JP2006102220A - 搾乳器 - Google Patents

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Abstract

【課題】負圧形成手段に母乳が回り込むおそれがなく、破損や非衛生な状態となることを有効に防止することができる搾乳器を提供すること。
【解決手段】使用者の乳房に当接される搾乳部22を含む搾乳器本体21と、前記搾乳部と接続された内圧変更手段41とを備え、搾乳に際して、形成される密閉空間と、前記圧力変更手段とを液密的に分離して、圧力を伝達する圧力伝達部30を有し、前記圧力伝達部が、前記密閉空間内における体積が、前記圧力変更手段の動きにより変化する変形部51を有し、この変形部51は、ケース31内で一端側が開放された開口と、他端側が閉止された底部52と、壁部53とを有し、この壁部に脆弱部54が形成され、前記圧力変更手段による圧力の変動に応じて、前記変形部の前記開口M4と前記底部とが近接・離間するように前記壁面部を変形させる搾乳器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、母乳を搾るための搾乳器の改良に関するものである。
従来から用いられている搾乳器は、例えば、乳房に当接させるためのラッパ部と、このラッパ部に乳房を当接することで形成される空間に負圧を作るためのポンプなどの負圧形成手段を備えている。前記負圧空間に吸引された母乳は、ボトルなどに落とし込むことで貯留されるようにされており、前記負圧形成空間と前記ポンプは接続手段により接続されている(特許文献1参照)。
このような搾乳器は、前記接続手段に設けたハウジングに収容されている弁体が、母乳液面の上昇により可動して、負圧形成手段である前記ポンプ側への開口を塞ぐようになっている。これにより、母乳が負圧形成手段であるポンプ側に回ることを防止し、機械構造が錆びたり、汚染されることを防止することができる。また、負圧形成手段がポンプなどの機械構造ではなく、レバーなどの手動機構で構成されている場合にも、母乳がこのレバーなどに回り込んで、使用者の手を汚す等の不都合を回避できるものである。
特開平11−226117
ところで、このような搾乳器にあっては、前記接続手段に設けられ、前記負圧空間と前記ポンプ側とを連絡する開口が、弁体の動作によって塞がれる構造となっている。
このため、負圧空間とポンプ側は、常時完全に液密的に分離された構造となっておらず、前記開口を弁体が塞いでも僅かな隙間から、母乳自体や、負圧に伴って霧状となった母乳等がポンプ側に廻る危険がある。
このため、ポンプの機械部分が汚損してしまったり、雑菌が繁殖したりするおそれがあり、手動の負圧形成手段においても同様に汚損や非衛生的なものとなる。
そこで、本発明は、負圧形成手段に母乳が回り込むおそれがなく、破損や非衛生な状態となることを有効に防止することができる搾乳器を提供することを目的としている。
上記目的は、請求項1の発明によれば、使用者の乳房に当接されるほぼ円錐状の搾乳部と、前記搾乳部を含み、ボトルと連通するように着脱される搾乳器本体と、前記搾乳部と接続され、負圧状態と、この負圧状態よりも高い圧力として少なくとも大気圧状態とを交互に生じさせる内圧変更手段とを備えた搾乳器であって、前記搾乳部が搾乳に際して、使用者の乳房に当接されることにより形成される密閉空間もしくは、この密閉空間と連通した空間と、前記圧力変更手段とを液密的に分離するように配置され、前記圧力変更手段により変更された圧力を伝達するための圧力伝達部を有しており、前記圧力伝達部が、前記密閉空間もしくは、この密閉空間と連通した空間内で占める体積もしくは容積が、前記圧力変更手段の動きにより変化する変形部を有していて、前記圧力伝達部は、一端が前記内圧変更手段側と接続され、他端が前記密閉空間側に接続されるケースを有しており、このケース内に前記変形部が収容されているとともに、この変形部は、一端側が開放された開口と、他端側が閉止された底部と、前記開口と前記底部との間に設けた壁部とを有し、この壁部に脆弱部が形成されることにより、前記圧力変更手段による圧力の変動に応じて、前記変形部の前記開口と前記底部とが近接・離間するように前記壁面部を変形させる搾乳器により達成される。
請求項1の構成によれば、前記圧力伝達手段は、ケース内に収容された前記変形部の体積変化により前記密閉空間の内圧を変化させることで、前記搾乳部に当接させた乳房に対する吸引圧を変更するようになっている。
また、前記変形部は、前記圧力変更手段による圧力変化を受容するように、一端側が開放された開口を有し、他端側は閉止されて底部を形成している。また、前記開口と前記底部との間に設けた壁部を備え、この壁部に脆弱部が形成されている。これによって、前記圧力変更手段による圧力の変動に応じて、前記開口と前記底部とが近接・離間するように前記壁面部が前記脆弱部の箇所で変形する構成とされている。
このため、前記圧力伝達部が、前記搾乳部に形成される前記密閉空間と、ポンプなどの内圧変更手段とを完全に液密的に分離しているので、前記密閉空間側から、搾乳した母乳が前記内圧変更手段に回り込むことが有効に防止される。このため、内圧変更手段側が母乳に触れて腐食や破損を生じたり、汚れて非衛生な状態となることが有効に防止される。
しかも、負圧と少なくとも大気圧状態とを、繰り返すことで、乳児による哺乳運動に近似した刺激を付与できるため、搾乳を行いやすい。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、 前記変形部の前記開口が前記内圧変更手段と連通されていることを特徴とする。
請求項2の構成によれば、前記変形部の前記開口を前記内圧変更手段に連通するように接続することにより、内圧変更手段の動作に対応して、内圧変更手段側に底部が移動するため、体積変化する前記変形部を形成することが容易である。
請求項3の発明は、請求項1の構成において、前記変形部の前記開口が前記気密空間と連通されていることを特徴とする。
請求項3の構成によれば、前記変形部の前記開口を前記気密空間と連通するように接続することによっても、内圧変更手段の動作に対応して、体積変化する前記変形部を形成することができると共に、母乳が変形部内で止まるため、衛生的に使用できる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成において、前記変形部の前記脆弱部が蛇腹状に構成されていることを特徴とする。
請求項4の構成によれば、前記変形部の前記側壁に設けられる脆弱部を蛇腹状とすることにより、前記側壁に変形しやすい箇所を容易に多数形成することができ、全体の強度を比較的大きく維持しながら、前記内圧変更手段に動きに対応して、感度良く変形することで、体積変化を効率的にできる変形部を好適に形成することができる。
請求項5の発明は、請求項1の構成において、前記内圧変更手段による圧力の変動に応じて、前記変形部の底面部が前記開口に接近した後で、さらに同じ方向に変位し、前記開口から離間する構成としたことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、前記変形部は、その底部が前記開口に近づき、さらに同じ方向に変形変位して前記開口から置換するので、きわめて変形量が大きく、前記密閉空間に対して、十分な量の圧力変更を与えることができる。
請求項6の発明は、請求項5の構成において、前記変形部の底面部が前記開口に接近した後に、さらに同じ方向に変位し、前記開口から離間した後、前記変形部の剛性によって、変形前の形状に復元することを特徴とする。
請求項6の構成によれば、前記変形部は、その底面が変形した後、自らの剛性によって復元して待機状態となるため、内圧変更手段による負圧と少なくとも大気圧状態との反復変化が、変形部によって連続的に伝達されやすい構成とできる。
以上説明したように、本発明によれば、負圧形成手段に母乳が回り込むおそれがなく、破損や非衛生な状態となることを有効に防止することができる搾乳器を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態に係る搾乳器(以下、「搾乳器」という)の構成を示す概略断面図である。
図1は搾乳器20の全体を示しており、図において、搾乳器20は、搾乳した母乳を貯留するための容器であるボトル47に着脱できる搾乳器本体21(以下、「本体」という)を備えている。
本体21は、例えば、全体が、比較的軽く、丈夫な合成樹脂材料により成形されており、例えば、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド、ポリプロピレン等により形成されている。本体21は、搾乳した母乳を貯留するためのボトル47と着脱する着脱部25を備えている。着脱部25は、例えば、図1に示されているように、偏平な筒状部分であって、内側に雌ネジ部25aを備えており、ボトル47の瓶口の周囲に形成された雄ネジ部と螺合されるようになっている。尚、ボトル47は、搾乳器20の専用品でもよいし、着脱部25に適合した哺乳瓶等を利用してもよい。
本体21の着脱部25の上部には、斜めに傾斜した状態で外方に開く円錐状もしくはラッパ状の搾乳部22が設けられている。
図3および図4には、この搾乳部22周辺が拡大して示されており、図3は搾乳部22の部分拡大断面図、図4は図3のA−A線端面図である。
これらの図において、搾乳部22は、通気路23を構成するやや拡開した開き通路11と、開き通路11の先端側に一体に設けられ、ラッパ状に大きく拡開した開き先端部12とを備えている。これらは本体21と同じ材料で成形され、比較的高い剛性を有していて、変形しにくい。
また、開き先端部12の内側には、開き先端部12と略同じ形状とされた筒状の変形部材13が設けられている。変形部材13は、基端側の係止部17と、開口M3の縁部を回り込むように覆う先端係止部16とにより、開き先端部12に着脱される。この変形部材12は、シリコーンゴムやエラストマー、天然ゴム等の弾性体で形成されている。
変形部材13には、図4に示すようにその周方向の2箇所で、ここでは上下方向に内方に突出する凸状刺激部14,14が形成されており、これら凸状刺激部14,14が設けられていない周方向の2箇所に変形案内部15,15が形成されている。
凸状刺激部14は、密閉空間の負圧が高まった際に乳房と当接して押圧し、搾乳に伴う好ましい刺激を与え、マッサージ効果を発揮する。変形案内部15は、当該箇所が薄肉に形成されており、他の領域より剛性が低く変形しやすい。特に、変形案内部15、15は2つの凸状刺激部14,14を結ぶ仮想線L1と直交する仮想線L2上の位置に配置されることで、図4において、各凸状刺激部14,14が互いに接近するように変形部材13を変形させるように案内する機能を有する。
したがって、変形案内部15,15は図示の構成の他、スリットなどの部分的に剛性を弱める構造を採用してもよい。
また、変形部材13の先端係止部16の一部(ここでは下方の一箇所)には、開き先端部12に当接されておらず、溝状とされた図3に示す隙間16aが形成されている。これが空気溝となって、大気圧の空気が入り込むことで、負圧とされた変形部材13の内側との圧力差が生じ、変形部材13の変形効果を発揮することができる。
搾乳部22の搾乳部通気路23は、通気及び搾乳した母乳の通路とされ、斜め上方に向けて徐々に拡大した筒状であり、下端側は下方に曲折してボトル47側に向かうようにされている。また、搾乳部22の搾乳部通気路23の開口M1は、本体21とボトル47との着脱部25の内側であり、小室弁26が取付けられている。搾乳部通気路23と隣接して、もうひとつの通気路27が設けられている。
通気路27の下端開口M2は、図示されているように小室弁26で搾乳部通気路23と連通しており、通気路27の上端は上方に延びて圧力伝達部30のケース31下端に連絡している。
上記小室弁26は、図1及び図2に示されているように、全体がシリコーンゴムやエラストマー、天然ゴム等の弾性体で形成されたキャップ状の形態であり、図2の両側壁26b,26cは下端に向けて互いに幅が徐々に接近するように形成された弾性体の傾斜壁となっている。両側壁26b,26cの接近した下端には、スリット26dが設けられており、搾乳した母乳が小室26aに所定量まで貯留されると、その重量や、後述するように負圧が解除された際の圧力の変化に伴い、両側壁26b,26cの先端側が開き、スリット26dが開いて、母乳はボトル47内に落とされるようになっている。また、傾斜壁の下端にスリット26dを形成したことにより、負圧時にボトル47内の空気が小室26aに入ることを防ぐ空気弁としても機能するようになっている。
圧力伝達部30のケース31は上記した搾乳部22と一体に形成されており、着脱可能とされた接続部42を介して、可撓性パイプなどでなる通気路43により、圧力変更手段としてのポンプユニット41と空気的に密閉された状態となるよう接続されている。
ポンプユニット41は、例えば、駆動制御部45が接続され、駆動制御部45にはスイッチ46が接続されている。
これにより、ポンプユニット41は、スイッチ46がオンされると、駆動制御部45の指令に基づいて、真空ポンプとして駆動されることにより、連通する空間を負圧に引くことができるようになっている。この場合、駆動制御部45の制御態様により、オン、オフを一定周期で行うことにより、脈動状態を形成することができる。この場合、駆動制御部45は、モータに対する電気的スイッチングを行うものであっても、あるいは空気をリークさせる方法や、ピストン運動を行う等の機械的な動きで上記制御態様を実現するものでもよい。
さらに、ポンプユニット41は、本体21に設けた図示しないケーシングに収容されたモータなどで本体21と一体に構成してもよく、手動ポンプや足動ポンプ等とされていてもよいが、いずれも、圧力を変動させて、負圧状態から少なくとも大気圧状態までの変動を連続して行う、脈動となる圧力変動を行うことが好ましい。
圧力伝達部30のケース31は、この場合、例えば、縦方向に長い筒体であり、内部空間S1も縦方向に長い空間とされており、変形部51を収容している。
変形部51は、例えば、一端に開口M4を有し、他端が閉止された底部52とされた有底の筒体であり、ある程度可撓性のあるシリコーンなどの合成樹脂による成形品で形成されている。変形部51の周面である壁部53には、ひとつまたは複数の脆弱部54が形成されている。この場合、脆弱部54は、一方向(この場合「縦方向」)に長い筒体の長さ方向に沿って、その壁部を周回する折れ線である。そして、この脆弱部54は、変形部51の長さ方向に等間隔に複数もしくは多数配置されている。これにより、変形部51は全体として、蛇腹構造とされている。なお、螺旋状に一本の折れ線を配置してよい。
この実施形態では、変形部51は、開口M4が上方に開放され、その周囲のフランジ部51aが、ケース31の上端と接続部42との間に挟まれるようにして、空気的にシールされている。
これにより、本体21にあっては、搾乳部22に乳房が当接されてその開口M3を塞ぐと、それより内側になる通気路23、小室26a、通気路27、ケース31の内側の空間S1は密閉空間となる(ただし、変形部51と開き先端部12との間の空間S2は、この密閉空間に含まれない)。そして、変形部51の開口M4周囲のフランジ部51aがシールされることにより、上記密閉空間と圧力変更手段41側は完全に気体も液体も漏れないように気密および液密的に封止されている。
ケース31の下端の開口M5は上記通気路27と連通しており、通気路27の途中には圧力調整手段44が配置されている。圧力調整手段44は、例えば、そのつまみを回動調整することにより、通気路27の途中に形成した外部と連通する開口の開口径を変更することができるようになっている。なお、圧力調整手段は上述した密閉空間から圧力変更手段41にかけてのいずれかに配置されていればよい。
本実施形態の搾乳器20は以上のように構成されており、その主要な動作を説明する。
搾乳部22に、図3のように使用者の乳房が当接されて、密閉空間が形成されている。
図1では、ポンプユニット41が吸引する前の状態を示しており、変形部51は、密閉空間の一部であるケース31の内部空間S1内で大きな体積を占めるよう、筒状とされており、変形部51の壁部53外面はケース31の内面より僅かに小さい径とされている。
次いで、ポンプユニット41が駆動されて、真空吸引すると、通気路43を介して、変形部51の開口M4で連通した変形部51の内部空間S2の気圧が低下する。このため、外側の空間S1(密閉空間の一部)との気圧差により、変形部51の内部空間S2は押し潰されるよう開口M4側に底部52が近接するので、変形部51の壁部53の脆弱部54が折れるように変形する。この脆弱部54は縦方向に多数形成されていることから、ポンプユニット41の動作に対応して変形しやすい。変形部51は、しかも多数の脆弱部54が形成され、蛇腹状となっているので、これら多数の全ての脆弱部54において変形がされることから、密閉空間内における体積変化が大きく、効率よく圧力伝達が可能である。
かくして、図2に示すように、変形部51は内部空間S1において、矢印に示すように、底部52が開口M4に近接するように変位して、その体積を大きく減らすので、内部空間S1と連通している密閉空間内は、気圧が大きく減じることになる。
すなわち、内部空間S1と連接した密閉空間内では負圧が増大することから、乳房から母乳が吸引され、搾乳された母乳は通気路23内を通って、小室26aに落ちる。しかも、この時、圧力差に伴って変形部材13の凸状刺激部14が乳房側に変形し、乳輪近傍等を押圧して刺激するため、より母乳の分泌を促すことができる。
次いで、ポンプユニット41の動作により、通気路43内の負圧状態が解除されると、ふたたび図1のように変形部51がその底部52を開口M4から離間させ、その形態を復元するよう変位する。これにより内部空間S1内で変形部51は体積を増大させることで、密閉空間内の気圧が高まると、母乳の吸引圧は低下する。
以上の動作を繰り返すことにより、圧力変更手段としてのポンプユニット41の動作は、圧力伝達部30の変形部51の動きにより密閉空間に伝えられ、密閉空間の負圧が増減されることで、乳幼児の哺乳動作に近い状態を実現させることで、ボトル47に搾乳した母乳を貯留させることができる。
この場合、ポンプユニット41の変形部51は、ポンプユニット41の通気路43と接続された開口M4を有し、他端側は閉止されて底部52を有している。しかも変形部51は、開口M4と底部52との間に設けた壁部53を備え、この壁部53に脆弱部54が形成されている。これによって、ポンプユニット41による圧力の変動に応じて、開口M4が底部52と相対的に接近し、あるいは離れるように変位することが可能となるように、脆弱部54の箇所で変形する構成とされている。
このため圧力伝達部30が、搾乳部22に形成される密閉空間と、ポンプなどの内圧変更手段とを完全に液密的及び気密的に分離しているので、密閉空間側、すなわち、小室26aなどに滞留した母乳や霧状となった母乳がポンプユニット41に回り込むことが有効に防止される。このため、ポンプユニット41などの内圧変更手段側が母乳に触れて腐食や破損を生じたり、汚れて非衛生な状態となることが有効に防止される。
図5は、搾乳器の第2の実施形態を示している。
この第2の実施形態において、図1ないし図4で説明した第1の実施形態と共通する構成には同一の符号を付して重複する説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
第2の実施形態の搾乳器20−1では、圧力伝達部30−1のケース31−1の構成が図1の場合と異なっている。このケース31−1は、図において横方向に延びるように配置されており、通気路23と直接連通されている。そして、ケース内の変形部51もその筒状の構造が横方向に配置され、圧力調整手段44がケース31−1に配置されている。
この搾乳器20−1では、通気路23と、小室26a−1と、開口M1−1から上方に僅かに延びる通気路27と、ケース内の空間S1とで密閉空間が形成されるようになっている。
したがって、図1の場合と比べると、圧力伝達部30−1は長い通気路を介することなく、直接に通気路23などの負圧形成すべき搾乳部22と連通しているので、圧力変化を効率良く伝えることができる。
また、長い通気路を形成しないことから、スペース効率がよく、負圧変化を大きくしたい場合には、その分圧力伝達部30−1をさらに大きく形成することも可能である。
第2の実施形態の搾乳器20−1は、上記作用効果以外の点では、第1の実施形態と同様な作用効果を発揮することができる。
図6は、搾乳器の第3の実施形態を示している。
この第3の実施形態において、図1ないし図4で説明した第1の実施形態と共通する構成には同一の符号を付して重複する説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
この実施形態では、圧力伝達部30−2のケース31−2は、図1の場合と同様に縦方向に延びているが、接続部42−2側が図1の場合よりも大きく、全体の半分程度の大きさとされて、ケース31−2の一部とされている。また、ケース31−2の上下寸法の略中央の位置に変形部51−2の開口M4が位置している。
変形部51−2は、図1のような伸縮する蛇腹構造ではなく、開口M4の位置で、図において上下に反転する構造である。すなわち、開口M4よりも底部52−2が小さく形成され、変形部51−2のフランジ部51a−2は接続部42−2の下端位置でケース本体と挟まれて固定されており、この固定箇所に変形部51−2の上記反転に伴い変形するための脆弱部54−2が存在する。すなわち、脆弱部54−2とはこのような固定構造を前提に変形しやすい箇所のことである。
全体がきわめて柔軟な材料で形成されたカップ状の変形部51−2は、ケース31−2の中間付近に固定されており、ケース31−2の内側をポンプユニット側の内部空間S2と密閉空間側の内部空間S1とに区分している。そして、変形部51−2はポンプユニット41の駆動により、そのカップ状の底部52−2が、図示の実線の位置から開口M4に接近し、この開口M4の位置を超えて、これから離間する方向に点線で示すように変位する。この後、ポンプユニット41が陽圧を通気路43に付与することで、吸引前の状態に戻ることとなる。
これにより、ポンプユニット41の1サイクルの動作において、ケース31−2の容積全体が内部空間S1と、内部空間S2とにほぼ切り替わるような大きな容量変化を実現できる。すなわち、図1のケース31内で、変形部51が蛇腹構造により変形してその体積を最小にした場合にも、なお一定量の体積を有しているが、この実施形態の変形部51−2は、反転構造をとることにより、そのような無駄がなく、きわめて効率よく負圧変化を生じることができる。第3の実施形態の搾乳器20−2は、上記作用効果以外の点では、第1の実施形態と同様な作用効果を発揮することができる。尚、ケース31−2を、第2の実施形態のように横方向に延びる形態としてもよいことは勿論である。
図7は、変形例1を示しており、特に図示のものは、第3の実施形態に対応した変形例である。
図において、圧力伝達手段30−3のケース31−3は図1や図6のものと比較すると、縦方向の寸法が小さく、扁平な形態で、接続部42−3側に形成されている。
ケース31−3に収容されている変形部51−3は、側壁53−3の部分が小さく、扁平な形態で、その周縁部が接続部42−3の下端と当接されて、本体側に押しつけられることにより、シールされており、開口M4が本体側に配置されている。
すなわち、この変形部51−3は、所謂ダイヤフラムと近似した形態で、支持されていない中央部となる底部52−3が図において上下に反転した後、自らの剛性によって形態を復元するようになっている。
このような変形例1の場合には、図6で説明した第3の実施形態の変形部と比較して、より反転させやすく、確実な動作を行うことができる。
図8は、変形例2における負圧状態に変形した状態を示しており、特に図示のものは、第1の実施形態に対応した変形例である。
図において、圧力伝達手段30−4のケース31−4に収容された変形部51−4は、図1の変形部51とは異なり、あらかじめ壁部53が潰れた状態(開口M4に底部52が近接した状態)に形成されており、また、接続部42−4側にケース31−4が形成されて、変形部51−4の開口M4が本体側となる通気路27側と連通している。
したがって、この変形例2では、ポンプユニットの動きに対応して、通気路43を通じてケース31−4側の内部空間S1側の圧力を負圧となるよう吸引して、変形部51−4の底部52を開口M4から離間するよう変形させることで、密閉空間側の空間S2の負圧を高めたり、これを密閉空間側に戻して、負圧を減少させたりするように動作するため、変形部51−4の内側のみで逆流しかけた母乳を保持することができる。
これ以外の点は、図1の実施形態と同じである。
図9は、搾乳器の第4の実施形態を示している。
この第4の実施形態において、図1ないし図4で説明した第1の実施形態と共通する構成には同一の符号を付して重複する説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
この実施形態では、内圧変更手段が手動であり、内圧変更手段と圧力伝達手段が一体的に構成されている点に特徴がある。
図において、搾乳器20−5の本体21からは左斜め上方に向かって、ほぼ円弧状にピストンロッド61が延びている。ピストンロッド61の上端には、斜め上方に向かって固定ピストン62が一体に形成されている。この固定ピストン62は、横向きの円盤状もしくは楕円状に形成されている。なお、圧力調整手段44は開き通路11側に形成されている。
レバー70は、本体21に対して着脱されるようになっており、固定状態では、レバー70の長さ方向の中央付近を本体21に対して軸止めされることで、軸止めされた箇所を中心として、図9の矢印B1方向と矢印B2方向の正逆両方に回転もしくは回動あるいは揺動されるようになっている。
そして、レバー70の内側には、付勢手段としての例えば長尺の板バネ71が配置されている。板バネ71は、一端が曲折されて、本体21側の係止手段に、曲折された部分が挟み込まれることで係止され、他端がレバー70の内側に配置されたバネ受けに当接されることにより、本体21側に固定されており、レバー70下端を矢印B2方向へ付勢するようになっている。なお、図9はレバー70をB2方向に付勢した状態を示している。
レバー70の一端、すなわち図9の上端側に一体に設けられたスリーブ73は、終端部73bが閉止された閉塞端とされ、固定ピストン62側が開口73aとされて、この開口73aの周囲の壁部74により、一端が開口されたシリンダ状の内部空間を形成している。この内部空間はひとつの空間であるが、図示のように固定ピストン62が、開口73aからスリーブ73内に挿入されることにより、大気開放された空間S3とスリーブ73の(内)壁部74及び終端部73bの内側により形成される閉空間S2に区分されており、スリーブ73がケースとして機能するよう構成されている。
スリーブ73の壁部74の内側は、レバー70の上端及び下端側の回動軌跡とほぼ一致する曲面形状とされている。このため、スリーブ73がレバー70の上端及び下端側の回動軌跡に適合されているので、レバー70による回動操作がしやすく、スムーズである。
これに対応して、本体21側の固定ピストン62は、変形部51−5の開口M4の周縁部が装着されることにより、スリーブ73の壁部74の内側に密着する形状であり、フランジ状の端部において、変形部51−5の開口M4の周縁部は、ピストンリングとしての弾性体によるリング状のパッキンと同様な機能を発揮して隙間をシールしている。
この場合、変形部51−5は、図8の変形部51−4と同等の機能を果たすものである。すなわち、変形部51−5は、変形部51−4と基本的に同様で、径の大きな有底筒体で形成され、底部52が開口73aに近接した状態に形成されている。
図示されているように、ピストンロッド61の内部には、通気路27の延長部27aが貫通しており、この延長部27aが変形部51−5の内部空間S1に連通している。
そして、レバー70が矢印B1に手動操作され、その後に板バネ71によって矢印B2に戻されることによって、固定ピストン62が、相対的に、スリーブ73内に深く入り込んだ密閉状態から、スリーブ73の開口73a側に接近する往復運動がされる際にも内部空間S2の密閉が維持されるようになっている。
さらに、レバー70のスリーブ73の上端付近には、壁部を部分的に内側に凹ませることで、リーク部76を設けている。この部分は、上記した固定ピストン62の相対的な往復動作におけるスリーブ73の終端に位置しており、負圧が最も高くなった状態において機能する。すなわち、密閉空間の負圧を破壊する動作を行う上で、レバー70をB1方向に完全に引ききると、リーク部76の箇所に固定ピストン62が移動することで、リーク部76から部分的に大気開放されるから、負圧を破壊する動作に極端に大きな力を必要とせず、操作が容易である。なお、負圧を破壊する動作を行う上で、固定ピストン62の全周縁またはその上部領域のみが、同時にスリーブ73を抜ける構成としてもよい。
かくして、レバー70を図示の位置から矢印B2方向に移動させると、すなわち、レバー70への力を抜いて、板バネ71によってボトル47から離間するよう移動させると、固定ピストン62は、スリーブ73内でその終端部73bに接近するので、内部空間S2は小さくなる。これにともない、変形部51−5が潰され、その内部空間S1が小さくなるので、内部空間S1の空気は、矢印K2で示すように、延長部27aを介して通気路27を含む密閉空間内に送られ、密閉空間の負圧は小さくなる。
これに対して、レバー70の下端をその状態から、今度は矢印B1方向に移動させると、すなわち、レバー70に力を入れて、板バネ71を変形させながらボトル47に近接するよう移動させると、固定ピストン62は、スリーブ73内でその終端部73bから離れるので、内部空間S2は大きくなる。この負圧の発生にともない、変形部51−5が伸びるように変形し、その内部空間S1が大きくなるので、搾乳部22側の密閉空間の空気は、矢印K1で示すように、延長部27aを介して、内部空間S1に送られ、密閉空間の負圧は大きくなり、図3で示した状態で当接される乳房から搾乳が行われる。そして、リーク部76により空間S2内の負圧をリークすると、変形部51−5は元の形状に戻ることとなる。
なお、この場合は、変形部51−5は密閉空間に占める容積が変化するように構成された例である。
このように、内圧変更手段は、レバー70のような手動操作で、動作するようにすることができ、その他の作用効果は第1の実施形態と同じである。
また、本実施の形態における変形部51−5を縮んだ状態で形成するのではなく、筒状に伸びた形態として形成し、板バネ71によって空間S1を潰した状態としておき、B1方向への操作を行うことにより、変形部51−5が元の形状に戻るよう構成してもよい。
さらに、本実施形態では、ピストン及びピストンロッドは動かない構成とされているが、レバー70側にピストンが配置されて、本体21側にスリーブを配置して、ピストン側が駆動されるよう構成し、第1の実施の形態と同様の圧力伝達部を設けてもよい。
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、変形部の壁面における脆弱部は、部分的に肉厚を薄くすることや、柔軟な素材を配置することで設けてもよい。
また、電動ポンプユニット41を本体21と一体に配置して形成してもよく、さらには、圧力伝達部30をポンプユニット41側に直接設けて、通気路27を通気路43と直接連通するよう構成してもよい。
なお、上述の各実施形態、変形例の個別の構成は、必要により省略したり、説明しない他の構成と組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る搾乳器の概略断面図。 本発明の第1の実施形態に係る搾乳器の概略断面図。 図1の搾乳器の授乳部の拡大断面図。 図3のA−A線端面図。 本発明の第2の実施形態に係る搾乳器の概略断面図。 本発明の第3の実施形態に係る搾乳器の概略断面図。 搾乳器の変形例1を示す部分断面図。 搾乳器の変形例2を示す部分断面図。 本発明の第4の実施形態に係る搾乳器の概略断面図。
符号の説明
20・・・搾乳器、21・・・搾乳器本体、22・・・搾乳部、30・・・圧力伝達部、47・・・ボトル、51・・・変形部、52・・・底部、M4・・・開口

Claims (6)

  1. 使用者の乳房に当接されるほぼ円錐状の搾乳部と、前記搾乳部を含み、ボトルと連通するように着脱される搾乳器本体と、前記搾乳部と接続され、負圧状態と、この負圧状態よりも高い圧力として少なくとも大気圧状態とを交互に生じさせる内圧変更手段とを備えた搾乳器であって、
    前記搾乳部が搾乳に際して、使用者の乳房に当接されることにより形成される密閉空間もしくは、この密閉空間と連通した空間と、前記圧力変更手段とを液密的に分離するように配置され、前記圧力変更手段により変更された圧力を伝達するための圧力伝達部を有しており、
    前記圧力伝達部が、前記密閉空間もしくは、この密閉空間と連通した空間内で占める体積もしくは容積が、前記圧力変更手段の動きにより変化する変形部を有していて、
    前記圧力伝達部は、一端が前記内圧変更手段側と接続され、他端が前記密閉空間側に接続されるケースを有しており、このケース内に前記変形部が収容されているとともに、この変形部は、一端側が開放された開口と、他端側が閉止された底部と、前記開口と前記底部との間に設けた壁部とを有し、この壁部に脆弱部が形成されることにより、前記圧力変更手段による圧力の変動に応じて、前記変形部の前記開口と前記底部とが近接・離間するように前記壁面部を変形させる
    ことを特徴とする搾乳器。
  2. 前記変形部の前記開口が前記内圧変更手段と連通されていることを特徴とする請求項1に記載の搾乳器。
  3. 前記変形部の前記開口が前記気密空間と連通されていることを特徴とする請求項1に記載の搾乳器。
  4. 前記変形部の前記脆弱部が蛇腹状に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の搾乳器。
  5. 前記内圧変更手段による圧力の変動に応じて、前記変形部の底面部が前記開口に接近した後で、さらに同じ方向に変位し、前記開口から離間する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の搾乳器。
  6. 前記変形部の底面部が前記開口に接近した後に、さらに同じ方向に変位し、前記開口から離間した後、前記変形部の剛性によって、変形前の形状に復元することを特徴とする請求項5に記載の搾乳器。
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