあっては、布が針との摩擦により針と共に上昇してばたつくのを防止するため、針の上昇時に布の針貫通部周辺を下方に押さえ付ける中押え装置が設けられている。この装置は通常、針が布から上昇する際に中押えにより布を下方に押さえ付け、針が布から完全に上昇した後は中押えが針と共に上昇するようになっている。
このような中押え装置として、カムやつまみを回動させて中押えを上下動させる揺動体を構成するリンクの傾きを調節し、中押え下位置を調節可能としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示される中押え装置において、中押えの退避は、ソレノイドの駆動によりリンクを介して中押え棒抱きを上昇させることにより行われ、ミシンの電源が切られることによってソレノイドの電源が切られると、ソレノイドからリンクに作用する力が無くなるので中押えは中押え下位置まで下降する。そこで、中押えの退避にソレノイドを用いず、カム等を用いた機械的な機構により中押えを中押え退避位置まで退避させ、ミシンの電源が切られた後でも中押えが下降しないような中押え装置も提案されている。
特開平9−253365号公報
しかし、従来の中押え装置においては、ミシンの電源が遮断された後は、中押えは中押え下位置まで下降するか中押え退避位置にとどまるかのいずれかであった。中押えが中押え下位置まで下降してしまうと、縫製の準備として押え枠を取り付ける際に中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうという問題があった。また、中押えが中押え退避位置のままであると、縫い針が取り付けられる針棒の昇降と釜の回転の同期を調節する釜合わせ作業時に中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ミシンの電源を遮断した後の中押えの位置を、中押え退避位置と中押え下位置のいずれかを選択して設定することができ、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができるミシンの中押え装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、縫い針(107)を縫製物から抜く際に縫製物を針板(101)に向けて押さえ付けるように前記縫い針(107)の上下動に同期して上下動する中押え(29)を備えるミシンの中押え装置(1)において、縫製時に縫製物を針板(101)に向けて押さえ付けるとともにミシン(100)の電源遮断時に所定位置に退避可能な外押え(104)が前記所定位置に退避している場合に、前記電源遮断時に上方の中押え退避位置(P5)と下方の中押え下位置(P4)の一方に前記中押え(29)が移動可能となるように構成したことを特徴とする。
ここで、所定位置とは、縫製終了後に外押えが邪魔にならないように外押えをミシンアーム近傍まで上昇させた外押え上位置をいう。
また、中押え退避位置とは、縫製終了後に中押えを上昇させて針板から大きく隔離させた位置をいい、中押え下位置とは、縫製中に縫い針を縫製物から抜いた後に中押えが戻って待機する位置をいう。
請求項1に記載の発明によれば、ミシンの電源遮断時に外押えが所定位置に退避している場合に、中押えは、上方の中押え退避位置と下方の中押え下位置とから選択した位置に移動可能となっている。ここで、縫製の準備として押え枠を取り付ける際には、中押えを中押え退避位置に移動させることで、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、縫い針が取り付けられる針棒の昇降と釜の回転のタイミングを調節する釜合わせ作業の際には、中押えを中押え下位置に移動させることで、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの中押え装置(1)において、前記中押え(29)を縫い針(107)の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構(M2)を有し、前記ミシン(100)の電源遮断時に、前記中押え(29)を前記中押え下位置(P4)に移動させるように前記昇降機構(M2)を動作させる移動制御機構(M3)と、前記ミシン(100)の電源遮断時に、前記中押え(29)を前記中押え退避位置(P5)に維持させるように前記移動制御機構(M3)による前記昇降機構(M2)への制御動作を規制する移動規制機構(M4)と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ミシンの電源遮断時に移動制御機構が昇降機構を動作させることにより、中押えを中押え下位置に移動させることができ、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。また、ミシンの電源遮断時に移動規制機構が移動制御機構による昇降機構への制御動作を規制することにより、中押えを中押え退避位置に維持させることができ、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの中押え装置(1)において、前記中押え(29)を縫い針(107)の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構(M2)と、前記昇降機構(M2)を動作させる駆動手段(42)と、を有し、前記中押え退避位置(P5)及び前記中押え下位置(P4)と前記駆動手段(42)の駆動量とが対応付けられた中押え位置データ(94a)を記憶する記憶手段(92)と、前記ミシン(100)の電源遮断時に、前記記憶手段(92)に記憶された前記中押え位置データ(94a)に基づいて前記駆動手段(42)を制御する駆動制御手段(90)と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、駆動制御手段が記憶手段に記憶された中押え位置データに基づいて駆動手段を制御することにより、駆動手段は中押え位置データに基づいて昇降機構を動作させる。ここで、駆動制御手段が中押え退避位置に対応する駆動量を出力するように駆動手段を駆動させると、中押えを中押え退避位置に移動させることができ、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、駆動制御手段が中押え下位置に対応する駆動量を出力するように駆動手段を駆動させると、中押えを中押え下位置に移動させることができ、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの中押え装置(1)において、前記中押え(29)を縫い針(107)の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構(M2)を有し、前記昇降機構(M2)に設けられ、前記ミシン(100)の電源遮断時に、前記ミシン(100)の外部から手動で操作することにより、前記中押え(29)を前記中押え退避位置(P5)と前記中押え下位置(P4)とに移動可能となるように構成された中押え駆動部材を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ミシンの外部から中押え駆動部材を手動で操作することにより、中押えを中押え退避位置と中押え下位置とに移動させることができるようになる。ここで、中押え駆動部材の操作により、中押えを中押え退避位置に移動させると、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、中押え駆動部材の操作により、中押えを中押え下位置に移動させると、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、縫製の準備として押え枠を取り付ける際には、中押えを中押え退避位置に移動させることで、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、縫い針が取り付けられる針棒の昇降と釜の回転のタイミングを調節する釜合わせ作業の際には、中押えを中押え下位置に移動させることで、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ミシンの電源遮断時に移動制御機構が昇降機構を動作させることにより、中押えを中押え下位置に移動させることができ、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。また、ミシンの電源遮断時に移動規制機構が移動制御機構による昇降機構への制御動作を規制することにより、中押えを中押え退避位置に維持させることができ、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、駆動制御手段が中押え退避位置に対応する駆動量を出力するように駆動手段を駆動させると、中押えを中押え退避位置に移動させることができ、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、駆動制御手段が中押え下位置に対応する駆動量を出力するように駆動手段を駆動させると、中押えを中押え下位置に移動させることができ、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、中押え駆動部材の操作により、中押えを中押え退避位置に移動させると、中押えが取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠と接触して押え枠を損傷させてしまうことがない。また、中押え駆動部材の操作により、中押えを中押え下位置に移動させると、中押えが針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシンの電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの中押え装置の最良の形態について詳細に説明する。
〔実施形態1〕
<ミシンの構成>
図1に示すように、本発明に係る中押え装置1(図2参照)を有するミシン100は、針板101と外押え104との間に縫製物を挟持して保持する保持機構106と、この保持機構106を水平方向に移動させる送り機構(図示略)とを有し、水平面内での位置が固定された状態の縫い針107に対して、縫製物を水平方向に移動させることにより、所定の範囲(例えば、針板101及び外押え104の内側、もしくは、縫い針107に対する保持機構106の送り機構による移動可能範囲)内の任意の位置に糸を通して縫い目を付けることが可能となっている。具体的には、ミシン100は、各種形状に対応した縫い目を付けることができるサイクルミシンである。
そして、ミシン100においては、その保持機構106が、針板101と外押え104とにより縫製物の縫製を行う部分の外側を保持しており、縫製物の縫い針107が上下動する位置を保持機構106の外押え104が押さえた状態となっていないので、本発明に係る中押え装置1の中押え29(図2参照)が縫製物の縫い針107が上下動する部分を上から押さえるようになっている。すなわち、ミシン100においては、外押え104と中押え29により縫製物を下方に押さえるようになっている。
<中押え装置の構成>
図2〜図4に示すように、中押え装置1は、先端に縫い針107が設けられた針棒を上下方向に駆動させる上軸2に設けられている。上軸2には偏心カム3が固定され、この偏心カム3には接続リンク4が連結されている。接続リンク4には揺動軸抱き5が連結され、揺動軸抱き5には揺動軸6の一端部が連結されている。
揺動軸6の他端部には中押えの上下方向D1の移動量を調節する中押え調節腕7の基端部が固定されている。中押え調節腕7には溝カム7aが形成されている。この溝カム7aは弧状の長孔になっており、この溝カム7aの所望の位置と第1リンク8の一端部とが調節ナット9と段ねじ10により回動自在に固定される。この固定位置は揺動軸6の軸芯線と交差する位置からこの交差位置より中押え調節腕7の一端側の所定位置の範囲までの間に形成され、この範囲内で所望に調節することができる。
第1リンク8の他端部は、第2リンク11の長さ部分と段ねじ12で回動自在に連結されている。また、調節ナット9が係合する溝カム7aは、中押え29が上下往復運動の下死点にあるときに、段ねじ12の軸芯を中心とした円弧の一部となる。第2リンク11の背面側には位置決めリンク13が連結されている。
位置決めリンク13は、その中央部近傍で段ねじ14によりミシン筐体としてのミシンフレーム15に回動自在に取り付けられ、段ねじ14の位置は、中押え29が下死点にあるときの段ねじ12の位置と一致する。
位置決めリンク13の一端部には、ばね掛13aが取り付けられ、また、ミシンフレーム15にもばね掛15aが固定され、この両ばね掛間にはコイルばね16が架け渡されて、ばね掛13aが取り付けられた位置決めリンク13の一端部を下方に引き下げるように付勢する。すなわち、コイルばね16は、第2リンク11における第3リンク20との接続部P1が上方に移動した際に、接続部P1を下方に向けて付勢する。位置決めリンク13の他端部にはストッパ17が連結されており、第2リンク11の一端部及び位置決めリンク13の他端部と一つの段ねじ18で連結されている。また、ストッパ17は、段ねじ14で位置決めリンク13とともにミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。ストッパ17の一端部17aの上方には、ストッパ17の上方への回動を規制するように規制部材19が設けられている。なお、この規制部材19は、ミシンフレーム15の一部で代用してもよい。そして、第1リンク8、第2リンク11、位置決めリンク13により、中押え揺動機構M1が構成される。
第2リンク11の他端部には、第3リンク20の一端部が段ねじ21により回動自在に連結されている。第3リンク20の他端部には、第4リンク22の一端部が段ねじ23により第3リンク20の長手方向に対して直列となるように回動自在に連結されている。この第3リンク20と第4リンク22とで中押えリンク部材24が構成される。
第4リンク22の他端部には、リンク中継板25が段ねじ26により連結されている。リンク中継板25には中押え棒抱き27が固定されており、中押え棒抱き27には上下方向に延びる中押え棒28が保持されている。中押え棒28の下端部には、縫製時に布地を針板101に押さえ付ける中押え29が取り付けられている。中押え棒28の上端部にはコイルばね30が設けられており、ボルト31及びナット32により中押え棒抱き27に取り付けられている。
段ねじ23は、角駒33及び案内部材34とともに第3リンク20と第4リンク22とを連結している。すなわち、第4リンク22の正面側には案内部材34が設けられ、この案内部材34の正面側には角駒33が設けられており、第3リンク20、第4リンク22、角駒33、案内部材34を一つの段ねじ23で連結している。
角駒33は、段ねじ23と、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3との隙間をうめるスペーサの役割を果たしており、各リンクのがたつきを防ぎ、各部材を円滑に駆動させる。
案内部材34には、略三角形状の板材であり、上端部34tが段ねじ35によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。案内部材34の下端部近傍には、上下方向に長尺な長孔34aが形成されている。この長孔34aは、段ねじ23のねじ部の径より若干大きな幅に形成され、この長孔34aに段ねじ23が挿通されている。すなわち、案内部材34は、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3を中押え29の上下方向D1に移動可能とし、かつ、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3への移動を規制する。
また、案内部材34には、案内部材34を第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3へ移動させる移動リンク36の一端部が段ねじ37により長孔34aの上部近傍で回動自在に連結されている。移動リンク36の他端部には偏心カム38が連結されており、この偏心カム38には可変軸39の一端部が連結されている。可変軸39の他端部には、ベアリング40、かさ歯車41を介して駆動手段としてのモータ42が連結されている。モータ42は、例えば、ステッピングモータから構成され、モータ42の駆動が、可変軸39、偏心カム38、移動リンク36の順に伝達されて、移動リンク36が案内部材34を移動させる。
かさ歯車41には、かさ歯車43が噛み合わされており、モータ42の駆動を可変軸39の軸方向に直交する方向D5に出力することができるようになっている。かさ歯車43の後端にはベアリング44、中押え昇降カム45等が同軸上に連結されている。すなわち、モータ42は中押え昇降カム45の駆動源としても機能するため、中押え29の昇降はモータ42からの駆動力が伝達されることにより行われる。
中押え昇降カム45は、図5〜図7に示すように、回動中心を通る中心線を境に一方は、回動中心から外周面までの距離がほぼ同一の円弧状に形成され(以下、維持部45aという。)、他方は、回動中心から外周面までの距離が、維持部45aにおける回動中心から外周面までの距離よりも大きく、かつ、滑らかに変化する形状(以下、変化部45bという。)とされている。また、図3及び図5〜図7に示すように、中押え昇降カム45の一面側には、モータ42から伝達された駆動力を伝達する駆動軸51に中押え昇降カム45を固定するための固定部45cが形成されている。さらに、この固定部45cには、変化部45bの外周縁に向かって延びるように突起部45dが形成されている。
中押え昇降カム45は、中押え29を縫製終了後の中押え退避位置P5(後述する)に上昇させる中押え上げ部材46を昇降させるものであり、中押え上げ部材46の一端部に設けられた円筒状のコロ47の外周面に中押え昇降カム45の外周面が当接するようになっている。すなわち、中押え昇降カム45の維持部45aがコロ47に当接している際には、中押え上げ部材46は上昇しないが(図7参照)、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接している際には、中押え上げ部材46が上昇するようになっている(図5参照)。すなわち、中押え昇降カム45、中押え上げ部材46、コロ47により、昇降機構M2が構成されている。
中押え上げ部材46は、その中腹部でピン48によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。中押え上げ部材46は、その他端部が中押え棒抱き27の下方に位置するように設けられており、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接して中押え上げ部材46の他端部が上昇することにより、中押え棒抱き27を上昇させ、中押え29を中押え退避位置P5に上昇させることができる(図5参照)。また、ミシンフレーム15には、中押え上げ部材46よりも上方に位置するようにばね掛49が設けられており、このばね掛49にコイルばね50の一端部が架けられ、他端部が中押え上げ部材46の一端部近傍に架けられている。これにより、中押え上げ部材46の一端部を常に上方に付勢するようになっている。
中押え昇降カム45の固定部45cに形成された突起部45dの後方には、ミシン100の電源遮断時に中押え29を中押え下位置P4(後述する)に移動させるように中押え昇降カム45を回転させる中押え上げ戻し腕52が駆動軸51の軸線に直交する方向に延びるように設けられている。中押え上げ戻し腕52は、棒状に形成された部材であり、その後端部は、ミシンフレーム15に弾性部材としてのコイルばね53を介して取り付けられている。中押え上げ戻し腕52は、ミシン100の電源投入時に起動するとともに、ミシン100の電源遮断時に停止するソレノイド54により、コイルばね53の付勢力が作用した状態で保持されており、ミシン100の電源が遮断されると、中押え上げ戻し腕52の保持が解放され、中押え上げ戻し腕52はコイルばね53の付勢力で前方に飛び出して突起部45dを押すこととなる。すなわち、中押え上げ戻し腕52、コイルばね53、ソレノイド54により移動制御機構M3が構成されている。
また、中押え昇降カム45の上方には、ソレノイド54により保持された中押え上げ戻し腕52の先端部と突出部45dとの間に出入可能とされ、中押え上げ戻し腕52が突出部45dに接触するのを防止する移動規制機構M4を構成する遮蔽板55が設けられている。すなわち、中押え29の位置を維持するために中押え昇降カム45を回転させたくない場合には、遮蔽板55を中押え上げ戻し腕52の先端部と突出部45dとの間に移動させるとよい。
ここで、中押え29と外押え104の位置関係について説明する。
図8に示すように、中押え29が縫製中に待機している位置を中押え下位置P4といい、中押え29が縫製終了後に上方に退避した位置を中押え退避位置P5という。また、外押え104が縫製中に縫製物を押さえ付ける位置を外押え下位置といい、外押え104が縫製終了後に退避した位置を外押え上位置という。
これらの位置関係は、中押え退避位置P5、外押え上位置、中押え下位置P4、外押え下位置の順で針板101からの高さが低くなっている。
<縫製時における中押えの動作>
次に、上述の構成を有する中押え装置1の動作について説明する。
上軸モータ(図示略)を駆動させて偏心カム3を回動させると、接続リンク4の先端は上軸2の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動し、接続リンク4に連結された揺動軸抱き5も同方向に揺動する。揺動軸抱き5が揺動することにより、揺動軸6も揺動するため、第1リンク8の一端部が揺動支点となって第1リンク8の他端部が揺動軸6の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。第1リンク8の他端部の揺動に伴い、第2リンク11の他端部は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に揺動し、第2リンク11の他端部に連結された第3リンク20及び第4リンク22は、その直列方向(上下方向)D2に揺動する。第3リンク20及び第4リンク22の揺動に伴い、第4リンク22に連結された中押え棒28は上下方向D1に沿って下方に移動するため、中押え29も上下方向に移動する。
<中押え装置による中押え下位置の調節動作>
次に、上述の構成を有する中押え装置1による中押え下位置P4の調節動作について説明する。
モータ42を駆動させると、モータ42の駆動は、かさ歯車41、ベアリング40を介して可動軸39に伝達され、可動軸39は回動を始める。可動軸39の回動により、偏心カム38も回動し、移動リンク36は、可動軸39の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。移動リンク36の揺動により、案内部材34は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3に揺動する。
このとき、図9に示すように、案内部材34の長孔34aで連結された第3リンク20と第4リンク22の連結部P3の段ねじ23は、そのねじ部分が長孔34aによって、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3への移動が規制されているため、揺動により伝達される力を逃がす場所が無くなり、段ねじ23は長孔34aに沿って上方に移動し、段ねじ23の案内部材34に追随した移動に伴って、直列に並んで連結されていた第3リンク20と第4リンク22同士がなす角度θが変化し、中押えリンク部材24は、略く字状になる。中押えリンク部材24が略く字状になると、中押えリンク部材24の両端部間の距離L、言い換えると、第3リンク20の一端部と第4リンク22の他端部との間の距離Lが短くなり、中押え29は上下方向D1に沿って上方に移動する。これにより、中押え29の中押え下位置P4を調節することができる。
<中押え装置による中押えの退避動作>
次に、縫製終了後に中押え29を中押え退避位置P5に移動させるときの動作について説明する。
中押え下位置P4の調節は、各リンク比を調節してモータ42を0°〜180°の範囲内で回動させることにより行い、中押え29の退避は、モータ42を180°〜360°の範囲内で回動させることにより行う。
すなわち、中押え下位置P4の調節の際には、モータ42を0°〜180°の範囲内で回動させると、中押え昇降カム45の維持部45aがコロ47に当接するようにし、中押え29を退避させる際には、モータ42を180°〜360°の範囲内で回動させると、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接するように各部が連結されている。
従って、図5〜図7に示すように、縫製時にはモータ42が0°〜180°の範囲内で回動するので、維持部45aがコロ47に当接して中押え上げリンク46は回動しない。そのため、中押え上げリンク46が中押え棒抱き27を上方に押し上げることがなく、中押え下位置P4のみが調節できる。しかし、縫製が終了してモータ42が180°〜360°の範囲内で回動すると、変化部45bがコロ47に当接して中押え上げリンク46の一端部を下方に押し下げる。すると、中押え上げリンク46はピン48を支点に回動し、中押え上げリンク46の他端部は上方に移動し、移動経路上に設置された中押え棒抱き27を上方に押し上げる。これにより、中押え29を中押え退避位置P5まで上昇させることができる。
<ミシンの電源遮断時における中押えの昇降動作>
次に、縫製終了後に中押え29を昇降させるときの動作について説明する。
ミシン100の電源遮断時に中押え29が中押え退避位置にある場合、ミシン100の電源が遮断されると、ソレノイド54の電源も遮断される。ソレノイド54の電源が遮断されると、中押え上げ戻し腕52の保持が解放されるため、中押え上げ戻し腕52は、コイルばね53の付勢力により、中押え昇降カム45の突出部45dに向けて飛び出す。そして、中押え上げ戻し腕52が突出部45dに当接することにより、中押え上げ戻し腕52の運動エネルギーが突出部45dに伝達され、突出部45dは図5における時計回りに回転し始める。
ここで、中押え29が中押え退避位置P5にある場合には、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接しており、中押え昇降カム45の回転中心から維持部45aまでの距離と変化部45bまでの距離が異なるので、図9に示すように、コロ47との当接箇所が変化部45bから維持部45aに移り変わる際には、コロ47との当接位置は徐々に変化する。これにより、突出部45dが回転し始めると、その後は回転力を付与しなくても中押え昇降カム45がゆっくりと回転する。あとは、上述したように、中押え昇降カム45の回転により、コロ47との当接位置が変化部45bから維持部45aに移り変わっていくので、中押え上げリンク46は図6における反時計回りに回転し始め、中押え29は中押え下位置P4に向けて下降する。
一方、ミシン100の電源遮断後も中押え29を中押え退避位置P5に維持させたい場合には、遮蔽板55を突出部45dと中押え上げ戻し腕52との間に移動させる。これにより、ソレノイド54の電源が遮断されて、中押え上げ戻し腕52が突出部45dに向けて飛び出しても、中押え上げ戻し腕52は遮蔽板55に衝突して突出部45dへの移動が規制されるため、中押え昇降カム45が回転することもなく、中押え29を中押え退避位置P5に維持させることができる。
<実施形態1の作用効果>
実施形態1におけるミシンの中押え装置1によれば、ミシン100の電源遮断時に、中押え上げ戻し腕52が中押え昇降カム45の突出部45dに当接して中押え昇降カム45を回転させることにより、中押え29を中押え下位置P4に移動させることができ、中押え29が針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針107に糸を通すことができないといったことがない。また、ミシン100の電源遮断時に遮蔽板55が中押え上げ戻し腕52による中押え昇降カム45の回動を規制することにより、中押え29を中押え退避位置P5に維持させることができ、中押え29が取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠105(図1参照)と接触して押え枠105を損傷させてしまうことがない。よって、ミシン100の電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
〔実施形態2〕
<中押え装置の構成>
実施形態2における中押え装置1Gは、図2、図10、図11に示すように、実施形態1における移動制御機構及び移動規制機構に替えて、制御装置90で中押え29の昇降を制御するように構成したものである。なお、制御装置90以外の他の構成要素については実施形態1と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、制御装置90は、各種処理を行うCPU91と、プログラムやデータが記憶された記憶手段としてのメモリ92と、を備えている。
メモリ92には、CPU91が処理を行う作業エリア93と、処理に用いるデータを記録するデータエリア94と、中押え装置に各動作をさせるためのプログラムが記憶されたプログラムエリア95と、が形成されている。
データエリア94には、中押え退避位置P5及び中押え下位置P4とモータ42の駆動量とが対応付けられた中押え位置データ94aが記憶されている。具体的には、中押え位置データ94aには、中押え29を中押え退避位置まで移動させるために必要なモータ42のシャフトの回転角度と、中押え29を中押え下位置まで移動させるために必要なモータ42のシャフトの回転角度とが記憶されている。
プログラムエリア95には、データエリア94に記憶された中押え位置データ94aに基づいてモータ42の駆動を制御する駆動制御プログラム95aが記憶されている。すなわち、制御装置90は、CPU91が駆動制御プログラム95aを実行することにより駆動制御手段として機能する。
<ミシンの電源遮断時における中押えの昇降動作>
次に、縫製終了後に中押え29を昇降させるときの制御装置90の制御について説明する。
中押え29を中押え下位置P4に設定する旨の設定がなされている場合、制御装置80がミシン100の電源が遮断されたことを検出すると、制御装置80は内蔵されている電力保持装置(例えば、コンデンサ)の電力を利用して、中押え位置データ94aに基づいた量だけモータ42のシャフトを回転させる。モータ42の駆動力は、かさ歯車41,43を介して中押え昇降カム45に伝達され、中押え昇降カム45が図5〜図7における時計回りに中押え位置データ94aに設定された角度だけ回転する。
ここで、中押え29が中押え退避位置P5にある場合には、中押え昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接しており、中押え昇降カム45の回転中心から維持部45aまでの距離と変化部45bまでの距離が異なるので、図9に示すように、コロ47との当接箇所が変化部45bから維持部45aに移り変わる際には、コロ47との当接位置は徐々に変化する。これにより、中押え昇降カム45が回転し始めると、その後は回転力を付与しなくても中押え昇降カム45がゆっくりと回転する。あとは、上述したように、中押え昇降カム45の回転により、コロ47との当接位置が変化部45bから維持部45aに移り変わっていくので、中押え上げリンク46は図5〜図7における反時計回りに回転し始め、中押え29は中押え下位置P4に向けて下降する。
一方、中押え29を中押え退避位置P5に設定する旨の設定がなされている場合には、制御装置80がモータ42を駆動させる信号を送らないよう制御することにより、モータ42は停止したままとなり、中押え昇降カム45が回転することもなく、中押え29を中押え退避位置P5に維持させることができる。
<実施形態2の作用効果>
実施形態2におけるミシンの中押え装置1Gによれば、制御装置90のCPU91が駆動制御プログラム95aを実行することにより、モータ42は中押え位置データ94aに基づいて中押え昇降カム45を動作させる。ここで、制御装置90が中押え退避位置P5に対応する駆動量を出力するようにモータ42のシャフトを回転させると、中押え29を中押え退避位置P5に移動させることができ、中押え29が取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠105(図1参照)と接触して押え枠105を損傷させてしまうことがない。また、制御装置90が中押え下位置P4に対応する駆動量を出力するようにモータ42のシャフトを回転させると、中押え29を中押え下位置P4に移動させることができ、中押え29が針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針107に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシン100の電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ミシン100の電源遮断後の中押え29の昇降はミシン100に内蔵されたものである必要はなく、中押え29を中押え退避位置P5と中押え下位置P4とに移動可能となるように構成された中押え駆動部材をミシン100の外部から取り付け、作業者の手動動作により中押え29を移動させるように構成してもよい。これにより、ミシン100の外部から中押え駆動部材を手動で操作することにより、中押え29を中押え退避位置P5と中押え下位置P4とに移動させることができるようになる。ここで、中押え駆動部材の操作により、中押え29を中押え退避位置P5に移動させると、中押え29が取り付けの邪魔になったり、下降時に押え枠105と接触して押え枠105を損傷させてしまうことがない。また、中押え駆動部材の操作により、中押え29を中押え下位置P4に移動させると、中押え29が針棒の下降の邪魔になって針棒を下降させることができなかったり、縫い針107に糸を通すことができないといったことがない。よって、ミシン100の電源を遮断した後の作業性を向上させることができる。
また、中押え揺動機構M1を構成するリンクの数量、連結位置、連結順は任意であって、中押え29の上下方向D1への揺動を出力するものであれば、その機構は自由に変更可能である。
また、実施形態においては、所望の中押え下位置P4とするために必要なデータを制御装置90に記憶させているが、作業者によりモータ42の駆動量を縫製の都度設定するようにしてもよい。
また、中押え昇降カム45及び中押え上げリンク46を設けなくても、モータ42の出力軸を偏心させて中押え29を中押え退避位置P5に移動させてもよい。
ミシンの概略斜視図である。 中押え装置の側面図である。 中押え装置の分解斜視図である。 中押え装置の分解斜視図である。 中押えの昇降機構(退避前)を説明する側面図である。 中押えの昇降機構(退避中)を説明する側面図である。 中押えの昇降機構(退避後)を説明する側面図である。 中押えと外押えの位置関係を説明する図である。 中押え昇降カムとコロの当接箇所の針板からの高さの変化を説明する図である。 実施形態2における中押え装置の中押えの昇降機構を説明する側面図である。 実施形態2における中押え装置の制御装置の構成ブロック図である。
符号の説明
1 中押え装置
11 第2リンク
15 ミシンフレーム
16 コイルばね
24 中押えリンク部材
29 中押え
34 案内部材
34t、55t 案内部材の上端部
36 移動リンク
42 モータ(駆動手段)
51 移動機構
90 制御装置(駆動制御手段)
92 メモリ(記憶手段)
94a 中押え位置データ
95a 駆動制御プログラム
100 ミシン
101 針板
104 外押え
105 押え枠
107 縫い針
D1 中押えの上下方向
D2 リンクの直列方向
D3 リンクの直列方向に対して横切る方向
M1 中押え揺動機構(第1リンク8、第2リンク11、位置決めリンク13)
M2 昇降機構(中押え昇降カム45、中押え上げ部材46、コロ47)
M3 移動制御機構(中押え上げ戻し腕52、コイルばね53、ソレノイド54)
M4 移動規制機構(遮蔽板55)
P1,P2 接続部
P3 連結部
P4 中押え下位置
P5 中押え退避位置
L 接続部間の距離
θ 隣接するリンクがなす角度

Claims (4)

  1. 縫い針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえ付けるように前記縫い針の上下動に同期して上下動する中押えを備えるミシンの中押え装置において、
    縫製時に縫製物を針板に向けて押さえ付けるとともにミシンの電源遮断時に所定位置に退避可能な外押えが前記所定位置に退避している場合に、前記電源遮断時に上方の中押え退避位置と下方の中押え下位置の一方に前記中押えが移動可能となるように構成したことを特徴とするミシンの中押え装置。
  2. 前記中押えを縫い針の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構を有し、
    前記ミシンの電源遮断時に、前記中押えを前記中押え下位置に移動させるように前記昇降機構を動作させる移動制御機構と、
    前記ミシンの電源遮断時に、前記中押えを前記中押え退避位置に維持させるように前記移動制御機構による前記昇降機構への制御動作を規制する移動規制機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの中押え装置。
  3. 前記中押えを縫い針の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構と、前記昇降機構を動作させる駆動手段と、を有し、
    前記中押え退避位置及び前記中押え下位置と前記駆動手段の駆動量とが対応付けられた中押え位置データを記憶する記憶手段と、
    前記ミシンの電源遮断時に、前記記憶手段に記憶された前記中押え位置データに基づいて前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの中押え装置。
  4. 前記中押えを縫い針の上下動方向に沿って昇降させる昇降機構を有し、
    前記昇降機構に設けられ、前記ミシンの電源遮断時に、前記ミシンの外部から手動で操作することにより、前記中押えを前記中押え退避位置と前記中押え下位置とに移動可能となるように構成された中押え駆動部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの中押え装置。
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