JP4389860B2 - 天板付き家具 - Google Patents

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Description

本発明は、天板を脚体にスライド可能に支持してなる天板付き家具に関するものである。
従来より、天板の後縁部における配線処理の便宜等のために、当該天板が前後方向にスライド可能に支持された天板付き家具が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−23750号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のものは、天板をスライド移動可能に支持するガイド支持機構を、側板の上部前端面より手前側に延出するガイド支持部と、天板の左右各下面との間に設けた態様であるため、側板とは別に、且つ側板より手前に延出させた専用のガイド支持部を設ける必要があり、部品点数の増加、及び構造の複雑化を招来するというおそれがある。
本発明は、このような不具合に着目してなされたものであって、部品点数の増加及び構造の複雑化を招来することなく、天板をスライド移動可能にした天板付き家具を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の天板付き家具は、左右の脚部に、天板をスライド移動可能に支持させてなるものであって、前記左右の脚部の側部架材が、内側縁に連続開口する水平溝を有したフレーム部材をそれぞれ備えており、そのフレーム部材の水平溝に前記天板を支持する移動子を移動可能に配置し、且つ、前記水平溝内に天板以外の部材を支持するレール部材を取り付けるための固定子を配置し、前記天板及び前記レール部材に支持される前記天板以外の部材を独立してスライド移動可能に支持してなることを特徴とする。
このようなものであれば、従来のように別途専用のガイド支持部を設ける必要もなく、しかも左右の脚部の内側縁に前記フレーム部材を配するため、フレーム部材が脚部より手前側(使用縁側)に延出する構造を回避し、構造の簡素化にも資する。
特に、移動子が、水平溝内に配されて転動する可動ローラであれば、天板の円滑なスライド移動を実現することができる。
また、移動子(可動ローラ)が不意に水平溝から抜け落ちることを防止するには、水平溝の開口端における溝幅を、フレーム部材の内部に形成される中空部の上下内法寸法よりも幅狭にすればよい。
一方、水平溝内に、天板以外の部材を脚部に取り付けるための固定子を配置している態様を採用すれば、移動子(可動ローラ)が配される水平溝を利用して固定子をも配することにより、共通の機構(水平溝)を利用して、天板と、天板以外の部材とを配置することができ、好適である。
この場合、固定子が、水平溝の開口端に形成される立壁の内面に係止されるナット部材であることが望ましい。
本発明の好適な適用例としては、左右の脚部の後半部間にはトレーが設けられており、天板は前記トレーを上方に開口する位置と閉止する位置との間でスライド移動可能であるものが挙げられる。
本発明は、以上のような構成であるから、部品点数の増加及び構造の複雑化を招来することなく、天板をスライド移動させることができる天板付き家具を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の天板付き家具は、図1〜図3に示すように、構造体である天板支持体1に移動体である天板2及び引出し3を相互に独立してスライド移動し得るように支持させたものである。
具体的に説明すると、天板支持体1は、図4及び図5に示すように、左右の脚部1a、1a間を後部横架材11及び中間横架材12で連結し、前横架材に相当する部位を開放した構成からなるもので、脚部1aは一対の支柱13、13間を側部架材14で連結した門形をなす。これら後部横架材11及び側部架材14には長手方向に沿って内側に連続開口する水平溝fを有するフレーム部材F1が、また中間横架材12には長手方向に沿って両側に連続開口する水平溝fを有するフレーム部材F2がそれぞれ用いられている。水平溝fの溝幅fxは、図7等に示すように、フレーム部材F1、F2の内部に形成される中空部の上下内法寸法FXよりも若干幅狭とされ、水平溝fの立壁の内面に後述する固定子たるナット部材8(図18参照)を係止させ得るようにしている。
天板2は、厚み寸法が10mm程度の薄板状のもので、側部架材14の内側に連続開口する水平溝fに図6に示すように移動子たる可動ローラ20を2つ配し、前記可動ローラ20の支軸に第1可動ブラケット21及び第2可動ブラケット22を取り付けて、これら両可動ブラケット21,22の上方に形成した天板取付面に天板2の中間部及び後縁部を止着している。両可動ブラケット21,22は、その一部に設けた凸部21a、22aを水平溝fの上下両縁間に差し込むことによって天板取付面の水平状態を保持するものである。そして天板2を、図2及び図7に示すように前方にスライド移動して天板支持体1の奥部領域1Bを上方に開放する前方スライド位置2Fと、図1及び図8に示すように後方にスライド移動して前記奥部領域1Bを閉止する後方スライド位置2B(通常使用位置)との間で移動可能としている。その際、前縁側の下面を側部架材14に設けた前縁側支持体である第1固定ローラ23に添接支持させており、図7に示す前方スライド位置2Fと図8に示す後方スライド位置2Bとの間で天板2の前縁側の下面をバックアップしている。また、この天板2は、幅方向中央部の撓みを防止するために、図4に示すように中央部下面を中間横架材12に設けた中間支持体たる第2固定ローラ24に添接支持させており、図9に示す前方スライド位置2Fと図10に示す後方スライド位置2Bとの間で天板2の中央部の下面をバックアップしてその撓みを防止している。
そして、これに伴い天板2に、図12に示す前方スライド位置2Fに係止するための第1ラッチ部材41と、図14に示す後方スライド位置2Bに係止するための第2ラッチ部材42と、図13に示す中間スライド位置2Mに係止するための第3ラッチ部材43とを設けるとともに、天板2が前方スライド位置2F及び後方スライド位置2Bにある図7及び図8の状態で当該天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造51、52を採用し、さらに天板2が前方スライド位置2F及び後方スライド位置2Bにある図9及び図10の状態で当該天板2の後縁側の上下動を規制する規制部61、62を設けている。
ラッチ部材41,42,43は、天板2の奥行き方向に沿った3箇所に設けられ、それらのラッチ部材41,42,43を所定の移動位置で中間横架材12の外面に往路及び復路にて段階的に当接させ、天板2を所定の移動位置に係止するものである。
これらのラッチ部材41,42,43は、図11〜図17に示すように、支軸m回りに取り付けた天秤状のもので、中間横架材12が移動方向に対して垂直な第1当接面である立面12a及び移動方向に対して平行な第2当接面である上面12bを有する概略角パイプ状をなすことに関連づけて、バネ44cにより弾性付勢した通常姿勢において前記立面12aに対面可能な立面4a及び前記上面12bに対面可能な下向面4bを有するとともに、立面4aの下方に中間横架材12の立面12aの中間高さから当該立面12aよりも若干高い位置まで傾斜する傾斜面4cを設けている。そして、例えば天板2を前方へスライド移動させた場合、ラッチ部材41が傾斜面4cに沿って支軸m回りに天秤動作を行いながら中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、図12(a)に矢印で示すようにラッチ部材41,42,43が逆方向の天秤動作を通じて通常姿勢に復帰することにより、ラッチ部材41の立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。そして、その後に天板2を押し込む方向の移動力を受けた場合に、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材41が中間横架材12に対して突っ張り、天板2の前方スライド位置2Fにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
また、この位置から後述するラッチ解除用レバー45を操作してラッチ部材41,42,43を同図(b)のように中間横架材12と干渉しない水平姿勢にした後、天板を後方へスライド移動させると、ラッチ部材41の傾斜面4cが中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、ラッチ部材41,42,43が天秤動作を通じて通常姿勢に復帰し、引き続くスライド動作によって図13に示すように立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。したがって、その後に天板2を引き続き押し込む方向の移動力を受けても、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材43が中間横架材12に対して突っ張るため、天板2の中間スライド位置2Mにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
さらにまた、この位置から後述するラッチ解除用レバー45を操作してラッチ部材ラッチ部材41,42,43を同図(b)のように水平姿勢にした後、天板2を後方へスライド移動させると、ラッチ部材42、43の傾斜面4cが中間横架材12の上面12bを乗り越えた位置で、ラッチ部材41,42,43が天秤動作を通じて図14(a)の通常姿勢に復帰して、立面4a及び下向き面4bを中間横架材12の立面12a及び上面12bに当接ないし近接させるようにしている。したがって、その後に天板2を前方に引き出す方向の移動力を受けても、それら立面4aと立面12aとの間、及び下向き面4bと上面12bとの当接力が増す方向にラッチ部材42が中間横架材12に対して突っ張るため、天板2の後方スライド位置2Bにおけるラッチ状態を保持するようにしている。
ところで、これらのラッチ部材41,42,43は、図11〜図17に示すように、ラッチハウジング40xに収容されている。このラッチハウジング40xは、前記天板支持体1と前記天板2との間に存する10mm程度の隙間に配置される薄板状のもので、複数箇所に貫通孔40a、40b、40cを有しており、これらの貫通孔40a、40b、40cに収容するようにしてその厚み内に、天板2を横架材12に係止させる場合のみ厚み内から突出する前記ラッチ部材41,42,43と、次に述べるラッチ解除用レバー45のレバー操作力を前記ラッチ部材に伝達する伝達部材44とを組み込んでいるものである。貫通孔40cは一部が有底溝になっている。また、ラッチ解除用レバー45は、前記ラッチハウジング40xとは分離して構成されたラッチハウジング40yに組み込まれている。
ラッチ解除用レバー45は、鉛直軸n回りに回転可能に取り付けたもので、天板2の前縁部下面における左右2箇所に位置づけた操作縁45a、45bの何れを操作しても、伝達部材44を介してラッチ部材41,42,43を回転させて横架材12との係止状態を解除し得るようにしたものである。伝達部材44は、前記ラッチ解除用レバー45の回転操作に伴い奥行き方向に前後移動するロッド44aと、このロッド44aが後方に移動することによってラッチ部材41,43を支軸m回りにすくい上げる作動体44bと、ロッド44aを前方に付勢してラッチ解除用レバー45とともにこれらを通常位置にオフセットするバネ44cとを具備してなる。図15(a)→(b)は作動体44bが後方に移動した際にラッチ部材41,43に一体的に設けたテーパ状の受力部41a、43aに潜り込んでラッチ部材41,43を支軸m回りにすくい上げる様子を示している。なお、ラッチ部材42は、先端42bをラッチ部材43の先端43bに押し下げられる位置に係わり合わせて支軸m回りに取り付けられているもので、ラッチ部材43とともに同期作動するように構成されている。
次に、天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造51,52について説明する。図6〜図8に示すように、前側の可動ローラ20の支軸に取り付けてある第1可動ブラケット21には前方に向かってL形に突出する第1係合部51aが、また天板2の前縁側の下面に取り付けている前記ラッチ解除用レバー45のレバーハウジング40yには後方に向かってL形をなす第2係合部52aがそれぞれ設けてあり、対する側部架材14には、天板2の前方スライド位置2Fで前記第1係合部51aが到来する部位に前記固定ローラ23のハウジング23hを利用して切欠状の第1被係合部51bが、また天板2の後方スライド位置2Bで前記第2係合部52aが到来する部位に同じく前記固定ローラ23のハウジング23hを利用してスリット状の第2被係合部52bが、それぞれ設けてある。そして、天板2を後方スライド位置2Bから前方スライド位置2Fまで移動させた際に、図7に示すように天板2側に設けた第1係合部51aを天板支持体1の前縁部に設けた第1被係合部51bに係合させて天板の前縁側の上動動作を規制する係合構造51を構成し、天板2を前方スライド位置2Fから後方スライド位置2Bまで移動させた際に、図8に示すように天板2側に設けた第2係合部52aを天板支持体1の前縁部に設けた第2被係合部52bに係合させて天板2の前縁側の上下動を規制する係合構造52を構成するようにしている。勿論、第1被係合部51bもスリット状のものにして第1係合部51aを係合させた際に天板2の前縁側の上下動を規制するようにしてもよい。
さらに、天板2の後縁側の上下動を規制する規制部61、62について説明する。図5及び図10に示すように、規制部62は、後部横架材11の水平溝fが後方スライド位置2Bにある天板2の後縁部近傍の下面に位置して前方に連続開口することに鑑みて、天板2の後縁部側の下面に水平軸を介してローラ25を取り付け、天板2の移動に伴ってこのローラ25を水平溝fに係合させるようにしている。さらに、図5及び図9に示すように、規制部61は、中間横架材12の水平溝fが前方スライド位置2Fにある天板2の後縁部近傍の下面に位置して後方に連続開口することに鑑みて、天板2の後縁部側の下面に水平軸を介して前記ローラ25と同様のローラ26を取り付け、このローラ26を水平溝fに係合させるようにしている。
一方、引出し3は、図4、図5及び図9等に示すように、引き手部31、底板32、左右の側板33及び背板34を具備し、幅寸法が天板の幅寸法に略等しく、上下寸法が30mm前後に設定された扁平箱状のもので、奥行き寸法が押し込んだ状態で左右の脚部1aの前半部間に位置する扁平箱状をなす。この天板付き家具を構成する引出し3の奥行き寸法は天板2の奥行き寸法の略半分程度に設定してあり、当該引出し3の後方に、左右の脚部1aの後半部間に位置づけて固定トレー7を設けている。引出し3は、側部架材14の側方に連続開口する水平溝fに取り付けた前記第1ブラケット23hと、中間横架材12の前方において側部架材14の水平溝fに取り付けた第2ブラケット30とに亘って、前記第1可動ブラケット21と干渉しないようにレール部材であるサスペンションレール30aを取り付け、このサスペンションレール30aに側板33を前後スライド可能に支持させたものである。
なお、本実施形態では、前記第1ブラケット23hは前記固定ローラ23のハウジング23hと共通のもので、それらの機能を備え併せている。
一方、固定トレー7は、前板71、底板72及び後板73を具備するもので、前板71及び後板73をそれぞれ中間横架材12及び後部横架材11に水平溝fを利用して天板2のスライド動作を妨げないように取り付けている。すなわち、天板2は固定トレー7を上方に開放する図2の前方スライド位置2Fとその上方を閉止する図1の後方スライド位置2Bとの間でスライド移動可能であり、これに対して引出し3は、固定トレー7を閉止している天板2に対して前方に突出して上方に開放される図3の引き出し位置3Fと天板2に閉止される図1の押し込み位置3Bとの間でスライド移動可能とされている。図6において符号70で示すものは固定トレー7の取り付け用ブラケットであり、中間横架材12の後方において側部架材14の水平溝fに取り付けられる。
このように、この天板付き家具は天板2及び引出し3が極めて薄肉である点に特徴を有し、従来の天板付き家具とは大きくその外観を異にするものである。
なお、前記可動ローラ20は天板支持体1を組み付ける前段階において端部が開放された状態でフレーム部材F1内に挿入するか、或いは適宜部位にキャップ等で閉止可能な切欠を設けてそこより挿入すればよい。また、前記ブラケット23h、30、70等のレール溝fへの取り付けは、図18に示すような固定子たるナット部材8を利用することが便利である。このナット部材8は、フレーム部材F1の溝幅fxよりも幅寸法wが小さくまたフレーム部材F1の上下方向の内法寸法FXに略等しい丈hを有するもので、このナット部材8は水平溝fから内部に挿入した後に自然に略90°回転するような偏心ウェイト構造をなしている。このようなナット部材8に対して、ブラケット23h、30、70に形成した一対の凸部80をナット部材8の両縁8aを抱くように差し込み、その状態でブラケット23h、30、70を貫通させたねじ81をナット部材8に設けたねじ孔8bに締着することによって、ブラケット23h、30、70をフレーム部材F1に水平溝fを利用して固定し得るようにしている。
さらに、この実施形態は、天板2及び引出し3を支持体1に独立してスライド移動可能に支持するとともに、これら天板2及び引出し3を支持体に対して同時に施開錠するロック機構9を設けている。
このロック機構9は、図4、図5並びに図19〜図21に示すように、引出し3に設けられて前記スライド方向と直交する方向に突没可能なロック杆91と、天板2及び支持体1にブラケット92,93を利用して設けられる挿通窓92a,93aとを具備し、ロック杆91を両挿通窓92a,93aに対し挿脱することによって、天板2及び引出し3を支持体1に対して同時に施開錠し得るようにしたものである。
より具体的には、このロック機構9のロック杆91はアクチュエータ94によって電磁的に駆動されるもので、IDカード等の記録媒体からリーダ95を介して利用者識別子を読み取り、マイクロコンピュータユニット96において認証がとれた場合のみロック機構9の操作を許可するものである。マイクロコンピュータユニット96は、CPU96a、内部記憶装置96b、外部記憶装置96c及び入出力装置96dを備えた通常のもので、内部記憶装置96b等には認証用のプログラムが格納され、また施開錠の権限を有する者に与えられる利用者識別子を登録する後記の利用者識別子登録部として機能している。そして、CPU96aがプログラムを逐次読み込んで実行することにより、ロック杆91を駆動するアクチュエータ94に作動命令をなす施開錠部9aと、施開錠の権限を有する者に与えられる利用者識別子を登録した利用者識別子登録部9bと、施開錠の権限を有することを証する識別子記録媒体から利用者識別子を読み取る読取部9cと、読み取った利用者識別子が前記利用者識別子登録部9bに登録してある利用者識別子と合致するか否かを判断する判断部9dと、この判断部9dにおいて合致していると判断した場合に操作受付部9eで受け付けた操作入力に対して施開錠部9aから作動命令を出力するようにしている。
以上のようにして、本実施形態の天板付き家具は、左右の脚部1aが、内側縁に連続開口する水平溝fを有したフレーム部材F1をそれぞれ備えており、そのフレーム部材F1の水平溝fに天板2を支持する稼動子たる移動ローラ20を移動可能に配置しているため、従来のように別途専用のガイド支持部を設ける必要もなく、しかも左右の脚部1aの内側縁にフレーム部材F1を配しているため、フレーム部材F1が脚部1aより手前側(使用縁側)に延出する構造を回避し、構造の簡素化にも資する。
特に、移動子として、水平溝f内に配されて転動する可動ローラ20を採用しているため、天板2の円滑なスライド移動を実現することができる。
また、水平溝fの開口端における溝幅fxを、フレーム部材F1の内部に形成される中空部の上下内法寸法FXよりも幅狭にしているので、可動ローラ20が不意に水平溝fから抜け落ちることを確実に防止することができる。
一方、水平溝f内に、天板2以外の部材(具体的には引出し3)を脚部1aに取り付けるための固定子たるナット部材8を配置しているため、可動ローラ20が配される水平溝fを利用してナット部材8をも配することができ、共通の機構(水平溝f)を利用して、天板2と、天板以外の部材(引出し3)とを配置することが可能となり、好適である。
この場合、固定子として、水平溝fの開口端に形成される立壁の内面に係止されるナット部材であるため、簡素な構造を確保することができる。
加えて、左右の脚部1aの後半部間に固定トレー7が設けられており、天板2が、固定トレー7を上方に開口する前方スライド位置2Fと閉止する後方スライド位置2Bとの間でスライド移動可能なものであるため、前方スライド位置2Fに位置付けた場合には、左右の脚部1aの後半部に開放される固定トレー7をノートPC等の収納場所として有効に活用することができ、実用性に優れたものとなる。
また、本実施形態に係る天板付き家具は、左右の脚部1a間に亘って、天板2及び引出し3を独立してスライド移動可能に支持したものであるため、天板2と略同幅の引出し3を有効に採用することができ、しかも、引出し3が天板2に付随してスライド移動することがないため、別段のロック機構等を用いずとも、天板2のみ或いは引出し3のみを有効に引き出すことができ、使い勝手を良好にするとともに、周囲との干渉も有効に回避することができる。しかも、引出し3も天板2とともに左右の脚部1a間に支持され、天板2と略同幅の活用領域の広いものになるため、引出しの利用価値も有効に向上させることが可能となる。このような効果に関する限り、天板2及び引出し3の取付先は共通部材でなくとも効果は同様である。
特にこの実施形態は、押し込んだ状態で引出し3は左右の脚部1aの前半部間に位置し、左右の脚部1aの後半部間には固定トレー7が設けられて、天板2は固定トレー7を上方に開放する前方スライド位置2Fと閉止する後方スライド位置2Bとの間でスライド移動可能であり、引出し3は固定トレー7を閉止している天板2に対して前方に突出して上方に開放される位置と天板2に閉止される位置との間でスライド移動可能とされている。このため、引出し3を通常の使用態様で利用することができるだけでなく、天板2を前方スライド位置2Fに移動させることによって後半部に開放される固定トレー7をノートPC等の収納場所として有効に活用することができる。また、固定トレー7が利用できる分、引出し3の引出し量をさほど大きくする必要がなくなり、着座状態で引出し3が着座者の体と干渉することを極力回避して使い勝手を有効に向上させることができる。
また、引出し3及び固定トレー7を略同一高さ位置に配置しているので、引出し3と固定トレー7が重合して天板2と脚部1aの間隙部分が嵩高くなることを有効に回避して、天板付き家具全体にスマートな外観を呈し、下肢空間も極力確保されたものにすることができる。
さらにこの実施形態は、フレーム部材F1の水平溝fに天板2を支持する移動子たる可動ローラ20を配置するとともに、その水平溝fに引出し3を支持するレール部材たるサスペンションレール30aを取り付けるための固定子たるナット部材8を配置しているが、天板2よりも引出し3の方が前方へのスライド率が大きい点、また、水平溝f内における支持要素同士の干渉を回避する必要がある点を踏まえれば、天板2を支持要素である移動子たる稼動ローラ20により支持し、引出し3を支持要素であるレール部材たるサスペンションレール30aにより支持することが有効となる。
また、左右の脚部間1aに亘って天板2及び引出し3を、それらの脚部1aに設けた共通部材である側部架材14に支持させて配置しているため、天板2及び当該天板2と略同幅の引出し3を、共通部材である側部架材14を利用した簡素な構成を通じて脚部1aに有効に支持させることができ、引出し3の活用領域も最大限に確保することができる。この場合の効果は、天板2が固定であっても同様である。
具体的には、共通部材である側部架材14が、内側縁に連続開口する水平溝fを有するフレーム部材F1であり、そのフレーム部材F1の水平溝fに少なくとも天板3を支持する移動子たる可動ローラ20を配置しているが、天板2は一般に引出し3ほどスライド率が大きくなく、移動子たる可動ローラ20を用いることでサスペンションレール等のレール部材に代替させ、かつ次に述べる引出し3の支持構造との干渉を有効に回避することができる。
つまりこの実施形態は、フレーム部材F1の水平溝fに引出し3を支持するレール部材であるサスペンションレール30aを取り付けるための固定子たるナット部材8を配置しており、天板2を移動子たる可動ローラ20により支持する構造に対して、引出し3をレール部材であるサスペンションレール30aにより支持することで、両者の干渉を有効に回避し得ているものである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る天板付き家具を天板が後方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を天板が前方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を引出しを引き出した状態で示す斜視図。 同実施形態の天板付き家具を天板を透視した状態で示す斜視図。 図4の分解斜視図。 図5の要部拡大図。 同実施形態において天板が前方スライド位置にある状態の天板付き家具を側部架材の近傍で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が後方スライド位置にある状態の天板付き家具を側部架材の近傍で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が前方スライド位置にある状態の天板付き家具を幅方向略中央部分で切断した部分断面図。 同実施形態において天板が後方スライド位置にある状態の天板付き家具を幅方向略中央部分で切断した部分断面図。 同実施形態のラッチ装置を示す平面図。 同実施形態のラッチ装置が天板を前方スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置が天板を中間スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置が天板を後方スライド位置に係止する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置をラッチ解除する際の作用説明図。 同実施形態のラッチ装置を示す分解斜視図。 図16に対応した組立斜視図。 同実施形態におけるブラケットの取付構造を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。 同実施形態のロック機構を示す図。
符号の説明
1a…脚部
2…天板
3…引出し
7…固定トレー
8…固定子(ナット部材)
20…移動子(可動ローラ)
30a…レール部材(サスペンションレール)
F1…フレーム部材
f…水平溝

Claims (6)

  1. 左右の脚部に、天板をスライド移動可能に支持させてなるものであって、前記左右の脚部の側部架材が、内側縁に連続開口する水平溝を有したフレーム部材をそれぞれ備えており、そのフレーム部材の水平溝に前記天板を支持する移動子を移動可能に配置し、且つ、前記水平溝内に天板以外の部材を支持するレール部材を取り付けるための固定子を配置し、前記天板及び前記レール部材に支持される前記天板以外の部材を独立してスライド移動可能に支持してなることを特徴とする天板付き家具。
  2. 移動子が、水平溝内に配されて転動する可動ローラである請求項1記載の天板付き家具。
  3. 水平溝の開口端における溝幅を、フレーム部材の内部に形成される中空部の上下内法寸法よりも幅狭にしている請求項1又は2記載の天板付き家具。
  4. 固定子が、水平溝の開口端に形成される立壁の内面に係止されるナット部材である請求項1、2又は3記載の天板付き家具。
  5. 左右の脚部の後半部間にはトレーが設けられており、天板は前記トレーを上方に開口する位置と閉止する位置との間でスライド移動可能である請求項1、2、3、又は4記載の天板付き家具。
  6. 前記天板以外の部材が引出しである請求項1、2、3、4又は5記載の天板付き家具。
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