JP5038728B2 - 摺動体の支持装置及び支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、格納体にこの格納体の出入り開口を通じた出し入れ可能に組み合わされる摺動体をこの摺動を円滑に行わしむるように支持すると共に、その支持位置を調整可能とした支持装置およびかかる格納体と摺動体と支持装置を含んで構成される摺動体の支持構造に関する。
レールに対してスライド可能にはめ込まれ、且つこのレールの内面に当接されるサポート部材を、摺動体側に備えさせ、摺動方向に直交する向きでの摺動体のガタツキなどを防止するものとして、特許文献1に示されるものがある。
しかし、この特許文献1のものの場合、前記ガタツキは防止できてもレールに対する摩擦力が高くなってスムースな摺動体の移動が損なわれやすく、また、摺動体のレールに対する支持位置の調整ができないため、特許文献1の例で言うならば、摺動体としてのドアを閉めたときこのドアにより閉塞されるコンソールボックスの開口縁とドアとの間に不均一な隙間を生じさせてしまうような場合でも、これを解消させることのできないものであった。
実公平8−5068号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の摺動体の移動をスムースに行わしむるようにしながら、その支持位置を摺動方向に直交する方向において容易に調整できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、摺動体の支持装置を、格納体にこの格納体の出入り開口を通じた出し入れ可能に組み合わされる摺動体及びこの格納体のいずれか一方に備えられてこれらの他方に備えられるこの摺動体の摺動方向に続く突条を支持する支持部材と、この支持部材の支持位置を前記摺動方向をX方向としたときにこのX方向に直交するY方向に移動調整可能とするアジャスト手段とを備えているものとした。
かかる構成によれば、かかる支持部材によって摺動体を摺動可能に支持しながら、この支持部材の支持位置をY方向に移動調整することで格納体に対する摺動体の納まり位置をこのY方向において調整することができ、典型的には摺動体が格納体に格納されきった状態においてこの出入り開口を摺動体の前端部によって偏りなく塞ぐようにすることができる。
前記アジャスト手段による支持部材の支持位置の移動調整を、X方向とY方向とに共に直交するZ方向にも可能とするようにしておけば、突条に対する支持部材の支持位置をY方向およびZ方向に調整して格納体への摺動体の納まり位置を調整させことができる。
前記アジャスト手段を、
取り付けベースに対しX方向にのみ移動可能に組み合わされる第一アジャスターと、
取り付けベースに対しY方向にのみ移動可能に組み合わされるスライドパーツと、
スライドパーツに対しX方向にのみ移動可能に組み合わされる第二アジャスターとを備えており、
支持部材は、スライドパーツに対しZ方向にのみ移動可能に組み合わされていると共に、
第一アジャスターとスライドパーツとは、これらの一方に備えられてX方向に続き且つ溝前端の位置と溝後端の位置とをY方向において異ならせるY方向動作用溝と、これらの他方に備えられてこの動作用溝に納まる突部とによって連係されており、
第二アジャスターには、X方向に続き且つ溝前端の位置と溝後端の位置とをZ方向において異ならせるZ方向動作用溝が備えられており、このZ方向動作用溝に支持部材の一部が納められているものとしておくこともある。
第一アジャスターをX方向に移動操作すると、Y方向動作用溝の形状によって取り付けベースにY方向にのみ移動可能に組み合わされているスライドパーツはこのY方向の一方側又は他方側に向けてスライド移動される。また、第二アジャスターをX方向に移動操作すると、Z方向動作用溝の形状によってスライドパーツにZ方向にのみ移動可能に組み合わされている支持部材はこのZ方向の一方側又は他方側に向けてスライド移動される。これによって、突条に対する支持部材の支持位置をY方向およびZ方向に調整して格納体への摺動体の納まり位置を調整させことができる。
前記支持部材を、Y方向に沿った回転軸を中心に回転されるローラによって突条を支持するように構成させておけば、摺動体を円滑に移動させるようにしてこれを支持することができる。
前記支持部材を、Y方向に沿った回転軸を中心に回転される一対のローラ間に突条を挟み込むようにしてこの突条を支持するようにしておくと共に、
この支持部材に、この一対のローラ間の間隔を狭める向きにこのローラの少なくとも一方を付勢する付勢手段を備えさせておくこともある。
このようにした場合、突条を一対のローラで挟み込むことでY方向への摺動体の位置ズレを付勢手段によって矯正できるようにした状態で摺動体の円滑な移動を支持部材によって確保させることができる。また、アジャスト手段による支持部材の支持位置の移動調整に追随して摺動体の格納体への納まり位置を調整させることができる。
また、この発明にかかる摺動体の支持構造は、摺動体の摺動方向に沿った両側部をそれぞれ以上に述べた摺動体の支持装置によって支持させるようにしたものである。
かかる支持構造にあっては、格納体に対する摺動体の納まり位置を、摺動体の摺動方向に沿った両側部においてそれぞれ調整することができ、例えば摺動体が格納体に格納されきった状態においてこの出入り開口を摺動体の前端部によって偏りなく塞ぐようにすることができる。
また、このように支持構造において、支持装置を構成する支持部材に対する突条の被支持面を傾斜面とさせておけば、左右の支持部材によって摺動体をその摺動方向に沿った両側から摺動体の摺動の中心線側に向けて押圧させることができ、これにより摺動体を一定位置に位置づけさせ易くできる。
この発明にかかる支持装置によれば、支持部材は摺動体の移動を損なうことがなく、また、この支持部材の支持位置をアジャスタ手段によって可変させることで格納体への摺動体の納まり位置を摺動方向に直交する方向において容易に調整することができる。これにより、格納体の出入り開口を格納位置において摺動体が見栄え良く塞ぎ、またその摺動においてガタツキや格納体との意図しない接触などが生じないようにすることができる。
以下、図1〜図14に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1ないし図3は、この発明を適用して構成された支持構造の一例をそれぞれ示しおり、図1および図2において後述するX方向を矢印xにて、Y方向を矢印yにて、Z方向を矢印zにて、それぞれ示している。
また、図4〜図11は、かかる支持構造を構成する支持装置3をそれぞれ表しており、また、図12は、この支持装置3を構成する支持部材30の構成各部品を分離させた状態として、また、図13は、この支持装置3を構成するスライドパーツ311、第一アジャスター312、第二アジャスター313および取り付けベース32を分離させた状態として、また、図14は、このうちのスライドパーツ311を図13と異なる向きから視て示している。
この実施の形態にかかる支持装置3は、格納体1にこの格納体1の出入り開口10を通じた出し入れ可能に組み合わされる摺動体2をこの摺動を円滑に行わしむるように支持すると共に、その支持位置を調整可能としたものである。また、この実施の形態にかかる支持構造は、かかる格納体1と摺動体2と支持装置3を含んで構成されるものである。
図示の例では、かかる摺動体2を引き出しとした例を示している。一方、図示の例では、格納体1は、上下方向を小さく、前後方向と左右方向とを共に大きく構成された、平面視の状態においておおむね正方形の輪郭を持った箱状体として構成されている。(図1)格納体1の前面に前記正方形の一辺に亘るような左右方向に長い出入り開口10が形成されている。摺動体2は、格納体1の左右側部11、11の内面間に隙間少なく納まる巾を有すると共に、その前端に出入り開口10を前方から覆う大きさの蓋板20を有している。そして、摺動体2は、この蓋板20によって出入り開口10を塞ぐ格納位置(図3の位置)から前方に向けて引き出し移動され、また、引き出された摺動体2は再び格納位置まで入れ込み移動されるようになっている。図示の例では、かかる摺動体2には左右二箇所に容器挿入孔21が設けられると共に、摺動体2の下面側には摺動体2が引き出しきられた位置で前端を下方に降下させて容器挿入孔21の直下にこの前端を位置させるように後端側で摺動体2に回動可能に支持された容器底部の支持アーム22が備えられている。そして、摺動体2を引き出した状態で容器挿入孔21に上方から入れ込まれた飲料容器などの側部をこの容器挿入孔21によって、また、この飲料容器の底部を支持アーム22の前端で支持するようになっている。すなわち、図示の例は、自動車の室内などに備えられるカップホルダーにこの発明を適用したものとなっている。例えば、摺動体2が自動車のインストルメントパネルに開設された出入り開口10を通じた出し入れ可能なボックスやトレイなどとされる場合、この摺動体2の支持部材30とインストルメントパネルなどとが一緒になって摺動体2を納める格納体1を構成することとなる。
この実施の形態にあっては、このように構成される摺動体2の摺動方向に沿った両側部をそれぞれ後述する支持装置3によって支持するようにして、支持構造(図示の例ではカップホルダー装置)を構成させている。
図示の例では、かかる支持装置3は、格納体1の出入り開口10側において、その左右側部11、11にそれぞれ備えられている。この例では、格納体1の側部に格納体1の内側と出入り開口10とにおいてそれぞれ開放された支持装置3の組み込み部12が形成されている。そしてこの例では、後述する取り付けベース32と第一及び第二アジャスター312、313とスライドパーツ311と支持部材30とを組み合わせてなる支持装置3が、支持部材30を格納体1の内側に臨ませるようにした状態で、格納体1の左右側部11、11の組み込み部12にそれぞれ組み込み取り付けられている。この例では、このように取り付けられている左側の支持装置3に対して右側の支持装置3は摺動体2の摺動方向に沿った中心線xaを挟んだ線対称位置に構成各部材を配するように構成されている。左右各支持装置3、3はそれぞれ、摺動体2の摺動方向(X方向と称する。図示の例では前後方向)に直交するY方向(図示の例では上下方向)と、このX方向とY方向とに共に直交するZ方向(図示の例では左右方向)とに、摺動体2の後述する突条23に対する支持部材30の支持位置を移動調整できように構成されている。
これにより、この実施の形態にかかる支持構造にあっては、格納体1に対する摺動体2の納まり位置を、摺動体2の摺動方向に沿った両側部においてそれぞれ調整することができ、例えば摺動体2が格納体1に格納されきった状態においてこの出入り開口10を摺動体2の前端部(図示の例では蓋板20)によって偏りなく塞ぐようにすることができる。
また、この実施の形態にあっては、摺動体2に、この摺動体2の摺動方向に続く突条23が形成されている。図示の例では、かかる突条23は、摺動体2の側部の外面にこの外面から側方に突き出すようにしてこの摺動体2の左右側部にそれぞれ形成されている。かかる突条23は、摺動体2のこの側部の前後に亘る長さを有している。また、頂部23aを挟んだ上方に傾斜面として構成された第一被支持面23bを有すると共に、頂部23aを挟んだ下方に横向きの第二被支持面23cを持つように構成されている。また、頂部23aは第一被支持面23bと第二被支持面23cとの間に亘る縦向きの面となっている。第一被支持面23bの傾斜は突条23の基部に向かうに連れて次第に突条23の巾を大きくする向きの傾斜となっている。そして、図示の例では、後述する支持部材30を構成する一対のローラ302、302のうちの上部ローラ302の第一被支持面23bの傾斜に倣った傾斜を持った周面が付勢手段303の付勢によりこの第一被支持面23bに押し当てられるようになっている。これにより、この例にあっては、左右の支持部材30、30によって摺動体2をその摺動方向に沿った両側から摺動体2の摺動の中心線xa側に向けて押圧させることができ、これにより摺動体2は一定位置に位置づけられ易くなっている。
図示の例では、格納体1の左右側部11、11に備えられる支持装置3はそれぞれ、摺動体2の摺動方向(X方向)において間隔を開けた二箇所にそれぞれ支持部材30を備えている。
かかる支持部材30はいずれも、Y方向(図示の例では上下方向)に沿った回転軸301を中心に回転されるローラ302によって突条23を支持するようになっている。これにより、摺動体2を円滑に移動させるようになっている。
より具体的には、かかる支持部材30は、Y方向に沿った回転軸301を中心に回転される一対のローラ302、302間に突条23を挟み込むようにしてこの突条23を支持するようになっている。それと共に、支持部材30には、この一対のローラ302、302間の間隔を狭める向きにこのローラ302の少なくとも一方を付勢する付勢手段303が備えられている。
図示の例では、かかる支持部材30は、後述するスライドパーツ311に支持されている。かかるスライドパーツ311は、天板311aと底板311dと前後板311g、311iとを備えると共にこれらによって囲繞された空間を塞ぐ奥板311kとを備え、格納体1の内側に向けられる側を開放させた箱状をなすように構成されている。このスライドパーツ311の天板311aの内面と底板311dの内面とにはそれぞれ、Z方向(図示の例では左右方向)に沿い且つスライドパーツ311の開放側で溝端を外方に開放させてこの開放された溝端を支持部材30の組み込み部とした長溝311nが形成されている。支持部材30は、一対のローラ302、302を回転軸301に通すと共にこの回転軸301の上端と下端とにそれぞれ鍔304a付きのカラー304を嵌めて構成されている。また、回転軸301の上端に嵌められたカラー304と上側のローラ302との間には回転軸301に付勢手段303としての圧縮コイルバネが巻装されており、図中符号305で示されるスペーサを介して上側のローラ302の下部は下側のローラ302の上部に設けられたスリーブ部302aの上端に押し付けられるようになっている。一対のローラ302、302間の間隔は上側のローラ302の下部が下側のローラ302の上部に設けられたスリーブ部302aの上端に突き当たる位置で最小となるようになっている。そして、かかる支持部材30は、スライドパーツ311の天板311aに設けられた長溝311nに上側のカラー304の鍔304aより上の部分をを入れ込み、かつ、底板311dに設けられた長溝311nに下側のカラー304の鍔304aより下の部分を入れ込ませることによりZ方向への移動を可能とした状態でこのスライドパーツ311に支持されている。
これにより、この実施の形態にあっては、突条23を一対のローラ302、302で挟み込むことでY方向への摺動体2の位置ズレを付勢手段303によって矯正できるようにした状態で摺動体2の円滑な移動を支持部材30によって確保させることができるようになっている。また、後述するアジャスト手段31による支持部材30の支持位置の移動調整に追随して摺動体2の格納体1への納まり位置を調整させることができるようになっている。
アジャスト手段31は、支持部材30の支持位置、図示の例では一対のローラ302、302における突条23に接する箇所の位置を、Y方向とZ方向とにそれぞれ移動調整可能とするものである。図示の例では、格納体1内における摺動体2の納まり位置を、かかるアジャスト手段31によって上下および左右に調整できるようになっている。
アジャスト手段31は、
(1)第一アジャスター312
(2)第二アジャスター313
(3)スライドパーツ311
とから構成されている。
第一アジャスター312は、取り付けベース32に対しX方向にのみ移動可能に組み合わされている。図示の例では、取り付けベース32は、下部室322と上部室321とを有している。上部室321はスライドパーツ311が納まる大きさを持つと共に、取り付け状態において格納体1の内側に向けられる側を開放させており、摺動体2に形成された突条23をこの開放部321aから受け入れスライドパーツ311に支持された支持部材30によって支持できるように構成されている。上部室321の前壁321bにはスライドパーツ311の前板311gの外面に形成されたY方向に沿ったリブ311hの納まる案内溝321cが、また、上部室321の後壁321dにはスライドパーツ311の後板311iの外面に形成されたY方向に沿ったリブ311jの納まる案内溝321eがそれぞれ設けられており、これによりスライドパーツ311は取り付けベース32内においてY方向にのみ移動できるようにこの取り付けベース32に支持されている。このように取り付けベース32に組み合わされるスライドパーツ311の底板311dの外面にはX方向に沿って長く続く突き出し部311oが形成され、この突き出し部311oが下部室322に納まるようになっている。第一アジャスター312は、巾方向の断面を略コ字状とするレール状をなし、この突き出し部311oを内側に納めるようにしてスライドパーツ311の底部側に組み合わされ下部室322内にあってX方向に移動できるようになっている。取り付けベース32の下部室322の前部と後部にはそれぞれこの第一アジャスター312の前部312aと後部312bとを常時突き出させる窓穴322aが形成されており、第一アジャスター312この窓穴322aに通されてX方向への移動のみが許容されている。
第二アジャスター313は、スライドパーツ311内にX方向の移動を可能とした状態で納められる前後寸法を持つと共に、このスライドパーツ311の奥板311kに接する奥板313aの上下に格納体1の内側に向けて突き出す天板313cと底板313dとを備えている。図示の例では、スライドパーツ311の天板311aと底板311dの内面にぞれぞれ、この第二アジャスター313の前端と後端にスライドパーツ311の開口側から掛合する掛合爪311b、311eが備えられており、この掛合によって第二アジャスター313はスライドパーツ311に対しX方向にのみ移動可能に組み合わされている。
そして、第一アジャスター312とスライドパーツ311とは、これらの一方に備えられてX方向に続き且つY方向での溝前端の位置と溝後端の位置とを異ならせるY方向動作用溝312eと、これらの他方に備えられてこのY方向動作用溝312eに納まる突部311pとによって連係されている。図示の例では、スライドパーツ311の突き出し部311oのその長さ方向に沿った両側部にそれぞれかかる突部311pが設けられ、また、第一アジャスター312の両側部312c、312cにそれぞれこの突部311pを納めるY方向動作用溝312eが形成されている。図示の例では、Y方向動作用溝312eは第一アジャスター312の両側部312c、312cにおいてそれぞれ前後に間隔を開けて二箇所に設けられており、スライドパーツ311の突部311pもこのY方向動作用溝312eのそれぞれに対応するように設けられている。Y方向動作用溝312eは、溝前端312fに向かうに連れて斜上するように設けられており、突部311pもこれと同じ斜め上がりに続くリブ状をなすが、突部311pの全長はY方向動作用溝312eの全長よりも短くなっている。
一方、第二アジャスター313には、X方向に続き且つZ方向での溝前端の位置と溝後端の位置とを異ならせるZ方向動作用溝313eが備えられており、このZ方向動作用溝313eに支持部材30の一部が納められている。図示の例では、第二アジャスター313の天板313cは支持部材30の上側のカラー304の鍔304aとスライドパーツ311の天板311aの内面との間にあって、この天板313cに貫通状態に設けられたZ方向動作用溝313eにこのカラー304の鍔304aよりも上の部分を入れ込ませており、また、第二アジャスター313の底板313dは支持部材30の下側のカラー304の鍔304aとスライドパーツ311の底板311dの内面との間にあって、この底板313dに貫通状態に設けられたZ方向動作用溝313eにこのカラー304の鍔304aよりも下の部分を入れ込ませている。Z方向動作用溝313eは、溝前端に向かうに連れて格納体1の内側に近づくように形成されている。
第一アジャスター312をX方向に移動操作すると、Y方向動作用溝312eの形状によって取り付けベース32にY方向にのみ移動可能に組み合わされているスライドパーツ311はこのY方向の一方側又は他方側に向けてスライド移動される。また、第二アジャスター313をX方向に移動操作すると、Z方向動作用溝313eの形状によってスライドパーツ311にZ方向にのみ移動可能に組み合わされている支持部材30はこのZ方向の一方側又は他方側に向けてスライド移動される。これによって、突条23に対する支持部材30の支持位置をY方向およびZ方向に調整して格納体1への摺動体2の納まり位置を調整させことができる。
図示の例では、取り付けベース32の上部室321および下部室322における格納体1の側部11内面に向き合う側部323およびスライドパーツ311の奥板311kにそれぞれX方向に長い操作用窓324、311mが設けられていると共に、第二アジャスター313の奥板313aと第一アジャスター312の側部312cとにはそれぞれこの操作用窓324、311mに臨む操作用孔313b、312dが形成され、さらに格納体1の側部11にはこの操作用窓324、311mに連通する操作用開放部13が形成されており、これらを利用して操作用孔313b、312dにドライバの先端などを引っ掛けることで第一及び第二アジャスター312、313をX方向に移動させることができるようになっている。(図2、図3)
また、図示の例では、第一アジャスター312の長さ方向略中程の位置においてその底部に小突起312gが形成されていると共にこれにX方向に亘る各位置でそれぞれ掛合するX方向の断面を山と谷を交互に持ったジグザグ形にした掛合面325aが取り付けベース32の底壁325に形成されており、また、第二アジャスター313の長さ方向略中程の位置においてその天板313cと底板313dとにそれぞれ小突起313fが形成されていると共にこれにX方向に亘る各位置でそれぞれ掛合するX方向の断面を前記のようなジグザグ形にした掛合面311c、311fがスライドパーツ311の天板311aと底板311dとにそれぞれ形成されており、第一及び第二アジャスター312、313を調整後の移動位置にそれぞれ安定的に位置づけることができるようになっている。
支持構造の平面構成図 同側面構成図 同側面構成図 支持装置3の側面構成図(図1の上側の支持装置3を格納体1の内側から視た状態) 支持装置3の側面構成図(図4と反対の側から視た状態) 支持装置3の断面構成図 同平面構成図 同底面構成図 同正面構成図 同断面構成図(Z方向での断面) 同図10と異なる位置での断面構成図 支持部材30の分解斜視構成図 支持装置3の分解斜視構成図(支持部材30を除く。) スライドパーツ311の斜視構成図
符号の説明
1 格納体
10 出入り開口
2 摺動体
23 突条
3 支持装置
30 支持部材
31 アジャスト手段

Claims (5)

  1. 格納体にこの格納体の出入り開口を通じた出し入れ可能に組み合わされる摺動体及びこの格納体のいずれか一方に備えられて、これらの他方に備えられるこの摺動体の摺動方向に続く突条を支持する支持部材と、
    この支持部材の支持位置を、前記摺動方向をX方向としたときにこのX方向に直交するY方向に移動調整可能とするアジャスト手段とを備えていると共に、
    アジャスト手段による支持部材の支持位置の移動調整が、X方向とY方向とに共に直交するZ方向にも可能となっており、
    しかも、アジャスト手段は、
    取り付けベースに対しX方向にのみ移動可能に組み合わされる第一アジャスターと、
    取り付けベースに対しY方向にのみ移動可能に組み合わされるスライドパーツと、
    スライドパーツに対しX方向にのみ移動可能に組み合わされる第二アジャスターとを備えており、
    支持部材は、スライドパーツに対しZ方向にのみ移動可能に組み合わされていると共に、
    第一アジャスターとスライドパーツとは、これらの一方に備えられてX方向に続き且つ溝前端の位置と溝後端の位置とをY方向において異ならせるY方向動作用溝と、これらの他方に備えられてこの動作用溝に納まる突部とによって連係されており、
    第二アジャスターには、X方向に続き且つ溝前端の位置と溝後端の位置とをZ方向において異ならせるZ方向動作用溝が備えられており、このZ方向動作用溝に支持部材の一部が納められていることを特徴とする摺動体の支持装置。
  2. 支持部材は、Y方向に沿った回転軸を中心に回転されるローラによって突条を支持するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の摺動体の支持装置。
  3. 支持部材は、Y方向に沿った回転軸を中心に回転される一対のローラ間に突条を挟み込むようにしてこの突条を支持するようになっていると共に、
    支持部材には、この一対のローラ間の間隔を狭める向きにこのローラの少なくとも一方を付勢する付勢手段が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の摺動体の支持装置。
  4. 摺動体の摺動方向に沿った両側部をそれぞれ請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の摺動体の支持装置によって支持していることを特徴とする摺動体の支持構造。
  5. 摺動体の支持装置を構成する支持部材に対する突条の被支持面を傾斜面とさせていることを特徴とする請求項4に記載の摺動体の支持構造。
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