JP2006102062A - 電気掃除機のホース接続部用摺動リング - Google Patents

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Abstract

【課題】電気掃除機のホース接続部に具備される摺動リングにおいて、製作が容易且つ迅速に行え、低コスト化が図れ、またホース接続部を含めたサクションホース全体の組み立て作業(配線作業等)も容易化できるようにする。
【解決手段】サクションホースの一端部が嵌合した支持管5に設けられていて、支持管5に回動自在に嵌合した接続管8に設けたブラシ48と摺接する電気掃除機のホース接続部用摺動リングにおいて、支持管5に嵌合するリング部10と、このリング部10から支持管5の軸方向に延びるリード形成部11と、このリード形成部11の端部でサクションホースから突出した導線3と結線される結線部12とを、薄板で一体成形している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気掃除機のホース接続部用摺動リングに関するものである。
図16に示すように、多くの電気掃除機100では吸込口具101に回転ブラシ102や各種センサ類が内蔵されているため、電気掃除機100と吸込口具101との間を繋ぐサクションホース103や延長管104には、電源線や信号線に用いる導線が組み込まれていることがある。
サクションホース103は柔軟に曲がる可撓ホース105を主体としており、延長管104等を連結する側の先端部には、ハンドル部106や各種操作スイッチ107を備えた手元操作管108が設けられている。この手元操作管108は、掃除中等に可撓ホース105にねじれが生じるのを防止させるために、可撓ホース105の先端部に固定的に連結された支持管に対し、その周りで回転自在且つ軸移動不能な状態に外嵌されたものとなっている(例えば、特許文献1、2等参照)。
可撓ホース105の根本部には電気掃除機100と連結するための本機接続管109が設けられており、場合によっては、この本機接続管109でも支持管を内蔵した回転自在構造が採用されていることがある。
このような手元操作管108や本機接続管109(以下、これらを総称して「ホース接続管」と言う)において、その内部に設けられる支持管の外周面にはその周りを一周する導電性の摺動リングが設けられ、これに対してホース接続管の内周面には、上記摺動リングに摺接可能なブラシが設けられている。吸込口具101側で必要とされる導線の本数は複数本(2〜5本程度)あるため、摺動リングも支持管の管軸方向で導線の本数分、並設され、当然にブラシも同数だけ設けられていた。
摺動リングは薄板をリング形に曲げてその両端部を溶接又はカシメ等によって連結することで形成したもので、可撓ホース105から支持管側へ延び出た導線の端部と各摺動リングとの結線は、適当な長さに切断したリード線の一端部を、組み付け前の摺動リングに対してその内周面側へ予め、半田付け、スポット溶接又はカシメ接続等をしておくと共に、リード線の他端部を導線の端部位置まで引き回し、半田付けするものであった。
このリード線は、半田付けを容易化させたり、ある程度の寸法的バラツキに対応させたりする等の理由で、導線の端部と各摺動リングとを結んだ直線距離よりも、ある程度、長く切断してあるのが普通であった。
特開2002−28115号号公報 特開平4−212323号公報
上記したように摺動リングを製作するには、薄板を形成させる作業と、これをリング形に曲げる作業、そしてその両端部を溶接等により連結する作業とが必要であり、作業工程が多いということがあった。
またこの摺動リングと導線との間を配線するには別途、リード線が必要であった。なお各摺動リングは支持管の管軸方向で所定の並設ピッチをおいて位置ズレしているから、リード線は、各摺動リングごとに長さが異なっていた。そのため部品種が多くなっていた。
のみならず、摺動リングと導線との配線時には、摺動リングとリード線とを予め接続し、リード線と導線とを半田付けするという、作業工程が必要であり、その分、サクションホース103の組み立て作業を高効率化しようとするときに障害となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、製作が容易且つ迅速に行え、低コスト化が図れ、またホース接続部を含めたサクションホース全体の組み立て作業(配線作業等)も容易化できるようにした電気掃除機のホース接続部用摺動リングを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る電気掃除機のホース接続部用摺動リング7は、サクションホースの一端部が嵌合した支持管5に設けられていて、支持管5に回動自在に嵌合した接続管8に設けたブラシ48と摺接するものであって、前記支持管5に嵌合するリング部10と、このリング部10から支持管5の軸方向に延びるリード形成部11と、このリード形成部11の端部でサクションホースから突出した導線3と結線される結線部12とを、薄板で一体成形している。
このような摺動リング7を採用することで、従来、摺動リングと可撓ホース側の導線とを結線させるのに必要とされていたリード線を不要にでき、また接続の手間を軽減又は解消できる。
リング部10とリード形成部11とは、リード形成部11におけるリング部10との連結部13を、屈曲部を介して両部を平行に配置して薄板から打ち抜いて形成しており、前記屈曲部で折り曲げて前記リード形成部11をリング部10に対して交差(直交)状に配置したものとすればよい。これにより、所望する立体形状の摺動リング7を容易に、また折曲工程だけで製作することができ好適である。
結線部12はリード形成部11から折り曲げて形成しており、導線3を圧入する切り込み部14を有したものとすることが好ましい。このようにすることで、摺動リング7の結線部12と導線3とを結線するに際し、半田付けの必要がなくなる。また結線部12に対し、一旦、導線3を結線した後でも、何度でも自由に導線3を外したり結線し直したりできるので、作業のやり直しなどが簡単にできる。
本発明に係る電気掃除機のホース接続部用摺動リングは、製作が容易且つ迅速に行え、低コスト化が図れ、またホース接続部を含めたサクションホース全体の組み立て作業(配線作業等)も容易化できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本発明に係る摺動リング7を具備した電気掃除機用サクションホースのホース接続部1を示している。図例のホース接続部1は、サクションホースの先端部に設けられる手元操作管(図16では符号108に相当)に適用したものとして示してある。
なお、サクションホースの主体を成す可撓ホース2(図16では符号105に相当)には、その外周面を長手方向に沿って螺旋状に巻き付くかたちで導線3が設けられている。この導線3は信号送受信用として少なくとも2本が必要とされ、またパワーブラシ給電用として導線3が必要とされることもあり、多くの場合は3本以上の導線3が多条ねじのように軸方向にズレて螺旋を描くような配置となっている。図例では3本の導線3(3a,3b,3c)が三条ねじ状に配置されたものとしている。
ホース接続部1は、支持管5と、この支持管5の回りにリング保持体6を介して保持された摺動リング7と、この摺動リング7を含めて支持管5まわり全体を更に外嵌するかたちで設けられた接続管8とを有している。摺動リング7は、導線3の本数に合わせて支持管5の管軸方向で複数本(図例では3本)並んで設けられている。
摺動リング7(図3参照)は、リング部10と、このリング部10から支持管5の軸方向に延びるリード形成部11と、このリード形成部11の端部に設けられた結線部12とを有している。
リング部10は所定幅を有した薄板を丸く巻き、その両端部10a,10bを突き合わせて形成したものであって、薄板の板面がリング外周面を形成する状態(板面が支持管5の管軸方向に沿った状態)となされている。このリング部10において両端部10a,10bを突き合わせ且つ連結した部分は、リング内へ向けて屈曲する連結部13として形成され、この連結部13を介した先に、リング部10と交差(直交)する位置関係を成してリード形成部11が突出するように設けられている。このリード形成部11も所定幅を有した薄板により形成されたものとなっている。
結線部12は可撓ホース2に設けられた導線3と結線させる部分であって、本実施形態ではリード形成部11の板幅方向両側に設けた板片を同じ方向へ折曲させて断面コ字状に形成すると共に、この折曲させた両側の板片に対し、深くなるほど幅狭になる切り込み部14が設けられたものとしてある。
図6に示すように、この切り込み部14には丸孔部15が設けられており、この丸孔部15で導線3をガタツキなく保持できるようになっている。このような構造の結線部12に対しては、導線3を結線するに際していちいち半田付けをしなくとも、導線3を横にしてこの切り込み部14へ無理嵌め状に圧入するだけでよいことになる。
なお、上記したように可撓ホース2に設けられる導線3は3本としたのでこの摺動リング7も3本使用されているが、これら摺動リング7は支持管5の管軸方向で位置付けが異なっているものの、いずれも形状及び大きさが同じ共通部品とされている。
上記支持管5(図4参照)は両端開放の円筒形に形成されたものであって、その管軸方向の略中央部には、その略全周で径方向外方へ鍔状に張り出す規制突条部17が設けられている。支持管5の外周面において規制突条部17を境とする軸方向一方側は、可撓ホース2の連結領域18、及び可撓ホース2から突出する導線3との結線をするための結線領域19として、それぞれ使用できるようになっている。
また支持管5の外周面において規制突条部17を境とする軸方向他方側には、リング保持体6を外嵌させるための保持体装着部20が形成されていると共に、その管端側に、接続管8を回転自在で且つ軸移動不能に係合させるためのガイド用周溝21と、接続管8の内周面との間でエア漏れを防止するエア漏れ防止パッキン22を装着させるためのパッキン装着用周溝23とが設けられている。
規制突条部17には、その外周縁から支持管5の外周面まで達する切欠部25が、支持管5の周方向で互いに所定間隔をおいて複数設けられている。切欠部25は摺動リング7のリード形成部11を嵌める部分であり、従って切欠部25の数は摺動リング7の本数に対応させてある。規制突条部17において、切欠部25と切欠部25との間に残る部分26が各摺動リング7のリード形成部11相互を周方向で隔離し、絶縁状態に保持することになる。
保持体装着部20には、規制突条部17の切欠部25と切欠部25との間を仕切るような配置で支持管5の管軸方向に沿ったスペーサリブ27が突設されており、また結線領域19には、同様に規制突条部17の切欠部25と切欠部25との間を仕切るような配置で隔壁28が設けられている。
この隔壁28はリード隔壁29と導線隔壁30とを有しており、これらが連続L字形状に形成されたものとなっている。リード隔壁29は、規制突条部17へ嵌められた各摺動リング7のリード形成部11同士が結線領域19で互いに接触することがないように区画するものであり、導線隔壁30は、可撓ホース2から突出する導線3同士が結線領域19で互いに接触することがないように区画するものである。
保持体装着部20はストレート管状に形成されており、その外周面の相反する2カ所には、支持管5の管軸方向に沿った堤状の位置決めを兼ねた回り止めリブ34が突設されている。またガイド用周溝21及びリング装着用周溝23は、いずれも装着部20の外周面から凹む(径小化される)かたちで形成されている。
連結領域18とされる部分は可撓ホース2の内径と略同じか又は僅かに径小となる外径に形成され、可撓ホース2を軸方向に外嵌してガタツキのない連結状態が得られるようになっている。またこの連結領域18には可撓ホース2用の1又は複数の抜け止めリブ31が突設されている。
抜け止めリブ31は、可撓ホース2を支持管5へ嵌合させてゆくときの管軸方向に沿った面(図8中の符号32a参照)や、可撓ホース2の導線3が螺旋状に巻かれているのに合わせて可撓ホース2にねじりを加えるときの周方向に沿った面(図7中の符号33a参照)が共に傾斜面32a,33aとして形成されている。またこれらの傾斜面32a,33aとは反対側の面、即ち、可撓ホース2を離脱しようとするときに管軸方向で対向する面(図8中の符号32b参照)及び周方向で対向する面(図7中の符号33b参照)が共に切り立ち面32b,33bとして形成されている。これらのことから支持管5の連結領域18に対し、可撓ホース2を外嵌装入し易く、装入後には抜けにくくなる。
上記リング保持体6(図5参照)は、支持管5の保持体装着部20に外嵌可能な内径を有する両端開放の円筒形に形成されている。このリング保持体6には、その内周面の相対向する2カ所に、保持体装着部20の各回り止めリブ34を挟持状に係合可能となる2本一組のレール突条35が突設されている。
支持管5の保持体装着部20にリング保持体6を外嵌させて、回り止めリブ34とレール突条35とを係合させた状態では、保持体装着部20の外周面とリング保持体6の内周面との周間に、回り止めリブ34やレール突条35の突設高さに対応して、配線スペースに使用できる程度の空間が形成されるようになっている。なお、このときリング保持体6は、規制突条部17に当て止めされて軸移動が規制され、また回り止めリブ34とレール突条35との係合で回り止めされた状態に保持される。
このリング保持体6は樹脂などの絶縁材料によって形成されており、その外周面には、支持管5の管軸方向で周溝36と凸条部37とが交互配置で設けられている。周溝36は摺動リング7のリング部10を保持してその位置決め及びガタツキ防止をするためのものである。周溝36と周溝36とに挟まれる配置となっている凸条部37は、各摺動リング7のリング部10相互を隔離して絶縁状態に保持することになる。
またこのリング保持体6には、摺動リング7におけるリング部10とリード形成部11との間の連結部13を、リング保持体6の軸方向端部から個々の周溝36まで挿入させるためのスリット40が設けられている。このスリット40は、各周溝36に達するもの毎に周方向にずらされた配置となっている。
なお、このリング保持体6では3本の摺動リング7を保持するからスリット40も3本必要とされているが、これらスリット40を2群に区分して、そのうちの1群のスリット40をリング保持体6の一端側から形成し、他群のスリット40をリング保持体6の他端側から形成している。リング保持体6は1又は複数個で形成してもよい。
このリング保持体6は、図9及び図10に示すように、一つの摺動リング7に対応する細いリング部材41を、摺動リング7の本数だけ相互連結することによって形成されたものとすることが可能である。このようにすると、リング部材41の組み合わせ数の増減で、リング保持体6としての周溝36や凸条部35の形成数(摺動リング7の保持数)を所望に応じて変更できることになり、ホース接続部1としての設計変更に容易に対応できることになり、またこのときリング部材41として共通部品化できるものがでてきて、コストダウンに繋がり、好適となる。
なお、このようなリング部材41には、スリット40を形成させるための分断部42を設けておけばよい(図10のリング部材41はリング保持体6としての端位置へ採用するタイプであり、分断部42は貫通していないが、端位置以外で採用するタイプのリング部材41では分断部42を貫通させればよい)。
上記接続管8(図1参照)は、支持管5を覆うことのできる十分な長さを有したものとなっており、殊に支持管5の連結領域18を覆う部分は、この連結領域18に可撓ホース2が連結されたときでも可撓ホース2の外周側に適当な周空間を生じさせて、可撓ホース2の曲がり挙動を邪魔しないような内径に形成されている。また支持管5の保持体装着部20を覆う部分では、この保持体装着部20に嵌められたリング保持体6の側面を外部へ開放させることのできる開口部45が設けられている。この開口部45には電極カバー46が着脱自在な状態で取り付けられ、普段は閉鎖されるようになっている。
電極カバー46の裏面には、リング保持体6のガイド用周溝21に抜け止めを兼ねて係合する回動支持突起47が設けられている。またリング保持体6に保持される個々の摺動リング7に各別に接触可能な状態でブラシ48が設けられている。これらのブラシ48は接続管8に各種操作スイッチ(図16の符号107参照)が設けられるときに、これらと結線されている。
ところで、上記した摺動リング7(図3参照)においてリング部10とリード形成部11と結線部12との三者は、一体化されている。このような構造の摺動リング7を製作するには、図11乃至図15に示すようにするとよい。
すなわち、図11に示すように、細帯状をしたリング部素材80と、このリング部素材80の一端部で直交状に曲がった状態に設けられた連結部素材81と、この連結部素材81から更に直交状に曲がった状態とされこれによって上記リング部素材80に平行するように設けられたリード形成部素材82と、このリード形成部素材82の先端で幅方向両側へ広がって、後に断面コ字状に折曲形成される結線部素材83とを一体で有した全体素材85を、薄板から打ち抜いて準備する。そしてまず、結線部素材83を断面コ字状に折曲して結線部12を形成する。
次に連結部素材81からリード形成部素材82へ屈曲する部分を斜めに折曲して、図12に示すように連結部素材81の延長上にリード形成部素材82が伸び出すような形状にする。
次に連結部素材81とリング部素材80との繋ぎの部分を立て起こし状に折曲して、図13に示すように連結部素材81からリード形成部素材82にわたる部分の面方向とリング部素材80の面方向とが直交関係となるようにする。またこのとき、リング部素材80において連結部素材81側とは反対側となる端部86を、上記のように立て起こした連結部素材81からリード形成部素材82にわたる部分と同じ方向へ直交状に折曲し、立て起こした連結部素材81からリード形成部素材82にわたる部分と端部86とが面平行となるようにしておく。
次にリング部素材80を上記リング保持体6(図5参照)の周溝36に沿って巻きつけるようなかたちで(あくまでもイメージであり、実際にリング保持体6の周溝36へ巻き付けるか否かは重要ではない)、周溝36に嵌合するリング部10を形成させる。このとき、図14に示すようにリング部素材80の両端部が突き合わされる部分(摺動リング7としての連結部13になる部分)を、リング保持体6のスリット40に挿入させるかたちでリング保持体6の内周側へ折り曲げる。
そして図15に示すように、リング保持体6の内周側で突き出た部分をそれぞれ反対向きに折曲させてリング保持体6の内周面に沿わせるかたちとし、これらの各折曲部分がスリット40の開口縁部を挟持する状態にすることで、摺動リング7が完成する。
このようにして製作した摺動リング7は、図9及び図10に示すようにリング保持体6の構成部品であるリング部材41へ組み付け、このリング部材41を所定数連結してリング保持体6を組み立てればよい。これにより、各周溝36に摺動リング7のリング部10が嵌合され、各スリット40を介してリード形成部12が内周側へ配置された状態として摺動リング7が装着済みとされたリング保持体6を得ることができる。
そしてホース接続部1を組み立てるには、上記した摺動リング7を組み込み済みのリング保持体6を、支持管5の保持体装着部20に対して回り止めリブ34とレール突条35とを係合させつつ外嵌させる。これにより、保持体装着部20の外周面とリング保持体6の内周面との周間にできる配線スペース用の空間で各摺動リング7のリード形成部12が挿通された状態となり、且つこのリード形成部12が規制突条部17の切欠部25を介して結線領域19へ延び出す状態となって、各隔壁28内において、各リード形成部11同士及び結線部12同士がリード隔壁29で区画されて接触しない状態に保持される。
そこで、各結線部12の切り込み部14に対し、可撓ホース2側から突出する導線3を横にして無理嵌め状に圧入する。このとき導線3同士も導線隔壁30によって区画され、接触することがないので絶縁状態は確実に保たれる。これだけで配線作業を完了させても十分であるが、結線状態をより確実にするために、結線部12に対する導線3の結線部分に半田を流してもよい。
このようにホース接続部1の製作が容易且つ迅速に行え、低コスト化が図れ、なかでも主に摺動リング7と導線3との接続等が容易、迅速且つ適正に行え、ひいてはこのホース接続部1を含めたサクションホース全体の組み立て作業も容易化できるものである。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、ホース接続管1は、可撓ホース2の先端部に設けられる手元操作管(図16中の符号108参照)として適用する場合に限らず、可撓ホース2の根本部に設けられる本機接続管(図16中の符号109参照)として適用することも可能である。。
また、摺動リング7において、リング部10、連結部13、リード形成部11、結線部12は、必ずしも一体形成させなけらばならないものではなく、別部材から形成したものを一体的に結合することによって形成することもできる。
また、3本の摺動リング7は、その配置間隔をリング保持体6における導線3の間隔と同一にすると、3本ともに同一形状のものを使用できるので最良であるが、リング保持体6上での摺動リング7の間隔を導線3の間隔より狭くして、ホース接続部の長さを短くすることもあり、その場合は、図3に2点鎖線で示すように、リード形成部11に凹凸部11aを1又は複数形成して、その突部を形成した分だけ短くなるのを利用して、リード形成部11の長さの異なる複数種類の摺動リング7を適用すればよい。前記凹凸部11aは支持管5と当接するので支持管5に対するリード形成部11の支持ができる。
本発明に係る摺動リングを具備した電気掃除機用サクションホースのホース接続部を示した側断面図である。 (A)は図1のA−A線断面図であり(B)は図1のB−B線断面図であり(C)は図1のC−C線断面図である。 摺動リングの斜視図である。 支持管の斜視図である。 リング保持体の斜視図である。 摺動リングの結線部を拡大して示した側面図である。 図4(及び図1)のE−E線断面図である。 図4(及び図1)のD−D線断面図である。 リング保持部を形成するリング部材に対する摺動リングの装着関係を示した側面図である。 図9とはリング部材の周方向において視角位置を異ならせた状態で示した側面図である。 摺動リングを製作する初期工程を示したもので(A)は平面図であり(B)は正面図であり(C)は側面図である。 図11に続く摺動リングの製作工程を示したもので(A)は平面図であり(B)は正面図であり(C)は側面図である。 図12に続く摺動リングの製作工程を示したもので(A)は平面図であり(B)は正面図であり(C)は側面図である。 図13に続く摺動リングの製作工程を正面側から示した要部拡大図である。 図14に続く摺動リングの製作工程を正面側から示した要部拡大図である。 電気掃除機及びサクションホースの一例を示した斜視図である。
符号の説明
3 導線
5 支持管
7 摺動リング
8 接続管
10 リング部
11 リード形成部
12 結線部
13 連結部
14 切り込み部
48 ブラシ

Claims (3)

  1. サクションホースの一端部が嵌合した支持管(5)に設けられていて、支持管(5)に回動自在に嵌合した接続管(8)に設けたブラシ(48)と摺接する電気掃除機のホース接続部用摺動リングにおいて、
    前記支持管(5)に嵌合するリング部(10)と、このリング部(10)から支持管(5)の軸方向に延びるリード形成部(11)と、このリード形成部(11)の端部でサクションホースから突出した導線(3)と結線される結線部(12)とを、薄板で一体成形していることを特徴とする電気掃除機のホース接続部用摺動リング。
  2. 前記リング部(10)とリード形成部(11)とは、リード形成部(11)におけるリング部(10)との連結部(13)を、屈曲部を介して両部を平行に配置して薄板から打ち抜いて形成しており、前記屈曲部で折り曲げて前記リード形成部(11)をリング部(10)に対して直角に配置していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機のホース接続部用摺動リング。
  3. 前記結線部(12)はリード形成部(11)から折り曲げて形成しており、導線(3)を圧入する切り込み部(14)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機のホース接続部用摺動リング。
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