JP2006101948A - 板材の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次的な不都合を生じさせることなく、幅広な天板等の板材の中央部下面を中間支持体で有効に添接支持することができるようにした有用な板材の支持構造を提供する。
【解決手段】板材である天板2の左右両側縁部を主支持体である可動ローラ20に前後スライド可能に支持させるとともに、天板2の中央部下面を中間支持体である第2固定ローラ24に添接支持させてなるものにおいて、天板2を後方スライド位置2Bに移動させた際に天板2の後縁部に対する上下方向の挙動を規制する規制部62を設けることとした。
【選択図】図10

Description

本発明は、比較的幅広な天板や棚板を適切に支持し得るようにした板材の支持構造に関するものである。
従来より、天板や棚板等の板材を前後スライドさせる場合は、特許文献1に示すように、当該板材の左右両側縁部を主支持体にレール機構等を介して支持させるのが通例である。また、板材が幅広なものであると自身の荷重や上載荷重で中央部が撓み易くなるため、前記板材の中央部下面を中間支持体に添接支持させる構成を併用したものも考えられている。
特開平11−196958号公報
しかしながら、このようにすると、例えば板材の前縁側に上下方向の荷重が作用した場合等に、中間支持体による添接支持部分を支点として板材にシーソー運動が生じて、本来水平状態にあるべき板材の機能が損なわれたり、主支持体による支持状態にも悪影響が及ぶことが考えられる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、二次的な不都合を生じさせることなく幅広の板材の中央部下面を中間支持体で有効に添接支持することができるようにした有用な板材の支持構造を新たに提供しようとするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る板材の支持構造は、板材の左右両側縁部を主支持体に前後スライド可能に支持させるとともに、前記板材の下面を中間支持体に添接支持させてなるものにおいて、前記板材を後方スライド位置に移動させた際に当該板材の後縁部に対する上下方向の挙動を規制する規制部を設けたことを特徴とする。
このようにすれば、板材が幅広な天板や棚板等である場合に、下面を中間支持体により添接支持することで板材の撓みを防止することができ、同時に後方スライド位置にある板材の前縁側に上下方向の荷重が作用した場合等に、添接支持部分を支点とするシーソー運動によって板材の後縁部が上下動作を行うことも規制部によって有効に規制することができる。
規制部の機能を簡単確実に担保するためには、当該規制部が、板材の後方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する部位に前方に連続開口する水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材若しくは水平軸に取り付けたローラをその水平溝に係合させるようにしているのが好適である。
板材が天板であり、この天板を支持する天板支持体が長手方向に沿って水平溝の連続開口するフレーム部材により構成されている場合には、後縁側のフレーム部材の水平溝にローラを係合させ、側縁側のフレーム部材の水平溝に主支持体を係合させるようにしておくことが望ましい。
また、本発明の他の構成としては、板材の左右両側縁部を主支持体に前後スライド可能に支持させるとともに、前記板材の下面を中間支持体に添接支持させてなるものにおいて、前記板材を前方スライド位置に移動させた際に当該板材の後縁部と係合して上下方向の挙動を規制する規制部を設けたものが挙げられる。
このようにすれば、板材が幅広な天板や棚板等である場合に、下面を中間支持体により添接支持することで板材の撓みを防止することができ、同時に前方スライド位置にある板材の前縁側に上下方向の荷重が作用した場合等に、添接支持部分を支点とするシーソー運動によって板材の後縁部が上下動作を行うことも規制部によって有効に規制することができる。
規制部の機能を簡単確実に担保するためには、当該規制部が、板材の前方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する部位に前方に連続開口する水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材若しくは水平軸に取り付けたローラをその水平溝に係合させるようにしているものが好適である。
板材が天板であり、この天板を支持する天板支持体を長手方向に沿って水平溝の連続開口するフレーム部材により構成したものである場合には、奥行き方向中間部において幅方向に延びるフレーム部材の水平溝にローラを係合させ、側縁側のフレーム部材の水平溝に主支持体を係合させるようにしておくことが望ましい。
本発明は、以上のような構成であるから、特に中間支持体が転動体である場合に極めて有用なものとなり得る。
本発明は、以上のような構成であるから、二次的な不都合を生じさせることなく幅広の板材の中央部下面を中間支持体で有効に添接支持することができるようにした有用な板材の支持構造を新たに提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の支持構造が採用される天板付き家具は、図1〜図3に示すように、構造体である天板支持体1に移動体である天板2及び引き出し3を相互に独立してスライド移動し得るように支持させたものである。
具体的に説明すると、天板支持体1は、図4及び図5に示すように、左右の脚部1a、1a間を後部横架材11及び中間横架材12で連結し、前横架材に相当する部位を開放した構成からなるもので、脚部1aは一対の支柱13、13間を側部架材14で連結した門形をなす。これら後部横架材11及び側部架材14には長手方向に沿って内側に連続開口する水平溝fを有するフレーム部材F1が、また中間横架材12には長手方向に沿って両側に連続開口する水平溝fを有するフレーム部材F2がそれぞれ用いられている。水平溝fの溝幅fxは、図7等に示すように、フレーム部材F1、F2の内部に形成される中空部の上下内法寸法FXよりも若干幅狭とされ、水平溝fの立壁の内面に後述する固定子たるナット部材8(図18参照)を係止させ得るようにしている。
天板2は、厚み寸法が10mm程度の薄板状のもので、側部架材14の内側に連続開口する水平溝fに図6に示すように主支持体たる可動ローラ20を2つ配し、前記可動ローラ20の支軸に第1可動ブラケット21及び第2可動ブラケット22を取り付けて、これら両可動ブラケット21,22の上方に形成した天板取付面に天板2の中間部及び後縁部を止着している。両可動ブラケット21,22は、その一部に設けた凸部21a、22aを水平溝fの上下両縁間に差し込むことによって天板取付面の水平状態を保持するものである。そして天板2を、図2及び図7に示すように前方にスライド移動して天板支持体1の奥部領域1Bを上方に開放する前方スライド位置2Fと、図1及び図8に示すように後方にスライド移動して前記奥部領域1Bを閉止する後方スライド位置2B(通常使用位置)との間で移動可能としている。その際、前縁側の下面を側部架材14に設けた前縁側支持体である第1固定ローラ23に添接支持させており、図7に示す前方スライド位置2Fと図8に示す後方スライド位置2Bとの間で天板2の前縁側の下面をバックアップしている。また、この天板2は、幅方向中央部の撓みを防止するために、図4に示すように中央部下面を中間横架材12に設けた中間支持体たる第2固定ローラ24に添接支持させており、図9に示す前方スライド位置2Fと図10に示す後方スライド位置2Bとの間で天板2の中央部の下面をバックアップしてその撓みを防止している。
そして、これに伴い天板2に、図12に示す前方スライド位置2Fに係止するための第1ラッチ部材41と、図14に示す後方スライド位置2Bに係止するための第2ラッチ部材42と、図13に示す中間スライド位置2Mに係止するための第3ラッチ部材43とを設けるとともに、天板2が前方スライド位置2F及び後方スライド位置2Bにある図7及び図8の状態で当該天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造51、52を採用し、さらに天板2が前方スライド位置2F及び後方スライド位置2Bにある図9及び図10の状態で当該天板2の後縁側の上下動を規制する規制部61、62を設けて天板等の板材の支持構造をなしている。
ラッチ部材41,42,43は、天板2の奥行き方向に沿った3箇所に設けられ、それらのラッチ部材41,42,43を所定の移動位置で中間横架材12の外面に往路及び復路にて段階的に当接させ、天板2を所定の移動位置に係止するものである。
これらのラッチ部材41,42,43は、図11〜図17に示すように、支軸m回りに取り付けた天秤状のもので、中間横架材12が移動方向に対して垂直な第1当接面である立面12a及び移動方向に対して平行な第2当接面である上面12bを有する概略角パイプ状をなすことに関連づけて、バネ44cにより弾性付勢した通常姿勢において前記立面12aに対面可能な立面4a及び前記上面12bに対面可能な下向面4bを有するとともに、立面4aの下方に中間横架材12の立面12aの中間高さから当該立面12aよりも若干高い位置まで傾斜する傾斜面4cを設けている。そして、例えば天板2を前方へスライド移動させた場合、ラッチ部材41が傾斜面4cに沿って支軸m回りに天秤動作を行いながら中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、図12(a)に矢印で示すようにラッチ部材41,42,43が逆方向の天秤動作を通じて通常姿勢に復帰することにより、ラッチ部材41の立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。そして、その後に天板2を押し込む方向の移動力を受けた場合に、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材41が中間横架材12に対して突っ張り、天板2の前方スライド位置2Fにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
また、この位置から後述するラッチ解除用レバー45を操作してラッチ部材41,42,43を同図(b)のように中間横架材12と干渉しない水平姿勢にした後、天板を後方へスライド移動させると、ラッチ部材41の傾斜面4cが中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、ラッチ部材41,42,43が天秤動作を通じて通常姿勢に復帰し、引き続くスライド動作によって図13に示すように立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。したがって、その後に天板2を引き続き押し込む方向の移動力を受けても、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材43が中間横架材12に対して突っ張るため、天板2の中間スライド位置2Mにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
さらにまた、この位置から後述するラッチ解除用レバー45を操作してラッチ部材ラッチ部材41,42,43を同図(b)のように水平姿勢にした後、天板2を後方へスライド移動させると、ラッチ部材42、43の傾斜面4cが中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、ラッチ部材41,42,43が天秤動作を通じて図14(a)の通常姿勢に復帰して、立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。したがって、その後に天板2を前方に引き出す方向の移動力を受けても、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材42が中間横架材12に対して突っ張るため、天板2の後方スライド位置2Bにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
ところで、これらのラッチ部材41,42,43は、図11〜図17に示すように、ラッチハウジング40xに収容されている。このラッチハウジング40xは、前記天板支持体1と前記天板2との間に存する10mm程度の隙間に配置される薄板状のもので、複数箇所に貫通孔40a、40b、40cを有しており、これらの貫通孔40a、40b、40cに収容するようにしてその厚み内に、天板2を横架材12に係止させる場合のみ厚み内から突出する前記ラッチ部材41,42,43と、次に述べるラッチ解除用レバー45のレバー操作力を前記ラッチ部材に伝達する伝達部材44とを組み込んでいるものである。貫通孔40cは一部が有底溝になっている。また、ラッチ解除用レバー45は、前記ラッチハウジング40xとは分離して構成されたラッチハウジング40yに組み込まれている。
ラッチ解除用レバー45は、鉛直軸n回りに回転可能に取り付けたもので、天板2の前縁部下面における左右2箇所に位置づけた操作縁45a、45bの何れを操作しても、伝達部材44を介してラッチ部材41,42,43を回転させて横架材12との係止状態を解除し得るようにしたものである。伝達部材44は、前記ラッチ解除用レバー45の回転操作に伴い奥行き方向に前後移動するロッド44aと、このロッド44aが後方に移動することによってラッチ部材41,43を支軸m回りにすくい上げる作動体44bと、ロッド44aを前方に付勢してラッチ解除用レバー45とともにこれらを通常位置にオフセットするバネ44cとを具備してなる。図15(a)→(b)は作動体44bが後方に移動した際にラッチ部材41,43に一体的に設けたテーパ状の受力部41a、43aに潜り込んでラッチ部材41,43を支軸m回りにすくい上げる様子を示している。なお、ラッチ部材42は、先端42bをラッチ部材43の先端43bに押し下げられる位置に係わり合わせて支軸m回りに取り付けられているもので、ラッチ部材43とともに同期作動するように構成されている。
次に、天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造51,52について説明する。図6〜図8に示すように、前側の可動ローラ20の支軸に取り付けてある第1可動ブラケット21には前方に向かってL形に突出する第1係合部51aが、また天板2の前縁側の下面に取り付けている前記ラッチ解除用レバー45のレバーハウジング40yには後方に向かってL形をなす第2係合部52aがそれぞれ設けてあり、対する側部架材14には、天板2の前方スライド位置2Fで前記第1係合部51aが到来する部位に前記固定ローラ23のハウジング23hを利用して切欠状の第1被係合部51bが、また天板2の後方スライド位置2Bで前記第2係合部52aが到来する部位に同じく前記固定ローラ23のハウジング23hを利用してスリット状の第2被係合部52bが、それぞれ設けてある。そして、天板2を後方スライド位置2Bから前方スライド位置2Fまで移動させた際に、図7に示すように天板2側に設けた第1係合部51aを天板支持体1の前縁部に設けた第1被係合部51bに係合させて天板の前縁側の上動動作を規制する係合構造51を構成し、天板2を前方スライド位置2Fから後方スライド位置2Bまで移動させた際に、図8に示すように天板2側に設けた第2係合部52aを天板支持体1の前縁部に設けた第2被係合部52bに係合させて天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造52を構成するようにしている。勿論、第1被係合部51bもスリット状のものにして第1係合部51aを係合させた際に天板2の前縁側の上下動を規制するようにしてもよい。
さらに、天板2の後縁側の上下動を規制する規制部61、62について説明する。図5及び図10に示すように、規制部62は、後部横架材11の水平溝fが後方スライド位置2Bにある天板2の後縁部近傍の下面に位置して前方に連続開口することに鑑みて、天板2の後縁部側の下面に水平軸を介してローラ25を取り付け、天板2の移動に伴ってこのローラ25を水平溝fに係合させるようにしている。さらに、図5及び図9に示すように、規制部61は、中間横架材12の水平溝fが前方スライド位置2Fにある天板2の後縁部近傍の下面に位置して後方に連続開口することに鑑みて、天板2の後縁部側の下面に水平軸を介して前記ローラ25と同様のローラ26を取り付け、このローラ26を水平溝fに係合させるようにしている。
一方、引出し3は、図4、図5及び図9等に示すように、引き手部31、底板32、左右の側板33及び背板34を具備し、幅寸法が天板の幅寸法に略等しく、上下寸法が30mm前後に設定された扁平箱状のもので、奥行き寸法が押し込んだ状態で左右の脚部1aの前半部間に位置する扁平箱状をなす。この天板付き家具を構成する引出し3の奥行き寸法は天板2の奥行き寸法の略半分程度に設定してあり、当該引出し3の後方に、左右の脚部1aの後半部間に位置づけて固定トレー7を設けている。引出し3は、側部架材14の側方に連続開口する水平溝fに取り付けた前記第1ブラケット23hと、中間横架材12の前方において側部架材14の水平溝fに取り付けた第2ブラケット30とに亘って、前記第1可動ブラケット21と干渉しないようにレール部材であるサスペンションレール30aを取り付け、このサスペンションレール30aに側板33を前後スライド可能に支持させたものである。
なお、本実施形態では、前記第1ブラケット23hは前記固定ローラ23のハウジング23hと共通のもので、それらの機能を備え併せている。
一方、固定トレー7は、前板71、底板72及び後板73を具備するもので、前板71及び後板73をそれぞれ中間横架材12及び後部横架材11に水平溝fを利用して天板2のスライド動作を妨げないように取り付けている。すなわち、天板2は固定トレー7を上方に開放する図2の前方スライド位置2Fとその上方を閉止する図1の後方スライド位置2Bとの間でスライド移動可能であり、これに対して引出し3は、固定トレー7を閉止している天板2に対して前方に突出して上方に開放される図3の引き出し位置3Fと天板2に閉止される図1の押し込み位置3Bとの間でスライド移動可能とされている。図6において符号70で示すものは固定トレー7の取り付け用ブラケットであり、中間横架材12の後方において側部架材14の水平溝fに取り付けられる。
このように、この天板付き家具は天板2及び引出し3が極めて薄肉である点に特徴を有し、従来の天板付き家具とは大きくその外観を異にするものである。
なお、前記可動ローラ20は天板支持体1を組み付ける前段階において端部が開放された状態でフレーム部材F1内に挿入するか、或いは適宜部位にキャップ等で閉止可能な切欠を設けてそこより挿入すればよい。また、前記ブラケット23h、30、70等のレール溝fへの取り付けは、図18に示すような固定子たるナット部材8を利用することが便利である。このナット部材8は、フレーム部材F1の溝幅fxよりも幅寸法wが小さくまたフレーム部材F1の上下方向の内法寸法FXに略等しい丈hを有するもので、このナット部材8は水平溝fから内部に挿入した後に自然に略90°回転するような偏心ウェイト構造をなしている。このようなナット部材8に対して、ブラケット23h、30、70に形成した一対の凸部80をナット部材8の両縁8aを抱くように差し込み、その状態でブラケット23h、30、70を貫通させたねじ81をナット部材8に設けたねじ孔8bに締着することによって、ブラケット23h、30、70をフレーム部材F1に水平溝fを利用して固定し得るようにしている。
さらに、この実施形態は、天板2及び引出し3を支持体1に独立してスライド移動可能に支持するとともに、これら天板2及び引出し3を支持体に対して同時に施開錠するロック機構9を設けている。
このロック機構9は、図4、図5並びに図19〜図21に示すように、引き出し3に設けられて前記スライド方向と直交する方向に突没可能なロック杆91と、天板2及び支持体1にブラケット92,93を利用して設けられる挿通窓92a,93aとを具備し、ロック杆91を両挿通窓92a,93aに対し挿脱することによって、天板2及び引出し3を支持体1に対して同時に施開錠し得るようにしたものである。
より具体的には、このロック機構9のロック杆91はアクチュエータ94によって電磁的に駆動されるもので、IDカード等の記録媒体からリーダ95を介して利用者識別子を読み取り、マイクロコンピュータユニット96において認証がとれた場合のみロック機構9の操作を許可するものである。マイクロコンピュータユニット96は、CPU96a、内部記憶装置96b、外部記憶装置96c及び入出力装置96dを備えた通常のもので、内部記憶装置96b等には認証用のプログラムが格納され、また施開錠の権限を有する者に与えられる利用者識別子を登録する後記の利用者識別子登録部として機能している。そして、CPU96aがプログラムを逐次読み込んで実行することにより、ロック杆91を駆動するアクチュエータ94に作動命令をなす施開錠部9aと、施開錠の権限を有する者に与えられる利用者識別子を登録した利用者識別子登録部9bと、施開錠の権限を有することを証する識別子記録媒体から利用者識別子を読み取る読取部9cと、読み取った利用者識別子が前記利用者識別子登録部9bに登録してある利用者識別子と合致するか否かを判断する判断部9dと、この判断部9dにおいて合致していると判断した場合に操作受付部9eで受け付けた操作入力に対して施開錠部9aから作動命令を出力するようにしている。
以上のようにして、本実施形態の天板付き家具に適用される板材の支持構造は、板材である天板2の左右両側縁部を主支持体である可動ローラ20に前後スライド可能に支持させるとともに、前記天板2の中央部下面を中間支持体である第2固定ローラ24に添接支持させてなるものにおいて、前記天板2を後方スライド位置2Bに移動させた際に当該天板2の後縁部に対する上下方向の挙動を規制する規制部62を設けたものである。
このようにすれば、天板2が幅広なものであっても、中央部下面を第2固定ローラ24により添接支持することで天板2の撓みを有効に防止することができ、同時に後方スライド位置2Bにある天板2の前縁側に上下方向の荷重が作用した場合にも、第2固定ローラ24の添接支持部分を支点とするシーソー運動によって天板2の後縁部が上下動作を行うことを規制部62により有効に規制して、天板2の機能を適正に担保しておくことができる。
特に規制部62が、前記天板2の後方スライド位置2Bで当該天板2の後縁部近傍の下面に位置する後部横架材11に前方に連続開口する水平溝fを利用し、天板2の後縁部側の下面に設けた水平軸に取り付けたローラ25をその水平溝fに係合させるようにしているため、ローラ25が水平溝fに係合する際にガイド作用が得られ、多少の組み付け誤差等に基づくガタつきの如何によらずに、係合を確実に行わせることができる。
さらに具体的には、本実施形態の天板2を支持する天板支持体1は、長手方向に沿って水平溝fの連続開口するフレーム部材F1、F2により構成されたものであり、後縁側のフレーム部材F1である後部横架材11の水平溝fにローラ25を係合させ、側縁側のフレーム部材F1である側部架材14の水平溝fに主支持体である可動ローラ20を係合させるようにしているため、既存のフレーム構造をそのまま利用して天板2の後縁部の上下動を有効に規制することができる。
一方、この実施形態は、天板2を前方スライド位置2Fに移動させた際に当該天板2の後縁部と係合して上下方向の挙動を規制する規制部61をも設けている。このようにすれば、上記規制部62と相俟って、前方スライド位置2Fにある天板2の前縁側に上下方向の荷重が作用した場合等にも、第2固定ローラ24の添接支持部分を支点とするシーソー運動によって天板2の後縁部が上下動作を行うことを規制部61により有効に規制することができる。
特に規制部61が、天板2の前方スライド位置2Fで当該天板2の後縁部近傍の下面に位置する中間横架材12に後方に連続開口する水平溝fを利用し、天板2の後縁部側の下面に設けた水平軸に取り付けたローラ26をその水平溝fに係合させるようにしているため、上記ローラ25によると同様のガイド作用を得ることができる。
さらには、奥行き方向中間部において幅方向に延びるフレーム部材F2の中間横架材12の水平溝fにローラ26を係合させ、側縁側のフレーム部材F1である側部架材14の水平溝fに主支持体である可動ローラ20を係合させるようにしている点も、既存フレーム構造の有効活用という点で上記と同様の効果が奏される。
また、中間支持体が転動体たる第2固定ローラ24であって、特にこのような転動体の場合は、天板2との接触範囲が狭いためにシーソー運動が起こり易く、本発明を適用することによる効果は極めて大きいものとなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、天板2のような板材の上下動を規制するために横架材11、12に形成された水平溝に、水平軸に取り付けたローラを係合させた規制部が適用されたが、それ以外の手段として、規制部が、天板のような板材の後方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する後部横架材に前方に連続開口するの水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材をその水平溝に係合させるようにしたものであっても同様のガイド作用が得られる。また、規制部が、板材の前方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する中間横架材に後方に連続開口する水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材をその水平溝に係合させるようにしたものであっても、同様のガイド作用が得られる。
その他、棚を適用対象とするものなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る天板付き家具を天板が後方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を天板が前方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を引出しを引き出した状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を天板を透視した状態で示す斜視図。 図4の分解斜視図。 図5の要部拡大図。 同実施形態において天板が前方スライド位置にある状態の天板付き家具を側部架材の近傍で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が後方スライド位置にある状態の天板付き家具を側部架材の近傍で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が前方スライド位置にある状態の天板付き家具を幅方向略中央部分で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が後方スライド位置にある状態の天板付き家具を幅方向略中央部分で切断した部分断面図。 同実施形態のラッチ装置を示す平面図。 同実施形態のラッチ装置が天板を前方スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置が天板を中間スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置が天板を後方スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置をラッチ解除する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置を示す分解斜視図。 図16に対応した組立斜視図。 同実施形態におけるブラケットの取付構造を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。
符号の説明
1…天板支持体
2…天板
2B…後方スライド位置
2F…前方スライド位置
24…中間支持体(第2固定ローラ)
25、26…ローラ
61、62…規制部
f…水平溝
F1、F2…フレーム部材

Claims (7)

  1. 板材の左右両側縁部を主支持体に前後スライド可能に支持させるとともに、前記板材の下面を中間支持体に添接支持させてなるものにおいて、前記板材を後方スライド位置に移動させた際に当該板材の後縁部に対する上下方向の挙動を規制する規制部を設けたことを特徴とする板材の支持構造。
  2. 規制部が、板材の後方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する部位に前方に連続開口する水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材若しくは水平軸に取り付けたローラをその水平溝に係合させるようにしたものである請求項1記載の板材の支持構造。
  3. 板材が天板であり、この天板を支持する天板支持体を長手方向に沿って水平溝の連続開口するフレーム部材により構成したものであって、後縁側のフレーム部材の水平溝にローラを係合させ、側縁側のフレーム部材の水平溝に主支持体を係合させるようにしている請求項2記載の板材の支持構造。
  4. 板材の左右両側縁部を主支持体に前後スライド可能に支持させるとともに、前記板材の下面を中間支持体に添接支持させてなるものにおいて、前記板材を前方スライド位置に移動させた際に当該板材の後縁部と係合して上下方向の挙動を規制する規制部を設けたことを特徴とする板材の支持構造。
  5. 規制部が、板材の前方スライド位置で当該板材の後縁部近傍の下面に位置する部位に前方に連続開口する水平溝を形成し、板材の後縁部側の下面に設けた上下寸法の変化するテーパ部材若しくは水平軸に取り付けたローラをその水平溝に係合させるようにしたものである請求項4記載の板材の支持構造。
  6. 板材が天板であり、この天板を支持する天板支持体を長手方向に沿って水平溝の連続開口するフレーム部材により構成したものであって、奥行き方向中間部において幅方向に延びるフレーム部材の水平溝にローラを係合させ、側縁側のフレーム部材の水平溝に主支持体を係合させるようにしている請求項5記載の板材の支持構造。
  7. 中間支持体が転動体である請求項1〜6記載の板材の支持構造。
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